JP3124331U - 無指向性アクティブスピーカー - Google Patents
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Abstract
【課題】自由なリスニング環境に即した新しい音楽鑑賞スタイルの提示
【解決手段】通常正面の左右2対となったスピーカーシステムをそれらが直角に交わる配置とし、さらにその裏側にもう一対のLRスピーカーを設ける。それによって、スピーカーの横、裏側でもハイファイサウンドを楽しむことが可能になる。付加的機能として、それらが回転または移動する機能を取り入れる。そのことにより、出力音自体が「動く」という3D的なサウンドシステムを手軽に実現できる。
【選択図】図1
【解決手段】通常正面の左右2対となったスピーカーシステムをそれらが直角に交わる配置とし、さらにその裏側にもう一対のLRスピーカーを設ける。それによって、スピーカーの横、裏側でもハイファイサウンドを楽しむことが可能になる。付加的機能として、それらが回転または移動する機能を取り入れる。そのことにより、出力音自体が「動く」という3D的なサウンドシステムを手軽に実現できる。
【選択図】図1
Description
オーディオ分野に関する
デスクトップスピーカーや一般スピーカーなどのその構成配置は、LとRの左右配置が常で、その音場は基本的にスピーカー正面から聞く人間方向に向かっているのが基本になっている。
なし
部屋のどこにいても、ステレオ感を味わえる手軽なリスニングシステムの提示、そして従来のリスニングシステムにはなかった音場の創造
スピーカーシステム本体のL側R側を同居させて、上からみて円形または正方形の形状とさせ、スピーカーを倍である表裏の計4箇所の配置とさせる。さらにオプション的にそのシステム自体を可動性のものとする。
リスニングポジションをスピーカー前面に限定させず、部屋での移動中など、どの場所においてもLRの音場が聞き取れることが可能になる。
システムを上から見た場合、図1で示すようなスピーカーユニット配置にする。この配置は、左右のスピーカー位置が接近しているため、音の定位は一般オーディオシステムに比べ取りづらくなるが、手軽に使うことが前提であるデスクトップシステムでは、個々の音の定位や位置関係などの細かい音場感は求められていないように思われる。しかし、リスニングシステムとしてその聴感上のステレオ感だけは最低限求められる。によって、人間の左右の耳にステレオに振り分けた音をシステムとして提供することを可能とさせる。
図1でのリスニングポジション1では、LとRの発生音が最も理想的に耳へ提供される。そして、リスニングポジションが2になった場合でも、それと同じ音響でLとRが聞き分けることが出来る。通常のスピーカーだとこの2の位置がポジションの場合、まったくハイファイ感のない、こもった音しか聞き取ることが出来ない。また図に直線矢印で示したように、スピーカーはユニット中央の半円形状になったコーンから伝達する音が、音を左右上下に拡散させる特性を持っていて、ポジション3にいてもある程度の割合でL側の発生音を受け取ることができる。この図で見ると、ポジション1ではL1からの発生音が右耳に入ってくる構図に見えるが、あくまでもバランス上の比率ではR1からの音量がポジション1での右耳に入る割合が多いわけで、こういった場合人間はステレオ感を充分感じることが出来る。
そしてリスニングポジション4にいた場合、人間側はLとRの音場を、いわゆるRLとして受け取る結果になるが、ステレオの音源を左右反対として人間が受け取ったとしてもそれは、なんら問題が発生することではなく、個人で所有する音楽に関してその使用方法は自由であり、LRをRLとして受け取ることは個人の選択の自由である。むしろ、音楽に対してそれに束縛されない自由なリスニング環境が求められている現代において、ユーザーの部屋内の場所移動での常にハイファイ感あるシステムを提示することは、ユーザー自身の希求している権利のように考える。音楽を受け取る際に通常求められるのは、あの音が右側に存在しているという事実より、その音場感があるかないかだけのことである。
この場合で、リスニングに際して音の左右感が持てないポジションとして、図でのポジション5の位置、つまり1つのスピーカーユニットの真正面にいた時の場合があげられる。この位置は基本的にR側の出力の受け取り量がもっとも多い割合になり、L側の発生音も左右同じ比率で入ってきて、結果LとRがミックスされたモノラルのリスニングポイントともなり得るが、実際には、部屋の壁からの反響音も存在、関係するわけであり、それらが複雑に反響した場合には左と右の耳に入ってくるL側の発生音が若干の変容を伴うこととなり、完璧なモノラル状態になるわけではない。
これは、部屋のリスニングポジションを限定しないシステムであるということの他に、通常2つの固体を必要としていたスピーカーシステムが1つで機能することになり、それは使用者が設置する場所を決める上での利点になる。
0006項から0009項までが、本考案の基本的提示であるが、もうひとつ、このシステムへの別の新しいリスニング方法の提示として、このユニット自体をモーターなどで回転させるアイディアがある。基本的にはこのシステムをL→R→L→Rまたはその逆に回す方法となるが、さらにそれを上下方向も合わせた、方向の無作為抽出とも言うべき性質の提示も考えられる。そのことによって、音楽リスニング中にLRの音場が縦横無尽に動くことを楽しめることになる。
音の性質上、低音部の発生音や、音楽自体の定位がセンター位置にあるものはユニットが動いたとしても聞き取り側では変化は感じられないが、高音部から中音部の帯域を持ち、なおかつミキシングにおいて左右に振り分けられているハイハット、カッティンッグギターやシンセサイザー、ストリングスなどの装飾音、そして原音にコーラス効果などを加えられているエフェクト音などは、同じリスニングポジションにおいて例えば左に定位した音の定位が、右に行ったり左に戻ったりすることになる。分かりやすく言うなら、音の飾り付けのみが目の前の場所を行ったり来たりと動き回るわけである。サラウンドシステムなどでこういった効果を表したものもあるとも考えられるが、このシステムは出力音自体が目の前で動くわけであり、このリアルさは、エフェクト装置によって擬似的に再現したものとは比べものにならないほど、ダイレクトに聞く人の耳へ届く世界である。オルガンなどに組み込まれていた「レスリースピーカー」なるものがあるが、あれはあくまでも単出力の音自体に効果をつける機構であって、本考案は2つの出力を連続的に移動させるもので、さらにオーディオ的な扱われ方をすると言う意味で、根本から使われ方が相違するものである。
リスニングポイントを固定させないという便宜性と、スピーカー自体がエフェクト作用をもたらすシステムであるという斬新性は、大衆に価値感ある魅力と購買欲をもたらすものである。
L1、L2、R1、R2は、本体スピーカのLとRとそれが2対あるということを示したものであり、ポジション1から5までは、本文中に述べたリスニングポジションを示すものである。
Claims (2)
- スピーカーシステムの表裏の複数配置により、リスニング位置を限定させないシステムを実現すること
- ステレオスピーカーを回転、または移動させることで新しい音場空間を提示すること
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006000770U JP3124331U (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | 無指向性アクティブスピーカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006000770U JP3124331U (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | 無指向性アクティブスピーカー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3124331U true JP3124331U (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=43474273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006000770U Expired - Fee Related JP3124331U (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | 無指向性アクティブスピーカー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3124331U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012054669A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | オーディオ再生装置 |
JP2012151530A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-09 | Ari:Kk | バイノーラル音声再生システム、バイノーラル音声再生方法 |
-
2006
- 2006-02-08 JP JP2006000770U patent/JP3124331U/ja not_active Expired - Fee Related
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