JP2006289769A - 繊維系ボードおよびその製造方法 - Google Patents

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誠 中原
Osamu Mito
三戸  理
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Abstract

【課題】
植物由来原料を用いることにより環境への負荷を低減でき、パーテーションや掲示板などとして用いられる際の画鋲やピンの突き刺し性、およびその保持性に優れ、かつ、床材として用いた際の弾力性に優れた繊維系ボードとその製造方法を提供する。
【解決手段】
平均繊維長5〜100mmの範囲内の短繊維とポリ乳酸樹脂とを含み、前記ポリ乳酸樹脂を全重量に対して10〜60重量%の範囲内で含有し、かつ、見かけ密度が0.2〜0.5g/cmの範囲内にある繊維系ボードである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、植物由来原料を用いることにより環境への負荷を低減することができ、パーテーションや掲示板などとして用いられる際の画鋲やピンの突き刺し性、およびその保持性に優れ、かつ、床材として用いた際の弾力性に優れた繊維系ボード、およびその製造方法に関するものである。
従来から、床材や壁材などに代表される建築資材には、ブナ材などの木材の単板を積み重ね、接着剤を用いて張り合わせた合板や、粉砕した木材をフェノール樹脂などを塗布して一体化させたパーティクルボード等が多く用いられてきた。また近年では、木質繊維とフェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を混合し、熱圧縮することで得られる繊維ボード、いわゆるMDF(中密度繊維板)なども、建築資材やインテリア資材に広く用いられている。
上述の合板や繊維板は、従来から用いられてきた木材と同等の強度を有するため、建築資材の中でも強度を必要とする壁材や床材として用いられてきた。しかしながら、上述の合板や繊維板は壁材や床材などとして必要な強度を有するものの、パーテーション用ボード、掲示板、告示板、壁面用仕上げ板および仕切り板などとして用いた場合、掲示物を貼り付ける際の画鋲やピンが刺さらないというような問題があった。また、床材の芯材としては適切であるが、表面材として用いた際には弾力性がなく、歩行者に硬い印象を与えるという課題もあった。また、接着剤としてフェノール系接着剤やメラミン系接着剤などの熱硬化性接着剤が用いられていることから、作業環境の汚染、作業者への健康障害、さらには使用時のホルムアルデヒド含有物質の揮発によるシックハウス症候群を引き起こすなどの問題があった。また、上述の熱硬化性樹脂は石油を原料とするものであり、環境への負荷が少なくないというような問題があった。
このような問題点に対し、近年では、木質チップと接着剤となる変性ポリオレフィン繊維を混合し不織布とし、加熱圧縮成形によって木質チップを接着させることで、熱硬化性接着剤を用いることなく、複雑な作業工程を必要としないで効率的に木質ボードを製造することが提案されている(特許文献1参照。)。しかしながら、これらの木質ボードにおいても、石油系の接着剤を使用するため、環境への負荷が少なくないというような問題があった。また、この提案では、適切な温度で熱処理することにより、密度が0.4〜0.55g/cmの低密度なボードが得られ、木質繊維の繊維長は適宜選択することができ、その長さは1〜100mmであるとされている。しかしながら、この提案は、適切な温度で熱処理を行ったとしても、繊維長が1〜3mm程度の短い繊維を用いた場合や、接着剤の比率が不適切であった場合には、パーテーションや掲示板として必要な画鋲やピンの保持性を得ることが困難であった。
このような問題点に対し、繊維長3〜10mmの繊維間を低融点の繊維または粉末状の接着剤で接着し、見かけ密度を0.3〜0.7g/cmとすることにより、掲示板などとして用いた際の画鋲やピンの突き刺し性、保持性に優れたボードが得られることが提案されている(特許文献2参照。)。しかしながら、このような繊維ボードにおいても、石油系の接着剤を使用するため、環境への負荷が少なくないというような問題があった。また、繊維長が1〜3mm程度の短い繊維を用いた場合には、掲示板として必要な画鋲やピンの保持性を得ることが困難であった。また、ボードの見かけ密度が0.5g/cmを超える場合には画鋲やピンが刺さらないというような問題があった。
また、上述の従来技術の石油系接着剤を用いることによる環境負荷の増加問題については、天然繊維にバインダーとしてポリ乳酸系樹脂を用いる繊維系ボードが提案されている(特許文献3参照。)。この提案においては、見かけ密度を0.2g/cm以上とすることにより、曲げ強さが強く、高温高湿下での曲げ強さの保持率が高い繊維系ボードが得られるとされているが、密度が0.5g/cmを超える場合には、パーテーションや掲示板として用いた際に、画鋲やピンが刺さらないというような問題があった。また、用いられる繊維の繊維長については50mm程度との記載があるが、その範囲は不明瞭である。
特開2003−245909号公報(請求項1、第0006段落、第0033段落) 特開2001−171026号公報(請求項1、第0025段落) 特開2004−130796号公報(請求項1、第0009段落、第0016段落)
本発明の目的は、かかる従来技術の欠点に鑑み、植物由来原料を用いることにより環境への負荷を低減でき、パーテーション用ボードや掲示板などとして用いられた際の画鋲やピンの突き刺し性、およびその保持性に優れ、かつ、床材として用いた際の弾力性に優れた繊維系ボードおよびその製造方法を提供することにある。
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用する。
(1)本発明の繊維系ボードは、平均繊維長5〜100mmの範囲内の短繊維とポリ乳酸樹脂とを含み、前記ポリ乳酸樹脂を全重量に対して10〜60重量%の範囲内で含有し、かつ、見かけ密度が0.2〜0.5g/cmの範囲内にある繊維系ボードである。
本発明の繊維系ボードは、次の好ましい態様を含んでいる。
(2)前記の短繊維が、天然繊維であること。
(3)前記の短繊維が、セルロース系繊維であること。
(4)平均繊維長20〜100mmのポリ乳酸短繊維を前記のポリ乳酸樹脂の原料として含むこと。
(5)前記のポリ乳酸樹脂が、カルボジイミド化合物を含む(1)〜(4)のいずれかに記載の繊維系ボード。
(6)前記のポリ乳酸短繊維が、160〜180℃の範囲の融点を有するポリ乳酸樹脂からなる芯部と、融点が50℃〜150℃の範囲内の低融点生分解性樹脂からなる鞘部とを有する芯鞘繊維であること。
(7)前記の低融点生分解性樹脂が、低融点ポリ乳酸樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリブチレンサクシネート樹脂、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートカーボネートおよびポリブチレンアジペートテレフタレート樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種の熱可塑性生分解性樹脂であること。(8)前記のポリ乳酸短繊維が、160〜180℃の範囲の融点を有するポリ乳酸樹脂からなる芯部と、弾性体からなる鞘部とを有する芯鞘繊維を含むこと。
(9)前記の繊維系ボードが、使用済みの繊維系ボードを回収し得られた回収材を含むこと。
(10)前記の繊維系ボードが、天然由来原料を全重量に対して90重量%以上含むこと。
(11)前記の繊維系ボードを用いて得られるパーテーション用ボード、掲示板、告示板、壁面用仕上げ板、間仕切り板または床材。
(12)本発明の繊維系ボードの製造方法は、全重量に対して10〜60重量%の範囲内のポリ乳酸短繊維と、平均繊維長5〜100mmの範囲内の短繊維とを混合し得られた布状物を、加熱した後圧縮するか、または加熱と圧縮を同時に行うことを特徴とする繊維系ボードの製造方法である。
(13)また、本発明の繊維系ボードの製造方法は、全重量に対して10〜60重量%の範囲内のポリ乳酸短繊維と、平均繊維長5〜100mmの範囲内の短繊維とを混合し得られた布状物を積層し、目付を400〜25000g/mの範囲内に調節した後、加熱した後圧縮するか、または加熱と圧縮を同時に行い、ボードの厚みを2〜50mmの範囲内に調節することを特徴とする繊維系ボードの製造方法である。
(14)ポリ乳酸短繊維の平均繊維長が、20〜100mmの範囲内である(12)または(13)に記載の繊維系ボードの製造方法である。
本発明によれば、植物由来原料を用いることにより環境への負荷を低減でき、パーテーション用ボードや掲示板などとして用いられる際の画鋲やピンの突き刺し性、およびその保持性に優れ、かつ、床材として用いた際の弾力性に優れた繊維系ボードを得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
本発明の繊維系ボードは、平均繊維長が5〜100mmの範囲内の短繊維と、繊維系ボードの全重量に対して10〜60重量%のポリ乳酸樹脂とを含み、繊維系ボードの見かけ密度を0.2〜0.5g/cmとすることに特徴を有し、本発明者らは、これらの条件を全て満足させることにより、環境への負荷を低減できると同時に、パーテーションなどとして用いられた際の画鋲やピンの突き刺し性、およびその保持性に優れた繊維系ボードを効率的に提供できることを見出した。
本発明の繊維系ボードに含まれる短繊維は、石油由来原料の使用比率を低下させ環境負荷を軽減する観点から、天然繊維であることが好ましい。従来の石油を原料とした
ポリエステル短繊維やナイロン短繊維は、上記の観点よりその使用は好ましくない。
さらに、本発明で用いられる短繊維は、各種の天然繊維の中でもセルロース系繊維であることが好ましい。例えば、木質系や草本系のセルロース系繊維である。できるだけ繊維長の長いセルロース系繊維を用いることにより、補強材としての効果を高めることができる。具体的には、木材パルプ、バガス、ムギワラ、アシ、パピルス、タケ類等のイネ科植物パルプ、木綿、ケナフ、ローゼル、アサ、アマ、ラミー、ジュート、ヘンプ等の靭皮繊維、サイザルアサおよびマニラアサ等の葉脈繊維等からなる群から選ばれる1種以上からなる繊維が含まれていること好ましい。これらのうちでも、比較的繊維長が長く、一年草であって熱帯地方および温帯地方での成長が極めて早く容易に栽培できる草本類に属するケナフあるいはジュートから採取される繊維を採用することにより、優れた強度を得ることができる。特に、ケナフの靭皮にはセルロース分が60%以上と高い含有率で存在しており、かつ高い強度を有していることから、ケナフ靭皮から採取されるケナフ繊維を用いることが好ましい。
本発明では一定の繊維長の短繊維を含ませることにより、前記短繊維が画鋲やピンに絡まり保持することができると同時に、加工時のハンドリング性を得ることが可能となる。短繊維の繊維長を5mm以上とすることにより、画鋲やピンの保持性、さらには繊維系ボードをパーテーションなどに加工する際のハンドリング性を高め、加工効率を高めることができる。短繊維の繊維長が5mmを下回ると、上述の画鋲などの保持性とハンドリング性を得ることができない。一方、短繊維の繊維長が100mmを超えると、繊維系ボードの製造において、短繊維とポリ乳酸樹脂とを均一に分散させることが困難となり、生産性が低下すると共に画鋲などの保持性が低下する。
また、本発明では上述の短繊維を結合させるための接着剤(結合材)として、繊維系ボードの全重量に対して、10〜60重量%の範囲内でポリ乳酸樹脂を含ませる必要がある。これにより、画鋲などの保持性と加工時のハンドリング性に優れた繊維系ボードを得ることができると同時に、石油系原料の使用比率を低下させ、環境負荷を軽減できる。
ポリ乳酸樹脂の樹脂の配合率が10重量%を下回ると、ポリ乳酸樹脂のバインダーとしての効果が極端に低下し、目標とする画鋲保持性とハンドリング性を得ることができない。一方で、ポリ乳酸樹脂の配合率が60重量%を超えると、上述の短繊維の比率が低下し、画鋲やピンと短繊維の絡合が少なくなり、同様に目標とする画鋲保持性とハンドリング性を得ることができない。
次に、本発明の繊維系ボードの結合材となる「ポリ乳酸樹脂」について説明する。ポリ乳酸樹脂は、非石油系原料、すなわちトウモロコシなどの植物を原料とするものであり、製造工程においても石油系の溶剤をほとんど使用しないために、繊維系ボードの製造、使用および廃棄の段階を全体で考えたとき、環境への負荷を少なくすることができるものである。また、ポリ乳酸樹脂は、生分解性プラスチックの中でも融点が170℃程度と適度な耐熱性を有するとともに、成形性に優れ、他の天然繊維や木質系材料との接着性も優れている。
本発明で用いられるポリ乳酸樹脂には、ポリ乳酸ホモポリマーの他、乳酸コポリマーおよびブレンドポリマー等の乳酸系ポリマーが含まれる。乳酸系ポリマーの重量平均分子量は、一般に5〜50万である。また、ポリ乳酸樹脂におけるL−乳酸単位とD−乳酸単位の構成モル比L/Dは、100/0〜0/100のいずれであっても良いが、高い融点を得るにはL乳酸あるいはD乳酸いずれかの単位を75モル%以上、さらに高い融点を得るにはL乳酸あるいはD乳酸のいずれかの単位を90モル%以上含むことが好ましい。
また、本発明で用いられるポリ乳酸樹脂には、カルボジイミド化合物を添加することが好ましい。乳酸系ポリマーまたはこれに含まれるオリゴマーの反応活性末端をカルボジイミド化合物で封鎖することにより、乳酸系ポリマー中の反応化成末端を不活性化し、ポリ乳酸系樹脂の加水分解を抑制するものである。従って、高温や高湿環境下で使用された場合に劣化しにくい繊維系ボードを得るために好適なポリ乳酸樹脂を得ることが可能となる。
ここで言うカルボジイミド化合物は、例えば、ジイソシアネート化合物を重合したものが好適に用いられるが、中でも4,4’−ジシクロヘキシルメタンカルボジイミドの重合体やテトラメチルキシリレンカルボジイミドの重合体やその末端をポリエチレングリコールなどで封鎖したカルボジイミド化合物が好ましく用いられる。
本発明の繊維系ボードを製造する工程において、前記のポリ乳酸樹脂の形状は、短繊維状であって、かつ、その平均繊維長は20〜100mmの範囲内であることが好ましい。平均繊維長が20〜100mmの範囲内の短繊維状のポリ乳酸を繊維系ボードの原料として用いることにより、ポリ乳酸短繊維以外の短繊維とポリ乳酸短繊維とを均一に分散させることができ、均一なピンの突き刺し性と保持性が得られる。加えて、短繊維とポリ乳酸短繊維とを周知のローラーカードなどを用いて混合して不織布を得、これらを積層し、成形、一体化させるという簡易的な工程で、効率よく繊維系ボードを得ることが可能となる。粉体状やペレット状のポリ乳酸樹脂を用いた場合、短繊維とポリ乳酸樹脂との比重差により、配合斑が発生し、ピンの突き刺し性や保持性に片寄りが生じることがある。
また、ポリ乳酸短繊維の平均繊維長が、20mm未満の場合や100mmを超える場合は、周知のローラーカードなどで均一に分散させることが困難となり、均一なピンの突き刺し性と保持性を得ることが困難となることがある。
本発明で用いられるポリ乳酸短繊維は、優れた生産性を得る点で、160℃〜180℃の範囲内の融点を有するポリ乳酸樹脂からなる芯部と、融点が50℃〜150℃の範囲内の低融点生分解性樹脂からなる鞘部を有する芯鞘繊維であることが好ましい。繊維の鞘部に低融点の生分解性樹脂を配置させることにより、繊維系ボードを製造する際の成形工程において、比較的少ない熱量で繊維系ボードを成形することができ、生産効率を向上させることが可能となる。
本発明においては、低融点生分解性樹脂としては、好ましくは融点が50℃〜150℃の範囲内の生分解性樹脂を好適に用いることができ、これにより生産性を大幅に向上させることが可能となる。低融点生分解性樹脂としては、融点が50℃〜150℃の範囲内の生分解性樹脂、例えば、低融点のポリ乳酸樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリブチレンサクシネート樹脂、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートカーボネートおよびポリブチレンアジペートテレフタレート樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種の熱可塑性生分解性樹脂を用いることが好ましい。
また、本発明においては、ポリ乳酸短繊維の鞘部に弾性体からなる鞘部を配置させることにより、画鋲やピンなどの保持性と突き刺し性、さらには床材などとして用いられた際の弾力性を更に高めることができる。上述の弾性体については、例えば、各種エラストマーや天然ゴム、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、エチレンプロピレンターポリマーゴム、シリコーンゴム、クロロスルフフォン化ポリエチレンゴム、ポリウレタンおよびポリトリメチレンテレフタレート等の弾性体を用いることができる。特に、ポリトリメチレンテレフタレートは、その一部を植物由来原料とすることが可能であり、非石油材料であることによる環境負荷の低減が図れるため好ましく用いることができる。
また、本発明の繊維系ボードは、使用済みの繊維系ボードを回収し得られた回収材を含むことが好ましい。使用済みの繊維系ボードを再度成形し使用することで、マテリアルリサイクル率を高め、さらに環境負荷の低減を図ることができる。ここで、本発明の「使用済み繊維系ボードを回収して得られる回収材」とは、製品として使用された木質繊維やケナフ繊維などを主原料とする繊維系ボードを破砕機用いて破砕し得られる粒状物や粉体、あるいは、製品への加工工程において排出された加工屑を上記の通り破砕して得られる粒状物や粉体、または、製品への加工工程において切削加工等により排出された粒状や粉体状の加工屑等をいい、例えば、遊技機として使用された木材やプラスチック部材を破砕機などで破砕し得られる粒状物、あるいは、木材などを家具や建材に加工する際に排出される切り屑等が挙げられる。
本発明の繊維系ボードは、植物由来のポリ乳酸樹脂や、好ましくはセルロース系繊維などの天然繊維を含むものであるが、環境負荷低減の観点から、前記の天然由来原料を90重量%以上含むことが好ましい。さらには、植物由来原料のみからなる繊維系ボードであることが好ましい。
本発明の繊維系ボードは、見かけ密度が0.2〜0.5g/cmの範囲内であることが、目標とする画鋲やピンの保持性、および加工時のハンドリング性を得るために必要である。見かけ密度を0.2g/cm以上にすることでパーテーションや掲示板として必要な画鋲などの保持性が得られ、また、見かけ密度を0.5g/cm以下にすることで目標とする画鋲やピンの突き刺し性が得られる。見かけ密度が0.2g/cmを下回ると必要とする画鋲やピンの保持性が得られない。一方、見かけ密度が0.5g/cmを超えると画鋲やピンの突き刺し性が低下する。すなわち、人力で画鋲やピンを突き刺すことが困難となる。なお、本発明における見かけ密度は、以下の方法で測定したものである。
まず、平板状の繊維系ボードを用意する。該繊維系ボードの重量(g)は温度20℃、湿度65%RHの標準状態で24hr放置後、10cm×10cmの試験片を切り出し、その重量を測定した。次に、繊維系ボードの体積は、先に重量を測定した10cm×10cmの試験片の厚みt(cm)を、荷重をかけない状態で測定し、下式により求めた。
繊維系ボードの体積(cm)=10cm×10cm×t(cm)
これらより繊維系ボードの見かけ密度を下式により求めた。
見かけ密度[g/cm]=(繊維系ボードの重量[g])/(繊維系ボードの体積[cm])
また、本発明の繊維系ボードを得るための好ましい製造方法としては、全重量に対して10〜60重量%の範囲内のポリ乳酸短繊維と、平均繊維長が5〜100mmの範囲内の短繊維とを混合し得られた布状物を、加熱した後圧縮するか、または加熱と圧縮を同時に行うことにより、効率的に、かつ、均一なピンの突き刺し性と保持性を有する繊維系ボードを得ることができる。
本発明の見かけ密度が0.2〜0.5g/cmの繊維系ボードは、不織布等の布状物の目付と成形後の厚みを適宜設定することにより得ることができる。例えば、厚み3mmの繊維系ボードで0.2〜0.5g/cmの見かけ密度を得たい場合、プレス定盤の隙間間隔は3mmで一定にしておき、布状物又はその積層体の目付を600〜1500g/mの範囲に調整する。また、厚みが6mmの場合は、プレス定盤の隙間を6mmにしておき、布状物又はその積層体の目付を上記の2倍の1200〜3000g/mの範囲に調整する。
本発明の繊維系ボードは、ボードの厚みを2〜50mmの範囲内に調整することにより、必要な画鋲やピンの突き刺し性を得ることができると共に、効率良く繊維系ボードを製造することができる。ボード厚みが2mmを下回ると、画鋲やピンの保持することが困難となる。一方、ボード厚みが50mmを超えると、圧縮成形の際にボード内部まで熱を伝えることが困難となり、生産効率が低下する。上述のボード厚み範囲において、見かけ密度0.2〜0.5g/cmの繊維系ボードを得るためには、布状物またはその積層物の目付を、400〜25000g/mの範囲内に調節する。
本発明の繊維系ボードは、パーテーション用ボード、掲示板、告示板、壁面用仕上げ板、間仕切り板または床材等に好適である。
以下、実施例によって本発明の繊維系ボートについて、更に詳細に説明するが、これらは本発明を限定するものではない。実施例中の画鋲の突き刺し性と画鋲の保持性の測定方法としては、次の方法を用いた。
(a)画鋲の突き刺し性:
繊維系ボードを30cm角に切り取り、二重画鋲(株式会社ソニック製、針長7mm、針径0.9mm、材質:真鍮)を用いて5人の被験者により、繊維系ボードに突き刺す場所を変更し、10回画鋲を突き刺した際の官能評価を行い、以下の基準で評価した。
○:容易に突き刺すことができる。
△:突き刺す際に大きな抵抗を感じるが、突き刺し可能である。或いは部分的に突き刺せない部位がある。
×:突き刺し不可能である。
(b)画鋲の保持性:
繊維系ボードを30cm角に切り取り、垂直の鉄板面に固定する。ついで、A3サイズのリサイクル用紙(フジゼロックスオフィスサプライ株式会社製、サイズ:タテ420mm、ヨコ297mm、重量63g/m)を複数枚重ね、紙の合計重量を200g±3gとなるように調整し、紙の積層物(合計厚み2.0mm)を得る。前記紙の積層物の短辺から20mm、長辺から149mmの位置に、二重画鋲(株式会社ソニック製、針長7mm、針径0.9mm、材質:真鍮)を1本突き刺し、さらに、上述の垂直平面に固定した繊維系ボードに突き刺し、固定し、以下の基準で評価した。
○:容易に紙を固定できる。
×:紙を固定できず、紙の自重により画鋲が抜け落ちる。
(実施例1)
ポリ乳酸樹脂を公知の方法で繊維化し、捲縮付与後カットして単繊維が繊度6.6デシテックスで、平均繊維長が51mmのポリ乳酸短繊維を得た。一方、平均繊維長が65mmのケナフの靭皮繊維を用意した。このポリ乳酸短繊維とケナフ靭皮繊維を30:70の重量比でローラーカードを用いて混綿し、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付1055g/mの積層体を得た。この積層体を2枚の鉄板の間に3mmのスペーサーと共に挟み、200℃の温度の加熱下のプレス機で圧力2.4MPa、10分間加熱加圧成形を行った。得られた繊維系ボードの重量は1022g/mであり、厚さは3.2mmであり、見かけ密度は0.32g/cmであった。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは、画鋲の突き刺し性と保持性の双方に優れたものであった。
(実施例2)
実施例1の不織布を用い、この不織布を7層積層し、目付721g/mの積層体を得た。
この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が708g/mであり、厚さが3.1mmであり、見かけ密度が0.23g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは、画鋲の突き刺し性と保持性の双方に優れたものであった。
(実施例3)
実施例1の不織布を用い、この不織布を14層積層し、目付1412g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が1385g/mであり、厚さが3.1mmであり、見かけ密度が0.45g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは画鋲の突き刺し性にやや劣るが、保持性に優れたものであった。
(実施例4)
実施例1にて用いたポリ乳酸短繊維とケナフ靭皮繊維を20:80の重量比でローラーカードを用いて混綿し、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付1013g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が983g/mであり、厚さが3.0mmであり、見かけ密度が0.33g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは画鋲の突き刺し性と保持性の双方に優れたものであった。
(実施例5)
実施例1にて用いたポリ乳酸短繊維とケナフ靭皮繊維を50:50の重量比でローラーカードを用いて混綿し、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付1083g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が1048g/mであり、厚さが2.9mmであり、見かけ密度が0.36g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは画鋲の突き刺し性と保持性の双方に優れたものであった。
(実施例6)
実施例1にて用いたポリ乳酸短繊維と平均繊維長20mmのケナフ靭皮繊維とを30:70の重量比でローラーカードを用いて混綿し、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付1003g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が988g/mであり、厚さが3.0mmであり、見かけ密度が0.33g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは画鋲の突き刺し性と保持性の双方に優れたものであった。
(実施例7)
実施例1にて用いたポリ乳酸短繊維と平均繊維長80mmのケナフ靭皮繊維とを30:70の重量比でローラーカードを用いて混綿、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付1051g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が1036g/mであり、厚さが3.1mmであり、見かけ密度が0.33g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは画鋲の突き刺し性と保持性の双方に優れたものであった。
(比較例1)
実施例1の不織布を用い、この不織布を5層積層し、目付505g/mの積層体を得た。
この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が491g/mであり、厚さが2.9mmであり、見かけ密度が0.17g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは画鋲の突き刺し性に優れていたが、画鋲の保持性に劣るものであった。
(比較例2)
実施例1の不織布を用い、この不織布を16層積層し、目付1753g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が1697g/mであり、厚さが3.2mmであり、見かけ密度が0.53g/cmの繊維系ボードを得た。
このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは画鋲の突き刺し性に劣り、画鋲を突き刺すことができなかった。
(比較例3)
実施例1で用いたポリ乳酸短繊維とケナフ靭皮繊維を5:95の重量比でローラーカードを用いて混綿し、開繊して不織布を得た。この不織布を9層積層し、目付922g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が908g/mであり、厚さが2.8mmであり、見かけ密度が0.32g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは、画鋲の突き刺し性に優れていたが、画鋲の保持性に劣るものであった。
(比較例4)
実施例1で用いたポリ乳酸短繊維とケナフ靭皮繊維を70:30の重量比でローラーカードを用いて混綿、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付1045g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が1031g/mであり、厚さが2.9mmであり、見かけ密度が0.36g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは、画鋲の突き刺し性および画鋲の保持性に劣るものであった。
(比較例5)
実施例1で用いたポリ乳酸短繊維と平均繊維長3mmのケナフ靭皮繊維とを30:70の重量比でローラーカードを用いて混綿し、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付985g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が928g/mであり、厚さが3.0mmであり、見かけ密度が0.31g/cmの繊維系ボードを得た。 このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは、画鋲の突き刺し性に優れていたが、画鋲の保持性に劣るものであった。
(比較例6)
実施例1で用いたポリ乳酸短繊維と平均繊維長120mmのケナフ靭皮繊維とを30:70の重量比でローラーカードを用いて混綿し、開繊して不織布を得た。この不織布を10層積層し、目付992g/mの積層体を得た。この積層体を実施例1と同一の方法にて加圧成形し、重量が939g/mであり、厚さが3.1mmであり、見かけ密度が0.30g/cmの繊維系ボードを得た。このようにして、得られた繊維系ボードの特性を表1に示した。この繊維系ボードは、画鋲の突き刺し性および画鋲の保持性に劣るものであった。
Figure 2006289769
本発明の繊維系ボードは、画鋲やピンを用いて、各種の掲示物を貼り付ける用途、例えばパーテーション、掲示板、告示板、壁面仕上げ板および間仕切り板などとして好適に用いられる。また、弾力性を必要とする床材としても好適に用いられる。特に、パーテーション用ボード、掲示板および告示板などの用途に用いた際にその機能を十分に発揮する。

Claims (14)

  1. 平均繊維長5〜100mmの範囲内の短繊維とポリ乳酸樹脂とを含み、前記ポリ乳酸樹脂を全重量に対して10〜60重量%の範囲内で含有し、かつ、見かけ密度が0.2〜0.5g/cmの範囲内にある繊維系ボード。
  2. 短繊維が天然繊維である請求項1記載の繊維系ボード。
  3. 短繊維が、セルロース系繊維である請求項1または2記載の繊維系ボード。
  4. ポリ乳酸樹脂が、カルボジイミド化合物を含む請求項1〜3のいずれかに記載の繊維系ボード。
  5. 平均繊維長20〜100mmのポリ乳酸短繊維をポリ乳酸樹脂の原料として含む請求項1〜4のいずれかに記載の繊維系ボード。
  6. ポリ乳酸短繊維が、160〜180℃の範囲の融点を有するポリ乳酸樹脂からなる芯部と、融点が50℃〜150℃の範囲内の低融点生分解性樹脂からなる鞘部とを有する芯鞘型繊維である請求項5記載の繊維系ボード。
  7. 低融点生分解性樹脂が、ポリ乳酸樹脂、ポリカプロラクトン樹脂、ポリブチレンサクシネートアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンサクシネートカーボネート、ポリブチレンサクシネート樹脂およびポリブチレンアジペートテレフタレート樹脂からなる群から選ばれた少なくとも1種の熱可塑性生分解性樹脂である請求項6記載の繊維系ボード。
  8. ポリ乳酸短繊維が、160〜180℃の範囲の融点を有するポリ乳酸樹脂からなる芯部と、弾性体からなる鞘部とを有する芯鞘型繊維である請求項5記載の繊維系ボード。
  9. 使用済みの繊維系ボードを回収し得られた回収材を含む請求項1〜8のいずれかに記載の繊維系ボード。
  10. 天然由来原料を全重量に対して90重量%以上含む請求項1〜9のいずれかに記載の繊維系ボード。
  11. 請求項1〜10の繊維系ボードを用いて得られるパーテーション用ボード、掲示板、告示板、壁面用仕上げ板、間仕切り板または床材。
  12. 全重量に対して10〜60重量%の範囲内のポリ乳酸短繊維と、平均繊維長5〜100mmの範囲内の短繊維とを混合し得られた布状物を、加熱した後圧縮するか、または加熱と圧縮を同時に行うことを特徴とする繊維系ボードの製造方法。
  13. 全重量に対して10〜60重量%の範囲内のポリ乳酸短繊維と、平均繊維長5〜100mmの範囲内の短繊維とを混合し得られた布状物を積層し、目付を400〜25000g/mの範囲内に調節した後、加熱した後圧縮するか、または加熱と圧縮を同時に行い、ボードの厚みを2〜50mmの範囲内に調節することを特徴とする繊維系ボードの製造方法。
  14. ポリ乳酸短繊維の平均繊維長が、20〜100mmの範囲内である請求項12または13に記載の繊維系ボードの製造方法。
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