JP5136436B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明はパチンコ遊技機に関し、特に遊技盤の略中央部にディスプレイ型の演出表示装置が設けられ、その上部に開閉式の上大入賞口が設けられたパチンコ遊技機に関するものである。
従来、パチンコ遊技機においては、例えば特許文献1に開示されているように、遊技盤の略中央部に、所謂センター役物と呼ばれる液晶ディスプレイ等を用いた演出表示装置が設けられているものがある。そして、この演出表示装置の下方に始動入賞口が配置され、さらにその下方にはアクチュエーターの作動により開閉する下大入賞口が配置されている。また、近年、演出表示装置の上方に、同じくアクチュエーターにより開閉する上大入賞口が配設されているものがでてきた。
上大入賞口からは入賞球誘導通路(特許文献1では遊技球通路)が演出表示装置の表示画面を避けるように、表示画面の上縁部に沿って一側に延びており、その端部から先が遊技盤の裏面側に向かって延び、この入賞球誘導通路の途中に入賞球検出手段(特許文献1ではカウントスイッチ)が設置されている。
遊技時には、始動入賞口への遊技球の入賞に基き、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させるか否かの抽選が行われ、その抽選イメージ及び抽選結果が演出表示装置により遊技者に表示される。そして、その結果が大当たりとなった場合には、上大入賞口及び/又は下大入賞口が所定時間開放され、上大入賞口及び/又は下大入賞口に遊技球が入賞し易くなる大当たり遊技状態を発生させるようになっている。
上大入賞口に入球した遊技球は、入賞球誘導通路を通過し、その際に入賞球検出手段により検知(カウント)され、その検出データが制御装置に入力される。なお、入賞球検出手段としては、一般に、通電したコイルスプール内に遊技球を通過させ、その際に生じる磁界の変化を検出するコイル式のセンサーが用いられる。
また、入賞球誘導通路の、演出表示装置の表示画面の上縁部に沿って延びる区間は透明材料により形成されており、その内部を通る遊技球を遊技者が目視可能にされている。これは、上大入賞口に入賞した遊技球を遊技者に所定の時間見せることにより、遊技者に入賞状態をより深く印象付けるためである。
特開2008−272317号公報
しかしながら、上述のように入賞球誘導通路が演出表示装置の表示画面を避けるようにして表示画面の上縁部に沿って延設されているため、入賞球誘導通路が演出表示装置の装飾等の上を横切ることになり、上大入賞口及び入賞球誘導通路を設置するための遊技盤面上における占有スペースが大きくなるとともに、演出表示装置の装飾等の設計自由度が低下し、さらには演出表示装置の表示領域(表示面積)が限定されるという問題があった。
また、特許文献1に開示されているパチンコ遊技機では、演出表示装置の表示画面の上縁部に沿って延びる入賞球誘導通路(遊技球通路)の途中に入賞球検出手段(カウントスイッチ)が設置されていたため、入賞球誘導通路を通る入賞球が入賞球検出手段の部分を通過する時には入賞球が一旦見えなくなり、先述のような入賞状態の好印象が薄れてしまうという難点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、演出表示装置の上方に設けられる上大入賞口に入賞した遊技球を、それが入賞球検出手段を通過し終わるまで遊技者が視認できるようにしつつ、この上大入賞口及びこれに繋がる入賞球誘導通路の遊技盤上における占有スペースを小さくすることのできるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明は、遊技者に相対する遊技盤と、前記遊技盤に設けられたディスプレイ型の演出表示装置と、前記遊技盤に設けられた始動入賞口と、前記遊技盤において前記演出表示装置の上方に設けられ、遊技球が入賞不可能な閉状態と入賞可能な開状態との相互間で変形可能な上大入賞口と、前記遊技盤に設けられ、前記上大入賞口に入賞した遊技球を該遊技盤の表面側から裏面側へと誘導する入賞球誘導通路と、前記入賞球誘導通路にコイル部が配設され、該コイル部内を通過する遊技球を該コイル部における磁気特性の変化に基いて検出する入賞球検出センサーとを備え、前記始動入賞口への遊技球の入賞に基き、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させるか否かの抽選が行われて、その抽選結果が前記演出表示装置により遊技者に表示され、抽選結果が所定の大当たりとなった場合には前記上大入賞口が閉状態から開状態に変形して遊技球が入賞し易くなる大当たり遊技状態を発生させるパチンコ遊技機において、前記入賞球誘導通路は前記遊技盤の表面側から裏面側に向かって延びる部分を有し、該部分に前記入賞球検出センサーの前記コイル部を配設することで該コイル部の開口を遊技者側に向かわせるとともに、前記入賞球誘導通路を光透過構造とすることで、遊技球が少なくとも前記コイル部を通過する直前から該コイル部を通過し終わるまでの様子を遊技者が連続的に視認できるようにしたパチンコ遊技機としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、上大入賞口及び入賞球誘導通路の遊技盤上における占有スペースを小さくし、演出表示装置等の設計自由度を向上させると共に、その表示領域を拡張することができる。また、遊技者が、上大入賞口に入賞した遊技球を、それが少なくとも入賞球検出センサーのコイル部を通過する直前から通過し終わるまでの様子を連続的に視認することができる。
本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を表面側からみた斜視図である。 同パチンコ遊技機を背面側からみた斜視図である。 同パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 図3のIV部を拡大した上大入賞口付近の拡大図である。 図4に示す範囲を遊技盤の裏面側から見た裏面図である。 図4のVI-VI断面により本発明の一実施形態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機を表面側からみた斜視図であり、図2は、パチンコ遊技機を背面側からみた斜視図である。
このパチンコ遊技機10は、図1に示すように、外枠11、前枠12、窓枠13及び当該窓枠13に覆われた遊技盤30(後に詳述)などを備えている。また、パチンコ遊技機10の背面には、図2に示すように、後述する液晶ディスプレイ型の演出表示装置41等の表示制御を行う表示サブ基板21、各種遊技音の出力制御を行う音サブ基板22、入賞時におけるパチンコ遊技機10の動作等を含むパチンコ遊技機10の主要な動作を制御する主基板23、パチンコ球(遊技球)の払い出し動作を制御する払出基板24、各基板等に電源を供給する電源基板25等の各種基板が例えば透明ケースに収納された状態で取り付けられている。
具体的に、外枠11は、パチンコホールの台島に設置されており、図1に示すように、前後面が開口するように四角筒状に形成されている。前枠12は、外枠11の前端面に左側辺部の垂直な軸を中心に回動可能に装着されている。また、この前枠12の前面下部には、上面が開口する下皿14と、上面が開口する上皿15とが固定されている。
下皿14の右端周辺にはハンドル台16が固定されており、ハンドル台16には発射ハンドル19が回動自在に装着されている。この発射ハンドル19の後方には発射モータが固定されており、発射モータの回転軸には打球槌が連結されている。この発射モータは打球槌の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル19が回動操作されたときには発射モータに駆動電源が供給される。その結果、打球槌が駆動されて上皿15内のパチンコ球が弾き出される。
窓枠13は前枠12の前面に装着されている。この窓枠13には円形孔状の窓部17が形成されており、窓部17の内周面には透明なガラス窓17aが固定されている。この窓枠13の左上隅部及び右上隅部の裏面には、遊技音を出力するスピーカ18が固定されている。また、窓枠13には複数の装飾LEDが固定されている。
上述の遊技盤は、前枠12の後面に装着されている。以下、この遊技盤及び遊技盤に備えられる各構成要素について図3を参照して詳細に説明する。図3は、本発明の実施の形態における遊技盤30の正面図である。この遊技盤30は、上述のように前枠12の後面に装着されており、窓枠13のガラス窓17aに前方から覆われて遊技者に相対する。
遊技板31は、遊技盤30の有する各構成部材を固定するための板である。この遊技板31の前面には環状のレールセット32が固定され、遊技板31上にパチンコ球の発射通路31aと遊技領域31bとが区画形成されている。遊技領域31bには複数の障害釘35が打設されている。
遊技時には、上述の打球槌が弾いたパチンコ球が発射通路31aを通して遊技領域31b内に打ち出され、この打ち出されたパチンコ球が障害釘35に当たりながら遊技領域31b内を落下し、後述する複数の入賞口の何れにもに入賞しなかったパチンコ球は遊技領域31bの最下部に設けられたパチンコ球排出口37から排出される。
遊技盤30のほぼ中央部には、センター役物と呼ばれるカラー液晶ディスプレイ等を用いた演出表示装置41が設けられている。この演出表示装置41は、遊技者に相対する位置に広い面積の表示画面41aを有している。また、演出表示装置41の例えば右上方から右側方にかけてと、左側方とに、それぞれ固定演出部材43,44が設置され、演出表示装置41の直ぐ下方に可動演出部材45が設置されている。可動演出部材45は、図示しないアクチュエーター(ソレノイド、モータ等)に駆動されて作動する。
遊技領域31b内において、演出表示装置41及び可動演出部材45の下方には始動入賞口48が配置されている。この始動入賞口48は、上方に開口するポケット状に形成されており、開閉可能な一対の開閉自在な可動片48aを備えている。始動入賞口48は、可動片48aが閉塞されている時には開口面積が小さくなってパチンコ球が入賞し難くなり、可動片48aが開放されている時には開口面積が大きくなってパチンコ球が入賞し易くなる。
また、始動入賞口48の下方に下大入賞口51が配置されている。この下大入賞口51は図示しないアクチュエーターの作動により開閉する開閉扉51aを備えており、この開閉扉51aは、後述する大当たり遊技状態において開口し、その際には下大入賞口51が上方に向かってポケット状に幅広く開口し、多数のパチンコ球が同時かつ連続的に下大入賞口51に入賞可能となる。
さらに、演出表示装置41の上方で表示画面41aと重ならない位置、例えば演出表示装置41の左上方付近に、同じくアクチュエーターにより開閉し、本発明の要部となる上大入賞口52が配設されている。図4は図3のIV部を拡大した上大入賞口52付近の拡大図であり、図5は図4に示す範囲を遊技盤30の裏面側から見た裏面図である。また、図6は図4のVI-VI断面により本発明の一実施形態を示す縦断面図である。なお、図4及び図6中に示す部材53はパチンコ球である。
図3及び図4に示すように、演出表示装置41の左上方の範囲は、透明な樹脂材料によって樹脂成形された装飾カバー部材54により部分的に覆われている。この装飾カバー部材54は、図6にも示すように複数のビス55により遊技板31の前面に締結されており、この装飾カバー部材54に入賞部56が一体成形、又は嵌め込み、或いは接着等により設けられている。入賞部56の位置は演出表示装置41の直上部である。
図6に示すように、入賞部56は、装飾カバー部材54の表面から寸法Lだけ盛り上がり、上方に開口する入賞開口部56aを有するポケット状に形成され、且つ透明な樹脂材料等により光透過構造とされている。また、装飾カバー部材54に一体成形された装飾凸部54aが入賞開口部56aの上方を右側から庇状に覆っている(図4参照)。
一方、入賞部56(入賞開口部56a)の左上部近傍には、遊技盤30の板面に直交する回動軸58を支点にして開閉可動片60が回動可能に軸支され、この開閉可動片60と、入賞開口部56aとを含んで上大入賞口52が構成されている。開閉可動片60は、図4中に示す閉塞位置60aと開放位置60bとの間を回動する。
開閉可動片60が閉塞位置60aにある時には、開閉可動片60と装飾凸部54aとにより入賞部56(入賞開口部56a)の上方の空間が閉塞されるため、上大入賞口52はパチンコ球53が入賞不可能な閉状態に形状を変形させる。また、開閉可動片60が開放位置60bにある時には、開閉可動片60と装飾凸部54aとの間にパチンコ球53の通過スペース61が生じ、入賞開口部56aの上方の空間が開放されるため、上大入賞口52はパチンコ球53が入賞可能な開状態に形状を変形させる。
上大入賞口52が開状態にある時に開閉可動片60と装飾凸部54aとの間に生じるパチンコ球53の通過スペース61の上方には、複数の障害釘35が逆八の字状に配列されているため、多数のパチンコ球53が障害釘35に誘導されて上大入賞口52(入賞開口部56a)に入賞することができる。
図5及び図6に示すように、装飾カバー部材54の裏面側には樹脂製のバックカバー部材65がビス66により固定されており、このバックカバー部材65に形成された軸受部67(図5参照)に前記回動軸58の中間部が軸支され、この回動軸58の後端部が軸受部67から突出し、この突出部に駆動レバー68が回転一体に設けられ、駆動レバーにレバー部68aが突設されている。
また、バックカバー部材65には金属板からなるソレノイドブラケット71が2個のビス72で締結され、このソレノイドブラケット71の内側にアクチュエーターであるソレノイド73が2個のビス74で締結されている。ソレノイド73は、そのプランジャー73aが下方に突出している。プランジャー73aの下端には樹脂製のエンド部材76が固定され、このエンド部材76に一体成形されたコの字形のレバーホルダー76aが駆動レバー68のレバー部68aを把持している。また、プランジャー73aの周囲且つソレノイド73とエンド部材76との間にリターンスプリング78が弾装されている。
ソレノイド73の非通電時には、リターンスプリング78の付勢力によりプランジャー73aがソレノイド73から下方に突出した状態に保持され、これによりエンド部材76のレバーホルダー76aが駆動レバー68のレバー部68aを下方に押し下げて図5の状態とし、この時に遊技盤30の表側では上大入賞口52の開閉可動片60が閉塞位置60aに置かれて上大入賞口52が閉状態となる。
また、ソレノイド73に通電がなされると、ソレノイド73がリターンスプリング78の付勢力に抗してプランジャー73aを上方に引き上げ、これによりレバーホルダー76aがレバー部68aを上方に持ち上げて開閉可動片60を開放位置60bに回動させ、上大入賞口52が開状態となる。
一方、遊技盤30には入賞球誘導通路80が設けられている。この入賞球誘導通路80は、先述の入賞部56と、この入賞部56に続く形で遊技盤30の表面側から裏面側に向かって直線的に延びる直線通路部分81とを含んで構成されている(図4、図6参照)。直線通路部分81は、装飾カバー部材54とバックカバー部材65とを貫通するトンネル通路状に形成され、その通路方向が遊技者側に指向している。
入賞球誘導通路80の起点となる入賞部56は、先述の通り、演出表示装置41の直上部に位置して光透過構造とされているが、この入賞部56に続く直線通路部分81も、透明な樹脂材料等により形成されて光透過構造とされている。また、直線通路部分81は、入賞部56から遊技盤30の裏面側に向かって軽く下方に傾斜している。
他方、バックカバー部材65には角パイプ状の入賞球排出通路82が数点のビス83で固定されている。この入賞球排出通路82は、その入口部82a(図5参照)が直線通路部分81の後端部にほぼ直角な角度で連通し、ここからバックカバー部材65の下縁に沿って軽く下方に傾斜した角度で横方に延び、その先に図示しないパチンコ球回収装置が接続される。
さらに、直線通路部分81の中間部には入賞球検出センサー86が付設されている。この入賞球検出センサー86は、パチンコ遊技機に一般的に用いられているコイル式のセンサーであり、基板等が組み込まれたセンサー本体86aと、リング状のコイル部86bとを具備している。コイル部86bには、パチンコ球53が通過する開口86cが形成されている。開口86cの内径サイズは直線通路部分81の内径サイズに等しい。
図6に示すように、コイル部86bは、直線通路部分81の中間部に挿入される形で設置され、その開口86cの通過方向Pが直線通路部分81の通路方向と一致し、これにより開口86cが遊技者側に向いている。
直線通路部分81を通過するパチンコ球53が開口86cを通過すると、コイル部86bの磁気特性が変化し、この変化が遊技球検出センサー86に検出され、その検出データが主基板23等の制御装置に入力される。
なお、遊技盤30の遊技領域31b内には、先述の始動入賞口48、下大入賞口51、上大入賞口52の他に、図示しない複数の一般入賞口が設置されている。
以上のように構成されたパチンコ遊技機10において、その遊技時には、始動入賞口48へのパチンコ球53の入賞に基き、例えば主基板23により、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させるか否かの抽選の演算が実行され、その抽選イメージ及び抽選結果が演出表示装置41により遊技者に表示される。そして、この抽選の結果が大当たりとなった場合には、上大入賞口52又は下大入賞口51(或いは両方)が所定時間開状態となり、上大入賞口52又は下大入賞口51(或いは両方)にパチンコ球53が入賞し易くなる大当たり遊技状態を発生させる。
上大入賞口52が開放されてパチンコ球53が上大入賞口52に入賞した際には、上大入賞口52及び入賞球誘導通路80の高さがほぼ遊技者の目線の高さにあることに加えて、入賞球誘導通路80の入賞部56と、直線通路部分81とが装飾カバー部材54等と共に透明な樹脂材料で形成されて光透過構造となっていることと、上大入賞口52から延びる入賞球誘導通路80(直線通路部分81)が、遊技盤30の表面側から裏面側に向かって直線的に延びる通路であること、さらに入賞球検出センサー86がパチンコ球53の通過可能な開口86cを有し、この開口86cの通過方向Pが直線通路部分81の通路方向と合致して遊技者側に指向していることから、遊技者は、上大入賞口52に入賞したパチンコ球53を、その入賞の直後から、入賞球誘導通路80に進入して入賞球検出センサー86(開口86c)を通過する直前、通過する最中及び通過し終わるまで連続的に視認することができる。
以上のように、本実施の形態のパチンコ遊技機10によれば、演出表示装置41の上方に設けられる上大入賞口52に入賞したパチンコ球53を、それが入賞球検出センサー86を通過し終わるまで遊技者が連続的に視認できるようにして遊技者に入賞状態を印象付けつつ、上大入賞口52及び入賞球誘導通路80の遊技盤30上における占有スペースを極めて小さくし、これにより演出表示装置41の装飾等の設計自由度を飛躍的に向上させると共に、演出表示装置41の表示領域を従来よりも拡張することができる。
また、上大入賞口52に入賞したパチンコ球53を遊技者に対して隠蔽することなく、入賞球検出センサー86を上大入賞口52の近くに配置できるため、上大入賞口52から入賞球検出センサー86までのパチンコ球53の転動距離を短くし、上大入賞口52に入賞してから制御装置が検出するまでのタイムラグを小さくすることができる。
なお、本実施の形態において、入賞球誘導通路80の入口である入賞部56は樹脂成形によりその全体が透明に形成されているが、この態様のみには限定されない。要するに、遊技者が入賞部56越しに入賞球誘導通路80の内部を通るパチンコ球53を、それが入賞球検出センサー86を通過し終えるまで視認できればよい。
また、本実施の形態では、パチンコ球53を、それが上大入賞口52に入賞した直後から、入賞球検出センサー86(開口86c)を通過する直前、通過する最中及び通過し終わるまで視認できるようになっていたが、本発明はこれに限るものではなく、パチンコ球を、それが少なくとも入賞球検出センサー86(開口86c)を通過する直前から通過し終わるまで視認できるようになっていれば良い。但し、入賞したパチンコ球を、より長い時間視認できるようになっている方が、遊技者に入賞状態をより深く印象付けることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
10…パチンコ遊技機、30…遊技盤、41…演出表示装置、41a…表示画面、48…始動入賞口、52…上大入賞口、53…パチンコ球(遊技球)、80…入賞球誘導通路、81…直線通路部(遊技盤の表面側から裏面側に向かって延びる部分)、86…入賞球検出センサー、86b…コイル部、86c…開口

Claims (1)

  1. 遊技者に相対する遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられたディスプレイ型の演出表示装置と、
    前記遊技盤に設けられた始動入賞口と、
    前記遊技盤において前記演出表示装置の上方に設けられ、遊技球が入賞不可能な閉状態と入賞可能な開状態との相互間で変形可能な上大入賞口と、
    前記遊技盤に設けられ、前記上大入賞口に入賞した遊技球を該遊技盤の表面側から裏面側へと誘導する入賞球誘導通路と、
    前記入賞球誘導通路にコイル部が配設され、該コイル部内を通過する遊技球を該コイル部における磁気特性の変化に基いて検出する入賞球検出センサーと、
    を備え、
    前記始動入賞口への遊技球の入賞に基き、遊技者に有利な大当たり遊技状態を発生させるか否かの抽選が行われて、その抽選結果が前記演出表示装置により遊技者に表示され、抽選結果が所定の大当たりとなった場合には前記上大入賞口が閉状態から開状態に変形して遊技球が入賞し易くなる大当たり遊技状態を発生させるパチンコ遊技機において、
    前記入賞球誘導通路は前記遊技盤の表面側から裏面側に向かって延びる部分を有し、該部分に前記入賞球検出センサーの前記コイル部を配設することで該コイル部の開口を遊技者側に向かわせるとともに、前記入賞球誘導通路を光透過構造とすることで、遊技球が前記コイル部を通過する直前から該コイル部を通過し終わるまでの様子を遊技者が連続的に視認できるようにしたことを特徴とするパチンコ遊技機。
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