JP2767864B2 - 魚釣り用電動リール - Google Patents

魚釣り用電動リール

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JP2767864B2 JP5831789A JP5831789A JP2767864B2 JP 2767864 B2 JP2767864 B2 JP 2767864B2 JP 5831789 A JP5831789 A JP 5831789A JP 5831789 A JP5831789 A JP 5831789A JP 2767864 B2 JP2767864 B2 JP 2767864B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、魚釣りに用いられる電動リールに関するも
のである。
従来の技術 近年、電動リールは魚のいる層に釣りの仕掛けをもっ
てゆく、いわゆる棚取り機能や仕掛けが竿先ガイドまで
巻き込まないようそれ以前で巻き取りを停止させる、い
わゆる船ベリ停止機能等が付与され、より高い高付加価
値制御が行われる様になってきている。これらの電動リ
ールの制御におけるスプールより繰り出された道糸の長
さを検出する方法としては、スプールの回転数を検出し
そのカウント数を表示する方法と、スプール以外にスプ
ールに巻いた道糸に摩擦接触するローラを設け、このロ
ーラの回転によりスプールより繰り出される道糸のメー
トル数を検出し、そのメートル数を表示する方法が代表
例として上げられる。
しかし、スプールの回転数を検出表示する方法では、
道糸の繰り出し長さや棚の実際の長さが把握しにくいと
いう問題があった。又後者のローラによる道糸のメート
ル数表示は摩擦でローラを回転しているため誤差が多分
にあった。以下、このローラによりスプールより繰り出
される道糸の長さを検出し、棚取り等の制御を行う魚釣
り用電動リールについて説明する。
第2図は、ローラによりスプールに巻いた道糸の繰り
出し、巻き上げ長さを検出し制御する概要図であり、第
3図はそのリールのブロック図である。第2図において
1はスプール、2はスプールに巻かれた道糸、3は検出
ローラである。道糸が繰り出しまたは巻き上げられるこ
とによりスプールに巻いた道糸2に接触したローラ3が
糸との摩擦で回転し、このローラ3の回転数を読み取る
ことにより、繰り出し、巻き上げ時の道糸の長さを検出
する。第3図において、4はコントロール部、5はロー
ラによる繰り出し,巻き上げ道糸の長さ検出部、6はス
プール駆動部、7は表示部、8は巻き上げスイッチ、9
はリセットスイッチである。
以上、第3図のように構成された電動リールの道糸の
繰り出し、巻き上げ動作について説明する。まず、リセ
ットスイッチ9を押し、表示部のメートル数をクリアし
た状態で道糸を繰り出すとローラが正方向に回転し、道
糸の長さ検出部5でローラの回転数を検出し、カウント
値を加算していき、その時のメートル数をコントロール
部4を通して表示部7により表示する。魚が釣れる棚ま
で道糸を繰り出した後、釣針に魚がかかった状態で道糸
の巻き上げ動作に入る。巻き上げ動作は、巻き上げスイ
ッチ8を押すとこれをコントロール部4にて認識し、モ
ータを主としたスプール駆動部を制御してスプールを巻
き上げ方向に回転させる。スプールの回転に伴いローラ
が逆方向に回転し、長さ検出部でローラの回転数を検出
してカウント値を減算していき、その時のメートル数を
コントロール部4を通して表示部7により表示する。カ
ウント値がゼロになるとコントロール部4からスプール
駆動部6へ停止信号を送り、スプールの回転を停止す
る。
発明が解決しようとする課題 電動リールの基本機能として、棚取り機能や仕掛けを
竿先まで巻き込まないようにする船ベリ停止機能があ
り、電動で自動停止を行う場合、繰り出し,巻き上げ動
作を何度繰り返しても誤差の累積がなく正確に停止する
ことが絶対条件である。しかし前記のような構成では、
道糸の繰り出し,巻き上げ速度が速くなった場合、また
はスプールに巻かれる道糸によりがかかり均一でなかっ
た場合、道糸に接触するローラが回転せずに滑ったり、
振り込み時の振動により空回りしたりして実際のメート
ル数と違った値になることがあるため、繰り出し,巻き
上げ動作を繰り返した場合、棚取り位置,船ベリ停止位
置が変化してくる。また前者のスプールの回転数を検出
し、そのカウント値をそのまま表示する方式において
は、スプールのカウント値を使用者がメートルに換算し
使う必要があり実用上極めて不便であった。
本発明は上記欠点に鑑み、スプールの回転数を検出し
て棚取り時、船ベリ停止時におけるモータの自動停止を
制御すると同時に、スプールの道糸巻きつけ部の径を測
定する計測手段と、上記計測手段にて得られた直径から
巻きつけ部1周分の長さを計算する演算手段とパルス発
生手段より発生された1パルス毎に上記演算手段より演
算された円周の長さを加算,減算し、上記スプールより
繰り出された道糸長さを算出する加減算手段を備えるこ
とによりこれをメートル数で表示する表示手段を備えた
魚釣り用電動リールを提供するものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の魚釣り用電動リー
ルは、スプール回転数入力部と道糸を巻きつけたスプー
ルの径計測部と、これにより得られた直径から巻きつけ
部1周分の長さを計算しスプール回転パルス入力毎に1
周分の長さを加算減算し、スプールより繰り出された道
糸の長さを算出するマイクロコンピュータとそのコント
ロール部とコントロール部からの制御信号により回転す
るモータを有するスプール駆動部とメートル数を表示す
る表示部から構成されている。
作用 この構成によりスプールの回転数によって道糸の棚取
り、船ベリ停止時におけるモータ制御を行うと同時に上
記スプール回転パルス毎に道糸を巻きつけたスプールの
径計測部よりこの直径を入力し、マイクロコンピュータ
でスプールより繰り出された道糸の長さを計算した後、
これを表示することによって道糸の太さ(号数)や糸巻
量に関係なく道糸の巻き上げ、繰り出し動作を繰り返し
た場合でも停止誤差の累積を防ぎ正しいメートル表示を
可能にすることとなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図は、3個のセンサによりスプールの正
逆回転を判定し、かつ回転数をパルスとしてカウントす
るカウント手段と、スプールの道糸巻きつけ部の径を測
定する径計測手段と、上記計測手段にて得られた直径か
ら巻きつけ部の1周分の長さを計算する演算手段と、上
記1パルス毎に上記演算手段より演算された円周の長さ
を加算,減算し、上記スプールより繰り出された道糸長
さを算出する加減算手段と、上記スプールの回転数によ
り棚取り,船ベリ停止時におけるスプール駆動用モータ
の停止制御を行うコントロール手段と、前記メートル加
減算手段により算出された道糸のメートル数を表示する
手段を具備した特許請求の範囲記載の魚釣り用電動リー
ル制御回路の構成を示すものである。
第1図において、21は逆接防止用ダイオードでありこ
れは電源電池に接続されている。22は制御系回路に対し
て安定電圧を供給するための安定化電源回路、23は道糸
巻取り時のスプール駆動用モータである。24はモータ23
を駆動するモータ駆動回路であり、25,26,27はスプール
の回転を検出し、パルスとして出力する3個のセンサで
ある。28はセンサ25,26,27からパルスを入力としてスプ
ールの正逆回転方向を検出し、スプールの回転数を加
算,減算するカウント手段である。29はカウント手段28
のカウント数をリセットするリセットスイッチ、30はス
プールに巻かれている道糸に位置センサを接触させ、道
糸を含んだスプールの径を計測する手段である。31は30
から得られた直径から巻きつけ部1周分の長さを計算す
る手段である。32は1パルス毎に演算された円周の長さ
を加算,減算しスプールより繰り出されている道糸の長
さをメートル数で算出する加減算手段である。33はスプ
ールのカウント数により棚取り,船ベリ停止時における
モータの駆動停止制御を行なうと共に、加減算手段32で
算出されたメートル数を表示するための制御を行うコン
トロール手段である。34はスプールより繰り出された道
糸の長さをメートル表示する表示手段である。35はモー
タでスプールを回転させて道糸を巻き取るためのスイッ
チである。36はスプールをフリーまたはセット状態にす
るクランプ駆動部であり、マイクロコンピュータはスプ
ール回転数カウント手段28、円周長さ演算手段31、加減
算手段32、コントロール手段33とこれらのための記憶素
子で構成されている。
以上のように構成された魚釣り用電動リールについて
以下その動作を説明する。まず、リセットスイッチ29を
押し、スプール回転数検出手段28のカウント値をリセッ
トする。次に電動リールのクランプ駆動部36をスプール
がフリーになる状態に操作し、スプールに巻かれた道糸
を繰り出す。この場合、スプールの繰り出しの方向と回
転数をスプール回転検出センサ25,26,27が検出し、スプ
ール回転数カウント手段28でそのカウント値を加算して
いく。径計測手段30では、スプールに巻かれている道糸
に位置センサを接触させ、道糸を含んだスプールの径を
計測し円周長さ演算手段31にて道糸巻きつけ部1周分の
長さを計算する。加減算手段32ではスプール回転検出セ
ンサ25,26,27が発生する1パルス毎に道糸巻きつけ部1
周分の長さを演算手段31から入力し、その値を加算,減
算を行いスプールからの道糸の繰り出し長さを算出す
る。算出されたスプールからの道糸の繰り出し長さはコ
ントロール手段33を通して表示手段34にて表示する。こ
の方法で道糸を繰り出していき、予めコントロール手段
33に記憶しておいた棚の深さ、この場合スプールの回転
数とカウント手段28より出力される値とをコントロール
手段33で比較し、カウント手段より出力される値の方が
大きくなった時点でクランプ駆動部36がスプールにセッ
ト状態となるように信号を出し、道糸の繰り出しを停止
し棚取りが行われる。次に道糸の巻き上げ動作において
は、道糸巻き上げスイッチ35を押すとこれをコントロー
ル手段33で認識し、モータ駆動回路24に信号を出力しモ
ータ23を駆動することによって、スプールを道糸の巻き
上げ方向へ回転させる。このスプールの回転をスプール
回転検出センサ25,26,27が検出しスプール回転数カウン
ト手段28でそのカウント値を減算していく。径計測手段
30,円周長さ演算手段31,加減算手段32では繰り出し動作
と同様に計測した径より道糸巻きつけ部1周分の長さを
計算し、加算,減算処理を行い、算出されたスプールへ
の道糸の巻き取り長さはコントロール手段33を通して表
示手段34にて表示する。この方法で道糸を巻き上げてい
きカウント手段28から出力されるカウント値がゼロにな
ったことをコントロール手段33が認識すると、モータ駆
動回路に停止信号を出力しモータ23を停止をすることに
よってスプールの回転を止め仕掛けが竿先に打ち当たる
以前に巻き取りは終了して船ベリ停止をさせることがで
きる。
以上のように本実施例によれば、スプール回転数によ
り棚取り、船ベリ停止を行うと同時にスプールの道糸巻
きつけ部の径を測定し、これより巻きつけ部1周分の長
さを計算し、スプール回転数,パルス毎に1周分の長さ
を加算,減算することによりスプールより繰り出されて
いる道糸の長さをメートル表示する機能をもたせること
ができ、船頭の指示や釣人自身による棚の決定と道糸の
棚までの繰り出しを同じメートル表示で容易に行うこと
ができる。
発明の効果 以上のように本発明は、電動リールの道糸繰り出し、
巻き取り動作において、スプールの回転数で棚取り及び
仕掛けの船ベリ停止制御を行うため、道糸停止位置の誤
差の累積はなく、また、スプールの道糸巻きつけ部の径
を測定し、これより巻きつけ部1周分の長さをもとに、
スプール回転数パルス毎に加算,減算することにより、
スプールより繰り出されている道糸の長さを算出するた
め道糸の太さや糸巻量に関係なく、ローラー方式のよう
な摩擦によるすべりも関係ないため、正確に道糸長さを
算出,表示することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の魚釣り用電動リール制御回路の一実施
例を示す回路図、第2図は従来のスプールに巻いた道糸
の検出を示す構造図、第3図は従来例電動リールを示す
ブロック図である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールの正逆回転を判定し、その回転数
    をパルスとして発生するパルス発生手段と、スプールの
    道糸巻きつけ部の径を測定する計測手段と、前記計測手
    段にて得られた直径から巻きつけ部1周分の長さを計算
    する演算手段と、前記パルス発生手段より発生された1
    パルス毎に上記演算手段より演算された円周の長さを加
    算,減算し上記スプールより繰り出された道糸長さを算
    出する加減算手段と、上記パルス発生手段より発生され
    たパルスをカウントするカウント手段と、上記入力され
    たカウント数を記憶する手段と、上記スプールを巻き上
    げ駆動するモータと、棚取りのため繰り出した道糸の長
    さをスプールの回転数として上記記憶素子に記憶させ、
    次回道糸を繰り出した際、上記記憶されたスプールの回
    転数だけスプールを回転させた後、停止させる棚取り機
    能と、道糸巻取り時に上記カウント手段のカウント値が
    ゼロとなるとモータが停止し、仕掛けが巻き込まないよ
    うにする船ベリ停止機能とを備えたモータ制御手段と、
    上記道糸長さ加減算手段により算出されたスプールより
    繰り出された道糸長さをメートル数で表示する表示手段
    を有した魚釣り用電動リール。
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