JP2002119659A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002119659A
JP2002119659A JP2000314782A JP2000314782A JP2002119659A JP 2002119659 A JP2002119659 A JP 2002119659A JP 2000314782 A JP2000314782 A JP 2000314782A JP 2000314782 A JP2000314782 A JP 2000314782A JP 2002119659 A JP2002119659 A JP 2002119659A
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Japan
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game
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JP2000314782A
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English (en)
Inventor
Keiji Tsukahara
啓二 塚原
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来リサイクル不可能であった大型部品をリ
サイクル可能とした地球環境に優しい遊技機を提供す
る。 【解決手段】 外枠1と、該外枠1に着脱自在に枢着さ
れる前枠2と、該前枠2に着脱自在に装着される遊技盤
7とを備え、外枠1、前枠2、遊技盤7の少なくとも一
つにおける少なくとも一部を、木材と石油系樹脂との混
合材料により形成する。これにより、使用後の外枠1、
前枠2、遊技盤7を溶融させ、再度成形することによ
り、例えば新しい弾球遊技機の外枠1、前枠2、遊技盤
7として再生することが可能であり、弾球遊技機の製造
における木材の使用量を大幅に削減することができ、森
林資源の保護、ひいては地球環境の保護に貢献できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機、回胴式遊技機等の遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機などの弾
球遊技機は、矩形状の外枠と、この外枠の前側に開閉自
在に枢着された前枠とを備えている。前枠には、各種入
賞手段や表示手段等が取り付けられた遊技盤が裏面側か
ら着脱自在に装着され、更にその遊技盤を前枠に固定す
る裏機構板が開閉自在に枢着されている。
【0003】また、このような従来の弾球遊技機のほと
んどの構成部品は、木材、金属、或いはプラスチック等
を材料として形成されている。特に、大型部品である外
枠、前枠、遊技盤については、木材、例えば複数枚の薄
板を層状に貼り合わせた合板などが主に用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】木材の場合、例えば古
くなったものを加工して同じものを再形成することが困
難であるため、大型部品である外枠、前枠、遊技盤に木
材が用いられている従来の弾球遊技機では、例えば老朽
化や故障等によってその役目を終えても、リサイクルで
きるのは金属やプラスチック等で形成された僅かな小型
部品に限られていた。即ち、新しい弾球遊技機を製造す
る際には、常に大量の新しい木材が必要となる。これ
は、近年叫ばれている地球環境保護の流れに逆行するも
のであり、改善が望まれていた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、従来リサイクル不可能
であった大型部品をリサイクル可能とした、地球環境に
優しい遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、外枠1と、該外枠1に着脱自在に枢着され
る前枠2と、該前枠2に着脱自在に装着される遊技盤7
とを備えた遊技機において、上記外枠1、前枠2、遊技
盤7の少なくとも一つにおける少なくとも一部が、木材
と石油系樹脂との混合材料により形成されている。
【0007】また、遊技媒体払出し手段91、図柄表示
手段90、及び遊技制御手段92が内包される遊技機本
体81と、該遊技機本体81の前面側に装着され、遊技
操作をするための遊技操作手段88,89が設けられた
遊技機前面板82とを有する遊技機において、上記遊技
機本体81の少なくとも一部が、木材と石油系樹脂との
混合材料により形成されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
に係る弾球遊技機をパチンコ機として具現化した実施形
態について説明する。図1〜図6は本発明の第1の実施
形態を例示している。図1及び図2において、1は矩形
状の外枠、2は前枠で、この前枠2は外枠1の前側に上
下一対のヒンジ(枢着部に相当)3,3によって開閉自
在に枢着され、且つ略中央部分に窓孔4が形成されてい
る。5はガラス扉、6は前面板で、これらは前枠2の窓
孔4内に上下に配置され、且つ開閉自在に枢着されてい
る。7は遊技盤(図2では省略)で、ガラス扉5に対応
して前枠2の裏側から着脱自在に装着されている。
【0009】前面板6には、発射用の遊技球を貯留する
上皿19が装着されており、前枠2の下部には、余剰球
を貯留する下皿20と発射手段21の発射ハンドル22
とが各々設けられている。発射手段21は、発射ハンド
ル22と発射モータ23と打撃槌24とを備えており、
発射ハンドル22を操作することによって発射モータ2
3による打撃槌24の駆動が開始され、上皿19から1
個ずつ供給される遊技球が、打撃槌24の打撃により、
遊技盤7に取り付けられているガイドレール9に沿って
間欠的に発射されるようになっている。また、発射手段
21を構成する発射ハンドル22、発射モータ23、打
撃槌24等は、例えば金属製の取付板21aを介して前
枠2に取り付けられている。
【0010】前枠2の裏側には、窓孔4の左右及び上方
を取り囲む門型状の遊技盤装着枠26が着脱自在に装着
されており、更に窓孔4の下部には、遊技盤装着枠26
の下側に隣接して遊技盤支承板27が着脱自在に装着さ
れている。遊技盤装着枠26及び遊技盤支承板27は、
例えば金属板を板金処理(プレス成形)することによ
り、又は鋳造により形成されている。遊技盤支承板27
には、遊技盤7の下方を支持する支持枠部28が一体的
に形成されており、更に遊技球を上皿19に案内する上
皿通路29、遊技球を下皿20に案内する下皿通路3
0、発射手段21から発射された遊技球をガイドレール
9に案内する発射レール(図示省略)、効果音等を出力
するスピーカSP等が、着脱可能或いは一体的に取り付
けられている。遊技盤7は、遊技盤装着枠26と遊技盤
支承板27の支持枠部28とにより形成される矩形状の
遊技盤収納保持部分8内に、裏側から着脱自在に装着さ
れる。尚、遊技盤装着枠26と遊技盤支承板27とは、
例えば金属により一体的に形成することも可能である。
更には、遊技盤装着枠26と遊技盤支承板27と発射手
段21の取付板21aとを金属により一体的に形成する
ことも可能である。
【0011】遊技盤7には、遊技球を案内するガイドレ
ール9がほぼ環状に装着されると共に、そのガイドレー
ル9の内側の遊技領域10には、液晶表示手段11、可
変式入賞手段12、大入賞手段13、普通入賞手段1
4,15,16、通過ゲート17、ランプ等の各種遊技
部品、アウト口18等が配置されている。遊技盤7に
は、図5に示すように、遊技盤支承板27の上皿通路2
9に対応する下端部に切欠部7aが形成され、また遊技
部品の取付位置に対応して取付孔31,31,…が形成
されている。各遊技部品は例えばこれら取付孔31に対
して着脱自在に装着される。
【0012】また、図5に示すように、遊技盤7の裏側
には、少なくとも各入賞手段12〜16等の裏側を覆う
裏カバー32が、例えば木ねじ等によって着脱自在に装
着されている。裏カバー32は、遊技部品等の裏側を保
護すると共に、各入賞手段12〜16に入賞して遊技盤
7の裏側に案内された遊技球、或いはアウト口18から
遊技盤7の裏側に案内された遊技球を、排出口32aを
介して遊技機外に案内する機能を有しており、例えば内
部が透視可能な透明なプラスチック等により形成されて
いる。
【0013】また、前枠2の裏側には、図2に示すよう
に、取り付け部8に嵌め込まれた遊技盤7を裏側から押
さえて固定する裏機構板25が、ヒンジ45,45によ
って開閉自在に枢着されている。この裏機構板25に
は、その略中央部分に開口部25aが形成されており、
更に裏面側には、賞球タンク46、払出し装置47、通
路ユニット48、上皿接続口48a等がそれぞれ着脱自
在に装着されている。島側の遊技球供給装置から賞球タ
ンク46に供給された遊技球は、図示しない払出し制御
手段の制御によって払出し装置47から払い出され、通
路ユニット48、上皿接続口48a、遊技盤支承板27
の上皿通路29を介して上皿19に排出される。また、
裏機構板25を閉じたとき、開口部25aには、遊技盤
7の裏側に取り付けられた裏カバー32が嵌合される。
尚、49は、裏機構板25を閉じた状態で前枠2に締結
する締結レバーである。
【0014】更に、前枠2のヒンジ3,3とは反対側の
端部には、その下端部近傍に発射手段21が着脱自在に
装着されており、更にその上方には、前枠2を外枠1に
対して閉じた状態で係止し、施錠する施錠手段50が着
脱自在に装着されている。発射手段21は、上述したよ
うに、取付板21aによって前枠2に対して着脱自在に
取り付けられており、発射モータ23、打撃槌24は、
取付板21aの裏面側に、発射ハンドル22は、前枠2
の前面側から取付孔65(図4参照)を介して取付板2
1aの前面側に、それぞれ取り付けられている。また、
施錠手段50は、外枠1側に取り付けられている係合部
材72,72にそれぞれ係合する係合爪50a,50a
と、係合爪50a,50aと係合部材72,72との係
合を解除するためのキーが挿入されるキーシリンダ50
bとを備えている。
【0015】図3は外枠1を示している。外枠1は、縦
枠部51,52、横枠部53,54、及び下枠部55よ
りなる枠体59を備えており、縦枠部52の内側には、
施錠手段50の係合爪50a,50aとそれぞれ係合す
る係合部材72,72が上下に取り付けられ、縦枠部5
1と横枠部53との結合部分には、ヒンジ3を支持する
外枠1側の上金具3aが取り付けられ、縦枠部51と下
枠部55との結合部分近傍には、ヒンジ3を支持する外
枠1側の下金具3bが取り付けられている。また、縦枠
部52の内面側には、施錠手段50との干渉を避けるた
めの切欠部56が形成され、横枠部53には、島側から
賞球タンク46に遊技球を供給するシュート(図示省
略)を通すための切欠部57が形成され、縦枠部51と
横枠部53との結合部分には、上金具3aを装着するた
めの切欠部58が形成されている。尚、外枠1の枠体5
9は、縦枠部51,52、横枠部53,54、下枠部5
5、及び切欠部56〜58を備えた状態で、木材と石油
系樹脂との混合材料を用いて、例えば射出成形により一
体成形されている。
【0016】図4は前枠2を示している。前枠2は、略
中央部分に窓孔4が形成された平板部61を備えてい
る。平板部61の左右方向一端側の上下端部には、ヒン
ジ3を支持する前枠2側の上金具3c及び下金具3d
(枢着部支持部分に相当)が着脱自在に取り付けられ、
更に裏面側には、窓孔4の左右及び上方を取り囲む位置
に遊技盤装着枠26が、遊技盤装着枠26の下方に隣接
する位置に遊技盤支承板27が、ヒンジ3とは反対側の
端部近傍に施錠手段50が、その下方に発射手段21の
取付板21aが、それぞれ着脱自在に取り付けられる。
また、平板部61には、上金具3c及び下金具3dの装
着位置に切欠部62,63が、施錠手段50の装着位置
の上下方向略中央部分にキーシリンダ50bを挿通させ
る取付孔64が、発射手段21の装着位置に発射ハンド
ル22等を挿通させる取付孔65が、遊技盤支承板27
の装着位置に下皿通路30を挿通させる取付孔66が、
それぞれ形成されている。尚、前枠2の平板部61は、
窓孔4、切欠部62,63、及び取付孔64〜66を備
えた状態で、木材と石油系樹脂との混合材料を用いて、
例えば射出成形により一体成形されている。また、遊技
盤装着枠26、遊技盤支承板27、発射手段21の取付
板21a等に用いられる金属としては、鉄、アルミニウ
ム、チタン、マグネシウム等、例えば原子番号26以前
のものを用いることが可能である。なお、平板部61の
主に裏面側に装着される遊技盤装着枠26、遊技盤支承
板27、施錠手段50、取付板21a等が前枠2の主要
構成部分の一例である。
【0017】図5は、液晶表示手段11,可変式入賞手
段12等の遊技部品を取り付けていない状態の遊技盤7
を示している。遊技盤7は、遊技部品の取付孔31と切
欠部7aとが形成された平板部71を備えている。平板
部71の裏面側には、遊技部品等を装着した状態でそれ
らの裏面側を覆う裏カバー32が着脱自在に装着され
る。尚、遊技盤7の平板部71は、取付孔31、切欠部
7aを備えた状態で、木材と石油系樹脂との混合材料を
用いて、例えば射出成形により一体成形されている。
【0018】外枠1,前枠2、遊技盤7には、木材とほ
ぼ同様の加工性を有する木材と石油系樹脂との混合材料
を使用する。従って、例えば遊技盤7に対する障害釘の
植設や裏カバー32等の木ねじによる取り付け、外枠
1,前枠2に対する金具等の木ねじによる取り付けなど
は、従来の木製のものと同様に行うことが可能である。
【0019】続いて、外枠1,前枠2、遊技盤7を木材
と石油系樹脂との混合材料を用いて製造する際の手順の
一例を、図6を参照しつつ説明する。まず、廃材などの
木材を、破砕機等を用いて細砕し、例えば細片若しくは
粉状にする(S1)。また、廃プラスチック等の石油系
樹脂を、例えばペレット状に加工する(S2)。ここで
使用する石油系樹脂としては、例えばABS樹脂、ポリ
カーボネート等の他、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン樹脂やそれらの変成物、ポリエステル
系樹脂、ポリアクリル系樹脂等を用いることができる。
尚、石油系樹脂ではなく、天然ガスや石炭等から合成さ
れたその他の合成樹脂を用いることも可能である。
【0020】ステップS1及びS2で得られた木材細片
と樹脂ペレットは、所定の混合比で混練機に投入し、加
熱混練する(S3)。このとき、木材細片に含まれる水
分は、例えば水蒸気の状態で機外へ排出される。但し、
ここで木材細片が十分に乾燥されないと、木材細片が周
囲の樹脂に強固に接合せず、生成される混合材料が不均
一となったり、強度が低下するなどの不具合が生じる恐
れがある。そこで、例えば加熱混練工程S3に先だっ
て、S1で生成された木材細片を乾燥させる乾燥工程を
実施するようにしてもよい。
【0021】続いて、木材細片と樹脂ペレットの加熱混
練によって生成された溶融状態の混合材料を用いて、例
えば射出成形により、外枠1、前枠2、遊技盤7をそれ
ぞれ一体成形する(S4)。尚、プレス成形等、その他
の成形手法を用いてもよい。得られた成形品にそれぞれ
必要な仕上げ加工、例えば表面仕上げや絵柄のプリン
ト、貼着処理等を施すことにより(S5)、外枠1の枠
体59、前枠2の平板部61、遊技盤7の平板部71が
それぞれ完成する。枠体59に上金具3a、下金具3b
等を、平板部61に遊技盤装着枠26、遊技盤支承板2
7、発射手段21等を、平板部71に各種遊技部品や裏
カバー32をそれぞれ取り付けることによって外枠1、
前枠2、遊技盤7が完成し、それらを互いに結合するこ
とによってパチンコ機が完成する。
【0022】例えば、このパチンコ機が老朽化等の理由
で廃棄される場合には、外枠1、前枠2、遊技盤7を互
いに切り離し、それぞれ各種取付部品を全て取り外して
混合材料よりなる枠体59、平板部61、平板部71の
みの状態とする。木材と石油系樹脂よりなる混合材料
は、そのまま、或いは細かく切断した後で溶融させ、再
度成形することが可能であるため、これら使用後の枠体
59、平板部61、平板部71を溶融させ、再度成形す
ることにより、例えば新しいパチンコ機の外枠1、前枠
2、遊技盤7として再生することが可能である。これに
より、パチンコ機の製造における木材の使用量を大幅に
削減することができ、森林資源の保護、ひいては地球環
境の保護に貢献できる。
【0023】また、前枠2から取り外された遊技盤装着
枠26、遊技盤支承板27、発射手段21の取付板21
a等の金属部品については、前枠2の裏面側に装着され
るものであるため、機種が変わってもその構成が大きく
変わることは少ない。そこで、これらの金属部品につい
ては例えばそのままの状態で新しいパチンコ機等に使用
することが可能である。もちろん、それら金属部品を溶
融させ、再度成形して再利用することも可能である。こ
のように、大型部品である外枠1、前枠2、遊技盤7の
多くの部分を、リサイクルが容易な混合材料や金属によ
り形成することにより、パチンコ機におけるリサイクル
可能部材の割合が高まってリサイクルの効率が改善され
るため、リサイクルを促進させる効果も期待できる。
【0024】図7〜図9は、本発明に係る遊技機を回胴
式遊技機として具現化した第2の実施形態を例示してい
る。図7において、81は前面側が開口した箱状の遊技
機本体、82は遊技機前面板、83は上部開閉板、84
はコイン皿で、遊技機前面板82、上部開閉板83、コ
イン皿84はそれぞれ遊技機本体81の前面側に開閉自
在に枢着されている。
【0025】遊技機前面板82の上部には、窓孔85が
形成されており、この窓孔85には、3つの縦長の表示
窓86a,86b,86cが横に配列された例えば樹脂
製の表示パネル86が、裏面側から装着されている。ま
た、この表示パネル86の後方の遊技盤本体81内に
は、図柄表示手段90が配置されている。図柄表示手段
90(詳細構成の図示は省略)は、表示窓86a,86
b,86cにそれぞれ対応する3つのリールが、駆動モ
ータの駆動により回転可能な状態で取り付けられてい
る。それら各リールには数字等の図柄が所定の順序で周
方向に配列されており、表示窓86a,86b,86c
からは各リール上の図柄を3個ずつ観察可能となってい
る。
【0026】また、遊技機前面板82の窓孔85の下縁
部近傍には、コインを投入するコイン投入口87、図柄
表示手段90の回転を開始させるスタートボタン88,
表示窓86a,86b,86cに対応するリールの回転
をそれぞれ停止させる3つのストップボタン89がそれ
ぞれ取り付けられている。これらスタートボタン88、
ストップボタン89が遊技操作手段に相当する。
【0027】また、遊技機本体81内には、図柄表示手
段90の他、該図柄表示手段90の下方にコイン払出し
手段91(遊技媒体払出し手段に相当)が、上部開閉板
83の後方位置に制御基板92がそれぞれ配置されてい
る。コイン払出し手段91は、入賞時に所定数のコイン
をコイン皿84に払い出すもので、ストップボタン89
の操作によって図柄表示手段90の各リールの回転が停
止されたときの図柄の配置が、所定の入賞状態に一致し
たとき、所定数のコインをコイン皿84に払い出すよう
になっている。また、制御基板92は、図柄表示手段9
0の駆動制御、停止図柄の入賞判定、払出しコイン数の
判定、ランプや音声の制御などを行う遊技制御手段を構
成している。
【0028】コイン投入口87から所定数のコインが投
入され、スタートボタン88が押されると、制御手段の
制御によって図柄表示手段90の各リールが回転駆動さ
れる。その後、表示窓86a,86b,86cにそれぞ
れ対応する3つのストップボタン89が順次押される
と、それに応じて各リールの回転が停止され、表示窓8
6a,86b,86cにそれぞれ3つずつの図柄が表示
された状態となる。このとき、停止図柄の配列が所定の
入賞状態に一致しているか否かが制御手段によって判定
され、入賞の場合には、所定数のコインがコイン払出し
手段91からコイン皿84に払い出される。
【0029】図8は、表示パネル86、コイン投入口8
7、スタートボタン88,ストップボタン89等の各種
取付部品を取り外した状態の遊技機前面板82を示して
いる。この遊技機前面板82には、窓孔85の他、コイ
ン投入口87、スタートボタン88,ストップボタン8
9をそれぞれ取り付けるための取付孔82a,82b,
82cがそれぞれ形成されている。この遊技機前面板8
2は、例えば金属板をプレス加工することにより一体的
に形成される。なお、遊技機前面板82から表示パネル
86、コイン投入口87、スタートボタン88,ストッ
プボタン89等の各種取付部品を除いた部分が、遊技機
前面板82の主要構成部分の一例である。もちろん、表
示パネル86、コイン投入口87等の各種取り付け部品
の一部若しくは全てを金属製としてもよい。
【0030】図9は、遊技機本体81を示している。遊
技機本体81は、縦枠部93,94、横枠部95,9
6、及び背面板97により構成されており、木材と石油
系樹脂との混合材料を用いて、例えば射出成形により一
体成形されている。この遊技機本体81を木材と石油系
樹脂との混合材料を用いて製造する際の手順は、上述し
た第1の実施形態と同様に行えばよい。
【0031】この回胴式遊技機が老朽化等の理由で廃棄
される場合には、遊技機本体81、遊技機前面板82を
互いに切り離し、それぞれ各種取付部品を全て取り外
す。そして、木材と石油系樹脂の混合材料よりなる遊技
機本体81は、そのまま、或いは細かく切断した後で溶
融させ、再度成形することにより、例えば新しい回胴式
遊技機の遊技機本体81として再生することが可能であ
る。これにより、回胴式遊技機の製造における木材の使
用量を大幅に削減することができ、森林資源の保護、ひ
いては地球環境の保護に貢献できる。
【0032】また、金属よりなる遊技機前面板82は、
回収されて例えば新しい回胴式遊技機の遊技機前面板8
2その他として再生され、再利用される。このように、
回胴式遊技機の大型部品である遊技機本体81、遊技機
前面板82の多くの部分を、リサイクルが容易な混合材
料や金属により形成することにより、回胴式遊技機にお
けるリサイクル可能部材の割合が高まってリサイクルの
効率が改善されるため、リサイクルを促進させる効果も
期待できる。
【0033】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であ
る。例えば、第1の実施形態において、外枠1、前枠
2、及び遊技盤7の全てに木材と石油系樹脂との混合材
料を用いる必要はない。例えば前枠2の平板部6をアル
ミなどの金属製とし、例えば遊技盤装着枠26や遊技盤
支承板27の一部と共に一体成形してもよいし、その他
のプラスチック等により形成してもよい。また、遊技盤
装着枠26、遊技盤支承板27、発射手段21の取付板
21a、金具3a〜3dの全てを金属製とする必要はな
く、そのうちの幾つか若しくは全てを例えばプラスチッ
ク等のその他の材料で形成することも可能である。例え
ば、遊技盤装着枠26や遊技盤支承板27の一部若しく
は全てを木材と石油系樹脂との混合材料で形成し、前枠
2の平板部61と一体成形することも可能である。
【0034】また、例えば外枠1の成形時に一体的に形
成されている切欠部56〜59は、外枠1の成形後に切
削加工により形成するようにしてもよい。更に、縦枠部
51,52、横枠部53,54、下枠部55等をそれぞ
れ別部材として形成し、それらを組み立てて外枠1を形
成するようにしてもよい。この場合、木材と合成樹脂の
混合材料よりなる平板を切断して縦枠部51,52、横
枠部53,54、下枠部55等を形成することも可能で
ある。
【0035】また、例えば外枠1と前枠2とをヒンジ結
合するための金具3a〜3dは、外枠1及び前枠2の成
形時に埋め込みにより一体化してもよい。外枠1及び前
枠2のその他の取付部品や、遊技盤7とその取付部品に
ついても同様である。
【0036】また、軽量化のため、第1の実施形態の外
枠1、前枠2、遊技盤7、或いは第2の実施形態の遊技
機本体81を、少なくともビスの取付部分や強度を維持
するための補強リブの部分を残して薄肉状に成形した
り、一体成形が可能な範囲で中空形状とすることも可能
である。
【0037】その他、本発明は、パチンコ機、回胴式遊
技機だけでなく、アレンジボール機や雀球遊技機等のそ
の他の遊技機においても同様に実施可能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、外枠1
と、該外枠1に着脱自在に枢着される前枠2と、該前枠
2に着脱自在に装着される遊技盤7とを備えた遊技機に
おいて、上記外枠1、前枠2、遊技盤7の少なくとも一
つにおける少なくとも一部が、木材と石油系樹脂との混
合材料により形成されているため、使用後の外枠1、前
枠2、遊技盤7を溶融させ、再度成形することにより、
例えば新しい遊技機の外枠1、前枠2、遊技盤7として
再生することが可能である。これにより、遊技機の製造
における木材の使用量を大幅に削減することができ、森
林資源の保護、ひいては地球環境の保護に貢献できる。
また、大型部品である外枠1、前枠2、遊技盤7を、リ
サイクル可能な混合材料で形成することにより、遊技機
におけるリサイクル可能部材の割合が高まってリサイク
ルの効率が改善されるため、リサイクルを促進させる効
果も期待できる。更に、前枠2の主要構成部分、例えば
平板部61の裏面側に装着される遊技盤装着枠26、遊
技盤支承板27、発射手段21の取付板21a、金具3
c,3d等を金属製とすることにより、より多くの部分
がリサイクル可能となる。
【0039】また、遊技媒体払出し手段91、図柄表示
手段90、及び遊技制御手段92が内包される遊技機本
体81と、該遊技機本体81の前面側に装着され、遊技
操作をするための遊技操作手段88,89が設けられた
遊技機前面板82とを有する遊技機において、上記遊技
機本体81の少なくとも一部が、木材と石油系樹脂との
混合材料により形成されているため、使用後の遊技機本
体81を溶融させ、再度成形することにより、例えば新
しい遊技機の遊技機本体81として再生することが可能
である。これにより、遊技機の製造における木材の使用
量を大幅に削減することができ、森林資源の保護、ひい
ては地球環境の保護に貢献できる。また、大型部品であ
る遊技機本体81を、リサイクル可能な混合材料で形成
することにより、遊技機におけるリサイクル可能部材の
割合が高まってリサイクルの効率が改善されるため、リ
サイクルを促進させる効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の開
放状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す外枠の斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す前枠の斜視図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の斜視図
である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す外枠、前枠、遊
技盤の製造工程図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示す回胴式遊技機の
全体斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す遊技機前面板の
斜視図である。
【図9】本発明の第2の実施形態を示す遊技機本体の斜
視図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 前枠 3c, 3d 金具(枢着部支持部分) 7 遊技盤 8 遊技盤収納保持部分 21 発射手段 21a 取付板 26 遊技盤装着枠 27 遊技盤支承板 81 遊技機本体 82 遊技機前面板 88 スタートボタン(遊技操作手段に相当) 89 ストップボタン(遊技操作手段に相当) 90 図柄表示手段 91 コイン払出し手段(遊技媒体払出し手段に
相当) 92 制御基板(遊技制御手段に相当)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 5/04 512 A63F 5/04 512C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(1) と、該外枠(1) に着脱自在に枢
    着される前枠(2) と、該前枠(2) に着脱自在に装着され
    る遊技盤(7) とを備えた遊技機において、 上記外枠(1) 、前枠(2) 、遊技盤(7) の少なくとも一つ
    における少なくとも一部が、木材と石油系樹脂との混合
    材料により形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 外枠(1) と、該外枠(1) に着脱自在に枢
    着される前枠(2) と、該前枠(2) に着脱自在に装着され
    る遊技盤(7) とを備えた遊技機において、 上記外枠(1) 、遊技盤(7) の少なくとも一つにおける少
    なくとも一部が、木材と石油系樹脂との混合材料により
    形成され、 上記前枠(2) の少なくとも一部が金属により形成されて
    いることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 上記前枠(2) のうち、遊技盤収納保持部
    分(8) の少なくとも一部が金属製であることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 上記前枠(2) の主要構成部分が金属製で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    遊技機。
  5. 【請求項5】 上記前枠(2) のうち、上記外枠(1) との
    枢着部(3) を支持する枢着部支持部分(3c)(3d)が金属製
    であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
    の遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技媒体払出し手段(91)、図柄表示手段
    (90)、及び遊技制御手段(92)が内包される遊技機本体(8
    1)と、該遊技機本体(81)の前面側に装着され、遊技操作
    をするための遊技操作手段(88)(89)が設けられた遊技機
    前面板(82)とを有する遊技機において、 上記遊技機本体(81)の少なくとも一部が、木材と石油系
    樹脂との混合材料により形成されていることを特徴とす
    る遊技機。
  7. 【請求項7】 上記遊技機前面板(82)の主要構成部分が
    金属製であることを特徴とする請求項6に記載の遊技
    機。
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