JP2771038B2 - 水素添加 - Google Patents

水素添加

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JP2771038B2
JP2771038B2 JP7509535A JP50953595A JP2771038B2 JP 2771038 B2 JP2771038 B2 JP 2771038B2 JP 7509535 A JP7509535 A JP 7509535A JP 50953595 A JP50953595 A JP 50953595A JP 2771038 B2 JP2771038 B2 JP 2771038B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスピロー置換グルタルアミド誘導体の製造に
おける中間体として有用な化合物、特に一般名カンドキ
サトリル、及び(S)−cis−4−(1−[2−(5−
インダニルオキシカルボニル)−3−(2−メトキシエ
トキシ)プロピル]−1−シクロペンタンカルボキシア
ミド)−1−シクロヘキサンカルボン酸の学術名を有す
る化合物の製造に関する。この化合物は、高血圧症、心
臓機能不全、腎機能不全及び他の疾病の治療のための利
尿剤として治療上有用な中性エンドペプチダーゼE.C.3,
4.24.11酵素の阻害剤として米国特許5192800号に記載さ
れたものの一つである。
カンドキサトリルは式(I): [式中Rは5−インダニルまたはカルボン酸の保護基で
ある。] の化合物の(S)−エナンチオマーをcis−4−アミノ
−シクロヘキサン−カルボン酸ベンジルエステルとカッ
プリングさせて、その後に水素添加してベンジル基を除
去することによって製造することができる。Rが5−イ
ンダニル基である場合、この方法によってカンドキサト
リルが生成する;Rがもう一つの基である場合、Rは伝統
的な方法によって除去されて5−インダニル基に置き換
えられる。
式(I)の化合物は不斉なグルタル酸誘導体の(S)
−エナンチオマーであり、実質的に光学的に純粋なエナ
ンチオマーがそれ自体不斉化合物のエナンチオマーであ
るカンドキサトリルの製造に必要である。米国特許5192
800号(実施例431以降)に記載されているように、式
(I)の(S)−エナンチオマーはそのラセミ体を(1
S,2S)−(+)−プソイドエフェドリンとの分割によっ
て製造することができる。この分割方法は効果的ではな
い。
本発明は、相当する(E)−アリルエーテルの不斉な
水素添加によって、式(I)の化合物の(S)エナンチ
オマーを提供する方法を提供するためのものである。
本発明によれば、式(II): [式中Rは式(I)で定義したものである] の(E)−アリルエーテルまたはそのアミン塩を、水素
添加を触媒することのできる立体選択的な不斉ビホスフ
ィンロジウムまたはルテニウム触媒、及びプロトン性溶
媒の存在下で水素添加することからなる、式(I): [式中Rは5−インダニルまたはカルボン酸保護基であ
る] の化合物の(S)エナンチオマーまたはそのアミン塩を
製造する方法が提供される。
Rは直鎖でも、または−ブチル基のような分岐のC1
−C4アルキル基でも良い。
ロジウムまたはルテニウムを含有する数種の不斉なビ
ホスフィン触媒が知られており、これらは商品化されて
いて入手できるか、あるいはこの分野で知られる方法で
製造することができる。これらは(一般にBINAPとして
知られている)2,2′ビス(ジフェニルホスフィノ)−
1,1′−ビナフチル、(BPPMとして知られている)
ブチル−4−(ジフェニルホスフィノ)−2−(ジフェ
ニルホスフィノ)−2−(ジフェニルホスフィノメチ
ル)−1−ピロリジンカルボキシレート及び(PROPHOS
として知られている)1,2−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)プロパンのような不斉なビホスフィンリガンドと結
合したロジウムまたはルテニウム種を含有している。不
斉であるため、これらのリガンドには(R)−及び
(S)−型が存在し、ロジウム及びルテニウムウのよう
な金属との複合体はそれ自身が不斉である。これらの触
媒の全てではないがいくつかのものは、式(II)のアリ
ルエーテルの立体選択的な還元をすることができること
が見い出された。
これらの触媒は商品として得られるか、また既知の方
法によって合成することができる。あるいはまた、これ
らは既知の方法でインジツ(in situ)で合成すること
ができる。
水素添加は、アリルエーテルの溶液を、触媒の存在
下、典型的には約60psiの圧力の水素ガスに暴露するこ
とによって、既知の方法で行うことができる。一般的に
50℃までの反応温度が適当であり、より高温では式(I
I)の酸の脱カルボキシル化が起こる可能性がある。用
いる溶媒はプロトン性溶媒であり、メタノール及び水性
メタノールが好適であることが見い出された。トルエン
及びジメチルホルムアミドのような非プロトン性溶媒中
では実質的に還元が起こらなかった。
Rは−ブチルのようなC1−C4アルキル基であっても
良い。
使用することのできる触媒の一つの種類は、BINAP及
びp−シメンと塩化ルテニウムとの複合体、及びBINAP
と1,5−シクロオクタジエン及び塩化ロジウムとの複合
体のような、BINAPのロジウム及びルテニウムとのビホ
スフィン複合体である。触媒がルテニウムを含有する場
合、目的とする式(I)の化合物の(S)−エナンチオ
マーを合成するためにはビホスフィンリガンドの(R)
−(+)エナンチオマーが必要であることが見い出され
た;(S)−(−)エナンチオマーはロジウムで必要と
される。
他の既知の型の触媒では、ロジウムと(S)−(−)
BPPMとの塩化物複合体で同様に式(II)の化合物の
(S)−エナンチオマーが生成する。
ロジウムとR−(+)−PROPHOSとの塩化物複合体で
は式(I)の化合物のS−及びR−エナンチオマー双方
が得られ、S−エナンチオマーの比率が大きい。しかし
ながら、ロジウムと(S,S)−(+)−2,3−O−イソプ
ロピリデン2,3−ジヒドロキシ−1,4−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)−ブタンとの複合体ではR−エナンチオマ
ーの比率が大きくなる。
酸またはアミンの種類が水素添加反応に影響すること
も見い出された。(R)−BINAPルテニウム触媒では、R
1がt−ブチルである場合、出発物質が式(II)の酸ま
たはそのアミン塩である場合は得られる式(II)の化合
物は主として(S)−エナンチオマーである;(S)−
BINAPロジウム触媒が用いられる場合、塩では式(II)
の(S)−エナンチオマーが高い収率で得られるが、式
(II)の遊離の酸ではそうではない。
好適なアミン塩はシクロヘキサミン及び(1S,2S)−
プソイドエフェドリン塩である。
本発明のもう一つの観点では、水素添加を触媒するこ
とのできる立体選択的な不斉なビホスフィンロジウムま
たはルテニウム触媒、及びプロトン性溶媒の存在下にお
ける、式(II a): のE−アリルエーテルの水素添加からなる、式(I
a): の化合物の(S)エナンチオマーを製造する方法が提供
される。
本発明の後者の観点では、好ましい触媒は上記の(R
−)BINAP/p−シメンルテニウム触媒である。好ましい
水素添加条件は式(I)の化合物と同じである。
上記の合成のための出発物質(II)は、以下の反応機
構に従って製造することができる: この機構の段階1において、Rが式(II)で先に定義
したものである式(III)の化合物は、ヨウ化−トル
エンスルホニルと反応させることができ、次いでヨウ化
水素を除去するためにトリエチルアミンのような塩基で
処理してビニルスルフォン(IV)を生成する。ヨウ化
−トルエンスルホニルはヨウ素とベンゼンスルフィン酸
またはそのナトリウム塩のような塩からインジツ(in s
itu)で合成することができ、その反応はエチルアセテ
ートのような溶媒中で行うことができる。この反応は立
体特異的であり、X−線分析によって確認したところ、
化合物(IV)の立体化学はトランス(E)である。
化合物(IV)は伝統的な方法で分離することができ、
段階2において、シクロペンタンカルボン酸の亜鉛−修
飾ジアニオンで処理し、次いで−トルエンスルフィネ
ート塩を除去することによって化合物(II)に変換する
ことができる。この反応はシクロペンタンカルボン酸を
テトラヒドロフランのような不活性な溶媒中でリチウム
ジイソプロピルアミドで処理し、塩化亜鉛のジエチルエ
ーテル溶液、次いでテトラヒドロフランのような溶媒中
の化合物(IV)を添加し、続いて酸溶液を添加した後に
pH調整及び有機溶媒で抽出することによって行うことが
でき、化合物(II)を生成する。この反応は高度に立体
選択的であり、立体配置を保持しながら進行してアリル
エーテル(II)の(E)−エナンチオマーを生成する。
この合成法において、ヨウ化−トルエンスルホニル
はベンゼン、4−クロロベンゼン、4−ブロモベンゼン
及び4−ニトロベンゼンスルホニルハライドのようなそ
のアリール同族体で置き換えることができる。
出発化合物(III)は、炭酸カリウムの存在下、アク
リレート化合物CH2Br.C(CH2).CO2Rと2−メトキシエ
タノールとの反応によって製造することができる。好適
な条件はヨーロッパ特許公開No.391673号(製造例6)
に記載している。
上記のアリルエーテル(II a)は、Rが−ブチルの
ような酸に不安定な保護基である場合、以下の反応機構
で式(II)の化合物から製造することができる: この機構の段階1において、式(II)の化合物は、ト
リエチルアミンのような塩基の存在下、エチルアセテー
トのような溶媒中で、塩化チオニルで、次いでベンジル
−cis−4−アミノ−1−シクロヘキサンカルボキシレ
ート−p−トルエンスルホネートで処理することができ
る。生成物を分離し、次いで段階2でトリフルオロ酢酸
のような強酸で処理してR基を除去し、化合物(II a)
を生成させることができる。
本発明に係る化合物及びいくつかの中間体の製造につ
いて、以下の実施例及び製造例で説明する。
実施例 1 (S)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)−プロピル]−1−シクロ
ペンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン塩 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシエトキシ)−プロプ−1−エニル]
−1−シクロペンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン
塩(50g、0.117mole)及び[(R)−(+)−2,2′−
ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル]
クロロ(p−シメン)ルテニウムクロライド(108mg、
0.11mmole)をマグネチックスターラーバーを有する500
mLのガラス製ドレッセルボトル(Dreschel bottle)に
入れ、ゴム製の隔壁で蓋をした。系を窒素で満たし、メ
タノール(300mL)及び脱酸素脱イオン水(100mL)を添
加し、混合液に窒素を2時間吹き込んだ。混合液をスチ
ールボンベ中60p.s.i.、45−50℃で19時間水素添加し
た。溶媒を減圧下で除去し、粗生成物をエチルアセテー
ト(345mL)に還流下で溶解し、ヘキサン(345mL)で希
釈して室温まで冷却した。沈澱した塩を室温で16時間顆
粒化し、回収して標記化合物を得た(33.33g、68%)
(S:R比率99:1)融点=120−122℃、Rf=0.3(エチルア
セテート/ヘキサン、1:1+1%酢酸)。13 CNMR(75.4Hz,CDCl3):δ=24.69,25.10,25.15,27,9
9,32,75,34.79,37.26,38.02,45,05,50.14,54.61,58.86,
70.07,71.82,73.59,80.06,174.79and183.08ppm. 実施例 2 (S)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)プロピル]−1−シクロペ
ンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン塩 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシエトキシ)−プロプ−1−エニル]
−1−シクロペンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン
塩(5.0g、11.7mmole)及び[(R)−(+)−2,2′−
ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチル]
クロロ(p−シメン)ルテニウムクロライド(10.9mg、
0.011mmole)を100mLのガラス製の瓶に入れ、ゴム製の
隔壁で蓋をした。系を乾燥した水素で満たし、メタノー
ル(50mL)を添加し、混合液に窒素を3時間吹き込ん
だ。混合液をスチールボンベ中60p.s.i.、45−50℃で50
時間水素添加した。メタノールを減圧下で除去し、粗生
成物をエチルアセテート(35mL)に還流下で溶解し、ヘ
キサン(35mL)で希釈して室温まで冷却した。沈澱した
塩を室温で16時間顆粒化し、回収して実施例1と同一の
標記化合物を得た(3.17g、63%)(S:R比率99:1)Rf
0.33(エチルアセテート/ヘキサン、1:1+1%酢
酸)。
実施例 3 (S)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)−プロピル]−1−シクロ
ペンタンカルボン酸 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシエトキシ)−プロプ−1−エニル]
−1−シクロペンタンカルボン酸(0.2g、mmole)及び
[(R)−(+)−2,2′−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)−1,1′−ビナフチル]クロロ(p−シメン)ルテ
ニウムクロライド(11.3mg、mmole)をガラス製のバイ
アルに入れ、ゴム製の隔壁で蓋をした。系を窒素で満た
し、メタノール(5mL)を添加し、混合液に窒素を3時
間吹き込んだ。混合液をスチールボンベ中414kPa(60p.
s.i.)、45−50℃で26時間水素添加した。メタノールを
減圧下で除去し、標記化合物を得た(NMRによれば67
%)(S:R比率98:2)、Rf=0.29(エチルアセテート/
ヘキサン、1:1+1%酢酸)。1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=1.43(s,9H),1.45−1.5
7(m,2H),1.65−1.68(m,4H),1.80(dd,1H),1.99(d
d,1H),2.09−2.16(m,2H),2.57−2.66(m,1H),3.36
(s,3H),3.40−3.61ppm(m,6H).13 C NMR(75.4MHz,CDCl3):δ=24.54,24.90,27.93,3
5.10,36.61,37.38,44.56,53.46,58.91,70.16,71.81,73.
30,80.56,173.98,183.41ppm. 実施例 4 (R)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)−プロピル]−1−シクロ
ペンタンカルボン酸 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシエトキシ)−プロピル−1−エニ
ル]−1−シクロペンタンカルボン酸シクロヘキシルア
ミン塩(0.1g、0.22mmole)及びRuHCl[(S)−(−)
−2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナ
フチル](8.5mg、0.0061mmole)をマグネチックスタ
ーラーバーを有するガラス製のバイアルに入れ、ゴム製
の隔壁で蓋をした。系をアルゴンで満たし、メタノール
(2.5mL)を添加し、混合液をスチールボンベ中345kPa
(50p.s.i.)、室温で48時間水素添加した。反応混合液
を窒素で満たし、濾過してメタノールを減圧下で除去し
た。粗生成物をヘキサン(10mL)及び1.0M塩酸水溶液
(10mL)間に分配し、層を分離した。水層からヘキサン
(2×10mL)で更に抽出操作を行い、ヘキサン抽出液を
合わせて乾燥し(MgSO4)、濾過及び濃縮して油状の標
記化合物を得た(37mg、51%)(S:R比率9:91)。
実施例 5 (S)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)プロピル]−1−シクロペ
ンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン塩 クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)
二量体(15.2mg、0.03mmole)及び(S)−(−)−2,
2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチ
ル(42.2mg、0.06mmole)を、気体入口及び出口を有す
る50mLの三首フラスコに入れ、第三の首はゴム製の隔壁
で蓋をした。系を窒素で満たし、メタノール(10mL)を
添加し、混合液に窒素を30分間吹き込んだ。反応後を大
気中の水素圧で、室温で1時間水素添加した。この時点
で(E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メオキシエトキシ)プロプ−1−エニル]−
1−シクロペンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン塩
(0.5g、1.17mmole)のメタノール(10mL)溶液を添加
し、混合液を大気圧下、室温で5日間水素添加した。反
応混合物を窒素で満たし、減圧下で濃縮して褐色固体を
得た(S:R比率89:11)。粗生成物をエチルアセテート
(3.5ml)及びヘキサン(3.5ml)から再結晶させ、標記
化合物を得た(0.37g、74%)。
(S:R比率92:8)Rf=0.29(エチルアセテート/ヘキサ
ン、1:1+1%酢酸) 実施例 6 (S)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)プロピル]−1−シクロペ
ンタンカルボン酸(1S,2S)−(+)−プソイドエフェ
ドリン塩 クロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)
二量体(3.0mg、0.006mmole)及び(S)−(−)−2,
2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフチ
ル(3.8mg、0.006mmole)をガラス製のバイアルに入
れ、ゴム製の隔壁で蓋をした。系をアルゴンで満たし、
メタノール(1.0mL)を添加し、次に(E)−1−[2
−(tert−ブトキシカルボニル)−3−(2−メトキシ
エトキシ)プロプ−1−エニル]−1−シクロペンタン
カルボン酸(1S,2S)−(+)−プソイドエフェドリン
塩(0.1g、0.2mmole)のメタノール(1.5mL)溶液を添
加した。混合液をスチールボンベ中、345kPa(50p.s.
i.)、室温で48時間水素添加した。反応混合液を窒素で
満たし、減圧下でメタノールを蒸発させて除去し、油状
の標記化合物を得た(定量的粗収量0.1g)(S:R比率90:
10)。1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=1.02(d,3H),1.40−1.4
9(m,2H),1.43(s,9H),1.59−1.67(m,4H),1.77(d
d,1H),1.88(dd,1H),2.06−2.18(m,2H),2.57(s,3
H),2.61−2.71(m,1H),2.86−2.97(m,1H),3.29(s,
3H),3.43−3.59(m,6H),4.47(d,1H),6.17(brs,3
H),7.27−7.38(m,5H)ppm.13 C NMR(75.4Hz,CDCl3):δ=13.38,24.62,27.90,30.
71,34.95,37.44,38.17,45.18,54.82,58.85,60,74,70.0
5,71.80,73.66,75.63,80,04,127.13,127.99,128.45,14
1.30,174.80,184.00ppm. 分析%:− 実測値: C,65.53;H,9.17;N,3.22. C27H45NO7 C,65.43;H,9.15;N,2.83. 実施例 7 (S)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)プロピル]−1−シクロペ
ンタンカルボン酸 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシエトキシ)プロプ−1−エニル]−
1−シクロペンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン塩
(100mg,0.22mmole)、クロロ(1,5−シクロオクタジエ
ン)ロジウム(I)二量体(3.0mg、0.0006mmole)及び
(2S,4S)−tert−ブチル−4−(ジフェニルホスフィ
ノ)−2−(ジフェニルホスフィノ)−2−(ジフェニ
ルホスフィノメチル)−1−ピロリジンカルボキシレー
ト(7.6mg、0.013mmole)をガラス製のバイアルに入
れ、ゴム製の隔壁で蓋をした。系をアルゴンで満たし、
メタノール(2.5mL)を添加し、混合液にアルゴンを30
分間吹きこんだ。反応液を104kPa(15p.s.i.)で、室温
で20.5時間水素添加した。反応混合液を窒素で満たし、
Dowex 50W−X2イオン交換樹脂(200メッシュ、100mg)
を添加し、混合液を15分間攪拌した。イオン交換樹脂を
濾過によって除去し、減圧下でメタノールを蒸発させて
除去し、油状の標記化合物を得た(定量的粗収量73mg)
(S:R比率61:39)、Rf=0.3(エチルアセテート/ヘキ
サン、1:1+1%酢酸)。
実施例 8 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)プロピル]−1−シクロペ
ンタンカルボン酸 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシエトキシ)プロプ−1−エニル]−
1−シクロペンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン塩
(50mg,0.11mmole)をガラス製のバイアルに入れ、ゴム
製の隔壁で蓋をした。エタノール(0.33mL)を添加し、
次にクロロ(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム
(I)二量体(2.0mg、0.004mmole)及び(+)−2,3−
O−イソプロピリデン−2,3−ジヒドロキシ−1,4−ビス
(ジフェニルホスフィノ)ブタン(3.9mg、0.008mmol
e)のトルエン(0.17mL)溶液を添加し、混合液に窒素
を吹き込んだ。混合液をスチールボンベ中、345kPa(50
p.s.i.)、室温で24時間水素添加し、エチルアセテート
(50mL)及び2.0N塩酸水溶液(50mL)で希釈して層分離
させた。エチルアセテート層をシリカゲルの中に通し、
減圧下で濃縮して黄褐色油状の標記化合物を得た(37m
g)(R:S比率62:38)、Rf=0.3(エチルアセテート/ヘ
キサン、1:1+1%酢酸)。
実施例 9 (S)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)プロピル]−1−シクロペ
ンタンカルボン酸 (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシ (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシ エトキシ)プロピル]−1−シクロペンタンカルボン酸
シクロヘキシルアミン塩(50mg、0.11mmole)、クロロ
(1,5−シクロオクタジエン)ロジウム(I)二量体
(2.0mg、0.004mmole)及び(R)−(+)−1,2−ビス
(ジフェニルホスフィノ)プロパン(3.2mg、0.008mmol
e)をガラス製のバイアルに入れ、ゴム製の隔壁で蓋を
した。系をアルゴンで満たし、メタノール(0.5mL)を
添加し、混合液をスチールボンベ中、345kPa(50p.s.
i.)、室温で4時間水素添加した。粗生成物をジエチル
エーテル/1%酢酸を溶出液としてシリカのクロマトグラ
フィーで精製し、適当な画分を合わせて溶媒を蒸発させ
た後、油状の標記化合物を得た(22mg、61%)(S:R比
率54:46)、Rf=0.3(エチルアセテート/ヘキサン、1:
1+1%酢酸)。
実施例 10 (S)−ベンジル−cis−4−{1−[2−カルボキシ
−3−(2−メトキシエトキシ)プロピル]−1−シク
ロペンタンカルボキシアミド}−1−シクロヘキサンカ
ルボキシレート (E)−ベンジル−cis−4−{1−[2−カルボキ
シ−3−(2−メトキシエトキシ)プロプ−1−エニ
ル]−1−シクロペンタンカルボキシアミド}−1−シ
クロヘキサンカルボキシレート(100mg、0.2mmole)及
び[(R)−(+)−2,2′−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)−1,1′−ビナフチル]クロロ(p−シメン)ル
テニウムクロライド(3.8mg、0.004mmole)をマグネチ
ックスターラーバーを有する容器に入れ、ゴム製の隔壁
で蓋をした。系を窒素で満たし、メタノール(5mL)を
添加し、混合液に窒素を2時間吹き込んだ。混合液をス
チールボンベ中、414kPa(60p.s.i.)、45−50℃で16時
間水素添加した。メタノールを減圧下で除去し、標記化
合物を得た(113mg、定量値)(S:R比率85:15)。
製造例 (E)−tert−ブチル2−(2−メトキシエトキシメチ
ル)−3−(ベンゼンスルホニル)アクリレート ert−ブチル2−(2−メトキシエトキシメチル)ア
クリレート(10.0g、46.2mmol)のエチルアセテート(5
0mL)懸濁液に、窒素雰囲気下、室温でヨウ素(11.3g、
46.2mmol)を一度に添加し、混合液を3日間攪拌した。
2日後、エチルアセテートを更に50mL添加した。反応混
合液を0℃まで冷却し、トリエチルアミン(9.67mL、6
9.3mmol)を滴下した。反応液を0℃で2時間、室温で1
6時間攪拌し、蒸留水(100mL)及びエチルアセテート
(50mL)で希釈した。層分離させて水層からエチルアセ
テート(25mL)で更に抽出した。エチルアセテート抽出
液を合わせ、1.0M塩酸水溶液及び5%チオサルフェート
ナトリウム水溶液で洗浄し(2×100mL)、濾過して固
形物を除去し、濾紙をエチルアセテートで洗浄した。濾
液及び洗浄液を合わせて蒸留水(50mL)で洗浄し、減圧
下で濃縮して褐色の油(14.85g)を得た。粗生成物をヘ
キサン/エチルアセテート(2:1)を溶出液としたシリ
カのクロマトグラフィーで精製し、適当な画分を合わせ
て溶媒を蒸発させた後に、静置して結晶化する油状の標
記化合物を得た(5.09g、30.8%)。融点=46−48℃、R
f=0.25(シリカ、ヘキサン/エチルアセテート、2:
1)、(MH+357.05、1.7%)。1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=1.47(s,9H),3.35(s,3
H),3.35−3.53(m,2H),3.63−3.66(m,2H),4.75(s,
2H),7.03(s,1H),7.54−7.59(m,2H),7.63−7.68
(m,1H),7.96(d,2H).13 C NMR(75.4MHz):δ=27.84,58.90,62.94,70,39,7
1.66,83.38,128.02,129.45,134,05,137.56,140.21,142.
91,163,89ppm. 分析%:− 実測値: C,57.11;H,7.08. C17H24O5S計算値: C,57.29;H,6.79. (E)−tert−ブチル2−(2−メトキシエトキシメチ
ル)−3−(p−トルエンスルホニル)アクリレート ヨウ化p−トルエンスルホニル(19.39g、68.7mmol)
のジクロロメタン(50mL)溶液に、窒素雰囲気下、室温
でtert−ブチル2−(2−メトキシエトキシメチル)ア
クリレート(9.91g、45.8mmol)を添加した。混合液を
室温で16時間攪拌し、0℃まで冷却し、トリエチルアミ
ン(12.7mL、91.6mmol)を滴下した。反応液を0℃で0.
5時間、室温で4時間攪拌し、蒸留水(100mL)で希釈し
て層分離させた。水層から更にジクロロメタン(25mL)
で抽出し、有機抽出液を合わせて1.0M塩酸水溶液(100m
L)、5%チオサルフェートナトリウム水溶液(25mL)
及び蒸留水(50mL)で洗浄した。ジクロロメタン層を減
圧下で濃縮して褐色の油(17.48g、定量値)を得た。粗
生成物をヘキサン/エチルアセテート混合液を勾配溶出
液としたシリカのクロマトグラフィーで精製し、適当な
画分を合わせて溶媒を蒸発させた後に、静置して結晶化
する淡黄色油状の標記化合物を得た(16.2g、95%)。
融点=40−41℃、Rf=0.3(シリカ;ヘキサン/エチル
アセテート、2:1)1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=1.47(s,9H),2.45(s,3
H),3.36(s,3H),3.51−3.54(m,2H),3.63−3.67(m,
2H),4.75(brs,2H),7.02(brs,1H),7.35(d,J=9Hz,
2H),7.84ppm(d,J=9Hz,2H).13 C NMR(75.4MHz,CDCl3):δ=21.65,27.84,58.87,6
2,90,70.34,71.66,83.24,128.04,130,08,137.29,137.9
0,142.37,145,23,163.96ppm. 分析%:− 実測値: C,58.51;H,7.20. C18H26O6S C,58.36;H,5.93. (E)−tert−ブチル2−(2−メトキシエトキシメチ
ル)−3−(4−クロロベンゼンスルホニル)アクリレ
ート ヨウ化4−クロロベンゼンスルホニル(4.95g、16.4m
mol)のジクロロメタン(12mL)溶液に、室温でtert−
ブチル2−(2−メトキシエトキシメチル)アクリレー
ト(2.36g、10.9mmol)を添加した。混合液を室温で23
時間攪拌し、0℃まで冷却し、トリエチルアミン(2.9m
L、21.8mmol)を滴下した。反応液を0℃で1.25時間攪
拌し、蒸留水(25mL)及びジクロロメタン(12mL)で希
釈して層分離させた。水層から更にジクロロメタン(10
mL)で抽出し、有機抽出液を合わせて1.0M塩酸水溶液
(25mL)、5%チオサルフェートナトリウム水溶液(25
mL)及び蒸留水(10mL)で洗浄した。ジクロロメタン層
を減圧下で濃縮して褐色の油(4.46g)を得た。粗生成
物をヘキサン/エチルアセテート(3:1)を溶出液とし
たシリカのクロマトグラフィーで精製し、適当な画分を
合わせて溶媒を蒸発させた後に、油状の標記化合物を得
た(3.50g、82%)。Rf=0.38(シリカ;ヘキサン/エ
チルアセテート、2:1)。1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=1.48(s,9H),3.37(s,3
H),3.51−3.54(m,2H),3.64−3.68(m,2H),4.74(s,
2H),7.02(s,1H),7.53(d,J=9Hz,2H),7.92(d,J=9
Hz,2H).13 C NMR(75.4MHz,CDCl3):δ=27.71,58.84,62.56,7
0.34,71.51,83.50,129.51,129.73,137.37,138.32,140.8
8,142.84,163.58ppm. 分析%:− 実測値: C,52.26;H,5.91. C17H23ClO6S C,52.24;H,5.93. (E)−tert−ブチル2−(2−メトキシエトキシメチ
ル)−3−(4−ブロモベンゼンスルホニル)アクリレ
ート ヨウ化4−ブロモベンゼンスルホニル(1.06g、3.15m
mol)のジクロロメタン(4.5mL)溶液に、室温でtert−
ブチル2−(2−メトキシエトキシメチル)アクリレー
ト(0.45g、2.1mmol)を添加した。混合液を室温で2.5
時間攪拌し、0℃まで冷却し、トリエチルアミン(0.58
mL、4.2mmol)を滴下した。反応液を0℃で0.5時間、室
温で1.0時間攪拌し、蒸留水(20mL)及びジクロロメタ
ン(15mL)で希釈して層分離させた。水層から更にジク
ロロメタン(2×5mL)で抽出し、有機抽出液を合わせ
て1.0M塩酸水溶液(20mL)、5%チオサルフェートナト
リウム水溶液(20mL)及び蒸留水(20mL)で洗浄した。
ジクロロメタン層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して減圧
下で濃縮して褐色の油(0.88g)を得た。粗生成物をヘ
キサン/エチルアセテート混合液を勾配溶出液としたシ
リカのクロマトグラフィーで精製し、適当な画分を合わ
せて溶媒を蒸発させた後に、黄色油状の標記化合物を得
た(0.75g、83%)。Rf=0.39(シリカ;ヘキサン/エ
チルアセテート、2:1)1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=1.47(s,9H),3.37(s,3
H),3.50−3.55(m,2H),3.63−3.67(m,2H),4.71(s,
2H),7.01(s,1H),7.70(d,J=8Hz,2H)and7.85(d,J
=8Hz,2H)ppm. 分析%:− 実測値: C,46.71;H,5.26. C17H23BrO6S C,46.90;H,5.33. (E)−tert−ブチル2−(2−メトキシエトキシメチ
ル)−3−(4−ニトロベンゼンスルホニル)アクリレ
ート ヨウ化4−ニトロベンゼンスルホニル(1.49g、4.65m
mol)のジクロロメタン(6mL)溶液に、室温でtert−ブ
チル2−(2−メトキシエトキシメチル)アクリレート
(0.68g、3.1mmol)を添加した。混合液を室温で3.5時
間攪拌し、トリエチルアミン(0.88mL、6.2mmol)を滴
下した。反応液を16時間攪拌し、蒸留水(25mL)及びジ
クロロメタン(10mL)で希釈して層分離させた。水層か
ら更にジクロロメタン(5mL)で抽出し、有機抽出液を
合わせて1.0N塩酸水溶液(20mL)、5%チオサルフェー
トナトリウム水溶液(20mL)及び蒸留水(20mL)で洗浄
した。ジクロロメタン層を乾燥させ(MgSO4)、濾過し
て減圧下で濃縮して褐色の油(1.20g)を得た。粗生成
物をヘキサン/エチルアセテート混合液を勾配溶出液と
したシリカのクロマトグラフィーで精製し、適当な画分
を合わせて溶媒を蒸発させた後に、黄色油状の標記化合
物を得た(0.78g、61.9%)。Rf=0.33(シリカ;ヘキ
サン/エチルアセテート、2:1)(MH+402.88、1.07
%)。1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=1.48(s,9H),3.37(s,3
H),3.51−3.54(m,2H),3.66−3.69(m,2H),4.74(s,
2H),7.05(s,1H),8.21(d,J=9Hz,2H),8.39(d,J=9
Hz,2H)ppm.13 C NMR(75.4MHz,CDCl3):δ=27.83,58.93,62.71,7
0,76,71.67,83.88,124.57,129.65,136.58,144.65,145.6
7,150.96and163.32ppm. 分析%:− 実測値: C,50.75;H,5.80;N,3.46. C17H23NO8S C,50.86;H,5.77;N,3.49. (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−3
−(2−メトキシエトキシ)プロプ−1−エニル]−1
−シクロペンタンカルボン酸シクロヘキシルアミン塩 ジイソプロピルアミン(216mL、1.54mol)の無水THF
(4.0L)溶液に、窒素雰囲気下−10℃で1.6Mのn−ブチ
ルリチウム(9.66mL、1.54mol)ヘキサン溶液を35分間
かけて滴下した。反応液を−10℃で15分間攪拌し、45分
間かけて0℃まで加温した。この時点で、外から冷却し
て0℃以下の温度を維持しながら、30分間かけてシクロ
ペンタンカルボン酸(84mL、0.77mole)を添加した。反
応混合液を1.25時間かけて室温まで戻し、0℃に冷却
し、1.0Mの塩化亜鉛ジエチルエーテル溶液(422mL、0.4
2mol)を10分間かけて添加した。反応液を0℃で25分間
攪拌し、−20℃に冷却して(E)−tert−ブチル2−
(2−メトキシエトキシメチル)−3−(p−トルエン
スルホニル)アクリレート(260g、0.70mol)の無水THF
(530mL)溶液を添加した。反応液を−20から0℃で16
時間攪拌し、濃塩酸(214mL)で希釈し、5.0N水酸化ナ
トリウム水溶液(2mL)でpHを5に調整した。混合液を
濾過して不溶物を除去し、エチルアセテート(1.3L)で
抽出して層分離させた。エチルアセテート層を1.0M塩酸
水溶液(2.6L)、蒸留水(2×2.6L)で洗浄し、減圧下
で濃縮して油を得た(259.8g)。粗生成物を還流下でヘ
キサン(2.25L)に溶解し、加熱をしないでシクロヘキ
シルアミン(78.5mL、0.68mol)を添加した。混合液を
ヘキサン(1.13L)で希釈し、沈澱した塩を0℃まで冷
却して1時間顆粒化させ、回収して標記化合物を得た
(209.9g、70%)。融点=106−108℃、Rf=0.28(エチ
ルアセテート/ヘキサン、1:1+1%酢酸)。1 H NMR(300MHz,CDCl3):δ=3.36(s,3H),3.50−3.5
3(m,2H),3.58−3.61(m,2H),4.24(s,2H),6.98(s,
1H)ppm.13 C NMR(75.4MHz,CDCl3):δ=24.55,25.06,28.12,3
1.53,39.32,49.88,56.85,58.55,65.70,69.94,71.77,80.
09,130.33,153.44,167.24and180.53ppm. 分析%:− 実測値: C,64.54;H,9.42;N,3.31. C23H41NO6 C,64.61;H,9.66;N,3.28. (E)−ベンジルcis−4−{1−[2−(tert−ブト
キシカルボニル)−3−(2−メトキシエトキシ)プロ
プ−1−エニル]−1−シクロペンタンカルボキシアミ
ド}−1−シクロヘキサンカルボキシレート (E)−1−[2−(tert−ブトキシカルボニル)−
3−(2−メトキシ)プロプ−1−エニル]−1−シク
ロペンタンカルボン酸(1.0g、3.04mmol)のエチルアセ
テート(10.6mL)溶液に、窒素雰囲気下、室温でジメチ
ルホルムアミド(1滴)、ピリジン(0.49mL、6.08mmo
l)及び塩化チオニル(0.28mL、3.95mmol)を添加し、
混合液を室温で40分間攪拌した。ベンジルcis−4−ア
ミノ−1−シクロヘキサンカルボキシレートp−トルエ
ンスルホネート(1.29g、3.19mmol)を室温で添加し、
次にトリエチルアミン(1.27mL、9.12mmol)を添加して
混合液を室温で3時間攪拌した。反応混合液を蒸留水
(50mL)及びエチルアセテート(50mL)で希釈して層分
離させた。エチルアセテート層を蒸留水(2×50mL)、
1.0M塩酸水溶液(50mL)で洗浄し、乾燥させ(MgS
O4)、濾過して減圧下で濃縮して褐色の油(1.552g)を
得た。粗生成物をヘキサン/エチルアセテート(1:1)
を溶出液としたシリカのクロマトグラフィーで精製し、
適当な画分を合わせて溶媒を蒸発させた後に、油状の標
記化合物を得た(1.07g、65%)。13 C NMR(75MHz,CDCl3):δ=24.84,25.19,27.97,28.9
5,38.95,39.66,46.71,55.59,58.73,65.19,66.01,70.25,
71.55,80.98,127.89,128.06,128.46,133.06,148.91,17
4.06,174.63ppm. 分析%:− 実測値: C,68.18;H,8.23;N,2.57. C13H45NO7 C,68.48;H,8.34;N,2.58. (E)−ベンジルcis−4−{1−[2−カルボキシ−
3−(2−メトキシエトキシ)プロプ−1−エニル]−
1−シクロペンタンカルボキシアミド}−1−シクロヘ
キサンカルボキシレート (E)−ベンジルcis−4−{1−[2−(tert−ブ
トキシカルボニル)−3−(2−メトキシエトキシ)プ
ロプ−1−エニル]−1−シクロペンタンカルボキシア
ミド}−1−シクロヘキサンカルボキシレート(1.0g、
1.83mmol)にトリフルオロ酢酸(1.7mL)を0℃で滴下
し、生じた水溶液を室温で24時間攪拌した。反応混合液
を減圧下で濃縮し、トリフルオロ酢酸を更に除去するた
めに残渣をトルエン(3×10mL)で剥離した。残渣をt
−ブチルメチルエーテル(50mL)に溶解し、蒸留水(6
×10ml)で洗浄した。
有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して減圧下で濃縮
して褐色の油(0.835g)を得た。粗生成物をエチルアセ
テート/ヘキサン(2:1)+1%酢酸を溶出液としたシ
リカのクロマトグラフィーで精製し、適当な画分を合わ
せて溶媒を蒸発させた後に、エーテルで粉砕した後に無
色の結晶として標記化合物を得た(720mg、80%)。融
点=90−91℃。
分析%:− 実測値: C,66.37;H,7.48;N,2.85. C27H37NO7 C,66.51;H,7.65;N,2.87.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 C07M 7:00 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07C 69/708,67/303,235/40,231/12 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Rが5−インダニルまたはカルボン酸保護
    基である式(I): の化合物またはそのアミン塩の製造方法であって、水素
    添加を触媒することのできる立体選択的な不斉なビホス
    フィンロジウムまたはルテニウム触媒及びプロトン性溶
    媒の存在下で、Rが式(I)で定義したものである式
    (II): の(E)−アリルエーテルまたはそのアミン塩を水素添
    加することからなる製造方法。
  2. 【請求項2】RがC1−C4アルキル基である、請求項1に
    記載の方法。
  3. 【請求項3】Rがt−ブチルである、請求項2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】該触媒がロジウム触媒であり、式(II)の
    化合物のアミン塩が水素添加される、請求項1、2また
    は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】該アミン塩がシクロヘキシルアミンまたは
    (1S,2S)−(+)−プソイドエフェドリン塩である、
    請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】触媒がビホスフィンリガンド(S)−
    (−)−2,2′ビス(ジフェニルホフノイ)−1,1′−ビ
    ナフチルまたは(2S,4S)−tert−ブチル−4−(ジフ
    ェニルホスフィン)−2−(ジフェニルホスフィノ)−
    2−(ジフェニルホスフィノメチル)−1−ピロリジン
    カルボキシレートからなる、請求項4または5に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】該触媒がルテニウム触媒であり、水素添加
    される化合物が式(I)の酸またはそのシクロヘキシル
    アミンまたは(1S,2S)−(+)−プソイドエフェドリ
    ン塩である、請求項1、2または3に記載の方法。
  8. 【請求項8】式(I a): の化合物の製造方法であって、水素添加を触媒すること
    のできる立体選択的な不斉なビホスフィンロジウムまた
    はルテニウム触媒及びプロトン性溶媒の存在下で、式
    (II a): の化合物を水素添加することからなる製造方法。
  9. 【請求項9】触媒がビホスフィンリガンドR−(+)−
    2,2′−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1′−ビナフ
    チルを含有するルテニウム触媒からなる、請求項8に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】プロトン性溶媒がメタノールまたは水性
    メタノールである、先の請求項のいずれかに記載の方
    法。
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