JPH047975Y2 - - Google Patents

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JPH047975Y2
JPH047975Y2 JP1990014376U JP1437690U JPH047975Y2 JP H047975 Y2 JPH047975 Y2 JP H047975Y2 JP 1990014376 U JP1990014376 U JP 1990014376U JP 1437690 U JP1437690 U JP 1437690U JP H047975 Y2 JPH047975 Y2 JP H047975Y2
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JP
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yoke
leaf spring
coil
spring
permanent magnet
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JP1990014376U
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、バネ釈放型のインパクト式プリンタ
ヘツドに関するものである。
[従来の技術とその問題点] 従来より、永久磁石とその磁力を打消す釈放コ
イルとを有する電磁駆動装置を含み、片持ち支持
された板バネに設けてある可動ヨークを上記永久
磁石の磁力によつて磁気的に吸引後退させ、上記
釈放コイルへの通電によつて上記永久磁石の磁力
を打消して上記可動ヨークを釈放し、上記板バネ
が自己のバネ力によつて前進することによつて印
字動作を行なうバネ釈放型プリンタヘツドが公知
である。
この公知のバネ釈放型プリンタヘツドにおいて
は、板バネの基端部が、永久磁石の前面に固着し
てある前ヨークの前面に片持ち支持されていた。
板バネのこの支持構造によると、釈放コイルへ
の通電によつて永久磁石の磁力を打消して可動ヨ
ークを釈放し、板バネが自己のバネ力によつて前
進して印字ハンマなどの印字要素がプラテンと衝
突したときに、板バネの中間部ガイナーシヤによ
つて前方へ弓なりに屈曲し、これが板バネの応答
の遅れとなつて高速印字の障害となつていた。
この問題を解消するために、板バネの前面側
(印字面側)にストツパを配設した例として、特
公昭60−48337号公報が知られている。この改良
された技術は、イナーシヤによる屈曲力が作用す
る板バネの中間部を、ストツパの曲面状凸部によ
つて制止するようにしたものである。
しかし、この構造によると、高速応答性は確保
することができるものの、印字動作時に板バネの
中間部が局部的にストツパの曲面状凸部と当接す
るために、大きな衝突音が発生するだけでなく、
中間部で局部的な繰返し応力が作用するために、
現実にはプリンタヘツドの静粛性および耐久性を
低下させる問題を有している。
[考案の目的] そこで本考案は、高速応答性と静粛性および耐
久性の確保を同時に達成することができるバネ釈
放型プリンタヘツドを提供することを目的とする
ものである。
[目的を達成するための手段] 本考案に係るバネ釈放型プリンタヘツドでは、
前方に開口する有底筒状の後ヨークと、後ヨーク
の前方に設けられた前ヨークと、前ヨークと後ヨ
ークとの間に挾持された環状の永久磁石と、前ヨ
ークと有底筒状の後ヨークとの間に挾持された環
状の永久磁石と、後ヨークの底部に設けられて外
周に永久磁石の磁力を打ち消すコイルが巻回され
たコイルヨークと、前ヨークの前面側で前後方向
へ弾性的に撓み変形可能に片持ち支持された板バ
ネと、板バネに前ヨークを貫通してコイルヨーク
と対向するように取り付けられ、コイルへの非通
電状態で永久磁石の磁力によつて板バネのバネ力
に抗してコイルヨークに吸引後退され、コイルへ
の通電によつて板バネのバネ力で前進して解放位
置に位置する可動ヨークと、板バネの前方に設け
られて可動ヨークが解放位置にあるときに板バネ
の前面が面接合するストツパープレートと、を有
していることを特徴とするものである。
[作用] この構成によると、コイルへの非通電状態で
は、可動ヨークが永久磁石の磁力によつてコイル
ヨークに吸引後退され、コイルへの通電によつて
永久磁石の磁力が打消されると、可動ヨークが板
バネのバネ力で前進する。そして、可動ヨークが
解放位置に至ると、板バネの前面がストツパープ
レートに面接合して板バネが制止される。
ここで、可動ヨークが板バネのバネ力で前進す
るときには、ストツパープレートへの板バネの当
接状態が、可動ヨークの前進動作の進行とともに
基端部から先端部へ連続的に進行し、板バネに局
部的な応力が作用したり、大きな衝突音が発生し
たりすることがない。また、前ヨークの前方に板
バネが設けられ、その前方、すなわち永久磁石、
前ヨーク、コイルヨーク、後ヨークで構成される
磁気回路の前方にストツパープレートが設けられ
ているので、ストツパープレートに磁力が作用せ
ず、ストツパープレートが板バネの応答性に磁気
的悪影響を及ぼすことがない。
[実施例] 以下、本考案の詳細を添付図面に示した一実施
例そつて詳細に説明する。
第1図および第2図において、前ヨーク1,永
久磁石2,後ヨーク3およびコイルヨーク4によ
つて電磁駆動装置が構成されている。前ヨーク1
が、実質的に円板形状を有し、かつその中心部に
穴部が形成されている。永久磁石2は環状に形成
されて、前ヨーク1の背面に固着されている。永
久磁石2の背面に固着されている後ヨーク3は、
円筒キヤツプ状に形成されて、底部に円柱状のコ
イルヨーク4が固着されている。このコイルヨー
ク4は、前ヨーク1の中心穴部に向けて延伸し、
その回りを取囲む釈放コイル5が永久磁石2と後
ヨーク3の内部中空部に挿置されている。
前ヨーク1の前面には、スペーサ板6,ハンマ
バネ7およびストツパープレート8が取付ピン9
を介して固着されている。ストツパープレート8
は、L字形断面に形成され、上記構成の電磁駆動
装置の上部が切欠部10より上方へ突出してい
る。
ハンマバネ7は、第3図に示すように、基部1
1から延伸する板バネ12を中央部に有してお
り、その両側には支持部13が基部11から一体
に延出形成されている。そして基部11および両
支持部13に取付ピン9用の穴部14が穿設さ
れ、また板バネ12の自由端部にも穴部15が形
成されている。
スペーサ板6は、その厚みに対応する間隔でハ
ンマバネ7を前ヨーク1に取り付けるためのもの
であり、板バネ12に対応する部分に切欠部16
を有し、この切欠部16の両側には支持部17が
基部18から一体に延出形成されている。そして
基部18および両支持部17に取付けピン9用の
穴部19が穿設されている。
ハンマバネ7の板バネ12の穴部15には、第
1図および第2図に示すように、磁性材の可動ヨ
ーク20が固着されている。可動ヨーク20の後
部は前ヨークの中心穴部に挿置されて、コイルヨ
ーク4の前端面に磁気的に吸着され、そのとき板
バネ12は、自己のバネ力に抗して後方へ偏倚さ
れる。また可動ヨーク20の前部は、ストツパー
プレート8の前面中央の開口部21から前方へ突
出している。可動ヨーク20の前部には、第5図
示の如く割溝22が形成してあり、この割溝22
に印字要素としての板状の印字ハンマ23の下端
部がクランプされている。
印字ハンマ23の上端部には打撃面24が形成
されており、この打撃面24がインクリボン2
5,記録媒体26を介して回転ドラム27に対向
している。回転ドラム27は、記録媒体26の横
幅以上の長さを有し、その外周面に軸方向に延伸
する複数の突起28を有しており、突起28と打
撃面24とが実質的に交差するように対面してい
る。
第2図において、永久磁石2からの磁束は前ヨ
ーク1,後ヨーク3,コイルヨーク4および可動
ヨーク20内を矢印のように通つており、このと
き可動ヨーク20は、板バネ12のバネ力に抗し
てコイルヨーク4の前面に磁気的に吸引される。
そこで上記磁束を打ち消すようにコイル5に電流
を印加すると、可動ヨーク20はコイルヨーク4
との吸引が解放され、板バネ12のバネ力によつ
て前進する。このために印字ハンマ23も前進
し、その打撃面24がインクリボン25と記録媒
体26を回転ドラム27の突起28に衝撃的に押
圧し、これにより打撃面24と突起28の交差位
置で記録媒体26にドツトが形成される。
ところで、板バネ12が自己のバネ力によつて
前進するときには、板バネ12のストツパープレ
ート8に対する当接状態は、板バネ部2の前進動
作の進行とともに基端部から先端部へ連続的に進
行していく。すなわち、板バネ12がストツパー
プレート8に当接して制止される動作が、板バネ
12の前進動作と並行してその基端部から先端部
へ向けて進行することになるのである。したがつ
て、板バネ12を制止するときの衝突音が小さく
なるとともに、板バネ12に一個所で局部的な繰
返し応力が作用することがない。その結果、板バ
ネ12が安定して高速応答し、十分な耐久性を保
証できるようになるのである。また、前ヨーク1
の前方に板バネ12が設けられ、その前方、すな
わち永久磁石2、前ヨーク1、コイルヨーク4、
後ヨーク3で構成される磁気回路の前方にストツ
パープレート8が設けられているので、ストツパ
ープレート8に磁力が作用せず、ストツパープレ
ート8が板バネ12の応答性に磁気的悪影響を及
ぼすことがない。
[考案の効果] 以上のように本考案に掛かるバネ釈放型プリン
タヘツドによれば、板バネの前方に可動ヨークが
解放位置にあるときに板バネの前面が面接合する
ストツパープレートが配設してあるから、板バネ
がストツパープレートに当接して制止される動作
が、板バネの前進動作と並行して基端部から先端
部へ向けて進行し、板バネのイナーシヤによる屈
曲を制止するに際し、板バネに局部的な繰返し応
力が作用することがない。そのため、高速応答性
が得られるのみならず、ヘツドの静粛性と耐久性
の向上をも同時に達成することができる。また、
前ヨークの前方に板バネが設けられ、その前方、
すなわち永久磁石、前ヨーク、コイルヨーク、後
ヨークで構成される磁気回路の前方にストツパー
プレートが設けられているので、ストツパープレ
ートに磁力が作用せず、ストツパープレートが板
バネの応答性に磁気的悪影響を及ぼすことがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るバネ釈放型プリンタヘツ
ドの一実施例の正面図、第2図はその断面図、第
3図はハンマバネの正面図、第4図はスペーサ板
の正面図、第5図は可動ヨークの断面図である。 1……前ヨーク、2……永久磁石、3……後ヨ
ーク、4……コイルヨーク、5……釈放コイル、
8……ストツパープレート、12……板バネ、2
0……可動ヨーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前方に開口する有底筒状の後ヨークと、 上記後ヨークの前方に設けられた前ヨークと、 上記前ヨークと後ヨークとの間に挾持された環
    状の永久磁石と、 上記後ヨークの底部に設けられて外周に上記永
    久磁石の磁力を打ち消すコイルが巻回されたコイ
    ルヨークと、 上記前ヨークの前面側で前後方向へ弾性的に撓
    み変形可能に片持ち支持された板バネと、 上記板バネに上記前ヨークを貫通して上記コイ
    ルヨークと対向するように取り付けられ、上記コ
    イルへの非通電状態で上記永久磁石の磁力によつ
    て上記板バネのバネ力に抗して上記コイルヨーク
    に吸引後退され、上記コイルへの通電によつて上
    記板バネのバネ力で前進して解放位置に位置する
    可動ヨークと、 上記板バネの前方に設けられて上記可動ヨーク
    が解放位置にあるときに上記板バネの前面が面接
    合するストツパープレートと、 を有していることを特徴とするバネ釈放型プリン
    タヘツド。
JP1990014376U 1990-02-16 1990-02-16 Expired JPH047975Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639251B2 (ja) * 1978-02-28 1981-09-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639251U (ja) * 1979-09-03 1981-04-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5639251B2 (ja) * 1978-02-28 1981-09-11

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