JP2008264298A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008264298A
JP2008264298A JP2007113018A JP2007113018A JP2008264298A JP 2008264298 A JP2008264298 A JP 2008264298A JP 2007113018 A JP2007113018 A JP 2007113018A JP 2007113018 A JP2007113018 A JP 2007113018A JP 2008264298 A JP2008264298 A JP 2008264298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transparent plate
game
back side
game board
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007113018A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kobayashi
修 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2007113018A priority Critical patent/JP2008264298A/ja
Publication of JP2008264298A publication Critical patent/JP2008264298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】遊技釘や風車などより前方に役物を突出させることができ、且つ、役物の演出効果を向上して集客率を大幅に向上することができる遊技機を提供する。
【解決手段】役物(センター役物34)が設けられた遊技盤20の前面を開閉する扉(裏側透明板42、表側透明板52)を備えた遊技機10において、扉に設けられ、遊技盤20との間に遊技媒体(遊技球60)が移動する遊技領域22を構成する透視可能な透明板部(裏側透明板42)を備える。透明板部は、役物に対応する部分が、他の部分より前方に突出している。
【選択図】図1

Description

本発明は、前面側に突出した役物が設けられた遊技領域と、この遊技領域を前方から透視可能な透明部材にて覆った遊技機に関するものである。
従来よりこの種遊技機(パチンコ遊技機)は、遊技盤上に遊技球が流下しながら自由移動する遊技領域が形成され、下部には受け皿が設けられている。遊技領域の前方には、平板状の透明板(ガラス板)2枚を装着した前面扉が開閉自在に配置されている。2枚のガラス板は、磁石等による不正防止のため所定の間隔を存して前面扉に設けられたガラス枠体に支持されている。ガラス枠体はその前面の窓枠体と一体に組み付けられて前面扉を形成している。
該ガラス板と遊技盤との間の遊技領域には、遊技盤に取り付けられた遊技釘や風車、或いは、入賞口や、特別な仕掛けを持ったセンター役物やサイド役物などの役物が配置されている。そして、遊技者によって遊技盤と透明板との間に投入された遊技媒体が自由移動することにより遊技が行われる。そして、入賞が成立すれば所定量の遊技球(賞球)が受け皿に払い出されていた。
一方、遊技領域の前面全域に対応する外形で合成樹脂製の前面部が設けられたパチンコ遊技機が提案されている。該パチンコ遊技機は、遊技盤と所定の間隔を存して窓扉(扉)が設けられている。扉は、平ガラス板からなる裏側透明板と、透明の合成樹脂板からなる表側透明板とから構成されており、裏側透明板は遊技盤と所定の間隔を存して遊技領域側に設けられている(特許文献1参照)。
また、表側透明板は裏側透明板より更に遊技領域の離間側に設けられており、この表側透明板は、遊技者側に膨らんだドーム形状の合成樹脂製にて構成されている。この表側透明板は、図柄表示装置等の重要部分に対面する中央部を平板状にして周囲をテーパ状にするなど、パチンコ遊技機の枠体の多様なデザインと釣り合わせた様々なデザインを可能に構成していた。
特開2004−135770号公報
しかしながら、表側透明板は、図柄表示装置等の重要部分に対面する中央部を平板状にして周囲をテーパ状にするなど、パチンコ遊技機の枠体の多様なデザインと釣り合わせた様々なデザインを可能に構成しているが、裏側透明板は相変わらず平ガラス板にて構成されていた。裏側透明板を平ガラス板にて構成しているので、サイド役物より数倍も大きいセンター役物は、遊技釘や風車などより前方に出っ張らせることができない。このため、センター役物の演出効果を向上することができず、集客率の向上にも影響していた。
本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、遊技釘や風車などより前方に役物を突出させることができ、且つ、役物の演出効果を向上して集客率を大幅に向上することができる遊技機を提供することを目的とする。
即ち、本発明の遊技機は、役物が設けられた遊技盤の前面を開閉する扉を備えたものであって、扉に設けられ、遊技盤との間に遊技媒体が移動する遊技領域を構成する透視可能な透明板部を備え、該透明板部は、役物に対応する部分が、他の部分より前方に突出していることを特徴とする。
また、請求項2の発明の遊技機は、上記において、扉は、少なくとも透明板部の前面を覆う透視可能な被覆板部を備えることを特徴とする。
また、請求項3の発明の遊技機は、請求項1または請求項2の記載において、透明板部、又は、該透明板部及び被覆板部は、硬質樹脂の真空成形により構成されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明の遊技機は、請求項1、請求項2または請求項3に記載において、硬質樹脂は、ポリカーボネート樹脂、若しくは、強化アクリル樹脂、若しくは、塩化ビニル樹脂であることを特徴とする。
本発明では、役物が設けられた遊技盤の前面を開閉する扉を備えた遊技機において、扉に設けられ、遊技盤との間に遊技媒体が移動する遊技領域を構成する透視可能な透明板部を備え、透明板部は、役物に対応する部分が、他の部分より前方に突出しているので、他の部分より前方に突出した大きな役物を設置することが可能となる。これにより、役物の演出効果を極めて向上させることができて、集客率を大幅に向上することができるようになる。
特に、突出部分を、役物の最も高い部分よりも更に所定寸法前方に突出させておけば、それよりも低い役物を突出部分で覆うことが可能となる。これにより、様々な高さに突出した役物に、突出部分を対応させることができるので透明板部の標準化を図ることが可能となる。従って、透明板部の利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
また、請求項2の発明では、上記において、扉は、少なくとも透明板部の前面を覆う透視可能な被覆板部を備えるので、例えば、透明板部と被覆板部とを所定の隙間を設けておけば、磁石等による不正を防止することができる。これにより、複雑な突出部分を形成しても、確実に磁石等による不正を防止することが可能となる。従って、複雑な形状でも廉価な透明板部を製造することができるようになるものである。
また、請求項3の発明では、請求項1または請求項2において、透明板部、又は、該透明板部及び被覆板部は、硬質樹脂の真空成形により構成されているので、例えば、請求項4の如く、硬質樹脂をポリカーボネート樹脂、若しくは、強化アクリル樹脂、若しくは、塩化ビニル樹脂にて構成すれば遊技者が手や腕などで叩いた場合などでも簡単に透明板部が破損してしまうなどといった不都合を防止することができると共に、遊技媒体が透明板部に衝突した場合などでも、当該透明板部が傷付いてしまうなどといった不都合を確実に防止することができる。これにより、遊技機で遊技が行われた際、遊技盤と透明板部との間に投入された遊技媒体が移動している最中、透明板部に遊技媒体が衝突して割れてしまって、遊技者が怪我をしてしまうなどといった危険性を未然に回避することができ、安全に遊技を行うことが可能となる。従って、遊技機の利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
本発明は、遊技釘や風車などより前方に役物を出っ張らせて演出効果を向上させるため、役物に対応する部分だけ透明部材を突出させることを主な目的とする。役物に対応する部分だけ透明部材を突出させるという目的を、透明部材を透明合成樹脂製の素材で構成して役物に対応する部分を真空成形にて突出させるだけで実現した。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施例を示す遊技機10の縦断側面図(概略図)、図2は本発明の遊技機10を構成する遊技盤20の斜視図、図3は本発明の遊技機10を構成する遊技盤20取り付け用機枠12の斜視図をそれぞれ示している。
本実施形態における遊技機10は、図1に示すように、前面側(遊技者側)に配設され扉41と、その内側に設けられた遊技盤20との間に形成される遊技領域22内に発射された遊技媒体としての遊技球60(図3に図示)により、遊技者が遊技を行う装置である。該扉41は、裏側透明板42(本発明の透明板部に相当)と、表側透明板52(本発明の被覆板部に相当)とから構成されると共に、遊技盤20の前面側には、遊技球60の進行方向を無作為に変化させるための遊技釘24が設けられている。尚、図2では遊技釘24を図示していない。
また、遊技盤20の前面側には、図2に示すように、遊技球60が流下する速度や方向を制御する風車26や、遊技球60が上部方向から流入可能な複数の入賞口28が設けられている。更に、特定の入賞口28へ遊技球60が入賞したことに基づいて特別遊技が行われるセンター役物34(本発明の役物に相当)が設けられると共に、何れの入賞口28へも入賞しなかった遊技球60を遊技領域22の下端で回収する、はずれ穴40などが設けられている。また、はずれ穴40の上部には、大当たりを引き出すことが可能な所謂チャッカーが設けられている。
そして、遊技釘24や風車26、複数の入賞口28やセンター役物34及びはずれ穴40などを囲む形で渦巻き状に形成されたレール30が設けられている。このレール30は、後述するハンドル16が操作されて発射された遊技球60を、当該レール30に沿って遊技領域22の上部に導くものである。尚、裏側透明板42については後で説明する。
即ち、遊技領域22は、遊技盤20と裏側透明板42間と間でレール30の内側に形成されている。該遊技領域22の略中央には、例えば遊技領域22の平面面積の約1/4〜1/5位の比較的大きなセンター役物34が設けられている。該センター役物34は、遊技領域22の前面側に所定寸法突出して設けられると共に、大半は遊技盤20の後面側にはみ出した状態で設けられている。
該センター役物34は、作るときのデザインにより、突出部分は複雑な形に形成されている。即ち、センター役物34は、上部にキャラクタや他の演出物が突出する飾り物35が設けられおり、この飾り物35の下部には入賞や大当たり時の演出効果を高めたり、或いは、CMなどの表示を行う液晶表示装置32が設けられている。該液晶表示装置32は、遊技盤20の後面側に所定の間隔を存して設けられており、裏側透明板42と表側透明板52とを透過して遊技者が視認できるように構成されている。この液晶表示装置32は、遊技盤20全体に対応する後面側、遊技領域22全体に対応する後面側、或いは、センター役物34の後面側、或いは、任意の範囲の後部に設けられている。尚、本実施例では略遊技領域22全体に対応する大きさの液晶表示装置32が設けられている。
センター役物34には、遊技盤20より前方に立設する形で側壁36が設けられている。この側壁36は、センター役物34の略上半分(遊技領域22の上部側)を囲む形で、当該センター役物34の周縁部に設けられている。詳しくは、側壁36は、センター役物34の約上側半分に設けられ、その下側には側壁36は設けられていない。尚、センター役物34に対して、センター役物34より小さなサイド役物(センター役物34の両サイドまたは両サイドの上下などに設けられる)もあるが、サイド役物は図示していない。また、図1の62は、センター役物34を動作させるための駆動装置である。
前記遊技盤20の裏側には、各入賞口28に遊技球60が入賞したことを検出する図示しない入賞センサーや、入賞口28に流入した遊技球60を下部の回収樋まで導く集合樋などが設けられている。そして、該遊技盤20は図3に示す機枠12に嵌め込まれて固定される。遊技盤20の下方には、貸球や賞球(遊技球60)が払い出される上受け皿14が設けられている。
上受け皿14の下方には、図示しないが賞球(遊技球60)で一杯になったときに上受け皿14の払出し口から遊技球60が排出され、その遊技球60を収容する下受け皿が設けられている。また、上受け皿14の一側(図中右側)に遊技球60の発射を行うためのハンドル16、及び、遊技球60の発射強度の調整を行う操作レバー(図示せず)などが設けられている。
一方、前記裏側透明板42は、遊技盤20の前面側に設けられており、この裏側透明板42は遊技盤20の全面に対応して設けられている。この裏側透明板42は、遊技領域22を透視可能に構成すると共に、センター役物34に対応する部分を真空成形により、他の部分(平面部43)よりも所定寸法前方に出っ張らせた突出部44が設けられている。該突出部44は、図1、図4に示すようにセンター役物34を覆う形で遊技盤20の離間側に突出している。
即ち、突出部44は、裏側透明板42を所定寸法前面側に突出して形成すると共に、複雑な形状のセンター役物34に合う形状に形成されている。詳しくは、突出部44は、センター役物34に対応する曲面部44と、液晶表示装置32に対応する平坦部44Bとから構成されている。平坦部44Bは、遊技盤20より前面側に突出して曲面部44Aと平面部43との間に位置している。
該曲面部44Aは、センター役物34の飾り物35部分を、当該飾り物35部分に対応した形状に形成され、平坦部44Bは液晶表示装置32と平行な平面に形成されている。この平坦部44Bは、液晶表示装置32と平行(平面)に形成することにより、遊技者が液晶表示装置32を視認した際、歪んで見えてしまうのを防止している。
また、突出部44の周囲はセンター役物34の上半分に立設する側壁36と所定の間隔を存して設けられている。詳しくは、突出部44と側壁36との間隔は、遊技球60がセンター役物34の飾り物35部分と液晶表示装置32に上側及び側面から入らない隙間に構成されている。即ち、突出部44と側壁36との間隔は、遊技球60の直径の約1/2〜1/4の範囲に形成されている。これにより、遊技球60が側壁36の上端部を超えて、センター役物34内に入ってしまうなどの不都合を防止している。尚、側壁36を設けていない部分からは、センター役物34内に遊技球60が入ることを許可している。
該裏側透明板42は、遊技盤20より少し大きめで簡単に破損することのない強度を有する透明な透明合成樹脂にて構成されている。この裏側透明板42は、熱を加えると軟らかくなり、冷やすと硬化して硬くなる熱可塑性樹脂にて構成されている。即ち、裏側透明板42は、ポリカーボネート樹脂、若しくは、強化アクリル樹脂、若しくは、塩化ビニル樹脂などの合成樹脂シート(カットシート)が用いられる。尚、合成樹脂シートは、裏側透明板42を単一取り、或いは、複数取りの大きさのものを用いても差し支えない。
そして、裏側透明板42は、合成樹脂シートの両端をチェーンで挟み、予め突出部44の形より所定寸法大きく彫り込まれた真空成形型の手前から、真空成形型方向に移動させる。そして、合成樹脂シートは、真空成形型の手前で、予め設けられた上下ヒーターで所定時間加熱される。この加熱によって軟化した合成樹脂シートは、チェーンで移動して真空成形型の上に裁置され、上から金枠で周囲が真空成形型に圧接されることにより、周囲が密閉される。次に、真空成形型に設けられた多数の真空孔から、予め設けられた真空吸引装置にて空気が真空吸引される。これによって、軟化した合成樹脂シートは大気圧で真空成形型に押し付けられて真空成形される。このとき同時に、裏側透明板42には遊技盤20の前面に当接、或いは、近接する周囲壁42A、或いは、他の必要成形部分も真空成形される。
成形された合成樹脂シートは、冷却(水冷或いは空冷)されることにより硬化し、その後、真空成形型から離脱される。そして、硬化して真空成形型から離脱された合成樹脂シートは、更にチェーンで移動し、抜き型上に裁置される。そして、プレスによって周囲が切断されると共に、必要部分が穴抜きされてセンター役物34を覆う形の突出部44が形成された裏側透明板42が出来上がる。
このとき、同時に遊技盤20に固定するための固定穴42Bもプレスによって開けられる。また、裏側透明板42を開閉するための蝶番46用の固定穴(図示せず)や、他に必要な穴などプレスによって開けられる。これにより、射出成形にて突出部44を成形する場合に対して、センター役物34に対応する部分を前方に突出させた突出部44や、周囲壁42Aなどを設けた複雑形状の裏側透明板42を廉価に作ることができる。
裏側透明板42の前面側には、図5に示すように裏側透明板42と同様の素材にて同様に真空成形された表側透明板52が設けられると共に、この表側透明板52にて裏側透明板42が覆われている。即ち、遊技領域22の前面側は、磁石等による不正防止のため、裏側透明板42と所定の間隔を存して表側透明板52が設けられている。この表側透明板52は、前方(遊技者側)に膨らんだドーム形状に形成されている。
該表側透明板52は、中央部を平板状にして周囲を、遊技盤20方向に湾曲させている。この表側透明板52は、遊技者が手や腕などで裏側透明板42を叩いた場合でも割れず、表側透明板52と裏側透明板42の突出部44とが接触しない高さ寸法(遊技盤20側からの高さ)に構成されている。
また、真空成形にて表側透明板52を所定の形状に成形しているので、遊技領域22以外の下部両端を前方に突出させるなどのデサインが可能になる。また、裏側透明板42及び表側透明板52は、遊技領域22以外の部分を多様なデザインと釣り合わせた様々なデザインとすることが可能になる。
また、表側透明板52には、木枠54(図1に図示)が設けられており、この木枠54に開閉アーム58が回動自在に取り付けられる。この開閉アーム58は折り畳み式に構成され、先端には裏側透明板42を支持するためのローラー58Aが設けられている。尚、図5では木枠54を図示していない。
そして、図6に示すように、完成した裏側透明板42の一側(図中左側)には蝶番46が固定され、遊技盤20の一側に回動自在にボルトや釘などの固定具にて固定される。そして、裏側透明板42が遊技盤20の一側に取り付けられた状態(図1)で、裏側透明板42の突出部44は、センター役物34を覆う。このとき、裏側透明板42を突出させた突出部44以外の平面部43(遊技領域22内)は、遊技盤20と略平行に形成された平面で、遊技領域22の前面側を覆っている。
該裏側透明板42は、平面部43と遊技盤20との寸法(図中D1の寸法)を約20mmに規定すると共に、突出部44の遊技者側の寸法(図中D2の寸法)を30〜60mmに形成している。即ち、D1の寸法<D2の寸法に形成している。また、裏側透明板42は、遊技領域22に打ち出された遊技球60が下流しながら自由移動している最中、当該遊技球60が遊技領域22から遊技盤20の離間側へ飛び出ししまうのを防止する。尚、図中D2の寸法を30〜60mmに記載したが、図中D2の寸法はD1の寸法より大きければこの寸法に限られるものでない。
また、完成した表側透明板52の一側(図中左側)にも蝶番56が固定され、遊技盤20の一側に回動自在にボルトや釘などの固定具で取り付けられる。このとき、開閉アーム58は折り畳まれた状態で先端に設けられたローラー58Aにて裏側透明板42を支持している。
そして、図中矢印に示すように、表側透明板52が開いた際(時計方向に開く)、折り畳まれた開閉アーム58によって表側透明板52と共に裏側透明板42を略直角に開く。表側透明板52と裏側透明板42は、それぞれ独立して開閉可能に構成されているため開閉支点位置が異なる。その開閉支点位置の違いから、表側透明板52と裏側透明板42との開閉角度が異なるため、図中点線で示すように裏側透明板42が所定角度(約125度)開き、それ以上の開きは表側透明板52の蝶番56側が当接して阻止される。
そして、表側透明板52は更に開くが、回動自在の開閉アーム58によって裏側透明板42を支持しているので、折り畳まれた開閉アーム58が開いて当該表側透明板52は所定角度(約145度)まで開いた時点で停止する。係る開閉アーム58を設けているので、裏側透明板42と表側透明板52とをそれぞれ別々に開閉することなく同時に開閉することができる。これにより、裏側透明板42と表側透明板52との開閉作業性を大幅に向上することができる。
また、表側透明板52と裏側透明板42が閉じられたとき、当該表側透明板52と裏側透明板42は、図示しない鍵で遊技盤20に固定される。これにより、遊技者により表側透明板52と裏側透明板42が開かれて不正行為が行われるのを防止している。
このように、裏側透明板42は、センター役物34に対応する部分が、他の平面部43より前方に突出しているので、平面部43より前方に突出させた大きなセンター役物34を設置することが可能となる。これにより、センター役物34を従来のセンター役物よりも大きくすることができるので、当該センター役物34の演出効果を極めて向上させることができ、裏側透明板42の商品価値を大幅に向上させることが可能になる。
また、突出部44とセンター役物34(側壁36)とを遊技球60が通過しない隙間に構成しているので、上方から流下する遊技球60がセンター役物34(側壁36)の上を乗り越えてセンター役物34内に入ってしまうなどといった不都合を確実に防止することができる。
特に、突出部44を、センター役物34の最も高い部分よりも更に所定寸法前方に突出させておけば、それよりも低いセンター役物34を突出部44で覆うことが可能となる。これにより、様々な高さに突出したセンター役物34に、突出部44を対応させることができるので裏側透明板42の標準化を図ることが可能となる。従って、裏側透明板42の利便性を大幅に向上させることができるようになる。
また、裏側透明板42は真空成形により、遊技盤20の離間側に突出させているので、例えば、合成樹脂の射出成形品に対して突出部44を簡単、且つ、短時間に突出させることができる。これにより、突出部44を設けた裏側透明板42のコストを大幅に低減させることが可能となる。
また、裏側透明板42の素材を所定の強度を有する透明合成樹脂(ポリカーボネート樹脂、若しくは、強化アクリル樹脂、若しくは、塩化ビニル樹脂)にて構成しているので、遊技者が手や腕などで叩いた場合でも簡単に裏側透明板42が破損してしまうなどといった不都合を防止することができる。また、遊技球60が裏側透明板42に衝突した場合でも、裏側透明板42が傷付いてしまうなどといった不都合を確実に防止することができる。
これにより、遊技機10にて遊技が行われた際、遊技盤20と裏側透明板42との間に投入された遊技球60が自由移動している最中、裏側透明板42に遊技球60が衝突して割れてしまって、遊技者が怪我をしてしまうなどといった危険性を未然に回避することができ、安全に遊技を行うことが可能となる。
尚、実施例では、裏側透明板42のセンター役物34部分を突出させた突出部44を設けたが、サイド役物部分や、遊技領域22以外の部分を突出させても差し支えない。この場合、サイド役物部分や遊技領域22部分を立体的に構成することができる。これにより、更に遊技機10の商品価値を向上させることが可能となる。
また、裏側透明板42に設けた突出部44を、センター役物34の最も高い(遊技盤20からの距離)部分よりも更に所定寸法高くしておけば、それよりも低いセンター役物34に対応させることができる。これにより、裏側透明板42の標準化を図ることが可能となり、裏側透明板42の利便性を更に向上させることができる。
尚、実施例では裏側透明板42や表側透明板52の形状や寸法或いは角度などを記載したが、裏側透明板42や表側透明板52は、遊技機10の要旨を逸脱しない範囲内で形状や寸法を変更しても良いのは言うまでもない。勿論本発明は、上記各実施例のみに限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲で他の様々な変更を行っても本発明は有効である。
本発明の一実施例を示す遊技機の縦断側面図(概略図)である。 本発明の遊技機を構成する遊技盤の斜視図である。 本発明の遊技機を構成する遊技盤取り付け用機枠の斜視図である。 本発明の遊技機を構成する裏側透明板の斜視図である。 本発明の遊技機を構成する表側透明板の斜視図である。 裏側透明板と表側透明板の開閉状態を示す遊技機の平面図である。
符号の説明
10 遊技機
12 機枠
20 遊技盤
22 遊技領域
28 入賞口
32 液晶表示装置
34 センター役物
35 飾り物
36 側壁
41 扉
42 裏側透明板
42A 周囲壁
42B 固定穴
43 平面部
44 突出部
44A 曲面部
44B 平坦部
52 表側透明板

Claims (4)

  1. 役物が設けられた遊技盤の前面を開閉する扉を備えた遊技機において、
    前記扉に設けられ、前記遊技盤との間に遊技媒体が移動する遊技領域を構成する透視可能な透明板部を備え、
    該透明板部は、前記役物に対応する部分が、他の部分より前方に突出していることを特徴とする遊技機。
  2. 前記扉は、少なくとも前記透明板部の前面を覆う透視可能な被覆板部を備えることを特徴とする請求項1に記載遊技機。
  3. 前記透明板部、又は、該透明板部及び前記被覆板部は、硬質樹脂の真空成形により構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記硬質樹脂は、ポリカーボネート樹脂、若しくは、強化アクリル樹脂、若しくは、塩化ビニル樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
JP2007113018A 2007-04-23 2007-04-23 遊技機 Pending JP2008264298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007113018A JP2008264298A (ja) 2007-04-23 2007-04-23 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007113018A JP2008264298A (ja) 2007-04-23 2007-04-23 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008264298A true JP2008264298A (ja) 2008-11-06

Family

ID=40044637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007113018A Pending JP2008264298A (ja) 2007-04-23 2007-04-23 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008264298A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2522388A1 (en) 2011-05-10 2012-11-14 Nihon Kohden Corporation Sympathetic skin response measuring apparatus
JP2013085810A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
US10155124B2 (en) 2012-09-28 2018-12-18 Mevion Medical Systems, Inc. Controlling particle therapy
US10456591B2 (en) 2013-09-27 2019-10-29 Mevion Medical Systems, Inc. Particle beam scanning

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2522388A1 (en) 2011-05-10 2012-11-14 Nihon Kohden Corporation Sympathetic skin response measuring apparatus
JP2013085810A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
US10155124B2 (en) 2012-09-28 2018-12-18 Mevion Medical Systems, Inc. Controlling particle therapy
US10456591B2 (en) 2013-09-27 2019-10-29 Mevion Medical Systems, Inc. Particle beam scanning

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008073340A (ja) 遊技機
JP2009078015A5 (ja)
JP2008264298A (ja) 遊技機
JP5218037B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5339528B2 (ja) 入球ユニット
JP2008154738A5 (ja)
JP2011087620A (ja) 遊技機
JP6497305B2 (ja) 遊技機
JP5366456B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5136436B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2007054392A (ja) 弾球遊技機
JP2008229057A (ja) 流下方向変更部材及び遊技機
JP2008086571A (ja) 遊技機
JP5032083B2 (ja) 遊技機
JP2005224469A (ja) パチンコ機の遊技盤
JP6497304B2 (ja) 遊技機
JP2017099575A (ja) 遊技機
JP2017099573A (ja) 遊技機
JP2017099572A (ja) 遊技機
JP2001104590A (ja) パチンコ機のアウト球排出装置
JP2007167352A (ja) パチンコ機の球誘導部材
JP5608895B2 (ja) 遊技機
JP2019130407A (ja) 遊技機
JP2019080885A (ja) 弾球遊技機
JP2011045599A (ja) 遊技機の盤面構造