JP2779258B2 - 屋根リフトアップ工法 - Google Patents

屋根リフトアップ工法

Info

Publication number
JP2779258B2
JP2779258B2 JP16940990A JP16940990A JP2779258B2 JP 2779258 B2 JP2779258 B2 JP 2779258B2 JP 16940990 A JP16940990 A JP 16940990A JP 16940990 A JP16940990 A JP 16940990A JP 2779258 B2 JP2779258 B2 JP 2779258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
pantograph
lift
temporary
assumed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16940990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0460061A (ja
Inventor
行正 山田
潤朗 合田
英二 大久保
裕之 甲野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP16940990A priority Critical patent/JP2779258B2/ja
Publication of JPH0460061A publication Critical patent/JPH0460061A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2779258B2 publication Critical patent/JP2779258B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、地上で大空間構造物の屋根架構を組立て、
屋根材等を取付けた後、所定の位置迄持ち上げる屋根リ
フトアップ工法に関する。
「従来の技術」 従来、大空間構造物の屋根を組立てる場合には、所定
の高さ位置に順次、該当する部材単品を上架する施工方
法が主流を占めていた。しかし、このような従来の工法
は、作業の大部分が高所で行われるため、作業が困難で
作業能率が低い上に危険が多く工期も長くかかるが、高
所で組立て作業を行なうとび職の技能は一般的に低下し
てきており、また高所作業に要求される仮設安全対策は
より厳しくなってきていること、また大型のクレーンを
使用しなければならないため、その輸送費や稼動費は膨
大なものとなり、皿にトラッククレーンはもちろんのこ
と、クライミングクレーンを用いる場合にも、構造物の
外側に設置しなければならず、クレーン据付のためのか
なり広い余分なスペースとクレーン設備のための基礎工
事または地盤の養生を要するのであるが、ほとんどの現
場は、周囲に建物が密集していることが多いことなどに
より、材料の搬入、取扱い、足場の確保などが難かしく
なってきている等の事情から、大型クレーンを必要とせ
ず、作業が地上、若しくは低所で行い得て安全性が高
く、かつ作業が能率的で工期の短縮を図れるところの地
上近くで屋根の組み立てたものを所定の高さ位置にリフ
トアップする施工方法が指向されるに至っている。
この工法の場合屋根を持ち上げるため、仮設ブラケッ
トより仮設ロッド等で吊り下げ、これに仕込んだセンタ
ーホールジャッキにより屋根を吊り上げる方法が一般的
である。
「発明が解決しようとする課題」 従来のリフトアップ工法にあっては、吊上げに際して
は、仮設ロッド等に組付けられた屋根にねじれ変形が生
じることのないように高さ不均等を小さく抑えねばなら
ないが、このために、複数台の油圧ジャッキによる平坦
状態での同時上昇による高さ制御、上昇速度制御等を行
なっており、そのため上昇速度は遅く、揚重設備費も高
価となり、しかも施工期間が長く、上昇施工に関するノ
ウハウも必要で特定の建設業者にのみ可能である、とい
う欠点を有していた。また、この工程では、柱,壁躯体
の構築済みが仮設ロッドの設置並びに上架された屋根の
盛替えのうえから前提となるが、仮設足場,仮設ロッド
等の仮設材の設置,撤去を要し、工程が煩わしい。
本発明は、リフト作業が迅速になし得るうえ、仮設材
の設置,撤去が不要となって作業能率の大巾アップが期
し得る屋根リフトアップ工法を提供することを目的とし
ている。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明の屋根リフトアッ
プ工法においては、屋根周辺部には油圧式パンタグラフ
を所定数設置し、かつ、屋根部材ジョイント部には仮設
サポートを組んで、屋根架構の組立て並びに屋根材等の
仕上材の取付けを地上で行ない、しかる後、屋根を該パ
ンタグラフの伸延で所定の高さまでリフトアップしたと
ころで該パンタグラフを仮定着させておき、当該仮定着
のパンタグラフのリンクアームを足場兼構造材として利
用しつつ、該パンタグラフを本定着させる柱,壁の躯体
構築,観客席の構築を行なうとしたものである。
「作用」 上記のように構成された本発明の工法によるならば、
地上で組立ての屋根は、その周辺分を支持しているパン
タグラフを油圧シリンダーを作動させ伸延することでリ
フトアップ出来る。
屋根はパンタグラフ上端に搭載されていて自由度があ
り、かつ、油圧力を利用するので、リフトアップ作業は
スムーズになし得る。リフトアップを完了したパンタグ
ラフを仮定着させるとサポートであると共に、柱,壁,
観客席構築用の足場兼構造材となる。該柱,壁にパンタ
グラフの格点を定着させることにより、パンタグラフは
本定着され構造体となる。つまり、従来リフトアップ材
は撤去を前提の仮設材であったものが、本発明では、そ
のまま構造体に組込まれて撤去不要となる合理性を奏す
る。
「実施例」 実施例について図面を参照して説明すると、第1図に
おいて、現場敷地1上の屋根2周辺部相当部には垂直昇
降装置の油圧式パンタグラフ3,…を所定の数だけ設置す
ると共に屋根部材2a,…のジョイント部相当部には仮設
サポート4,…を組み、これ等に支持させながら屋根2の
地上組みを行なう。
しかる後、第2図に示す如くパンタグラフ3,…の伸延
で屋根2を所定の高さにまでリフトアップし、次いで、
パンタグラフ3のリンクアーム3a,…のリンク動を拘束
する部材9を付加設して仮定着させる。
尚、パンタグラフ3としては、図示例の如く、上,下
リンク格点に油圧シリンダー5,6を配備したものが、伸
延動がスムーズで好適である。
次いで、第3図に示す如く、仮定着のパンタグラフ3
は、柱,壁の躯体8構築足場となると共に傾斜姿勢のリ
ンクアーム3aは最適な観客席7の構造枠となるので、こ
れを利用して、柱,壁の躯体8並びに観客席7を構築す
る。この際、該躯体8に対してパンタグラフ3の格点を
一体的に固定させることで本定着する。これにより、パ
ンタグラフ3は構造体となる。
「発明の効果」 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
(1)油圧力を利用するため、スムースな運転ができ安
全性が向上する。
(2)リフトアップ日数が1日で完了する。
(3)工期が従来比約70%短縮となる。
(4)屋根を支持する柱,壁躯体の構築が前提とならな
い屋根地上組であるので仮設材,揚重設備が大巾に簡便
化される。
(5)垂直昇降装置が撤去されることなくリフトアップ
後は足場,構築枠,しいては構築体化するという合理性
により、大巾な能率化が期し得る。
(6)リフトアップ手法を実に広汎な業者にまで拡大し
て可能ならしめることができ、業者に寄与することが大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明工法の手順説明図である。 1……現場敷地、2……屋根、2a……屋根部材、3……
油圧式パンタグラフ、3a……リンクアーム、9……部
材、4……仮設サポート、5,6……油圧シリンダー、7
……観客席、8……躯体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲野 裕之 広島県広島市中区橋本町10番10号 株式 会社竹中工務店広島支店内 (56)参考文献 特公 昭47−548(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04G 21/14 - 21/16 E04B 1/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根周辺部には油圧式パンタグラフを所定
    数設置し、かつ、屋根部材ジョイント部には仮設サポー
    トを組んで、屋根架構の組立て並びに屋根材等の仕上材
    の取付けを地上で行ない、しかる後、屋根を該パンタグ
    ラフの伸延で所定の高さまでリフトアップしたところで
    該パンタグラフを仮定着させておき、当該仮定着のパン
    タグラフのリンクアームを足場兼構造材として利用しつ
    つ該パンタグラフを本定着させる柱,壁の躯体構築,観
    客席の構築を行なうとしたことを特徴とする屋根リフト
    アップ工法。
JP16940990A 1990-06-27 1990-06-27 屋根リフトアップ工法 Expired - Fee Related JP2779258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16940990A JP2779258B2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 屋根リフトアップ工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16940990A JP2779258B2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 屋根リフトアップ工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0460061A JPH0460061A (ja) 1992-02-26
JP2779258B2 true JP2779258B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=15886066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16940990A Expired - Fee Related JP2779258B2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 屋根リフトアップ工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2779258B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0819776B2 (ja) * 1993-08-27 1996-02-28 智行 内海 屋根構築用昇降装置及び屋根の構築装置
US10077572B1 (en) * 2017-04-19 2018-09-18 Hmt, Llc Systems and methods for lifting and positioning a roof for installation on a storage tank

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0460061A (ja) 1992-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2928948B2 (ja) 大スパン屋根の施工法
EP0480683A1 (en) Erection workbench and construction process
JP2779258B2 (ja) 屋根リフトアップ工法
JPH0571225A (ja) 全天候型仮設屋根
JP3049300B2 (ja) 天井走行クレーンを有する建屋に於ける梁トラス建方方法
JP2579715B2 (ja) 外部式鉄塔組立クレーン
CN114033189A (zh) 大面积高空网架结构铝格栅吊顶施工装置及施工方法
JPH04161566A (ja) 大空間建物の構築装置
JP4027170B2 (ja) 外部足場装置及び外部足場装置の施工方法
JPH05133016A (ja) 周辺保持自昇式建築工法
JP2776140B2 (ja) ビル建築用仮設梁組装置
CN216471868U (zh) 一种免塔吊建筑装配式构件吊装平台
JP3002054U (ja) 複数本の本設柱をタワーマストとするタワークレーン
JP3328790B2 (ja) 高層ビルの組立工法
JP3546225B2 (ja) 建築構造物の構築方法
JP2876991B2 (ja) 高層建築物における鉄骨組方法
JP2854389B2 (ja) 鉄骨建方方法
JPH05171817A (ja) 全天候型施工のための仮設建家
JP2590671B2 (ja) 天井クレーン架構を用いた鉄骨架構の構築方法
JP2843042B2 (ja) 鉄骨建方ユニット足場工法
JP3235765B2 (ja) 高所作業方法
JP2834351B2 (ja) 全天候型仮設構造物
JPH0249308Y2 (ja)
JPH06272369A (ja) 傘形足場
JPH06229116A (ja) 鉄骨建方に於ける吊足場の施工法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees