JP3038414U - パチンコ遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来にない形態で遊技者に視覚的歓心を与え
ながら遊技を楽しんでもらうことのできるパチンコ遊技
機を提供する。 【解決手段】 釘、風車、入賞口、チューリップ等が取
り付けられる遊技盤７の全体を光透過性材料で形成する
か、あるいは一部の領域を光透過性材料で形成する。遊
技盤７の一部の領域を光透過性材料で形成する場合に
は、その領域を通して、パチンコ遊技機の背面側に設け
られた主たる機構や供給される玉の動きがながめやすい
ように領域を設定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はパチンコ遊技機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、パチンコ遊技機の遊技盤は、ベニヤ板の上に化粧シートを貼り合わせ たものからなり、その上に釘、風車、入賞口、チューリップ等が取り付けられて いる。また、化粧シートには有彩色の背景をベースに各種の意匠が印刷されてい る。そして、遊技を楽しませるために、化粧シートに印刷する意匠や、遊技板の 各種部品の形状、色彩、配置等には種々の工夫がされているのが実情である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、従来にない形態で遊技者に視覚的歓心を与えながら遊技を楽しんで もらうことのできるパチンコ遊技機を提供することをその課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案者らは、かかる課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本考案を完成 するに至った。 すなわち、本考案によれば、遊技盤の少なくとも一部の領域が光透過性材料で 形成されていることを特徴とするパチンコ遊技機が提供される。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下本考案を詳細に説明する。 本考案のパチンコ遊技機は、遊技盤の少なくとも一部の領域が光透過性材料で 形成されていることを特徴とする。 すなわち、本考案では、釘、風車、入賞口、チューリップ等が取り付けられる 遊技盤の全体を光透過性材料で形成するか、あるいは一部の領域を光透過性材料 で形成する。遊技盤の一部の領域を光透過性材料で形成する場合には、その領域 を通して、パチンコ遊技機の背面側に設けられた主たる機構や供給される玉の動 きがながめやすいように領域を設定することが好ましい。

【０００６】 本考案の遊技盤に用いる光透過性材料としては、遊技盤を通してパチンコ遊技 機の背面の機構や玉の動きが透けて見えるような透過率を有するものを使用する ことができる。すなわち、本考案の遊技盤に用いる光透過性材料は視覚的に完全 に透明なものであってもよいし、若干の曇があるものであってもよいし、わずか に着色されているものであってもよいし、これらを任意に組み合わせたものであ ってもよい。 具体的には、本考案の遊技盤を構成する光透過性材料としては、アクリル酸樹 脂等の適宜の透明プラスチック材料を用いることができる。これらは単板で用い てもよいし、物性の異なるものを２枚以上積層して用いてもよい。 光透過性材料は、通常１０〜３０ｍｍ程度の厚さで使用される。 本考案の遊技盤においては、遊技盤の背面の機構や玉の動きがわかる程度に、 遊技盤上に適宜意匠を施すことができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案のパチンコ遊技機では、遊技盤の全体又は一部の領域を光透過性材料で 形成したので、遊技盤の背面側に設けられた各種機構や玉の動きが遊技を行いな がら見ることができるため、遊技を行う楽しみをより一層増加させることができ るようになる。また、本考案のパチンコ遊技機は、遊技盤の前面に設けられた各 種部品の形状、色彩、配置等とあいまって、全体的に意匠面からも美観を与える ものとなる。

【０００８】

【実施例】

次の本考案の実施例を述べる。 図１は本考案の一実施例のパチンコ遊技機の遊技盤を示す斜視図、図２及び図 ３は本考案の一実施例のパチンコ遊技機の正面図及び背面図である。 これらの図中１は本実施例のパチンコ遊技機であり、２は前面枠、３はガラス 扉、４は上玉受皿、５は下玉受皿、６は打球ハンドル、７は遊技盤、８は何種類 かの図柄を可変表示することにより表示状態が変化可能な可変表示装置、９は始 動入賞口、１０は可変入賞玉装置の開閉板、１１は風車、１２はＬＣＤユニット 、１３はＲＯＭカセット、１４は商品玉払出装置、１５はゲーム制御用基板ボッ クス、１６は打球発射装置、１７は玉ザヤレールである。 本実施例のパチンコ遊技機は、遊技盤７の全体が透明材料で形成されている。 遊技盤７は例えばアクリル酸樹脂等の透明プラスチック材料を用い、公知の加工 技術を用い、あらかじめ各部材等を取り付けるための開口、小孔等が形成される 。そして、この遊技盤７に可変表示装置８、始動入賞口９、開閉板１０、風車１ １、図示しない釘等が公知の方法により取り付けられている。

【０００９】 上記の構成を有するパチンコ遊技機によれば、遊技盤７が透明材料で形成され ているので、遊技者は遊技をしながら、遊技盤７を通してその背面側に設けられ た、時々刻々と変わる各種機構の動作、あるいは玉の動きをながめることができ る。したがって、遊技者はあきることなく眼前の動きをながめながらゲームを楽 しめるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例のパチンコ遊技機の遊技盤の
斜視図である。

【図２】本考案の一実施例のパチンコ遊技機の正面図で
ある。

【図３】本考案の一実施例のパチンコ遊技機の背面図で
ある。

【符号の説明】 １ パチンコ遊技機 ２ 前面枠 ３ ガラス扉 ４ 上玉受皿 ５ 下玉受皿 ６ 打球ハンドル ７ 遊技盤 ８ 可変表示装置 ９ 始動入賞口 １０ 開閉板 １１ 風車 １２ ＬＣＤユニ
ット １３ ＲＯＭカセット １４ 商品玉払出
装置 １５ ゲーム制御用基板ボックス １６ 打球発射装
置 １７ 玉ザヤレール

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技盤の少なくとも一部の領域が光透過
   性材料で形成されていることを特徴とするパチンコ遊技
   機。