JP2775843B2 - 印字ヘッド - Google Patents
印字ヘッドInfo
- Publication number
- JP2775843B2 JP2775843B2 JP11155189A JP11155189A JP2775843B2 JP 2775843 B2 JP2775843 B2 JP 2775843B2 JP 11155189 A JP11155189 A JP 11155189A JP 11155189 A JP11155189 A JP 11155189A JP 2775843 B2 JP2775843 B2 JP 2775843B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armature
- stopper member
- print head
- auxiliary coil
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、印字ヘッド、特に、プリントワイヤにて記
録媒体に選択的に衝撃を与えて印字を行うドットマトリ
クスプリンタ用の印字ヘッドに関する。
録媒体に選択的に衝撃を与えて印字を行うドットマトリ
クスプリンタ用の印字ヘッドに関する。
〔従来の技術〕 従来の印字ヘッドはストッパ部材として各種ゴム材あ
るいはより低価格なものに関してはプラスチックモール
ド材等が使用されている。
るいはより低価格なものに関してはプラスチックモール
ド材等が使用されている。
しかしながら、このような上述した従来の印字ヘッド
は、ゴム製のアーマチュアストッパが、アーマチュアの
印打動作後再びストッパ部材に復帰した際、アーマチュ
アの有する運動エネルギーを吸収しリバウンドを最小に
抑えるべく適当なダンピング効果を発揮せねばならず、
そのためにゴム材の物性を厳密に管理する必要があり、
製造コストの高いものとなってしまうという欠点があ
る。
は、ゴム製のアーマチュアストッパが、アーマチュアの
印打動作後再びストッパ部材に復帰した際、アーマチュ
アの有する運動エネルギーを吸収しリバウンドを最小に
抑えるべく適当なダンピング効果を発揮せねばならず、
そのためにゴム材の物性を厳密に管理する必要があり、
製造コストの高いものとなってしまうという欠点があ
る。
一方、プラスチックモールド材を使用したストッパは
一般的にアーマチュア動作のダンピング作用が十分でな
くリバウンドが大きなものになってしまい高速での動作
追従応答が困難となり、比較的低速の印字ヘッドでの使
用に限定されてしまうという欠点がある。
一般的にアーマチュア動作のダンピング作用が十分でな
くリバウンドが大きなものになってしまい高速での動作
追従応答が困難となり、比較的低速の印字ヘッドでの使
用に限定されてしまうという欠点がある。
本発明の印字ヘッドは、アーマチュアのストッパ部材
として各アーマチュアに対応した複数の弾性体磁石と、
この弾性体磁石の廻りに巻き廻され通電時に弾性体磁石
に発生する磁束を打ち消すための補助コイルとを有し、
かつ、前記補助コイルがシート状に複数の弾性体磁石の
全数あるいはその一部に対応して共通的に一体に成形さ
れて構成される。
として各アーマチュアに対応した複数の弾性体磁石と、
この弾性体磁石の廻りに巻き廻され通電時に弾性体磁石
に発生する磁束を打ち消すための補助コイルとを有し、
かつ、前記補助コイルがシート状に複数の弾性体磁石の
全数あるいはその一部に対応して共通的に一体に成形さ
れて構成される。
次に本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の実施例を示す縦断面図である。
第1図に示す印字ヘッドにおいて、アーマチュア1は
一端にプリントワイヤ2を保持し、他端はホールドスプ
リング3によりヨーク4の外周側端面に支持され支点を
形成し、かつ、リターンスプリング5のバネ力によりス
トッパ部材6上に付勢され静止しているヨークの内側に
位置する柱状部4cにはコイル7が位置し外周部4a、底部
4b、柱状部4cによりU字状を形成し、その上にアーマチ
ュア1が配されることにより磁気回路が形成される。
一端にプリントワイヤ2を保持し、他端はホールドスプ
リング3によりヨーク4の外周側端面に支持され支点を
形成し、かつ、リターンスプリング5のバネ力によりス
トッパ部材6上に付勢され静止しているヨークの内側に
位置する柱状部4cにはコイル7が位置し外周部4a、底部
4b、柱状部4cによりU字状を形成し、その上にアーマチ
ュア1が配されることにより磁気回路が形成される。
コイル7に電流を印加すると、磁気回路内に磁束が流
れアーマチュア1、ヨーク4間に形成された空隙部に吸
引力が作用し、アーマチュア1はヨーク4の端面に向か
いリターンスプリング5に抗して吸引される。
れアーマチュア1、ヨーク4間に形成された空隙部に吸
引力が作用し、アーマチュア1はヨーク4の端面に向か
いリターンスプリング5に抗して吸引される。
プリントワイヤ2はアーマチュア1の動作に伴い、ヘ
ッドフレーム8に保持されている中間ガイド9、10、主
ガイド11に案内され、インクリボン12および用紙13を介
してプラテン14に衝突して用紙13上に印字を行う。
ッドフレーム8に保持されている中間ガイド9、10、主
ガイド11に案内され、インクリボン12および用紙13を介
してプラテン14に衝突して用紙13上に印字を行う。
印字後、アーマチュア1はプリントワイヤ2を介して
の衝突時の反発およびリターンスプリング5によるバネ
力により、再びストッパ部材6の上に復帰する。
の衝突時の反発およびリターンスプリング5によるバネ
力により、再びストッパ部材6の上に復帰する。
ここにストッパ部材6は各アーマチュア1に対応し弾
性体磁石により形成され、その廻りには補助コイル17が
位置しその通電により弾性体磁石の磁束を打ち消すよう
な方向に巻き廻されている。
性体磁石により形成され、その廻りには補助コイル17が
位置しその通電により弾性体磁石の磁束を打ち消すよう
な方向に巻き廻されている。
次に、補助コイル17とアーマチュア1の動作につき、
第2図を参照して説明する。
第2図を参照して説明する。
第2図に示すアクチュエータ電流aは、前記アクチュ
エータ側のコイル7に流れる電流波形であり、補助コイ
ル電流bは補助コイル17に流れる電流波形であり、アー
マチュア動作波形cはアーマチュア1の動作波形を示
す。
エータ側のコイル7に流れる電流波形であり、補助コイ
ル電流bは補助コイル17に流れる電流波形であり、アー
マチュア動作波形cはアーマチュア1の動作波形を示
す。
補助コイル17は、アクチュエータ側のコイル7に通電
されるより以前に通電が開始されており、アクチュエー
タのアーマチュア吸引が始まる時点でストッパ磁石の磁
束が打ち消されアーマチュア1に対し吸引保持力が働か
ないため、アーマチュア1の立ち上がり動作がスムーズ
に行われる。
されるより以前に通電が開始されており、アクチュエー
タのアーマチュア吸引が始まる時点でストッパ磁石の磁
束が打ち消されアーマチュア1に対し吸引保持力が働か
ないため、アーマチュア1の立ち上がり動作がスムーズ
に行われる。
また、アーマチュア1の印打後の復帰時には、すで
に、補助コイル17への通電が停止しており、ストッパ磁
石のアーマチュア1に対する吸引力が働き、アーマチュ
ア1の持つ運動エネルギは、弾性部材との組合せにより
効果的に吸引され、リバウンドの発生を抑え、アーマチ
ュア1を早やかにストッパ部材6の上に静止させること
ができ、次の吸引動作サイクルに備えることができる。
に、補助コイル17への通電が停止しており、ストッパ磁
石のアーマチュア1に対する吸引力が働き、アーマチュ
ア1の持つ運動エネルギは、弾性部材との組合せにより
効果的に吸引され、リバウンドの発生を抑え、アーマチ
ュア1を早やかにストッパ部材6の上に静止させること
ができ、次の吸引動作サイクルに備えることができる。
本発明の印字ヘッドは弾性体磁石よりなるアーマチュ
アのストッパ部材およびストッパ部材の発生する磁束を
打ち消す補助コイルを有することにより、アーマチュア
吸引時の立上り動作をスムーズに行わしめ、かつ、アー
マチュア復帰時の運動エネルギを効果的に吸引されるた
め、リバウンドが抑えられ安定した動作が得られ、高速
追従性および優れた信頼性を得ることができるととも
に、補助コイルをシート状に形成することにより、実装
空間を最低限に抑え、かつ、組立時に実装性を向上でき
るため、コンパクトでかつ安価にできるという効果があ
る。
アのストッパ部材およびストッパ部材の発生する磁束を
打ち消す補助コイルを有することにより、アーマチュア
吸引時の立上り動作をスムーズに行わしめ、かつ、アー
マチュア復帰時の運動エネルギを効果的に吸引されるた
め、リバウンドが抑えられ安定した動作が得られ、高速
追従性および優れた信頼性を得ることができるととも
に、補助コイルをシート状に形成することにより、実装
空間を最低限に抑え、かつ、組立時に実装性を向上でき
るため、コンパクトでかつ安価にできるという効果があ
る。
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図に示す補助コイルおよびアクチュエータコイルに流
れる電流波形ならびにアーマチュアの動作波形を示す波
形図である。 1……アーマチュア、2……プリントワイヤ、3……ホ
ールドスプリング、4……ヨーク、4a……外周部、4b…
…底部、4c……柱状部、5……リターンスプリング、6
……ストッパ部材、7……コイル、8……ヘッドフレー
ム、9,10……中間ガイド、11……主ガイド、12……イン
クリボン、13……用紙、14……プラテン、15……リヤプ
レート、17……補助コイル、a……コイル電流、b……
補助コイル電流、c……アーマチュア動作波形。
1図に示す補助コイルおよびアクチュエータコイルに流
れる電流波形ならびにアーマチュアの動作波形を示す波
形図である。 1……アーマチュア、2……プリントワイヤ、3……ホ
ールドスプリング、4……ヨーク、4a……外周部、4b…
…底部、4c……柱状部、5……リターンスプリング、6
……ストッパ部材、7……コイル、8……ヘッドフレー
ム、9,10……中間ガイド、11……主ガイド、12……イン
クリボン、13……用紙、14……プラテン、15……リヤプ
レート、17……補助コイル、a……コイル電流、b……
補助コイル電流、c……アーマチュア動作波形。
Claims (1)
- 【請求項1】アーマチュアと、前記アーマチュアの静止
位置を規制するための弾性を有する磁石からなるストッ
パ部材と、前記ストッパ部材の廻りに設けられその通電
時に発生する磁束が前記ストッパ部材の発生する磁束を
打ち消す方向に巻き廻わされ、シート状に複数個のスト
ッパ磁石の全数あるいはその一部に対応して共通的に一
体に成形されている補助コイルとを含むことを特徴とす
る印字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11155189A JP2775843B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11155189A JP2775843B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 印字ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02286255A JPH02286255A (ja) | 1990-11-26 |
JP2775843B2 true JP2775843B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=14564257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11155189A Expired - Lifetime JP2775843B2 (ja) | 1989-04-27 | 1989-04-27 | 印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2775843B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2580977B2 (ja) * | 1993-09-03 | 1997-02-12 | 日本電気株式会社 | ドットインパクトプリンタの印字ヘッド |
-
1989
- 1989-04-27 JP JP11155189A patent/JP2775843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02286255A (ja) | 1990-11-26 |
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