JP2005095431A - 小型スピーカユニット及びそれを備えた立体音再生用遊技台 - Google Patents

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【課題】 スロットマシン等の遊技台にステレオダイポール方式のスピーカを設けることで、遊戯中に優れた音像定位の効果が得られ、臨場感ある立体音を堪能できるようにした小型スピーカユニット及びそれを備えた立体音再生用遊技台を提供する。
【解決手段】 本実施形態のスロットマシン1は、マシン上部に設けられ左右2チャンネルのスピーカ2R、2Lを有するスピーカ部と、マシン中央部に設けられ複数のボタン3a、3b、3cとレバー3bとを有する操作部3と、操作部3の上部に設けられたゲーム内容を表示する操作部3と、それらの上下に設けられた装飾部5とからなる。スロットマシン1内部に立体音声再生装置PAが設けられた、この立体音声再生装置PAによってステレオダイポール方式とその最適化された信号処理方式であるダイマジックバーチャライザー(商標)で処理された音響信号が、スピーカ2R、2Lから出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、立体音を再生するための技術の改良に関するもので、特に、スロットマシン等の遊技台にステレオダイポール方式のスピーカを設けることで、遊戯中に優れた音像定位の効果が得られ、臨場感ある立体音を堪能できるようにした小型スピーカユニット及びそれを備えた立体音再生用遊技台に関する。
近年、スロットマシンやパチンコ台などの音響装置には、様々な工夫が施されており、そのゲーム内容それぞれに応じた特有のBGMが再生されたり、ゲームの状況に応じた効果音が再生されるようになっている。このBGMや効果音は、単にゲームの付属音として用いられるのではなく、需要者にそのBGMを印象づけ、そのゲームを象徴するものとして需要者を引きつけるものであったり、入賞や大当たり等を知らせる情報的機能を有するものであるなど、重要な役割を担うものである。したがって、スロットマシンやパチンコ台の音響装置は、上記理由から音質を向上させるものや音響により臨場感を醸し出すものなどが開発されている。
例えば、特許文献1は、遊技場内においては、複数台のスロットマシンが互いに隙間なく隣接して配置されていることから、他のスロットマシンのスピーカから出力される遊技効果音や騒音等により遊技台のBGMや効果音を聴取しにくくなり、遊技の興趣や遊技者の遊技意欲が低減するという問題点に鑑み、簡単な構成で遊技効果音の高音質化を図ることが出来るスロットマシンを提供することを目的に提案されたものである。
このような特許文献1におけるスロットマシン20は、図6に示すように、複数種のシンボルを可変表示可能な可変表示領域21を有する可変表示手段と、前記可変表示領域21に表示されるシンボルを停止させることが可能な停止操作手段22L、22C、22Rと、を備え、前記可変表示領域21の表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合に、遊技者に所定の遊技価値が付与されるようになっているとともに、遊技効果音等を出力可能な音響出力装置を備える。そして、筐体23の前面における少なくとも上部及び下部の所定箇所に、音響出力部24a、24b、25がそれぞれ設けられ、前記遊技効果音における異なる周波数帯域の音が、前記上部及び下部の音響出力部24a、24b、25からそれぞれ別々に出力されるようになっている。このように、本従来技術においては、高価な音響出力装置を使用したりすることなく、筐体の少なくとも上部及び下部それぞれに音響出力部を設けるだけの簡単な構成で、出力される遊技台のBGMや効果音の高音質化を図っている。
また、特許文献2では、図7に示すように、スロットマシン30の中央部両側に、2つのスピーカ31、32を設けることにより、遊技台のBGMや効果音をステレオ音にし、さらに、演出音に種々の放音態様を設け、様々なパターンの報知形態を組むようにしている。これにより、遊技の演出幅が広がり、飽きのこない種々の演出を行えるスロットマシンの提供を可能としている。また、ステレオ音の放音態様を種々設けることによって、例えば、内部抽選結果をランプの点灯等によって単に報知するのとは異なり、報知に面白みが生じさせている。
特開2000−278165号公報 特開平11−320762号公報
ところで、上記特許文献1においても指摘されていたように、通常、スロットマシンは各台が隣接して設置されており、遊技者は非常に狭いスペースで遊技するのが現状である。他方、従来のスロットマシンにおけるスピーカの配置は、ディスプレイや操作部あるいは装飾部分との兼ね合いから、上記スロットマシン20及びスロットマシン30のようにはマシンの左右両端部に配置されることが多く、また、そのスピーカから発せられる音も非常に高音、高音量である。このような従来のスロットマシンでは、図5(b)において波線矢印で示すように、隣り合った遊技者のスロットマシンから発せられる音声と自己のスロットマシンから発せられる音声とが相互に混じり合ってしまう。
したがって、仮にBGMや効果音をステレオ音声にし、また、ゲームの内容と連動させたものとして、その態様を工夫したとしても、時にこれらの音声は遊技者にとって騒音と感じられる場合もあり、遊技者が自己の遊技台のBGMや効果音等を十分に楽しむことができなかった。
本発明は上記のような従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、スロットマシン等の遊技台にステレオダイポール方式のスピーカを設けることで、遊戯中に優れた音像定位の効果が得られ、臨場感ある立体音を堪能できるようにした立体音再生用遊技台を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の立体音再生用遊技台は、遊技台前面に、ゲーム内容を表示する表示部と、ゲーム内容を操作する操作部と、左右2つのスピーカを設けた音声出力部とを備え、録音あるいは合成された音響信号に対して音の定位を加えるための音像定位演算手段と、この音像定位演算手段から出力される音響信号に対して、その音響信号を左右のスピーカから出力した場合に生じる各チャンネルのクロストークをキャンセルするための処理を施すクロストークキャンセル演算手段と、3次元空間の任意の位置に仮想音源を生成する音源生成演算手段と、による処理が施された音響信号を前記各スピーカに送るための立体音再生装置を備えたことを特徴とする。
以上のような請求項1の発明では、上記各手段を有するステレオダイポール方式を用いることによって、スピーカを近接配置することが可能となるので、隣接して他の遊技台の発する音響に干渉されることなく、優れた音像定位による立体音を楽しむことができると共に、表示部や操作部の配置の妨げとなることなくスピーカを設けることができる。
請求項2の発明は、請求項1記載の立体音再生用遊技台において、前記立体音再生装置は、音響信号に対して、前記各スピーカから出力した場合に互いに隣接する遊技台の間で生じるクロストークをキャンセルするための処理を施す第2のクロストークキャンセル演算手段と、前記各クロストークをキャンセルするための処理が施された音響信号を、前記各遊技台に設けられた左右のチャンネルのスピーカから出力するための手段と、を備えたことを特徴とする。以上のような請求項2の発明では、隣接する遊技台のスピーカからのクロストークが第2のクロストークキャンセル手段により、確実にキャンセルされるので、請求項1の発明に加えてさらに音像の定位が明瞭となる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載の立体音再生用遊技台において、前記2つのスピーカが、前記遊技台上部に近接して設けられ、さらに、遊技者方向である斜め下方向を向けて設けられていることを特徴とする。以上のような請求項3の発明では、2つのスピーカを近接して遊技台上部に設けることにより、スピーカを設置するスペースを最小限に抑えることが可能となるため、表示部や操作部の配置及び遊技台全体の装飾を施すスペースを十分に確保することが可能となる。また、2つのスピーカを遊技者方向に向けて設置することにより、遊技者は優れた音像定位による立体音を楽しむことが可能となる。
請求項4の小型スピーカユニットは、左右2つのチャンネルのスピーカを近接して配置したスピーカ部と、前面にゲーム内容を表示する表示部と、ゲーム内容を操作する操作部とを有する遊技台に対して前記スピーカ部を着脱自在に支持するハウジングとからなることを特徴とする。以上のような請求項4の発明では、ステレオダイポール方式の小型スピーカーが、立体音再生用遊技台に着脱自在に取り付けられているため、遊技台の種類、大きさ、用途やゲーム内容に応じて取り付けや取り外しができるようになったり、従来から使用されている遊技台においても、本発明に係る小型スピーカユニットを用いることができるようになる。
以上説明したように、本発明によれば、スロットマシン等の遊技台にステレオダイポール方式のスピーカを設けることで、遊戯中に優れた音像定位の効果が得られ、臨場感ある立体音を堪能できるようにした小型スピーカユニット及びそれを備えた立体音再生用遊技台を提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について図1から図5を参照して具体的に説明する。
〔1.構成〕
本実施形態は、立体音再生用遊技台を例示するもので、個々の遊技台にステレオダイポール方式のスピーカを設けることで、隣り合う遊技台の音声と交わることなく、遊戯中に優れた音像定位の効果が得られ、臨場感ある立体音を堪能できるようにしたものである。
図1は、本実施形態の遊技台であるスロットマシン1の全体構成を示す正面図及び側面図である。すなわち、本実施形態のスロットマシン1は、マシン上部に設けられ左右2チャンネルのスピーカ2R、2Lを有するスピーカ部と、マシン中央部に設けられ、レバー3aと複数のボタン3b、3c、3dとを有する操作部3と、操作部3の上部に設けられたゲーム内容を表示する表示部4と、それらの上下に設けられた装飾部5とからなる。
スピーカ部2は、図2に示すように、後述するステレオダイポール方式対応の小型スピーカ2R、2Lと、その2つのスピーカを近接配置して外部から保持するハウジング2Hとからなる。そして、このハウジング2Hは、図1に示すように、その下部からスロットマシン1上部に設置され、スピーカ2R、2Lの音響吹き出し口が遊技者の方向である下部方向を向くように保持している。ここで、このスピーカ部2はスロットマシン1に予め一体に設けてもよいし、着脱可能な構成としてもよい。また、遊技者の体格等に応じて、その向きを矢印Aに示す方向に調整自在に構成してもよい。
また、操作部3及び表示部4(図1)は、通常のスロットマシンに設けられているものと同様構成からなる。例えば、操作部3のレバー3aは、表示部4の3つのスロット4a、4b、4cの回転を指示するもので、ボタン3b、3c、3dは、回転しているスロット4a、4b、4cの停止を指示するものである。装飾部5には、そのゲームを象徴するキャラクターや装飾的文字が記載され、主としてスロットマシン1に対する遊技者の興味を惹起するような宣伝的効果を有する部分である。そのため、この装飾部5の模様や図柄等は、そのゲーム内容等に応じて適宜変更されるものである。
一方、このスロットマシン1内部には、図3に示すようなゲーム制御部Gと、立体音再生装置PAとが設けられている。このゲーム制御部Gは、上記操作部3と表示部4の動作を制御するものであり、また、立体音再生装置PAは、このゲーム制御部Gから送られてくる信号を読み取り、その信号に応じて、ステレオダイポールによる処理が施した音響信号を生成し、それをスピーカ2R、2Lに送るように構成されている。
ここで、ステレオダイポール方式によるスピーカ配置と最適化された信号処理方式は、併せて最大の効果を発揮する音像定位の技術の1つである。まず、音像定位の技術とは、音源の位置や方向に応じて、部屋や空間といった伝達系、聴く人の頭部、耳介、肩などでの反射、回折、共振などの影響によって、左右の耳に届く周波数成分すなわち音色などが異なることを応用した技術である。
具体的には、音像定位の技術は、左右の耳に聞こえる音について、強さの違い、周波数成分、音波の位相のずれといった違いを生じさせる頭部伝達関数に基いた処理を加えることで、あたかも特定の方向から聞こえてくるように感じさせるものである。
このような音像定位の技術の例としては、ステレオダイポールの他にバイノーラル録音などが知られている。例えばバイノーラル録音は、聴く人の両耳に伝わる音圧を制御することで音場を再現する技術で、人間の頭に似たダミーヘッドの両耳の位置に配置したマイクで、両耳に届く音をそのまま録音し再生する技術である。このバイノーラル録音では、原音場の定位感や臨場感には優れるが、再生は実質上ヘッドホンに限られ、ヘッドホンの特性の影響や装着時の違和感といった問題がある。
一方、本実施形態で用いるステレオダイポール方式は、近接して配置した2つのスピーカで立体音を再生する技術で、音源の種類に合わせたデジタルフィルタにより、左右のスピーカからの音が反対側の耳にも届く現象(クロストークと呼ぶ)のキャンセルや、3次元空間内の所望の角度と距離に応じた前記のような頭部伝達関数を電気的に合成することで、空間の任意の位置に仮想音源を配置するものである。また、このような音響信号に対する最適化された処理をダイマジックバーチャライザ−(商標)による処理と呼ぶこととする。
このようなステレオダイポール方式によれば、互いに離れた位置に左右のスピーカを設置するトランスオーラル方式などと比べて、スピーカの設置スペースがコンパクトで済み、また、聴く人が3D効果を体感できる範囲も広く、音像の定位も安定する。また、ステレオダイポール方式では、従来のステレオ録音やバイノーラル録音による音源も、リアスピーカなどを使うことなく立体的に再生することができる。
すなわち、立体音再生装置PAは、スピーカ部2のスピーカ2R,2Lには、上記のようなダイマジックバーチャライザーによる処理が施された音響信号を送るように構成されており、具体的には、図4に示すように、原音生成手段11と、音響定位演算手段12と、クロストークキャンセル演算手段13と、第2のクロストークキャンセル演算手段14と、音源生成演算手段15、出力制御部16とを備えている。
このうち原音生成手段11は、LSIやCD−ROMなどの媒体に予め録音された音響信号を再生したり、あるいはコンピュータなどによって合成することによって、原音となる音響信号を生成するための部分であり、例えば、記録媒体から信号などを読み出すための制御回路や、読み出した信号のレベルを増幅するための増幅回路や、A/D変換回路などを適宜組み合わせて構成すればよい。
音響定位演算手段12は、原音生成手段11から提供される音響信号に対して音の定位を加えるための部分である。また、クロストークキャンセル演算手段13は、この音像定位演算手段12から出力される音響信号に対して、その音響信号を左右のスピーカから出力した場合に生じる各チャンネルのクロストークをキャンセルするための処理を施す部分である。
第2のクロストークキャンセル演算手段14は、音響信号に対して、スピーカ2R,2Lから出力した場合に、互いに隣接するスロットマシン1の間で生じるクロストークをキャンセルするための処理を施す部分である。また、音源生成演算手段15は、上記処理の施された音響信号に対して、3次元空間の任意の位置に仮想音源を生成するための処理を施す部分である。
また、出力制御部16は、上記各手段によって処理が施された音響信号を、各スロットマシン1に設けられた左右のチャンネルのスピーカ2R,2Lから出力するための手段であり、D/A変換回路やアンプなどの手段を備えている。
〔2.作用〕
上記のように構成された本実施形態は、次のように作用する。
〔2−1.作用の概略〕
本実施形態では(図1)、立体音再生装置PAにより、ステレオダイポール方式とその最適化された信号処理方式であるダイマジックバーチャライザーによる処理が施された音響信号が、各スピーカ2R,2Lに送られる。
〔2−2.具体的作用〕
より具体的には、遊技者が、スロットマシン1の操作部3を介してスロットゲームをスタートさせると、ゲーム制御部Gが、そのゲームの進行内容に応じた指令を立体音再生装置PAに送られる。そして、この立体音再生装置PAにおいて(図4)、まず、原音生成手段11が、LSIやCD−ROMなどの媒体に予め録音された音響信号を再生したり、あるいはコンピュータなどによって合成することによって、原音となる音響信号を生成する。
この音響信号については、音源の種類に合わせたデジタルフィルタにより、次のような処理が行われる。すなわち、この音響信号については、まず、音響定位演算手段12により、3次元空間内の所望の角度と距離に応じた頭部伝達関数を電気的に合成することで、空間の任意の位置に仮想音源を配置する、すなわち音の定位を加えるための処理が行われる。
続いて、この音響信号については、クロストークキャンセル演算手段13により、その音響信号を左右のスピーカから出力した場合に生じる各チャンネル間のクロストークをキャンセルするための処理が施される。さらに、このような処理に続いて、音響信号については、第2のクロストークキャンセル演算手段14により、各専用スピーカ2R,2Lから出力した場合に互いに隣接する椅子の間で生じるクロストークをキャンセルするための処理を施す。また、音源生成演算手段15によって、3次元空間の任意の位置に仮想音源を生成するための処理が施される。
そして、出力制御部16は、音響定位演算手段12、クロストークキャンセル演算手段13、第2のクロストークキャンセル演算手段14、音源生成演算手段15によって上記のように処理が施された音響信号を、スロットマシン1に設けられた左右のチャンネルのスピーカ2R,2Lから出力する。
ここで、図5(b)に示すような従来のトランスオーラル方式では、スロットマシン1a'の左右側に分離して設置されたスピーカ2R'、2L'から出力される音声Xは、隣接するスロットマシン1b'から出力される音声Yと混じり合うため、音像定位の効果が低下し、遊技者Pは臨場感あるゲーム音声を聴取できないばかりか、音質の低下した音声しか聴くことができなかった。
しかし、スピーカ2R、2Lは、図3に示すように、スロットマシン1上部に遊技者P方向である下方向に向けて設置され、また、2つのスピーカは近接配置されており、さらに、スピーカ2R、2Lは、上記のような処理を施されたステレオダイポール方式の音声が出力されるため、遊技者Pは、この出力された音声を直接的に受聴することができると共に、図5(a)に示すように、スピーカ2R、2Lから出力する音声は、隣接するスロットマシン間で混じり合うことなく、遊技者Pは、臨場感にあふれ、優れた音像定位の立体音を楽しむことができる。
〔3.効果〕
上記のように、本実施形態では、個々のスロットマシン1に2チャンネルのスピーカ2R,2Lを近接して設けることによって、遊技者Pは、たとえ他のスロットマシンが隣接していたとしても、ステレオダイポール方式とその最適化された信号処理方式であるダイマジックバーチャライザーによる処理が施された音声が、自己の遊技中のスロットマシン1上部に設けられたスピーカ2R,2Lから発せられるため、優れた音像定位による立体音を楽しむことができる。
また、本実施形態では、隣接するスロットマシン間で遊戯する各人の耳には、隣のスロットマシンに設けられたスピーカ2R、2Lの音が届くが、第2のクロストークキャンセル演算手段14の作用により、隣のスロットマシンのスピーカ2R,2Lからのクロストークはキャンセルされるので、音像の定位が明瞭となる。
さらに、スピーカ部2はスロットマシン1に対して、着脱自在に構成することにより、遊技台の種類、大きさ、用途やゲーム内容に応じて取り付けや取り外しができるようになったり、従来から使用されている遊技台においても、本発明のスピーカ部2を用いることができるようになる。
〔4.他の実施形態〕
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、次に例示するような他の実施形態も包含するものである。例えば、遊技台とは、本実施例のスロットマシン1に限らず、パチンコ台やゲーム台等を含むものである。
また、専用スピーカについては、図1に示したようにスロットマシン1上部に設けることは必須でなく、スロットマシン1の表示部及び操作部の配置スペースの妨げとならない場合、あるいはマシン全体の装飾を失わない場合には、いずれの箇所においても取り付け可能である。例えば、図1の上下に設けられた装飾部5のいずれかに埋め込み式にて設けたりすることができる。さらに、立体音再生装置については、その具体的な構成は自由であり、また、必ずしもスロットマシン1内部に設けることは必須なく、音響制御室のような別室にて一括管理したり、原音の種類ごとに複数設けてもよい。また、音像定位やクロストークキャンセルのための演算の具体的なアルゴリズムや各種特性値は自由に定めることができる。
本実施形態に係るスロットマシン1の全体構成を示す正面図及び側面図。 本実施形態に係るスピーカ部2の構成を示す斜視図及び模式図。 本実施形態に係るスロットマシン1の内部構成を示す模式図。 本実施形態に係る立体音再生装置PAの構成及び作用を示すブロック図。 本実施形態に係るステレオダイポール方式と従来のトランスオーラル方式とを比較した模式図。 従来技術におけるスロットマシン20を示す正面図。 従来技術におけるスロットマシン30を示す正面図。
符号の説明
1、20、30…スロットマシン
2…スピーカ部
2R、2L、2R'、2L'、31、32…スピーカ
2H…ハウジング
3…操作部
3a…レバー
3b、3c、3d…ボタン
4…表示部
5…装飾部
11…原音生成手段
12…音像定位演算手段
13…クロストークキャンセル演算手段
14…第2のクロストークキャンセル演算手段
15…音源生成演算手段
16…出力制御手段
21…可変表示領域
22…停止操作手段
23…筐体
24、25…音響出力部
G…ゲーム制御部
PA…立体音再生装置

Claims (4)

  1. 遊技台前面に、ゲーム内容を表示する表示部と、ゲーム内容を操作する操作部と、左右2つのスピーカを設けた音声出力部とを備え、
    録音あるいは合成された音響信号に対して音の定位を加えるための音像定位演算手段と、
    この音像定位演算手段から出力される音響信号に対して、その音響信号を左右のスピーカから出力した場合に生じる各チャンネルのクロストークをキャンセルするための処理を施すクロストークキャンセル演算手段と、
    3次元空間の任意の位置に仮想音源を生成する音源生成演算手段と、
    による処理が施された音響信号を前記各スピーカに送るための立体音再生装置を備えたことを特徴とする小型スピーカユニットを備えた立体音再生用遊技台。
  2. 前記立体音再生装置は、音響信号に対して、前記各スピーカから出力した場合に互いに隣接する遊技台の間で生じるクロストークをキャンセルするための処理を施す第2のクロストークキャンセル演算手段と、
    前記各クロストークをキャンセルするための処理が施された音響信号を、前記各遊技台に設けられた左右のチャンネルのスピーカから出力するための手段と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の小型スピーカユニットを備えた立体音再生用遊技台。
  3. 前記2つのスピーカは、前記遊技台上部に近接して設けられ、さらに、遊技者方向である斜め下方向を向けて設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の立体音再生用遊技台。
  4. 左右2つのチャンネルのスピーカを近接して配置したスピーカ部と、
    前面にゲーム内容を表示する表示部と、ゲーム内容を操作する操作部とを有する遊技台に対して前記スピーカ部を着脱自在に支持するハウジングとからなることを特徴とする小型スピーカユニット。
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