JP2769581B2 - ヘアードライヤ - Google Patents

ヘアードライヤ

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JP2769581B2
JP2769581B2 JP1308260A JP30826089A JP2769581B2 JP 2769581 B2 JP2769581 B2 JP 2769581B2 JP 1308260 A JP1308260 A JP 1308260A JP 30826089 A JP30826089 A JP 30826089A JP 2769581 B2 JP2769581 B2 JP 2769581B2
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D20/00Hair drying devices; Accessories therefor
    • A45D20/04Hot-air producers
    • A45D20/08Hot-air producers heated electrically
    • A45D20/10Hand-held drying devices, e.g. air douches
    • A45D20/12Details thereof or accessories therefor, e.g. nozzles, stands
    • A45D2020/126Stands therefor
    • A45D2020/128Stands therefor involving features of the hand-held hair dryer

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  • Cleaning And Drying Hair (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は手持式のヘアードライヤに係り、より詳し
くはヘアードライヤを卓上に置いて使用することもでき
るようにしたスタンド構造を備えたものに関する。
〔従来の技術〕
手持式のヘアードライヤを卓上に定置して使用するこ
とは、例えば実公平1−17206号公報で公知である。こ
のヘアードライヤは、筒状のドライヤ本体の下部にハン
ドルを突設したピストル型に構成されており、ドライヤ
本体の後端下部の両側に突設された一対の脚棒と、ドラ
イヤ本体に対して折り曲げ操作されたハンドルとで、ド
ライヤ本体を斜上向きの傾斜姿勢に支持する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような支持形態では、ドライヤ本体の後端面に
設けられた吸込みグリルが卓上に接近し、卓上にある塵
埃を吸い込むおそれがある。しかも、頭を卓上に近付け
て髪を乾燥する必要があり、使い勝手が悪い。
そこで、本発明者は、かかる不具合を避けるために、
第8図に示すような、ドライヤ本体1を三脚構造で高位
置に支持するものを提案した(実願平1−95255号)。
その三脚構造は、ハンドル2と、その左右両側に設けら
れた一対のスタンド脚3とからなり、各スタンド脚3を
ハンドル2に対して回動変位可能に連結し、手持状態で
使用するときは、スタンド脚3をハンドル2の側面に沿
わせ、卓上に定置して使用するときは、スタンド脚3を
ハンドル2の後方へ開き操作できるようにしたものであ
る。
このように三脚構造でドライヤ本体1を支える形態で
は、不用意にドライヤ本体1が手で強く押しつけられる
などしてドライヤ本体1に下向きの外力が作用する場合
や、開き状態のスタンド脚3に落下衝撃が加わるような
場合等に、スタンド脚3の枢着部やその付け根部分に大
きなモーメントが作用し、スタンド脚3やハンドル2側
の支持壁を破損するおそれがある。
とくに、卓上使用時の姿勢を安定化するために、スタ
ンド脚3の回動中心軸49をハンドル2に対して傾斜させ
ておいて、スタンド脚3をハンドル2の後方へ回動させ
るときに該脚3の下端が左右外側方へ拡開移動するよう
にした場合、ドライヤ本体1に加わる下向きの外力が、
両スタンド脚3の下端どうし間の間隔をさらに押し拡げ
るように作用するため、スタンド脚3が破損しやすいと
いった不具合が生じることに気付いた。
この発明は、こうした問題を解消するためになされた
もので、卓上使用状態でのスタンド脚やその支持壁等の
破損を防止し、耐久性の向上を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のヘアードライヤでは、例えば第1図に示す
ように、スタンド脚3に所定値を越える外部荷重が作用
すると、スタンド脚3がハンドル2から外れるという安
全構造を採る。そのために、このドライヤ本体1から下
方へ突設されたハンドル2の上部に、倒立ハ字状に傾斜
する一対の脚取付部45を形成し、各スタンド脚3の上部
を各脚取付部45に回動中心軸49まわりに前後回動自在に
かつ該軸心方向に抜き差し移動自在に支持する。前記回
動中心軸49は、スタンド脚3がハンドル2に重なり合う
折り畳み姿勢からハンドル2の後方へ回動するときに該
スタンド脚3の下端が左右外側方へ拡開移動するよう
に、脚取付部45に対し直交する傾斜状に設ける。
スタンド脚3と脚取付部45との間には、スタンド脚3
が回動中心軸49の軸心に沿って脚取付部45から抜け出る
のを阻止する抜止手段56を設ける。その抜止手段56は、
スタンド脚3の上部の抜き差しに伴い互いに離脱・係合
する係合体58と被係合体59とからなり、係合体58と被係
合体59の係合保持力は、拡開状態のスタンド脚3にそれ
以上に左右外側方に拡開させる方向の外力モーメントM
が作用したときにその係合状態を解除するように設定し
たものである。
〔作用〕
卓上使用に際し、一対のスタンド脚3はハンドル2の
後方へ拡開回動操作されて、両スタンド脚3とハンドル
2とで三脚状のスタンドを構成する。この状態で、例え
ばドライヤ本体1に手などが強く掛けられる等して下向
きの外力が作用すると、スタンド脚3の下端にこれを左
右外側方に押し拡げるような分力が生じる。この分力に
よるモーメントが抜止手段56の係合体58と被係合体59の
係合保持力を越えると、抜止手段56は係合状態を維持し
切れなくなり、スタンド脚3は脚取付部45から外れて破
損を免れる。
脚取付部45から外れたスタンド脚3は脚取付部45に差
し込みなおして係合体58と被係合体59を係合させること
により、再使用することができる。
〔発明の効果〕
この発明のヘアードライヤでは、スタンド脚3をハン
ドル2の脚取付部45に前後回動自在に支持するについ
て、脚取付部45とスタンド脚3との間に設けた抜止手段
56によってスタンド脚3の装着状態を維持できるように
した。そして、スタンド脚3に過剰な外部荷重が作用す
る場合には、抜止手段56の係合状態が解除されてスタン
ド脚3が脚取付部45から外れるようにした。したがっ
て、このヘアードライヤを、ハンドル2からスタンド脚
3を後方へ拡開回動させて卓上使用するときに、ドライ
ヤ本体1を支持してスタンド脚3にこれ以上に左右外側
方に拡開させる過大な外力が作用するようなことがあっ
ても、その破損を防止でき、しかも外れたスタンド脚3
は脚取付部45に再装着して使用できるので、ヘアードラ
イヤの耐久性を向上できる。
〔実施例〕
この発明に係るヘアードライヤの一実施例を図面に基
づき説明する。
第2図および第3図において、ヘアードライヤはドラ
イヤ本体1の外面下部にハンドル2を突設したピストル
型に構成されており、ハンドル2の左右外側面に一対の
スタンド脚3・3を設けてなる。
ドライヤ本体1は、筒状の本体ケース4の内部に、ヒ
ータ5とモータ6で駆動される軸流型の送風ファン7と
を配置し、本体ケース4の前後開口のそれぞれを吹出し
グリル8および吸込みグリル9で覆ったものである。送
風ファン7は、後側の吸込みグリル9を介して外部空気
を吸い込み、これを加圧して前側の吹出しグリル8から
外部に向かって吹き出す。
本体ケース4はそれぞれプラスチック成形品からなる
三個の部材で構成されている。主として外郭壁を構成す
る主ケース11と、モータ6の取付枠を兼ねる導風ケース
12と、ヒータ5の周囲を覆う前ケース13との三部材であ
る。第5図に示すように主ケース11は左右に分割された
一対の半割りケース11a・11bからなり、それぞれ円筒状
に形成される導風ケース12と前ケース13を左右外面から
挟んで、周方向の遊動および軸方向の移動を阻止した状
態で両ケース12・13を固定保持する。
第2図において、導風ケース12の後端にはベルマウス
状の導風部14が形成されており、ケース前端には断面翼
型の整流翼15が放射状に配置されている。この整流翼15
の中心側基端に、前側へ向って開口する有底筒状のモー
タ台16を一体に形成し、これにモータ6を嵌め込んでい
る。導風ケース12内に吸い込まれた頭髪がモータ6の出
力軸6aにからみ付くのを防ぐために、送風ファン7のブ
レードボス7aをモータ台6の後部筒壁16aの僅かな隙間
を隔てて外嵌させ、さらに出力軸6aの周囲において、フ
ァン7側の連結ボス7bをモータ台16の端面に突設した保
護ボス16bに内嵌させている。
導風ケース12はヒータ5の支持枠も兼ねている。前記
モータ台16の前部周面の四個所に浅い溝17を設け、これ
で十文字状の絶縁板5aの後部を支持し、吹出しグリル8
と協同してヒータ5を前後に挟み固定している。ヒータ
5の周囲は、前ケース13内に嵌め込まれた金属製の遮熱
筒18で覆われている。前ケース13には、吹出風を一直線
状に集約する吹出ノズル19が着脱自在に装着されてい
る。
第6図に示すように、吸込みグリル9は、パンチング
された金属板材をキャップ形状にプレス成形したもので
あって、その筒周壁9aを主ケース11の後端外面に嵌め込
んで組付ける。筒周壁9aの開口縁の周囲四個所には鉤形
の係合爪9bが設けられている。また、主ケース11の側に
は、各係合爪9bに対応して係合突起20が突設されてお
り、第7図に示すように係合爪9bを係合突起20に係止さ
せるバヨネット結合により、吸込みグリル9を抜止め状
に保持することができる。
第6図において、前述のように主ケース11は左右の半
割りケース11a・11bからなる。これら半割りケース11a
・11bの結合状態を補助するために、吸込みグリル9の
外側から、保持リング22を主ケース11の後部外面に嵌め
込んでいる。この保持リング22は主ケース11に対して嵌
め殺し状に装着され、そのために、主ケース11の側に四
個の抜止め溝23を設け、保持リング22の内面前端に前記
抜止め溝23に嵌まり込む係合爪24を突設している。保持
リング22の内面一個所には、吸込みグリル9の周方向回
転を阻止する回止め突起25が設けられている。この突起
25は、第6図および第7図に示すように、保持リング22
を主ケース11に嵌め込んだ状態において、吸込みグリル
9の係合爪9bの背部に位置し、係合爪9bが係合突起20か
ら抜出る方向へ移動しようとするのを阻止する。
次にハンドル2およびスタンド脚3の構造を説明す
る。
第2図および第3図において、主ケース11の下面には
中空のハンドルブラケット27が突設されており、このブ
ラケット27を左右に挟む状態でハンドル2が装着されて
いる。ハンドル2は左右に分割された断面コ字形の一対
の分割体2a・2bからなり、両分割体2a・2bの開口縁どう
しを突き合わせ結合して、中空体状に形成されている。
中空の内部空間にはメインスイッチ28、補助スイッチ29
および図外の電気部品等が収容されている。また、前記
各スイッチ28・29を切換え操作する操作ノブ30・31が、
分割体2a・2bの接合部間に上下スライド自在に挟み保持
されている。32はコードアーマである。
左右の分割体2a・2bは、上下二個所でビス33により一
体化されている。第3図に示すように、上側のビス33は
ハンドルブラケット27を共締めしており、主ケース11を
形成する半割りケース11a・11bの結合状態は、主として
このビス33の共締力によって得られ、前に述べた保持リ
ング22が結合状態の維持を補助している。
ハンドル2は主ケース11とほぼ平行な折り畳み姿勢に
なるまで前向きに屈接でき、しかも屈接途中の二個所で
屈接姿勢を保持できるように連結されている。詳しく
は、前記上側のビス33がねじ込まれるボス34をハンドル
ブラケット27で回転自在に支持し、このボス34を中心に
してハンドル2を主ケース11に対して屈接できるように
している。さらにビス33がねじ込まれる側の分割体2bと
ハンドルブラケット27との間に、節度手段35を設けてい
る。
第9図において、節度手段35は、ハンドルブラケット
27の外面に装着される節度リング36と、分割体2bの内面
に一体形成された節度歯37とからなる。節度リング36の
内周面には一対のリブ38が、外周面には節度突起39がそ
れぞれ突設されている。リブ38はハンドルブラケット27
に突設した係合枠40に嵌め込まれて、節度リング36が周
方向に回転することを阻止している。節度歯37は節度リ
ング36の周面上下に沿う三個の連続円弧状の突起として
形成されており、その両端位置および隣接する円弧間の
凹部においてそれぞれ節度突起39と係合し、ハンドル2
の屈接姿勢を保持する。
ハンドル2内の両スイッチ28・29と主ケース11内のモ
ータ6およびヒータ5とは、ハンドルブラケット27の内
部に配線されたリード線41を介して電気的に接続されて
いる(第2図参照)。ハンドル2を屈接操作するとき、
前記リード線41が折り曲げられるのを避けるために、ハ
ンドルブラケット27の側壁には、ハンドル2の屈接角に
対応した逃げ溝42が通設されている。さらに、リード線
41の組込みの容易化のために、逃げ溝42の前部に連続し
て配線組込口43が開口されている。
第3図および第5図において、ハンドル2の左右側面
の上端には、スタンド脚3を支持する一対の脚取付部45
が倒立ハ字状の傾斜姿勢で突設されている。スタンド脚
3は、脚取付部45と対向する上端のキャップ状の連結部
46と、連結部46から下方に延出されてハンドル2の左右
側面に沿う脚本体47を一体に形成したプラスチック成形
品からなり、全体としてく字形状に形成されている。こ
のスタンド脚3は、脚取付部45に対してサポート部材48
を介して前後回動自在に連結され、第3図に示す折り畳
み姿勢と、第8図に示す拡開姿勢との間で姿勢切換え可
能に支持されている。
第10図において、サポート部材48は、斜下向きに開口
する丸皿形状に形成されており、その内面中央に回動中
心軸49が突設されている。サポート部材48は、その周壁
の大半が外面に露出する状態で脚取付部45の円形凹部45
aに嵌め込まれ、回動中心軸49の内部を挿通するビス50
で脚取付部45に固定されている。また、円形凹部45aの
内周面に一対の係止リブ51を突設し、これにサポート部
材48の嵌合面側に凹設した係止溝52を嵌め込むことで、
脚取付部45に対するサポート部材48の周方向の位置決め
と、サポート部材48の回止めを行っている。このよう
に、サポート部材48を脚取付部45に固定することによっ
て、回動中心軸49は脚取付部45の開口平面と直交状に傾
斜する。
スタンド脚3の連結部46には、サポート部材48の周壁
に外嵌する外筒壁54と、回動中心軸49に外嵌する内筒壁
55とが同心円状に設けられており、内筒壁55を回動中心
軸49で軸支することによって、スタンド脚3の全体が前
後方向に回動自在に支持されている。連結部46とサポー
ト部材48との間には、連結部46が回動中心軸49に沿って
脚取付部45から離れる側へ移行することを阻止する抜止
手段56と、スタンド脚3を折り畳み姿勢と拡開姿勢の両
姿勢位置でそれぞれ位置保持する脚用節度手段57とが設
けられている。
抜止手段56は、サポート部材48の周壁突端寄りに形成
される周回リブからなる係合体58と、前記外筒壁54の開
口内面の対向二個所に突設される被係合体59とで構成す
る。係合体58と被係合体59とは、相対回転自在な状態で
互いに係合して、スタンド脚3の組付状態を維持してい
る。しかし、拡開姿勢において、スタンド脚3にそれ以
上に左右外側方に拡開させる方向の過剰な外力モーメン
トM(第1図参照)が作用する状態では、両部材58・59
の係合関係を解除して、スタンド脚3がサポート部材48
から外れるようになっている。
つまり、抜止手段56が係合状態を解除する際の係合保
持力は、前記モーメントMによりスタンド脚3が破壊な
いしは変形する外部限界荷重より小さく設定し、スタン
ド脚3が破壊ないしは塑性変形する前に、スタンド脚3
をサポート部材48から分離させるのである。スタンド脚
3の分離を確実化するうえで、スタンド脚3およびサポ
ート部材48の成形部材も問題となる。この実施例では、
サポート部材48をABS樹脂で成形し、スタンド脚3はポ
リアセタール樹脂で成形した。
第11図において、脚用節度手段57は、サポート部材48
の内底面に突設された円形の節度リブ60と、連結部46の
内面に突設された一対の節度爪61とからなる。節度リブ
60の周囲四個所には、節度爪61を回り止め保持する山形
の節度歯62が設けられている。第11図中の想像線は、節
度爪61が拡開姿勢に切換わる直前の状態を示している。
スタンド脚3の拡開姿勢は節度爪61と節度歯62の係合作
用によって保持されるが、このスタンド脚3はハンドル
2に対して回動中心軸49まわりに360度回動できるの
で、その拡開姿勢保持状態においてスタンド脚3にこれ
を更に後方へ回動させる方向の外力が加わった場合には
前記節度爪61と節度歯62の係合を解除して後方へ回動す
る。したがって、かかる外力によってもスタンド脚3が
破損するのを防止できる。
第10図において連結部46の外面中央には、装飾キャッ
プ63が嵌め込み固定してある。
第8図において、ハンドル2の下端背部と、スタンド
脚3の下端には、それぞれすべり止めを兼ねるゴム製の
クッション74・75が装着されている。ハンドル2側のク
ッション74は、左右の分割体2a・2bで挟み固定されてい
る。また、スタンド脚用のクッション75は、脚本体47に
端部側から挟め込まれ、脚本体47の突設した三個のピン
47a(第5図および第1図参照)で抜外れ不能に固定さ
れている。脚本体47のハンドル2との接合面は、第4図
に示すように緩やかな凸曲面に形成されている。これは
スタンド脚3を拡開姿勢から折り畳み姿勢に戻す際に、
脚本体47がハンドル2と接当干渉することを避けるため
の措置であり、とくに、脚本体47の上方になるほど接合
面の弯曲半径は小さく設定されている。
次にヘアードライヤの運転モードについて説明する。
モータ6、ヒータ5と、メインスイッチ28および補助
スイッチ29などの電装品は、第13図に示すように結線さ
れている。メインスイッチ28は、からの五個の接続
端子を有し、との端子を電源側として、、の
各端子との間の接続状態を切換えることによって、運転
状態を冷風、弱温風、強温風の3種の基本運転モードに
順次切換える。各運転モード時の端子接続状態を、第13
図中の表に示している。
モータ6は、整流回路65を介して供給される直流電源
で駆動される。分整流回路65の一方の入力路66は、二個
の直列接続されたモータ抵抗68を介してメインスイッチ
28の端子に接続されている。また、他方の入力路69
は、温度ヒューズ70を介して端子と接続され、さら
に、温度ヒューズ70と整流回路65との間で分岐した回路
を、サーモスタット71とヒータ5を介して端子と接続
している。
前記入力路66において、メインスイッチ28側のモータ
抵抗68と並列に補助スイッチ29を接続している。補助ス
イッチ29は常開スイッチであって、これをオン状態に切
換えると、モータ抵抗68がバイパスされるので、整流回
路65に印加される電圧値が増大し、モータ6の回転数が
増大する。つまり、補助スイッチ29は、基本運転モード
の各状態に対して、それぞれ風量を増加するために設け
られている。
メインスイッチ28の端子と端子とは、一方向の電
流通過のみを許すダイオード72を介して接続されてい
る。ダイオード72は冷風運転時および弱温風運転時に機
能して、ヒータ5およびモータ6に供給される電圧値を
半減させる。一方、強温風運転時には、ダイオード72と
並列関係にある、の両端子が接続されるので、ヒー
タ5およびモータ6に供給される電圧値が増加する。
次にヘアードライヤを手持使用する場合と、卓上で定
置使用する場合について説明する。
手持使用時には、スタンド脚3をハンドル2の左右両
側面に沿わせ、その脚本体47をハンドル2の外面に重ね
合わせる。この状態では、第3図に示すようにクッショ
ン75がハンドル2の外面に密着して、スタンド脚3のが
たつきを防ぐ。また、脚本体47は第4図に示すように偏
平に形成されているので、グリップ太さが大きくなるこ
とを防止できる。この手持姿勢のままで、ハンドル2お
よびスタンド脚3は、ドライヤ本体1とほぼ平行な姿勢
まで折り畳むことができる。
卓上で使用する場合は、上記手持状態から左右のスタ
ンド脚3をハンドル2の後方に向かって約90度回動さ
せ、拡開姿勢に切換える。このとき、回動中心軸49が、
ドライヤ本体1およびハンドル2の分割中心線に対して
斜めに傾いているので、スタンド脚3の先端は後方回動
に伴って左右側方に拡開し、横方向への安定化を向上す
る。この後、両スタンド脚3とハンドル2を卓上に置く
と、ドライヤ本体1を卓上から高い位置において、斜上
向きの傾斜姿勢で支持できる。
卓上使用状態において、例えば、ドライヤ本体1に下
向きの外力が作用すると、スタンド脚3は卓上から上向
きの反力を受ける。このとき、脚本体47は第1図に示す
ように卓上に対して斜めに接当しており、しかもそれ以
上の後方回動が節度手段57で規制されているので、前記
反力による外力モーメントMは左右の脚間隔を拡大する
ように作用する。このモーメントMが所定値を越える
と、スタンド脚3の連結部46を抜止め保持する抜止手段
56が係合を解除し、スタンド脚3をサポート部材48から
分離させる。従って、スタンド脚3は前記外力モーメン
トMによって破損したり、塑性変形を受けることはな
い。ハンドル2から外れたスタンド脚3は、その内筒壁
55を回動中心軸49に外嵌させながら、被係合体59を係合
体58に圧入係合させることにより再使用できる。
〔別実施例〕
上記実施例とは逆に、抜止手段56の係合体58を一対の
突起で形成し、被係合体59を周回リブで形成することも
できる。また、係合体58をサポート部材48の周壁内面に
設け、被係合体59が前記周壁に内嵌して、係合体58と係
合するように変更することもできる。
上記実施例では、サポート部材48を介してスタンド脚
3を脚取付部45に装着したが必ずしもその必要はない。
例えば、脚取付部45に前記係合体58を設け、サポート部
材48を省略することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第13図はこの発明に係るヘアードライヤの
一実施例を示しており、 第1図はスタンド脚の分離状態を示す断面図、 第2図はヘアードライヤの縦断側面図、 第3図はヘアードライヤの縦断背面図、 第4図は第3図におけるA−A線断面図、 第5図はヘアードライヤを構成する主要部材の分解斜視
図、 第6図は吸込みグリルの取付構造を示す分解斜視図、 第7図は吸込みグリル取付部の平面図、 第8図は定置姿勢時のヘアードライヤの側面図、 第9図は第3図におけるB−B線断面図、 第10図はスタンド脚の取付構造を示す断面図、 第11図は第10図におけるC−C線断面図、 第12図は第10図におけるD−D線断面図、 第13図はヘアードライヤの配線説明図である。 1……ドライヤ本体、 2……ハンドル、 3……スタンド脚、 5……ヒータ、 7……送風ファン、 45……脚取付部、 49……回動中心軸、 56……抜止手段、 58……係合体、 59……被係合体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータ(5)および送風ファン(7)を内
    蔵するドライヤ本体(1)と、ドライヤ本体(1)から
    下方へ突設されたハンドル(2)と、ハンドル(2)の
    側面に沿って配置された左右のスタンド脚(3・3)と
    を備えているヘアードライヤであって、 ハンドル(2)の上部に倒立ハ字状に傾斜する一対の脚
    取付部(45・45)を形成し、 左右のスタンド脚(3)の各上部は各脚取付部(45)に
    回動中心軸(49)まわりに前後方向に回動自在にかつ回
    動中心軸(49)の軸心方向に抜き差し移動自在に支持し
    ており、 前記回動中心軸(49)は、スタンド脚(3)がハンドル
    (2)に重なり合う折り畳み姿勢からハンドル(2)の
    後方へ回動するときに該スタンド脚(3)の下端が左右
    外側方に拡開移動するように、脚取付部(45)に対し直
    交する傾斜状に設けられており、 スタンド脚(3)の上部と脚取付部(45)との間に、ス
    タンド脚(3)が脚取付部(45)から回動中心軸(49)
    の軸心方向外方へ抜け出るのを阻止する抜止手段(56)
    を設けており、 抜止手段(56)は、スタンド脚(3)の上部の抜き差し
    に伴い互いに離脱・係合する係合体(58)と被係合体
    (59)とからなり、係合体(58)と被係合体(59)の係
    合保持力は、拡開状態にあるスタンド脚(3)にそれ以
    上に左右外側方に拡開させる方向の外力モーメント
    (M)が作用したときにその係合状態を解除するように
    設定してあることを特徴とするヘアードライヤ。
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