JP3011375B2 - 光ケーブル - Google Patents

光ケーブル

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JP3011375B2
JP3011375B2 JP2311479A JP31147990A JP3011375B2 JP 3011375 B2 JP3011375 B2 JP 3011375B2 JP 2311479 A JP2311479 A JP 2311479A JP 31147990 A JP31147990 A JP 31147990A JP 3011375 B2 JP3011375 B2 JP 3011375B2
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芳幸 佐藤
秀雄 鈴木
茂 冨田
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、長手方向に単一の溝を有する長尺なフレキ
シブルユニスロットチューブに複数の光ファイバテープ
を積層して収納したユニットを中心テンションメンバの
周囲に集合させた多心の高密度光ケーブルに関するもの
である。
【従来の技術】
近年、光ケーブルの技術分野では、光ファイバ心線数
の高密度化が進められ、例えば第7図に示した如き、光
ケーブルが提案されている。 このケーブルは、外周の長手方向に形成された複数の
溝2に複数の光ファイバテープ3を収納したスロットロ
ッド1の複数本を、中心のテンションメンバ4の外周に
撚り合わせ、さらに、このケーブルコア上に押えテープ
5を施し後、外装のシース6を被覆したものである。 このケーブルによると、光ファイバ心線数を1000程度
のオーダまで高めることができる。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記ケーブルの場合、ケーブル径に対する
光ファイバ密度が必ずしも高いとは言えず、光ファイバ
心線数を3000〜4000、さらにそれ以上とする場合、ケー
ブル径が大きくなり過ぎるなどの問題があった。 そこで、本出願人は、例えば第4図に示した如き、単
一の角溝12を有する長尺なフレキシブルユニスロロット
(単一溝)チューブ11を提案し、このユニスロットチュ
ーブ11に複数本の光ファイバ、例えば光ファイバテープ
13を収納した光ファイバユニット15の複数本を、第5図
のように中心のテンションメンバ14の外周に撚り合わせ
てケーブルコアを作り、この後、押えテープやシースを
施して光ケーブルを得る方法を提案している。 この光ケーブルによると、中心のテンションメンバ14
の周りに1層または2層以上の光ファイバユニット15が
高密度で撚られるため、光ファイバ心線数にすると、30
00〜4000、さらにそれ以上の心線数の高密度化された多
心の光ケーブルを容易に得ることができるものの、次の
ような改善すべき点を見出した。 つまり、このような光ファイバユニット15をテンショ
ンメンバ14の周りにSZ集合させる際には、S撚りとZ撚
りの反転部において、光ファイバユニット15のユニスロ
ットチューブ11の溝側壁部分から曲げる必要があるわけ
であるが、溝開口部を開放した状態の光ファイバユニッ
ト15だけでは、通常第4図に示したように中立軸l(伸
縮のしない面)が底面側にあって、チューブ11の溝側壁
部分から曲がり難く、光ファイバユニット15が浮き上が
って集合でき難いという問題があった。 また、この光ファイバユニット15にケーブル製造時や
運送時あるいは布設時などにおいて、外部から曲げ応力
が作用すると、これに従って内部に収納された光ファイ
バテープ13も溝12内で適宜移動しようとするわけである
が、このとき、第6図に示したようにユニスロットチュ
ーブ11の内溝幅aおよび溝側壁高さbが光ファイバテー
プ積層体13Aの対角線長さcより小さいと(a,b<c)、
光ファイバテープ2の自由な移動は規制されるが、この
ように光ファイバテープ13の自由な移動が制限される
と、光ファイバテープ13に対する曲げ歪みが大きくな
り、光ファイバテープ13自体に皺や折れ目が発生した
り、遂には損傷するなどの問題が生じた。また、溝内壁
などと擦れる光ファイバテープ13の縁部(端部)にあっ
ては反り返りなどの曲ぐせなどが付き易いなどの問題も
あった。 本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
る。
【課題を解決するための手段】
かゝる本発明の特徴とする点は、長手方向に沿って断
面が角型の溝を有するフレキシブルユニスロットチュー
ブに複数の光ファイバテープが積層して収納された光フ
ァイバユニットの複数本を中心のテンションメンバ外周
にSZ集合させた光ケーブルであって、前記各光ファイバ
ユニットの少なくともS撚りとZ撚りの反転部に長尺カ
バを被せ、当該カバ付き光ファイバユニットの曲げ中立
軸をスロットチューブ側壁の中間位置にずらした光ケー
ブルにあり、さらに必要により、前記各ユニスロットチ
ューブの内溝幅および溝側壁高さを前記光ファイバテー
プが積層された光ファイバテープ積層体の対角線長さよ
り大きくした光ケーブルにある。
【作用】
長手方向に沿って断面が角型の溝を有するユニスロッ
トチューブに光ファイバテープが積層して収納された光
ファイバユニットを中心テンションメンバ外周にSZ撚り
にして集合した光ファイバユニットの少なくともS撚り
とZ撚りの反転部に長尺カバを被せてあるため、中立軸
がスロットチューブ側壁の中間位置にずれ、溝側壁部分
での曲げが容易になるため光ファイバユニットが反転部
で浮き上がることなく、SZ集合させることができる。さ
らに、各ユニスロットチューブの内溝幅および溝側壁高
さを、前記光ファイバテープ積層体の対角線長さより大
きくした場合、ユニスロットチューブ溝内において、光
ファイバテープが応力を分散する様に動くことが出来る
ため、光ファイバテープに局部的な応力が加わることが
少ないから縁部での曲ぐせなどの発生もなく、SZ集合光
ケーブルにおいて、優れた伝送特性が得られる。
【実施例】
第1図は本発明に係る光ケーブルの一実施例を示した
ものである。 この光ケーブルにおいて、115は中心のテンションメ
ンバ114の外周に2層にSZ集合させられた複数の光ファ
イバユニット、113Aはユニスロットチューブ111の各溝1
12中に収納、積層された複数本の光ファイバテープ113
の光ファイバテープ積層体、116は押えテープなどを介
して最外層に被覆されたシース、117は第2図に示した
ように少なくとも上記光ファイバユニット115の各ユニ
スロットチューブ111のS撚りとZ撚りの反転部Aの溝
開口部に被せられた溝型の長尺カバである。 そして、この光ケーブルでは、ユニスロットチューブ
111を、通常の低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリクロロ
トリフルオロエチレン、ポリテトラフルオロエチレン、
ナイロン6,6、ナイロン6、ナイロン12、FEPなどの熱可
塑性樹脂で形成すると共に、長尺カバ117も、これと同
一または同種の樹脂で形成する。 さらに、この際、長尺カバ117の強度も、ほぼユニス
ロットチューブ111と同等の大きさとし、この長尺カバ1
17の被覆により、第3図に示したように中立軸lがスロ
ットチューブ側壁の中間位置にずれるようにしてある。 このように中立軸lがスロットチューブ側壁の中間位
置にずれると、このカバ付き光ファイバユニット115を
S撚りとZ撚りの反転部Aで曲げようとした場合、溝側
壁部分から容易に曲がり、第2図に示したようにその反
転部Aにおいて、光ファイバユニット115自体が浮き上
がったりすることがなく、よく密着して撚られる。 通常この反転部Aは、本光ケーブルの場合、20cm〜2m
程度の間隔で繰り返される。 また、この光ケーブルの場合、ユニスロットチューブ
111の溝112の大きさと光ファイバテープ積層体113Aとの
関係を第3図に示したように設定してある。つまり、ユ
ニスロットチューブ111の内溝幅aおよび溝側壁高さb
を、当該溝112内に収納、積層された光ファイバテープ
積層体113Aの対角線長さc(複数本の光ファイバテープ
113の収納時にはその積層体の対角線長さをいう)より
大きくしてある(a,b<c)。 ここで、これらの関係をより具体的に示すと、対角線
長さcに対して、内溝幅aの上限はc+1.5mm、下限は
c+0mm程度がよく、また、溝側壁高さbの上限はc+2
mm、下限はc+0.5mm程度がよい。 このような関係により、光ファイバユニット115に、
ケーブル製造時や運送時あるいは布設時などにおいて、
外部から曲げ応力が作用しても、これに従って内部の光
ファイバテープ113は、溝112内で応力が分散される方向
に、自由に移動できるため、局部的な曲げ歪みが生じに
くくなり、これにより皺や折れ目の発生は未然に防止さ
れる。もちろん、損傷の危険もない。また、溝内壁との
無理な擦れ、摩擦などがなくなるため、光ファイバテー
プ縁部に曲ぐせなが発生する恐れもない。 なお、上記実施例では、光ファイバユニット115を2
層構造としたものであるが、本発明は、これに限定され
ず、1層または3層以上とすることも可能である。ま
た、ユニスロットチューブ111の溝112中に収納する光フ
ァイバテープ113の本数は、高密度化からすると、2以
上の場合が好ましい。また、上述したようにS撚りとZ
撚りの反転部Aは繰り返し出現するため、光ファイバユ
ニット115のユニスロットチューブ111の全長に渡って長
尺カバ117を被せることも可能であり、この方がかえっ
て作業上有利な面がある。
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明の光ケーブルに
よれば、光ファイバユニットの各ユニスロットチューブ
の少なくともS撚りとZ撚りの反転部に長尺カバを被せ
てあるため、中立軸がスロットチューブ側壁の中間位置
にずれ、溝側壁部分での曲げが容易になり、反転部で浮
き上がることなく、SZ集合させることができる。 また、この長尺カバの被覆部分では、光ケーブルの接
続作業や端末処理作業などの際に、光ファイバユニット
のユニスロットチューブを開放させた場合でも、取り扱
おうとする光ファイバユニットはもちろんのこと、他の
不要な光ファイバユニット側にあっても、内部に収納さ
れている光ファイバテープが溝より飛び出して、パラけ
るなどの問題がなく、後分岐などの作業が容易に行え
る。 さらに、各ユニスロットチューブの内溝幅および溝側
壁高さを、この溝内に収納された光ファイバテープ積層
体の対角線長さより大きくした場合、ケーブル製造時や
運送時あるいは布設時などにおいて、光ファイバユニッ
トに外部から曲げ応力などが作用しても、これに従って
内部に収納された光ファイバテープも溝内で何ら制限な
く、自由に移動できるようになる。したがって、曲げ歪
みの蓄積による、光ファイバテープ自体への皺や折れ目
の発生なども未然に防止され、もちろん損傷の危険もな
く、また、溝内壁と無理に擦れることもなくなるため、
光ファイバテープ縁部に曲ぐせなどが発生することもな
く、結果として、SZ集合光ケーブルにおいて、極めて優
れた伝送特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光ケーブルの一実施例を示した縦
断面図、第2図は第1図の光ケーブルの光ファイバユニ
ットのSZ集合の反転部を示した側面図、第3図は第1図
の光ケーブルに使用される光ファイバユニットに用いら
れているユニスロットチューブの溝と光ファイバテープ
積層体との関係および長尺カバと中立軸のずれ状態を示
した縦断面図、第4図はユニスロットチューブに光ファ
イバテープが収納された光ファイバユニットを示した斜
視図、第5図はこの光ファイバユニットをSZ集合させた
状態の光ケーブルコアの斜視図、第6図はユニスロット
チューブの溝と光ファイバテープ積層体との関係を示し
た縦断面図、第7図は従来の光ケーブルを示した縦断面
図である。 図中、 111……ユニスロットチューブ、 112……溝、 113……光ファイバテープ、 113A……光ファイバテープ積層体、 114……テンションメンバ、 115……光ファイバユニット 116……シース、 117……長尺カバ、 l……中立軸、 A……SZ集合の反転部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 芳幸 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 鈴木 秀雄 千葉県佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株 式会社佐倉工場内 (72)発明者 冨田 茂 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−184306(JP,A) 特開 昭55−98704(JP,A) 特開 昭55−108604(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に沿って断面が角型の溝を有する
    フレキシブルユニスロットチューブに複数の光ファイバ
    テープが積層して収納された光ファイバユニットの複数
    本を中心のテンションメンバ外周にSZ集合させた光ケー
    ブルであって、前記各光ファイバユニットの少なくとも
    S撚りとZ撚りの反転部に長尺カバを被せ、当該カバ付
    き光ファイバユニットの曲げ中立軸をスロットチューブ
    側壁の中間位置にずらしたことを特徴とする光ケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】前記の各ユニスロットチューブの内溝幅お
    よび溝側壁高さを前記光ファイバテープが積層された光
    ファイバテープ積層体の対角線長さより大きくしたこと
    を特徴とする請求項1記載の光ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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