JP2777660B2 - 光フアイバケーブル - Google Patents

光フアイバケーブル

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JP2777660B2 JP1233347A JP23334789A JP2777660B2 JP 2777660 B2 JP2777660 B2 JP 2777660B2 JP 1233347 A JP1233347 A JP 1233347A JP 23334789 A JP23334789 A JP 23334789A JP 2777660 B2 JP2777660 B2 JP 2777660B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光フアイバケーブルに関するもので、特
に架空・海底などで用いるユニット型光フアイバケーブ
ルに関するものである。
[従来の技述] 従来のユニット型光フアイバケーブルにおいては、中
心抗張力体上に光フアイバユニットを一方向に撚ってい
る。
[発明が解決しようとする課題] そのため、張力印加時に、中心抗張力体あるいはスロ
ットの壁との間で側圧が生じ、伝送損失が増加し易く、
また光フアイバへの応力も増加し易い欠点があった。
本発明は、これらの欠点を解決して、抗張力性ならび
に伝送特性の改善を図ったものである。
[課題を解決するための手段] 第1a図、第1b図のように、 らせん状の溝24内に光フアイバ心線26を収納したスロッ
ト型光フアイバユニット20を、中心抗張力体12上に集合
した光フアイバケーブルにおいて、 (1)光フアイバユニット20をSZ状に集合すること、 (2)当該SZ集合の反転ピッチPの1/2を、前記光フア
イバユニット20の溝24のらせんピッチpより長くする、 という手段をとる。
[その説明] 第1a図において、 10は光フアイバケーブルの全体で、上記のように、中心
抗張力体12上に光フアイバユニット20をSZ状に集合した
ものである。
なお、光フアイバユニット20は1本だけ図示したが、
実際は複数本撚合わせ集合している。
第1b図は光フアイバユニット20の拡大説明図で、 22はスロット、 24は溝で、らせん状に形成されている。
26は光フアイバ心線を示す。光フアイバ心線26は、単
心線・テープ状心線・コードのいずれでもよい。
なお、この場合も、溝24は1本だけ図示したが、実際
は複数本ある。
溝24のらせんピッチpと、光フアイバユニット20の反
転ピッチPとの間が、p≦P/2になるようにする。
[作 用] 第2a図に、光フアイバケーブル10の1反転ピッチPの
1/2分を示した。
また、その光フアイバケーブル10の中心抗張力体12
を、第2a図の右側に示したように、A点から両側に開い
て、仮想平面14上に展開した状態を第2b図に示した。
第2a図の状態において、光フアイバケーブル10に張力
が印加されると、第2c図のように、反転部28における光
フアイバユニット20の撚りが緩んで、光フアイバケーブ
ル10の伸びを吸収する。
第2c図の状態を、上記同様に展開した状態を第2d図に
示した。
そのときの反転部28に着目すると、反転部28における
光フアイバユニット20の曲がり具合が緩く(湾曲の曲率
が小に)なる。
一般的にみて、光フアイバユニット20が、第3a図の状
態から第3bのように、曲がり具合が緩く(湾曲の曲率が
小に)なると、中立面30から下の内側は伸び、外側では
縮む。
そのため、中立面では光フアイバ心線26が余り、内側
では不足するようになる。
そこで、らせん状に切ってある溝24内を、外側の余っ
た光フアイバ心線26が中立面30の内側に移動して、光フ
アイバ心線26に加わる応力を相殺する。
そしてその際、光フアイバユニット20の溝24は、1ら
せんピッチpの間に、たとえば曲がりの最も内側からス
タートしたとすれば、1/2pのところで最も外側に移り、
再び最も内側に戻って1らせんピッチpを終るのである
から、一つのらせんピッチp内において、外側から内側
への光フアイバ心線26の移動が行われると考えてよい。
再び本願の場合に戻る。また、第2b図と第2d図の展開
状態の方が理解し易いので、これらについて説明を進め
る。
第2b図状態から第2d図の状態に、すなわち、反転部28
における光フアイバユニット20の曲がり具合が緩く(湾
曲の曲率が小に)なると、上記のように溝24内を光フア
イバ心線26が移動して、光フアイバ心線26に加わる応力
を相殺する。
しかしそれは、第2e図のように、光フアイバユニット
20の溝24のらせんピッチpが、スロット22の反転ピッチ
Pの1/2より小さいときに可能となる。
すなわち、溝24のらせんピッチpがスロット22の反転
ピッチPの1/2より小さいと、一つのらせんピッチpは
必ず一つの光フアイバユニット20の反転ピッチPの1/2
内に含まれる。そのため、溝24内での光フアイバ心線26
の移動が自由になる。
しかし、第2f図のように、溝24のらせんピッチpが反
転ピッチPの1/2より大きいと、事情が変ってくる。
すなわち、第2d図において、反転部28Aにおいては上
記のように、光フアイバユニット20は、中立面から内側
Cは伸び、外側Dでは縮む。
しかし、隣の反転部28Bにおいては、反転部28Aで内側
であったCが外側になり、反転部28Aで外側であったD
が内側になる。
そのため、溝24のらせんピッチpが反転ピッチPの1/
2よりも大きいと(第2f図)、一つのらせんピッチp
が、常に反転部28Aと反転部28Bの両方にまたがるように
なる。
そのため、ユニットの溝24内の光フアイバ心線26は、
反転部28Aにおいては中立面30から外側の長さが余るた
めに内側に移動しようとするのに対し、反転部28Bにお
いては、それと反対向きに移動しようとするようにな
り、結局光フアイバ心線26の移動がなめらかにいかなく
なる。
そのために、側圧が強く働いて伝送損失が増大した
り、部分的に大きな引張り応力の加わるようになる。
[実施例 1] モードフィールド径9.5mm,フアイバ径125μm,UV被覆
径250μmの光フアイバ心線を、らせんピッチpが2500m
mの溝に収納したユニットを、中心抗張力体に反転ピッ
チP=500mm(P/2=250mm)でSZ撚りしたケーブルと、
一方向撚りしたケーブルとを試作し、引張り特性を調査
した(撚込率0.7%)。
第4図にケーブル伸びとフアイバ伸びの関係を示し、
第5図にケーブル伸びと損失増加(波長λ=1.55μm)
の関係を示した。
何れも、SZ撚りが有利なことが分る。
[実施例 2] 上記の実施例1と同じ光フアイバ心線を、らせんピッ
チpが、500mm,300mm,250mm,150mmの4種類の光フアイ
バユニットを作り、中心抗張力体に反転ピッチPの1/2
=250mmでSZ撚り(撚込率0.7%)したときの損失を第6
図に示す。
第6図から、溝のらせんピッチpが光フアイバユニッ
トの反転ピッチPの1/2より大きいと損失が増加し、ら
せんピッチpは反転ピッチPの1/2より小さい方が良い
ことが分る。
[発明の効果] (1)光フアイバユニットはSZ状に集合されているの
で、張力を緩和できる。
(2)SZ集合の反転ピッチPの1/2は、前記光フアイバ
ユニットの溝のらせんピッチpより長いので、反転ピッ
チPの1/2の範囲内で光フアイバユニットの光フアイバ
心線が長手方向に移動して応力を緩和できるため、側圧
による損失増加が生じない。
【図面の簡単な説明】
第3a図と第3b図を除く図は本発明の実施例に関するもの
で、 第1a図は全体の模型的説明図、 第1b図は光フアイバユニット20の模型的説明図、 第2a図〜第2f図は作用の説明図、 第3a図と第3b図はらせん溝を有するスロット型ユニット
を曲げた状態の一般的説明図、 第4図はケーブルの伸びとフアイバ伸びの関係を示す線
図、 第5図はケーブルの伸びと損失増加を関係を示す線図、 第6図は1/2反転ピッチ=250mmのときにおけるらせんピ
ッチpの損失増加の関係を示す線図。 10:光フアイバケーブル 12:中心抗張力体、14:仮想平面 20:光フアイバユニット、22:スロット 24:溝、26:光フアイバ心線 28:反転部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】らせん状の溝内に光フアイバ心線を収納し
    たスロット型光フアイバユニットを、中心抗張力体上に
    集合した光フアイバケーブルにおいて、 前記光フアイバユニットはSZ状に集合され、かつ当該SZ
    集合の反転ピッチPの1/2は、前記光フアイバユニット
    の溝のらせんピッチpより長い、光フアイバケーブル。
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