JP2771831B2 - 電子ファイル装置の制御方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記憶媒体に登録される文書画像に関連す
る背景画像と、該背景画像の所望位置に付加されるアイ
コンとにより作成される管理画面から所望とする登録済
み文書画像情報を検索を行うための電子ファイル装置の
制御方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、電子ファイルにおいては、大量の画像ファイル
が種々の分類方法により管理されているのが通例であ
る。

そして、分類された画像ファイルを簡単な操作で読み
出すため、アイコン（所定のドット数で形成された機能
を説明する標章画像）を表示手段に表示している。

特に画像データを表わすアイコンの表示は、画像デー
タに付加された分類情報により画像データを複数グルー
プ化したアイコンや、１画像データを表わすアイコン等
を画像データの名称等とともに、表示画面の固定領域上
（ウィンドウ）に、アイコンとデータとして一律に表示
していた。

例えば、カメラの各構成部品の設計図を画像データと
した場合、その分類種別は、レンズ，シャッタ，ストロ
ボ等の各構成要素からなるが、この場合従来は、対象と
なるレンズ，シャッタ，ストロボの実配置位置とは無縁
の縦方向または横方向に配置させて表示していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

このため、オペレータが選択した対象画像データと他
の画像データとの相関関係を知るためには、画像データ
に関する分類の文字データを読んでからでないと判断で
きず、画像データを表わすアイコンの識別性が極めて低
いという問題点があった。

この発明は、上記の問題点を解決するためになされた
もので、記憶媒体に登録する文書画像情報に関連する背
景画像に所望のアイコンを付加して検索画面を作成登録
することにより、表示される背景画像から検索対象を特
定しつつ、所望とする文書画像情報の検索指示を行える
電子ファイル装置の制御方法を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る電子ファイル装置の制御方法は、複数
の文書画像を記憶した記憶媒体から所望の文書画像を検
索する電子ファイル装置の制御方法において、複数の文
書画像情報に関連した背景画像を表示する第１の表示工
程と、文書画像情報を検索するための文書画像情報を分
類する分類情報に対応する複数のアイコンをそれぞれ上
記背景画像の所望の位置に表示する第２の表示工程と、
前記第１の表示工程、第２の表示工程で作成された画面
を検索用の管理画面として記憶する記憶工程とを有する
ものである。

また、記憶された前記管理画面を表示する第３の表示
工程と、前記管理画面中のアイコンの位置を変更する変
更工程とを有するものである。

〔作用〕

この発明においては、複数の文書画像情報に関連した
背景画像を表示し、文書画像情報を検索するための文書
画像情報を分類する分類情報に対応する複数のアイコン
をそれぞれ上記背景画像の所望の位置に表示し、該作成
された画面を検索用の管理画面として記憶して、表示さ
れる背景画像から検索対象を特定しつつ、所望とする文
書画像情報の検索指示を行える管理画面を容易に作成登
録することを可能とする。

また、記憶された前記管理画面を表示し、前記管理画
面中のアイコンの位置を変更して、作成された管理画面
の修正を自在に行うことを可能とする。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す電子ファイルシス
テムの構成を説明するシステムブロック図であり、１は
CPUで、メモリ２に記憶されるシステムプログラムに基
づいてCPUバスに接続されるデバイスの入出力を制御す
る。３は磁気ディスクで、各種管理情報（アイコンを含
む）とテンポラリ画像データが記憶される。４は記憶媒
体となる補助記憶装置で、検索対象の画像データを記憶
している。

５は表示装置で、検索された文書画像情報を表示する
とともに、アイコン作成のためのウインドウを表示する
ことができるように構成されている。６はキーボード
で、画像データの編集あるいは検索時に種々の情報を入
力する。７はポインティングデバイスで、画像データの
抽象化したアイコンのピック指示等を行う。８は画像入
力手段となるリーダで、文書もしくは画像またはこれら
の結合された文書画像を光学的に読取り、補助記憶装置
４に登録する。

なお、CPU1はユーザ管理アイコン作成が指示される
と、磁気ディスク３に登録管理されている任意のアイコ
ンおよびこれら任意のアイコンに対する任意の背景イメ
ージ画像（新規作成またはリーダ８からのイメージ入
力）を統合してユーザ管理アイコンを作成し表示装置５
上のアイコン管理ウインドウ（後述する）に表示する。
そして、表示装置５にユーザ管理アイコンが表示され
て、任意のアイコンがキーボード6,ポインティングデバ
イス７等により指示されると、作成されたユーザ管理ア
イコンに基づいて補助記憶装置４に記憶されている文書
画像情報の検索を管理する。ユーザ管理アイコンも磁気
ディスク３に更新可能に登録される。

また、作成されたユーザ管理アイコン中のアイコンの
修正指示がポインティングデバイス７またはキーボード
６より与えられると、アイコン移動手段（CPU1が兼ね
る）が作成されて表示装置５に表示された任意の背景イ
メージ画像を固定した状態で任意のアイコンをポインテ
ィングデバイス７に指示される任意の位置に移動して再
配置し、ユーザ管理アイコンを再構築する。

さらに、作成されたユーザ管理アイコン中の背景イメ
ージ画像に対する編集が指示されると、背景イメージ編
集手段（CPU1が兼ねる）が作成されて表示装置５に表示
された任意のアイコンを固定した状態で、ポインティン
グデバイス７から指示される修正情報に従って任意の背
景イメージ画像を再編集し、ユーザ管理アイコンを再構
築する。

第２図は、第１図に示した表示装置５に表示されるユ
ーザ管理アイコンの一例を示す模式図であり、31は背景
情報となる背景イメージで、アイコン管理ウインドウの
分類情報となる。32は例えば48×48ドットマトリクスで
構成されるアイコンで、画像データの検索のための画像
を表わす。なお、アイコン32はオペレータがポインティ
ングデバイス７およびキーボード６を操作して任意に作
成することができるように構成されている。

33はアイコン管理ウインドウで、ポインティングデバ
イス７またはキーボード６によりユーザ管理ウインドウ
作成が指示されると、表示装置５に表示される。

次に第３図を参照しながらユーザ管理ウインドウ作成
動作について説明する。

第３図はこの発明に係る電子ファイル装置の制御方法
の実施例を示すフローチャートである。なお、（１）〜
（４）は各ステップを示す。

オペレータがキーボード６あるいはポインティングデ
バイス７によりバインダを開き（１）、アイコン管理ウ
インドウ作成が指示されると、アイコン管理ウインドウ
33を作成し、作成したアイコン管理ウインドウ33を表示
装置５に表示する（２）。

次いで、アイコン管理ウインドウ33の分類手段となる
背景イメージ31を、例えばリーダ８から読み込むか、あ
るいは電子ファイルシステムに搭載された図形描画処理
手段により作成して表示装置５のアイコン管理ウインド
ウ33へ表示する背景イメージ登録処理を行う（３）。

次いで、画像データが登録されている他のアイコン管
理ウインドウ上からポインティングデバイス７の指示で
ステップ（３）で表示されたアイコン管理ウインドウ33
の任意の位置に移動して、背景イメージ31の所望とする
位置に割付け、磁気ディスク３の所定領域に登録する画
像データ登録処理を実行し（４）、処理を終了する。こ
れにより、ユーザ管理アイコンが完成し、以後このユー
ザ管理アイコンをポインティングデバイス７で指示する
ことにより、所望とする文書画像情報を補助記憶装置４
から検索することが可能となる。

なお、上記実施例では背景情報を有するアイコン管理
ウインドウを新規作成する処理について説明したが、背
景情報またはアイコン配置位置等は固定的ではなく、オ
ペレータが自由に変更することができる。以下、背景情
報の再編集処理について説明する。

第４図はこの発明に係る電子ファイル装置の制御方法
の他の実施例を示すフローチャートである。なお、
（１）〜（４）は各ステップを示す。

作成済の背景情報（背景イメージ31）を有するアイコ
ン管理ウインドウ33をオペレータが指示してアイコン管
理ウインドウ33を開く（１）。次いで、アイコン管理ウ
インドウ33のコマンドの背景変更を指示する（２）。次
いで、背景情報を編集し（３）、編集した背景イメージ
31に合せて画像データを表わすアイコン32を再配置し
（４）、処理を終了する。

このようにして、一度登録された背景イメージ31をオ
ペレータ側の状況により自由に変更できるので、画像デ
ータ内の分類情報を参照しなくてもアイコン管理ウイン
ドウ33内の画像データの相関関係の認識が容易となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、複数の文書
画像情報に関連した背景画像を表示し、文書画像情報を
検索するための文書画像情報を分類する分類情報に対応
する複数のアイコンをそれぞれ上記背景画像の所望の位
置に表示し、該作成された画面を検索用の管理画面とし
て記憶するので、表示される背景画像から検索対象を特
定しつつ、所望とする文書画像情報の検索指示を行える
管理画面を容易に作成登録することができる。

また、記憶された前記管理画面を示し、前記管理画面
中のアイコンの位置を変更するので、作成された管理画
面の修正を自在に行うことができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す電子ファイルシステ
ムの構成を説明するシステムブロック図、第２図は、第
１図に示した表示装置に表示されるユーザ管理アイコン
の一例を示す模式図、第３図はこの発明に係る電子ファ
イル装置の制御方法の実施例を示すフローチャート、第
４図はこの発明に係る電子ファイル装置の制御方法の他
の実施例を示すフローチャートである。 図中、１はCPU、２はメモリ、３は磁気ディスク、４は
補助記憶装置、５は表示装置、６はキーボード、７はポ
インティングデバイス、８はリーダである。

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の文書画像を記憶した記憶媒体から所
   望の文書画像を検索する電子ファイル装置の制御方法に
   おいて、 複数の文書画像情報に関連した背景画像を表示する第１
   の表示工程と、 文書画像情報を検索するための文書画像情報を分類する
   分類情報に対応する複数のアイコンをそれぞれ上記背景
   画像の所望の位置に表示する第２の表示工程と、 前記第１の表示工程、第２の表示工程で作成された画面
   を検索用の管理画面として記憶する記憶工程と、 を有することを特徴とする電子ファイル装置の制御方
   法。
2. 【請求項２】記憶された前記管理画面を表示する第３の
   表示工程と、 前記管理画面中のアイコンの位置を変更する変更工程
   と、 を有することを特徴とする請求項（１）記載の電子ファ
   イル装置の制御方法。