JP2772228B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2772228B2 JP29597593A JP29597593A JP2772228B2 JP 2772228 B2 JP2772228 B2 JP 2772228B2 JP 29597593 A JP29597593 A JP 29597593A JP 29597593 A JP29597593 A JP 29597593A JP 2772228 B2 JP2772228 B2 JP 2772228B2
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勉 町田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両の後部に
設ける車両用灯具に関し、特にハイマウントストップラ
ンプ(以下、HMSLと称する)に適用して好適な車両
用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のHMSLでは、後続車に対する視
認性を高めるために自動車の後部の可及的に高い位置に
設けており、例えばリアウインドガラスの上辺部に沿っ
て配置したものが提案されている。図13(a)はその
一例を示すものであり、横に細長く形成したHMSL2
Aを、リアウインドガラスRWGの上辺部の外側面に配
設している。ここでは、HMSL2Aはボディ81内に
多数個のLED(発光ダイオード)82を配列し、ボデ
ィ81にはレンズ83を取着した構成とされ、このボデ
ィ81の背面を接着剤84を用いてリアウインドガラス
RWGの外側面に接着している。また、LED82等に
接続されるコード85をリアウインドガラスに開設した
孔86を通して車室内に引入れ、電源回路に接続させて
いる。また、図示は省略するが、コード85を隠すため
のコードカバーが配設されることもある。
【0003】また、図13(b)は他の例を示したもの
であり、ここではHMSL2Bをリアウインドガラスの
上辺部の内側面に配設している。ここでは自動車の車体
パネルP等にブラケット91を固定し、このブラケット
91にボディ92を取着し、このボディ92内にLED
93を内装し、かつレンズ94を取着した構成とする。
また、HMSL2Bに接続されるコード95は、パネル
P内を通して電源回路に接続させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のHM
SLにおいて、前者のリアウインドガラスRWGの外側
面に配設するHMSL2Aでは、HMSLのボディ81
を接着剤84でリアウインドガラスRWGに接着してい
るため、その支持強度が弱く、衝撃等により簡単に脱落
してしまう。また、コード85を引き出すためにリアウ
インドガラスRWGに孔を開設する必要があり、そのた
めの作業が面倒になる。更に、車室内にはコードを隠す
ためのカバーを孔位置からパネル位置まで延設する必要
があり、見栄えが低下されるという問題がある。
【0005】また、後者のリアウインドガラスの内側面
に配設したHMSL2Bでは、車室内にブラケット91
を取着し、かつこれにHMSLを支持しているため、部
品点数が多くなるとともにその取付作業工数が多くな
り、しかもHMSL2Bが占有する分だけ車室内空間が
狭められる。また、HMSL2Bで発光される光がリア
ウインドガラスRWGを透して外部に射出されるため、
ガラス面において光が反射され、発光時の見栄えが低下
されるとともに、反射光が自車の運転者に対するグレア
光となり易いという問題がある。本発明の目的は、取付
の作業性を改善するとともに見栄えを向上することを可
能にしたHMSLに好適な車両用灯具を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用灯具は、
車両のリアウインドガラスのリムと一体的に灯具ホルダ
を形成し、この灯具ホルダに対して光源を内装した灯具
ユニットを着脱可能に設け、かつ灯具ホルダにはリムを
貫通して車室内に電気接続されるコネクタを有し、灯具
ユニットには光源に電気接続されるコネクタを有し、灯
具ユニットを灯具ホルダに装着したときに両者が前記各
コネクタを介して相互に電気接続されるように構成す
る。また、灯具ユニットを灯具ホルダに装着したときに
互いに係合して灯具ユニットを灯具ホルダに係止する係
合部を前記灯具ユニットと灯具ホルダに設けた構成とす
る。
【0007】
【作用】灯具ユニットを灯具ホルダに対して装着するこ
とにより灯具の装備が実現でき、取付作業性が改善され
る。また、灯具ユニットと灯具ホルダとをコネクタによ
り電気接続することにより電気接続用のコードが不要と
なり、外観上の見栄えが向上される。
【0008】
【実施例】次に、本発明を図面を参照して説明する。図
1は本発明をHMSLに適用した実施例の概略斜視図で
あり、図2は灯具ユニットを灯具ホルダから離脱させた
状態の斜視図である。これらの図において、自動車のリ
アウインドガラスRWGは自動車の車体BDの後部開口
部にリム1により取着される。このリムはウェザースト
リップ或いはモール等で構成されるものであり、本実施
例では以後モールと称する。そして前記リアウインドガ
ラスRWGの上辺部に対応するモール1の上縁部にHM
SL2が配置されている。即ち前記モール1には、その
長さ方向に沿って横に細長い灯具ホルダ3が一体に形成
され、かつ、この灯具ホルダ3に対してはその正面方向
から灯具ユニット4が着脱可能に構成されている。そし
て、この灯具ユニット4を灯具ホルダ3に装着したとき
には、後述するコネクタの結合により灯具ホルダ3を介
して灯具ユニット4に電源が接続され、灯具ユニット4
が発光されるようになっている。
【0009】図3は図1のA−A線に沿う拡大断面図で
ある。前記モール1はリアウインドガラスRWGの周縁
を保持するために剛性の高い素材で形成された芯材11
と、この芯材11を覆って車体開口との間の防水性を確
保するために樹脂或いはゴム等で形成されたシール材1
2とで構成されており、その上縁部の所要長さ領域にお
いて前記芯材11とシール材12との一部を利用して灯
具ホルダ3が形成されている。即ち、この灯具ホルダ3
は自動車の後方を向けて開口した断面形状が略三角形を
した細長い樋状となるような芯材11を有し、かつこの
芯材11の背面側の周囲がシール材12で覆われてい
る。
【0010】また、図4に一部の破断斜視図を示すよう
に、灯具ホルダ3の両端部の2箇所には、正面方向を向
けて角筒部31が一体に形成され、かつこの角筒部31
内には導電部材で形成される真直なコネクタ片32の先
端部32aが突出状態に保持され、これらで雄型コネク
タ33が形成されている。前記コネクタ片32の他端部
32bは前記芯材11及びシール材12を貫通してリア
ウインドガラスRWGの内側面にまで延設され、リアウ
インドガラスRWGの内側面にプリント形成された導電
膜34にロウ材35等により接続されている。この導電
膜34はリアウインドガラスRWGの内側面にリアデフ
ォッガとして形成されるものを利用すれば、このHMS
L2のために特別に設ける必要はない。更に、前記灯具
ホルダ3の上下面部及び両側面部の各内面には、後述す
るように灯具ユニットに設けた凹部に係合される複数個
のランス36が設けられる。
【0011】一方、灯具ユニット4は、図5に部分分解
斜視図を示すように、前記灯具ホルダ3の樋形状に対応
して背面部5aが略三角形の断面形状として形成され、
かつこの背面部5aが前記灯具ホルダ3内に嵌入可能な
灯具ボディ5と、この灯具ボディ5の正面側に取着され
る断面形状がU字型をした細長いレンズ6と、これら灯
具ボディ5とレンズ6とで画成された灯室内に配置され
る光源構体7とで構成される。前記灯具ボディ5は、背
面部5aの両端位置には、前記灯具ホルダ3に設けた雄
型コネクタ33を受け入れる凹所51が形成され、この
凹所51内に雌型コネクタ52が形成される。この雌型
コネクタ52は、雄型コネクタ33の角筒部31に嵌入
される小寸法の角柱部53と、この角柱部53内に先端
部54aが埋設されて前記雄型コネクタ33のコネクタ
片32の先端部32aに嵌合されるコネクタ片54と、
前記角筒部31と角柱部53との間をシールするブッシ
ング55とで構成される。このコネクタ片54の他端部
54bは灯具ボディ5を貫通して前記灯室内にまで延長
される。また、灯具ボディ5の背面部の傾斜した上下面
には、それぞれ前記灯具ホルダ3のランス36に係合さ
れる複数個の凹部56が形成されている。また、灯具ボ
ディ5の正面部は中央部に光源構体7の一部を受け入れ
る長溝57が形成され、かつその両側に沿って光源構体
7を支持するための支持片58が突出されている。
【0012】前記レンズ6は内面に所要のステップ6a
が形成され、その開口部6bを前記灯具ボディ5の正面
側の周囲の平坦面に衝接させた上で超高波溶着法により
溶着固定して灯具ボディ5との間に気密な灯室を画成し
ている。また、このレンズ6の両端部の外側面には前記
灯具ホルダ3のランス36に係合される凹部61が形成
されている。なお、この実施例ではレンズ6の下面には
光を透過しない漏光防止塗装膜62を形成している。
【0013】前記光源構体7はここでは光源にLEDを
用いた例を示しており、前記灯具ボディ5の正面部に支
持片58により一体的に支持される細長いプリントベー
ス板71を有している。即ち、前記支持片58はプリン
トベース板71の厚さに相当する寸法のフックとして形
成されており、このフック形状部にプリントベース板7
1の両側縁部を係合させることで、プリントベース板7
1が灯具ボディ5に一体的に支持されている。また、こ
のプリントベース板71には赤色光を発光する多数個の
LED72が配列支持されており、プリントベース板7
1に形成した導電回路パターン(図示せず)により各L
EDや抵抗、ダイオード等の他の回路部品の電気接続が
行なわれ、かつこの導電回路パターンの一部73がリー
ド線74により前記雌型コネクタ52のコネクタ片54
の他端部54bに電気接続されている。
【0014】したがって、この構成のHMSL2は、自
動車のリアウインドガラスRWGを装着する際に、前記
したようにその一部に灯具ホルダ3を一体に設けたモー
ル1を使用すれば、リアウインドガラスRWGの上縁部
に沿って必然的に灯具ホルダ3が配置されることにな
る。そして、この灯具ホルダ3に対してその正面側から
灯具ユニット4を嵌合させると、灯具ボディ5の背面部
5aが灯具ホルダ3の内面に密接した状態で嵌入され、
かつこのとき灯具ボディ5に設けた凹部56が灯具ホル
ダ3のランス36と係合し、灯具ユニット4は灯具ホル
ダ3に装着される。この状態では、灯具ユニット4と灯
具ホルダ3との間に特殊治具を挿入させてランス36と
凹部56との係合を解除しない限り灯具ユニット4を灯
具ホルダ3から離脱させることはできず、灯具ユニット
4の盗難が防止できる。
【0015】また、灯具ユニット4を灯具ホルダ3に嵌
合させると同時に雌型コネクタ52の角柱部53が雄型
コネクタ33の角筒部31に嵌入し、両者のコネクタ片
32,54の各先端部32a,54aが電気接続され
る。このため、自動車側の電源回路と灯具ユニット4の
光源構体7、即ちプリントベース板71に設けた導電回
路パターンの一部73とが電気接続され、LED72へ
の電源供給が行われ、LED72が発光される。LED
72から発光された赤色光はレンズ6を透して外部に照
射される。このとき、レンズ6の下面には漏光塗装膜6
2が塗布されているため、レンズ6の下面に向かう光は
透過されることはなく、例えばレンズ6の下面を透過し
た光がリアウインドガラスRWGで反射され、HMSL
2の下側部分のリアウインドガラスRWGがぼやけた状
態で照射されて発光時の見栄えが低下されることを未然
に防止する。また、リアウインドガラスに投射された光
がこのガラスを透過して自車の運転者に投射されること
もなく、運転者に対するグレア光が生じることもない。
なお、この実施例ではモール1のシール材12の上部及
び左右端部を正面方向に突出させた庇12aを形成して
いるので、レンズ6の上面及び左右面をこの庇12aで
被覆することができ、これが保護壁として機能してレン
ズ6の破損を抑制することができる。
【0016】このため、このHMSL2では、灯具ホル
ダ3を一体形成したモール1を採用すれば、その後に灯
具ユニット4を灯具ホルダ3に嵌合させる作業のみでH
MSL2を装備することが可能になり、HMSL2を自
動車の車体に固定するための部品は不要となり、かつそ
の組付作業も極めて簡単なものとなる。また、HMSL
2を固定するための部品が露呈されることもないため、
外観上の見栄えは向上される。更に、HMSL2はリア
ウインドガラスRWGの外側面に配設されるため、HM
SL2で発光された光がリアウインドガラスRWGで反
射されることもなく、発光時の見栄えも改善される。ま
た、HMSL2への電気接続は灯具ホルダ3と灯具ユニ
ット4を電気接続する雄雌の各コネクタ33,52を介
し、更に灯具ホルダ3を貫通するコネクタ片32を介し
て自動車側の電源回路に接続するため、コードが露呈さ
れることがないとともに、ガラスに孔を開設する必要も
ない。
【0017】ここで、図6に示すように、灯具ホルダ3
に設けた雄型コネクタ33のコネクタ片32の先端部3
2a′を角筒部31の底面において板厚方向に90度方
向に捩った構成とすれば、これに嵌合される灯具ユニッ
ト4の雌型コネクタ52のコネクタ片54の先端部54
a′の板厚方向を前記実施例のものよりも90度相違さ
せた構成とすることができる。このため、灯室内に突出
されるこのコネクタ片54の他端部54b′を灯具ユニ
ット4の長さ方向に曲げ形成することができ、その曲げ
端をプリントベース板71の導電回路パターンの一部7
3に直接電気接続させることができる。これにより、コ
ネクタ片と導電回路パターンとを電気接続するリード線
が不要となる。
【0018】或いは、図7に示すような構成としてもよ
い。この構成では、コネクタに相当する箇所の灯具ユニ
ット4の灯具ボディ5には開口部511が設けられ、こ
の開口部511に臨んで灯具ユニットに導電性板ばね1
00が延設され、その一端部100aを灯具ボディ5に
設けた角ボス部512のスリット内に圧入して支持され
る。前記導電性板ばね100は板厚方向に曲げ形成され
ており、その中間一部100bはプリントベース板71
の導電回路パターンの一部で構成した電極75に近接さ
せた状態で対向配置される。また、プリントベース板7
1は灯具ホルダ5に設けた長めのボス513とねじ10
1により前記導電性板バネ100を介装し得る寸法だけ
灯具ホルダ5から離して支持される。また、灯具ホルダ
3は前記灯具ボディ5の開口部511に対向する位置に
は、導電性のロッド端子102が正面方向に真直に突出
された状態で固定される。なお、このロッド端子102
は図示を省略した回路により自動車側の電源回路に接続
されていることは言うまでもない。更に、このロッド端
子102を包囲するように、筒状に形成した防水のため
のパッキン103が灯具ホルダ3或いは灯具ボディ5の
一方に取着される。
【0019】このように構成することで、図8に示すよ
うに、灯具ユニット4を灯具ホルダ3に装着したとき
に、灯具ホルダ3に設けたロッド端子102が開口部5
11を通して灯具ユニット4内に突出され、かつ導電性
板ばね100に当接されてこれに電気的に接触されると
ともに、導電性板ばね100を内方に弾性変形させ、そ
の中間一部100bをプリントベース板71の電極75
に弾性力をもって接触させる。これにより、ロッド端子
102とプリントベース板71の電極75とが電気接続
され、HMSL2への通電が可能となる。この構成にお
いても、灯具ホルダ3と灯具ユニット4とを電気接続す
るリード線が不要となり、かつ導電性板ばね100は単
に灯具ボディ5に嵌合取着するだけでよく半田付けやモ
ールド等の製造工程が不要となり、構成及び製造の簡略
化を図ることが可能となる。
【0020】また、灯具ユニット4を灯具ホルダ3に嵌
合してその脱落を防止するための構造として、図9のよ
うに灯具ホルダ3に開口寸法が奥寸法よりも小さい凹穴
37を形成し、灯具ボディ5の背面に矢尻状のファスナ
59を突設し、このファスナ59を凹穴37に圧入する
ように構成してもよい。勿論、前記したランス36によ
る構成と、このファスナ59とによる構成とを併用して
もよい。
【0021】或いは、図10に示すように、灯具ユニッ
ト4のレンズ6の上面と下面には長さ方向の複数箇所に
突部63を一体に形成する。この突部63は上面と下面
とでレンズ6の長さ方向に交互に配置されており、図1
1に図10のB−B線拡大断面図を示すように、レンズ
6の上側、下側にそれぞれ所要の厚さで突設された板状
とされ、その正面側は比較的勾配の大きなテーパ面63
aとされ、背面側は勾配が小さなテーパ面63bとされ
る。また、灯具ボディ5の背面の上側部と下側部には垂
直方向に向けられた当接部514を形成する。一方、灯
具ホルダ3はその上下縁部を前方にまで延長するように
突設され、その上縁部と下縁部の内側には前記突部63
に係合するフック状係合部13が形成される。また、そ
の上側内面と下側内面には前記灯具ボディ5の当接部5
14に当接される衝接部14が設けられる。なお、この
実施例では、灯具ユニット4の上下方向の寸法を低減す
るために、一般には砲弾型をしているLEDの上下両面
を平坦面としてその上下寸法を小さくしたLED72A
を使用している。また、この種のLED72Aはその長
さが短くされているため、レンズ6の前後方向の長さを
短くすることも可能である。
【0022】このため、灯具ユニット4を灯具ホルダ3
に装着する際には、灯具ユニット4の当接部514が灯
具ホルダ3の衝接部14に当接されるまで灯具ユニット
4を灯具ホルダ3内に押し込むことで位置決めが行われ
る。また、これと同時にレンズ6に設けた突部63が灯
具ホルダ3のフック状係合部13を乗り越え、その後
に、このフック状係合部13が弾性復帰して突部63に
係合されることにより、灯具ユニット4を灯具ホルダ3
に強固に支持させることが可能となる。この場合、突部
63の背面側は勾配の緩やかなテーパ面63bであるた
め、突部63はフック状係合部13を容易に乗り越え
る。また、突部63の正面側は勾配の大きなテーパ面6
3aであるため、レンズ6や灯具ボディ5等に多少の寸
法ばらつきが生じる場合でも、その寸法誤差を吸収して
フック状係合部13に対して好適な係合状態を確保する
ことができる。更に、突部63を灯具ユニット4の上下
面に、その長さ方向に交互に配置することで、灯具ユニ
ット4の装着時或いは離脱時に灯具ホルダ3の上下縁部
の弾性変形による開き量を小さくし、その永久変形を抑
止する。なお、灯具ユニット4を灯具ホルダ3に装着し
たときに、灯具ボディ5と灯具ホルダ3との間に隙間が
生じるように形成しておけば、灯具ユニット4を灯具ホ
ルダ3に対してコードを用いて電気接続する場合には、
この隙間にコードを挿通させることができ、灯具ユニッ
トと灯具ホルダとの間のコードの噛み込みを防止する。
【0023】更に、図12に断面図を示すように、灯具
ホルダ3を構成するモール1の芯材11の下部11aを
正面方向に突出してレンズ6の下面に密接させるように
してもよい。このようにすれば、レンズ6の下面を芯材
11の下部11aで覆うことができるため、漏光防止塗
装膜を塗布しなくともレンズ下面から光が漏れることが
防止される。この場合、芯材の下部11aをシール材1
2と同じ色の材料で構成すれば、外観上この部分がモー
ルの一部として見え、違和感を生じることがない。ま
た、シール材12の上部の庇12a′をレンズ6の上面
を完全に覆う位置まで突出させることで、レンズ6の上
面を透った光がレンズの上方に拡散されることがなく、
HMSL2の発光時の見栄えを更に向上させる。
【0024】なお、前記実施例では本発明をリアウイン
ドガラスの上縁部に沿って配設したHMSLに適用した
例を示しているが、リアウインドガラスの下縁部に沿っ
て配設するHMSLにも同様に適用することができる。
また、HMSLに限らず、他の表示を行う灯具において
も、リアウインドガラスに沿って配設する灯具であれば
同様に適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、車両のリ
アウインドガラスのリムと一体的に灯具ホルダを形成
し、この灯具ホルダに対して光源を内装した灯具ユニッ
トを着脱可能に設けているので、灯具を車両に固定させ
るための部品が不要になるとともに、灯具の装備に際し
ては単に灯具ユニットを灯具ホルダに嵌合させるだけで
よく、その組付作業を極めて簡略化でき、かつ灯具の見
栄えを向上させる。また、灯具はリアウインドの外面側
に配置されるため、灯具からの光がリアウインドによっ
て反射されることがなく、発光時の見栄えを向上するこ
とができる。また、灯具ホルダにはリムを貫通して車室
内に電気接続されるコネクタを設け、灯具ユニットには
光源に電気接続されるコネクタを有し、灯具ユニットを
灯具ホルダに装着したときに両者が電気接続されるよう
に構成しているので、灯具ユニットを電気接続する際に
ガラスに孔を開設する必要がなく、作業を更に簡略化す
るとともに、コードが露出されることがなく、見栄えを
更に向上することができる。更に、灯具ユニットと灯具
ホルダには互いに係合する係合部を設けているので、灯
具ユニットを灯具ホルダに強固に支持することができ、
車両に生じる振動や衝撃等によっても灯具ユニットが灯
具ホルダから脱落されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、灯具ユニットを灯具
ホルダに装着した状態の斜視図である。
【図2】灯具ユニットを灯具ホルダから離脱した状態の
拡大斜視図である。
【図3】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図4】要部の破断斜視図である。
【図5】灯具ユニットの部分分解斜視図である。
【図6】コネクタの変形例を示す要部の斜視図である。
【図7】本発明の他の実施例の要部の部分分解斜視図で
ある。
【図8】図7の灯具ユニットを灯具ホルダに装着した状
態の一部を破断した部分平面図である。
【図9】灯具ユニットを灯具ホルダに固着させる構造の
変形例の断面図である。
【図10】灯具ユニットの変形例の一部を破断した部分
正面図である。
【図11】変形例の灯具ユニットを灯具ホルダに装着し
た状態の図10のB−B線に相当する箇所の拡大断面図
である。
【図12】灯具ホルダの変形例を示す断面図である。
【図13】従来のHMSLの異なる2つの例の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 モール 2 HMSL 3 灯具ホルダ 4 灯具ユニット 5 灯具ボディ 6 レンズ 7 光源構体 33 雄コネクタ 36 ランス 52 雌コネクタ 56 凹部 72 LED
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−206103(JP,A) 実開 平4−122241(JP,U) 実開 平4−125938(JP,U) 実開 平4−98638(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60Q 1/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のリアウインドガラスのリムと一体
    的に灯具ホルダを形成し、この灯具ホルダに対して光源
    を内装した灯具ユニットを着脱可能に設け、前記灯具ホ
    ルダには前記リムを貫通して車室内に電気接続されるコ
    ネクタを有し、前記灯具ユニットには光源に電気接続さ
    れるコネクタを有し、前記灯具ユニットを灯具ホルダに
    装着したときに両者が前記各コネクタを介して相互に電
    気接続されるように構成したことを特徴とする車両用灯
    具。
  2. 【請求項2】 前記灯具ユニットを前記灯具ホルダに装
    着したときに互いに係合して前記灯具ユニットを前記灯
    具ホルダに係止する係合部を前記各灯具ユニットと灯具
    ホルダに設けている請求項1に記載の車両用灯具。
JP29597593A 1993-02-10 1993-11-02 車両用灯具 Expired - Fee Related JP2772228B2 (ja)

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