JPS605182A - パチンコ機の前枠 - Google Patents

パチンコ機の前枠

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JPS605182A
JPS605182A JP11238983A JP11238983A JPS605182A JP S605182 A JPS605182 A JP S605182A JP 11238983 A JP11238983 A JP 11238983A JP 11238983 A JP11238983 A JP 11238983A JP S605182 A JPS605182 A JP S605182A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は、パチンコ機の前枠の改良に関する。
発明の背景 パチンコ機の前枠は、従来一般的にはベニヤ合板やラワ
ン材等の木材により製造されてきた。木材が、加工容易
なこと、化粧性に優れていること、吸音効果が比較的良
いこと等の理由による。
ところが、近年木材資源の枯渇によって必要な木材材料
の入手が困難になりつつあり、材料費も急騰している。
この発明は、このような背景のもとになされたものであ
る。
発明の目的 この発明は、材料費が安価な合成樹脂によって成型した
パチンコ機の前枠を提供することである。
発明の要約 この発明は、簡単に言えば、合成樹脂の一体成型により
成型したパチンコ機の前枠である。
この発明の上述の目的と特徴は、図面を参照して行なう
以下の実施例の説明から一層明らかとなろう。
実施例の説明 第1図は、この発明の対象であるパチンコ機1の外観斜
視図である。図において、パチンコIfllllは、外
枠2と前枠3とを含む。外枠2は蝶番35を介して前枠
3を保持する。それゆえ前枠3は、正面から見てその左
上下に取付けられた蝶番35を中心に、外枠2に対して
回動(開閉〉可能である。
なお、第1図において、31は金枠、32はガラス扉枠
、33は玉受皿、34は操作ハンドル、36は前面板、
37は賞品球払出口、38は打球供給皿であり、すべて
前枠3に取付けられている。
第2図は、この発明の一実施例の斜視図である。
図において、パチンコt11の前枠3は、はぼ中央部に
窓孔301が形成された額縁状の形状をしている。窓孔
301の周縁部で、前枠3の前面側には、湾部302が
形成されている。この溝部302に、前述したガラス扉
枠32が嵌め込まれる。
さらに、前枠3の下方部には、操作ハンドル取付用の貫
通孔304および玉受皿連絡口303が形成されている
。さらに、後述する篩板や玉受皿等を取付けるための小
孔305が必要に応じて形成されている。
この実施例の第1の特徴は、第1図に示すような必要な
溝部や貫通孔等が形成されたパチンコ様の前枠3を、合
成樹脂で一体成型したことである。
このような一体成型は、所望の形状に成型された金型等
を利用することにより一度に作り出すことができる。よ
って、従来木材により製造されていた前枠のように、前
枠の基になる枠体を形成した後、必要な貫通孔をあける
等の作業の必要がなくなり、製造工程の簡易化が図れる
。しかも、゛金型を利用することにより、同一形状のも
のを多数量産でき、しかもその量産には、熟練した技術
等もほとんど必要としないという利点もある。
第3図は、第2図に示す前枠の綜ト]に沿った断面図で
ある。第3図を参照して、この実施例の合成樹脂構造に
ついて説明する。
この実施例では、前枠3は、表面スキン1i3Aと内部
発泡層3Bとからなる構造の合成樹脂で成型されている
。よって、成る面からその裏面に対して観察すると、ス
キン@3A1発泡層3B、スキン層3Aという3層構造
となっている。これがこの実施例の第2の特徴である。
パチンコ機の前枠3をこのように内部発泡層3Bを含む
3層借造合成樹脂にしたことにより、次のような利点が
ある。
(1) II!量化が図れる。これは、通常の合成樹脂
と比較して、内部に発泡層3Bを有するため、その発泡
層3Bの樹脂密度が低いらである。
(2) R音防止が図れる。これは、内部発泡層3Bの
吸音効果が高いためである。一般に、パチンコlI!1
1では、打球音や供給、排出される賞品球の流動音等が
前枠3に反響する。そして、たとえばパチンコ遊技店全
体では、かなりの騒音が発生する。そこで、この実施例
のように内部発泡層3Bを有する3層構造の前枠3を使
用すれば、前枠3で反響する音は、内部発泡層3Bで吸
収され、騒音の防止が図れることになる。
(3) 撮動の少ないパチンコ機となる。これは、3層
構造の前枠3は、前述のように吸音効果がある他、振動
の吸収等も行なうからである。それゆえ、打球操作によ
る玉の反動等の振動が発泡層3Bで吸収され、顧客の手
に振動が伝わりに(く、顧客は長時間遊技をしても疲れ
が少なくなる。
(4) 美感の高いパチンコ機にできる。これは、内部
に発泡層3Bを有する前枠3では、その表面のスキン層
3Aにいわゆる肉びけを生じない。
それゆえ、前枠3表面の状態を均一に保つことができ、
仕上がりの良い前枠3を形成することができるからであ
る。
以上のように、前枠3は、好ましくは表面スキン層3A
と内部発泡層3Bの3層構造合成樹脂で成型することに
より、種々の利点が生れる。
上記実施例の前枠3では、表面スキン層3Aおよび内部
発泡層3Bの合成樹脂材料は、同じもの(たとえばAB
S樹脂)を用いている。このように、スキン層3Aと発
泡層3Bとに同じ材料を使用して前枠3を作れば、3M
構造の層間の密着性が良く、堅固な前枠3を得ることが
できる。もつとも、後述するように、表面スキン層3A
と内部発泡113Bとを異種の材料の組合せによって形
成することも可能である。
第4図および第5図は、この発明の他の実施例を示す斜
視図であり、第4図は表面側斜視図、第5図は裏面側斜
視図を示す。
この第4図および第5図に示す前枠3′が前述の前枠3
(第2図、第3図)と異なる点は、遊技盤取付部材32
0をも含めて一体的に成型されていることである。すな
わち、前枠3−の裏面側には、窓孔301を取囲むよう
に(第5図参照)設けられた遊技盤取付部材320が一
体的に成型されている。
このように、遊技盤取付部材320をも含めて一体的に
成型された前枠3−とすれば、この前枠3−に取(Jり
るべき打球ハンマ(図示せず)と遊技盤取付部材320
に取付けるべき打球発射レール(図示せず)との位置関
係が正確になるという利点がある。
より詳しく言えば、遊技盤取付部材320の表面側32
0Aには、図示しない打球発射レールが取付けられる。
また、前枠3−の操作ハンドル用貫通孔304に関連し
て打球ハンマが取付けられる。打球ハンマで打たれたパ
チンコ球は、遊技盤取付部材320の表面側320Aに
設けられた打球発射レールに沿って遊技盤面に導かれる
。それゆえ、打球ハンマと打球発射レールとの位置関係
取付関係が正確になれば、パチンコ球の動きもスムーズ
になる。
さらに、遊技盤取付部材320は、賞品球連絡口321
その他の必要な孔や形状が形成されたものにすることが
より好ましい。それによって、後の加工の手間が省ける
からである。
なお、第4図および第5図で説明したこの実流例も、前
述の実施例と同様に3層構造の合成樹脂で成型すること
が好ましい。前述と同様の効果が得られるからである。
第6図は、上記第2番目の実施例の前枠3−に、ガラス
扉枠32が付けられた金枠31.打球供給皿38の設け
られた前板36.節板39.玉受皿33および操作ハン
ドル34等を取付ける様子を描いた分解図である。
さらに、第7図は、上記第2番目の実施例を裏面から見
た斜視図であり、機構板70が開閉する状態が示されて
いる。絹7図において、40は遊技盤、41は締付金具
である。
上記第1および第2の実施例において、各前枠3.3′
の前面には、彫刻等の装飾が施された構成としてもよい
。このような彫刻等の装飾を施す場合は、後述する製造
段階で、装飾などが形成される金型を用い、前枠3,3
−の前面の彫刻を製造段階で前枠3,3−の成型と同時
に一体的に成型するのが製造上便利である。前枠3,3
′の前面に彫刻等を施した場合、この前枠3,3−を用
いたパチンコ機全体の美的形状が向上し、たとえば客寄
せ等に効果を発する。
第8図は、この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。第8図に示す実施例の特徴は、前枠3′の前面全
部に、熱硬化性の樹脂板、たとえばメラミンで形成され
た化粧板306を接合したことである。
このように、前枠3−の表面に熱硬化性の樹脂化粧板3
06を接合することにより、たとえば遊技者が遊技中に
誤ってタバコの火等を前枠3−の表面に接触させても、
その表面が熱変形せず、その美的外観が損われることは
ない。
前枠3−の前面と熱硬化性化粧板306との接合は、接
看剤や止めねじ等によって簡単に行なうことができる。
なお、M@剤で接合する場合には、前枠3の表面を加熱
した後接着剤を塗布し、化粧板306を接合することが
好ましい。加熱により前枠3と化粧板306との接着力
の強化が図れるからである。
上記各実施例においては、前枠3,3−の館面下方部に
設ける打球供給皿38や玉受皿33は、前面板36や篩
板39を介して前枠3,3′にたとえばねじ等で取付け
る構成とした。しかし、この打球供給皿38や玉受皿3
3を前枠3,3′と一体的に合成樹脂で成型するように
することもできる。このように打球供給皿38や玉受皿
33を一体的に構成すれば、パチンコ機全体の製造工程
の簡易化が図れるという利点を有する。なお、この場合
は前面板36や篩板39等は特に必要がなくなる。
次に、上記実施例のうち、好ましい実施例である3行構
造合成樹脂で成型されたパチンコ機前枠の製造方法につ
い又詳しく説明する。
第9図は、この発明の一実施例を製造するための射出I
g?、型装置90である。図において、ホッパ901か
ら合成樹脂材料が投入される。投入されたその月月は、
材料供給装置902に移される。
材料供給装置902では、合成樹脂材料が加熱され、溶
融される。溶融された樹脂材料は、表面スキン店形成用
と内部R泡層形成用とに分けられ、内部発泡層形成用樹
脂材料内には発泡剤が混入される。この工程については
、後に詳述する。そして、各溶融樹脂は、押出装置90
3によって押出され、加熱シリンダ904を介して金型
100内に充填される。なお、図において、905は金
型100を締付()固定する型締めシリンダである。
第10A図および第10B図は、第9図に示した削出成
型装置90を、その動作説明を容易にするため、より模
式的9図解的に描いた図である。
第10A図および!10B図本二おいては、第9図に示
した押出装[903の一例として、アキュムレータ90
6.907を用いている。この第10A図および第10
B図を参照して、金型100内に溶融樹脂を射出するま
での工程につき詳しく説明する。
まず、主として第10A図を参照して説明する。
射出成型装置90のホッパ901から、パチンコ機前枠
を形成するための合成樹脂材料200を投入する。材料
となる合成樹脂は、好ましくはポリスチレンまたはAB
S樹脂である。これらの各樹脂は、比較的剛性があり、
かつ粘度が高いからである。さらに、これら各樹脂は、
(I!Iの合成樹脂、たとえばポリオレフィン等比べて
発泡状態が良く、気泡が細かく均一であるという利点も
有しているからである。
ホッパ901から投入された合成樹脂材料200は材料
供給装置902に移される。材料供給装置1902では
、合成I!jj脂材料200が加熱され溶融される。そ
して、その溶融された合成樹脂材料200は、表面スキ
ン層形成用200aと内部発泡層形成用200bとに区
分される。
そして、内部発泡層形成用溶融樹脂200bには、さら
に発泡剤300が混入される。この発泡剤300として
は、発生ガス7’l’N2となるような有機発泡剤が主
として使用される。また、たとえばN2ガスを直接高圧
で混入してもよい。さらにまた、重炭酸ソーダや炭酸ア
ンモニウム等の無機発泡剤を使用してもよい。このよう
な無機発泡剤を使用した場合は、その分解温度が低く、
緩かなガス発生が行なわれ、内部発泡層の光泡率が比較
的低い製品ができる。
なお、この材料供給装置902において、溶融樹脂20
0a 、200bに着色剤を混入してもよい。特に、表
面スキン層形成用溶融樹脂200aに着色剤を混入する
こと・により、所望の色に着色された外観の美しい製品
をつくることができる。
表面スキン層形成用溶融樹脂200aおよび発泡剤30
0ffi混入された内部発泡層形成用溶融樹脂2001
+は、直ちにアキュムレータ9068よび907に蓄積
される。各アキュムレータ906゜907内では、rB
融樹脂200a、−200bは、固化しないように加熱
されている。さらに、たとえばエアポンプ912,91
3とピストン914゜915とによって加圧されている
。それゆえアキュムレータ907内では、内部発泡層形
成用溶融樹脂200bが発泡することはない。なお、材
料供給装置902から各7キユムレータ906および9
07への通路には、後述する射出時に、アキュムレータ
906および907内の溶融樹脂2゜Oaおよび200
bが逆戻りしないように弁910および911が設けら
れている。
次に、第10B図を主として参照して説明する。
各アキュムレータ906および907にfI積された各
溶融樹脂200aおよび200bの爵が、金型100を
充填するのに必要な岳に達したとする。
すると、金型100への充填通路にあるバルブ9083
3よび909を所定の順序(後述する)で開く。同時に
、エアポンプ912および913によってアキュムレー
タ906および907内の気圧を上げる。これによって
、アキュムレータ906および907内のピストン91
4および915が下障して、射出ノズル916から高速
で金型100のキャビティ101内へ溶融樹脂の充填が
行なわれる。
111A図ないし第11C図は、2チヤンネルノズルを
用いて、溶融樹脂を射出し、表面スキン層および内部発
泡層の3層構造を形成するための成型工程を説明するた
めの図である。第11A図ないし第11C図を参照して
、射出方法につき詳しく説明する。
第11A図において、ノズル916は、樹脂を射出する
その先端部が同心円状の形状をしている。
すなわち、中心にノズル916bが配置され、そのまわ
りを取囲んでノズル916aが配置されている。この実
施例では、まずノズル916aから表面スキン層を形成
するための溶融樹脂2008がゲート102を介して金
型100のキャビティ101内に射出される。この射出
される溶融樹脂200aの回は、キャビティ101の容
量にもよるが、たとえばキャビティ101の約20%の
量が射出される。この射出は、たとえば第10A図にお
いて、バルブ908だけを開き、アキュムレータ906
から溶融樹脂200aを押出すことにより行なわれる。
スキン層を形成する溶融樹脂200aが射出された侵、
スキン層を形成する溶融樹脂200aおよび内部発泡層
を形成する溶融61rgi200bが同時に射出される
。この様子は第11B図および第11C図に描かれてい
る。このように溶融樹脂200aと200bとを同時に
射出するには、たとえば第10A図において、バルブ9
08および909の両方を開き、アキュムレータ906
j3よび907から各maw脂を押出せばよい。
同時に射出される溶融樹脂200aと200bとは、互
いに混入せず常に溶融樹脂200b@溶m樹脂200a
が取囲むようにしてキャビティ101内を拡がっていく
。これは、ノズル916の先端部が同心円状になってお
り、内部発泡層を形成する溶融樹脂200bが中心のノ
ズルから射出されているからである。また、溶融樹脂2
00aと溶融樹脂200bとを比較した場合、発泡剤3
00が混入されていない溶融樹脂200aの方が粘度が
高く、かつ溶融樹脂200blt次第に発泡しその容(
債を増加しつつキャビティ101内に拡がるからである
。それゆえ、表面スキン層を形成する溶融樹脂200a
は均等な厚みに押し拡げられつつキャビティ101内を
拡がっていく。
なお、上記溶融樹脂200aと200bとの同時射出に
おいて、表面スキン層を形成する溶a#J脂200aを
射出する圧力(たとえばアキュムレータ906(第10
A図)の圧力)を、内部発泡層を形成する溶R樹脂20
0bを射出する圧力に比べてやや低くすることが好まし
い。形成されるバヂンコ機前枠の表面スキン層がより簿
いものとなり、内部発泡層の占める割合が大きく、吸音
性の向上やff1fiの軽減が図れるからである。
金型100のキャビティ101内に溶融樹脂が充填され
たとき、射出を中止する。なお、好ましくは内部発泡層
を形成する溶融樹脂200bは、その発泡が進行するこ
とにより体積が増加するため、キャビティ101内が1
00%充填される前に射出を浮止する方がよい。
第12図は、上記製造工程において用いる射出用ノズル
の別の例を示ずa断面図である。第12図には、3チヤ
ンネルノズルが描かれている。このような3チヤンネル
ノズルを用いた場合、前述した2チヤンネルノズルに比
べて次のような利点がある。すなわち、2チヤンネルノ
ズルの場合、ゲート102付近のスキン層が薄くなりや
すいという欠点を有している。それゆえ、このような3
チヤンネルノズルを用いれば、ゲート102付近のスキ
ン層が薄くなることを防止できる。
第13図は、以上の@造工程によって成型された合成樹
脂の閏面図である。図に示すように、成型された合成t
smは、その表面および裏面にスキン層Aを有する。こ
のスキン層Aは通常の発泡していない合成樹脂(たとえ
ばABS樹脂)である。
表面および裏面のスキン層へに挾まれた内部発泡層81
よ、発泡剤によって発泡された合成樹脂である。この合
成樹脂内には、多数の気泡B1が形成されている。それ
ゆえ発a層Bの単位体積あたりの重量は軽く、かつ振動
や音の吸収性が良い。
なお、製造段階においては、この内部発泡層Bが気泡を
有するため、その熱伝導性が悪いので、成型品ずなわち
パチンコ閲前枠が固化するための冷却時間は十分に取る
必要がある。
上述の説明においCは、表面スキン層Aと内部発泡層B
とは、同一の合成樹脂材料(1ことえばABS樹脂)を
用いて成型するようにした。しかし、たとえば表面スキ
ン[Aをポリスチレンで形成し、内部B泡層BをABS
樹脂に有機発泡剤を加えた樹脂で成型づるようにしても
43ねない。
次に、上述した製造工程において用いられる金型100
について説明りる。
第14A図および第14B図は、金型100のキャビテ
ィ101の概略形状とゲート102の位置を説明するた
めの図である。金型は、はぼ中央部に窓孔が設けられた
額縁状のパチンコ機の前枠を成型するための金型が用い
られる。このような額縁状のパチンコ機前枠を成型する
ための金型100には、この額縁状の形状のキャビティ
101が形成されている。このキャビティ101は、製
造すべきパチンコ機前枠の種類や必要に応じて、前枠の
所定の場所に凹凸や孔等が形成される形状になっている
この金型の材質は、一般の射出成型に使われるものでよ
いが、内部発泡層が発泡する際に発生するガスの種類に
よっては、キャビティ101の金属面が腐蝕されるおそ
れがある。それゆえ主11ビテイ101の面に1よ、硬
質クロムメッキを施すことが好ましい。
さらに、金型内で成型される樹脂は熱伝導性の悪い内部
発泡樹脂を含むため、金型には冷却水湾(図示せず)を
十分に設けることが好ましい。
次に、割出のためのゲートの位置について説明する。第
14A図は、成型されるべき額縁状前枠の1対の対角部
分に対応する部分に射出のためのゲートが設けられたも
のが示されている。このようなゲート102の設は方を
すれば、溶融樹脂はキャビティ101内を矢印102a
のように流れて充填され、成型されるパチンコ機前枠は
、表面スキン壱と内部発泡層とのバランスが部分的に片
寄らず、重量バランスの良いパチンコ猫前忰を形成する
ことができる。
第1480は、成!12されるべき額縁状前枠の一方端
辺中央部に対応する部分にゲートが設けられたものを示
している。この位Uにグー1〜102を設けて射出成型
した場合、溶融樹脂の流動方向は矢印102bのように
なり、その流動が自然で美しく、成型されたパヂ〉・コ
疹前枠の表面がむらなく仕上がるという利点がある。
次に、第15A図および第158図を参照して、この発
明を実現するための他の【l漬方法を説明する。
芽115A図J3よび第15B回は、上述とは別の射出
成型装置91が示されている。この射出成型装置91の
特徴は、金型100として、たとえば5つの金型100
aないし100Cを設けたことである。ぞして、これら
金型100a〜100eは、5つのステーション110
a〜1106上を順次移動する。すなわ、5つのステー
ション1108〜110eは円形状に配置されており、
各ステーション上を金型1ooa〜100eが順次回転
移動しでいくようにされている。この射出成型装置91
を用いれば、遊技機枠の製造は、次のように行なうこと
ができる。
たとえば、ステーション110a上1こある金型100
aに、溶践樹脂が充填されるとする。金型100aへの
充填が終了すると、金型100aは、ステーション11
0aから110bへと移#Jブる。
それに伴ない、ステーション110b上にあった金型1
00bはステーション110cに、ステーション110
C上にあった金型100cはステーション110dとい
うように順次ステーション上を移動する。そして、ステ
ーション110a上には次に金型100eが来る。応じ
て、金型100eに前述と同様の工程によって溶融樹脂
が元服されることになる。
このようにして、各金型100a〜100eは、ステー
ション110aにおいで、イのキャビティ内に溶融樹脂
が充填された炭、ストジョン11ob〜110eへと順
次移動していく。このとき、各金型はたとえば外部から
冷却水がかけられて冷却される。そし−C1金型がステ
ーション110eに達したときには、中の溶融樹脂が固
化して、パチンコ機前枠が完成しているJ:うにされて
いる。
よって、ステーション1′lOeに金型が達したとき、
固化したパチンコ機前枠を取出し、金型がステーション
110aに移ったときにすぐ充填できるようになる。そ
れゆえ、この方法によれば製品の製迄効亭が向上する。
なお、金型100は、たとえば同一のパチンコ機前枠を
形成するための同一の金型を複数用いてもよいし、異な
る前枠を形成するための金型を混ぜて用いてもよい。こ
のように、金型の種類を変えることにより、同一の射出
成型機械から異なる種類のパチンコ機前枠をrEi造す
ることができる。
さらにまた、ステーションの配置は円形に限定されるこ
とはなく、所定の閉曲線上を移動するような配置とずれ
ばよい。
発明の効果 以上のように、この発明は、合成樹脂の一体成型により
パチンコ機の前枠を成型するため、その製造工程が宕易
になり、また寸法精度の向上した同一の前枠を大量にか
つ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の対象であるバブユ・コ四の外観斜
視図である。 第2図は、この発明の一実11例の外観斜視図である。 第3図は、第2凶に示す前枠の線■−■に沿った断面図
である。 第4図および第5図は、この発明の他の実施例を示す斜
視図であり、第4図は表面側斜視図、第5図は裏面側斜
視図を示す。 第6図は、第4図および第5図に示す前枠に、ガラス扉
枠32.金枠31.打球供給皿38.前面板36.fl
ij板39.玉受皿33t3よび操作ハンドル34等を
取付ける様子を描いた分解図である。 第7日は、84図および第5図に示す実施例を裏面から
見た斜視図である。この第1図に(よ、槻m板70が1
lil閉する状態が示され−(いる。 第8図は、この発明のさらに他の実施例を示す斜視図で
ある。 第9図は、この発明の一実施(胃を製造するだめの射出
成型装置の外!11斜視図Cある。 110.11および第108図は、績9図に示ず射出成
型駄Uの動ず・「および成型1稈を説明するために描い
た図解日である。 第11A図ないし袷11c図は、2チヤンネルノズルに
よる板面ス千ン層LIjよσ内部光泡關を成型する工程
を説明Tるための図である。 第12図は、3ヂ11ンネルノズルによる射出成型を説
明するだめの図でd5る。 第13図tよ、割出成型によって成型された合成樹脂の
部分断面図である。 第’+4A図心よび第1481は、この製造に用いる金
型のキトビテイ慨略形状と、ゲートの位置を説明するた
めの図である。 第15A図および第15B図は、他の射出成型装置の概
略平面図および側面図である。 図において、1はパチンコ機、3.3′はパチンコ機前
枠、A、3Aは表面スキン層、B、3Bは内部発泡府、
301は窓孔、302(よ溝部、303は玉受皿111
80.304は操作ハンドル用貫通孔、306は熱硬化
性樹脂板、320はyIi挟盤取角、′f5林を示す。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第10A図 第10B図 あ11△図 第11β図 第11C口 昆12図 第13図 第14A図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) はぼ中央部に窓孔が設けられた額縁状のパチン
    コ機の前枠を、合成樹脂の一体成型により成型したこと
    を特徴とする、パチンコ機の前枠。
  2. (2) 前記合成樹脂は、表面スキン層と内部発泡層の
    3層構造であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のパチンコ機の前枠。
  3. (3) 前記窓孔周縁部に金枠保持用の溝部を形成し、
    前記前枠下方部には、操作ハンドル取付用貢通孔および
    玉受皿連絡口を形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載のパチンコ機の前枠。
  4. (4) 前記前枠の裏面側に、遊技盤取付部材を一体的
    に成型したことを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれかに記載のパチンコ機の前枠。
  5. (5) 前記遊技盤取付部材は、少なくとも賞品球連絡
    口が形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    4項記載のパチンコ機の前枠。
  6. (6) 前記前枠の前面下方部に、玉受皿または打球供
    給皿のすくなくとも1つを一体的に成型したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに
    記載のパチンコ機の前枠。
  7. (7) 前記前枠の前面の少なくとも一部に、熱硬化性
    の樹脂板を接合したことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項ないし第4項および第6項のいずれかに記載のパチ
    ンコ機の前枠。
  8. (8) 前記前枠の前面の少なくとも一部に、彫刻を施
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4
    項および第6項のいずれかに記載のパチンコ機の前枠。
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