JP2775563B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置およびそ
の製造方法に関し、より特定的には、基板上に結晶化さ
れた薄膜が形成される半導体装置およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン基板などの半導体基板表
面にシリコンなどからなる薄膜をエピタキシャル成長さ
せた半導体装置が知られている。図31はそのような従
来の半導体装置の製造方法を説明するための概略図であ
る。図32〜34は従来の半導体装置の製造プロセスを
説明するための断面図である。図35は従来の薄膜の形
成のために用いる半導体製造装置を示した断面図であ
る。まず図35を参照して、従来の半導体製造装置につ
いて説明する。従来の半導体製造装置は、円筒型の反応
室111および112と、単結晶シリコン基板101を
支持するためのサセプタ114と、サセプタ114が固
定的に取付けられた蓋119と、蓋119を上下に移動
するためのエレベータ123と、シランガス、窒素ガス
および水素ガスなどのガスを流量制御しながら配管11
6を介して反応室111内に供給するためのガス供給ユ
ニット115と、排気配管118を介して反応室111
内のガスや空気を排気するための真空ポンプ117と、
反応室111を加熱するためのヒータ120と、配管1
16と排気配管118とが貫通され、サセプタ114を
反応室111内に収納するための開口部を有するマニホ
ールド121と、マニホールド121およびエレベータ
123を固定的に設置するための枠部122とを備えて
いる。
【0003】このような構成を有する半導体製造装置を
用いて従来では以下のようにして薄膜の形成が行なわれ
ていた。
【0004】すなわち、図31〜図35を参照して、ま
ず室温の条件下で単結晶シリコン基板101をフッ酸溶
液(HF)で洗浄する。これにより、単結晶シリコン基
板の表面上に形成されたシリコン酸化膜(SiO2 )を
除去する。そして、単結晶シリコン基板101を水洗
し、窒素ガスを吹き付けて乾燥することによって清浄な
単結晶シリコン基板101を得る(図32参照)。
【0005】次に、半導体製造装置の蓋8を下に移動し
て単結晶シリコン基板101をサセプタ114上に乗せ
る。ここで、反応室111の温度は350℃に保たれて
いる。この状態で、エレベータ119を上昇させること
により、サセプタ114を反応室111の内部に導入し
蓋119によって反応室111を密閉する。そして、ポ
ンプ117によって排気配管118を介して反応室11
1内の空気を排気する。
【0006】次に、ガス供給ユニット115から窒素ガ
ス(N2 )を反応室111内に供給する。これにより、
反応室111内部を窒素ガス(N2 )によって置換した
後、反応室111内部を所定の圧力(たとえば10To
rr)に保持する。
【0007】ここで、反応室111内部に導入される前
の単結晶シリコン基板101は室温の状態であったの
で、反応室111内部に導入された単結晶シリコン基板
101が350℃になるまでの間、単結晶シリコン基板
101を窒素ガス(N2 )雰囲気の反応室111内部に
保持する。
【0008】単結晶シリコン基板101の温度が均一に
350℃になった後、さらに反応室111内の温度を6
20℃に上昇させる。反応室111内部および単結晶シ
リコン基板101の温度が均一に620℃になるまでの
間、単結晶シリコン基板101は窒素ガス(N2 )雰囲
気の反応室111内部に保持される。この単結晶シリコ
ン基板101が350℃から620℃に上昇するまでの
間に、反応室111内に残留する酸素(O2 )と水蒸気
(H2 O)とによって単結晶シリコン基板101の表面
が酸化される。これにより、単結晶シリコン基板101
の表面にシリコン酸化膜(SiOx )102が形成され
る(図33参照)。この形成されるシリコン酸化膜の厚
みは10〜15Å程度である。
【0009】単結晶シリコン基板101および反応室1
11内の温度が均一に620℃になった後、ガス供給ユ
ニット115からシランガス(SiH4 )を反応室11
1内に導入する。このシランガスによってシリコン酸化
膜102の表面上にシリコン薄膜103が成長する(図
34参照)。この後、再び反応室111内部を窒素ガス
(N2 )によって置換する。
【0010】最後に、反応室111内部の圧力を窒素ガ
ス(N2 )を用いて大気圧に戻した後、エレベータ12
3によって蓋119を下降させる。この後、単結晶シリ
コン基板101をサセプタ114から取出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来で
は、単結晶シリコン基板101の温度が350℃から6
20℃になるまでの間、反応室111内に残留している
酸素(O2 )と水蒸気(H2 O)とによって単結晶シリ
コン基板101の表面が酸化されていた。これにより、
単結晶シリコン基板101の表面上に10〜15Å程度
の厚みを有するシリコン酸化膜(SiOx )102が形
成されていた。
【0012】しかしながら、このようなシリコン酸化膜
102上にシランガスを用いてシリコン薄膜103を成
長させると、シリコン薄膜103は多結晶のシリコン薄
膜103となってしまうという不都合が生じていた。こ
の結果、単結晶薄膜が得られないという問題点があっ
た。なお、上記したシリコン酸化膜102を除去するた
めに、1100℃程度の高温で水素(H2 )を用いて置
換する方法が提案されている。しかし、この方法では、
非常に高温であるため、トランジスタを構成する拡散層
が拡がるなど素子に悪影響を与えるという問題点があっ
た。図36は、上記した1100℃程度の高温で水素を
用いてシリコン酸化膜102を置換する方法における問
題点を説明するための3次元デバイスの断面構造図であ
る。図36を参照して、この3次元デバイスでは、単結
晶半導体基板201上にコンタクトホールを有する絶縁
層206が形成されている。そして、コンタクトホール
内で単結晶半導体基板201に電気的に接続されるとと
もに絶縁層206上に沿って延びるように単結晶シリコ
ン層204が形成されている。また、単結晶半導体基板
201の主表面上の所定領域には第1のMOSトランジ
スタ202が形成されており、単結晶シリコン層204
の主表面上の所定領域には第2のMOSトランジスタ2
05が形成されている。このような構造を有する3次元
デバイスにおいて、単結晶シリコン層204を形成する
ためには、単結晶シリコン層204が接触する単結晶半
導体基板201の主表面上のシリコン酸化膜(図示せ
ず)を除去する必要がある。このような場合に、上記し
た1100℃の高温を必要とする水素置換法を用いてシ
リコン酸化膜を除去することも可能である。しかし、1
100℃程度の高温を必要とする水素置換法を用いる
と、その高温によって単結晶半導体基板201の主表面
に形成された第1のMOSトランジスタ202を構成す
るソース/ドレイン領域203が広がってしまうという
不都合が生じる。この結果、第1のMOSトランジスタ
202のトランジスタ特性が変動してしまうという問題
点があった。
【0013】また、別な問題として、図33に示したよ
うに、シリコン酸化膜102の厚みが10〜15Åと厚
いため、単結晶シリコン基板101と多結晶のシリコン
薄膜103との接触抵抗が高くなってしまうという不都
合もあった。
【0014】このように、従来では、高温(1100
℃)の熱処理を加えることなくすなわち800℃以下の
温度で単結晶薄膜を形成することは困難であった。ま
た、多結晶のシリコン薄膜103と単結晶シリコン基板
101との間の接触抵抗を低減することは困難であっ
た。
【0015】請求項1および2に記載の発明の1つの目
的は、半導体装置において、素子に悪影響を及ぼすこと
なく単結晶薄膜を形成し得る半導体装置を得ることであ
る。
【0016】請求項1および2に記載の発明のもう1つ
の目的は、半導体装置において、半導体基板とその上に
形成される薄膜との接触抵抗を低減させることである。
【0017】請求項3に記載の発明の1つの目的は、半
導体装置の製造方法において、800℃以下の温度にお
いて半導体基板上に単結晶薄膜を形成することである。
【0018】請求項3に記載の発明のもう1つの目的
は、半導体基板とその上に形成される薄膜との間に形成
される酸化膜の厚みを低減することである。
【0019】請求項3に記載の発明のさらにもう1つの
目的は、半導体装置の製造方法において、半導体基板と
その上に形成される薄膜との間の接触抵抗を低減するこ
とである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1における半導体
装置は、主表面を有する単結晶半導体基板と、その単結
晶半導体基板の主表面の少なくとも一部を覆い、かつ、
単結晶半導体基板をアモルファス薄膜の原料ガスを含む
雰囲気中に保持して単結晶半導体基板上にアモルファス
薄膜を成長させるとともに雰囲気温度を所定の第1の温
度から所定の第2の温度に上昇させてその雰囲気温度の
上昇過程においてアモルファス薄膜を単結晶半導体基板
を種結晶として単結晶化させることにより固相エピタキ
シャル薄膜を形成しさらに雰囲気温度を第2の温度に保
持して固相エピタキシャル薄膜上に気相エピタキシャル
薄膜を成長させることによって形成された結晶化薄膜と
を備えている。
【0021】請求項2における半導体装置の製造方法
は、チャンバ内に単結晶半導体基板を配置する工程と、
チャンバ内にアモルファス薄膜の原料ガスを導入するこ
とにより単結晶半導体基板上にアモルファス薄膜を形成
する工程と、アモルファス薄膜の形成と並行してチャン
バ内の雰囲気温度を上昇させてその雰囲気温度の上昇過
程においてアモルファス薄膜を結晶化させることにより
結晶化薄膜を形成する工程と、その結晶化薄膜の形成後
連続してチャンバ内の雰囲気温度を所定の温度に保持し
て結晶化薄膜上に気相エピタキシャル薄膜を形成する工
程とを備えている。
【0022】請求項3における半導体装置の製造方法
は、基板上に結晶化された薄膜が形成される半導体装置
の製造方法であって、基板を薄膜の原料ガスを含む雰囲
気中に保持して室温以上で540℃程度以下の範囲内で
基板上にアモルファス薄膜を形成する工程と、アモルフ
ァス薄膜の形成と並行してアモルファス薄膜を結晶化す
ることにより結晶化薄膜を形成する工程とを備えてい
る。
【0023】請求項4における半導体装置の製造方法
は、基板上に結晶化された薄膜が形成される半導体装置
の製造方法であって、基板を薄膜の原料ガスを含む雰囲
気中に保持して基板上にアモルファス薄膜を形成する工
程と、アモルファス薄膜の形成と並行してアモルファス
薄膜を結晶化することにより第1の結晶化薄膜を形成す
る工程と、第1の結晶化薄膜を形成した後連続して第1
の結晶化薄膜上に第2の結晶化薄膜を形成する工程とを
備えている。
【0024】
【作用】請求項1に係る半導体装置では、単結晶半導体
基板の主表面の少なくとも一部を覆う結晶化薄膜が、単
結晶半導体基板をアモルファス薄膜の原料ガスを含む雰
囲気中に保持して単結晶半導体基板上にアモルファス薄
膜を成長させるとともに雰囲気温度を上昇させてその雰
囲気温度の上昇過程においてアモルファス薄膜を単結晶
半導体基板を種結晶として単結晶化させることにより固
相エピタキシャル薄膜を形成しさらに雰囲気温度を第2
の温度に保持して固相エピタキシャル薄膜上に気相エピ
タキシャル薄膜を成長させることによって形成されるの
で、従来のように1100℃の温度を必要とする水素置
換法を用いることなく単結晶半導体基板上に直接単結晶
化薄膜を形成することができる。これにより、たとえば
3次元デバイスにおいて上層の単結晶シリコン層を形成
する際に下層である単結晶半導体基板上に形成されたト
ランジスタの拡散領域が従来のように広がることがな
い。
【0025】請求項2に係る半導体装置の製造方法で
は、チャンバ内にアモルファス薄膜の原料ガスを導入す
ることにより単結晶半導体基板上にアモルファス薄膜が
形成されるので、チャンバ内に残留する酸素(O2 )や
水蒸気(H2 O)によって単結晶半導体基板の表面が酸
化される前に優先的に単結晶半導体基板上にアモルファ
ス薄膜が形成されるので単結晶半導体基板が酸化される
のが有効に防止される。また、アモルファス薄膜の形成
と並行してチャンバ内の雰囲気温度を上昇させて雰囲気
温度の上昇過程においてアモルファス薄膜が結晶化さ
れ、その後雰囲気温度が所定の温度に保持されるので、
アモルファス薄膜の結晶化後の結晶化薄膜上にその結晶
化薄膜を種結晶としてさらに結晶化薄膜が気相成長され
る。さらに、上記製造プロセスが同一チャンバ内で行な
われるので、製造プロセスの簡略化が図られる。
【0026】請求項3に係る半導体装置の製造方法で
は、基板が薄膜の原料ガスを含む雰囲気中に保持されて
室温以上で540℃程度以下の範囲内で基板上に優先的
にアモルファス薄膜が形成されるので、基板表面が反応
室内に残留する酸素や水蒸気によって酸化されることが
なく基板上に直接アモルファス薄膜が形成される。
【0027】請求項4に係る発明では、基板が薄膜の原
料ガスを含む雰囲気中に保持されて基板上にアモルファ
ス薄膜が形成され、そのアモルファス薄膜の形成と並行
してアモルファス薄膜を結晶化することにより第1の結
晶化薄膜が形成され、その第1の結晶化薄膜が形成され
た後連続して第1の結晶化薄膜の上に第2の結晶化薄膜
が形成されるので、残留する酸素や水蒸気によって基板
が酸化される前に基板上にアモルファス薄膜が形成され
るので、基板が酸化されるのが有効に防止される。これ
により、たとえば基板として単結晶半導体基板を用いる
場合には、その単結晶半導体基板上に直接アモルファス
薄膜が形成され、そのアモルファス薄膜を単結晶半導体
基板を種として単結晶化させることにより単結晶半導体
基板上に容易に単結晶薄膜を形成することができる。ま
た、基板として絶縁基板を用いる場合には、その絶縁基
板上にアモルファス薄膜を形成する際に残留する酸素や
水蒸気によって絶縁基板の表面上にさらに酸化膜が形成
されることがなく絶縁基板上に直接アモルファス薄膜が
形成される。これにより、そのアモルファス薄膜が多結
晶化されて多結晶薄膜が形成された場合に、多結晶薄膜
と、絶縁基板を介して多結晶薄膜に接触する導電層との
接触抵抗が従来に比べて低減される。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0029】図1は本発明の半導体装置の製造方法の第
1実施例を説明するための概略図である。図2〜図6
は、図1に示した半導体装置の製造方法の製造プロセス
を説明するための断面図である。図1〜図6および図3
5を参照して、本発明の半導体装置の製造方法の一実施
例について説明する。
【0030】まず、図1に示すように、本実施例では、
従来と同様に室温で単結晶シリコン基板1の表面をフッ
酸溶液(HF)で洗浄する。これにより、単結晶シリコ
ン基板1の表面上に形成された自然酸化膜(SiO2
5を除去する。その後、単結晶半導体基板1を水洗し、
たとえば窒素ガスを吹き付けることによって乾燥する。
これにより、清浄な単結晶シリコン基板1が得られる
(図2参照)。
【0031】次に、図35に示したように、単結晶シリ
コン基板1を従来の半導体製造装置のサセプタ114上
に載置する。ここで、反応室111の内部はこの状態で
350℃に保たれている。この状態から、蓋119をエ
レベータ123によって上方に移動させることにより単
結晶シリコン基板1を反応室111内に導入する。そし
て、蓋119によって反応室111を密閉する。この
後、真空ポンプ117を用いて排気配管118を介して
反応室111の内部の空気を排気する。
【0032】次に、ガス供給ユニット115からシラン
ガス(SiH4 )と窒素ガス(N2)とを配管116を
介して反応室111内に供給する。これにより、反応室
111内部をシランガス(SiH4 )と窒素ガス
(N2 )とで置換する。このように、本実施例では、反
応室内が350℃に保たれている状態で、窒素ガスのみ
ならず形成される薄膜の原料ガスであるシランガス(S
iH4 )をも供給する。350℃の温度条件下で反応室
111をシランガスと窒素ガスとで置換した後、反応室
111の内部の圧力を0.2〜0.3Torrに保持す
る。この状態でのSiH4 /N2 の流量は好ましくは2
0〜200/300sccm、より好ましくは200/
300sccmである。また、SiH4 分圧は好ましく
は0.0125〜0.12Torr、より好ましくは
0.0125Torr程度である。この状態で、単結晶
シリコン基板1の温度が均一に350℃に上昇するのを
待つ。
【0033】この後、反応室111の内部の温度を薄膜
を形成するための所定の温度たとえば620℃に昇温す
る。単結晶半導体基板1が350℃から620℃に上昇
する過程において、図1および図3に示すようにシラン
ガス(SiH4 )によって単結晶シリコン基板1上にア
モルファスシリコン薄膜2aが形成される。すなわち、
反応室111内に残留している酸素(O2 )や水蒸気
(H2 O)によって単結晶シリコン基板1の表面にシリ
コン酸化膜が形成される前に、導入したシランガスによ
って単結晶シリコン基板1上に優先的にアモルファスシ
リコン薄膜2aが堆積される。このアモルファスシリコ
ン薄膜2aは540℃程度より低い温度条件下で形成さ
れる。このアモルファスシリコン薄膜2aの形成と並行
して単結晶シリコン基板1の表面上に形成されたアモル
ファスシリコン薄膜2aが単結晶シリコン基板1を種と
して徐々に単結晶化する。
【0034】すなわち、アモルファスシリコン薄膜2a
がさらに堆積されるとともに、単結晶シリコン基板1を
種としてアモルファスシリコン薄膜2aが固相エピタキ
シャル成長によって徐々に単結晶化する。これにより、
単結晶シリコン基板1の表面上に徐々に単結晶シリコン
薄膜2が成長する。温度の上昇に伴って、アモルファス
シリコン薄膜2aの成長速度よりも単結晶シリコン薄膜
2の成長速度の方が早くなる。図7は、雰囲気温度と、
アモルファスシリコン薄膜2aおよび単結晶シリコン薄
膜2の成長速度との関係を示した相関図である。図7を
参照して、500℃以下の温度範囲ではアモルファスシ
リコン薄膜2aの成長速度の方が単結晶シリコン薄膜2
の成長速度よりも大きいことがわかる。そして、500
℃以上になると単結晶シリコン薄膜2の成長速度の方が
アモルファスシリコン薄膜2aの成長速度よりも速くな
ることがわかる。したがって、500℃以上では温度の
上昇に伴って単結晶シリコン基板1を種結晶とした単結
晶シリコン薄膜2の成長がアモルファスシリコン薄膜2
aの成長よりも速く進行する。この結果、温度の上昇に
伴って単結晶シリコン薄膜2の成長面がアモルファスシ
リコン薄膜2aの成長面に追いつく。そして、単結晶シ
リコン基板1の温度が600℃程度になると、図4に示
すように、アモルファスシリコン薄膜2aがすべて単結
晶化される。これにより、単結晶シリコン基板1の上に
は単結晶シリコン薄膜2のみが形成された状態となる。
【0035】そして、さらに単結晶シリコン基板1の温
度が上昇し、600℃〜620℃程度の温度条件下にな
ると、図5に示すように、単結晶シリコン薄膜2の表面
上に単結晶シリコン薄膜3が気相エピタキシャル成長し
始める。
【0036】次に、単結晶シリコン基板1が均一に62
0℃程度に昇温された後、ガス供給ユニット115(図
35参照)からシランガス(SiH4 )のみを反応室1
11(図35参照)内に供給する。このシランガスによ
って図6に示すように、単結晶シリコン薄膜3上に単結
晶シリコン薄膜4が気相エピタキシャル成長する。
【0037】このようにして、単結晶シリコン基板1上
に、単結晶シリコン薄膜2、3および4からなる単結晶
シリコン薄膜が形成される。
【0038】最後に、図35に示すように反応室111
の内部に窒素ガス(N2 )を導入することによって反応
室111を大気圧に戻した後、エレベータ123によっ
て蓋119を下降させる。この後単結晶シリコン基板1
を取出す。
【0039】上記のように、この第1実施例の製造方法
では、単結晶シリコン基板1が350℃以上となる条件
下で反応室111の内部をシランガス(SiH4 )と窒
素ガス(N2 )との混合雰囲気に保つ。これにより、3
50℃以上で540℃程度以下の範囲内で単結晶シリコ
ン基板1の表面上にアモルファスシリコン薄膜2aを堆
積させる。次に600℃程度以下の範囲内でアモルファ
スシリコン薄膜2aをさらに堆積させるとともにアモル
ファスシリコン薄膜2aを単結晶シリコン基板1を種と
して単結晶化させる。これにより、単結晶シリコン基板
1の表面上に単結晶シリコン薄膜2を徐々に固相エピタ
キシャル成長させる。温度の上昇に伴って、単結晶シリ
コン薄膜2の成長速度がアモルファスシリコン薄膜2a
の成長速度よりも早くなる。そして、600℃程度にな
ると、アモルファスシリコン薄膜2aがすべて単結晶化
され、単結晶シリコン基板1の上には単結晶シリコン薄
膜2のみが形成された状態となる。この後連続して単結
晶シリコン薄膜2の表面上に単結晶シリコン薄膜3を気
相エピタキシャル成長させる。最後に、シリコン基板1
が均一に620℃になった後シランガスのみを導入す
る。これによって単結晶シリコン薄膜3上にさらに単結
晶シリコン薄膜4を気相エピタキシャル成長させる。
【0040】このように、本実施例では、800℃以下
の温度で単結晶シリコン基板1上に単結晶シリコン薄膜
(2、3、4)を容易にエピタキシャル成長させること
ができる。これにより、単結晶シリコン基板1と単結晶
シリコン薄膜2との接触抵抗も従来に比べて低減され
る。また、本実施例では、一連の製造プロセスを同一チ
ャンバ内で行なうため、製造プロセスを簡略化すること
ができる。なお、アモルファスシリコン薄膜2aは、室
温以上で540℃以下の範囲内であれば、どの温度条件
下で作成してもよい。また、本実施例では、350℃か
ら620℃への昇温を連続的に行なったが、本発明はこ
れに限らず、断続的に昇温してもよい。
【0041】図8は、図1に示した第1実施例の製造方
法を三次元デバイスに適用した場合の構造を示す断面図
である。図8を参照して、この三次元デバイスは、単結
晶シリコン基板11と、単結晶シリコン基板11の表面
上の所定領域に形成された素子分離のためのフィールド
酸化膜12と、フィールド酸化膜12によって囲まれた
領域にチャネル領域15を挟むように所定の間隔を隔て
て形成されたn型の1対のソース/ドレイン領域13お
よび14と、チャネル領域15上にゲート酸化膜16を
介して形成されたゲート電極17と、ゲート電極17を
覆うように形成された酸化膜18とを備えている。さら
に、三次元デバイスは、全面を覆うように形成され、単
結晶シリコン基板11上の所定領域に開口部19aを有
する層間絶縁膜19と、開口部19a内で単結晶シリコ
ン基板11上に接触するとともに上方に向かって単結晶
シリコン基板11の主表面に沿った方向の長さが狭くな
る単結晶シリコン薄膜20と、単結晶シリコン薄膜20
と開口部19aの側壁部分との間に介在された多結晶シ
リコン薄膜21と、単結晶シリコン薄膜20に接触する
とともに多結晶シリコン薄膜21および層間絶縁膜19
上に沿って延びるように形成された単結晶シリコン薄膜
22aと、単結晶シリコン薄膜22aに接続するように
形成されたアモルファスシリコン薄膜22と、単結晶シ
リコン薄膜22aの所定領域に形成された素子分離のた
めのフィールド酸化膜23と、フィールド酸化膜23に
よって囲まれた領域にチャネル領域26を挟むように形
成されたp型の1対のソース/ドレイン領域24および
25と、チャネル領域26上にゲート酸化膜27を介し
て形成されたゲート電極28と、ゲート電極28を覆う
ように形成された酸化膜29とを備えている。
【0042】1対のn型のソース/ドレイン領域13お
よび14と、ゲート電極16とによって下層のnチャネ
ルMOSトランジスタが構成されている。1対のP型の
ソース/ドレイン領域24および25と、ゲート電極2
8とによって上層のpチャネルMOSトランジスタが構
成されている。
【0043】ここで、この三次元デバイスでは、後述す
るように単結晶シリコン薄膜20の形成のために、前述
した第1実施例の製造方法を使用する。
【0044】図9〜図14は、図8に示した三次元デバ
イスの製造プロセスを説明するための断面図である。図
8および図9〜図14を参照して、次に第1実施例の製
造方法を適用した三次元デバイスの製造プロセスについ
て説明する。
【0045】まず、図9に示すように、単結晶シリコン
基板11の主表面上の所定領域に素子分離のためのフィ
ールド酸化膜12を形成する。フィールド酸化膜12に
よって囲まれた領域の単結晶シリコン基板11上にゲー
ト酸化膜16を介してゲート電極17を形成する。1対
のn型のソース/ドレイン領域13および14を形成す
る。。ゲート電極17を覆うように酸化膜18を形成す
る。
【0046】次に、図10に示すように、全面にSiO
2 膜からなる層間絶縁膜19を形成した後、写真製版技
術とエッチング技術とを用いて所定領域にコンタクトホ
ール19aを形成する。これにより、単結晶シリコン基
板11の表面上の所定領域が露出される。
【0047】次に、図11に示すように、図1〜図6で
説明した第1実施例の製造方法を用いて、露出された単
結晶シリコン基板11に接触するとともに上方に向かっ
て単結晶シリコン基板11の主表面に沿った方向の長さ
が狭くなっている単結晶シリコン薄膜20を形成する。
これと同時に、層間絶縁膜19の表面上には、多結晶シ
リコン薄膜21aが形成される。なお、単結晶シリコン
薄膜20の形成温度は620℃程度である。
【0048】次に、図12に示すように、全面をエッチ
バックすることによって、所定形状の単結晶シリコン薄
膜20と多結晶シリコン薄膜21とを形成する。
【0049】次に、図13に示すように、単結晶シリコ
ン薄膜20、多結晶シリコン薄膜21および層間絶縁膜
19上にアモルファスシリコン薄膜22を堆積する。
【0050】次に、図14に示すように、アモルファス
シリコン薄膜22(図13参照)の所定領域にレーザ光
を照射することによって、単結晶シリコン薄膜22aを
形成する。
【0051】最後に、図8に示したように、単結晶シリ
コン薄膜22aの所定領域に素子分離のためのフィール
ド酸化膜23を形成する。そして、フィールド酸化膜2
3によって囲まれた領域の単結晶シリコン薄膜22a上
に、ゲート酸化膜27を介してゲート電極28を形成す
る。ゲート電極28およびゲート酸化膜27をマスクと
してイオン注入することにより、1対のp型のソース/
ドレイン領域24および25を形成する。ゲート電極2
8を覆うように酸化膜29を形成する。
【0052】このようにして、第1層目にnチャネルの
MOSトランジスタ、第2層目にpチャネルのMOSト
ランジスタが形成された三次元デバイスが完成される。
なお、この三次元デバイスでは、約620℃程度の温度
条件下で単結晶シリコン基板11上に直接単結晶シリコ
ン薄膜20を形成することができるため、従来の単結晶
シリコン基板11上の酸化膜除去のための高温(110
0℃)の熱処理も行なう必要がない。この結果、第1層
目のMOSトランジスタを構成するソース/ドレイン領
域13および14が高温の熱処理によって拡散すること
が有効に防止される。これにより、第1層目に微細な素
子を形成することが可能となり、結果としてデバイスの
高速化が可能となる。
【0053】図15は、本発明の半導体装置の製造方法
の第2実施例を説明するための概略図である。図16〜
図20は、図15に示した第2実施例の製造方法の製造
プロセスを説明するための断面図である。図15および
図16〜図20ならびに図35を参照して、次に、半導
体装置の製造方法の第2の実施例について説明する。
【0054】まず、図15に示すように、この第2実施
例の製造方法では、その表面にイオン注入法によって2
×102 0 cm- 3 の砒素(As)がドープされて形成
された不純物領域32を有する単結晶シリコン基板31
を用いる。このような不純物領域32を有する単結晶シ
リコン基板を室温の温度条件下でフッ酸溶液(HF)に
よって洗浄する。これにより、単結晶シリコン基板31
の表面上に形成された自然酸化膜(SiO2 )37を除
去する。その後、単結晶シリコン基板31を水洗し、窒
素ガス(N2 )を吹き付けて乾燥する。ここで、不純物
領域32を有する単結晶シリコン基板31は、水洗中に
おいても酸化されやすく、図16に示すように、単結晶
シリコン基板31の表面上には2Å程度の薄い自然酸化
膜(SiO2 )33が形成される。
【0055】このような状態の単結晶シリコン基板31
を図35に示した半導体製造装置のサセプタ114上に
載置する。半導体製造装置の反応室111の温度はこの
とき、350℃程度に保持されている。このような状態
から、エレベータ123を用いて蓋119を上昇させる
ことにより、サセプタ114を反応室111内に導入す
る。そして、蓋119によって反応室111を密閉す
る。この後、真空ポンプ117を用いて排気配管118
を介して反応室111内の空気を排気する。
【0056】次に、ガス供給ユニット115から配管1
16を介して反応室111内にシランガス(SiH4
と窒素ガス(N2 )とを供給する。これにより、反応室
111内部をシランガスと窒素ガスとによって置換す
る。この後、反応室111の内部の圧力をたとえば0.
2〜0.3Torrに保持する。単結晶シリコン基板3
1が均一に350℃になるまで待つ。
【0057】この後、反応室111の内部を薄膜形成の
ための温度である620℃程度に連続的に昇温する。な
お、この昇温は断続的に行なってもよい。この350℃
から620℃までの昇温の過程において、まず図15お
よび図17に示すように、350℃から540℃程度ま
での範囲内で、自然酸化膜33上にアモルファスシリコ
ン薄膜34aが形成される。すなわち、反応室111内
に残留する酸素(O2)や水蒸気(H2 O)によって自
然酸化膜(SiO2 )33がさらに酸化される前に、反
応室111に導入されたシランによって自然酸化膜33
上に直接アモルファスシリコン薄膜34aが堆積され
る。なお、この状態でのSiH4 /N2 の流量は好まし
くは20〜200/300sccm、より好ましくは2
00/300sccmであり、反応室内の圧力は0.2
〜0.3Torr程度である。また、SiH4 分圧は好
ましくは0.0125〜0.12Torr、より好まし
くは0.0125Torr程度である。また、アモルフ
ァスシリコン薄膜34aは、室温以上であれば、350
℃以下で形成してもよい。
【0058】このアモルファスシリコン薄膜34aの形
成と並行してアモルファスシリコン薄膜34aが自然酸
化膜33の表面上から徐々に多結晶化する。すなわち、
アモルファスシリコン薄膜34aがさらに成長するとと
もに自然酸化膜33の表面上のアモルファスシリコン薄
膜34aが徐々に結晶化することにより多結晶シリコン
薄膜34が成長する。温度の上昇に伴ってアモルファス
シリコン薄膜34aの成長速度よりも多結晶シリコン薄
膜34の成長速度の方が早くなる。そして、図15およ
び図18に示すように、600℃程度になると、アモル
ファスシリコン薄膜34aはすべて多結晶シリコン薄膜
34となる。この後連続して、図15および図19に示
すように、多結晶シリコン薄膜34上にさらに多結晶シ
リコン薄膜35が成長する。
【0059】単結晶シリコン基板31が均一に620℃
になった後、シランガス(SiH4)のみを反応室11
1(図35参照)内に導入する。この導入されたシラン
ガスによって、図15および図20に示すように、多結
晶シリコン薄膜35の表面上にさらに連続して多結晶シ
リコン薄膜36が成長する。このようにして、単結晶シ
リコン基板31上に2Å程度の薄い厚みを有する自然酸
化膜33を介して多結晶シリコン薄膜(34、35、3
6)を形成することができる。
【0060】上記のように、単結晶シリコン基板31が
その表面に不純物領域32を有する場合には、自然酸化
膜33を完全に除去することは困難である。このような
場合に、この第2の実施例では、薄い自然酸化膜33が
反応室内に残留する酸素(O 2 )や水蒸気(H2 O)に
よって酸化され、その厚みを増加するのを有効に防止し
ている。すなわち、350℃の温度条件下ですでに薄膜
の原料ガスであるシランガス(SiH4 )を導入してい
る。これにより、酸素や水蒸気によって薄い自然酸化膜
33の表面がさらに酸化されるのを有効に防止でき、薄
い自然酸化膜(SiO2 )上に直接アモルファスシリコ
ン膜34aを形成することができる。この結果、最終的
に形成される多結晶シリコン薄膜34と不純物領域32
との間には、2Å程度の厚みの薄い自然酸化膜(SiO
2 )が形成されているだけであるので、多結晶シリコン
薄膜34と不純物領域32との接触抵抗を従来に比べて
低減することができる。
【0061】図21は、図15に示した半導体装置の製
造方法の第2実施例をDRAMに適用した場合の断面構
造図である。図21を参照して、この第2実施例の製造
方法を適用したDRAMは、単結晶シリコン基板41
と、単結晶シリコン基板41の表面上の所定領域に形成
された素子分離のためのフィールド酸化膜42と、フィ
ールド酸化膜42によって囲まれた領域にチャネル領域
45を挟むように所定の間隔を隔てて形成された1対の
n型のソース/ドレイン領域43および44と、チャネ
ル領域45上にゲート酸化膜46を介して形成されたゲ
ート電極47と、ゲート電極47を覆うように形成され
た酸化膜48と、ソース/ドレイン領域44上に薄い自
然酸化膜49を介して形成された多結晶シリコンからな
るストレージノード50と、ストレージノード50を覆
うように形成されたシリコン窒化膜と酸化膜とからなる
キャパシタ誘電体膜51と、キャパシタ誘電体膜51を
覆うように形成された多結晶シリコンからなるセルプレ
ート52と、セルプレート52を覆うように形成され、
ソース/ドレイン領域43上にコンタクトホール53a
を有する層間絶縁膜53と、コンタクトホール53a内
でソース/ドレイン領域43の表面上に形成された薄い
自然酸化膜(SiO2 膜)54と、薄い自然酸化膜54
上および層間絶縁膜53の表面上に沿って延びるように
形成された多結晶シリコンからなるビット線55とを備
えている。1対のソース/ドレイン領域43および44
と、ゲート電極47とによってメモリセルのトランスフ
ァゲートトランジスタが構成されている。ストレージノ
ード50とキャパシタ誘電体膜51とセルプレート52
とによってデータ信号に対応した電荷を蓄積するための
キャパシタが構成されている。
【0062】この第2実施例の半導体装置の製造方法を
適用したDRAMでは、後述するようにビット線55と
ストレージノード50との形成において第2実施例の製
造方法を適用する。
【0063】図22〜図25は、図21に示したDRA
Mの製造プロセスを説明するための断面図である。
【0064】図21〜図25を参照して、次にこのDR
AMの製造プロセスについて説明する。
【0065】まず、図22に示すように、単結晶シリコ
ン基板41の主表面上の所定領域に素子分離のためのフ
ィールド酸化膜42を形成する。フィールド酸化膜42
によって囲まれた領域の単結晶シリコン基板41上にゲ
ート酸化膜46を介してゲート電極47を形成する。ゲ
ート電極47およびゲート酸化膜46をマスクとしてイ
オン注入することにより、1対のn型のソース/ドレイ
ン領域43および44を形成する。ゲート電極47を覆
うように絶縁のための酸化膜48を形成する。ここで、
図15および図16で説明したように、不純物領域であ
る43および44上に形成される自然酸化膜(図示せ
ず)をフッ酸溶液(HF)で洗浄することにより除去す
る。しかし、ソース/ドレイン領域43および44の表
面上には、フッ酸溶液による洗浄工程の後の水洗いの際
に、薄い自然酸化膜54および49がそれぞれ形成され
る。
【0066】図23に示すように、ソース/ドレイン領
域44上の薄い自然酸化膜49の表面上に、図15ない
し図20で説明した第2実施例の製造方法を用いて多結
晶シリコンからなるストレージノード50を成長させ
る。
【0067】次に、図24に示すように、全面に層間絶
縁膜53を形成した後、ソース/ドレイン領域43上に
写真製版技術とエッチング技術とを用いてコンタクトホ
ール53aを形成する。そして、露出されたソース/ド
レイン領域43上に形成された自然酸化膜(図示せず)
を除去するためにフッ酸溶液(HF)で洗浄する。しか
し、このフッ酸溶液による洗浄を行なった後の水洗いの
際に、ソース/ドレイン領域43の表面に薄い自然酸化
膜54が形成される。
【0068】この状態で、図15に示した製造方法を用
いて、図25に示すように、薄い自然酸化膜54の表面
上および層間絶縁膜53上に多結晶シリコン薄膜(ビッ
ト線)55成長させる。そして、多結晶シリコン薄膜
(ビット線)55にイオン注入法を用いて砒素(As)
をイオン注入する。
【0069】ここで、このDRAMでは、ソース/ドレ
イン領域44とストレージノード50との間、およびビ
ット線55とソース/ドレイン領域43との間に、それ
ぞれ5Å程度の薄い自然酸化膜49および54が介在さ
れているだけである。したがって、ストレージノード5
0とソース/ドレイン領域44との接触抵抗および、ビ
ット線55とソース/ドレイン領域43との接触抵抗を
従来に比べて低減することができる。
【0070】図26は、本発明の半導体装置の製造方法
の第3実施例をDRAMに適用した場合の断面図であ
る。
【0071】まず、本発明の半導体装置の製造方法の第
3実施例について説明する。この第3実施例の製造方法
では、不純物領域上に形成される自然酸化膜を除去する
方法として、従来のフッ酸溶液(HF)による洗浄に代
えて、フッ酸蒸気洗浄という方法を用いる。このフッ酸
蒸気洗浄を用いると、水洗いの際に不純物領域の表面上
に形成される自然酸化膜を完全に除去することが可能で
ある。これにより、不純物領域を有する単結晶シリコン
基板であっても、800℃以下で単結晶シリコン基板上
に直接単結晶シリコン薄膜を形成することができる。ま
た、この第3実施例の製造方法では、単結晶半導体基板
(図示せず)を350℃〜540℃の温度条件下でシラ
ン雰囲気に保持することにより、半導体基板上にアモル
ファスシリコン薄膜(図示せず)を堆積させる。そし
て、アモルファスシリコン薄膜を形成した後、そのアモ
ルファスシリコン薄膜に不純物をイオン注入する。そし
て、600℃〜800℃の温度条件下で熱処理を行なう
ことにより注入した不純物を活性化する。この熱処理に
よって、アモルファスシリコン薄膜は結晶化する。すな
わち、アモルファスシリコン薄膜のうち、単結晶半導体
基板(図示せず)に接する部分には単結晶シリコン薄膜
が形成され、それ以外の部分には多結晶シリコン薄膜が
形成される。
【0072】このような第3実施例の製造方法を用いて
DRAMを製造すると、図26に示した構造のDRAM
が得られる。
【0073】すなわち、第3実施例の製造方法を適用し
たDRAMは、単結晶シリコン基板61と、単結晶シリ
コン基板61の主表面上の所定領域に形成された素子分
離のためのフィールド酸化膜62と、フィールド酸化膜
62によって囲まれた領域にチャネル領域65を挟むよ
うに所定の間隔を隔てて形成された1対のn型のソース
/ドレイン領域63および64と、チャネル領域65上
にゲート酸化膜66を介して形成されたゲート電極67
と、ゲート電極67を覆うように形成された絶縁のため
の酸化膜68と、ソース/ドレイン領域64に電気的に
接続され、単結晶シリコン薄膜69aと多結晶シリコン
薄膜69bとからなるストレージノード69と、ストレ
ージノード69を覆うように形成され、シリコン窒化膜
と酸化膜とからなるキャパシタ誘電体膜70と、キャパ
シタ誘電体膜70を覆うように形成された多結晶シリコ
ンからなるセルプレート71と、セルプレート71を覆
うように形成され、ソース/ドレイン領域63の上方に
コンタクトホール72aを有する層間絶縁膜72と、コ
ンタクトホール72a内でソース/ドレイン領域63に
電気的に接続され、単結晶シリコン薄膜73aと多結晶
シリコン薄膜73bとからなるビット線73とを備えて
いる。
【0074】ソース/ドレイン領域63および64と、
ゲート電極67とによってメモリセルのトランスファゲ
ートトランジスタが構成されている。ストレージノード
69とキャパシタ誘電体膜70とセルプレート71とに
よってデータ信号に対応した電荷を蓄積するためのキャ
パシタが構成されている。
【0075】図27〜図30は、図26に示したDRA
Mの製造プロセスを説明するための断面図である。図2
6および図27〜図30を参照して、次に第3実施例の
製造方法を適用したDRAMの製造プロセスについて説
明する。
【0076】まず、図27に示すように、単結晶シリコ
ン基板61の主表面上の所定領域に素子分離のためのフ
ィールド酸化膜62を形成する。フィールド酸化膜62
によって囲まれた領域にゲート酸化膜66およびゲート
電極67を形成する。ゲート酸化膜66およびゲート電
極67をマスクとして不純物をイオン注入することによ
ってn型のソース/ドレイン領域63および64を形成
する。ゲート電極67を覆うように絶縁のための酸化膜
68を形成する。ここで、ソース/ドレイン領域63お
よび64の表面には、厚い自然酸化膜74および75が
それぞれ形成されている。
【0077】次に、図28に示すように、厚い自然酸化
膜74および75(図27参照)をフッ酸蒸気洗浄する
ことによって、完全に除去する。この後、第3実施例の
製造方法を用いて、ソース/ドレイン領域64表面上に
直接室温以上で540℃程度以下の温度でアモルファス
シリコン薄膜69cを堆積する。すなわち、ソース/ド
レイン領域64表面上に酸化膜が形成されることなく直
接アモルファスシリコン薄膜69cを堆積させる。この
後、アモルファスシリコン薄膜69cに砒素(As)を
イオン注入する。
【0078】次に、図29に示すように、600℃〜8
00℃の範囲内で熱処理を行なうことにより、注入した
砒素(As)を活性化する。この熱処理によって、アモ
ルファスシリコン薄膜69c(図28参照)は結晶化す
る。この結果、アモルファスシリコン薄膜69c(図2
8参照)のうちソース/ドレイン領域64に接する部分
には、単結晶シリコン薄膜69aが形成され、それ以外
の部分には多結晶シリコン薄膜69bが形成される。こ
こで、この単結晶シリコン薄膜69aは、単結晶シリコ
ン基板61の主表面に沿った方向の長さが上方に向かっ
て狭くなるような形状に形成される。これにより、単結
晶シリコン薄膜69aと多結晶シリコン薄膜69bとの
接触面積が平面接触の場合に比べて約50%程度増加さ
れる。また、ソース・ドレイン領域64表面上に自然酸
化膜が形成されることなく直接単結晶シリコン薄膜69
aが形成される。この結果、コンタクト抵抗を有効に低
減することができる。
【0079】この後、ストレージノード69を覆うよう
にキャパシタ誘電体膜70を介してセルプレート71を
形成する。セルプレート71を覆うように層間絶縁膜7
2を形成した後、写真製版技術とエッチング技術を用い
てソース/ドレイン領域63の上方にコンタクトホール
72aを形成する。ここで、コンタクトホール72aの
形成によって露出されるソース/ドレイン領域63の表
面には、厚い自然酸化膜76が形成されている。
【0080】次に、図30に示すように、厚い自然酸化
膜76(図29参照)をフッ酸蒸気洗浄により完全に除
去する。そして、第3実施例の製造方法を用いて、ソー
ス/ドレイン領域63上に直接アモルファスシリコン薄
膜73cを室温以上で540℃程度以下の温度条件下で
成長させる。この後、アモルファスシリコン薄膜73c
に導電性を持たせるための砒素(As)をイオン注入す
る。
【0081】最後に、図26に示したように、注入した
Asを活性化するための熱処理を600 ℃〜800℃程
度で行なう。この熱処理によって、アモルファスシリコ
ン薄膜73c(図30参照)が結晶化する。すなわち、
アモルファスシリコン薄膜73c(図30参照)のう
ち、ソース/ドレイン領域63の表面に接触する部分に
は単結晶シリコン薄膜73a、層間絶縁膜72に接する
部分には多結晶シリコン薄膜73bが形成される。単結
晶シリコン薄膜73aは単結晶シリコン基板61の主表
面に沿った方向の長さが上方に向かって狭くなるような
形状に形成される。これにより、単結晶シリコン薄膜7
3aと多結晶シリコン薄膜73bとの接触面積が平面接
触の場合に比べて約50%増加される。シリコン薄膜7
3bと単結晶シリコン薄膜73aとの接触抵抗も50%
程度低減される。
【0082】また、ソース/ドレイン領域63の表面に
自然酸化膜を介することなく直接単結晶シリコン薄膜7
3aが形成されるので、ソース/ドレイン領域63と単
結晶シリコン薄膜73aとの接触抵抗を有効に低減する
ことができる。
【0083】
【発明の効果】請求項1に記載の半導体装置では、単結
晶半導体基板の主表面の少なくとも一部を覆う結晶化薄
膜を、単結晶半導体基板をアモルファス薄膜の原料ガス
を含む雰囲気中に保持して単結晶半導体基板上にアモル
ファス薄膜を成長させるとともに雰囲気温度を所定の第
1の温度から所定の第2の温度に上昇させて雰囲気温度
の上昇過程においてアモルファス薄膜を単結晶半導体基
板を種結晶として単結晶化させることにより固相エピタ
キシャル薄膜を形成しさらに雰囲気温度を第2の温度に
保持して固相エピタキシャル薄膜上に気相エピタキシャ
ル薄膜を成長させることにより形成することによって、
反応室内に残留する酸素や水蒸気によって単結晶半導体
基板が酸化される前に単結晶半導体基板上にアモルファ
ス薄膜が形成されるので単結晶半導体基板が酸化される
のが有効に防止される。これにより、従来のように単結
晶半導体基板上に形成された酸化膜を除去するために1
100℃程度の温度を必要とする水素置換法を用いる必
要がない。この結果、たとえば3次元デバイスの上層の
単結晶シリコン層を形成する際に水素置換法による高温
の熱処理によって下層の半導体基板上のトランジスタの
拡散層が広がるのを防止することができる。これによ
り、3次元デバイスにおいて下層に形成されたトランジ
スタの特性の変動を防止することができる。
【0084】請求項2に記載の半導体装置の製造方法で
は、チャンバ内にアモルファス薄膜の原料ガスを導入す
ることにより単結晶半導体基板上にアモルファス薄膜を
形成することによって、反応室内に残留する酸素や水蒸
気によって単結晶半導体基板の表面が酸化される前に単
結晶半導体基板上にアモルファス薄膜が優先的に形成さ
れる。これにより、単結晶半導体基板が酸化されるのを
有効に防止できる。また、アモルファス薄膜の形成と並
行してチャンバ内の雰囲気温度を上昇させて雰囲気温度
の上昇過程においてアモルファス薄膜を結晶化させ、そ
の後雰囲気温度を所定の温度に保持することによって、
アモルファス薄膜の結晶化後の結晶化薄膜上にその結晶
化薄膜を種結晶としてさらに所定の温度で結晶化薄膜が
気相成長されるので、容易に単結晶半導体基板上に結晶
化薄膜を形成することができる。さらに、一連の製造プ
ロセスが同一チャンバ内で行なわれるので、製造プロセ
スを簡略化することができる。
【0085】請求項3に係る半導体装置の製造方法で
は、基板が薄膜の原料ガスを含む雰囲気中に保持されて
室温以上で540℃程度以下の範囲内で基板上にアモル
ファス薄膜が形成されるので、アモルファス薄膜形成時
に反応室内に残留する酸素や水蒸気によって基板が酸化
されるのが有効に防止される。この結果、基板上に直接
アモルファス薄膜を形成することができ、そのアモルフ
ァス薄膜を結晶化して結晶化薄膜を形成した場合に結晶
化薄膜と基板との接触抵抗が従来に比べて低減できる。
また、上記した結晶化は800℃程度以下で行なわれる
ので、素子に悪影響を及ぼすこともない。
【0086】請求項4に記載の半導体装置の製造方法で
は、基板を薄膜の原料ガスを含む雰囲気中に保持して基
板上にアモルファス薄膜を形成し、アモルファス薄膜の
形成と並行してアモルファス薄膜を結晶化することによ
り第1の結晶化薄膜を形成し、第1の結晶化薄膜を形成
した後連続して第1の結晶化薄膜上に第2の結晶化薄膜
を形成することにより、半導体製造装置の反応室内に残
留する酸素(O2 )や水蒸気(H2 O)によって基板表
面が酸化される前にアモルファス薄膜が優先的に形成さ
れるので、基板が酸化されるのが有効に防止される。こ
の結果、基板として単結晶基板を用いる場合には、その
上に形成されたアモルファス薄膜をその単結晶基板を種
として単結晶化することにより、基板上に直接単結晶薄
膜を形成することができる。また、基板として絶縁基板
を用いる場合には、アモルファス薄膜形成時にその絶縁
基板が酸化されることがないので、最終的にアモルファ
ス薄膜を結晶化して形成される多結晶薄膜と、絶縁基板
を介して多結晶薄膜と接触する導電層との接触抵抗を従
来に比べて低減することができる。
【0087】また、アモルファス薄膜、第1の結晶化薄
膜および第2の結晶化薄膜を800℃以下の温度範囲内
で形成することにより、たとえばトランジスタの拡散領
域が拡散して素子に悪影響を及ぼすなどの不都合を有効
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の第1実施例を
説明するための概略図である。
【図2】図1に示した第1実施例の製造方法による製造
プロセスの第1工程を説明するための断面図である。
【図3】図1に示した第1実施例の製造方法による製造
プロセスの第2工程を説明するための断面図である。
【図4】図1に示した第1実施例の製造方法による製造
プロセスの第3工程を説明するための断面図である。
【図5】図1に示した第1実施例の製造方法による製造
プロセスの第4工程を説明するための断面図である。
【図6】図1に示した第1実施例の製造方法による製造
プロセスの第5工程を説明するための断面図である。
【図7】アモルファスシリコン薄膜および単結晶シリコ
ン薄膜の成長速度と、雰囲気温度との関係を示した相関
図である。
【図8】図1に示した第1実施例の製造方法を三次元デ
バイスに適用した場合の構造を示す断面図である。
【図9】図8に示した三次元デバイスの製造プロセスの
第1工程を説明するための断面図である。
【図10】図8に示した三次元デバイスの製造プロセス
の第2工程を説明するための断面図である。
【図11】図8に示した三次元デバイスの製造プロセス
の第3工程を説明するための断面図である。
【図12】図8に示した三次元デバイスの製造プロセス
の第4工程を説明するための断面図である。
【図13】図8に示した三次元デバイスの製造プロセス
の第5工程を説明するための断面図である。
【図14】図8に示した三次元デバイスの製造プロセス
の第6工程を説明するための断面図である。
【図15】本発明の半導体装置の製造方法の第2実施例
を説明するための概略図である。
【図16】図15に示した第2実施例の製造方法の製造
プロセスの第1工程を説明するための断面図である。
【図17】図15に示した第2実施例の製造方法の製造
プロセスの第2工程を説明するための断面図である。
【図18】図15に示した第2実施例の製造方法の製造
プロセスの第3工程を説明するための断面図である。
【図19】図15に示した第2実施例の製造方法の製造
プロセスの第4工程を説明するための断面図である。
【図20】図15に示した第2実施例の製造方法の製造
プロセスの第5工程を説明するための断面図である。
【図21】図15に示した第2実施例の製造方法をDR
AMに適用した場合の構造を示す断面図である。
【図22】図21に示したDRAMの製造プロセスの第
1工程を説明するための断面図である。
【図23】図21に示したDRAMの製造プロセスの第
2工程を説明するための断面図である。
【図24】図21に示したDRAMの製造プロセスの第
3工程を説明するための断面図である。
【図25】図21に示したDRAMの製造プロセスの第
4工程を説明するための断面図である。
【図26】本発明の半導体装置の製造方法の第3実施例
をDRAMに適用した場合の構造を示す断面図である。
【図27】図26に示したDRAMの製造プロセスの第
1工程を説明するための断面図である。
【図28】図26に示したDRAMの製造プロセスの第
2工程を説明するための断面図である。
【図29】図26に示したDRAMの製造プロセスの第
3工程を説明するための断面図である。
【図30】図26に示したDRAMの製造プロセスの第
4工程を説明するための断面図である。
【図31】従来の半導体装置の製造方法を説明するため
の概略図である。
【図32】図31に示した従来の製造方法の製造プロセ
スの第1工程を説明するための断面図である。
【図33】図31に示した従来の製造方法の製造プロセ
スの第2工程を説明するための断面図である。
【図34】図31に示した従来の製造方法の製造プロセ
スの第3工程を説明するための断面図である。
【図35】従来の半導体装置の製造方法に用いる半導体
製造装置を示した断面図である。
【図36】従来の上層に単結晶シリコン層を用いた3次
元デバイスにおいて水素置換法を用いた場合の問題点を
説明するための断面図である。
【符号の説明】
1:単結晶シリコン基板 2:単結晶シリコン薄膜 2a:アモルファスシリコン薄膜 3:単結晶シリコン薄膜 4:単結晶シリコン薄膜 5:シリコン酸化膜(SiO2 ) 20:単結晶シリコン薄膜 31:単結晶シリコン基板 32:不純物領域 33:薄い自然酸化膜(SiO2 ) 34a:アモルファスシリコン薄膜 34:単結晶シリコン薄膜 35:多結晶シリコン薄膜 36:多結晶シリコン薄膜

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する単結晶半導体基板と、 前記単結晶半導体基板の主表面の少なくとも一部を覆
    い、かつ、前記単結晶半導体基板をアモルファス薄膜の
    原料ガスを含む雰囲気中に保持して前記単結晶半導体基
    板上に前記アモルファス薄膜を成長させるとともに前記
    雰囲気温度を所定の第1の温度から所定の第2の温度に
    上昇させて前記雰囲気温度の上昇過程において前記アモ
    ルファス薄膜を前記単結晶半導体基板を種結晶として単
    結晶化させることにより固相エピタキシャル薄膜を形成
    し、さらに前記雰囲気温度を前記第2の温度に保持して
    前記固相エピタキシャル薄膜上に気相エピタキシャル薄
    膜を成長させることによって形成された結晶化薄膜と、
    を備えた、半導体装置。
  2. 【請求項2】 チャンバ内に単結晶半導体基板を配置す
    る工程と、 前記チャンバ内にアモルファス薄膜の原料ガスを導入す
    ることにより前記単結晶半導体基板上にアモルファス薄
    膜を形成する工程と、 前記アモルファス薄膜の形成と並行して前記チャンバ内
    の雰囲気温度を上昇させて前記雰囲気温度の上昇過程に
    おいて前記アモルファス薄膜を結晶化させることにより
    結晶化薄膜を形成する工程と、 前記結晶化薄膜を形成後連続して前記チャンバ内の雰囲
    気温度を所定の温度に保持して前記結晶化薄膜上に気相
    エピタキシャル薄膜を形成する工程とを備えた、半導体
    装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 基板上に結晶化された薄膜が形成される
    半導体装置の製造方法であって、 前記基板を前記薄膜の原料ガスを含む雰囲気中に保持し
    て室温以上で540℃程度以下の範囲内で前記基板上に
    アモルファス薄膜を形成する工程と、 前記アモルファス薄膜の形成と並行して前記アモルファ
    ス薄膜を結晶化することにより結晶化薄膜を形成する工
    程とを備えた、半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に結晶化された薄膜が形成される
    半導体装置の製造方法であって、 前記基板を前記薄膜の原料ガスを含む雰囲気中に保持し
    て前記基板上にアモルファス薄膜を形成する工程と、 前記アモルファス薄膜の形成と並行して前記アモルファ
    ス薄膜を結晶化することにより第1の結晶化薄膜を形成
    する工程と、 前記第1の結晶化薄膜を形成した後連続して前記第1の
    結晶化薄膜の上に第2の結晶化薄膜を形成する工程とを
    備えた、半導体装置の製造方法。
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