JP2767337B2 - モータの防振取り付け機構 - Google Patents

モータの防振取り付け機構

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JP2767337B2
JP2767337B2 JP7244192A JP7244192A JP2767337B2 JP 2767337 B2 JP2767337 B2 JP 2767337B2 JP 7244192 A JP7244192 A JP 7244192A JP 7244192 A JP7244192 A JP 7244192A JP 2767337 B2 JP2767337 B2 JP 2767337B2
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康市 近藤
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、OCRにおけるモー
タの防振取り付け機構に関する。
【0002】
【従来の技術】OCR(光学式文字読み取り装置)にお
けるデータの読み取りスキャナーは、ステッピングモー
タ(以下単にモータという)により駆動されて回転す
る。スキャナーに対してモータの振動が伝わると読み取
り精度が劣化するので、防振ゴムを使用してモータの振
動を吸収するようになされている。図2はスキャナーに
対するモータの従来の取り付け機構の断面図を示す。モ
ータ1はモータ部1a と回転軸1b 、および取り付けベ
ース1c よりなる。これに対してスキャナーには鉛直面
の方向にブラケット2が設けてある。防振ゴム3aはそ
の両面に板金3b,3c が接着されたものを使用し、両板
金3b,3c を固定ボルト4により取り付けベース1c と
ブラケット2にそれぞれ固定する。ブラケット2と防振
ゴム3a および両板金3b,3c に遊嵌孔を設けて回転軸
1b を貫通させたものである。なお、回転軸1b の先端
にはギヤ5a を取り付け、これに噛合するギヤ5b とに
よりスキャナーの回転ローラーが回転される。ただしギ
ヤの代わりにプーリとベルトを使用することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の防振機構におい
ては、ブラケット2が鉛直面の方向をなすので、モータ
1とその回転軸1b は水平方向となる。この場合、ブラ
ケット2に対してモータ1は防振ゴム3a のみにより支
持されているので、モータ部1a の加重Wにより、防振
ゴム3a の下部には押圧力が、上部には反対の引っ張り
力が絶えず加わって防振ゴムは次第に変形する。これに
よりモータ1と回転軸1b が傾斜してギヤ5a と5b の
噛合わせが悪くなり、いわゆる歯飛びが発生し、または
ベルトが弛緩して回転力が良好に伝達されない。このよ
うな傾斜を排除するためにはモータ1の取り付け方法を
改善することが必要である。この発明は、以上に鑑みて
なされたもので、防振ゴムが変形せず、モータの振動に
対してスキャナーを防振できるモータの防振取り付け機
構を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するモータの防振取り付け機構であって、上記のブ
ラケットとモータの取り付けベースの間に、両面が2枚
の板金に接着され中央部に遊嵌孔を有する防振ゴムを設
ける。取り付けベースの取り付け孔およびブラケットの
取り付け孔をそれぞれ遊嵌孔とし、これらの遊嵌孔に対
応させてブラケット側の板金に4本の貫通ボルトに対す
る4個の螺孔を穿孔する。取り付けベース側の板金と
ラケット側の板金とブラケットの、それぞれの中央部
と、取り付けベース側の板金の取り付け孔に対応した周
辺部の4隅とに遊嵌孔を設け、各中央部の遊嵌孔にモー
タの回転軸を貫通させる。さらに、4本の貫通ボルトを
周辺部の4隅の各遊嵌孔を貫通させかつ各螺孔にそれぞ
れ螺合してブラケットと取り付けベースとに貫通させ、
ブラケット側または取り付けベース側にステッピングモ
ータの荷重により容易に変形しない程度の硬さを持つ
ムワッシャーを介在させて、各貫通ボルトの先端をロッ
クナットにより固定したものである。
【0005】
【作用】上記の防振取り付け機構においては、各貫通ボ
ルトに対して、取り付けベース、ブラケットおよび取り
付けベース側の板金は遊嵌孔のいわゆるガタにより固定
されないが、ブラケット側の板金は、これに穿孔された
4個の螺孔に対して各貫通ボルトがそれぞれ螺合して固
定される。これによりブラケット側の板金を介して防振
ゴムを貫通ボルトに固定することができる。したがっ
て、防振ゴムが位置ずれすることはない。各遊嵌孔を貫
通して螺孔に螺合した各貫通ボルトの先端は、ゴムワッ
シャーを介在してロックナットにより固定され、取り付
けベースはブラケットに対してほぼ固定される。これに
より遊嵌孔を介在させても前記の防振ゴムの固定ととも
にブラケット側の板金の螺孔の螺合とロックナットとの
間でブラケットがブラケット側の板金により狭持されて
取り付けベースとともに固定される。この固定により取
り付けベースとブラケットと2枚の板金(防振ゴムを含
めて)とが一体的なものになる。以上の機構により、モ
ータの振動は、従来と同様に防振ゴムに吸収されるが、
一部は遊嵌孔により減衰して各貫通ボルトに伝わり、さ
らにゴムワッシャーにより減衰するのでブラケットは防
振される。次に、モータの加重は、主としてゴムワッシ
ャーを介して4本の貫通ボルトにより支持されている
が、ゴムワッシャーはステッピングモータの荷重により
容易に変形しない程度の硬さを持つやや硬質のものであ
るので容易に変形しないので回転軸は長時間に亘って傾
斜しない。一方、防振ゴムには加重の一部が加わるが、
その力は小さいので変形せず、従ってその防振作用は低
下しない。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示し、(a)は
貫通ボルトに対する断面図、(b)は正面図である。
(a),(b)において、モータ1の取り付けベース1
cの4隅に設けられた取り付け孔をギャップgを有する
遊嵌孔とし、これらに対応してブラケット2に同様な遊
嵌孔を設ける。防振ゴム3aは両面に板金3b,3cが
接着されており、これを取り付けベース1cとブラケッ
ト2の間に介在させ、回転軸1bを防振ゴム3a、両板
金3b,3cおよびブラケット2のそれぞれの中央部に
設けた遊嵌孔に貫通させる。ブラケット側の板金3bに
は4本の貫通ボルト6aに対する螺孔を穿孔し、また取
り付けベース側の板金3cには対応する位置に遊嵌孔を
設ける。各貫通ボルト6aにゴムワッシャー7を通して
取り付けベース1cと板金3cの遊嵌孔を貫通し、板金
3bの螺孔に螺合する。さらにそれぞれの先端をロック
ナット6bにより固定する。これにより遊嵌孔を介在さ
せても防振ゴム3aの固定とともにブラケット側の板金
3bの螺孔の螺合とロックナット6bとの間でブラケッ
ト2がブラケット側の板金3bにより狭持されて取り付
けベース1cとともに固定される。この固定により取り
付けベース1cとブラケット2と2枚の板金3b、3c
および防振ゴム3aとが一体的なものになる。図1
(b)は、ブラケット2側からみた正面図であって、9
は、貫通ボルト6aの頭部であり、8aは、その先端側
である。この図に見るように、この実施例では、ロック
ナット6bの位置が4隅で交互に配置されるように貫通
ボルト6aを交互に反対側から挿入して固定している。
このように反対側から交互に貫通ボルトを挿入して固定
すると、ギヤ5aあるいはプーリに一定方向の力が加わ
ってもモータは、しっかりした状態で固定される。
お、ゴムワッシャー7には図示の太鼓形やこれの下側に
別図として示すようなスリーブ形があり、いずれかの
テッピングモータの荷重により容易に変形しない程度の
硬さを持つ、やや硬質のものを使用する。ゴムワッシャ
ー7の硬度は、小さいほど振動が減衰するが反面変形し
易いので、これらを勘案して適切な硬度のものを選択す
る。以上の構成により、モータ1の振動は従来通り防振
ゴム3aに吸収されてスキャナーが防振されるととも
に、その加重は4本の貫通ボルト6aに支持されて回転
軸1bが傾斜せず、ギヤ6aが安定に動作する。
【0007】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による防
振取り付け機構においては、モータの振動は大部分が防
振ゴムに吸収され、その一部は遊嵌孔とゴムワッシャー
により減衰してブラケットは防振され、また、モータの
加重はやや硬質で容易に変形しないゴムワッシャーを介
して4本の貫通ボルトにより支持され、ステッピングモ
ータの回転軸は長時間に亘って傾斜しないもので、OC
Rのスキャナーの防振と回転動作の安定化に寄与すると
ころには大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示し、(a) は貫通ボル
トに対する断面図、(b) は正面図である。
【図2】 OCRのスキャナーに対するステッピングモ
ータの従来の取り付け機構の断面図を示す。
【符号の説明】
1…ステッピングモータ、モータ、1a …モータ部、1
b …回転軸、1c …取り付けベース、2…ブラケット、
3a …防振ゴム、3b,3c …板金、4…固定ボルト、5
a,5b …ギヤ、6a …貫通ボルト、6b …ロックナッ
ト、7…ゴムワッシャー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータの取り付けベースに
    設けられた取り付け孔に対応する孔を4隅に有しOCR
    のデータ・スキャナーの鉛直面をなすブラケットに対す
    るステッピングモータの取り付けにおいて、該ブラケッ
    トとステッピングモータの取り付けベースとの間に、両
    面が2枚の板金に接着され中央部に遊嵌孔を有する防振
    ゴムを設け、前記取り付けベースの取り付け孔および前
    記ブラケットの4隅の孔をそれぞれ遊嵌孔とし、これら
    の遊嵌孔に対応させて前記ブラケット側の板金に4本の
    貫通ボルトに対する4個の螺孔を穿孔し、該取り付けベ
    ース側の板金と前記ブラケット側の板金と前記ブラケッ
    トの、それぞれの中央部と、前記取り付けベース側の板
    金の前記取り付け孔に対応した周辺部の4隅とに遊嵌孔
    を設け、該各中央部の遊嵌孔に前記ステッピングモータ
    の回転軸を貫通させ、前記各貫通ボルトを前記周辺部の
    4隅の各遊嵌孔を貫通させかつ前記各螺孔に螺合して前
    記ブラケットと前記取り付けベースとに貫通させ、前記
    ブラケット側または前記取り付けベース側に前記ステッ
    ピングモータの荷重により容易に変形しない程度の硬さ
    を持つゴムワッシャーを介在させて各貫通ボルトの先端
    をロックナットにより固定したことを特徴とする、モー
    タの防振取り付け機構。
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