JPH04348777A - 遊技機の枠体およびその成形方法 - Google Patents

遊技機の枠体およびその成形方法

Info

Publication number
JPH04348777A
JPH04348777A JP3121485A JP12148591A JPH04348777A JP H04348777 A JPH04348777 A JP H04348777A JP 3121485 A JP3121485 A JP 3121485A JP 12148591 A JP12148591 A JP 12148591A JP H04348777 A JPH04348777 A JP H04348777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
foaming
layer
frame
injection molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3121485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2939000B2 (ja
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=14812330&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH04348777(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP3121485A priority Critical patent/JP2939000B2/ja
Publication of JPH04348777A publication Critical patent/JPH04348777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2939000B2 publication Critical patent/JP2939000B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機やコイ
ン遊技機あるいはスロットマシン等で代表される遊技機
の機体を構成する合成樹脂製の枠体およびその成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性合成樹脂を射出成形する
場合には、成型品の肉厚が4mmを越えると、通常の成
形方法では、図16に示すように、射出成型器内部で先
ず表面層17が固化し、次に内部層19の樹脂の固化す
るときの収縮により、ひけh等の表面欠陥が生ずる不都
合がある。そこで、発泡性のある熱可塑性樹脂を射出成
形器内に射出し、射出成形器内の樹脂の固化の際の体積
収縮を樹脂の内部発泡により吸収させて前述した不都合
を防止せんとする方法がある。しかし、この方法の場合
には、金型キャビティ等の射出成形器内において樹脂が
発泡しつつ射出成形器内表面を流れるので、気泡が射出
成形器内表面に押付けられ、潰れていわゆるスワールマ
ーク等の模様が生じ、成型品表面がでこぼこしたものと
なってしまう欠点が生ずる。
【0003】このスワールマーク等に起因した成型品表
面の凸凹を解決する方法として、たとえば特開昭60−
5182号公報に記載のものがあった、この従来の成形
方法は、サンドイッチ成型法と呼ばれるものであり、2
つのシリンダを用い、まず一方のシリンダから射出成形
器内に非発泡性樹脂を射出し、その後他方のシリンダか
らその非発泡性樹脂の内部に発泡性樹脂を圧入して射出
し、表面に非発泡樹脂層を形成するとともにその内部に
発泡層を形成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このサンドイ
ッチ成形法の場合には、発泡性樹脂の射出時に射出成形
器内部での樹脂の層流性が崩れて乱流が発生し、非発泡
性樹脂とその内部の発泡性樹脂とが混ざり合って発泡性
樹脂と射出成形器内面とが接触して前述したいわゆるス
ワールマークが発生するおそれがあった。特に、遊技機
の枠体が複雑な形状になればなるほど前述した射出成形
器内での樹脂の乱流が発生する可能性が高まるのであり
、このサンドイッチ成型法を採用する限り、スワールマ
ークの欠点を防止するためには遊技機の枠体の形状を単
純なものにせざるを得ないという欠点があった。
【0005】本発明はかかる実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、スワールマーク等の成形枠体表
面の凹凸を防止して滑らかな表面を得ることができなが
らも、複雑な形状の遊技機枠体を成形できるようにする
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る遊技機の枠体は、遊技機の機体を構成する合成樹
脂製の枠体が、該枠体の表面層を形成する表面スキン層
とその内部の発泡層とを含み、前記表面スキン層は、発
泡性を有する熱可塑性樹脂を加圧下で射出成形器内に射
出して射出成形器内の圧力によって発泡が抑えられた状
態で樹脂表面が冷却されて固化した発泡抑制樹脂層を含
み、前記内部の発泡層は、前記表面スキン層の内部がま
だ固化していない状態で内部圧力の低下により発泡を生
じさせた発泡樹脂層を含むことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、遊技機の機体
を構成する合成樹脂製の枠体の成形方法であって、発泡
性を有する熱可塑性樹脂を加圧下で射出成形器内に射出
する第1の工程と、前記射出成形器内の圧力によって発
泡が抑えられた状態で樹脂の表面のみが冷却されて固化
して枠体の表面スキン層を形成する第2の工程と、前記
表面スキン層の内部がまだ固化していない状態で内部圧
力の低下により前記表面スキン層内部の樹脂が発泡して
内部発泡層が形成される第3の工程とを含むことを特徴
とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、枠体が、そ
の枠体の表面層を形成する表面スキン層とその内部の発
泡層とを含んでいる。表面スキン層は、発泡性を有する
熱可塑性樹脂を加圧下で射出成形器内に射出して射出成
形器内の圧力によって発泡が抑えられた状態で樹脂表面
が冷却されて固化した発泡抑制樹脂層を含んでいる。ゆ
えに、射出成形器内面に接触する樹脂部分は発泡が抑制
されているために、樹脂の発泡に伴う気泡が射出成形器
内面と接触して潰れてできるスワールマーク等の不都合
が生じない。また、前記表面スキン層の内部に発泡層を
形成する方法として、表面スキン層の内部がまだ固化し
ていない状態で内部圧力の低下により発泡を生じさせる
ようにしているために、前述したサンドイッチ成型法の
ように発泡樹脂層を無理に圧入して射出して射出成形器
内で樹脂を無理に流動させる必要がなく、表面スキン層
の内部に無理なく発泡層が形成された枠体となる。
【0009】請求項2に記載の本発明によれば、第1の
工程により、発泡性を有する熱可塑性樹脂が加圧下で射
出成形器内に射出され、第2の工程により、射出成形器
内に射出された樹脂がその射出成形器内の圧力によって
発泡が抑えられ、その樹脂の表面のみが冷却されて固化
して枠体の表面スキン層が形成される。次に第3の工程
により、前記表面スキン層の内部がまだ固化していない
状態で内部圧力の低下により前記表面スキン層内部の樹
脂が発泡して内部発泡層が形成される。
【0010】つまり、第2の工程により、発泡が抑制さ
れた樹脂が射出成形器内面と接触する状態となるために
、樹脂の発泡に伴う気泡が射出成形器内面と接触して潰
れてできるスワールマーク等の発生の不都合が防止でき
るとともに、その表面スキン層内部に発泡層を形成する
方法として、内部圧力の低下により発泡性の樹脂の発泡
が許容されて表面スキン層の内部が自然に無理なく発泡
し、前述したサンドイッチ成型法のような発泡性樹脂を
圧入して射出成形器内で樹脂を強制的に流動させる必要
がない。
【0011】
【発明の実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
【0012】図1ないし図4は、本発明における遊技機
の枠体成形方法の一例であるカウンタプレッシャー法の
手順を説明するための工程図である。射出成形器を構成
する金型1は、第1の分割体(雌型)2と第2の分割体
3と第3の分割体(雄型)4を含む分割体どうしの組合
わせで構成されている。第1の分割体2と第3の分割体
4との間には、ノズル5から射出された樹脂が流れ込む
空間であるキャビティ6が形成されている。この金型1
は、密封構造になっており、この金型1のキャビティ6
内に空気等からなるガスを圧入するためのコンプレッサ
ー7が設けられている。図中8はリリーフ弁であり、こ
のコンプレッサ7とリリーフ弁8とにより、キャビティ
6内の圧力が10〜15kg/cm2 となるように調
整される。
【0013】使用される合成樹脂材料は、ABS樹脂ま
たはポリスチレンに発泡剤を混入させたものが望ましい
。これらの樹脂は、他の合成樹脂に比べて発泡状態がよ
く、気泡が細かく均一であるという利点を有するからで
ある。一方、発泡剤としては、発生ガスがN2 となる
ような有機発泡剤が主として使用される。また、重炭酸
ソーダや炭酸アンモニウム等の無機発泡剤を使用しても
よい。このような無機発泡剤を使用した場合は、その分
解温度が低く、緩やかなガス発生が行なわれ、内部発泡
層の発泡率が比較的低い製品ができる。
【0014】このような合成樹脂材料をまず加熱して溶
融させ、その溶融された合成樹脂材料に対し前述した発
泡剤を混入し、その発泡剤が混入された合成樹脂材料を
直ちに所定のアキュムレータに蓄積させる。アキュムレ
ータ内では、溶融樹脂が固化しないように加熱されてい
るとともに、内部に蓄積されている樹脂が発泡しないよ
うに加圧されている。
【0015】次に、図2に示すように、コンプレッサー
7を作動させてキャビティ6内の圧力を10〜15kg
/cm2 程度に加圧した状態で、前記アキュムレータ
内の樹脂をノズル5からキャビティ6内に射出させる。 この状態では、キャビティ6内が加圧されているために
、キャビティ6内に注入された樹脂9は発泡が抑えられ
た状態でキャビティ6内全体に充填される。このキャビ
ティ6内の加圧は樹脂の充填完了直前まで続行される。 このキャビティ6内に樹脂9を充填させる工程により、
発泡性を有する熱可塑性樹脂を加圧下で射出成形器内に
射出する第1の工程が構成されている。
【0016】次に図3に示すように、キャビティ6内の
樹脂の発泡が抑えられた状態でその樹脂の表面のみが冷
却されて固化して発泡抑制樹脂層が形成される。この発
泡抑制樹脂層により成型品の表面スキン層が構成される
のであり、射出成形器内の圧力によって発泡が抑えられ
た状態で樹脂の表面のみが冷却されて固化して枠体の表
面スキン層を形成する第2の工程が構成されている。
【0017】次に、表面スキン層が形成された後に、さ
らに冷却が進むことにより、表面スキン層内部の溶融樹
脂が固化し始める。樹脂の固化に際してはその体積が収
縮するために、表面スキン層内部の圧力が低下すること
になる。その結果、表面スキン層内部の溶融樹脂が発泡
を開始することになり、発泡しながら冷却されて固化し
、表面スキン層内部に内部発泡層が形成される。この内
部発泡層の形成が第3の工程となる。この成型品の発泡
倍率は1.05以下に設定している。その結果、樹脂の
選択が自由となるとともに、発泡圧力を低く設定できる
ので、二次発泡のおそれがなく冷却時間を短くできる利
点がある。なお、本実施例において、冷却時間は約60
秒程度である。
【0018】次に、図4に示すように、冷却が完了した
段階で第1の分割体2と第3の分割体4とを引離して成
型品10を取出す。
【0019】図5ないし図8は、本発明の枠体成形方法
の他の例を示したものであり、枠体の成形の手順を示し
た工程図である。
【0020】図5を参照して、射出成形器を構成する金
型1は、第1の分割体(雌型)12と、第2の分割体1
3と、第3の分割体(雄型)14とが組合わされて構成
されている。第1の分割体12と第3の分割体14との
間には、ノズル5から射出された樹脂が流れ込む空間で
あるキャビテイ6が形成されている。この金型1は密封
構造となっており、キャビティ6内にコンプレッサー7
から空気等のガスが圧入され、コンプレッサー7とリリ
ーフ弁8とによりキャビティ6内の圧力を10〜15k
g/cm2 程度の所望の圧力に加圧できるように構成
されている。第3の分割体14には、圧縮スプリング1
6とピストン15とが設けられており、圧縮スプリング
16により第2の分割体13を図5における図示右方向
に押圧するとともに、ピストン15の先端が第2の分割
体13に連結された状態となっている。さらに、第2の
分割体13には油圧シリンダ11が連結されており、こ
の油圧シリンダ11を駆動させて第2の分割体13と第
1の分割体12とを一体的に図7に示すように図示右方
向に移動させる。その移動量は、ピストン15が伸縮移
動できるわずかなものに規制されている。
【0021】このような構成からなる射出成形器におい
て、まず前述と同様に溶融された発泡樹脂製の樹脂のノ
ズル5からキャビティ6内に射出する。その状態では、
コンプレッサー7とリリーフ弁8とにより、キャビティ
6内の圧力が前述した所望の圧力になるように加圧され
ているために、キャビティ6内に射出された溶融樹脂は
発泡が抑えられた状態でキャビティ6内に充填する。こ
のキャビティ6内に樹脂を充填する工程により、発泡性
を有する熱可塑性樹脂を加圧下で射出成形器内に射出す
る第1の工程が構成されている。
【0022】次に、図6に示すように、キャビティ6内
に樹脂が充填したときにコンプレッサー7の作動を停止
させてキャビティ6内を気密状態に保つ。その状態で、
キャビティ6内の樹脂9の表面が発泡が抑制された状態
で冷却されて固化する。その結果、樹脂9の表面に、発
泡が抑制された状態で固化した発泡抑制樹脂層からなる
表面スキン層が形成される。この表面スキン層を形成す
る工程により第2の工程が構成される。
【0023】次に、表面スキン層が形成された後におい
てその表面スキン層内部の溶融樹脂が冷却の進行に伴っ
て固化するのであり、その際に、樹脂の固化に際しての
体積収縮に伴って前記表面スキン層内部の圧力が低下す
ることになる。さらに、その段階において、図7に示す
ように、油圧シリンダ11を作動させて第3の分割体1
4から第1の分割体12をわずかだけ引離してキャビテ
ィ6内の容積を拡大させる。すると、体積収縮とキャビ
ティ6内の容積の拡大との両方により、前記表面スキン
層内部の溶融樹脂の圧力が大幅に低下することになり、
それに伴って表面スキン層内部の溶融樹脂が発泡しなが
ら冷却して固化し、内部発泡層が形成される。この内部
発泡樹脂層を形成する工程は第3の工程となる。
【0024】次に、樹脂の冷却が終了した段階で図8に
示すように油圧シリンダ11を作動させて第1の分割体
12と第3の分割体14とを引離して成型品を取出す。
【0025】この図5ないし図8で示した金型拡大方式
の場合には、前述した図1ないし図4に示したカウンタ
プレッシャー法と比べて、発泡倍率が1〜3倍というよ
うに広い範囲に設定でき、しかも成型品の肉厚変化の許
容度が高いという利点がある。また、表面層の形成後金
型を拡大して発泡させるため、二次発泡が起こりにくく
、冷却時間を短縮できる。さらに、金型の拡大量を調整
すること等により、表面スキン層が均一でなおかつその
表面スキン層の肉厚のコントロールが可能となる。さら
に、内部の発泡層の発泡セルが非常に均一にできるとい
う利点もある。
【0026】図9は、図1ないし図4または図5ないし
図8に示した射出成形方法によって成形された成型品の
断面図を示したものである。図中、20a,20bは前
述した発泡抑制樹脂層からなる表面スキン層であり、2
1は前述した発泡樹脂層からなる内部の発泡層である。
【0027】図10は、遊技機の一例のパチンコ遊技機
101の外観斜視図である。図において、パチンコ遊技
機101は、外枠102と前枠103とを含む。外枠1
02は長板135を介して前枠103を保持する。それ
ゆえ前枠103は、正面から見てその左上下に取付けた
丁番135を中心に、外枠102に対して回動(開閉)
可能である。
【0028】なお、図10において、131は金枠、1
32はガラス扉枠、133は玉受皿、134は操作ハン
ドル、136は前面板、137は賞品球払出口、138
は打球供給皿であり、すべて前枠103に取付けられて
いる。
【0029】図11は、図1ないし図8に示した射出成
形方法によって成形された合成樹脂製の枠体の一例の前
枠103の前面側の斜視図である。図12は前枠103
の後面側の斜視図である。図11、図12を参照してパ
チンコ遊技機101の前枠103は、ほぼ中央部に窓穴
301が形成された額縁状の形状をしている。窓穴30
1の周縁部で、前枠103の前面側には、溝部302が
形成されている。この溝部302に、前述したガラス扉
枠132が嵌め込まれる。さらに、前枠103の下方部
には、操作ハンドル取付用の貫通孔304および玉受皿
連絡口303が形成されている。さらに、飾り台や玉受
皿等の各種部品が取付けられるための小穴305が必要
に応じて形成されている。さらに、図中320は遊技盤
を取付けるための遊技盤取付部材であり、前枠103に
一体成型されている。また遊技盤取付部材320の表面
側320Aには、図示しない打球発射レールが取付けら
れる。また、前枠103の操作ハンドル用貫通穴304
に関連して打球ハンマーが取付けられる。打球ハンマー
で打たれたパチンコ玉は、遊技盤取付部材320の表面
側320Aに設けられた打球発射レールに沿って遊技盤
面に導かれる。遊技盤取付部材320をも含めて前枠1
03を一体成形しているために、この前枠103に取付
けるべき打球ハンマーと遊技盤取付部材320に取付け
るべき打球発射レールとの位置関係が正確になり、パチ
ンコ玉の動きもスムーズになるという利点がある。なお
図中321は賞品球連絡口である。
【0030】図13は、合成樹脂製の枠体の他の例であ
る。パチンコ遊技機の外枠102の斜視図である。正面
から見て、外枠102の左上部には、前枠103に取付
けられた丁番135(図10参照)を支えるための支持
金具(図示せず)を取付けるためにその肉厚が薄い部分
121が形成されている。また、右側の内側前面には、
溝部122が形成されている。これは、前枠103の施
錠機構を設けるためのものである。
【0031】また、外枠102の下部前面123には、
熱硬化性の樹脂板、たとえばメラミンで形成された薄板
124を接合することが望ましい。このように、外枠1
02に前枠103等が嵌め込まれ、パチンコ遊技機とな
ったときに外枠102の外部から簡単に触れることので
きる面123に熱硬化性の樹脂板124を接合しておけ
ば、たとえば遊技者が誤ってたばこの火などをこの外枠
前面に接触した場合に、外枠102が当該火等の熱によ
って変色や変形を生じることを防止でき、美しい外観を
維持することができる。なお、熱硬化性の樹脂板124
に代えて、たとえばアルミ板をここに接合してもよいし
、ウルトラバイオレットによる表面処理を施してもよい
。外枠前面123と熱硬化性樹脂板124またはアルミ
板との接合は、接着剤や止めねじ等によって簡単に行な
うことができる。なお接着剤で接合する場合には、外枠
102の前面123を加熱した後接着剤を塗布し、熱硬
化性樹脂板124等を接合することが好ましい。加熱に
より前面123と接合板124との接合力の強化が図れ
るからである。
【0032】本実施例では、遊技機の機体を構成する枠
体として、パチンコ遊技機の前枠と外枠を示したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、スロットマシン
等の遊技機の機体を構成する枠体であってもよい。
【0033】図14は、玉箱23を示す正面図である。 玉箱23は、パチンコ遊技機で遊技をした結果獲得した
賞品玉を貯留するものである。この玉箱23は、合成樹
脂で構成されており、図15で示すような横断面を有す
る。図15における24は玉箱23の底板部であり、図
示するように上方に突出したアーチ型の形状に構成され
ている。このようにアーチ型の形状に構成されているた
めに、玉箱23内に多くのパチンコ玉が貯留されてその
荷重が底板部24に加わったとしても、アーチ型である
ために上方からの荷重に強く、貯留されているパチンコ
玉の荷重によって底板部24が変形してしまう不都合を
極力防止できる利点がある。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明は、枠体の表面
が発泡合成樹脂層からなる表面スキン層で形成され、ス
ワールマーク等の成形枠体表面の凹凸が極力防止されて
滑らかな表面となるとともに、表面スキン層内部の発泡
層が、表面スキン層内部の圧力の低下により内部溶融樹
脂が自然に発泡して無理なく形成された発泡樹脂層によ
って構成されているために、表面スキン層の内部に良好
に発泡層が形成された複雑な形状の枠体を提供し得るに
至った。
【0035】請求項2に記載の本発明は、第2の工程に
より発泡が抑えられた状態で樹脂の表面のみが冷却され
て固化した表面スキン層が形成されるのであり、この表
面スキン層が樹脂の発泡が抑制された状態で固化してい
るために、発泡による気泡が射出成形器内面に押付けら
れて潰れて生ずるスワールマーク等の成形体表面の凹凸
を防止でき、滑らかな表面の枠体を成形することができ
る。さらに、第3の工程により、表面スキン層内部の圧
力の低下により表面スキン層内部の溶融樹脂が発泡しな
がら冷却して固化することにより内部発泡層が形成され
るのであり、樹脂を無理に流動させることなく圧力の低
下によって自然に内部樹脂が発泡する方法を採用してい
るために、複雑な形状の枠体であっても無理なく内部に
発泡層を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の枠体成形方法の一例を示す工程図であ
る。
【図2】遊技機の枠体成形方法の一例を示す工程図であ
る。
【図3】遊技機の枠体成形方法の一例を示す工程図であ
る。
【図4】遊技機の枠体成形方法の一例を示す工程図であ
る。
【図5】遊技機の枠体成形方法の他の例を示す工程図で
ある。
【図6】遊技機の枠体成形方法の他の例を示す工程図で
ある。
【図7】遊技機の枠体成形方法の他の例を示す工程図で
ある。
【図8】遊技機の枠体成形方法の他の例を示す工程図で
ある。
【図9】本発明に係る遊技機の枠体成形方法によって成
形された成型品である枠体の断面を示す断面図である。
【図10】遊技機の一例のパチンコ遊技機を示す斜視図
である。
【図11】本発明に係る遊技機の枠体の一例である前枠
の前面側を示す斜視図である。
【図12】前枠の後面側を示す斜視図である。
【図13】本発明に係る遊技機の枠体の他の例の外枠を
示す斜視図である。
【図14】玉箱の正面図である。
【図15】玉箱の横断面図である。
【図16】従来例における枠体成形方法を示す作用説明
図である。
【符号の説明】 1は金型、2,12は第1の分割体、3,13は第2の
分割体、4,14は第3の分割体、6はキャビティ、9
は樹脂、20a,20bは表面スキン層、21は発泡層
、103は前枠、102は外枠である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  遊技機の機体を構成する合成樹脂製の
    枠体が、該枠体の表面層を形成する表面スキン層とその
    内部の発泡層とを含み、前記表面スキン層は、発泡性を
    有する熱可塑性樹脂を加圧下で射出成形器内に射出して
    射出成形器内の圧力によって発泡が抑えられた状態で樹
    脂表面が冷却されて固化した発泡抑制樹脂層を含み、前
    記内部の発泡層は、前記表面スキン層の内部がまだ固化
    していない状態で内部圧力の低下により発泡を生じさせ
    た発泡樹脂層を含む、遊技機の枠体。
  2. 【請求項2】  遊技機の機体を構成する合成樹脂製の
    枠体の成形方法であって、発泡性を有する熱可塑性樹脂
    を加圧下で射出成形器内に射出する第1の工程と、前記
    射出成形器内の圧力によって発泡が抑えられた状態で樹
    脂の表面のみが冷却されて固化して枠体の表面スキン層
    を形成する第2の工程と、前記表面スキン層の内部がま
    だ固化していない状態で内部圧力の低下により前記表面
    スキン層内部の樹脂が発泡して内部発泡層が形成される
    第3の工程とを含む、遊技機の枠体成形方法。
JP3121485A 1991-05-27 1991-05-27 遊技機の枠体およびその成形方法 Expired - Lifetime JP2939000B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3121485A JP2939000B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 遊技機の枠体およびその成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3121485A JP2939000B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 遊技機の枠体およびその成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04348777A true JPH04348777A (ja) 1992-12-03
JP2939000B2 JP2939000B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=14812330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3121485A Expired - Lifetime JP2939000B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 遊技機の枠体およびその成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2939000B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985773A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Kyowa Kogyo Kk 型枠材とその射出成形方法及び金型
EP0825010A2 (en) * 1996-08-20 1998-02-25 Sumitomo Chemical Company, Limited A fiber-reinforced article and a method for producing the same
JP2002052211A (ja) * 2000-08-08 2002-02-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010035903A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Techno Polymer Co Ltd 樹脂製機枠部材及びその製造方法
JP2010194374A (ja) * 2010-06-18 2010-09-09 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012096062A (ja) * 2012-01-13 2012-05-24 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0985773A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Kyowa Kogyo Kk 型枠材とその射出成形方法及び金型
EP0825010A2 (en) * 1996-08-20 1998-02-25 Sumitomo Chemical Company, Limited A fiber-reinforced article and a method for producing the same
EP0825010A3 (en) * 1996-08-20 1999-06-16 Sumitomo Chemical Company, Limited A fiber-reinforced article and a method for producing the same
JP2002052211A (ja) * 2000-08-08 2002-02-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010035903A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Techno Polymer Co Ltd 樹脂製機枠部材及びその製造方法
JP2010194374A (ja) * 2010-06-18 2010-09-09 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012096062A (ja) * 2012-01-13 2012-05-24 Sanyo Product Co Ltd 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2939000B2 (ja) 1999-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03254919A (ja) エアバッグのモジュールカバーの製造方法
CN107310086B (zh) 发泡树脂成型体的成型方法、成型模具以及发泡树脂成型体
JPS6169421A (ja) 発泡成形体の成形方法
JPH04348777A (ja) 遊技機の枠体およびその成形方法
JPH0347111B2 (ja)
JPH0347112B2 (ja)
JP5376319B2 (ja) 積層射出成形用金型及び積層射出成形方法
JPH0217335B2 (ja)
JP3524966B2 (ja) 樹脂成形用金型装置
JP4033323B2 (ja) 表皮材積層発泡樹脂成形品の製造方法
JP2022035452A (ja) 乗物用内装材の製造方法
JPH0354896Y2 (ja)
JPH0313964B2 (ja)
JPH06344381A (ja) 遊技機の前面枠及びその成形方法
JPH035190B2 (ja)
JP2009095982A (ja) 発泡樹脂成形品の成形方法及び成形装置
JP2000343554A (ja) 射出発泡成形体及び射出発泡成形体によるスピーカ振動板
JPH0232971B2 (ja)
JPH055517B2 (ja)
JP3548243B2 (ja) 複合型熱可塑性樹脂成形品及び複合型熱可塑性樹脂成形品の製造方法
JP4120088B2 (ja) Rimポリウレタン成形方法及びポリウレタン成形品
EP0884156A1 (en) Process for producing thermoplastic resin hollow molded articles
JPH03295572A (ja) ドライバーヘッドの成形法
JPH02286214A (ja) 中空発泡製品の製造方法
JP2004025696A (ja) 発泡成形品の射出成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990601