JP3888889B2 - 塔状構造物の解体装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、塔状構造物の解体装置に関し、より詳細には、狭い敷地において効率良くかつ安全に解体を行うことができ、さらには解体の際に低振動および低騒音で、かつ粉塵発生を低減することを可能とする塔状構造物の解体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塔状構造物の解体には、ブロック解体工法、転倒解体工法などが用いられている。ブロック解体工法は、塔状構造物の周囲に足場を構築し、ワイヤソー工法やカッタ工法などにより切断し、大割ブロックにしてクレーンにより吊り降ろす工法である。クレーンにより降ろされた大割ブロックは、さらに小割ブロックとするために小割作業場へと搬送される。また、転倒解体工法は、塔状構造物に巻かれたワイヤによる牽引や塔状構造物の下部に爆薬を配置して転倒させる工法である。この場合、飛散防止対策としてサンドマットなどが塔状構造物の周囲に配置される。また、転倒され、破壊された大割ブロックは、上述したように小割作業場へ搬送し、小割ブロックとされる。
【0003】
ブロック解体工法は、大割ブロックに切断し、クレーンを使用して地上面へ吊り降ろされるため、振動がほとんどなく、また低騒音である。さらに、粉塵発生量も少ないといったメリットがある。しかしながら、煙突といった塔状構造物は、上部コンクリートの劣化が著しく、上記ワイヤソー工法やカッタ工法などにより大割ブロックに切断ができないため、手作業による場合が多い。また、この塔状構造物の下部は、上記ワイヤソー工法やカッタ工法により大割ブロックに切断される。したがって、解体時間を要し、また小割ブロックとするための労力を要するといった問題があった。
【0004】
また、転倒解体工法は、解体する時間は短時間であるが、粉塵を多量に発生させ、大小様々なブロック片が飛散する。この場合も、上述した小割ブロックとするための作業を要し、労力を要するといった問題があった。また、転倒解体工法は、塔状構造物の外周側に広大な敷地が必要であり、大きな振動を伴うため、住宅が密集した場所においては、この方法を用いて解体することは困難であった。
【0005】
そこで、塔状構造物の外周側に多くの敷地を必要とすることなく、塔状構造物を効率よく、かつ安全に解体できる解体装置および解体工法が必要とされている。
【0006】
特開2000−145126号公報によれば、塔体に固定ブラケットと可動ブラケットとを有する解体ユニットと、その解体ユニットを塔体に設置し、塔体をブロック状に切り出し、天井クレーンにより塔体の内部を通して地上に降ろし、塔体解体フレームを可動ブラケットと固定ブラケットとにより交互に支持しつつ、可動ブラケットの操作によって塔体解体フレームを塔体に沿ってリフトダウンさせることで塔体を解体する方法とが開示されている。
【0007】
しかしながら、特開2000−145126号公報に開示の塔体解体ユニットおよび解体工法では、塔頂に固定ブラケットで固定し、固定した部分は残したままでそれ以外の部分をブロック状にして切り出し、切り出した箇所に可動ブラケットを配置する方法によりリフトダウンしながら解体を行うため、適切な大きさ、順序で切り出しを行わなければならず、手間と時間を要するといった問題があった。また、解体ユニットに作業員が乗り込み、作業員により切り出し等を行う必要があるため、作業中の塔体の崩壊等において安全性に問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の問題を解決するためになされたものであり、住宅が密集する場所において使用することができ、また、解体作業の効率を向上させて工期の短縮を図ることができ、さらには監視手段を使用して外部からの遠隔操作を可能とするとともに、塔状構造物の解体により発生する騒音および振動を低減させ、粉塵発生を低減することが可能な塔状構造物の解体装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、本発明の塔状構造物の解体装置により達成される。
【0010】
すなわち、本発明によれば、塔状構造物が挿通可能な上部挿通部を備える上部架台と、
前記上部架台に配設され、前記塔状構造物の側壁に隣接させて前記上部架台を支持する上部支持手段と、
前記上部架台の下方に配置され、前記塔状構造物が挿通可能な下部挿通部を備える下部架台と、
前記下部架台に配設され、前記塔状構造物の側壁に隣接させて前記下部架台を支持する下部支持手段と、
前記上部架台と前記下部架台とを連結し、上下に伸縮可能な昇降手段と、
前記上部架台上に設置され、前記上部架台上に露出した前記塔状構造物を解体するための解体手段と、
前記露出した塔状構造物および前記解体手段を包囲するように前記上部架台上に設けられる包囲部材と、
前記露出した塔状構造物に向けて水を噴霧する噴霧手段と、
解体物の飛散を防止するために前記解体手段の設置位置より前記上部挿通部側に設けられ、前記露出した塔状構造物の側壁の周囲を取り囲み、該上部挿通部に向けて傾斜が設けられた飛散防止枠と、
前記塔状構造物の側壁と前記上部架台との隙間を閉鎖する閉鎖部材とを含む解体装置が提供される。
【0011】
本発明によれば、前記塔状構造物は、中空の鉄筋コンクリート構造物であり、前記解体手段は、コンクリートを破砕するコンクリート破砕手段と、鋼材を切断する切断手段とを含む解体装置が提供される。
【0012】
本発明によれば、前記解体手段が前記塔状構造物の周囲を移動可能なように、前記上部架台に移動手段が設置される解体装置が提供される。
【0013】
本発明によれば、前記解体装置は、前記解体手段による解体状況を監視するための監視手段と、前記監視手段を使用して前記解体手段、前記上部支持手段、前記下部支持手段、前記昇降手段および前記移動手段を遠隔操作するための遠隔操作装置とを含む解体装置が提供される。
【0014】
本発明によれば、前記解体装置は、さらに、前記塔状構造物の下部開口に配設される換気手段を含む解体装置が提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の解体装置の第1の実施の形態を示した図である。図1に示す塔状構造物1は、内部が中空とされ、鉄筋コンクリートにより構築された煙突とされている。また、図1に示す塔状構造物1は、塔頂部から底部に向けて径が拡大された形状となっていて、底部に下部開口2が設けられている。図1に示す解体装置3は、塔状構造物1のコンクリート強度や構造物の測量などが行われ、必要な箇所について補強された後、塔状構造物1の塔頂部に設置される。図1に示す解体装置3は、塔状構造物1が挿通可能な上部挿通部4を備える上部架台5と、上部架台5の下側に配設され、上部架台5を塔状構造物1に隣接させて支持することが可能な上部支持手段6とを備えている。また、図1に示す解体装置3は、上部架台5の下方に配置され、塔状構造物1が挿通可能な下部挿通部7を備える下部架台8と、下部架台8の下側に配設され、下部架台8を塔状構造物1に隣接させて支持することが可能な下部支持手段9とを備えている。さらに、図1に示す解体装置3は、上部架台5と下部架台8とを連結し、上下に伸縮可能な昇降手段10と、上部架台5上に塔状構造物1を解体するための解体手段11とが設けられている。また、図1に示す解体装置3は、上部架台5の上部挿通部4を通して塔状構造物1が上部架台5上に露出するように設置され、露出した塔状構造物1の周囲を解体手段11が移動可能なように解体手段11の下部に移動手段12が設置されている。本発明においては、上部支持手段6および下部支持手段9を塔状構造物1の周囲の側壁に隣接させることにより解体装置3を支持する場合、塔状構造物1に所定の力がかかることになる。したがって、所定の力がかかることにより塔状構造物1が圧壊しないように、コンクリートを打設するなどして補強した後に解体装置3を設置することができる。また、本発明においては、塔状構造物1の強度が充分な場合、上記補強を行わなくても良い。
【0016】
図1に示す解体装置3は、上部挿通部4および下部挿通部7に塔状構造物1が挿通するように地表面上で組み立てられ、上部支持手段6と下部支持手段9とを用いて塔状構造物1の塔頂部に設置される。地表面において組み立てられた解体装置3は、下部支持手段9を塔状構造物1の側壁に隣接させて固定し、昇降手段10を伸ばすことにより上部架台5を上昇させる。上昇した上部架台5は、上部支持手段6を塔状構造物1の側壁に隣接させて側壁に支持され、下部支持手段9を塔状構造物1の側壁から離すことができる。この場合、上部支持手段6は、上部架台5と昇降手段10により連結された下部架台8とを塔状構造物1の側壁に支持しており、昇降手段10を収縮させることにより下部架台8を上昇させることができる。下部架台8は、昇降手段10を収縮させることにより上昇し、下部支持手段6を塔状構造物1の側壁に隣接させて側壁に支持する。下部架台8が塔状構造物1の側壁に支持されたままの状態で、上部支持手段6を塔状構造物1の側壁から離し、昇降手段10を伸ばすことにより上部架台5を上昇させることができる。このように、上部支持手段6、下部支持手段9および昇降手段10を用い、上部架台5の上昇と下部架台8の上昇とを交互に繰り返すことにより、塔状構造物1の塔頂部に解体装置3を設置することができる。本発明においては、塔状構造物1の塔頂部にクレーンを用いて設置することもできる。
【0017】
図1に示す実施の形態では、塔状構造物1の塔頂部に設置された解体装置3は、上部架台5上に露出した塔状構造物1を解体したところで昇降手段10を収縮させることにより上部架台5を降下させ、再び塔状構造物1を上部架台5上に露出させて解体が行われる。また、昇降手段10を収縮させて上部架台5を降下させることができなくなった場合、上部架台5を上部支持手段6により支持したままで下部支持手段9を塔状構造物1の側壁から離し、昇降手段10を伸ばすことにより下部架台8を降下させる。図1に示す解体装置3は、再び下部支持手段9により塔状構造物1に支持され、上述したように上部架台5を降下させながら解体を行うことができる。本発明の解体装置3は、上述した操作を繰り返しながら下降させて解体を行うことができる。本発明においては、監視カメラといった監視手段を上部架台5上に設置して解体状況を監視しつつ、上部支持手段6、下部支持手段9、昇降手段10、解体手段11および移動手段12を遠隔操作することができるようにされていても良い。
【0018】
図1に示す上部架台5は、塔状構造物1が挿通することができる大きさの上部挿通部4が設けられ、解体手段11および移動手段12を設置することができ、その重量に耐えうる材料を用いることができる。また、上部架台5は、塔状構造物1の太さ、上述した解体手段11などが設置できるスペースに応じて大きさを決定することができる。さらに、上部架台5は、板部材、枠部材など上述したように上部挿通部4を備え、解体手段11および移動手段12を設置することができればいかなる構造とされていても良く、形状は、矩形、円形などいかなる形状であっても良い。また、上部架台5は、板部材とされていて、上部挿通部4に挿通させた塔状構造物1と上部架台5との間に隙間を生じないように塔状構造物1の太さに応じて調節可能な閉鎖部材を設けることができる。図1に示す上部挿通部4は、塔状構造物1の最も太くなる部分を通すことが可能な大きさとすることができる。また、上部挿通部4は、上部架台5のいかなる位置に設けられていても良いが、上部架台5に配設される上部支持手段6にかかる荷重を均等にするために中央に設けられるのが好ましい。
【0019】
図1に示す上部支持手段6は、塔状構造物1の側壁に隣接させて支持できるものであればいかなるものでも用いることができる。図1に示す実施の形態では、塔状構造物1は、塔頂部から底部に向かって径が拡大した形状とされているため、所定位置に上部支持手段6または下部支持手段9を隣接させれば、支持することができるようになっている。本発明においては、塔状構造物1の周囲に配置された複数の上部支持手段6を隣接させることにより支持することができる。上部支持手段6は、油圧式シリンダが設けられていて、油圧を制御することにより側壁に着脱可能にすることができる。また、本発明においては、塔状構造物1の外周壁面に圧接することにより支持しても良く、この場合には破損しない程度、かつ上述したように解体手段11などを設置した上部架台5を支持できる程度に圧接させて支持することができる。上部支持手段6の塔状構造物1の壁面に接する部分には、ゴムなどの隣接させても塔状構造物1が破損しにくく、下方にすべり落ちないように摩擦抵抗の大きい材料を用いることができる。また、上部支持手段6は、上述したように解体手段11などを設置した上部架台5に加え、上部架台5に連結される昇降手段10と、下部架台8とを加えた重量を支持することができるようになっている。本発明において上部支持手段6は、いかなる数の支持手段により支持されていても良い。また、支持手段として上部挿通部4の内側に配設されたエアバッグなどを用いて圧接させることにより支持することもできる。さらに、上部支持手段6は、遠隔操作により塔状構造物1に着脱することができるようにされていても良い。
【0020】
図1に示す下部架台8は、上述した上部架台5と同様のものを用いることができる。また、下部挿通部7は、上部挿通部4と同じ大きさとすることができる。さらに、下部支持手段9は、上部支持手段6と同様のものを用いることができる。本発明において下部支持手段9は、解体手段11などを設置した上部架台5、昇降手段10、下部架台8を支持することができるものを用いることができる。本発明において下部支持手段9は、上述した上部支持手段6と同様、遠隔操作により操作することもできる。
【0021】
図1に示す昇降手段10は、所定間隔で上部架台5と下部架台8とを連結するとともに下部架台8に上部架台5を支持することができるようになっている。図1に示す実施の形態では、上部架台5上に露出した塔状構造物1が解体された場合、昇降手段10により上部架台5を降下させ、上部架台5上に塔状構造物1を露出させることにより再び解体を行うことができる。図1に示す昇降手段10としては、アーム10aと、昇降シリンダ10bと、下部架台8に設置された油圧ユニット10cとが用いられている。図1に示す油圧ユニット10cは、油圧を制御し、昇降シリンダ10bは、油圧によってアーム10aを突出または収容といったように伸縮させることにより上部架台5の位置を調節できるようになっている。本発明においては、これら以外に上部架台5を支持し、上部架台5の位置を調節できるものであればいかなるものでも用いることができる。また、本発明において昇降手段10は、上部支持手段6および下部支持手段9と同様に、遠隔操作により操作することもできる。
【0022】
図1に示す解体手段11は、鉄筋コンクリート構造物である塔状構造物1を破砕するためのコンクリートカッタといったコンクリート破砕手段11aと、鋼材13の切断手段11bとから構成されている。図1に示すコンクリート破砕手段11aおよび切断手段11bは、移動手段12上に設置され、移動手段12によりコンクリート破砕手段11aおよび切断手段11bを塔状構造物1の周囲を移動させながら上部架台5上に露出した構造物を所定の大きさに破砕し、コンクリートの破砕により露出した鋼材13を切断手段11bにより所定長さに切断できるようになっている。これら破砕したコンクリートブロック片14および切断された鋼材13は、塔状構造物1の中空部を通して落下され、塔状構造物1の底部に設けられた下部開口2から取り除かれる。図1に示す上部架台5には、コンクリート破砕手段11aおよび切断手段11bにより破砕したコンクリートブロック片14および切断した鋼材13が上部架台5または移動手段12上に堆積することがなく、塔状構造物1の中空部を通して落下するように飛散防止枠15が設けられている。本発明においては、塔状構造物1の材質により必要な解体手段11を設けることができる。また、本発明においては、図1に示すようなコンクリート破砕手段11aおよび切断手段11bに限らず、塔状構造物1を解体することができる手段であればいかなる手段でも用いることができる。さらに、本発明において解体手段11は、上述した上部支持手段6、下部支持手段9および昇降手段10と同様に、遠隔操作により操作することができる。また、コンクリートおよび鋼材13の破砕の大きさおよび切断長さは、塔状構造物1内を落下する際、引っ掛かったり、塔状構造物1の内部を損傷させないような大きさおよび長さの小割ブロックおよび鋼材13片とするのが好ましい。
【0023】
図1に示す移動手段12は、上部架台5上の上部挿通部4側の内縁部に設けられ、解体手段11が塔状構造物1の周りを移動することができるようになっている。図1に示す実施の形態では、塔状構造物1は、断面が円形で中空の煙突とされていて、解体手段11は、移動手段12により塔状構造物1の周りを移動させながら解体できるようになっている。図1に示す移動手段12は、塔状構造物1を囲むように設置されていて、移動手段12上に設置される解体手段11を所定位置に移動させて停止することができるようになっている。本発明においては、解体手段11を移動させなくても解体できるのであれば、移動手段12を設けなくても良い。また、本発明において移動手段12としては、駆動装置を有する回転台などとすることができる。
【0024】
図1に示す飛散防止枠15は、上部架台5に設けられた移動手段12の内側に設けられている。図1に示す飛散防止枠15は、塔状構造物1を解体する際にコンクリートブロック片14や切断した鋼材13といった解体物が上部架台5上または上部架台5の外周方向に飛散しないように防止するとともに、中空の塔状構造物1の中空部に適切に落下させることができるようになっている。図1に示す実施の形態では、塔状構造物1の塔頂を解体する際、破砕したコンクリートブロック片14や切断した鋼材13は、塔状構造物1の中空部に落下されるとともに、塔状構造物1と飛散防止枠15との間にも堆積する。解体手段11により塔状構造物1が上部架台5の位置まで解体されると、上部挿通部4に向けて傾斜が設けられた飛散防止枠15に堆積していたコンクリートブロック片14や切断した鋼材13は、この傾斜に沿って塔状構造物1の中空部へと落下する。本発明においては、適切に塔状構造物1の内部へ落下させることができるのであれば、飛散防止枠15を設けなくても良い。
【0025】
また、図1に示す塔状構造物1の底部に堆積したコンクリートブロック片14および切断した鋼材13は、塔状構造物1の下部開口2から適宜取り除き、処分場に搬送することができる。さらに、図1に示す上部架台5および下部架台8には、外縁部に安全柵16が設けられ、作業員が落下しないようになっている。
【0026】
図2は、図1に示す解体装置3の平面図および切断線A−Aに沿って切断したところを示した断面図である。図2(a)は、図1に示す解体装置3の平面図を示した図である。図2(a)には、中央に複数の鋼材13が露出した塔状構造物1と、塔状構造物1が挿通する図1に示す上部挿通部4を備える上部架台5とが示されていて、上部架台5は、円形の上部挿通部4を備える円形の板部材とされている。また、図2(a)に示す上部架台5には、内縁部17に飛散防止枠15と、移動手段12と、移動手段12上に解体手段11としてコンクリート破砕手段11aと切断手段11bと、外縁部18に安全柵16とが設置されている。さらに、内縁部17と塔状構造物1との間には、塔状構造物1に隣接するように閉鎖部材19が設けられていて、塔状構造物1と上部架台5との隙間を閉鎖し、解体の際に生じる図1に示すコンクリートブロック片14や切断した鋼材13が隙間を通して落下しないようになっている。また、上部架台5の内縁部17の下側には、図示しない複数の上部支持手段が配設されていて、上部架台5を塔状構造物1の側壁に隣接させて支持することができるようになっている。
【0027】
図2(b)は、図1に示す解体装置3の切断線A−Aに沿って切断したところを示した断面図である。図2(b)には、中央に複数の鋼材13を有する塔状構造物1と、塔状構造物1が挿通する上部挿通部4を備える下部架台8とが示されている。また、図2(b)に示す下部架台8には、外縁部に下部架台8と上部架台5とを連結し、上下に伸縮可能な昇降手段10と、安全柵20と、昇降手段10に用いられる油圧ユニット10cとが設けられている。また、下部架台8の内縁部の下側には、塔状構造物1と下部架台8との隙間に示されるように複数の下部支持手段9が配設されていて、上述した上部支持手段6と同様、下部架台8を塔状構造物1の側壁に隣接させて支持することができるようになっている。
【0028】
図2(a)および図2(b)では、上部支持手段6、下部支持手段9および昇降手段10がそれぞれ4つずつ設けられていて、互いに等間隔とされている。本発明においては、支持するために必要な数の各手段をそれぞれ設けることができる。
【0029】
図3は、本発明の解体装置3の第2の実施の形態を示した図である。図3に示す解体装置3には、図1に示す解体装置3に加え、包囲部材として上部架台5の外縁部に側板21と、側板21の上部に解体手段11および塔状構造物1の塔頂部を覆うように設けられる屋根22と、屋根22に配設される監視手段23と噴霧手段24とが設けられている。さらに、塔状構造物1の下部開口2には、換気手段25が設置されている。
【0030】
図3に示す側板21および屋根22は、塔状構造物1を解体する際に発生する粉塵や騒音を低減するために設けられている。また、図3に示す側板21および屋根22は、コンクリートブロック片14や切断した鋼材13などが周辺に飛散しないように防止することもできる。本発明において側板21は、木製、樹脂製、鋼製などいかなる材質のものでも良い。また、側板21の厚さは、低減する騒音レベルなどにより適宜選択することができる。本発明において屋根22は、側板21の上部を覆うことができるのであれば、いかなる材質のものでも用いることができる。また、本発明においては、側板21のみ設けることもできる。さらに、本発明においては、上述したように上部支持手段6、下部支持手段9および昇降手段10により塔状構造物1の塔頂部に設置した後、側板21および屋根22を設けることができる。また、本発明においては、包囲部材として側板21および屋根22以外に解体手段11が設置された上部架台5の上部を包囲することができればいかなるものでも良く、上部架台5の側部に収容可能なシャッタを用いることもできる。側板21および屋根22を用いる場合には、屋根22のみがシャッタなどの開閉可能な構造とされていても良い。
【0031】
図3に示す屋根22には、所定位置に監視手段23と噴霧手段24とが設けられている。図3に示す監視手段23は、解体手段11および上部架台5上に露出した塔状構造物1が撮影可能な位置に設置されていて、塔状構造物1の解体状況を監視することができるようになっている。本発明において監視手段23としては、上述したように監視カメラを用いることができる。また、監視手段23は、撮影位置、画像サイズを変更することが可能とされていて、解体手段11および移動手段12などを遠隔操作する際に使用することができる。図3に示す噴霧手段24は、塔状構造物1に向けて水を噴霧できるようになっている。本発明において噴霧手段24は、屋根22に塔状構造物1の塔頂部に向いたノズルとされていて、塔状構造物1を解体する際に発生する粉塵を低減させるために用いられる。本発明においては、水を噴霧できるものであればいかなる穴の数、穴を大きさのノズルでも用いることができる。また、本発明においては、噴霧手段24を設けなくても良いし、複数の噴霧手段24を設けることもできる。
【0032】
図3に示す下部開口2には、換気手段25が設置されている。図3に示す換気手段25は、落下したコンクリートブロック片14の破砕などにより粉塵が発生し、側板21および屋根22により閉鎖された解体装置3の内部が粉塵により覆われないように換気するために用いられている。本発明においては、換気手段25としてファンまたはブロワを用いることができる。また、上述したように換気手段25を適宜移動させて塔状構造物1内に堆積したコンクリートブロック片14および切断した鋼材13を搬送することができる。
【0033】
本発明においては、上述した実施の形態に限らず、中空とされていない塔状構造物1を解体する場合にも使用することができる。この場合には、上部架台5から地盤に通じる通路を形成したシュートなどが設置され、上述した解体手段11により解体したコンクリートブロック片14などをシュートなどを通して落下させることができる。上部架台5は、上部架台5上にコンクリートブロック片14や切断した鋼材13が堆積しないようにシュートに向けて傾斜などが設けられていても良い。例えば、シュートは、飛散防止枠15と塔状構造物1の側壁との間で、飛散防止枠15に連続する上部架台5と下部架台8とを挿通するように配設することができる。また、上部架台5は、外縁部に向けて一部傾斜を備える溝が設けられていて、この溝に連続するように上部架台5および下部架台8の外周部にシュートを設けることもできる。この場合、飛散防止枠15と塔状構造物1との間に堆積したコンクリートブロック片14などは、溝およびシュートを通して地盤上に落下させることができる。
【0034】
本発明においては、塔状構造物1から離れた場所に、遠隔操作装置を設けることができる。遠隔操作装置としては、監視手段からの映像を表示するモニタといった表示手段、各手段を起動または停止するためのスイッチ、操作するためのハンドルやレバー、コンピュータシステムなどを挙げることができる。コンピュータシステムは、解体手段11であれば、位置、切断または破砕するのに必要とされる力、角度など、移動手段12であれば移動速度などを入力して制御することができる。その他、遠隔操作を行うためにいかなるものでも用いることができる。また、本発明においては、上述したコンピュータシステムに以下に示す解体方法をシーケンスとして組み込むことができる。
【0035】
図4〜図9は、図3に示す解体装置3の設置から解体装置3を用いて解体を行うところを示した図である。図4〜図9を使用して解体装置3を用いた塔状構造物1の解体方法について詳細に説明する。図4は、図3に示す解体装置3を塔状構造物1の塔頂部に設置するところを示した図である。図4に示す解体手段3は、上述した構造とされていて、塔状構造物1に設置する前に組み立てられる。まず、塔状構造物1のコンクリート強度や構造物の測量などが行われ、必要な箇所についてコンクリートを打設するなどして補強される。組み立てられた解体装置3は、塔状構造物1が下部挿通部7および上部挿通部4に挿通するように組み立てられ、上部支持手段6、下部支持手段9および昇降手段10を使用し、矢線Bの方向の塔状構造物1の塔頂部に向けて上昇する。図4に示す実施の形態では、塔状構造物1の側壁に下部支持手段9を隣接させて支持し、昇降手段10を伸ばして上部架台5を上昇させている。また、図4に示す実施の形態では、次に上部支持手段6により支持し、昇降手段10を収縮させて下部架台8を上昇させる。このように上部架台5と下部架台8とを交互に上昇させることにより、塔状構造物1の塔頂部に解体装置3を設置することができる。本発明においては、クレーンを用いることにより塔状構造物1の塔頂部に設置することもできる。また、塔状構造物1の塔頂部に解体装置3が配置されたところで、上部架台5上に側板21および屋根22などの包囲部材が設置される。包囲部材として上述した上部架台5の側部に収容されたシャッタや屋根22が開閉式とされている場合には、解体装置3が地表面において組み立てられる際に設置することができる。
【0036】
図5は、図4に示す解体装置3を塔頂部に設置したところを示した図である。図5に示す解体装置3は、下部挿通部7および上部挿通部4に塔状構造物1を通すようにして配置され、上部支持手段6および下部支持手段9を塔状構造物1の側壁に隣接させて支持される。図5に示す実施の形態では、解体装置3は、塔状構造物1の塔頂部から底部に向けて下部挿通部7および上部挿通部4を通るように降ろされ、解体装置3内において塔状構造物1の塔頂が適切な位置となるように調節される。この場合、昇降手段10は、アーム10aが伸びた状態とされ、解体が進行するにつれてアーム10aを昇降シリンダ10bにより収縮させて上部架台5を降下させることができるようになっている。次に、下部支持手段9を塔状構造物1の側壁に隣接させて解体装置3を支持する。さらに、上部支持手段6を塔状構造物1の側壁に隣接させる。本発明においては、上部支持手段6または下部支持手段9のいずれを先に隣接させて支持するようにしても良い。
【0037】
図6は、上部架台5上に配置された塔状構造物1を解体し、昇降手段10を使用して上部架台5を降下させているところを示した図である。図6に示す実施の形態では、図5に示すように解体装置3が塔状構造物1の塔頂部に設置され、上部架台5上に露出した塔状構造物1の塔頂部が解体されている。解体は、上部架台5上の移動手段12上に設置された解体手段11により行われる。図6に示す解体手段11は、コンクリート破砕手段11aと鋼材の切断手段11bとから構成されている。図6に示す塔状構造物1のコンクリート部分をコンクリート破砕手段11aにより小割ブロックに解体し、解体したブロックは、中空とされた塔状構造物1の中空部を通して落下される。次に、コンクリート部分を解体することにより露出した鋼材13を切断手段11bにより細かく切断する。切断した鋼材13は、小割ブロックと同様、塔状構造物1の中空部を通して落下される。これら解体は、移動手段12によりコンクリート破砕手段11aおよび切断手段11bを塔状構造物1の周りを移動させることにより行うことができる。このようにして図6に示すように、上部架台5上に露出する部分の塔状構造物1が解体される。次に、上部架台5に隣接させて支持していた上部支持手段6を塔状構造物1の側壁から離し、上部架台5は、昇降手段10により昇降可能な状態とされる。
【0038】
図7は、昇降手段10により上部架台5を降下させているところを示した図である。図7に示す実施の形態では、矢線Cに示す方向に向けて上部架台5を降下させることにより、再び上部架台5より上に塔状構造物1を露出させ、コンクリート破砕手段11aおよび切断手段11bを使用して解体を行っている。図7に示す上部架台5は、上述したように上部支持手段6が塔状構造物1の側壁から離れ、昇降手段10により所定位置まで降下させることにより再び上部架台5上に塔状構造物1の塔頂部を露出させることができる。このようにして、上部架台5上に塔状構造物1の塔頂部を露出させることにより、再びコンクリート破砕手段10aおよび切断手段10bを使用して解体を行うことができる。図7においては、油圧を制御する油圧ユニット10cと、アーム10aと、油圧によってアーム10aを突出または収容といったように伸縮させることが可能な昇降シリンダ10bとを用いることにより、上部架台5の位置を上下に移動可能としている。
【0039】
図8は、下部支持手段9を固定したまま昇降手段10により上部架台5を最も低い位置まで降下させたところを示した図である。図8に示す実施の形態では、上述したようにコンクリート破砕手段10aおよび切断手段10bによる塔状構造物1の解体するステップと、上部支持手段6を塔状構造物1の側壁から離し、昇降手段10を収縮させて上部架台5を降下させるステップとが繰り返して行われ、上部架台5の高さ位置が昇降手段10により降下させることができない最も低い位置となっている。
【0040】
図9は、上部支持手段6を固定したまま昇降手段10により下部架台8を降下しているところを示した図である。図9に示す実施の形態では、ある程度昇降手段10により上部架台5を降下させたところで、上部支持手段6を塔状構造物1の側壁に支持して固定したまま下部支持手段9を塔状構造物1の側壁から離し、昇降手段10を伸ばすことにより矢線Dの方向に下部架台8を降下させている。これにより、再び昇降手段10が伸びた状態となり、昇降手段10を降下させることにより上部架台5を降下させて塔状構造物1の解体を行うことができる。本発明においては、図8に示すように昇降手段10により最も低い位置まで降下させた後に下部支持手段9を離して下部架台8を降下させなくても、適宜下部架台8を降下させることができる。また、降下された下部架台8は、再び下部支持手段9により塔状構造物1の側壁に支持され、上述したように上部架台5の位置を変更しながら解体を行うことができる。
【0041】
これまで本発明を図面に示した実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、昇降手段、噴霧手段、移動手段、解体手段、換気手段については、これまで知られているいかなるものでも用いることができる。
【0042】
【発明の効果】
上述したように、本発明の解体装置を用いることにより、塔状構造物の解体により発生する騒音および振動を低減させ、粉塵発生を抑制するとともに解体の際に小割ブロックとして解体することができる。また、本発明の解体装置は、住宅が密集する場所においても使用可能であり、さらには、解体作業中に塔状構造物が崩壊しても安全なように監視手段を使用して外部からの遠隔操作を可能とする。さらに、本発明の解体装置を使用することにより、解体作業の効率を向上させて工期の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の解体装置の第1の実施の形態を示した図。
【図2】 図1に示す解体装置の平面図および切断線A−Aに沿って切断したところを示した断面図。
【図3】 本発明の解体装置の第2の実施の形態を示した図。
【図4】 図3に示す解体装置を塔状構造物の塔頂部に設置するところを示した図。
【図5】 図4に示す解体装置を塔頂部に設置したところを示した図。
【図6】 本発明の解体装置の上部架台より上に配置された塔状構造物を解体し、昇降手段を使用して上部架台を降下させているところを示した図。
【図7】 本発明の解体装置の昇降手段により上部架台を降下させているところを示した図。
【図8】 本発明の解体装置の下部支持手段を固定したままで昇降手段により上部架台を最も低い位置まで降下させたところを示した図。
【図9】 本発明の解体装置の上部支持手段を固定したままで昇降手段により下部架台を降下しているところを示した図。
【符号の説明】
1…塔状構造物
2…下部開口
3…解体装置
4…上部挿通部
5…上部架台
6…上部支持手段
7…下部挿通部
8…下部架台
9…下部支持手段
10…昇降手段
10a…アーム
10b…昇降シリンダ
10c…油圧ユニット
11…解体手段
11a…コンクリート破砕手段
11b…切断手段
12…移動手段
13…鋼材
14…コンクリートブロック片
15…飛散防止枠
16、20…安全柵
17…内縁部
18…外縁部
19…閉鎖部材
21…側板
22…屋根
23…監視手段
24…噴霧手段
25…換気手段

Claims (5)

  1. 塔状構造物が挿通可能な上部挿通部を備える上部架台と、
    前記上部架台に配設され、前記塔状構造物の側壁に隣接させて前記上部架台を支持する上部支持手段と、
    前記上部架台の下方に配置され、前記塔状構造物が挿通可能な下部挿通部を備える下部架台と、
    前記下部架台に配設され、前記塔状構造物の側壁に隣接させて前記下部架台を支持する下部支持手段と、
    前記上部架台と前記下部架台とを連結し、上下に伸縮可能な昇降手段と、
    前記上部架台上に設置され、前記上部架台上に露出した前記塔状構造物を解体するための解体手段と
    前記露出した塔状構造物および前記解体手段を包囲するように前記上部架台上に設けられる包囲部材と、
    前記露出した塔状構造物に向けて水を噴霧する噴霧手段と、
    解体物の飛散を防止するために前記解体手段の設置位置より前記上部挿通部側に設けられ、前記露出した塔状構造物の側壁の周囲を取り囲み、該上部挿通部に向けて傾斜が設けられた飛散防止枠と、
    前記塔状構造物の側壁と前記上部架台との隙間を閉鎖する閉鎖部材とを含む、解体装置。
  2. 前記塔状構造物は、中空の鉄筋コンクリート構造物であり、前記解体手段は、コンクリートを破砕するコンクリート破砕手段と、鋼材を切断する切断手段とを含む、請求項1に記載の解体装置。
  3. 前記解体手段が前記塔状構造物の周囲を移動可能なように、前記上部架台に移動手段が設置される、請求項1または2に記載の解体装置。
  4. 前記解体装置は、前記解体手段による解体状況を監視するための監視手段と、前記監視手段を使用して前記解体手段、前記上部支持手段、前記下部支持手段、前記昇降手段および前記移動手段を遠隔操作するための遠隔操作装置とを含む、請求項に記載の解体装置。
  5. 前記解体装置は、さらに、前記塔状構造物の下部開口に配設される換気手段を含む、請求項1〜のいずれか1項に記載の解体装置。
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