JP4529406B2 - 遊技機部材および遊技機 - Google Patents
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Description
(2)該天然繊維の繊維長が30mm以上である、(1)に記載の遊技機部材。
(3)該繊維系部材の見かけ密度が0.65〜1.0g/cm3の範囲にある、(1)または(2)に記載の遊技機部材。
(4)該繊維系部材中の天然繊維の混率が70〜95重量%の範囲にある、(1)〜(3)のいずれかに記載の遊技機部材。
(5)該天然繊維がケナフまたはジュートである、(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機部材。
(6)(1)〜(5)のいずれかに記載の遊技機部材を用いたパチンコ機用枠体。
(7)厚さが16〜20mmの範囲内にある、(1)〜(5)のいずれかに記載の遊技機部材を用いたパチンコ機用ゲージ板。
(8)厚さが8〜14mmの範囲内にある、(1)〜(5)のいずれかに記載の遊技機部材を用いたパチスロ機用筐体板。
(9)(1)〜(5)のいずれかに記載の遊技機部材、または、(6)記載のパチンコ機用枠体、または、(7)記載のパチンコ機用ゲージ板、または、(8)記載のパチスロ機用筐体板を用いた遊技機。」である。
これらより繊維系部材の見かけ密度を下式により求めた。
また、本発明の遊技機部材は厚さが8〜20mmの範囲内にある。厚さを8mm以上にすることで、パチスロ機等の筐体板として使用するために必要な剛性、すなわち曲げ強さが得られ、また厚さを20mm以下にすることで、パチスロ機やパチンコ機に省スペースでゲージ板、または筐体板を装着することができる。
A.釘打ち性
作成した遊技機部材に長さ33mm、胴部経2mmの真鍮釘をハンマーで打ち込み長さが15mmになるまで打ち込み、その際に真っ直ぐ打ち込めたものを○とし、15mm打ち込めないものあるいは釘が曲がったものを×とした。
B.釘の引き抜き強力
JIS Z2121の木材の釘引き抜き抵抗試験方法に準じ、使用する釘は長さ33mm、胴部経2mmの真鍮釘を用い、釘の打ち込み長さは15mmとした。引き抜き速度を50±0.5mm/分とし、その時の釘の引き抜きに要した最大荷重(N)を測定した。
C.曲げ強さ
JIS K6911の熱硬化性プラスチック一般試験方法に記載の曲げ強さ測定方法に基づき、荷重速度50mm/min、試験片の幅50mm、長さ150mmにて曲げ強さ(N/cm2)を測定した。なお、前述の測定条件以外の測定条件及び測定方法はJIS K6911に準じた。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度6.6デシテックス、長さ51mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とケナフ靭皮繊維を65mmにカットしたものを30:70の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付15200g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に19mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、60分間加熱加圧成型を行った。得られたパチンコ機用ゲージ板の目付は14250g/m2、厚さは19mm、見かけ密度は0.75g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度6.6デシテックス、長さ51mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とケナフ靭皮繊維を40mmにカットしたものを10:90の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付10800g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に17mmのスペーサーと共に挟み、190℃加熱下のプレス機で圧力2.0MPa、60分間加熱加圧成型を行った。得られた遊技機部材の目付は10200g/m2、厚さは17mm、見かけ密度は0.60g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度6.6デシテックス、長さ51mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とケナフ靭皮繊維を10mmにカットしたものを60:40の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付7400g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に15mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、80分間加熱加圧成型を行った。得られたパチンコ機用ゲージ板の目付は6750g/m2、厚さは15mm、見かけ密度は0.45g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度6.6デシテックス、長さ51mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とケナフ靭皮繊維を40mmにカットしたものを30:70の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付22300g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に19mmのスペーサーと共に挟み、190℃加熱下のプレス機で圧力2.0MPa、70分間加熱加圧成型を行った。得られたパチンコ機用ゲージ板の目付は20900g/m2、厚さは19mm、見かけ密度は1.10g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度3.3デシテックス、長さ25mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とジュート靭皮繊維を76mmにカットしたものを20:80の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付17200g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に19mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、70分間加熱加圧成型を行った。得られた遊技機部材の目付は16150g/m2、厚さは19mm、見かけ密度は0.85g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度3.3デシテックス、長さ25mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とジュート靭皮繊維を76mmにカットしたものを10:90の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付10080g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に19mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、70分間加熱加圧成型を行った。得られた遊技機部材の目付は9500g/m2、厚さは19mm、見かけ密度は0.50g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度3.3デシテックス、長さ25mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とジュート靭皮繊維を25mmにカットしたものを30:70の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付8100g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に19mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、60分間加熱加圧成型を行った。得られたパチンコ機用ゲージ板の目付は7600g/m2、厚さは19mm、見かけ密度は0.40g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度3.3デシテックス、長さ25mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とジュート靭皮繊維を76mmにカットしたものを10:90の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付9080g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に19mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、60分間加熱加圧成型を行った。得られた遊技機部材の目付は8550g/m2、厚さは19mm、見かけ密度は0.45g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度6.6デシテックス、長さ51mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とケナフ靭皮繊維を65mmにカットしたものを30:70の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付8050g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に10mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、60分間加熱加圧成形を行った。得られた遊技機部材の目付は7500g/m2、厚さは10mm、見かけ密度は0.75g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度6.6デシテックス、長さ51mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とケナフ靭皮繊維を65mmにカットしたものを30:70の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付6450g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に10mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、60分間加熱加圧成型を行った。得られた遊技機部材の目付は6020g/m2、厚さは10mm、見かけ密度は0.60g/cm3であった。
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして繊度6.6デシテックス、長さ51mmの短繊維を得た。このポリ乳酸繊維とケナフ靭皮繊維を65mmにカットしたものを30:70の重量比で混綿、開繊してシート状にしたものを積層し、目付4300g/m2の積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に10mmのスペーサーと共に挟み、200℃加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、60分間加熱加圧成型を行った。得られた遊技機部材の目付は3970g/m2、厚さは10mm、見かけ密度は0.40g/cm3であった。
Claims (9)
- 天然繊維とポリ乳酸樹脂とが混在した繊維系部材から構成され、該繊維系部材の見かけ密度が0.5〜1.0g/cm3の範囲内、該繊維系部材中の天然繊維の見かけ密度が0.45〜0.95g/cm 3 であり、かつ厚さが8〜20mmの範囲内にあることを特徴とする遊技機部材。
- 該天然繊維の繊維長が30mm以上である、請求項1に記載の遊技機部材。
- 該繊維系部材の見かけ密度が0.65〜1.0g/cm3の範囲にある、請求項1または2に記載の遊技機部材。
- 該繊維系部材中の天然繊維の混率が70〜95重量%の範囲にある、請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機部材。
- 該天然繊維がケナフまたはジュートである、請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機部材。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機部材を用いたパチンコ機用枠体。
- 厚さが16〜20mmの範囲内にある、請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機部材を用いたパチンコ機用ゲージ板。
- 厚さが8〜14mmの範囲内にある、請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機部材を用いたパチスロ機用筐体板。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機部材、または、請求項6記載のパチンコ機用枠体、または、請求項7記載のパチンコ機用ゲージ板、または請求項8記載のパチスロ機用筐体板を用いた遊技機。
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