JP2768683B2 - 弾性履帯 - Google Patents

弾性履帯

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JP2768683B2
JP2768683B2 JP63057914A JP5791488A JP2768683B2 JP 2768683 B2 JP2768683 B2 JP 2768683B2 JP 63057914 A JP63057914 A JP 63057914A JP 5791488 A JP5791488 A JP 5791488A JP 2768683 B2 JP2768683 B2 JP 2768683B2
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謙一 酒井
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、弾性履帯に関する。
(従来の技術) この種弾性履帯としては、弾性材料からなる無端帯状
のクローラ本体内に、左右一対の案内突起を有する芯金
が帯長手方向に所定の間隔で埋設されることで芯金側の
駆動輪の係合孔を形成していると共に、スチールコード
等の抗張体が埋設され、クローラ本体外周面に各芯金の
翼部に対応して夫々ラグが設けられたものが知られてい
る。
そして、本体に中央部を相当する左右に帯長手方向に
離された一対の案内突起を有し、この一対の案内突起間
に開口を形成し、この芯金を本体に埋設することで前記
開口に本体と一体となった弾性突起を前記案内突起間に
形成したものがある(特開平4−2583号公報で開示の第
9図、第10図参照)。この従来技術では、芯金案内突起
の頂面端に転輪等の荷重がかかると、頂面中央に比べて
紙たわみが大きく、機体が沈み込むとき、案内突起間の
弾性突起で転輪上下振動を抑制できるという利点を有す
るものであった。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記従来技術では、帯状本体に埋設される芯
金間で駆動輪(スプロット)の係合孔が形成されてお
り、この係合孔の配列であると係合孔のピッチが長くな
りすぎて駆動爪の係脱機会が少なく円滑な回送ができ難
いという課題があった。
一方、前記係合孔のピッチを小さく形成しようとすれ
ば、芯金間隔を狭くして芯金を埋設する必要があり、こ
れでは重量増大を招くという課題があった。
そこで、本発明は、芯金の形状を改良することによっ
て、駆動スプロケットの爪の係合機会を多くすることで
確実な回走ができる弾性履帯を提供することが目的であ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明は、その中央部の左右に案内突起を形成してい
る芯金を、弾性材料からなる無端帯状の本体内に帯長手
方向の間隔を有して埋設することで前記芯金間に駆動爪
の係合孔を形成している弾性履帯において、前述の目的
を達成するために次の技術的手段を講じている。
すなわち、請求項1に係る本発明の弾性履帯は、前記
左右の案内突起を互いに連結する帯長手方向で流れた係
合部を備え、該係止部間に、前記係合孔とは別の係合孔
を形成しているとともに、前記左右の案内突起の頂面又
は該案内突起の各外側に案内転輪の転動面が形成され、
帯長手方向で隣接する前記転動面間に、弾性材料よりな
る案内転輪の転動面が本体より膨出形成されていること
を特徴とするものである。
(作用) 本発明によれば、芯金を帯状本体の帯長手方向の間隔
を有して埋設することにより、帯長手方向で隣り合う芯
金間に駆動爪の係合孔が形成されるとともに、芯金にお
ける一対の案内突起の左右を互いに連結する一対の係止
部間の係合孔も併せて形成される。
故に、係合孔のピッチは、芯金間で形成される係合間
に芯金に形成した係止孔が位置することで小ピッチとな
って、駆動爪の係脱機会が多くなって、帯状本体を帯長
手方向い回走することが円滑となるし、重量増大を招く
こともない。
また、案内転輪は芯金に形成した転動面(金属面)と
この間に形成した転動面(ゴム面)とを交互に転動し、
振動は小さく耐震性に優れたものとなる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図〜第8図は発明の第1実施例を示し、無端帯状
とされた弾性履帯1は、全体が耐摩、耐候性のある実質
ゴムからなる弾性材料による帯状本体2と、該本体2内
に埋入された芯金3及び該芯金3を外囲いして本体に埋
入しているスチールコード4とを備えている。
芯金3は帯状本体2の帯長手方向に間隔を有して埋設
されることで帯長手方向で隣り合う芯金3間に駆動爪
(スプロケット)の係合孔8が形成されている。
芯金3の中央部には左右一対の案内突起6がクローラ
内周に隆起形成されており、該左右の案内突起6を互い
に連結する帯長手方向が離れている対の係止部5Aが備え
られることにより、該係止部5A間にも駆動爪の係合孔5
が形成され、ここに係合孔5,8のピッチはショートピッ
チとされている。
更に、芯金3は帯状本体2の幅方向に延伸した芯金基
部(翼部)を備え、この翼部が実質的に帯状本体2に埋
設されており、左右の案内突起6の各外側には案内転輪
11が転動面(露出面ともいう)7が形成され、この上面
は本体2の内周面と略同一面内に位置する平坦面とされ
ている。
帯状本体2の設置側には、中央部を除きその幅方向両
側にそれぞれ2条1対のラグ9,10が、左右対称でかつ本
体2と一体的に突出されている。そして、本体2の内周
面には、前記芯金露出面7間に位置して、案内転輪11の
当接面12(ゴムによる転動面)が隆起状に形成されてお
り、該案内転輪当接面12は、前記芯金露出面7よりも案
内転輪11側に突出せしめられると共に、芯金露出面7と
の境界に凹溝13が設けられている。
なお、各対のラグ9,10は、その根元が芯金3で略平行
でかつその根元幅Bが芯金幅bよりも広く、しかも芯金
3間に形成されるラグスペース14の幅Sよりも広くせら
れ、捩れに対する剛性を高めると共に脱輪防止が図られ
ており、さらに芯金3、スチールコード4の保護を図っ
ている。
また、各ラグ9,10は、その接地側端が芯金3に対して
傾斜せられ、排土性及び耐振性の向上が図られており、
両ラグ9,10間に形成される溝15の深さdがラグ間スペー
ス14の深さDよりも浅くせられている。
上記第1実施例によれば、芯金露出面7及び案内転輪
当接面12が、案内転輪11の両端鍔部外周面11Aの通過面
となり、金属面とゴム面を交互に案内転輪11が転動し、
静かで振動が少なく、しかも芯金3がなくかつゴム厚さ
の厚い当接面12は弾性に富んでおり、高強度を保持でき
て耐久性が優れているため、ゴム破損の心配は全くな
い。すなわち、案内転輪11は、芯金露出面7上では第7
図に示す状態であり、芯金露出面7間の前記案内転輪当
接面12上では、ゴム面はわずかに変形させて振動を吸収
するが、前記凹溝13があるため芯金3には押し付けるこ
とがなく、したがって芯金3と本体2の接着面が破壊さ
れず保護される。
また、上記実施例において、弾性クローラ(弾性履
帯)を走行装置の機体に取付けた駆動スプロケット(駆
動爪)、転輪及びアイドラに巻装し、路面での走行を行
なう場合の作用を説明する。駆動爪の回転駆動によって
その巻掛け部において駆動爪が芯金3間に形成された係
合孔8および芯金3の係止部5A間に形成した係合孔5に
それぞれ係脱されていずれも係止部5Aに爪が係合するこ
とでクローラ本体2が回走され、ラグ9,10による牽引力
で走行される。
このとき、本発明の実施例では芯金3間に形成された
係合孔(第1係合孔)8だけではなく、該第1係合孔8
間に芯金3自体に形成した係合孔(第2係合孔5)が位
置し、前記第1・2係合孔8,5を帯長手方向の交互に配
置していることにより、駆動爪の係脱ピッチは細かくな
って確実な係合を約束するのである。すなわち、従来例
のように第1係合孔のみにより係合孔のピッチではその
ピッチ間隔が長くなりすぎるのに対し、芯金3自体に第
2係合孔5を形成することで係合孔のピッチ間隔が短く
なって駆動爪の作用機会が多くなって確実な回走を保証
するのである。
なお、案内転輪11の転動面を、第3図に示すように、
芯金露出面7上では突起6の上面に接する胴部11Bと
し、案内転輪当接面12上では鍔部外周面11Aとすること
ができる。この場合における転輪支持用の芯金露出面
は、突起6の上面になること明白であり、露出面7と前
記鍔部外周面11Aとの間にはすき間が生じる。
第9図〜第15図は、本発明の第2実施例に示し、第1
実施例と異なるところは、芯金3の露出面7が転輪案内
突起6の上面に形成され、該突起6間すなわち露出面7
間に本体2が隆起されてゴム面からなる案内転輪当接面
12が形成されている点であり、その他は第1実施例と全
く同一であるから、同一符号が付し、詳細説明を省略す
る。
なお、第2実施例においては、第12図に2点鎖線で示
すように、案内転輪11はその胴部11Bが芯金露出面7と
前記当接面12に交互に接触転動するようにでき、また、
第15図に例示するように、中央部に鍔部11Aを備えた転
輪11の両側胴部11Bが芯金露出面7及び当接面12に接触
転動するようにできる。
上記第1及び第2実施例共に、芯金露出面7と案内転
輪当接面12は、左右対称位置に配されているが、相互に
周方向にずらして千鳥状に配設することができ、案内転
輪11の前記当接面12であるゴム面との接触時間を長くす
ることによって耐振効果を高めることができる。
(発明の効果) 以上詳述した通り、本発明によれば芯金の帯長手方向
の埋設間隔を狭くしなくとも駆動爪が係脱する係合孔の
ピッチを細かくでき、ここに、重量増大を招くことなく
駆動爪の係脱機会を多くして確実な走行(回走)を確保
できる。
また、案内転輪は芯金に形成した転動面(金属面)と
この間に形成した弾性材料よりなる転動面(ゴム面)を
交互に転動することになり、振動が小さく耐久性に富む
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
内周面(反接地面)から見た要部の平面図、第2図は第
1図の外周面から見た裏面図、第3図は同側面図、第4
図は第1図のIV−IV線断面図、第5図は第1図のV−V
線断面図、第6図は第1図のVI−VI線断面図、第7図は
案内転輪の接触状態の一例を示す第4図対応断面図、第
8図は案内転輪の接触状態の他の例を示す第4図対応断
面図、第9図〜第15図は本発明の第2実施例を示し、第
9図は内周面から見た要部の平面図、第10図は第1図の
外周面から見た裏面図、第11図は側面図、第12図は第9
図のXII−XII線断面図、第13図は第9図のXIII−XIII線
断面図、第14図は第9図のXIV−XIV線断面図、第15図は
案内転輪の接触状態の他の例を示す第12図対応断面図で
ある。 1……弾性履帯、2……無端帯状本体、3……芯金、5
……係合孔、6……案内突起、7……芯金露出面、8…
…係合孔、9,10……ラグ、11……案内転輪、12……案内
転輪当接面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その中央部の左右に案内突起を形成してい
    る芯金を、弾性材料からなる無端帯状の本体内に帯長手
    方向の間隔を有して埋設することで前記芯金間に駆動爪
    の係合孔を形成している弾性履帯において、 前記左右の案内突起を互いに連結する帯長手方向で離れ
    た係合部を備え、該係止部間に、前記係合孔とは別の係
    合孔を形成しているとともに、前記左右の案内突起の頂
    面又は該案内突起の各外側に案内転輪の転動面が形成さ
    れ、帯長手方向で隣接する前記転動面間に、弾性材料よ
    りなる案内転輪の転動面が本体より膨出形成されている
    ことを特徴とする弾性履帯。
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