JP2004230049A - 遊技機における装飾部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】パチンコ遊技機の新機種によるデザインのめまぐるしい変更にも十分対処でき、小ロットでしかも安価に成形できるようにした遊技機における装飾部材を提供することを目的とする。
【解決手段】表面に模様、図柄Mが施された所定厚さの熱可塑性樹脂シート42、または裏面に模様、図柄Mが施された透光性を有する所定厚さの熱可塑性樹脂シート42を真空成形又は圧空成形することにより成形される。
【選択図】 図3
【解決手段】表面に模様、図柄Mが施された所定厚さの熱可塑性樹脂シート42、または裏面に模様、図柄Mが施された透光性を有する所定厚さの熱可塑性樹脂シート42を真空成形又は圧空成形することにより成形される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機又はスロットマシン等の遊技機の前面に装着され、装飾効果を発揮させるための装飾部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、遊技機の一種であるパチンコ遊技機には、機枠の前面に装着され遊技盤が取り付けられる前面枠、前面枠の前面に開閉自在に装着され前記遊技盤の前面を覆う透明板保持枠または前記遊技盤の前面に、遊技の興趣を盛り上げるために装飾効果を発揮する種々の装飾部品が装着されている。例えば、前面枠や透明板保持枠の前面には、内部に発光体を内蔵した電飾部品、遊技盤面には内部に同じく発光体を内蔵したレール飾りなどが装着されている。ところで、これら装飾部品を含めパチンコ遊技機の部品は、一般に射出成形により成形されている(例えば、特許文献1参照。)。また、これら装飾部品の前側にその全面を覆うようにして配置される合成樹脂製の装飾部材には、シルクスクリーン印刷法、パッド印刷法、熱転写印刷法などの印刷技術(例えば、特許文献2参照。)により適宜色彩を施した模様、図柄が設けられる場合がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−333098号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】
特開2002−52160号公報(第3−4頁、図5、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、装飾部品における装飾部材を射出成形により成形すると、溶融樹脂を成形型内に流入させる関係上、成形型が大型化し、金型代が多く掛かることから、成形品である装飾部材のデザインの変更は金型償却の都合上簡単ではなくなる。一方、パチンコ遊技機は、機種によってはやり・すたりが激しく、機種がめまぐるしく変更される。よって、前記新機種にあったデザインに追従していくことは前記射出成形では容易ではなく、このため経費などの面で苦慮しているのが現状である。
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、パチンコ遊技機の新機種によるデザインのめまぐるしい変更にも十分対処でき、小ロットでしかも安価に成形できるようにした遊技機における装飾部材を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明の遊技機における装飾部材は、表面に模様、図柄が施された所定厚さの熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形される。
【0007】
または、裏面に模様、図柄が施された透光性を有する所定厚さの熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形される。模様、図柄が施される態様としては、例えば、熱可塑性樹脂シートの表又は裏面に直接印刷するか、熱可塑性樹脂フィルムに模様、図柄を印刷し、この熱可塑性樹脂フィルムを前記熱可塑性樹脂シートの表又は裏面に貼合する方法がある。
【0008】
このように、模様、図柄が施された熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより、装飾部材を成形するようにしたので、立体的な形状が自在にできて自由度が増し、変化に富んだデザインとすることができることとなり商品価値が向上する。また、多品種少量生産が可能となることから、パチンコ遊技機の新機種によるデザインのめまぐるしい変更に十分対処できるばかりか製品コストの低廉も図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機における装飾部材の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレンジボールまたは雀球遊技機等の弾球遊技機とスロットマシンとが挙げられるが、本発明にあっては、その一例としてパチンコ遊技機について説明する。また、装飾部材とは、遊技機の前面に装着され、内部に発光体が配置されるものとされないものとがあり、例えば、パチンコ遊技機において、前面枠前面に装着される合成樹脂製の装飾部品、透明板保持枠の前面に装着される装飾部品、遊技盤面に装着されるレール飾りや入賞装置などの所謂盤面部品であって、これらの前面を装飾するものをいう。
【0010】
図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2は同透明板保持枠を開いた状態の斜視図である。図において、1はパチンコ遊技機Pにおける木製の機枠であって、縦長方形枠状に形成されている。また、その前面に額縁状をなす合成樹脂製の前面枠2が、その一側上下部を前記機枠1の一側上下部に設けた軸支部3によって軸支され回動自在に装着される。この前面枠2の中央には窓口4が開設される。そして、前面枠2の裏面に遊技盤5が配置固定され、その前面の遊技部5aが前記窓口4に臨むようになっている。
【0011】
前記前面枠2の前面に、遊技盤5前面の遊技部5aを覆う2枚の透明板であるガラス板6を備えた透明板保持枠7及び遊技盤5の下部を覆う前面板8が、いずれもその一側を軸支して回動自在に装着されている。これら透明板保持枠7と前面板8は前面枠2とほぼ同じ横幅を有している。前記前面板8の前面に、貯留される弾球であるパチンコ球を打球発射部(図示せず。)に供給するための打球供給皿9が装着されている。また、前記前面枠2の下部前面には、前記打球供給皿9から溢れるパチンコ球を貯留する余剰球受皿10が装着されている。11は、前面枠2の下部前面の一側に設けられ、打ち出されるパチンコ球の打球力の強弱を調節する操作ハンドルである。
【0012】
前記遊技盤5の前面には、機種に合わせて適宜色彩が施された模様、図柄Dが描出された印刷紙12が透明な樹脂フィルムと共に貼着され、更に、その前面に遊技部5aを囲う内側ガイドレール13と外側ガイドレール14とが渦巻き状に敷設されている。この場合、前記模様、図柄Dは、前記内・外側ガイドレール13,14内のみに描出されている。
【0013】
前記遊技部5aには、各種の盤面部品が装着される。すなわち、そのほぼ中央に表示部15aを備えた可変表示装置15が装着され、その下方にパチンコ球の入賞により前記表示部15aの文字、数字、図形等の表示を変動表示させる始動入賞口16が配設される。更に、その下方に、前記変動した表示が一定の時間経過後に停止して特定の表示(例えば「777」)を示し、遊技者にとって有利な特別遊技状態になったとき、一定の条件の下で開閉扉17aを所定回数開成させ一度に多くの入賞球が得られる入賞装置17が配設されている。前記始動入賞口16は、パチンコ球が入賞し難い起立またはパチンコ球が入賞し易い傾動位置に自在に変換可能な一対の可動翼片18,18を有している。
【0014】
更に、前記可変表示装置15の両側やや下方位置に一般入賞口19が配設され、これら一般入賞口19の上方位置にはパチンコ球が通過することによりそれを検知し、前記始動入賞口16の一対の可動翼片18,18をパチンコ球が受入れ易いように傾動させるための通過チャッカー20が配設されている。21は、前記遊技部5aの適宜位置に回転自在に装着され、流下するパチンコ球の流れを変えて面白みを出させるための風車であり、22は障害釘である。更にまた、遊技部5aの下部に、この遊技部5aを流下して前記始動入賞口16、一般入賞口19などに入賞しなかったパチンコ球をアウト球として遊技盤5の後方へ回収するアウト球口23が開設されている。
【0015】
前記透明板保持枠7は、図3乃至図5に示すように透明板である二枚のガラス板6を保持する保持枠本体25とその前面を覆う透光性カバー部材26とからなる。前記保持枠本体25は、方形状に成形されると共にその中央に前記遊技盤5の遊技部5aが臨む第一開口27が開設され、裏面に前記第一開口27を塞ぐように前記二枚のガラス板6が平行に配置されている。このガラス板6は二枚1組となってユニット化されている。保持枠本体25の前面には、第一開口27の上辺と両側辺に沿ってそれぞれ配線基盤28a,28bが配置固定され、その前面に発光体としてのLED29が多数配設されている。これらLED29は、赤、緑、青といった色を発光し、これらが互いに融合して種々の発光色が出せるようになっている。
【0016】
前記透光性カバー部材26は、合成樹脂材からなり中空状であって、所望の色に着色されると共に後面が開放し、前記保持枠本体25とほぼ同じ大きさであって方形状をなす。また、その中央には前記第一開口27と合致する第二開口31が開設される。そして、第二開口31を囲んで透光性カバー部材26の前面中央と両側に、それぞれ後記する装飾部材32a,32bが取り付けられる取付口33a,33bが開設されている。前記中央の取付口33aに取り付けられる装飾部材としての装飾カバー32aは門型に成形され、両側下部の取付口33bに取り付けられる装飾部材としての装飾カバー32bは長方形状に成形されている。
【0017】
更に詳しく説明すると、これら装飾カバー32a,32bは、所定の色に着色された透光性の熱可塑性樹脂材からなり、真空成形または圧空成形により成形され、その前面が湾曲した凹凸状を成す変化に富んだデザイン形状となっている。
また、これら装飾カバー32a,32bには、透光性であって適宜色彩が施された所望の模様、図柄Mが施されている。この模様、図柄Mは、遊技盤5面に描出される模様、図柄Dと関係の無いものが選ばれているが、同じものでも良い。各装飾カバー32a,32bの外周縁に周設されたフランジ部34には、複数のビス挿通孔35が設けられている。一方、透光性カバー部材26の裏面には、後端面に螺子孔36が設けられたボス37が一体に突設されている。なお、前記透光性カバー部材26は一体ものとして示したが、複数個に分割されていても良い。
【0018】
そして、透光性カバー部材26の裏側から各取付口33a,33bに各装飾カバー32a,32bをあてがい、各装飾カバー32a,32bのビス挿通孔35を介して各取付口33a,33bの外周縁に設けられたビス孔38にビス39を螺子締めすることにより、各装飾カバー32a,32bが取り付けられる。よって、逆に前記各ビス39を外すことによって装飾カバー32a,32bが簡単に交換できる。次に、保持枠本体25の前面に透光性カバー部材26を第一開口27と第二開口31とが合致するように配置して重ね、保持枠本体25の裏側から螺子挿通孔40を介して各螺子孔36に螺子41を螺締することにより、保持枠本体25と透光性カバー部材26とが一体に組み付けられる。
【0019】
前記装飾カバー32a,32bは、図6に示すように模様、図柄Mが印刷された所定厚さ(約1〜3mm)を有する薄板状の熱可塑性樹脂シート42から成形される。この熱可塑性樹脂シート42としては、例えば、ポリカーボネイト、ポリプロピレン、スチロール、塩化ビニール、ABS樹脂が使用される。また、印刷層43は同図(イ)のように熱可塑性樹脂シート42の表面に設けられているが、同図(ロ)のようにその裏面に設けるようにしても良い。更には、同図(ハ)のように別途用意した透光性を有する熱可塑性樹脂フィルム44の一側面に印刷層43を設け、この熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42の表面に貼合するようにしても良い。図は省略するが裏面に貼合しても同様である。
この場合、印刷層43が内側・外側のいずれにあっても良いが、できれば内側に位置することが好ましい。この熱可塑性樹脂フィルム44も、前記したポリカーボネイト等と同じ樹脂が使用される。また、印刷方法としては、例えば、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、熱転写印刷といった印刷方法が採られる。
【0020】
前記熱可塑性樹脂シート42は、内部に発光体を配置して電飾効果が発揮できることから、透光性を有することが好ましいが、あえて透光性を有しなくてもその模様、図柄Mから装飾効果は発揮できる。よって、熱可塑性樹脂シート42の表面に模様、図柄Mを直接印刷したときは、この熱可塑性樹脂シート42は透光性・非透光性のいずれでも良いが、熱可塑性樹脂シート42の裏面に模様、図柄Mを直接印刷したときは、この熱可塑性樹脂シート42は透光性である必要がある。模様、図柄Mの施し方の異なる態様として、透光性を有する熱可塑性樹脂フィルム44に模様、図柄Mを印刷し、この熱可塑性樹脂フィルム44を前記熱可塑性樹脂シート42に貼合した場合も同様である。
【0021】
また、熱可塑性樹脂フィルム44に模様、図柄Mが印刷されている場合、この熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42に印刷層43をいずれの側にむけて貼合してもよいが、できれば、その印刷層43が熱可塑性樹脂シート42側に位置するようにして熱可塑性樹脂フィルム44を貼合することが好ましい。熱可塑性樹脂フィルム44は、透孔性または非透光性のいずれでも良い。非透光性の場合は、例えば、印刷層43を外側にして熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42の表面に貼合するか、または、印刷層43を熱可塑性樹脂シート42側、すなわち内側、に位置するようにして熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42の裏面に貼合する。この場合は、熱可塑性樹脂シート42は透光性を有する。
【0022】
このようにして、熱可塑性樹脂シート42が成形される。そして、表面に模様、図柄Mが直接印刷された熱可塑性樹脂シート42により装飾カバー32a,32bを成形するには真空成形が好ましい。すなわち、図7(イ)に示すように空洞状のテーブルa上面に乗る成形型bの上方に両端部をクランプc,cにより挟着した熱可塑性樹脂シート42を水平に配置する。この場合、印刷層43は熱可塑性樹脂シート42の表面(図7(イ)では上面)に設けられている。この状態で、同図(ロ)に示すように前記熱可塑性樹脂シート42の上下位置にヒーターd,dを配置してその熱可塑性樹脂シート42を上下両面側から加熱軟化させる。加熱後は、必要に応じ同図(ハ)に示すように下から風圧を掛け熱可塑性樹脂シート42を上方へ膨らませる。これにより、偏肉を抑えることができる。次に、同図(ニ)に示すように下方から前記成形型bが上昇して熱可塑性樹脂シート42の下面に圧接する。この状態で、同図(ホ)に示すように成形型bと連通するテーブルa内を真空に引いて熱可塑性樹脂シート42と成形型bとを密着させ、その後冷却する。最後に、同図(ヘ)に示すようにテーブルaを下降させ熱可塑性樹脂シート42から離型すると共にクランプc,cから成形品45を取り出す。
【0023】
裏面に模様、図柄Mが直接印刷された熱可塑性樹脂シート42により装飾カバー32a,32bを成形するには圧空成形が好ましい。すなわち、図8(イ)に示すように成形型eとこの成形型eを密閉するための蓋fとの間に位置し、両端部をクランプg,gにより挟着して熱可塑性樹脂シート42を水平に配置する。
この場合、印刷層43は熱可塑性樹脂シート42の裏面(図8(イ)では下面)に設けられている。この状態で、同図(ロ)に示すように前記熱可塑性樹脂シート42の上下位置にヒーターh,hを配置してその熱可塑性樹脂シート42を上下両面側から加熱軟化させる。加熱後は、同図(ハ)に示すように成形型eを上昇させ熱可塑性樹脂シート42の下面に配置し、同時にその上から蓋fを下降させて成形型eの上面に熱可塑性樹脂シート42を介して被せ内部を密閉する。この状態で、同図(ニ)に示すように上方から成形型e内に空気を注入して加圧し熱可塑性樹脂シート42を成形型e内周面に押し付け、その後冷却する。最後に、同図(ホ)に示すように成形型eと蓋fとを互いに上下に引き離し成形品45を取り出す。
【0024】
模様、図柄Mが印刷された透光性を有する熱可塑性樹脂フィルム44を貼合した熱可塑性樹脂シート42についても、前記と同様にして真空成形又は圧空成形することにより、成形品45が成形される。
【0025】
このように、真空成形または圧空成形することにより成形品45すなわち装飾カバー32a,32bが成形される。これにより、この装飾カバー32a,32bには、変化に富んだ立体的な模様、図柄Mが成形でき、透光性を有する場合は内部に配置される発光体の発光と共に遊技者に視覚的効果を与え、これにより遊技の興趣が高められる。しかも、多品種少量生産が可能なことから、小ロットであっても製品が簡単にかつ効率的に成形でき、短サイクルで遊技機のデザインの変更があっても容易に対応できる。
【0026】
本実施の形態にあっては、透明板保持枠7回りにおける装飾部品に取り付けられる装飾部材32a,32bについて説明したが、前面枠2(この場合は、前記透明板保持枠7の横幅が前面枠2の横幅より狭い。)回りの電飾部品に取り付けられる装飾部材、または遊技盤5の盤面部品である例えばレール飾りに取り付けられる装飾部材であっても適用できること勿論である。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記構成よりなり、請求項1に記載された遊技機における装飾部材は、表面に模様、図柄が施された熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形されるので、多品種少量生産が可能となり、パチンコ遊技機の新機種によるデザインのめまぐるしい変更にも十分対処でき、しかも、短納期が可能であるばかりか製品コストの低廉も図られる。また、変化に富んだ立体的な模様、図柄を成形でき、遊技者に迫力ある視覚的効果を与え遊技の興趣が高められると共に商品価値も高められるという効果がある。
【0028】
また、請求項2記載の遊技機における装飾部材は、裏面に模様、図柄が施された透光性を有する熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形されるので、請求項1と同様の効果に加え、その模様、図柄が熱可塑性樹脂シートに覆われて保護されることから、汚れが付かずしかも欠けるといったことがなく、常に綺麗に見られるという効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】同透明板保持枠を開いた状態の斜視図。
【図3】透明板保持枠の斜視図。
【図4】同分解斜視図。
【図5】同一部拡大側面断面図。
【図6】熱可塑性樹脂シートの拡大断面図。
【図7】(イ)乃至(ヘ)真空成形により成形品を成形する手順を示す概略説明図。
【図8】(イ)乃至(ホ)圧空成形により成形品を成形する手順を示す概略説明図。
【符号の説明】
32a,32b 装飾部材(装飾カバー)
42 熱可塑性樹脂シート
M 模様、図柄
P 弾球遊技機(遊技機)
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機又はスロットマシン等の遊技機の前面に装着され、装飾効果を発揮させるための装飾部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、遊技機の一種であるパチンコ遊技機には、機枠の前面に装着され遊技盤が取り付けられる前面枠、前面枠の前面に開閉自在に装着され前記遊技盤の前面を覆う透明板保持枠または前記遊技盤の前面に、遊技の興趣を盛り上げるために装飾効果を発揮する種々の装飾部品が装着されている。例えば、前面枠や透明板保持枠の前面には、内部に発光体を内蔵した電飾部品、遊技盤面には内部に同じく発光体を内蔵したレール飾りなどが装着されている。ところで、これら装飾部品を含めパチンコ遊技機の部品は、一般に射出成形により成形されている(例えば、特許文献1参照。)。また、これら装飾部品の前側にその全面を覆うようにして配置される合成樹脂製の装飾部材には、シルクスクリーン印刷法、パッド印刷法、熱転写印刷法などの印刷技術(例えば、特許文献2参照。)により適宜色彩を施した模様、図柄が設けられる場合がある。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−333098号公報(第2−3頁、図1)
【特許文献2】
特開2002−52160号公報(第3−4頁、図5、図6)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、装飾部品における装飾部材を射出成形により成形すると、溶融樹脂を成形型内に流入させる関係上、成形型が大型化し、金型代が多く掛かることから、成形品である装飾部材のデザインの変更は金型償却の都合上簡単ではなくなる。一方、パチンコ遊技機は、機種によってはやり・すたりが激しく、機種がめまぐるしく変更される。よって、前記新機種にあったデザインに追従していくことは前記射出成形では容易ではなく、このため経費などの面で苦慮しているのが現状である。
【0005】
そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、パチンコ遊技機の新機種によるデザインのめまぐるしい変更にも十分対処でき、小ロットでしかも安価に成形できるようにした遊技機における装飾部材を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明の遊技機における装飾部材は、表面に模様、図柄が施された所定厚さの熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形される。
【0007】
または、裏面に模様、図柄が施された透光性を有する所定厚さの熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形される。模様、図柄が施される態様としては、例えば、熱可塑性樹脂シートの表又は裏面に直接印刷するか、熱可塑性樹脂フィルムに模様、図柄を印刷し、この熱可塑性樹脂フィルムを前記熱可塑性樹脂シートの表又は裏面に貼合する方法がある。
【0008】
このように、模様、図柄が施された熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより、装飾部材を成形するようにしたので、立体的な形状が自在にできて自由度が増し、変化に富んだデザインとすることができることとなり商品価値が向上する。また、多品種少量生産が可能となることから、パチンコ遊技機の新機種によるデザインのめまぐるしい変更に十分対処できるばかりか製品コストの低廉も図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機における装飾部材の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレンジボールまたは雀球遊技機等の弾球遊技機とスロットマシンとが挙げられるが、本発明にあっては、その一例としてパチンコ遊技機について説明する。また、装飾部材とは、遊技機の前面に装着され、内部に発光体が配置されるものとされないものとがあり、例えば、パチンコ遊技機において、前面枠前面に装着される合成樹脂製の装飾部品、透明板保持枠の前面に装着される装飾部品、遊技盤面に装着されるレール飾りや入賞装置などの所謂盤面部品であって、これらの前面を装飾するものをいう。
【0010】
図1は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、図2は同透明板保持枠を開いた状態の斜視図である。図において、1はパチンコ遊技機Pにおける木製の機枠であって、縦長方形枠状に形成されている。また、その前面に額縁状をなす合成樹脂製の前面枠2が、その一側上下部を前記機枠1の一側上下部に設けた軸支部3によって軸支され回動自在に装着される。この前面枠2の中央には窓口4が開設される。そして、前面枠2の裏面に遊技盤5が配置固定され、その前面の遊技部5aが前記窓口4に臨むようになっている。
【0011】
前記前面枠2の前面に、遊技盤5前面の遊技部5aを覆う2枚の透明板であるガラス板6を備えた透明板保持枠7及び遊技盤5の下部を覆う前面板8が、いずれもその一側を軸支して回動自在に装着されている。これら透明板保持枠7と前面板8は前面枠2とほぼ同じ横幅を有している。前記前面板8の前面に、貯留される弾球であるパチンコ球を打球発射部(図示せず。)に供給するための打球供給皿9が装着されている。また、前記前面枠2の下部前面には、前記打球供給皿9から溢れるパチンコ球を貯留する余剰球受皿10が装着されている。11は、前面枠2の下部前面の一側に設けられ、打ち出されるパチンコ球の打球力の強弱を調節する操作ハンドルである。
【0012】
前記遊技盤5の前面には、機種に合わせて適宜色彩が施された模様、図柄Dが描出された印刷紙12が透明な樹脂フィルムと共に貼着され、更に、その前面に遊技部5aを囲う内側ガイドレール13と外側ガイドレール14とが渦巻き状に敷設されている。この場合、前記模様、図柄Dは、前記内・外側ガイドレール13,14内のみに描出されている。
【0013】
前記遊技部5aには、各種の盤面部品が装着される。すなわち、そのほぼ中央に表示部15aを備えた可変表示装置15が装着され、その下方にパチンコ球の入賞により前記表示部15aの文字、数字、図形等の表示を変動表示させる始動入賞口16が配設される。更に、その下方に、前記変動した表示が一定の時間経過後に停止して特定の表示(例えば「777」)を示し、遊技者にとって有利な特別遊技状態になったとき、一定の条件の下で開閉扉17aを所定回数開成させ一度に多くの入賞球が得られる入賞装置17が配設されている。前記始動入賞口16は、パチンコ球が入賞し難い起立またはパチンコ球が入賞し易い傾動位置に自在に変換可能な一対の可動翼片18,18を有している。
【0014】
更に、前記可変表示装置15の両側やや下方位置に一般入賞口19が配設され、これら一般入賞口19の上方位置にはパチンコ球が通過することによりそれを検知し、前記始動入賞口16の一対の可動翼片18,18をパチンコ球が受入れ易いように傾動させるための通過チャッカー20が配設されている。21は、前記遊技部5aの適宜位置に回転自在に装着され、流下するパチンコ球の流れを変えて面白みを出させるための風車であり、22は障害釘である。更にまた、遊技部5aの下部に、この遊技部5aを流下して前記始動入賞口16、一般入賞口19などに入賞しなかったパチンコ球をアウト球として遊技盤5の後方へ回収するアウト球口23が開設されている。
【0015】
前記透明板保持枠7は、図3乃至図5に示すように透明板である二枚のガラス板6を保持する保持枠本体25とその前面を覆う透光性カバー部材26とからなる。前記保持枠本体25は、方形状に成形されると共にその中央に前記遊技盤5の遊技部5aが臨む第一開口27が開設され、裏面に前記第一開口27を塞ぐように前記二枚のガラス板6が平行に配置されている。このガラス板6は二枚1組となってユニット化されている。保持枠本体25の前面には、第一開口27の上辺と両側辺に沿ってそれぞれ配線基盤28a,28bが配置固定され、その前面に発光体としてのLED29が多数配設されている。これらLED29は、赤、緑、青といった色を発光し、これらが互いに融合して種々の発光色が出せるようになっている。
【0016】
前記透光性カバー部材26は、合成樹脂材からなり中空状であって、所望の色に着色されると共に後面が開放し、前記保持枠本体25とほぼ同じ大きさであって方形状をなす。また、その中央には前記第一開口27と合致する第二開口31が開設される。そして、第二開口31を囲んで透光性カバー部材26の前面中央と両側に、それぞれ後記する装飾部材32a,32bが取り付けられる取付口33a,33bが開設されている。前記中央の取付口33aに取り付けられる装飾部材としての装飾カバー32aは門型に成形され、両側下部の取付口33bに取り付けられる装飾部材としての装飾カバー32bは長方形状に成形されている。
【0017】
更に詳しく説明すると、これら装飾カバー32a,32bは、所定の色に着色された透光性の熱可塑性樹脂材からなり、真空成形または圧空成形により成形され、その前面が湾曲した凹凸状を成す変化に富んだデザイン形状となっている。
また、これら装飾カバー32a,32bには、透光性であって適宜色彩が施された所望の模様、図柄Mが施されている。この模様、図柄Mは、遊技盤5面に描出される模様、図柄Dと関係の無いものが選ばれているが、同じものでも良い。各装飾カバー32a,32bの外周縁に周設されたフランジ部34には、複数のビス挿通孔35が設けられている。一方、透光性カバー部材26の裏面には、後端面に螺子孔36が設けられたボス37が一体に突設されている。なお、前記透光性カバー部材26は一体ものとして示したが、複数個に分割されていても良い。
【0018】
そして、透光性カバー部材26の裏側から各取付口33a,33bに各装飾カバー32a,32bをあてがい、各装飾カバー32a,32bのビス挿通孔35を介して各取付口33a,33bの外周縁に設けられたビス孔38にビス39を螺子締めすることにより、各装飾カバー32a,32bが取り付けられる。よって、逆に前記各ビス39を外すことによって装飾カバー32a,32bが簡単に交換できる。次に、保持枠本体25の前面に透光性カバー部材26を第一開口27と第二開口31とが合致するように配置して重ね、保持枠本体25の裏側から螺子挿通孔40を介して各螺子孔36に螺子41を螺締することにより、保持枠本体25と透光性カバー部材26とが一体に組み付けられる。
【0019】
前記装飾カバー32a,32bは、図6に示すように模様、図柄Mが印刷された所定厚さ(約1〜3mm)を有する薄板状の熱可塑性樹脂シート42から成形される。この熱可塑性樹脂シート42としては、例えば、ポリカーボネイト、ポリプロピレン、スチロール、塩化ビニール、ABS樹脂が使用される。また、印刷層43は同図(イ)のように熱可塑性樹脂シート42の表面に設けられているが、同図(ロ)のようにその裏面に設けるようにしても良い。更には、同図(ハ)のように別途用意した透光性を有する熱可塑性樹脂フィルム44の一側面に印刷層43を設け、この熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42の表面に貼合するようにしても良い。図は省略するが裏面に貼合しても同様である。
この場合、印刷層43が内側・外側のいずれにあっても良いが、できれば内側に位置することが好ましい。この熱可塑性樹脂フィルム44も、前記したポリカーボネイト等と同じ樹脂が使用される。また、印刷方法としては、例えば、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷、熱転写印刷といった印刷方法が採られる。
【0020】
前記熱可塑性樹脂シート42は、内部に発光体を配置して電飾効果が発揮できることから、透光性を有することが好ましいが、あえて透光性を有しなくてもその模様、図柄Mから装飾効果は発揮できる。よって、熱可塑性樹脂シート42の表面に模様、図柄Mを直接印刷したときは、この熱可塑性樹脂シート42は透光性・非透光性のいずれでも良いが、熱可塑性樹脂シート42の裏面に模様、図柄Mを直接印刷したときは、この熱可塑性樹脂シート42は透光性である必要がある。模様、図柄Mの施し方の異なる態様として、透光性を有する熱可塑性樹脂フィルム44に模様、図柄Mを印刷し、この熱可塑性樹脂フィルム44を前記熱可塑性樹脂シート42に貼合した場合も同様である。
【0021】
また、熱可塑性樹脂フィルム44に模様、図柄Mが印刷されている場合、この熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42に印刷層43をいずれの側にむけて貼合してもよいが、できれば、その印刷層43が熱可塑性樹脂シート42側に位置するようにして熱可塑性樹脂フィルム44を貼合することが好ましい。熱可塑性樹脂フィルム44は、透孔性または非透光性のいずれでも良い。非透光性の場合は、例えば、印刷層43を外側にして熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42の表面に貼合するか、または、印刷層43を熱可塑性樹脂シート42側、すなわち内側、に位置するようにして熱可塑性樹脂フィルム44を熱可塑性樹脂シート42の裏面に貼合する。この場合は、熱可塑性樹脂シート42は透光性を有する。
【0022】
このようにして、熱可塑性樹脂シート42が成形される。そして、表面に模様、図柄Mが直接印刷された熱可塑性樹脂シート42により装飾カバー32a,32bを成形するには真空成形が好ましい。すなわち、図7(イ)に示すように空洞状のテーブルa上面に乗る成形型bの上方に両端部をクランプc,cにより挟着した熱可塑性樹脂シート42を水平に配置する。この場合、印刷層43は熱可塑性樹脂シート42の表面(図7(イ)では上面)に設けられている。この状態で、同図(ロ)に示すように前記熱可塑性樹脂シート42の上下位置にヒーターd,dを配置してその熱可塑性樹脂シート42を上下両面側から加熱軟化させる。加熱後は、必要に応じ同図(ハ)に示すように下から風圧を掛け熱可塑性樹脂シート42を上方へ膨らませる。これにより、偏肉を抑えることができる。次に、同図(ニ)に示すように下方から前記成形型bが上昇して熱可塑性樹脂シート42の下面に圧接する。この状態で、同図(ホ)に示すように成形型bと連通するテーブルa内を真空に引いて熱可塑性樹脂シート42と成形型bとを密着させ、その後冷却する。最後に、同図(ヘ)に示すようにテーブルaを下降させ熱可塑性樹脂シート42から離型すると共にクランプc,cから成形品45を取り出す。
【0023】
裏面に模様、図柄Mが直接印刷された熱可塑性樹脂シート42により装飾カバー32a,32bを成形するには圧空成形が好ましい。すなわち、図8(イ)に示すように成形型eとこの成形型eを密閉するための蓋fとの間に位置し、両端部をクランプg,gにより挟着して熱可塑性樹脂シート42を水平に配置する。
この場合、印刷層43は熱可塑性樹脂シート42の裏面(図8(イ)では下面)に設けられている。この状態で、同図(ロ)に示すように前記熱可塑性樹脂シート42の上下位置にヒーターh,hを配置してその熱可塑性樹脂シート42を上下両面側から加熱軟化させる。加熱後は、同図(ハ)に示すように成形型eを上昇させ熱可塑性樹脂シート42の下面に配置し、同時にその上から蓋fを下降させて成形型eの上面に熱可塑性樹脂シート42を介して被せ内部を密閉する。この状態で、同図(ニ)に示すように上方から成形型e内に空気を注入して加圧し熱可塑性樹脂シート42を成形型e内周面に押し付け、その後冷却する。最後に、同図(ホ)に示すように成形型eと蓋fとを互いに上下に引き離し成形品45を取り出す。
【0024】
模様、図柄Mが印刷された透光性を有する熱可塑性樹脂フィルム44を貼合した熱可塑性樹脂シート42についても、前記と同様にして真空成形又は圧空成形することにより、成形品45が成形される。
【0025】
このように、真空成形または圧空成形することにより成形品45すなわち装飾カバー32a,32bが成形される。これにより、この装飾カバー32a,32bには、変化に富んだ立体的な模様、図柄Mが成形でき、透光性を有する場合は内部に配置される発光体の発光と共に遊技者に視覚的効果を与え、これにより遊技の興趣が高められる。しかも、多品種少量生産が可能なことから、小ロットであっても製品が簡単にかつ効率的に成形でき、短サイクルで遊技機のデザインの変更があっても容易に対応できる。
【0026】
本実施の形態にあっては、透明板保持枠7回りにおける装飾部品に取り付けられる装飾部材32a,32bについて説明したが、前面枠2(この場合は、前記透明板保持枠7の横幅が前面枠2の横幅より狭い。)回りの電飾部品に取り付けられる装飾部材、または遊技盤5の盤面部品である例えばレール飾りに取り付けられる装飾部材であっても適用できること勿論である。
【0027】
【発明の効果】
本発明は上記構成よりなり、請求項1に記載された遊技機における装飾部材は、表面に模様、図柄が施された熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形されるので、多品種少量生産が可能となり、パチンコ遊技機の新機種によるデザインのめまぐるしい変更にも十分対処でき、しかも、短納期が可能であるばかりか製品コストの低廉も図られる。また、変化に富んだ立体的な模様、図柄を成形でき、遊技者に迫力ある視覚的効果を与え遊技の興趣が高められると共に商品価値も高められるという効果がある。
【0028】
また、請求項2記載の遊技機における装飾部材は、裏面に模様、図柄が施された透光性を有する熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形されるので、請求項1と同様の効果に加え、その模様、図柄が熱可塑性樹脂シートに覆われて保護されることから、汚れが付かずしかも欠けるといったことがなく、常に綺麗に見られるという効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】同透明板保持枠を開いた状態の斜視図。
【図3】透明板保持枠の斜視図。
【図4】同分解斜視図。
【図5】同一部拡大側面断面図。
【図6】熱可塑性樹脂シートの拡大断面図。
【図7】(イ)乃至(ヘ)真空成形により成形品を成形する手順を示す概略説明図。
【図8】(イ)乃至(ホ)圧空成形により成形品を成形する手順を示す概略説明図。
【符号の説明】
32a,32b 装飾部材(装飾カバー)
42 熱可塑性樹脂シート
M 模様、図柄
P 弾球遊技機(遊技機)
Claims (3)
- 表面に模様、図柄が施された所定厚さの熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形されることを特徴とする遊技機における装飾部材。
- 裏面に模様、図柄が施された透光性を有する所定厚さの熱可塑性樹脂シートを真空成形又は圧空成形することにより成形されることを特徴とする遊技機における装飾部材。
- 熱可塑性樹脂フィルムに前記模様、図柄を印刷し、この熱可塑性樹脂フィルムを前記熱可塑性樹脂シートに貼合することにより、前記熱可塑性樹脂シートに模様、図柄が施されるようにした請求項1又は2記載の遊技機における装飾部材。
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