JP2772910B2 - 遊技機用枠 - Google Patents

遊技機用枠

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JP2772910B2
JP2772910B2 JP6112266A JP11226694A JP2772910B2 JP 2772910 B2 JP2772910 B2 JP 2772910B2 JP 6112266 A JP6112266 A JP 6112266A JP 11226694 A JP11226694 A JP 11226694A JP 2772910 B2 JP2772910 B2 JP 2772910B2
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邦夫 松元
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、アレンジ
ボール機等の遊技機用枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機は、外枠と、この外枠の前側に開閉自在に枢着さ
れた前枠とを備え、この前枠に遊技盤装着用の窓孔を形
成すると共に、窓孔の下側に上皿、下皿、発射装置用の
操作ハンドル等を配置している。そして、窓孔に着脱自
在に装着した遊技盤に、環状のガイドレール、障害釘、
入賞装置、表示ランプ等の各種の遊技部品を装着してい
る。
【0003】従来の枠構造には、複数枚のベニヤを張り
合わせたベニヤ板を用い、このベニヤ板を所定形状に接
合し又は加工して外枠、前枠を構成したものと、合成樹
脂材料による樹脂成型により外枠、前枠を構成したもの
とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の枠構造には、ベ
ニヤ製と合成樹脂製とがあるが、森林資源の保護等の見
地から合成樹脂化の傾向にある。しかし、合成樹脂製の
枠構造でも、単一色の合成樹脂材料により外枠、前枠を
製作し、その後、従来のベニヤ製と同様に、合成樹脂製
その他の色違いの部品を装着して、その集合体により一
つの枠構造を構成している。
【0005】そのため、合成樹脂材料による樹脂成型法
を採用して各枠を成型しているにも拘わらず、装飾性に
欠ける欠点がある。また枠の成型後に、各種部品を係合
爪等で枠の所要部位に装着するため、組み立て時の作業
工数を削減することができず、作業能率が非常に悪いの
は勿論のこと、枠側と部品側との双方に係合爪等を成型
する必要があるため、その両者を成型する金型構造が非
常に複雑化する欠点がある。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
変化に富み意匠的に優れた美観を有する枠を容易に成型
できると共に、成型用の金型構造を簡単にでき、しかも
作業能率を向上できる遊技機用枠を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、外枠1 と、こ
の外枠1 の前側に開閉自在に装着された前枠2 とを備え
た遊技機において、枠1,2 の外側が異なる色合いとなる
ように、該枠1,2 が異種又は異色の複数種類の合成樹脂
材料22,23 により成型された部分を備え、この各合成樹
脂材料22,23 により成型された部分の境界部分が成型時
に一体に結合されている。
【0008】また前枠2 の外側が上下で異なる色合いと
なるように、該枠1,2 が異種又は異色の第1の合成樹脂
材料22により成型された上側の部分と第2の合成樹脂材
料23により成型された下側の部分とを備え、この上側の
部分と下側の部分との境界部分が成型時に一体に結合さ
れている。
【0009】更に前枠2 の外側が前後で異なる色合いと
なるように、該枠1,2 が異種又は異色の第1の合成樹脂
材料22により成型された前側の部分と第2の合成樹脂材
料23により成型された後側の部分とを備え、この前側の
部分と後側の部分との境界部分が成型時に一体に結合さ
れ、前側の部分の第1の合成樹脂材料22を耐熱性の合成
樹脂材料としている。
【0010】しかも、外枠1 と、この外枠1 の前側に開
閉自在に装着された前枠2 とを備え、枠1,2 に部品9,36
を設けた遊技機において、枠1,2 と部品9,36とが異なる
色合いとなるように、枠1,2 が第1の合成樹脂材料22に
より、部品9,36が第1の合成樹脂材料22と異種又は異色
の第2の合成樹脂材料23により夫々成型され、枠1,2と
部品9,36との境界部分が成型時に一体に結合されてい
る。
【0011】
【作用】本発明では、枠1,2 の外側が異なる色合いとな
るように、該枠1,2 が異種又は異色の複数種類の合成樹
脂材料22,23 により成型された部分を備え、この各合成
樹脂材料22,23 により成型された部分の境界部分が成型
時に一体に結合されているため、変化に富み意匠的に優
れた美観を有する枠1,2 を容易に成型できる。
【0012】また前枠2 の外側が上下で異なる色合いと
なるように、該枠1,2 が異種又は異色の第1の合成樹脂
材料22により成型された上側の部分と第2の合成樹脂材
料23により成型された下側の部分とを備え、この上側の
部分と下側の部分との境界部分が成型時に一体に結合さ
れているため、変化に富み意匠的に優れた美観を有する
枠1,2 を容易に成型できる。
【0013】更に前枠2 の外側が前後で異なる色合いと
なるように、該枠1,2 が異種又は異色の第1の合成樹脂
材料22により成型された前側の部分と第2の合成樹脂材
料23により成型された後側の部分とを備え、この前側の
部分と後側の部分との境界部分が成型時に一体に結合さ
れ、前側の部分の第1の合成樹脂材料22を耐熱性の合成
樹脂材料としているため、変化に富み意匠的に優れた美
観を有する枠1,2 を容易に成型できる。
【0014】しかも、外枠1 と、この外枠1 の前側に開
閉自在に装着された前枠2 とを備え、枠1,2 に部品9,36
を設けた遊技機において、枠1,2 と部品9,36とが異なる
色合いとなるように、枠1,2 が第1の合成樹脂材料22に
より、部品9,36が第1の合成樹脂材料22と異種又は異色
の第2の合成樹脂材料23により夫々成型され、枠1,2と
部品9,36との境界部分が成型時に一体に結合されている
ので、両者を別々に成型する場合に比較して成型用の金
型構造が簡単になり、また容易に成型できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図7は本発明の第1実施例を示す。図1
はパチンコ機の斜視図である。図1において、1 は合成
樹脂材料により矩形状に成型された外枠、2 は合成樹脂
材料により矩形状に成型された前枠2 である。この前枠
2 は外枠1 の前側に上下一対のヒンジ3,4 により開閉自
在に枢着され、且つ上部側に窓孔5 が形成されている。
【0016】6 はガラス扉、7 は前面板で、これらは前
枠2 の窓孔5 に対応して上下に配置され且つ開閉自在に
枢着されている。8 は遊技盤で、ガラス扉6 に対応して
前枠2 の窓孔5 に後側から着脱自在に装着されている。
9 は上部装飾体である。なお、遊技盤8 の前面には、遊
技球を案内するガイドレール、多数の障害釘、或いは変
動図柄表示装置、入賞装置等の各種遊技部品(図示省
略)が装着されている。
【0017】前面板7 は金属板製であって、左側の端部
のヒンジ3,4 を介して前枠2 に開閉自在に枢着されてい
る。この前枠2 には、発射装置(図示省略)に供給する
ための遊技球を入れる上皿10と、賞球払出装置から払い
出された遊技球を上皿10に案内する賞球案内口11とが設
けられている。
【0018】前枠2 の下部には、上皿10から溢流口12を
介して溢流する遊技球を受ける下皿13と、灰皿14とが左
右に配置されると共に、発射装置を操作する操作装置15
が下皿13の右側に配置されている。上皿10は、賞球案内
口11側に対応する左側部分が前方に突出して広くなって
おり、右側は球供給機構(図示省略)に遊技球を円滑に
供給できるように細い樋状となっている。上皿10は上皿
カバー16によって外側から覆われている。
【0019】下皿13及び灰皿14は、下皿カバー17と固定
カバー18とを介して前枠2 に装着されている。固定カバ
ー18は溢流口12が形成された板状であって、上皿カバー
16の下側で前枠2 の前面側に固定されている。操作装置
15は、前枠2 に固定された前後方向の支持筒19と、支持
筒19内の操作軸に固定され且つ支持筒19の前端部に回動
自在に設けられた操作つまみ20と、操作つまみ20の操作
時に掌を当てる掌当部21とから構成され、ゲームを行う
時に、遊技者が掌当部21に掌を当てた状態で操作つまみ
20を操作軸廻りに回動させて、発射装置を操作するよう
になっている。
【0020】前枠2 は、図2に示すように、ABS樹
脂、ポリエチレン樹脂等の熱可塑性合成樹脂材料から成
る合成樹脂製であって、上半分と下半分とに異色の合成
樹脂材料22,23 を用いて、上下が異なる色合いとなるよ
うに二色成型法により一体に樹脂成型されている。
【0021】この前枠2 を成型する場合には、上金型24
と下金型25と摺動金型26とを有する射出成型式の枠成型
用金型装置27を使用し、図3及び図4に示すような二色
成型法によって成型する。即ち、先ず、図3に示すよう
に、枠成型用金型装置27の上金型24と下金型25との間の
キャビティ28の内、前枠2 の下半分に対応する部分を摺
動金型26により塞いでおき、その状態で第1射出ノズル
29からキャビティ28内に第1の合成樹脂材料22を注入す
る。
【0022】そして、第1の合成樹脂材料22の注入後、
この第1の合成樹脂材料22が完全に硬化する以前の適宜
時期に、枠成型用金型装置27のシリンダ30により摺動金
型26を下方に摺動させて、図4に示すように、前枠2 の
下半分に対応する部分のキャビティ28を空けた後、この
キャビティ28内に第2射出ノズル31から第2の合成樹脂
材料23を注入する。
【0023】このまま所定の加圧状態で一定の時間をお
けば、キャビティ28内の第1の合成樹脂材料22と第2の
合成樹脂材料23とが一体に結合された状態で硬化して行
く。従って、これらの合成樹脂材料22,23 の硬化後に上
金型24と下金型25とを開放して、その成型品を取り出せ
ば、異色の合成樹脂材料22,23 、即ち、第1の合成樹脂
材料22と第2の合成樹脂材料23とによって一体に樹脂成
型された前枠2 が得られる。
【0024】この前枠2 は、異色の合成樹脂材料22,23
によって一体に樹脂成型されているので、従来の前枠と
は異なり、変化に富んだ意匠的の優れた美観を有するも
のになる。しかも、異色の合成樹脂材料22,23 を用い、
その成型時において既に変化を持たせているため、変化
に富んだ前枠2 を容易に成型することができる。
【0025】また摺動金型26を用いているため、第1の
合成樹脂材料22と第2の合成樹脂材料23との境界部分を
明瞭にすることができる。しかも、この摺動金型26の端
部の形状を波形等の所定の形状に仕上げておけば、第1
の合成樹脂材料22と第2の合成樹脂材料23との境界部分
に変化を付けることもできる。
【0026】なお、この前枠2 では、上下の色合いを変
えるだけであるため、合成樹脂材料22,23 には、同一種
類のものを使用しても良いし、異なる種類のものを使用
しても良く、要するに異なる色合いの合成樹脂材料22,2
3 であれば十分である。前枠2 の第1の合成樹脂材料22
と第2の合成樹脂材料23との境界部分は、図5の(A)
〜(C)に示すように凹部32を形成しておき、その凹部
32をT形のモール33、角形のモール34、シールテープ35
等で覆っても良い。
【0027】図6は本発明の第2実施例を例示し、第1
の合成樹脂材料22を前面側に使用し、第2の合成樹脂材
料23をその後側に使用して、前枠2 の前後の材料を変え
て一体に樹脂成型したものである。このように前枠2 の
前後で使用する合成樹脂材料22,23 を変える場合には、
例えば、第1の合成樹脂材料22に仕上がり状態の良い材
料を使用し、第2の合成樹脂材料23に安価な材料を使用
すれば、前面側の仕上がり状態が非常に良好な前枠2 を
容易且つ安価に製作することができる。
【0028】また第1の合成樹脂材料22に耐熱性に優れ
た材料を使用し、第2の合成樹脂材料23に安価な材料を
使用すれば、煙草の火等による遊技者の悪戯に対して十
分耐え得る前枠2 を容易に製作することができる。な
お、この実施例の場合、第1の合成樹脂材料22に代え
て、二種以上の異色の材料を用い、前枠2 の前面側を斑
模様状に成型しても良い。また、成型時には、両合成樹
脂材料22,23 の何れを先に枠成型用金型装置27のキャビ
ティ28内に注入しても良い。
【0029】図7乃至図9は本発明の第3実施例を例示
し、前枠2 の窓孔5 の周縁部に、ガラス扉6 用の額縁36
を一体に樹脂成型する場合である。即ち、図8に示すよ
うに、ガラス扉6 は、扉枠37にガラス板38を嵌め込んで
構成されており、また前枠2 の窓孔5 側には額縁36が装
着されている。この額縁36には、従来、板金材をプレス
成型したものを用い、それを前枠2 の窓孔5 に嵌め込ん
でネジ止めによって固定しているが、この実施例は、こ
の額縁36を前枠2 に一体に樹脂成型したものである。
【0030】成型に際しては、図9に示すように、上金
型24の額縁36用のキャビティ28a 内に、強化繊維入り合
成樹脂材料等の第1の合成樹脂材料22を第1射出ノズル
29から注入する。そして、その後、摺動金型26を下方に
摺動させて前枠2 用のキャビティ28b を確保し、そのキ
ャビティ28b にABS樹脂等の第2の合成樹脂材料23を
第2射出ノズル31から注入して、両者を一体に樹脂成型
する。
【0031】この場合、第1の合成樹脂材料22には、強
度、耐摩耗性等に優れ、しかも仕上がり状態の良いもの
を用い、第2の合成樹脂材料23には、第1の合成樹脂材
料22とは異種の材料を用いる。このようにすれば、図7
に示すように、額縁36と前枠2 とを同時に成型すること
ができると共に、一体の樹脂成型であるため、前枠2 の
成型後に額縁36を取り付ける作業が不要である。
【0032】また異種材料22,23 を使用した一体の樹脂
成型であるため、単なる一体成型とは異なり、額縁36と
前枠2 との形状、機能、その他に応じて合成樹脂材料2
2,23を任意に選択することができる。図10乃至図14
は本発明の第4実施例を例示し、前枠2 に上部装飾体9
のベース39を一体に樹脂成型する場合である。
【0033】上部装飾体9 は、外周部に突条部39a を有
するベース39と、このベース39の前面側のカバー40と、
内部に組み込まれるランプ(図示省略)とから構成され
ている。ベース39は前枠2 の上部の前面に、前枠2 とは
別の合成樹脂材料により一体に樹脂成型されている。そ
して、ベース39に係合孔41が、カバー40に係合爪42が夫
々形成され、係合爪42を係合孔41に係合させることによ
って、カバー40がベース39に着脱自在に取り付けられて
いる。
【0034】成型に際しては、図13に示すように、上
金型24と摺動金型26との間のキャビティ28内に、第1射
出ノズル29からベース39用のポリカーボネート等の第1
の合成樹脂材料22を注入する。次に、図14に示すよう
に、摺動金型26を下方に摺動させて、前枠2 用のキャビ
ティ28を空けた後、そのキャビティ28内に第2射出ノズ
ル31からABS等の第2の合成樹脂材料23を注入する。
そして、一定時間をおいて各合成樹脂材料22,23 が硬化
すれば、ベース39を一体に有する前枠2 が得られる。
【0035】勿論、各合成樹脂材料22,23 には、色合
い、材質の異なるものを用いる。なお、43は前枠2 側の
係合孔46を成型する成型ピン、44はベース39側の突起45
を成型する成型ピンである。この場合にも、第2実施例
と同様の利点がある。
【0036】また、モデルチェンジに際して、上部装飾
体9 を図12に示すような形状に変更する場合には、枠
成型用金型装置27の上金型24を、上部装飾体9 に応じた
キャビティ28を有するものに交換すれば、下金型25、摺
動金型26等をそのまま使用して、前枠2 とベース39とを
一体に成型することができる。従って、前枠2 と一体に
ベース39を樹脂成型しているにも拘わらず、モデルチェ
ンジも容易である。
【0037】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明はこれらに限定されるものではない。例え
ば、前枠2 を色分け模様に成型する場合、その合成樹脂
材料22,23 は同種、異種を問わず、三色以上の材料を用
いても良い。
【0038】実施例では、前枠2 と、この前枠2 に装着
される額縁36及び上部装飾体9 のベース39について説明
したが、上皿カバー16、下皿カバー17、固定カバー18等
でも同様に実施できる。また前枠2 の他、外枠側でも同
様である。上部装飾体9 の場合、ベース39の他、カバー
40も前枠2 と一体に樹脂成型しても良い。
【0039】合成樹脂材料22,23 は、特に実施例に限定
されるものではなく、各種の材料を使用することができ
るが、成型の容易性を考えた場合には、熱可塑性の材料
の使用が望ましい。更に、本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の各種弾球遊技機は勿論のこと、回動式
遊技機等の遊技機においても同様に実施することが可能
である。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、外枠1 と、この外枠1
の前側に開閉自在に装着された前枠2とを備えた遊技機
において、枠1,2 の外側が異なる色合いとなるように、
該枠1,2 が異種又は異色の複数種類の合成樹脂材料22,2
3 により成型された部分を備え、この各合成樹脂材料2
2,23 により成型された部分の境界部分が成型時に一体
に結合されているので、変化に富み意匠的に優れた美観
を有する枠1,2 を容易に成型できる利点がある。
【0041】また本発明によれば、前枠2 の外側が上下
で異なる色合いとなるように、該枠1,2 が異種又は異色
の第1の合成樹脂材料22により成型された上側の部分と
第2の合成樹脂材料23により成型された下側の部分とを
備え、この上側の部分と下側の部分との境界部分が成型
時に一体に結合されているので、変化に富み意匠的に優
れた美観を有する枠1,2 を容易に成型できる利点があ
る。
【0042】更に本発明によれば、前枠2 の外側が前後
で異なる色合いとなるように、該枠1,2 が異種又は異色
の第1の合成樹脂材料22により成型された前側の部分と
第2の合成樹脂材料23により成型された後側の部分とを
備え、この前側の部分と後側の部分との境界部分が成型
時に一体に結合され、前側の部分の第1の合成樹脂材料
22を耐熱性の合成樹脂材料としているので、変化に富み
意匠的に優れた美観を有する枠1,2 を容易に成型できる
利点がある。
【0043】しかも本発明によれば、外枠1 と、この外
枠1 の前側に開閉自在に装着された前枠2 とを備え、枠
1,2 に部品9,36を設けた遊技機において、枠1,2 と部品
9,36とが異なる色合いとなるように、枠1,2 が第1の合
成樹脂材料22により、部品9,36が第1の合成樹脂材料22
と異種又は異色の第2の合成樹脂材料23により夫々成型
され、枠1,2 と部品9,36との境界部分が成型時に一体に
結合されているので、両者を別々に成型する場合に比較
して成型用の金型構造が簡単になると共に、容易に成型
でき、また作業能率が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すパチンコ機の斜視図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示す前枠の斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示す前枠の成型方法の説
明図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す前枠の成型方法の説
明図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す前枠の樹脂境界部分
の斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す前枠の断面図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例を示す前枠の斜視図であ
る。
【図8】本発明の第3実施例を示す前枠の要部の断面図
である。
【図9】本発明の第3実施例を示す前枠の成型方法の断
面図である。
【図10】本発明の第4実施例を示す上部装飾体部分の
縦断面図である。
【図11】本発明の第4実施例を示す上部装飾体部分の
横断面図である。
【図12】本発明の第4実施例を示す別の上部装飾体部
分の縦断面図である。
【図13】本発明の第4実施例を示す成型方法の断面図
である。
【図14】本発明の第4実施例を示す成型方法の断面図
である。
【符号の説明】
1 外枠 2 前枠 5 窓孔 9 上部装飾体 22 第1の合成樹脂材料 23 第2の合成樹脂材料 24 上金型 25 下金型 26 摺動金型 27 枠成型用金型装置 28 キャビティ 29 第1射出ノズル 31 第2射出ノズル 36 額縁(部品) 39 ベース(部品)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(1) と、この外枠(1) の前側に開閉
    自在に装着された前枠(2) とを備えた遊技機において、
    枠(1)(2)の外側が異なる色合いとなるように、該枠(1)
    (2)が異種又は異色の複数種類の合成樹脂材料(22)(23)
    により成型された部分を備え、この各合成樹脂材料(22)
    (23)により成型された部分の境界部分が成型時に一体に
    結合されていることを特徴とする遊技機用枠。
  2. 【請求項2】 前枠(2) の外側が上下で異なる色合いと
    なるように、該枠(1)(2)が異種又は異色の第1の合成樹
    脂材料(22)により成型された上側の部分と第2の合成樹
    脂材料(23)により成型された下側の部分とを備え、この
    上側の部分と下側の部分との境界部分が成型時に一体に
    結合されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機用枠。
  3. 【請求項3】 前枠(2) の外側が前後で異なる色合いと
    なるように、該枠(1)(2)が異種又は異色の第1の合成樹
    脂材料(22)により成型された前側の部分と第2の合成樹
    脂材料(23)により成型された後側の部分とを備え、この
    前側の部分と後側の部分との境界部分が成型時に一体に
    結合され、前側の部分の第1の合成樹脂材料(22)を耐熱
    性の合成樹脂材料としていることを特徴とする請求項1
    に記載の遊技機用枠。
  4. 【請求項4】 外枠(1) と、この外枠(1) の前側に開閉
    自在に装着された前枠(2) とを備え、枠(1)(2)に部品
    (9)(36) を設けた遊技機において、枠(1)(2)と部品(9)
    (36) とが異なる色合いとなるように、枠(1)(2)が第1
    の合成樹脂材料(22)により、部品(9)(36) が第1の合成
    樹脂材料(22)と異種又は異色の第2の合成樹脂材料(23)
    により夫々成型され、枠(1)(2)と部品(9)(36) との境界
    部分が成型時に一体に結合されていることを特徴とする
    遊技機用枠。
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