JP3021718B2 - ドットラインプリンタ印刷機構 - Google Patents

ドットラインプリンタ印刷機構

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JP3021718B2
JP3021718B2 JP5235091A JP5235091A JP3021718B2 JP 3021718 B2 JP3021718 B2 JP 3021718B2 JP 5235091 A JP5235091 A JP 5235091A JP 5235091 A JP5235091 A JP 5235091A JP 3021718 B2 JP3021718 B2 JP 3021718B2
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JP
Japan
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front yoke
plunger
dot line
line printer
printing mechanism
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成規 末松
俊男 比気
吉兼 松本
真一 坂本
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Koki Holdings Co Ltd
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、行方向に沿って並べて
設けられた複数のスプリングチャージ式ドット印刷ハン
マを保持したハンマバンクを行方向に沿って往復移動さ
せ、この往復移動の過程で印刷するドットラインプリン
タ印刷機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6、図7は従来周知構成のドットライ
ンプリンタ印刷機構を示すものである。印刷ピン12及
びプランジャ13を自由端近傍前面に装着した板バネ1
1の固定端はベース14の前面にフロントヨーク15を
介してネジ16により固定される。プランジャ13の背
面は永久磁石17の磁気吸引力によりコムヨーク18先
端のポール部に吸引保持される。コムヨーク18のポー
ル部近傍には電磁コイル19が巻回されている。
【0003】図6に示す印刷ピン12を0.15インチ
ピッチで上下2段に約200個弱設け、毎分約400行
の漢字印刷を可能としたドットラインプリンタが提案さ
れている。印刷速度を更に高速すなわち毎分約600行
の漢字印刷を可能とするためには、前記印刷ピン12を
0.1インチピッチで約300個設ける必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記印刷ピン12を
0.1インチピッチで実装するようにすると、前記プラ
ンジャ13は円柱状で、フロントヨーク15の丸穴の中
に入り込む構造のため、プランジャ13も小さくなって
しまいプランジャ13を流れる磁束が減少し、必要な磁
気吸引力が得られなくなってしまう。
【0005】このためプランジャ13の吸引面形状をコ
ムヨーク18の吸引面形状と同様な矩形として断面積を
大きくして流れる磁束を多くすると共にフロントヨーク
15の丸穴を矩形の溝に変えることが考えられる。
【0006】しかし、板バネ11の幅が小さくなるた
め、板バネ11の横剛性が小さくなり横方向の力に対し
て変形し易くなっていた。
【0007】このような状況において隣接する印刷ハン
マを駆動した場合、プランジャ13部での左右の磁気バ
ランスが崩れ、印刷ハンマが横方向に荷重を受けるため
印刷ピン12の位置ずれが生じる。この横方向の位置ず
れを起こした状態で印刷ハンマが駆動されると、印刷さ
れたドット位置が正規の位置からずれてしまい、印刷品
質の低下を招く。
【0008】すなわち、磁気吸引力を大きくするために
プランジャ13とフロントヨーク15間のギャップを小
さくすると印刷ピン12の横ずれの問題が発生し、反対
に印刷ピン12の横ずれを小さくするために前記ギャッ
プを大きくすると必要な磁気吸引力が得られないという
問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、隣接印刷ハンマの駆動による印刷ピンの横ず
れ量を最小限にすると共に必要な磁気吸引力を得られる
ようにして印刷品質の低下を防止することである。
【0010】上記目的を達成するための本発明の具体的
な構成は、行方向に沿って所定ピッチで設けられ、自由
端前面に印刷ピンを装着した複数個の板バネと、該板バ
ネの印刷ピンの下方に装着された矩形状の磁性材からな
るプランジャと、該プランジャを吸引して前記板バネを
非印字位置に保持する永久磁石と、該永久磁石の磁束を
打ち消し前記吸着状態を解放する釈放用電磁コイルと、
板バネの前面にあって磁気回路の一部を構成し、前記プ
ランジャが位置する矩形状の溝が前記板バネと同一ピッ
チで設けられたフロントヨークからなるドットラインプ
リンタ印刷機構において、前記フロントヨークに設けら
れた矩形状の溝を被覆するべく、前記フロントヨークの
溝部前面に磁性材からなるサブフロントヨークを設け、
前記プランジャを吸引するために必要な磁気吸引力を確
保したことにある。 サブフロントヨークはフロントヨー
クと一体、あるいは別体のいずれでもよく、特に別体に
形成した場合には、フロントヨーク及びサブフロントヨ
ークを容易に製作できるという利点がある。
【0011】
【作用】前記ギャップを所定量以上確保したことにより
印刷ピンの横ずれを防止できるようになり、またサブフ
ロントヨークを設けたことにより必要な磁気吸引力が得
られるようになった。
【0012】
【実施例】以下実施例図面を参照して本発明を説明す
る。図1、図2は本発明ドットラインプリンタ印刷機構
の一実施例を示す図である。印刷ピン12の実装ピッチ
Pは約2.5mm(0.1インチ)である。プランジャ
13は吸引部において矩形であり、その幅bは約1.0
mmである。フロントヨーク20には幅aが1.5mm
の矩形の溝21及び該溝21の前面に位置するサブフロ
ントヨーク22が一体に設けられている。該フロントヨ
ーク20の溝21のほぼ中央にプランジャ13が位置さ
れており、該プランジャ13とフロントヨーク20の左
右の横方向ギャップδは、約0.2mm以上確保されて
いる。すなわちδ=(a−b)/2=0.25であり、
組立時のバラツキがあったとしても0.2mm以上確保
することは可能となる。
【0013】図3は前記ギャップδと隣接印刷ハンマの
駆動による印刷ピン12の横ずれ量との関係を示したグ
ラフである。例えば、ギャップδが約0.15mmの場
、印刷ピン12の横ずれ量は最大40μmとなり、
刷品質に悪影響を及ぼす。印刷ピン12の横ずれ量のば
らつきは、主としてフロントヨーク20の溝21に対す
るプランジャ13の位置が組立時において横方向にずれ
ることにより起こるもので、前記プランジャ13とフロ
ントヨーク20の横ずれが0の時最小となる。しかし、
ギャップδが約0.2mm以上確保されている場合、前
記印刷ピン12の横ずれ量の最大は15μm以下となり
印刷品質に及ぼす影響は無視できる程度となる。
【0014】上記のように構成したことにより、プラン
ジャ13とフロントヨーク20間のギャップが0.2〜
0.3mmとなり、印刷ピン12の横ずれが小さくなる
ので印刷品質の低下を防止できるようになる。またサブ
フロントヨーク22を設けたので、前記ギャップを大き
くしたとしても必要な磁気吸引力が得られるようにな
る。この結果、印刷ピン12すなわち印刷ハンマの高密
度実装が可能となり、より高速度の印刷が可能なドット
ラインプリンタを提供できるようになる。
【0015】上記実施例において、前記サブフロントヨ
ーク22とフロントヨーク20とを一体に形成するとし
たが、その製作は容易でない。このため図4、図5に示
す如く、サブフロントヨーク32をフロントヨーク30
とは別個に形成し、フロントヨーク30の上部前面に設
けられた凹部に前記永久磁石17の磁気吸引力によって
保持させるかまたは接着等の通常の固定手段等によって
保持させるようにすれば、フロントヨーク30及びサブ
フロントヨーク32の製作が容易となり、結果として安
価なドットラインプリンタを提供できるようになる。
【0016】また図5に示す如く、板バネ11前面とフ
ロントヨーク30後面間のギャップA及びプランジャ1
3下部とフロントヨーク30の溝31底間のギャップB
を大きく確保することにより、サブフロントヨーク22
を取り外しフロントヨーク30を装着した状態で板バネ
11の初期タワミを調整できるようにすることもでき
る。すなわち前記ギャップA、Bを大きく確保すること
により、板バネ11を図5中左側に強制的に押して変形
させ、板バネ11の初期タワミ調整を可能とすることも
できる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、隣接印刷ハンマの駆動
による印刷ピンの横ずれ量の最大を所定以下に抑える
め、プランジャとフロントヨークの間のギャップを所定
量以上確保した場合であっても、プランジャを吸引する
ために必要な磁気吸引力を確保することができるので、
印刷ハンマの高密度実装が可能となり高印刷速度のド
ットラインプリンタを安価に提供することが可能とな
る。また、印刷ピンの横ずれに起因する印刷乱れを低減
でき、印刷品質の低下を防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドットラインプリンタ印刷機構の一
実施例を示す正面図。
【図2】 図1の側面断面図。
【図3】 ギャップδと隣接印刷ハンマの駆動による印
刷ピンの横ずれ量との関係を示すグラフ。
【図4】 本発明印刷機構の他の実施例を示す正面図。
【図5】 図4の側面断面図。
【図6】 従来のドットラインプリンタ印刷機構を示す
正面図。
【図7】 図6の側面断面図。
【符号の説明】
11は板バネ、12は印刷ピン、13はプランジャ、1
4はベース、16はネジ、17は永久磁石、18はコム
ヨーク、19は電磁コイル、20、30はフロントヨー
ク、21、31は溝、22、32はサブフロントヨーク
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−20681(JP,A) 特開 平3−16742(JP,A) 実開 昭57−163339(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/28 B41J 2/245

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行方向に沿って所定ピッチで設けられ、自
    由端前面に印刷ピンを装着した複数個の板バネと、該板
    バネの印刷ピンの下方に装着された矩形状の磁性材から
    なるプランジャと、該プランジャを吸引して前記板バネ
    を非印字位置に保持する永久磁石と、該永久磁石の磁束
    を打ち消し前記吸着状態を解放する釈放用電磁コイル
    と、板バネの前面にあって磁気回路の一部を構成し、前
    記プランジャが位置する矩形状の溝が前記板バネと同一
    ピッチで設けられたフロントヨークからなるドットライ
    ンプリンタ印刷機構であって、前記フロントヨークに設けられた矩形状の溝を被覆する
    べく、前記フロントヨークの 溝部前面に磁性材からなる
    サブフロントヨークを設け、前記プランジャを吸引する
    ために必要な磁気吸引力を確保したことを特徴とするド
    ットラインプリンタ印刷機構。
  2. 【請求項2】前記サブフロントヨークをフロントヨーク
    と一体に形成したことを特徴とする請求項1記載のドッ
    トラインプリンタ印刷機構。
  3. 【請求項3】前記サブフロントヨークをフロントヨーク
    と別体に形成したことを特徴とする請求項1記載のドッ
    トラインプリンタ印刷機構。
  4. 【請求項4】前記サブフロントヨークを前記永久磁石の
    磁気吸引力によってフロントヨークに保持したことを特
    徴とする請求項3記載のドットラインプリンタ印刷機
    構。
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JP24523890 1990-09-14
JP2-245238 1990-09-14

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JPH04211965A JPH04211965A (ja) 1992-08-03
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