JP2005224508A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 弾球遊技機10において、新台入れ替え作業を容易にする。
【解決手段】 弾球遊技機10は、島に固定される裏枠20と、裏枠20にヒンジ25を介して開閉可能に取り付けられる前枠30と、表面に遊技領域52が形成されている遊技盤50と、遊技盤50に固定されるものであって電気的に作動する装置である電気作動装置60と、電気作動装置60及び遊技を制御するための制御基板70とを備える。遊技盤50の裏面に少なくとも制御基板70を固定して機種ユニット40とし、この機種ユニット40を前枠30に対して着脱可能に形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
弾球遊技機は、通常、遊技場において、島などと呼ばれる構造物の片面又は両面に並列して設置される。
従来の弾球遊技機10は、図14に示すように、遊技場の島に固定される裏枠20と、この裏枠20にヒンジ25を介して開閉可能に取り付けられる前枠30と、この前枠30に着脱可能に取り付けられる遊技盤50とを備えている。
また、遊技盤50の表面には、装飾用又は演出用の発光体が多数設けられている。また、発光体としては、例えば、ランプやLEDなどがある。また、遊技盤50の表面には、円弧形状のガイドレールが設けられ、このガイドレールの内側が、遊技領域とされている。また、遊技領域の中央には、図柄表示装置61が設けられ、また、図柄表示装置61の周囲には、複数の入賞口53が設けられている。また、図柄表示装置61としては、例えば、液晶ディスプレイなどがある。また、入賞口53としては、例えば、所定個数の遊技球の払い出しに係る一般入賞口54や、図柄表示装置61の作動に係る始動入賞口55や、図柄表示装置61に特定の図柄の組み合わせが表示されると作動する大入賞口56などがある。また、遊技領域の中央最下部には、入賞口53に入らなかった遊技球を受け入れるためのアウト口57が設けられている。また、入賞口53やアウト口57が設けられている位置には、遊技盤50を貫通する貫通孔が設けられている。そして、入賞口53やアウト口57に入った遊技球は、貫通孔を通って、遊技盤50の裏側へ導かれる。また、遊技盤50の裏側には、入賞口53に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くための入賞球通路と、アウト口57に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くためのアウト球通路とが形成されている。また、入賞球通路の途中には、遊技球の通過を検出するための入賞検出センサーが設けられている。なお、入賞球通路及びアウト球通路は、遊技盤50の裏面に固定された集合カバーによって形成されている。また、遊技盤50の裏面であって図柄表示装置61の裏側に相当する位置には、メイン基板71による遊技にあわせた図柄を図柄表示装置61に表示させるための表示制御基板73が設けられている。
また、前枠30の表面であって遊技盤50の下方に相当する位置には、払出装置82から払い出された遊技球が排出される払出口32と、払出口32から払い出された遊技球を貯留して発射装置36に供給するための上皿とが設けられ、また、上皿の下方には、上皿に貯留しきれない遊技球を貯留するための下皿が設けられ、また、下皿の右方には、発射装置36を操作するための操作ハンドル35が設けられている。
また、前枠30の裏面には、遊技球の処理などを行うための裏セット85が、ヒンジを介して開閉可能に取り付けられている。そして、裏セット85を閉じると、遊技盤50の裏面が裏セット85で覆われるようになっている。また、裏セット85の中央には、開口部が設けられており、裏セット85を閉じた際には、表示制御基板73が開口部内に収まるようになっている。また、裏セット85の上部には、遊技球が貯留される球タンク81が設けられ、また、球タンク81の下側には、球タンク81に貯留されている遊技球を下方へ導くための下向きの誘導通路83が設けられ、また、誘導通路83の下側、かつ、払出口32の上方には、遊技球の払い出しを行うための払出装置82が設けられ、また、払出装置82の下側には、払出装置82から払い出された遊技球を払出口32へ導くための下向きの払出通路84が設けられている。また、裏セット85には、払出装置82を制御するための払出制御装置92が設けられている。そして、入賞口53に遊技球が入り、その旨が入賞検出センサーで検出されると、入賞検出センサーから払出制御装置92へ払出信号が送信される。また、払出制御装置92は、払出信号を受信すると、払出装置82を作動させる。そうすると、払出装置82から所定個数の遊技球が払い出される。また、払出装置82から払い出された遊技球は、払出通路84を通り、払出口32から排出されて、上皿に貯留される。
また、裏セット85の裏面には、遊技を制御するためのメイン基板71や、メイン基板71での遊技にあわせた効果音を発生させるためのサウンド基板72などが設けられているとともに、発光体、図柄表示装置61、発射装置36、払出装置82、払出制御装置92、表示制御基板73、メイン基板71、及びサウンド基板72などに電力を供給するための電源装置91が設けられている。また、メイン基板71は、例えば、図柄表示装置61にいずれの図柄の組み合わせを表示させるかを決定して、その図柄の組み合わせを図柄表示装置61に表示させるように、表示制御基板73に命令したり、また、いずれの効果音を発生させるかを決定して、その効果音を発生させるように、サウンド基板72に命令したり、また、装飾用又は演出用の発光体の点灯、消灯あるいは点滅を制御するものである。また、CR機などと呼ばれるカード対応機では、裏セット85の裏面に、遊技球の貸し出しを制御するためのCRインターフェイス基板94が設けられる。
また、前枠30の裏面下部であって操作ハンドル35の裏側に相当する位置には、遊技球を発射するための発射装置36が設けられている。そして、操作ハンドル35を時計回りに所定角度回すと、発射装置36が作動して、遊技球が打ち出される。
またここで、遊技盤50、図柄表示装置61、表示制御基板73、メイン基板71、及びサウンド基板72などは、弾球遊技機10の遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)であるが、裏セット85、CRインターフェイス基板94、発射装置36、及び電源装置91などは、弾球遊技機10の遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)である。
そして、従来の弾球遊技機10においては、遊技性に直接関与する遊技盤50の裏面を、遊技性に直接関与しない裏セット85が覆い、この裏セット85の裏面に、遊技性に直接関与するメイン基板71やサウンド基板72などが取り付けられていた。つまり、従来の弾球遊技機10においては、遊技性に直接関与する部品と、遊技性に直接関与しない部品とが、混在した構成となっていた(特許文献1参照)。これは、弾球遊技機10の基本的な構成を旧来のままにして、その上に近年の電子技術の進歩の成果である図柄表示装置61やその制御装置などを搭載してきたためである。
特開平11−146958号公報
ところで、遊技場においては、弾球遊技機は、遊技者のニーズに応えるため、あるいは他店との競争で優位に立つために、2〜3ヵ月に一度、あるいはそれよりも短いサイクルで、新しい機種のものに交換される。また、弾球遊技機の新しい機種への交換は、「新台入れ替え」などと呼ばれる。
またここで、新台入れ替えは、弾球遊技機全体を丸ごと交換するのではなく、遊技性に直接関与する部品のみを交換することによって行われることが多い。
しかし、従来の弾球遊技機は、上述したように、遊技性に直接関与する部品と、遊技性に直接関与しない部品とが、混在した構成となっている。このため、従来の弾球遊技機では、新台入れ替えは、次のように行われていた。まず、各基板や各装置間を相互に接続するハーネスを取り外し、次に、裏セットの裏面からメイン基板、及びサウンド基板を取り外し、次に、裏セットを開いて、前枠から古い遊技盤を取り外す。その後に、前枠に新しい遊技盤を取り付けて、裏セットを閉じ、次に、裏セットの裏面に、新しい遊技盤に対応したメイン基板及びサウンド基板を取り付け、最後に、取り付けた各基板や各装置間をハーネスで相互に接続する。このように、従来の弾球遊技機では、新台入れ替えの作業が、きわめて煩雑だった。これでは、2〜3ヵ月に一度、あるいはそれよりも短いサイクルで行われる新台入れ替えの作業が大変であり、このため、その改善が求められていた。
また、特許文献1に開示されている技術は、遊技盤の交換作業を容易にしようとするものであって、新台入れ替え作業を容易にするものではない。
(請求項1及び2)
そこで、請求項1及び2記載の発明は、前枠の裏側の構成を整理し、遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)をひとまとめにして遊技盤の裏面に固定し、これを機種ユニットとし、この機種ユニットを前枠に対して着脱可能に形成することにより、遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)が遊技盤と一体となって前枠に着脱されるようにして、新台入れ替え作業を容易にすることを目的とする。また、遊技性に直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)の再利用あるいはリサイクルを容易にして、新台入れ替えの際に発生する廃棄部品を極力減らし、ひいては環境を少しでも悪化させないようにすることを目的とする。また、遊技性に直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)を異なる機種でも共用できるようにして、かかる部品の生産性を向上させることを目的とする。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明は、前枠及び遊技盤の裏面から球タンクと払出装置とを分離した構成とし、球タンクと払出装置とを裏枠に固定し、前枠を開くと、球タンクと払出装置とが前枠及び遊技盤の裏面から離れるように形成することにより、前枠を開き、あとは機種ユニットさえ取り替えれば、新台入れ替え作業がほぼ完成するようにして、新台入れ替え作業をより一層容易にすることを目的とする。また、球タンクと払出装置とを裏枠に固定することにより、球タンク、払出装置、及び球タンクに貯留された遊技球の荷重を裏枠で受けるようにし、これらの荷重が前枠や遊技盤にはかからないようにして、前枠の負担を軽減するとともに、遊技盤の傾斜角度にバラツキが生じないようにすることを目的とする。
(請求項4)
また、請求項4記載の発明は、球タンクと払出装置とを裏枠の下部に固定することにより、弾球遊技機の重心を低くして安定性を高めるとともに、裏枠にかかる負担を軽減することを目的とする。また、球タンクは、入賞球通路を通って下方へ導かれた遊技球と、アウト球通路を通って下方へ導かれた遊技球とを受け入れるようにし、また、払出装置は、球タンクに貯留されている遊技球を上方へ向けて送り出すための上方送球機構と、上方送球機構により上方へ送り出された遊技球を払出口まで導くための上向き払出通路とを備えるようにする。そうすると、発射装置によって遊技領域へ打ち出された遊技球が、入賞口又はアウト口に入り、入賞球通路又はアウト球通路を通って、球タンクに貯留される。また、入賞口に遊技球が入ると、球タンクに貯留されている遊技球が、払出装置によって払出口から払い出され、上皿に貯留される。そして、上皿に貯留されている遊技球は、再び発射装置に供給される。これにより、遊技球が弾球遊技機内を循環するようにして、島の球補給機構の負担を軽減させることを目的とする。また、球タンクを裏枠の下部に固定することにより、球タンクの設置位置を従来の弾球遊技機よりも低くし、これにより、島から弾球遊技機への遊技球の補給を従来よりも低い位置で行えるようにし、島から弾球遊技機への遊技球の補給ラインが島の上方に突き出さないようにして、島のデザイン変更の自由度を向上させることを目的とする。
(請求項5)
また、請求項5記載の発明は、払出装置の裏枠への固定位置を、誘導通路の下側、かつ、払出口よりも上方にすることにより、従来の弾球遊技機で用いられていた払出装置を利用できるようにすることを目的とする。
(請求項6及び7)
また、請求項6及び7記載の発明は、遊技盤を前枠の裏側の所定位置に係止させるための係止手段と、係止手段による係止状態が解除されないようにするためのロック手段とを備えることにより、前枠の裏面に遊技盤を係止させてロックすれば、遊技盤が前枠に取り付けられるようにし、一方、ロックを解除して係止状態を解除すれば遊技盤が前枠から取り外せるようにして、新台入れ替え作業をより一層容易にすることを目的とする。
(請求項8)
また、請求項8記載の発明は、ロック手段を、鍵の形状が異なる2以上の錠前から構成することにより、ロックが簡単には解除されないようにして、防犯性を高めることを目的とする。また、2以上の鍵をそれぞれ別の者が管理できるようにし、これらの管理者の立会いのもとでなければ遊技盤(機種ユニット)を前枠から取り外せないようにして、不正を防止することを目的とする。
(請求項9)
また、請求項9記載の発明は、遊技盤の裏面を保護カバーで覆うことにより、メイン基板や、メイン基板と表示制御基板などとを接続するハーネスや、入賞検出センサーなどに触れられないようにして、メイン基板のプログラムROMを不正なものと交換したり、メイン基板と表示制御基板などとを接続するハーネスに改変を加えたり、入賞検出センサーを誤作動させることができないようにすることを目的とする。また、遊技盤の裏面に、保護カバーを、留め具を用いて固定し、また、留め具の留め操作部を、遊技盤の表面側に位置させることにより、遊技盤の表面側でのみ留め具を操作できるようにし、遊技盤の裏面側からは保護カバーを取り外せないようにして、防犯性を高めることを目的とする。
(請求項10)
また、請求項10記載の発明は、留め具の留め操作部を、前枠で隠れる部位、又は装飾部材で隠れる部位に位置させることにより、遊技盤を前枠に取り付けた状態では留め具を操作できないようにし、遊技盤を前枠に取り付けた状態では遊技盤の表面側からであっても保護カバーを取り外せないようにして、防犯性をより一層高めることを目的とする。
(請求項11)
また、請求項11記載の発明は、留め具の留め操作部を、係止手段としての係止枠に設けた溝内に位置させることにより、遊技盤を前枠に取り付けた状態では保護カバーを取り外せないようにして、防犯性をより一層高めることを目的とする。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、島に固定される裏枠20と、裏枠20にヒンジ25を介して開閉可能に取り付けられる前枠30と、表面に遊技領域52が形成されている遊技盤50と、遊技盤50に固定されるものであって電気的に作動する装置である電気作動装置60と、電気作動装置60及び遊技を制御するための制御基板70とを備えた弾球遊技機10であって、遊技盤50の裏面に少なくとも制御基板70を固定して機種ユニット40とし、この機種ユニット40を前枠30に対して着脱可能に形成したことを特徴とする。
ここで、「島」は、弾球遊技機10を並べて設置するための構造物であって、パチンコホールなどの遊技場に設置されるものである。
また、「裏枠20」は、島に固定されるものである。
また、「前枠30」は、裏枠20にヒンジ25を介して開閉可能に取り付けられるものである。
また、前枠30の裏面と裏枠20の表面とを合わせた状態が、前枠30を閉じた状態であり、また、前枠30のヒンジ25とは反対側の端を手前側に引くようにしてヒンジ25を中心に前枠30を回動させ、前枠30の裏面を裏枠20の表面から引き離し、前枠30の裏面あるいは裏枠20の表面を露出させた状態が、前枠30を開いた状態である。
また、「遊技盤50」は、その表面に遊技領域52が形成されているものである。また、遊技盤50は、弾球遊技機10の遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)である。
また、「電気作動装置60」は、遊技盤50に固定されるものであって、電気的に作動する装置である。電気作動装置60としては、例えば、図柄表示装置61や、装飾用又は演出用の発光体や、電動役物などがある。また、電気作動装置60は、弾球遊技機10の遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)である。
また、「制御基板70」は、電気作動装置60及び遊技を制御するためのものである。制御基板70としては、例えば、メイン基板71や、サウンド基板72や、表示制御基板73などがある。また、制御基板70は、弾球遊技機10の遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)である。
そして、本発明は、遊技盤50の裏面に少なくとも制御基板70を固定して「機種ユニット40」とし、この「機種ユニット40」を前枠30に対して着脱可能に形成したものである。
また、制御基板70は、遊技盤50の裏面に直接固定することができる。また、遊技盤50の裏面に、入賞球通路58やアウト球通路59などを形成するための集合カバーを固定し、この集合カバーの裏面に、制御基板70を固定してもよい。つまり、制御基板70は、集合カバーを介して、遊技盤50の裏面に間接的に固定することもできる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明を限定したものであって、電気作動装置60は、少なくとも、図柄表示装置61を含み、制御基板70は、少なくとも、遊技を制御するためのメイン基板71と、メイン基板71での遊技にあわせた効果音を発生させるためのサウンド基板72と、メイン基板71での遊技にあわせた図柄を図柄表示装置61に表示させるための表示制御基板73とを含むことを特徴とする。
ここで、「図柄表示装置61」は、図柄を表示するためのものである。また、図柄表示装置61としては、例えば、液晶ディスプレイや、CRTなどがある。
また、「メイン基板71」は、遊技を制御するためのものである。
また、「サウンド基板72」は、メイン基板71での遊技にあわせた効果音を発生させるためのものである。
また、「表示制御基板73」は、メイン基板71での遊技にあわせた図柄を図柄表示装置61に表示させるためのものである。
例えば、始動入賞口55に遊技球が入ると、メイン基板71は、乱数を用いた抽選を行う。そして、メイン基板71は、この抽選により、図柄表示装置61にいずれの図柄の組み合わせを表示させるかを決定して、その図柄の組み合わせを図柄表示装置61に表示させるように、表示制御基板73に命令したり、また、いずれの効果音を発生させるかを決定して、その効果音を発生させるように、サウンド基板72に命令したり、また、装飾用又は演出用の発光体の点灯、消灯あるいは点滅を制御する。また、図柄表示装置61に所定の図柄の組み合わせが表示されると、メイン基板71は、大入賞口56を所定時間作動させる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明を限定したものであって、遊技球を貯留するための球タンク81と、球タンク81に貯留されている遊技球を払い出すための払出装置とが、裏枠20に固定され、前枠30を開くと、球タンク81と払出装置82とが、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるように形成されていることを特徴とする。
ここで、「球タンク81」は、遊技球を貯留するためのものである。
また、「払出装置82」は、球タンク81に貯留されている遊技球を払い出すためのものである。
入賞口53に遊技球が入ると、払出装置82は、球タンク81に貯留されている遊技球を、払出口32から払い出す。
そして、本発明は、球タンク81及び払出装置82を、裏枠20に固定し、前枠30を開くと、球タンク81及び払出装置82が、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるように形成したものである。
つまり、球タンク81及び払出装置82は、前枠30や遊技盤50の裏面からは分離して構成されており、従来の弾球遊技機10のように前枠30や遊技盤50の裏面には固定されていない。
また、球タンク81及び払出装置82は、例えば、裏枠20の下部に固定することができるし、また、裏枠20のヒンジ25側の側部に固定することもできる。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明を限定したものであって、遊技領域52内には、少なくとも、入賞口53と、アウト口57とが設けられ、前枠30の表面であって遊技盤50の下方に相当する位置には、払出装置82から払い出された遊技球が排出される払出口32と、払出口32から払い出された遊技球を貯留して発射装置36へ供給するための上皿33とが設けられ、遊技盤50の裏側には、入賞口53に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くための入賞球通路58と、アウト口57に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くためのアウト球通路59とが形成され、球タンク81は、裏枠20の下部に固定されており、入賞球通路58を通って下方へ導かれた遊技球と、アウト球通路59を通って下方へ導かれた遊技球とを受け入れ可能に形成され、払出装置82は、裏枠20の下部に固定されており、球タンク81に貯留されている遊技球を上方へ向けて送り出すための上方送球機構150と、上方送球機構150により上方へ送り出された遊技球を払出口32まで導くための上向き払出通路190とを備えていることを特徴とする。
ここで、「入賞球通路58」は、入賞口53に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くためのものである。
また、「アウト球通路59」は、アウト口57に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くためのものである。
また、入賞球通路58及びアウト球通路59は、例えば、遊技盤50の裏面に集合カバーを固定することによって形成できる。
また、入賞球通路58及びアウト球通路59は、例えば、途中で合流させてもよい。
また、「上方送球機構150」は、球タンク81に貯留されている遊技球を上方へ向けて送り出すためのものである。
また、「上向き払出通路190」は、上方送球機構150により上方へ送り出された遊技球を払出口32まで導くためのものである。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項3記載の発明を限定したものであって、前枠30の表面であって遊技盤50の下方に相当する位置には、払出装置82から払い出された遊技球が排出される払出口32と、払出口32から払い出された遊技球を貯留して発射装置36へ供給するための上皿33とが設けられ、球タンク81は、裏枠20の上部に固定され、球タンク81の下側には、球タンク81に貯留されている遊技球を下方へ導くための下向きの誘導通路83が設けられ、払出装置82は、誘導通路83の下側に位置し、かつ、払出口32よりも上方に位置するように、裏枠20の側部に固定されているとともに、誘導通路83から供給された遊技球を払い出すように形成され、払出装置82の下側には、払出装置82から払い出された遊技球を払出口32へ導くための下向きの払出通路84が設けられていることを特徴とする。
本発明では、「払出装置82」は、誘導通路83の下側に位置し、かつ、払出口32よりも上方に位置するように、裏枠20の側部に固定される。
(請求項6)
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載の発明を限定したものであって、遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させるための係止手段100と、係止手段100により遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させた状態で遊技盤50の前枠30への係止状態が解除されないようにするためのロック手段110とを備えていることを特徴とする。
ここで、「係止手段100」は、遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させるためのものである。
例えば、相対向するとともに一端を開放端とする2つの溝105を設けた係止枠101を、係止手段100とすることができる。そして、遊技盤50の相対向する両縁の一端を係止枠101の両溝105の開放端から両溝105内にそれぞれ差し込み、その後に遊技盤50を両溝105の長手方向に沿って摺動移動させ、遊技盤50の両縁を両溝105内にそれぞれ位置させると、遊技盤50が前枠30の裏側の所定位置に係止されるようにすることができる。
また、例えば、遊技盤50の下端を保持する保持溝107を設けた係止枠101を、係止手段100とすることもできる。
また、「ロック手段110」は、係止手段100により遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させた状態で、遊技盤50の前枠30への係止状態が解除されないようにするためのものである。
例えば、相対向するとともに一端を開放端とする2つの溝105を設けた係止枠101を、係止手段100とした場合、ロック手段110は、例えば、遊技盤50が両溝105の長手方向に沿って摺動移動しないようにして、遊技盤50の前枠30への係止状態が解除されないようにすることができる。
また、例えば、遊技盤50の下端を保持する保持溝107を設けた係止枠101を、係止手段100とした場合、ロック手段110は、例えば、遊技盤50の上端付近を前枠30に留めることにより、遊技盤50が下端を中心に回転するようにして倒れないようにして、遊技盤50の前枠30への係止状態が解除されないようにすることができる。
また、ロック手段100は、例えば、1又は2以上の錠前111を用いて構成することができる。また、2以上の錠前111を用いてロック手段100を構成する場合、各錠前111の鍵112の形状は、同一でもよく、また、異なってもよい。
(請求項7)
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明を限定したものであって、前枠30の裏側には、係止手段100としての係止枠101が固定され、係止枠101には、相対向するとともに一端を開放端とする2つの溝105が設けられ、遊技盤50は、ほぼ四角形状に形成され、遊技盤50の相対向する両縁の一端を係止枠101の両溝105の開放端から両溝105内にそれぞれ差し込み、その後に遊技盤50を両溝105の長手方向に沿って摺動移動させ、遊技盤50の両縁を両溝105内にそれぞれ位置させると、遊技盤50が前枠30の裏側の所定位置に係止されるように形成され、ロック手段110は、遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させた状態で遊技盤50が両溝105の長手方向に沿って摺動移動するのを阻止するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「係止枠101」は、係止手段100として、前枠30の裏側に固定されるものである。
また、係止枠101には、相対向するとともに一端を開放端とする2つの溝105が設けられる。また、溝105は、例えば、上下方向(鉛直方向)に延びるように形成してもよく、また、横方向(水平方向)に延びるように形成してもよい。
そして、遊技盤50の相対向する両縁の一端を係止枠101の両溝105の開放端から両溝105内にそれぞれ差し込み、その後に遊技盤50を両溝105の長手方向に沿って摺動移動させ、遊技盤50の両縁を両溝105内にそれぞれ位置させると、遊技盤50が前枠30の裏側の所定位置に係止されるようにする。
また、ロック手段110は、遊技盤50が両溝105の長手方向に沿って摺動移動するのを阻止するように形成される。つまり、ロック手段110は、遊技盤50が上下方向(鉛直方向)や横方向(水平方向)に摺動移動するのを阻止するように形成される。
(請求項8)
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載の発明を限定したものであって、ロック手段110は、鍵112の形状が異なる2以上の錠前111から構成されていることを特徴とする。
一の鍵112では、一の錠前111しか操作できず、他の錠前111を操作できない。
(請求項9)
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8記載の発明を限定したものであって、遊技盤50の裏面には、制御基板70を覆う保護カバー120が、留め具130を用いて固定され、留め具130は、保護カバー120を遊技盤50の裏面に固定し又は遊技盤50の裏面から取り外す際に操作される留め操作部135を有し、留め操作部135は、遊技盤50の表面側に位置するように形成されていることを特徴とする。
ここで、「保護カバー120」は、制御基板70を覆うためのものであって、遊技盤50の裏面に固定されるものである。
また、「留め具130」は、保護カバー120を遊技盤50の裏面に固定するためのものである。
また、「留め操作部135」は、留め具130が有するものであって、保護カバー120を遊技盤50の裏面に固定し又は遊技盤50の裏面から取り外す際に操作されるものである。
そして、本発明は、留め操作部135が、遊技盤50の表面側に位置するようにしたものである。
例えば、ボルト131及びナット134を、留め具130とする。また、保護カバー120には、インサート成型によって、ナット134を埋設する。また、遊技盤50には、ボルト孔を設ける。そして、遊技盤50の裏面の所定位置に保護カバー120を位置させると、ボルト孔の中心とナット134の中心とが一致するようにする。そして、遊技盤50の表面側からボルト孔にボルト軸132を差し込み、ボルト頭133を所定の工具で回してボルト軸132の先端付近をナット134に螺合させると、遊技盤50の裏面に保護カバー120が固定されるようにする。この場合、ボルト頭133が、留め操作部135となる。
また、例えば、ボルト131及びナット134を、留め具130とする。また、保護カバー120には、インサート成型によって、ボルト頭133を埋設する。このとき、ボルト軸132は、前方へ突出するようにする。また、遊技盤50には、ボルト孔を設ける。そして、遊技盤50の裏面の所定位置に保護カバー120を位置させると、ボルト軸132がボルト孔に差し込まれ、ボルト軸132の先端付近が遊技盤50の表面から突出するようにする。そして、ボルト軸132の先端付近にナット134を螺合させると、遊技盤50の裏面に保護カバー120が固定されるようにする。この場合、ナット134が、留め操作部135となる。
(請求項10)
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明を限定したものであって、留め操作部135は、遊技盤50を前枠30に取り付けた際に前枠30で隠れる部位、又は遊技盤50の表面に取り付けた装飾部材65で隠れる部位に位置するように形成されていることを特徴とする。
つまり、本発明は、留め操作部135を、前枠30又は装飾部材65で隠すことにより、留め操作部135が操作されないようにしたものである。
(請求項11)
請求項11記載の発明は、請求項7記載の発明を限定したものであって、遊技盤50の裏面には、制御基板70を覆う保護カバー120が、留め具130を用いて固定され、留め具130は、保護カバー120を遊技盤50の裏面に固定し又は遊技盤50の裏面から取り外す際に操作される留め操作部135を有し、留め操作部135は、遊技盤50を前枠30に取り付けた際に溝105内に位置するように形成されていることを特徴とする。
つまり、本発明は、留め操作部135を、溝105内に位置させることにより、留め操作部135が操作されないようにしたものである。
(請求項1又は2)
請求項1又は2記載の発明によれば、遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)が遊技盤と一体となって前枠に着脱される。このため、新台入れ替え作業を容易にできる。また、遊技性に直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)の再利用あるいはリサイクルも容易であり、新台入れ替えの際に発生する廃棄部品を極力減らすことができ、ひいては環境を少しでも悪化させないようにすることができる。また、遊技性に直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)を異なる機種でも共用でき、かかる部品の生産性を向上させることができる。
(請求項3)
また、請求項3記載の発明によれば、前枠を開き、あとは機種ユニットさえ取り替えれば、新台入れ替え作業がほぼ完成する。このため、新台入れ替え作業をより一層容易にできる。また、球タンク、払出装置、及び球タンクに貯留された遊技球の荷重が、裏枠にかかり、前枠や遊技盤にはかからないので、前枠の負担が軽減され、また、遊技盤の傾斜角度にバラツキが生じない。
(請求項4)
また、請求項4記載の発明によれば、弾球遊技機の重心が低くなり、安定性が高まり、裏枠にかかる負担が軽減される。また、遊技球は、発射装置により打ち出され、入賞口又はアウト口に入り、入賞球通路又はアウト球通路を通り、球タンクに貯留され、払出装置により払い出されると、上皿を介して、再び発射装置に供給される。つまり、遊技球が弾球遊技機内を循環する。このため、島から弾球遊技機への遊技球の球補給機構の負担を軽減させることができる。また、島から弾球遊技機への遊技球の補給を従来よりも低い位置で行うことができ、島から弾球遊技機への遊技球の補給ラインが島の上方に突き出さないので、島のデザイン変更の自由度が向上する。
(請求項5)
また、請求項5記載の発明によれば、従来の弾球遊技機で用いられていた払出装置を利用できる。
(請求項6及び7)
また、請求項6及び7記載の発明によれば、前枠の裏面に遊技盤を係止させてロックすれば、遊技盤が前枠に取り付けられ、一方、ロックを解除して係止状態を解除すれば遊技盤が前枠から取り外せる。このため、新台入れ替え作業をより一層容易にできる。
また、錠前を用いてロック手段を構成すると、鍵をかけるだけで遊技盤(機種ユニット)が前枠から外れないようにすることができ、また、鍵をあけなければ遊技盤(機種ユニット)が外れないようにすることができ、更には、鍵をあけるだけで遊技盤(機種ユニット)が前枠から外れるようにすることができる。これにより、遊技盤(機種ユニット)の前枠への着脱を容易にすることができるのみならず、鍵をあけなければ遊技盤(機種ユニット)を前枠から外せなくなるので、防犯性を高めることができる。
(請求項8)
また、請求項8記載の発明によれば、ロックが簡単には解除されないので、防犯性を高めることができる。また、2以上の鍵をそれぞれ別の者に管理させると、これらの管理者の立会いのもとでなければ遊技盤(機種ユニット)を前枠から取り外せなくなるので、不正を防止できる。
(請求項9)
また、請求項9記載の発明によれば、遊技盤の裏面が保護カバーで覆われることから、メイン基板や、メイン基板と表示制御基板などとを接続するハーネスや、入賞検出センサーなどに触れられないので、メイン基板のプログラムROMを不正なものと交換したり、メイン基板と表示制御基板などとを接続するハーネスに改変を加えたり、入賞検出センサーを誤作動させることができない。また、遊技盤の裏面側からは保護カバーを取り外せないので、防犯性を高めることができる。
(請求項10)
また、請求項10記載の発明によれば、遊技盤を前枠に取り付けた状態では、遊技盤の表面側からであっても、保護カバーを取り外せないので、防犯性をより一層高めることができる。
(請求項11)
また、請求項11記載の発明によれば、遊技盤を前枠に取り付けた状態では、保護カバーを取り外せないので、防犯性をより一層高めることができる。
図1ないし図10は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10の分解斜視図、図2は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10の前枠30を開いた状態を示す斜視図、図3は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10の係止手段100を示す断面図、図4は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10のロック手段110を示す断面図、図5は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10における保護カバー120の固定を示す断面図、図6は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10の払出ユニット80を示す斜視図、図7は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10の払出ユニット80を示す分解斜視図、図8ないし図10は、本発明の実施の形態に係る弾球遊技機10における新台入れ替え作業の説明図である。
(弾球遊技機10)
図1及び図2に示すように、本実施の形態に係る弾球遊技機10は、島に固定される裏枠20と、裏枠20にヒンジ25を介して開閉可能に取り付けられる前枠30と、表面に遊技領域52が形成されている遊技盤50と、遊技盤50に固定されるものであって電気的に作動する装置である電気作動装置60と、電気作動装置60及び遊技を制御するための制御基板70とを備えている。そして、遊技盤50の裏面に少なくとも制御基板70を固定して機種ユニット40とし、この機種ユニット40を前枠30に対して着脱可能に形成したものである。また、裏枠20には、遊技球を貯留するとともにこの貯留している遊技球を払い出すための払出ユニット80と、遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)の集合である集合ユニット90とが固定されている。また、払出ユニット80及び集合ユニット90は、遊技盤50の裏面から分離して構成されており、前枠30を開くと、払出ユニット80及び集合ユニット90が、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるようになっている。以下更に、本実施の形態に係る弾球遊技機10について詳述する。
(裏枠20)
裏枠20は、島に固定されるものである。
図1及び図2に示すように、裏枠20は、四角枠型の木枠から構成されている。
またここで、島とは、弾球遊技機10を並べて設置するための構造物であって、パチンコホールなどの遊技場に設置されるものである。
また、裏枠20は、例えば、釘で打ちつけるなどして、島に固定される。
(前枠30)
前枠30は、裏枠20にヒンジ25を介して開閉可能に取り付けられるものである。
図1及び図2に示すように、前枠30の左上端付近と裏枠20の左上端付近とが、ヒンジ25を介して取り付けられているとともに、前枠30の左下端付近と裏枠20の左下端付近とが、ヒンジ25を介して取り付けられている。これにより、前枠30は、裏枠20に対して開閉可能とされている。つまり、前枠30は、ヒンジ25を中心に回動する。そして、前枠30の裏面と裏枠20の表面とを合わせた状態が、前枠30を閉じた状態であり、また、前枠30の右端を手前側に引くようにしてヒンジ25を中心に前枠30を回動させ、前枠30の裏面を裏枠20の表面から引き離し、前枠30の裏面あるいは裏枠20の表面を露出させた状態が、前枠30を開いた状態である。
また、図1に示すように、前枠30の中央には、遊技盤50が臨む窓31が大きく開口している。
また、図1に示すように、前枠30の表面であって遊技盤50の下方に相当する位置には、払出装置82から払い出された遊技球が排出される払出口32と、払出口32から払い出された遊技球を貯留して発射装置36に供給するための上皿33とが設けられている。また、払出口32及び上皿33は、前枠30の上下の中間位置よりもやや下寄りの位置に設けられている。また、上皿33の下方には、上皿33に貯留しきれない遊技球を貯留するための下皿34が設けられ、また、下皿34の右方には、発射装置36を操作するための操作ハンドル35が設けられている。
(係止手段100)
図2及び図3に示すように、前枠30の裏面には、遊技盤50を係止させるための係止手段100が設けられている。
また、係止手段100としては、ほぼ「コ」字型に形成されている係止枠101が用いられている。また、図2及び図3、あるいは図8ないし図10に示すように、係止枠101は、右縦枠部102と、右縦枠部102と平行な左縦枠部103と、右縦枠部102の下端と左縦枠部103の下端とを連結する下横枠部104とを有している。そして、係止枠101は、開口を上向きにし、右縦枠部102を窓31の右側に位置させ、左縦枠部103を窓31の左側に位置させ、下横枠部104を窓31の下側に位置させて、前枠30の裏面に固定されている。また、右縦枠部102の左側面には、右縦枠部102の上端から下端まで達する、縦方向に長い溝105が設けられ、また、左縦枠部103の右側面には、左縦枠部103の上端から下端まで達する、縦方向に長い溝105が設けられている。また、各溝105の上端は、開放端となっている。このようにして、係止枠101には、相対向するとともに一端を開放端とする2つの溝105が設けられている。
(発射装置36)
図2に示すように、前枠30の裏面下部であって操作ハンドル35の裏側に相当する位置には、遊技球を発射するための発射装置36が設けられている。そして、操作ハンドル35を時計回りに所定角度回すと、発射装置36が作動して、遊技球が遊技領域52へ向けて打ち出されるようになっている。
(機種ユニット40)
機種ユニット40は、遊技盤50の裏面に少なくとも制御基板70を固定したものであって、前枠30に対して着脱可能に形成したものである。
(遊技盤50)
図1に示すように、遊技盤50は、ほぼ四角形状に形成されているベニヤから構成されている。また、遊技盤50の表面には、円弧形状のガイドレール51が設けられ、このガイドレール51の内側が、遊技領域52とされている。また、遊技領域52には、電気的に作動する装置である電気作動装置60が固定されている。また、電気作動装置60としては、図柄表示装置61や、装飾用又は演出用の発光体などがある。また、図柄表示装置61としては、液晶ディスプレイが用いられ、また、発光体としては、ランプやLEDなどが用いられている。また、図柄表示装置61は、遊技領域52の中央に固定されている。また、図柄表示装置61の周囲には、複数の入賞口53が設けられている。また、入賞口53としては、所定個数の遊技球の払い出しに係る一般入賞口54や、図柄表示装置61の作動に係る始動入賞口55や、図柄表示装置61に特定の図柄の組み合わせが表示されると作動する大入賞口56などがある。また、遊技領域52の中央最下部には、入賞口53に入らなかった遊技球を受け入れるためのアウト口57が設けられている。また、入賞口53やアウト口57が設けられている位置には、遊技盤50を貫通する貫通孔が設けられている。そして、入賞口53やアウト口57に入った遊技球は、貫通孔を通って、遊技盤50の裏側へ導かれるようになっている。
(入賞球通路58、アウト球通路59)
図2に示すように、遊技盤50の裏側には、入賞口53に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くための入賞球通路58と、アウト口57に入って遊技盤50の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くためのアウト球通路59とが形成されている。また、入賞球通路58とアウト球通路59とは、途中で合流して、前枠30の裏側にまで達している。また、入賞球通路58の途中には、遊技球の通過を検出するための入賞検出センサーが設けられている。また、入賞球通路58及びアウト球通路59は、遊技盤50の裏側においては、遊技盤50の裏面に固定された集合カバーによって形成され、また、前枠30の裏側においては、前枠30の裏面に固定された通路形成部材によって形成されている。つまり、集合カバーは、遊技盤50の裏側に入賞球通路58とアウト球通路59とを形成する部材であり、また、通路形成部材は、前枠30の裏側に入賞球通路58とアウト球通路59とを形成する部材である。また、集合カバーは、遊技盤50の裏面にビスで固定され、また、通路形成部材は、前枠30の裏側にビスで固定されている。
(制御基板70)
図2に示すように、遊技盤50の裏面には、電気作動装置60及び遊技を制御するための制御基板70が固定されている。また、制御基板70としては、遊技を制御するためのメイン基板71や、メイン基板71での遊技にあわせた効果音を発生させるためのサウンド基板72や、メイン基板71での遊技にあわせた図柄を図柄表示装置61に表示させるための表示制御基板73などがある。これらは、遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)である。
始動入賞口55に遊技球が入ると、メイン基板71は、乱数を用いた抽選を行う。そして、メイン基板71は、この抽選により、図柄表示装置61にいずれの図柄の組み合わせを表示させるかを決定して、その図柄の組み合わせを図柄表示装置61に表示させるように、表示制御基板73に命令したり、また、いずれの効果音を発生させるかを決定して、その効果音を発生させるように、サウンド基板72に命令したり、また、装飾用又は演出用の発光体の点灯、消灯あるいは点滅を制御する。また、図柄表示装置61に所定の図柄の組み合わせが表示されると、メイン基板71は、大入賞口56を所定時間作動させる。
そして、メイン基板71、サウンド基板72、及び表示制御基板73は、集合カバーの裏面にビスで固定されている。つまり、メイン基板71、サウンド基板72、及び表示制御基板73は、集合カバーを介して、遊技盤50の裏面に間接的に固定されている。
(保護カバー120)
図2に示すように、遊技盤50の裏面には、制御基板70を覆う保護カバー120が固定されている。また、図3及び図5に示すように、保護カバー120は、前側に開口部を有する四角箱型の覆い部121と、覆い部121の前側の開口部の縁から外方へ向けて鍔状に突出する外向きフランジ部122とを有している。そして、図2及び図3に示すように、保護カバー120は、覆い部121で、集合カバー、表示制御基板73、メイン基板71、及びサウンド基板72をすっぽり覆うようにして、遊技盤50の裏面に固定されている。また、図5に示すように、保護カバー120は、留め具130を用いて、遊技盤50の裏面に固定されている。また、留め具130としては、ボルト131及びナット134が用いられている。具体的には、図5に示すように、外向きフランジ部122の所定位置には、複数のナット134が、インサート成型によって埋設されている。また、遊技盤50の所定位置には、遊技盤50の表面から裏面まで貫通する複数のボルト孔が設けられている。そして、遊技盤50の裏面の所定位置に保護カバー120を位置させると、各ボルト孔の中心と各ナット134の中心とがそれぞれ一致するようになっている。また、ボルト131は、棒状のボルト軸132と、ボルト軸132の一端に設けたボルト頭133とを有している。また、ボルト軸132には、雄ネジが形成されている。そして、遊技盤50の表面側からボルト孔にボルト軸132を差し込み、ボルト頭133を所定の工具で回してボルト軸132の先端付近をナット134に螺合させると、遊技盤50の裏面に保護カバー120が固定される。またここで、留め具130が有する部分のうち、保護カバー120を遊技盤50の裏面に固定し又は遊技盤50の裏面から取り外す際に操作される部分を、留め操作部135とすると、本実施の形態では、ボルト頭133が、留め操作部135となる。そして、留め操作部135としてのボルト頭133は、遊技盤50の表面側に位置する。これにより、保護カバー120は、遊技盤50の裏面側からは取り外せないようになっている。また、遊技盤50の表面には、種々の装飾部材65が取り付けられている。また、装飾部材65は、遊技盤50を前枠30に取り付けた際に、その一部が前枠30で隠れるように形成されている。これにより、遊技盤50を前枠30に取り付けた状態では、装飾部材65を遊技盤50の表面から取り外すことができないようになっている。更に、図5に示すように、留め操作部135としてのボルト頭133は、遊技盤50を前枠30に取り付けた際に前枠30で隠れる部位、又は遊技盤50の表面に取り付けた装飾部材65で隠れる部位に位置する。これにより、遊技盤50を前枠30に取り付けた状態では、留め操作部135としてのボルト頭133を操作できず、ひいては遊技盤50の裏面から保護カバー120を取り外せないようになっている。
(ロック手段110)
図2に示すように、遊技盤50の上部には、ロック手段110が設けられている。また、ロック手段110は、係止手段100により遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させた状態で、遊技盤50の前枠30への係止状態が解除されないようにするためのものである。また、ロック手段110は、鍵112の形状が異なる2つの錠前111から構成されている。また、各錠前111は、箱型の固定フレーム115を用いて、遊技盤50に固定されている。具体的には、図4に示すように、固定フレーム115の上面に、2つの錠前111が横並びに固定され、また、固定フレーム115の背面は、遊技盤50の表面側からビス116で固定されている。これにより、鍵112の回転軸が上下方向を向くようにしている。また、ビス116の頭は、遊技盤50を前枠30に取り付けた際に、前枠30で隠れる部位に位置する。これにより、遊技盤50を前枠30に取り付けた状態では、ビス116を回すことができず、ひいては遊技盤50から錠前111を取り外せないようになっている。また、錠前111は、鍵112が差し込まれる鍵穴と、鍵112を鍵穴に差し込んで回すと鍵112の回転に伴って回転するロック片113とを有している。また、前枠30の裏面の所定位置には、各ロック片113が差し込まれる2つのロック溝114が横並びに設けられている。そして、係止手段100により遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させると、各ロック片113は、各ロック溝114の後方にそれぞれ位置するようになっている。そして、鍵112を鍵穴に差し込んで回し、ロック片113を回転させると、ロック片113の先端付近がロック溝114内に差し込まれたりロック溝114から外れたりするようになっている。
(遊技盤50(機種ユニット40)の前枠30への取り付け)
遊技盤50(機種ユニット40)の前枠30への取り付けは、次のようにして行う。
まず、遊技盤50の右側の縁の下端を、係止枠101の右縦枠部102の溝105の上端から溝105内に差し込むと同時に、遊技盤50の左側の縁の下端を、係止枠101の左縦枠部103の溝105の上端から溝105内に差し込み、その後に、遊技盤50の下側の縁が係止枠101の下横枠部104の上面に当接するまで、遊技盤50を下方へ摺動移動させる。そうすると、遊技盤50の左右の縁が係止枠101の左右の溝105内にぞれぞれ位置し、遊技盤50が前枠30の裏側の所定位置に係止される。つまり、遊技盤50の相対向する両縁の一端を、係止枠101の両溝105の開放端から両溝105内にそれぞれ差し込み、その後に遊技盤50を両溝105の長手方向に沿って摺動移動させ、遊技盤50の両縁を両溝105内にそれぞれ位置させると、遊技盤50が前枠30の裏側の所定位置に係止される。
次に、鍵112を鍵穴に差し込んで回し、ロック片113を回転させ、ロック片113の先端付近をロック溝114内に差し込む。そうすると、遊技盤50の上方への摺動移動が阻止される。つまり、ロック手段110は、遊技盤50が両溝105の長手方向に沿って摺動移動するのを阻止する。このようにして、ロック手段110は、遊技盤50の前枠30への係止状態が解除されないようにしている。
最後に、遊技盤50を、その裏面側からビス140で前枠30に固定する。これにより、遊技盤50と前枠30との間のガタツキが防止される。
このようにして、遊技盤50が前枠30に取り付けられ、ひいては機種ユニット40が前枠30に取り付けられる。また、係止手段100により遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させ、ロック手段110により遊技盤50の前枠30への係止状態が解除されないようにすると、前枠30から遊技盤50を取り外せなくなるのみならず、遊技盤50から保護カバー120を取り外すこともできなくなる。
(払出ユニット80)
払出ユニット80は、図2に示すように、遊技球を貯留するとともにこの貯留している遊技球を払い出すためのものである。また、払出ユニット80は、前枠30及び遊技盤50の裏面から分離して構成されており、裏枠20の下部に固定されている。また、払出ユニット80は、前枠30及び遊技盤50の裏面には固定されていない。そして、前枠30を開くと、払出ユニット80が、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるようになっている。また、払出ユニット80は、遊技球を貯留するための球タンク81と、球タンク81に貯留されている遊技球を払い出すための払出装置82とを備えている。つまり、球タンク81及び払出装置82は、前枠30及び遊技盤50の裏面から分離して構成されており、裏枠20の下部に固定されている。また、球タンク81及び払出装置82は、前枠30及び遊技盤50の裏面には固定されていない。そして、前枠30を開くと、球タンク81及び払出装置82が、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるようになっている。
(球タンク81)
図6に示すように、球タンク81は、上側に開口部を有する箱型に形成されており、入賞球通路58及びアウト球通路59の出口の下方に位置している。そして、球タンク81は、入賞球通路58を通って下方へ導かれた遊技球と、アウト球通路59を通って下方へ導かれた遊技球とを受け入れ可能とされている。これにより、入賞口53又はアウト口57に入った遊技球は、入賞球通路58又はアウト球通路59を通り、自重で落下して、球タンク81内に貯留される。
(払出装置82)
図6及び図7に示すように、払出装置82は、球タンク81に貯留されている遊技球を上方へ向けて送り出すための上方送球機構150と、上方送球機構150により上方へ送り出された遊技球を払出口32まで導くための上向き払出通路190とを備えている。
(上方送球機構150)
図7に示すように、上方送球機構150は、ベース160と、ベース160の下面に固定され、ベース160を所定角度傾斜させた状態で支持するための支持フレーム170と、ベース160の上面上を回転するローター175と、支持フレーム170の下面に固定され、ローター175を回転させるためのモータ180と、ベース160の上面に固定され、ローター175に遊技球を供給するためのバケット185とを備えている。
また、図7に示すように、ベース160は、ほぼ四角形状に形成されており、その上面には、ローター175がすっぽり嵌り込む大きさの円形凹部161と、円形凹部161の縁から円形凹部161の接線方向へ延びてベース160の一端へ至る、円形凹部161と同じ深さの排出路162とが設けられている。また、排出路162の先端は、ベース160の一端に開口しており、遊技球が排出される排出口163とされている。また、円形凹部161の中央には、ベース160の上面から下面まで貫通する軸孔164が設けられている。また、円形凹部161の底面には、円形凹部161の円周方向に沿ってC字型に形成された、断面半円形のガイド溝165が設けられ、また、排出路162の底面には、排出路162の長手方向に沿って形成された、断面半円形の排出溝166が設けられている。また、ガイド溝165の一端と排出溝166の一端とは、滑らかに接続されている。また、ガイド溝165及び排出溝166の幅は、遊技球の直径にほぼ等しく形成され、また、ガイド溝165及び排出溝166の深さは、遊技球の半径にほぼ等しく形成されている。
また、図7に示すように、ローター175は、ほぼ円盤状に形成されており、その中心には、モータ180の駆動軸181が固定される軸受部176が設けられている。また、ローター175の下面からガイド溝165の底までの距離は、遊技球の直径よりもわずかに大きく形成されている。また、ローター175には、その上面から下面まで貫通する球落とし孔177が、ローター175の円周方向に沿って複数個設けられている。また、各球落とし孔177の内径は、遊技球の直径よりもわずかに大きく形成されている。また、ローター175には、その下面から下方へ向けて突出する球押し片178が、球落とし孔177と同数個設けられている。また、各球押し片178は、各球落とし孔177から見て、ローター175の回転方向の後方に設けられている。そして、各球押し片178は、ガイド溝165に嵌り込んだ遊技球を、ローター175の回転に伴って後方から押すように形成されている。
また、図7に示すように、バケット185は、ほぼ円筒状に形成されており、ローター175をすっぽり覆うようにして、ベース160の上面に固定されている。また、バケット185の上部には、球タンク81が固定されている。これにより、バケット185は、球タンク81に貯留されている遊技球を、ローター175に供給するようにしている。
(上向き払出通路190)
図6及び図7に示すように、上向き払出通路190は、途中が屈曲したパイプを用いて構成されている。また、上向き払出通路190の内径は、遊技球の直径よりもわずかに大きく形成されている。そして、上向き払出通路190の下端は、上方送球機構150の排出口163に接続され、また、上向き払出通路190の上端には、遊技球の払い出しを検出するための払出検出センサー195が設けられている。また、上向き払出通路190の上端は、前枠30が閉じられた状態では、払出口32の後方に位置するようになっている。
(払出装置82の動作)
払出装置82の動作は、払出制御装置92によって制御されている。また、払出制御装置92は、後述するように、集合ユニット90の一部として、裏枠20の上部に固定されている。また、払出制御装置92は、入賞検出センサー、払出装置82、及び払出検出センサー195と、それぞれハーネス75で接続されている。そして、入賞口53に遊技球が入り、その旨が入賞検出センサーで検出されると、入賞検出センサーから払出制御装置92へ払出信号が送信される。また、払出制御装置92は、払出信号を受信すると、払出装置82を作動させる。そうすると、上方送球機構150のモータ180が駆動し、ローター175が回転して、排出口163から遊技球が排出される。具体的には、ローター175に供給された遊技球は、球落とし孔177を通過すると、その下半分がガイド溝165に嵌った状態になる。そして、ガイド溝165に嵌った遊技球は、ローター175が回転すると、その上半分を球押し片178に押され、ガイド溝165に沿って移動する。また、ガイド溝165に沿って移動してきた遊技球は、更にローター175が回転すると、排出溝166へ導かれる。また、排出溝166には、遊技球が常に数珠繋ぎ状態で並んでおり、ガイド溝165から排出溝166へ遊技球が1個導かれる毎に、排出口163から遊技球が1個排出される。また、排出口163から排出された遊技球は、上向き払出通路190の下端から上向き払出通路190内に押し込まれる。また、上向き払出通路190内には、遊技球が常に数珠繋ぎ状態で詰まっている。そして、上向き払出通路190の下端から遊技球が1個押し込まれる毎に、上向き払出通路190の上端から遊技球が1個押し出される。また、上向き払出通路190の上端から遊技球が押し出され、その旨が払出検出センサー195で検出される毎に、払出検出センサー195から払出制御装置92へ払出検出信号が送信される。また、払出制御装置92は、払出検出信号の数をカウントしており、これにより、遊技球の払い出し個数を検出している。そして、払出制御装置92は、所定個数の遊技球の払い出しを検出すると、払出装置82の作動を停止させる。そうすると、上方送球機構150のモータ180の駆動が停止して、遊技球の払い出しが停止する。
(集合ユニット90)
集合ユニット90は、遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)の集合である。
図1及び図2に示すように、集合ユニット90は、前枠30及び遊技盤50の裏面から分離して構成されており、裏枠20の上部に固定されている。また、集合ユニット90は、前枠30及び遊技盤50の裏面には固定されていない。そして、前枠30を開くと、集合ユニット90が、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるようになっている。また、集合ユニット90は、電源装置91や、払出制御装置92や、サウンドアンプ93や、CRインターフェイス基板94や、集中端子板95などから構成されている。
また、電源装置91は、発光体、図柄表示装置61、発射装置36、払出装置82、払出制御装置92、メイン基板71、サブ基板、及び表示制御基板73などに電力を供給するためのものであり、遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)である。
また、払出制御装置92は、払出装置82を制御するためのものであり、遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)である。
また、サウンドアンプ93は、サウンド基板72から出力された音声信号を増幅してスピーカから出力するためのものであり、遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)である。
また、CRインターフェイス基板94は、CR機などと呼ばれるカード対応機に備えられるものであって、遊技球の貸し出しを制御するためのものであり、遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)である。
また、集中端子板95は、弾球遊技機10からホールコンピュータへ所定の情報を送信する際の中継基板であって、遊技性には直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)である。
(遊技球の動き)
発射装置36によって遊技領域52へ打ち出された遊技球は、入賞口53又はアウト口57に入り、入賞球通路58又はアウト球通路59を通って、球タンク81に貯留される。また、入賞口53に遊技球が入ると、球タンク81に貯留されている遊技球が、払出装置82によって払出口32から払い出され、上皿33に貯留される。そして、上皿33に貯留されている遊技球は、再び発射装置36に供給される。このように、本実施の形態では、遊技球が弾球遊技機10内を循環する。また、球タンク81が遊技球で満たされ、球タンク81から溢れた遊技球は、島に設けられている球回収機構によって回収される。また、球回収機構によって回収された遊技球は、研磨機で磨かれ、補給用の遊技球として、島にストックされる。また、球タンク81内の遊技球が少なくなると、島にストックされている遊技球が、島に設けられている球補給機構によって、球タンク81に補給される。
(新台入れ替え)
新台入れ替えは、次のようにして行われる。
まず、図8に示すように、前枠30を開き、機種ユニット40と集合ユニット90とを接続するハーネス75を取り外す。
次に、図8に示すように、遊技盤50と前枠30とを固定するガタツキ防止用のビス140を取り外す。
次に、図8に示すように、2つの錠前111の鍵穴にそれぞれ対応する鍵112を差し込み、ロック溝114からロック片113の先端付近を外す方向に鍵112を回す。つまり、ロックを解除する。
次に、図9に示すように、機種ユニット40を上方へ摺動移動させて、遊技盤50の左右の縁を係止枠101の左右の溝105からそれぞれ引き抜き、前枠30から機種ユニット40を取り外す。
次に、図10に示すように、新たな機種ユニット40を前枠30に取り付ける。具体的には、遊技盤50の左右の縁の下端を、係止枠101の左右の溝105の上端から溝105内にそれぞれ差し込み、その後に、遊技盤50の下側の縁が係止枠101の下横枠部104の上面に当接するまで、遊技盤50を下方へ摺動移動させる。
次に、図10に示すように、2つの錠前111の鍵穴にそれぞれ対応する鍵112を差し込み、ロック片113の先端付近をロック溝114内に差し込む方向に鍵112を回す。つまり、ロックする。
次に、図10に示すように、遊技盤50と前枠30とを、ガタツキ防止用のビス140で固定する。
最後に、新たな機種ユニット40と集合ユニット90とをハーネス75で接続し、前枠30を閉じる。
以上説明したように、本実施の形態では、前枠30の裏側の構成を整理し、遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)をひとまとめにして遊技盤50の裏面に固定し、これを機種ユニット40とし、この機種ユニット40を前枠30に対して着脱可能に形成することにより、遊技性に直接関与する部品(機種に依存するパーツ)が遊技盤50と一体となって前枠30に着脱されるようにして、新台入れ替え作業を容易にしている。また、遊技性に直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)の再利用あるいはリサイクルを容易にして、新台入れ替えの際に発生する廃棄部品を極力減らし、ひいては環境を少しでも悪化させないようにしている。また、遊技性に直接関与しない部品(機種に依存しないパーツ)を異なる機種でも共用できるようにして、かかる部品の生産性を向上させている。
また、本実施の形態では、前枠30及び遊技盤50の裏面から球タンク81と払出装置82とを分離した構成とし、球タンク81と払出装置82とを裏枠20に固定し、前枠30を開くと、球タンク81と払出装置82とが前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるようにしている。そして、前枠30を開き、あとは機種ユニット40さえ取り替えれば、新台入れ替え作業がほぼ完成するようにして、新台入れ替え作業をより一層容易にしている。また、球タンク81と払出装置82とを裏枠20に固定することにより、球タンク81、払出装置82、及び球タンク81に貯留された遊技球の荷重を裏枠20で受けるようにし、これらの荷重が前枠30や遊技盤50にはかからないようにして、前枠30の負担を軽減するとともに、遊技盤50の傾斜角度にバラツキが生じないようにしている。
また、本実施の形態では、球タンク81と払出装置82とを裏枠20の下部に固定することにより、弾球遊技機10の重心を低くして安定性を高めるとともに、裏枠20にかかる負担を軽減している。また、球タンク81は、入賞球通路58を通って下方へ導かれた遊技球と、アウト球通路59を通って下方へ導かれた遊技球とを受け入れ可能に形成され、また、払出装置82は、球タンク81に貯留されている遊技球を上方へ向けて送り出すための上方送球機構150と、上方送球機構150により上方へ送り出された遊技球を払出口32まで導くための上向き払出通路190とを備えている。このため、発射装置36によって遊技領域52へ打ち出された遊技球は、入賞口53又はアウト口57に入り、入賞球通路58又はアウト球通路59を通って、球タンク81に貯留される。また、入賞口53に遊技球が入ると、球タンク81に貯留されている遊技球が、払出装置82によって払出口32から払い出され、上皿33に貯留される。そして、上皿33に貯留されている遊技球は、再び発射装置36に供給される。これにより、遊技球が弾球遊技機10内を循環するようにして、島の球補給機構の負担を軽減させている。また、球タンク81を裏枠20の下部に固定することにより、球タンク81の設置位置を従来の弾球遊技機10よりも低くし、これにより、島から弾球遊技機10への遊技球の補給を従来よりも低い位置で行えるようにし、島から弾球遊技機10への遊技球の補給ラインが島の上方に突き出さないようにして、島のデザイン変更の自由度を向上させている。
また、本実施の形態では、遊技盤50を前枠30の裏側の所定位置に係止させるための係止手段100と、係止状態が解除されないようにするためのロック手段110とを備えることにより、前枠30の裏面に遊技盤50(機種ユニット40)を係止させてロックすれば、遊技盤50(機種ユニット40)が前枠30に取り付けられるようにし、一方、ロックを解除して係止状態を解除すれば遊技盤50(機種ユニット40)が前枠30から取り外せるようにして、新台入れ替え作業をより一層容易にしている。また、相対向するとともに一端を開放端とする2つの溝105を設けた係止枠101を係止手段100とし、遊技盤50の相対向する両縁の一端を係止枠101の両溝105の開放端から両溝105内にそれぞれ差し込み、その後に遊技盤50を両溝105の長手方向に沿って摺動移動させ、遊技盤50の両縁を両溝105内にそれぞれ位置させると、遊技盤50が前枠30の裏側の所定位置に係止されるようにし、更に、ロック手段110は、係止状態で遊技盤50が両溝105の長手方向に沿って摺動移動するのを阻止するものとし、これにより、比較的簡単な構成で、遊技盤50(機種ユニット40)が前枠30に容易に着脱できるようにしている。
また、本実施の形態では、ロック手段110を、鍵112の形状が異なる2以上の錠前111から構成することにより、ロックが簡単には解除されないようにして、防犯性を高めている。また、2以上の鍵112をそれぞれ別の者が管理できるようにし、これらの管理者の立会いのもとでなければ遊技盤50(機種ユニット40)を前枠30から取り外せないようにして、不正を防止している。
また、本実施の形態では、遊技盤50の裏面を保護カバー120で覆うことにより、メイン基板71や、メイン基板71と表示制御基板73などとを接続するハーネス75や、入賞検出センサーなどに触れられないようにして、メイン基板71のプログラムROMを不正なものと交換したり、ハーネス75に改変を加えたり、入賞検出センサーを誤作動させることができないようにしている。また、遊技盤50の裏面に、保護カバー120を、留め具130を用いて固定するとともに、留め具130の留め操作部135を、遊技盤50の表面側に位置させることにより、遊技盤50の表面側でのみ留め具130を操作できるようにし、遊技盤50の裏面側からは保護カバー120を取り外せないようにして、防犯性を高めている。
また、本実施の形態では、留め具130の留め操作部135を、前枠30で隠れる部位、又は装飾部材65で隠れる部位に位置させることにより、遊技盤50を前枠30に取り付けた状態では留め具130を操作できないようにし、遊技盤50を前枠30に取り付けた状態では遊技盤50の表面側からであっても保護カバー120を取り外せないようにして、防犯性をより一層高めている。
つまり、鍵112の管理者の立会いのもとでなければ、遊技盤50(機種ユニット40)を前枠30から取り外すことができず、また、遊技盤50(機種ユニット40)を前枠30から取り外さなければ、保護カバー120を取り外すことができず、更に、保護カバー120を取り外さなければ、メイン基板71や、ハーネス75や、入賞検出センサーなどに触れることができない。したがって、防犯性が極めて高いのである。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、払出ユニット80は、裏枠20の下部に固定したが、払出ユニット80は、裏枠20の上部及びヒンジ25側の側部に固定することもできる。
図11に示すように、払出ユニット80を、前枠30及び遊技盤50の裏面から分離して構成し、裏枠20の上部及びヒンジ25側の側部に固定する。また、払出ユニット80は、前枠30及び遊技盤50の裏面には固定しない。そして、前枠30を開くと、払出ユニット80が、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるようにする。
また、払出ユニット80は、その上部に、球タンク81を備え、また、球タンク81の下側には、球タンク81に貯留されている遊技球を下方へ導くための下向きの誘導通路83を備え、また、誘導通路83の下側、かつ、払出口32よりも上方には、誘導通路83から供給された遊技球を払い出すように形成された払出装置82を備え、また、払出装置82の下側には、払出装置82から払い出された遊技球を払出口32へ導くための下向きの払出通路84を備える。
つまり、球タンク81、誘導通路83、払出装置82、及び払出通路84を、前枠30及び遊技盤50の裏面から分離して構成し、更に、球タンク81については、裏枠20の上部に固定し、また、払出装置82については、誘導通路83の下側に位置し、かつ、払出口32よりも上方に位置するように、裏枠20のヒンジ25側の側部に固定する。そして、前枠30を開くと、球タンク81、誘導通路83、払出装置82、及び払出通路84が、前枠30及び遊技盤50の裏面から離れるようにする。
このように形成しても、前枠30を開き、あとは機種ユニット40さえ取り替えれば、新台入れ替え作業がほぼ完成するので、新台入れ替え作業を容易にすることができる。また、球タンク81、誘導通路83、払出装置82、及び払出通路84を、前枠30及び遊技盤50の裏面から分離して構成し、裏枠20の上部及びヒンジ25側の側部に固定することにより、球タンク81、誘導通路83、払出装置82、払出通路84、及び球タンク81や誘導通路83に貯留された遊技球の荷重を裏枠20で受けることができ、これらの荷重が前枠30や遊技盤50にはかからないようにすることができるので、前枠30の負担を軽減することができ、また、遊技盤50の傾斜角度にバラツキが生じないようにすることができる。また、払出装置82の裏枠20への固定位置を、誘導通路83の下側、かつ、払出口32よりも上方にすることにより、従来の弾球遊技機で用いていた払出装置を利用できる。
また、上記実施の形態では、前枠30の裏面に、係止手段100としての「コ」字型の係止枠101を設けた。また、係止枠101には、上端を開放端とする溝105を左右に設けた。そして、遊技盤50の左右の縁の下端を、係止枠101の左右の溝105の上端からそれぞれ差し込み、その後に遊技盤50を下方へ摺動移動させ、遊技盤50の左右の縁を係止枠101の左右の溝105内にそれぞれ位置させて、遊技盤50を前枠30の裏側に係止させた。また、ロック手段110は、係止状態で遊技盤50が上方へ摺動移動するのを阻止するものとした。が、係止手段100及びロック手段110は、以下に示すように形成することもできる。
図12に示すように、前枠30の裏面に、係止手段100としての四角枠型の係止枠101を固定する。また、係止枠101は、右縦枠部102と、右縦枠部102と平行な左縦枠部103と、右縦枠部102の上端と左縦枠部103の上端とを連結する上横枠部106と、右縦枠部102の下端と左縦枠部103の下端とを連結する下横枠部104とを有する。また、係止枠101は、右縦枠部102を窓31の右側に位置させ、左縦枠部103を窓31の左側に位置させ、上横枠部106を窓31の上側に位置させ、下横枠部104を窓31の下側に位置させて、前枠30の裏面に固定される。また、下横枠部104の上面には、遊技盤50の下端を保持する保持溝107を設け、また、上横枠部106の下面には、ロック片113が差し込まれるロック溝114を設ける。
また、遊技盤50の上部に、ロック手段110を設ける。また、ロック手段110は、鍵112の形状が異なる2つの錠前111から構成する。また、各錠前111は、鍵112の回転軸が前後方向を向くように、遊技盤50の上部に固定する。また、錠前111は、鍵112が差し込まれる鍵穴と、鍵112を鍵穴に差し込んで回すと鍵112の回転に伴って回転するロック片113とを有する。そして、遊技盤50の下端を保持溝107に嵌め込み、遊技盤50を前枠30の裏側に係止させると、各ロック片113は、各ロック溝114の下方にそれぞれ位置するようにする。そして、鍵112を鍵穴に差し込んで回し、ロック片113を回転させると、ロック片113の先端付近がロック溝114内に差し込まれるようにする。これにより、遊技盤50の上端付近を前枠30に留め、遊技盤50が下端を中心に回転するようにして倒れないようにする。
このように形成しても、前枠30の裏面に遊技盤50(機種ユニット40)を係止させてロックすれば、遊技盤50(機種ユニット40)が前枠30に取り付けられ、一方、ロックを解除して係止状態を解除すれば遊技盤50(機種ユニット40)が前枠30から取り外せるので、新台入れ替え作業を容易にすることができる。
また、上記実施の形態では、留め操作部135としてのボルト頭133を、遊技盤50の表面側に位置させ、更には、前枠30又は装飾部材65で隠れる部位に位置させた。そして、遊技盤50を前枠30に取り付けた状態では、留め操作部135としてのボルト頭133を操作できないようにして、遊技盤50の裏面から保護カバー120を取り外せないようにした。が、保護カバー120は、以下に示すようにして固定することもできる。
図13に示すように、保護カバー120は、前側に開口部を有する四角箱型の覆い部121と、覆い部121の前側の開口部の縁から外方へ向けて鍔状に突出する外向きフランジ部122とを有する。また、保護カバー120は、覆い部121で、集合カバー、表示制御基板73、メイン基板71、及びサウンド基板72をすっぽり覆うようにして、遊技盤50の裏面に固定される。具体的には、外向きフランジ部122を、留め具130としてのビス145で、遊技盤50の裏面に固定する。この場合、ビス145の頭が、留め操作部135となる。そして、留め操作部135としてのビス145の頭は、遊技盤50を前枠30に取り付けた際に、溝105内に位置するようにする。
このように形成しても、遊技盤50を前枠30に取り付けた状態では、留め操作部135としてのビス145の頭を操作できず、したがって、遊技盤50の裏面から保護カバー120を取り外すことができなくなる。
本発明の実施の形態に係る弾球遊技機の分解斜視図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機の前枠を開いた状態を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機の係止手段を示す断面図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機のロック手段を示す断面図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機における保護カバーの固定を示す断面図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機の払出ユニットを示す斜視図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機の払出ユニットを示す分解斜視図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機における新台入れ替え作業の説明図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機における新台入れ替え作業の説明図。 本発明の実施の形態に係る弾球遊技機における新台入れ替え作業の説明図。 本発明の他の実施の形態に係る弾球遊技機の払出ユニットを示す斜視図。 本発明の他の実施の形態に係る弾球遊技機の係止手段及びロック手段を示す側面図。 本発明の他の実施の形態に係る弾球遊技機における保護カバーの固定を示す断面図。 従来の弾球遊技機の裏面分解斜視図。
符号の説明
10 弾球遊技機 20 裏枠
25 ヒンジ 30 前枠
31 窓 32 払出口
33 上皿 34 下皿
35 操作ハンドル 36 発射装置
40 機種ユニット 50 遊技盤
51 ガイドレール 52 遊技領域
53 入賞口 54 一般入賞口
55 始動入賞口 56 大入賞口
57 アウト口 58 入賞球通路
59 アウト球通路 60 電気作動装置
61 図柄表示装置 65 装飾部材
70 制御基板 71 メイン基板
72 サウンド基板 73 表示制御基板
75 ハーネス 80 払出ユニット
81 球タンク 82 払出装置
83 誘導通路 84 払出通路
85 裏セット
90 集合ユニット 91 電源装置
92 払出制御装置 93 サウンドアンプ
94 CRインターフェイス基板 95 集中端子板
100 係止手段 101 係止枠
102 右縦枠部 103 左縦枠部
104 下横枠部 105 溝
106 上横枠部 107 保持溝
110 ロック手段 111 錠前
112 鍵 113 ロック片
114 ロック溝 115 固定フレーム
116 ビス 120 保護カバー
121 覆い部 122 外向きフランジ部
130 留め具 131 ボルト
132 ボルト軸 133 ボルト頭
134 ナット 135 留め操作部
140 ビス 145 ビス
150 上方送球機構 160 ベース
161 円形凹部 162 排出路
163 排出口 164 軸孔
165 ガイド溝 166 排出溝
170 支持フレーム 175 ローター
176 軸受部 177 球落とし孔
178 球押し片 180 モータ
181 駆動軸 185 バケット
190 上向き払出通路 195 払出検出センサー

Claims (11)

  1. 島に固定される裏枠と、裏枠にヒンジを介して開閉可能に取り付けられる前枠と、表面に遊技領域が形成されている遊技盤と、遊技盤に固定されるものであって電気的に作動する装置である電気作動装置と、電気作動装置及び遊技を制御するための制御基板とを備えた弾球遊技機であって、
    遊技盤の裏面に少なくとも制御基板を固定して機種ユニットとし、この機種ユニットを前枠に対して着脱可能に形成したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 電気作動装置は、少なくとも、図柄表示装置を含み、
    制御基板は、少なくとも、遊技を制御するためのメイン基板と、メイン基板での遊技にあわせた効果音を発生させるためのサウンド基板と、メイン基板での遊技にあわせた図柄を図柄表示装置に表示させるための表示制御基板とを含むことを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 遊技球を貯留するための球タンクと、球タンクに貯留されている遊技球を払い出すための払出装置とが、裏枠に固定され、
    前枠を開くと、球タンクと払出装置とが、前枠及び遊技盤の裏面から離れるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の弾球遊技機。
  4. 遊技領域内には、少なくとも、入賞口と、アウト口とが設けられ、
    前枠の表面であって遊技盤の下方に相当する位置には、払出装置から払い出された遊技球が排出される払出口と、払出口から払い出された遊技球を貯留して発射装置へ供給するための上皿とが設けられ、
    遊技盤の裏側には、入賞口に入って遊技盤の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くための入賞球通路と、アウト口に入って遊技盤の裏側へ導かれた遊技球を下方へ導くためのアウト球通路とが形成され、
    球タンクは、裏枠の下部に固定されており、入賞球通路を通って下方へ導かれた遊技球と、アウト球通路を通って下方へ導かれた遊技球とを受け入れ可能に形成され、
    払出装置は、裏枠の下部に固定されており、球タンクに貯留されている遊技球を上方へ向けて送り出すための上方送球機構と、上方送球機構により上方へ送り出された遊技球を払出口まで導くための上向き払出通路とを備えていることを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 前枠の表面であって遊技盤の下方に相当する位置には、払出装置から払い出された遊技球が排出される払出口と、払出口から払い出された遊技球を貯留して発射装置へ供給するための上皿とが設けられ、
    球タンクは、裏枠の上部に固定され、
    球タンクの下側には、球タンクに貯留されている遊技球を下方へ導くための下向きの誘導通路が設けられ、
    払出装置は、誘導通路の下側に位置し、かつ、払出口よりも上方に位置するように、裏枠の側部に固定されているとともに、誘導通路から供給された遊技球を払い出すように形成され、
    払出装置の下側には、払出装置から払い出された遊技球を払出口へ導くための下向きの払出通路が設けられていることを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
  6. 遊技盤を前枠の裏側の所定位置に係止させるための係止手段と、係止手段により遊技盤を前枠の裏側の所定位置に係止させた状態で遊技盤の前枠への係止状態が解除されないようにするためのロック手段とを備えていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の弾球遊技機。
  7. 前枠の裏側には、係止手段としての係止枠が固定され、
    係止枠には、相対向するとともに一端を開放端とする2つの溝が設けられ、
    遊技盤は、ほぼ四角形状に形成され、
    遊技盤の相対向する両縁の一端を係止枠の両溝の開放端から両溝内にそれぞれ差し込み、その後に遊技盤を両溝の長手方向に沿って摺動移動させ、遊技盤の両縁を両溝内にそれぞれ位置させると、遊技盤が前枠の裏側の所定位置に係止されるように形成され、
    ロック手段は、遊技盤を前枠の裏側の所定位置に係止させた状態で遊技盤が両溝の長手方向に沿って摺動移動するのを阻止するように形成されていることを特徴とする請求項6記載の弾球遊技機。
  8. ロック手段は、鍵の形状が異なる2以上の錠前から構成されていることを特徴とする請求項6又は7記載の弾球遊技機。
  9. 遊技盤の裏面には、制御基板を覆う保護カバーが、留め具を用いて固定され、留め具は、保護カバーを遊技盤の裏面に固定し又は遊技盤の裏面から取り外す際に操作される留め操作部を有し、留め操作部は、遊技盤の表面側に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の弾球遊技機。
  10. 留め操作部は、遊技盤を前枠に取り付けた際に前枠で隠れる部位、又は遊技盤の表面に取り付けた装飾部材で隠れる部位に位置するように形成されていることを特徴とする請求項9記載の弾球遊技機。
  11. 遊技盤の裏面には、制御基板を覆う保護カバーが、留め具を用いて固定され、留め具は、保護カバーを遊技盤の裏面に固定し又は遊技盤の裏面から取り外す際に操作される留め操作部を有し、留め操作部は、遊技盤を前枠に取り付けた際に溝内に位置するように形成されていることを特徴とする請求項7記載の弾球遊技機。

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