JP2011045599A - 遊技機の盤面構造 - Google Patents

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Yasutaka Suzuki
康剛 鈴木
Shujin Enomoto
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Abstract

【課題】演出表示装置等の種々の装置を大型化した場合にも、遊技領域における設計の自由度を確保することができる遊技機の盤面構造を提供する。
【解決手段】遊技面102には、外レール103、飾り部材104、レール部材151、内レール105によって遊技領域110が囲繞形成される。また、遊技領域110の左には、内レール105に沿ってガイド通路106が形成される。遊技領域110の右下に位置する第2下部領域110dの下方には表示装置150が設けられている。この表示装置150は、発光体を有する制御基板がケースに取り付けられており、このケースの上面によって遊技領域110を区画する区画面が構成される。制御基板とケースとの間には緩衝材を介在させている。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球が遊技領域を転動、流下する遊技機の盤面構造に関する。
従来、遊技領域に設けられた所定の領域に遊技球が進入すると大当たりの抽選が行われ、大当たりに当選すると通常は閉状態に維持されているアタッカーが開放されて、多量の賞球を獲得可能となる遊技機が知られている。
こうした遊技機においては、もっとも遊技者から見やすい遊技領域の中央近傍に演出表示装置(液晶表示装置等)を配置するとともに、上記の大当たりの抽選結果をさまざまな演出を交えて表示するようにしている。近年では、多くの遊技機において演出表示装置が大型化され、また、演出用の役物装置も大型化される傾向にあり、大当たりの抽選結果を報知する際の演出の多様性と迫力の向上を図るようにしている。
特開2009−125150号公報
しかしながら、上記のように演出表示装置や演出役物装置を大型化すると、その分、遊技領域が狭くなってしまい、入賞口の配置や、こうした入賞口等に遊技球を導くための釘や風車の配置等の設計の自由度が失われてしまう。
このように、従来の遊技機の盤面構造においては、演出表示装置や演出役物装置といった演出用の装置の大型化による演出効果の向上と、遊技領域の確保による設計の自由度の確保とを両立するのが難しいという問題があった。
特に、近年においては、特許文献1に示すように、演出表示装置を境にして遊技領域の左右にさまざまな入賞口が配置され、遊技の進行状況に応じて遊技球を左右に打ち分けさせるといった遊技機の盤面構造が広く採用されている。こうしたいわゆる右打ちを可能とする遊技機の盤面構造においては、演出表示装置の右側に遊技球が転動する領域を確保する必要性から、どうしても演出表示装置を小型化せざるを得えないという問題があった。
本発明は、演出表示装置等の種々の装置を大型化した場合にも、遊技領域における設計の自由度を確保することができる遊技機の盤面構造を提供することを目的とする。
本発明は、接地面に接地する枠体に保持された遊技盤には、遊技中の遊技者に対面するとともに前記接地面に対して略垂直に位置する遊技面が設けられ、前記遊技盤には、遊技球が転動または流下可能であって前記遊技面から起立する区画面によって囲繞形成された遊技領域と、該遊技領域の幅方向の一方の側面を形成する前記区画面に沿って設けられ、発射装置によって発射された遊技球を前記遊技領域の上方に導くガイド通路と、該ガイド通路から導かれるとともに前記遊技領域の上方から下方に向かって流下する遊技球が入球可能な1または複数の入球口と、該入球口に入球しなかった遊技球を前記遊技領域から排出する排出口と、を少なくとも備えた遊技機の盤面構造を前提とする。
そして、上記の構成を前提として、本発明は、前記遊技領域は、該遊技領域の高さ方向の中心線よりも前記遊技面の正面視で下方であって、かつ、前記遊技領域の幅方向の中心線を境にして前記ガイド通路側の領域を第1下部領域とするとともに、前記幅方向の中心線を境にして前記第1下部領域と反対側に位置する領域を第2下部領域とし、該第2下部領域は、前記遊技領域の幅方向の中心線を境にして前記ガイド通路と対称となる位置まで延設するとともに、該第2下部領域の下方には、発光体を発光させる制御基板がケースに取り付けられた発光装置が設けられ、該発光装置は、前記ケースを前記遊技面から突出させるとともに、前記第2下部領域に臨むケースの面によって前記遊技領域を区画する区画面の一部が構成され、前記制御基板は緩衝材を介して前記ケースに取り付けられてなることを特徴とする。
本発明によれば、遊技領域の下方において、当該遊技領域の幅方向の中心線を境にしてガイド通路側に位置する第1下部領域に比べて、ガイド通路とは反対側に位置する第2下部領域が広く確保される。これにより、仮に演出表示装置や演出役物装置等、演出用の装置を大型化したとしても、第2下部領域に入球口等を配置することが可能となり、演出効果の向上と、遊技領域の確保による設計の自由度の向上とを両立することができる。
また、第2下部領域に必要な入球口等を配置することができるので、特に、いわゆる右打ち遊技を可能とする遊技機においても、遊技領域の中心近傍に設けられた演出表示装置の右側には、遊技球を第2下部領域に導く細い通路のみを形成すればよく、演出表示装置の大型化による演出効果の向上を実現することができる。
さらに、本発明によれば、第2下部領域の下方に発光装置を設けるとともに、この発光装置のケースによって、第2下部領域の底面すなわち区画面を構成したので、遊技領域を広く確保しながらも、無駄なスペースを減らして遊技面を有効活用することができる。
そして、発光装置のケースによって遊技領域を区画する区画面の一部を構成すると、遊技球が衝突することによって発光装置に衝撃が与えられるおそれがあるが、本発明によれば、ケースと制御基板との間に緩衝材を介在させたので、衝撃によって制御基板が損傷するおそれを低減することができる。
遊技機の開放状態を示す斜視図である。 遊技機の正面図である。 遊技盤の正面図である。 ユニット装置の斜視図である。 表示装置を背面側から見た分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1、図2に示すように、遊技機1は、支持体2と、この支持体2に回転可能に枢支された透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6と、を備えている。支持体2は、上板2a、下板2b、側板2c,2dによって四辺を構成する枠体からなる。各板2a〜2dは、変形や歪みが生じにくい木材等を材質とするもので、略長方形状に囲繞空間が形成されるように連結金具によって連結されている。
そして、これら連結金具のうち、上板2aと側板2cとを連結する金具および側板2cと下板2bとを連結する金具には、一対のヒンジ4a,4bが、遊技機1の前面側に突出した位置で対面するように固定されており、これら一対のヒンジ4a,4bに透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6が枢支されている。
具体的には、透過部材保持枠5には、側辺5cの上方に突出する枢支軸16a、および側辺5cの下方に突出する枢支軸16bが固定されており、枢支軸16aがヒンジ4aに、枢支軸16bがヒンジ4bに回転可能に枢支されている。これにより、透過部材保持枠5が支持体2に対して開閉可能に支持されることとなる。
なお、図1は、支持体2に対して透過部材保持枠5が開放され、遊技盤保持枠6が支持体2に対して閉じられた状態を示しているが、これら透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6を支持体2に対して閉じた状態では、支持体2、透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6が全て略平行に位置することとなる。
透過部材保持枠5は、支持体2と同様に、上辺5a、下辺5b、側辺5c,5dからなる四辺によって略長方形状の囲繞空間が形成される枠体からなり、後述する遊技盤101の前面を覆う透過部材7が囲繞空間に固定される。本実施形態においては、透明のガラス板によって透過部材7を構成しているが、この透過部材7を介して後述する遊技盤101が見えるものであれば、その材質や形状は特に問わず、例えば合成樹脂等によって構成してもよい。また、透過部材保持枠5の材質も特に問わないが、軽量化や装飾性の向上の目的から合成樹脂性とすることが望ましく、特にこの場合には補強金具8を固定して歪みや変形を防止するとよい。
なお、図2に示すように、遊技機1の前面すなわち透過部材保持枠5の前面には、装飾ランプ9、遊技球を発射するための操作ハンドル10、払い出された賞球を溜める上皿11、スピーカー12が固定されている。また、図1に示すように、上記の補強金具8や、上皿11に賞球を送球する供給路13、装飾ランプ9の照射方向を変更するためのモーター等を制御する制御基板14が、透過部材保持枠5の背面側に位置するように設けられている。
また、ヒンジ4a,4bには、透過部材保持枠5と同様に、遊技盤保持枠6が回転可能に枢支されている。図1に示すように、遊技盤保持枠6は、上辺6a、下辺6b、側辺6c,6dからなる四辺によって略長方形状の囲繞空間が形成される枠体からなり、この囲繞空間に図3に示す遊技盤101が固定される。透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6が閉じられて遊技が可能な状態では、遊技盤101に所定の間隔を維持して略平行に透過部材7が対面するとともに、遊技盤101の前面が透過部材7によって覆われる。
説明の都合上、図1においては遊技盤101を省略しているが、遊技盤101の背面には遊技の進行を制御するさまざまな制御基板が固定されている。また、遊技盤保持枠6において、遊技盤101の固定位置の下方には、スピーカー19や、操作ハンドル10の操作に応じて遊技球を発射する発射装置20等が固定され、その背面にはさらに各種の制御基板が固定されている。
図3を用いて、遊技盤101について説明する。
上記したとおり、遊技盤保持枠6に固定される遊技盤101は、接地面に対して略垂直に位置する遊技面102が、上記透過部材7を介して遊技機1の正面に臨んで位置している。つまり、透過部材保持枠5および遊技盤保持枠6が支持体2に対して閉じられて遊技を可能な状態では、遊技面102が透過部材7を介して遊技者に対面することとなる。
この遊技面102には、薄板細長形状の金属部材からなる外レール103が、垂直に起立して固定されている。このとき、外レール103は、その下端103aを遊技面102の正面視で左下に位置させ、上端103bを遊技面102の正面視で右上に位置させており、下端103aから上端103bまでが、遊技面102の左側面および上面近傍を、円弧を描くように湾曲して固定されている。また、遊技面102の右側面近傍には、遊技面102の正面視で上方から下方に向かって起立面104aを延設する飾り部材104が設けられている。この飾り部材104は、起立面104aの起立高さを外レール103の起立高さと同じにしており、起立面104aを外レール103の内側面に連続させている。
また、遊技面102の左側面近傍には、外レール103と同様の薄板細長形状の金属部材からなる内レール105が、垂直に起立して固定されている。この内レール105は、外レール103よりも遊技面102の内側に配置され、その上端105aを遊技面102の正面視で左上に位置させ、下端105bを遊技面102の正面視で右下に位置させている。このとき、内レール105は、外レール103と所定の間隔をもって対向配置されており、当該内レール105と外レール103との間には、遊技球が通過可能なガイド通路106が形成されている。このガイド通路106は、図1に示すように、接続通路21を介して発射装置20に接続され、発射装置20によって発射された遊技球が、接続通路21およびガイド通路106を介して、遊技面102の下方から上方に向かって飛び出すようにしている。
また、上記内レール105は、その下端105bが、遊技面102の幅方向の中心線L1よりも遊技面102の正面視で右側に位置するように固定されている。このとき、内レール105は、中心線L1近傍においてもっとも低くなるとともに、このもっとも低い位置から下端105bに向かって右上方に緩やかに傾斜するように湾曲している。
そして、遊技面102の下面近傍であって、中心線L1よりも遊技面102の正面視で右側には本発明の発光装置を構成する表示装置150が設けられている。詳しくは後述するが、この表示装置150は、遊技面102から突出して固定されており、遊技面102の幅方向の中心側から外側に向かって上方に緩やかに傾斜する直線状の傾斜面150aを有している。そして、この傾斜面150aの一端を上記内レール105の下端105bに連続させ、傾斜面150aの他端を上記起立面104aの下端に連続させている。
これにより、外レール103→飾り部材104→表示装置150→内レール105が連続することとなり、これら各部材によってガイド通路106および遊技領域110が隣接した状態で囲繞形成されることとなる。
具体的には、外レール103の下端103aから図中符号103cで示す部分と、内レール105の上端105aに固定された逆流防止部材107から図中符号105cで示す内レール105の部分と、によってガイド通路106が区画形成される。また、外レール103のうち図中符号103cで示す部分〜上端103b、飾り部材104の起立面104a、表示装置150の傾斜面150aおよび内レール105によって遊技領域110が区画形成される。
なお、外レール103のうち図中符号103cで示す部分〜上端103bの内側面、飾り部材104の起立面104a、表示装置150の傾斜面150aおよび内レール105の内側面によって、本発明の区画面が構成されている。
以下では、遊技領域110の幅方向の中心線をL2とし、遊技領域110の高さ方向の中心線をL3としたときに、これら両中心線L2,L3によって区画される象限のうち、遊技面102の正面視で、左上の象限を第1上部領域110aとし、右上の象限を第2上部領域110bとし、左下の象限を第1下部領域110cとし、右下の象限を第2下部領域110dとして説明する。
なお、遊技領域110の幅方向の中心線L2は、遊技面102の幅方向の中心線L1よりも、当該遊技面102の正面視で右側に位置しているが、これは、遊技面102の左側面近傍にガイド通路106が設けられているためである。
遊技面102には、遊技領域110の略半分に相当する広さにわたって演出装置固定孔111が形成されている。この演出装置固定孔111は、遊技領域110の上端近傍からその高さ方向の略2/3に及ぶ範囲に形成されており、また、遊技領域110の幅方向においては、ガイド通路106に隣接する範囲の一部を除くほぼ全域にわたって形成されている。
この演出装置固定孔111は、遊技中にさまざまな演出を表示する液晶表示装置等の演出表示装置や演出役物装置等を固定するためのもので、その周囲には、遊技面102から遊技機1の正面に向かって起立する起立壁112が形成され、遊技領域110を転動、流下する遊技球が演出装置に衝突しないようにしている。したがって、実際に遊技球が転動するのは、遊技領域110のうち演出装置固定孔111を除いた部分ということになる。
なお、第1上部領域110aおよび第1下部領域110cにおいては、演出装置固定孔111の縁から起立する起立壁112と、外レール103および内レール105との間隔を、多数の釘が打ち込める程度に広くしている。これにより、演出装置固定孔111の左側においては、遊技球が多数の釘や風車に衝突しながら、その転動方向を不規則にして第1上部領域110aから第1下部領域110cへと流下することとなる。
一方、第2上部領域110bおよび第2下部領域110dにおいては、演出装置固定孔111の縁から起立する起立壁112と、外レール103および飾り部材104との間隔を、遊技球が通過可能な程度、言い換えれば、釘を打ち込むと遊技球が通過できなくなる程度にまで狭くしている。したがって、発射装置20の発射強度を強くして演出装置固定孔111の右側に遊技球を発射した場合には、遊技球は飾り部材104の起立面104aに固定された緩衝ゴム113に衝突した後、第2上部領域110bから第2下部領域110dへと起立壁112に沿ってほぼまっすぐに流下することとなる。
また、演出装置固定孔111の下縁には、遊技球が転動可能なステージ114が形成されており、第1上部領域110aを流下する遊技球の一部が、導入通路115を介してステージ114上に導かれるようにしている。このステージ114は、上記中心線L3よりも下方、より詳細には、遊技領域110の高さ方向において、その上端から略2/3程度の場所に位置している。
そして、遊技領域110において、ステージ114の下方には、多数の釘が打ち込まれるとともに、複数の一般入賞口116、第1始動口117、第2始動口118、ゲート119、大入賞口120、排出口121が設けられている。
一般入賞口116は、第1下部領域110cにおいて、内レール105に沿うようにして4つ設けられている。これら各一般入賞口116には、検出スイッチがそれぞれ設けられており、検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球が払い出されるように制御手段が処理を行う。
第1始動口117は、ステージ114の直下であって、遊技領域110の幅方向の中心線L2上に位置している。この第1始動口117は、遊技領域110の左側すなわち第1上部領域110aおよび第1下部領域110cから流下する遊技球のみが入球可能な高さ位置に配置されている。そして、第1始動口117にも検出スイッチが設けられており、この検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球が払い出されるとともに、遊技者に有利な特別遊技の実行の有無の決定(以下「大当たりの抽選」という)が行われる。
第2始動口118は、第2下部領域110dに設けられている。第2始動口118は、一対の可動片118aを有しており、これら一対の可動片118aが図示の開状態と、図中点線で示す閉状態とに可動制御される。なお、第2始動口118が閉状態となっているときには、当該第2始動口118の真上に位置する入球阻止片122が障害物となって、遊技球の受入れを不可能または困難としている。一方で、第2始動口118が開状態に制御されているときには、上記一対の可動片118aが受け皿として機能し、第2始動口118への遊技球の入球が容易となる。つまり、第2始動口118は、閉状態にあるときには遊技球がほとんど入球することはなく、開状態にあるときには遊技球が容易に入球することとなる。この第2始動口118にも検出スイッチが設けられており、この検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球が払い出されるとともに、上記第1始動口117に遊技球が入球したときと同様に大当たりの抽選が行われる。
ゲート119は、第2下部領域110dにおいて、第2始動口118よりも遊技面102の正面視で右側であって、当該第2始動口118とほぼ同じ高さ位置に配置されている。このゲート119は、遊技球が通過可能に設けられており、当該ゲート119を通過した遊技球が、さらに遊技領域110上を転動、流下するようにしている。このゲート119にも遊技球の通過を検出する検出スイッチが設けられており、この検出スイッチが遊技球の通過を検出すると、第2始動口を開放するか否かを決定する普通図柄の抽選が行われる。この普通図柄の抽選によって当たりに当選すると、設定されている遊技状態に応じて第2始動口118が所定の態様で開放される。
大入賞口120は、第2下部領域110dにおいて上記第2始動口118の直下に設けられている。この大入賞口120は、通常は、開閉扉120aによって閉状態に維持されているが、上記第1始動口117または第2始動口118に遊技球が入球して所定の抽選結果が得られた場合に、所定の態様で開放されて遊技球が入球可能となる。この大入賞口120にも遊技球の入球を検出する検出スイッチが設けられており、この検出スイッチが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球が払い出される。
なお、本実施形態においては、第2始動口118、ゲート119および大入賞口120には、第2上部領域110bおよび第2下部領域110dから流下する遊技球のみが入球または通過しうるようにしており、第1上部領域110aおよび第1下部領域110cから流下する遊技球は、第1始動口117または一般入賞口116にのみ入球しうるようにしている。
排出口121は、遊技領域110の幅方向の中心線L2上であって、遊技領域110のもっとも低い位置に設けられている。この排出口121は、上記一般入賞口116、第1始動口117、第2始動口118、大入賞口120のいずれにも入球しなかった遊技球を、遊技盤101の背面側に排出するためのものである。
なお、一般入賞口116、第1始動口117、第2始動口118、大入賞口120が本発明の入球口を構成している。
ここで、本実施形態においては、第2始動口118、大入賞口120、入球阻止片122、および、大当たりの抽選結果等を表示するための表示装置150を一体的に備えたユニット装置Uが、第2下部領域110dに固定されている。このユニット装置Uについて、図4を用いて説明する。
図4はユニット装置Uの斜視図であるが、この図4に示すように、ユニット装置Uは、遊技面102に固定される装飾部材161を備えている。この装飾部材161は、図3に示すように、その平面161aを遊技機1の正面側に臨ませた状態で遊技面102に固定され、ユニット装置Uは第2下部領域110dの下方に配置されることとなる。
装飾部材161の平面161aの上部には、入球阻止片122を垂直に突設させており、その直下に第2始動口118が設けられている。この第2始動口118は、断面コ字形の箱部材118bを有しており、その開口を上方に臨ませた状態で平面161aから突出するように固定されている。そして、箱部材118bの開口には、上記した一対の可動片118aが設けられており、一対の可動片118a上に流下した遊技球が、箱部材118b内に導かれるとともに、当該箱部材118bから遊技盤101の背面側に排出されるようにしている。なお、装飾部材161の背面側には、一対の可動片118aを開閉するための可動ソレノイドを有する第2始動口可動装置118cが固定されている。
また、装飾部材161の平面161aであって箱部材118bの直下には、当該平面161aを貫通する大入賞口120が形成されており、この大入賞口120には開閉扉120aが設けられている。この開閉扉120aが閉成している状態では大入賞口120に遊技球が入球することはないが、開閉扉120aが開放されると、当該開閉扉120aが遊技球を大入賞口120に導く受け皿として機能する。なお、装飾部材161の背面側には、一対の大入賞口120を開閉するための可動ソレノイドを有する大入賞口開閉装置120bが固定されており、大入賞口120に入球した遊技球が、大入賞口開閉装置120bを介して遊技盤101の背面側に排出されるようにしている。
そして、装飾部材161の平面161aであって、大入賞口120のさらに下方には、ランプやLEDを点灯または点滅表示して遊技結果を遊技者に報知する表示装置150がビス止めによって固定されている。この表示装置150は、遊技の進行を制御する制御手段に接続されており、第1始動口117または第2始動口118に遊技球が入球して行われる大当たりの抽選の結果や、第1始動口117や第2始動口118に遊技球が入球して留保されている大当たりの抽選の権利の数(保留数)、普通図柄の抽選結果等、制御手段の処理結果(遊技結果)が表示される。
この表示装置150は、その厚さxを、上記した外レール103、飾り部材104の起立面104aおよび内レール105の起立高さとほぼ等しくしている。また、表示装置150は、その正面視で上方に臨む面を、直線状の傾斜面150aとしており、この傾斜面150aに、外レール103および内レール105と同様の金属部材からなるレール部材151を固定している。なお、傾斜面150aにレール部材151を固定する際には、これら両者間に、レール部材151に衝突する遊技球の衝撃を緩衝するための緩衝部材や、遊技球がレール部材151に衝突した際に生じるノイズを除去するノイズ除去部材を介在させることが望ましい。具体的には、傾斜面150aとレール部材151との間に、ゴム等からなる弾性部材を介在させることで、緩衝機能とノイズ除去機能との双方を同時に実現することができる。
上記のように、ユニット装置Uは、一対の可動片118a、箱部材118b、第2始動口可動装置118cからなる始動可変入賞装置と、大入賞口120、開閉扉120a、大入賞口開閉装置120bからなる特別可変入賞装置と、表示装置150とが、装飾部材161を介して高さ方向に連続して一体的に設けられている。
また、ユニット装置Uを遊技面102に固定した状態では、表示装置150の傾斜面150aおよびこの傾斜面150aに固定されたレール部材151は、遊技面102の幅方向中央側から外側に向かって緩やかに上方に傾斜する。そして、このとき、レール部材151の一端151aが、内レール105の下端105bよりも僅かに上方において隣接し、レール部材151の他端151bが、飾り部材104の下端よりも僅かに下方において隣接する。このことからも明らかなように、表示装置150の傾斜面150aに固定されるレール部材151は、第2下部領域110dの底面を構成するとともに、外レール103の内側面、飾り部材104の起立面104a、内レール105の内側面と一体となって遊技領域110を囲繞する本発明の区画面の一部を構成することとなる。
つまり、本実施形態のユニット装置Uによれば、遊技領域110内に設けられる始動可変入賞装置および特別可変入賞装置と、遊技領域110外に設けられる表示装置150とがユニット化されて一体的に構成され、さらに、遊技領域110を区画する区画面をも一体化されている。
したがって、上記した始動可変入賞装置、特別可変入賞装置および表示装置150は、ユニット装置Uを遊技面102に固定するだけで容易に配置することができ、遊技盤101の製造工程を簡素化してコストを低減することができる。
しかも、ユニット装置Uを遊技面102に固定したとき、レール部材151および傾斜面150aの傾斜角度は、図3に示すように、内レール105の所定の2点を結ぶ線分の傾斜角度よりも緩やかにしている。その結果、第2下部領域110dは、第1下部領域110cよりも下方まで延設することとなり、第2下部領域110dの面積が第1下部領域110cの面積よりも広くなっている。
つまり、第1下部領域110cには内レール105が円弧状に設けられており、当該内レール105よりも遊技領域110の幅方向外方には、ガイド通路106が隣接して形成されている。一方、第2下部領域110dにおいては、その下端を区画するレール部材151が直線状に形成されており、内レール105に比べて緩やかに傾斜している。そのため、第2下部領域110dにおいては、中心線L2を境にしてガイド通路106に対応する位置まで領域を拡大させることができるのである。
なお、上記のように、遊技領域110のうち第2下部領域110dの下方の面積を大きくするとともに、傾斜面150aの傾斜角度を緩やかにすると、傾斜面150a(レール部材151)に衝突する遊技球の衝撃が大きくなるおそれがある。なぜなら、本実施形態においては、第1下部領域110cや従来の遊技機に比べて、第2下部領域110dの底面が低い位置に設けられており、遊技球の落下距離が大きくなり、傾斜面150a(レール部材151)に衝突する際の衝撃が大きくなるからである。
しかも、傾斜面150a(レール部材151)に遊技球が衝突するのは、いわゆる右打ちを行った場合であり、左打ちを行った場合に比べて発射装置20の発射力が強く、結果、遊技球が流下する速度も速くなる。さらには、第1上部領域110aおよび第1下部領域110cに比べて、遊技球の流下速度を緩衝する釘の数も少ない。そのため、第1下部領域110cの底面(内レール105)に比べて、第2下部領域110dの底面(レール部材151)に対する衝撃は大きなものとなる。
例えば、いわゆる右打ちによって、第2上部領域110bから第2下部領域110dに流下した遊技球が第2始動口118に弾かれると、そのまま直下に落下することとなり、傾斜面150a(レール部材151)に大きな衝撃が生じうる。このとき、第2下部領域110dの底面近傍に釘等を打ち込んで衝撃を緩衝することが考えられるが、第2下部領域110dの底面近傍にはユニット装置Uが一体的に取り付けられているため、釘を打ち込むことができず、また、遊技球に衝突する何らかの部材を設けるのも意匠上好ましくない。
このような理由から、表示装置150は、その傾斜面150aにレール部材151を敷設するとともに、このレール部材151を、衝撃に耐えうるように金属製とすることが望ましい。本実施形態においては、傾斜面150aの傾斜角度が緩やかであるため、衝撃によってレール部材151が歪むと、排出口121へ遊技球を転動させることができず、遊技領域110内に遊技球が停留してしまうおそれがある。レール部材151を金属製とすれば、遊技球の衝突による衝撃が与えられても、レール部材151が歪みにくくなり、長期にわたって遊技球の排出を確実に行うことが可能となる。
また、傾斜面150aやレール部材151に衝撃が与えられると、表示装置150に設けられた制御基板が損傷するおそれがある。そこで、本実施形態においては、表示装置150を図5に示すように構成し、制御基板が損傷しないようにしている。具体的には、表示装置150は、傾斜面150a、低面150b、側面150c,150dが一体成形された断面台形状のケース152を備えており、このケース152の空間を塞ぐようにして、表示装置150の正面側から表示面153が固定され、表示装置150の背面側から、制御基板154が固定される。
制御基板154は、その外周面が、ケース152の内周囲と一致する形状を有しており、LED等からなる発光体がケース152内の空間に位置するように、回路上に配設されている。一方、表示面153には、制御基板154に搭載された発光体に対応する位置に孔が形成されており、表示装置150を正面から見たときに、いずれの発光体が発光しているのかを視認できるようにしている。
また、ケース152には一対のビス止め孔155が設けられており、制御基板154には、上記一対のビス止め孔155に対応する貫通孔156が形成されている。制御基板154は、ビス止め孔155に貫通孔156を一致させた状態でビス157を取り付けることにより、ケース152に固定される。このとき、ビス止め孔155と貫通孔156との間には、リング状のゴムからなる緩衝材158を介在させている。これにより、傾斜面150a(レール部材151)に遊技球が衝突して生じる衝撃が、制御基板154に伝達するのを緩衝することができ、制御基板154の損傷を防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によれば、遊技面102の正面視で右下に位置する第2下部領域110dが、遊技面102の正面視で左下に位置する第1下部領域110cに比べて広く確保される。この第2下部領域110dは、従来、右打ち遊技が可能な遊技機において、演出表示装置の右側に設けられていた第2始動口118、ゲート119、大入賞口120を全て演出表示装置の下方に設けることが可能な程度に確保されている。したがって、演出装置固定孔111すなわち演出表示装置や演出役物装置を、遊技領域110の右端部近傍まで延設することができ、大型の演出装置による演出効果の向上と、遊技領域110の確保による設計の自由度の確保とを両立することができる。
なお、本実施形態においては、表示装置150において、進行中の遊技に係る遊技結果を表示することとしたが、表示装置150は遊技結果を表示するものに限定されることはなく、どのような表示が行われるものであってもよい。また、本発明の発光装置は、上記のように何らかの表示を行うものに限らず、例えば演出用に発光体を発光させるものであってもよい。いずれにしても、本発明の発光装置は、制御基板に発光体が設けられており、この発光体を発光させる機能を有するものであれば、その用途等が限定されることはない。
また、本実施形態においては、ケース152から制御基板154へ衝撃が伝達するのを緩衝するために、緩衝材158としてリング状のゴムを用いることとしたが、緩衝材はゴムに限らず、例えばスプリング等であってもよい。いずれにしても本発明の緩衝材は、ケースに与えられる衝撃が制御基板に伝達する際に、その衝撃を緩衝する機能を発揮するものであればよく、その形状や素材等は特に限定されない。
6 遊技盤保持枠
20 発射装置
101 遊技盤
102 遊技面
103 外レール
104 飾り部材
104a 起立面
105 内レール
106 ガイド通路
110 遊技領域
110c 第1下部領域
110d 第2下部領域
116 一般入賞口
117 第1始動口
118 第2始動口
120 大入賞口
121 排出口
150 表示装置
150a 傾斜面
152 ケース
154 制御基板
158 緩衝材
L2 遊技領域の幅方向の中心線
L3 遊技領域の高さ方向の中心線

Claims (1)

  1. 接地面に接地する枠体に保持された遊技盤には、遊技中の遊技者に対面するとともに前記接地面に対して略垂直に位置する遊技面が設けられ、
    前記遊技盤には、
    遊技球が転動または流下可能であって前記遊技面から起立する区画面によって囲繞形成された遊技領域と、
    該遊技領域の幅方向の一方の側面を形成する前記区画面に沿って設けられ、発射装置によって発射された遊技球を前記遊技領域の上方に導くガイド通路と、
    該ガイド通路から導かれるとともに前記遊技領域の上方から下方に向かって流下する遊技球が入球可能な1または複数の入球口と、
    該入球口に入球しなかった遊技球を前記遊技領域から排出する排出口と、を少なくとも備えた遊技機の盤面構造であって、
    前記遊技領域は、
    該遊技領域の高さ方向の中心線よりも前記遊技面の正面視で下方であって、かつ、前記遊技領域の幅方向の中心線を境にして前記ガイド通路側の領域を第1下部領域とするとともに、前記幅方向の中心線を境にして前記第1下部領域と反対側に位置する領域を第2下部領域とし、
    該第2下部領域は、前記遊技領域の幅方向の中心線を境にして前記ガイド通路と対称となる位置まで延設するとともに、該第2下部領域の下方には、発光体を発光させる制御基板がケースに取り付けられた発光装置が設けられ、
    該発光装置は、前記ケースを前記遊技面から突出させるとともに、前記第2下部領域に臨むケースの面によって前記遊技領域を区画する区画面の一部が構成され、前記制御基板は緩衝材を介して前記ケースに取り付けられてなることを特徴とする遊技機の盤面構造。
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