JP5117139B2 - 可変動弁装置のアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、内燃機関の吸気弁や排気弁のバルブリフト量や作動角等を機関駆動状態に応じて可変制御する可変動弁装置などに用いられるアクチュエータに関する。
従来の内燃機関の可変動弁装置に用いられるアクチュエータとしては、種々提供されており、その1つとして例えば以下の特許文献1に記載されているものが知られている。
概略を説明すれば、この可変動弁装置は、クランクシャフトから回転駆動力が伝達される駆動軸と、該駆動軸の外周に固定された駆動カムと、揺動することにより一気筒あたり2つの吸気弁を開閉作動させる揺動カムと、該揺動カムと前記駆動カムとの間に介装され、該駆動カムの回転駆動力を揺動運動に変換して前記揺動カムに伝達するロッカアームなどからなる伝達機構と、前記ロッカアーム中央に有する支持孔内に挿通配置された偏心制御カム及び該偏心制御カムを回転制御する制御軸からなる制御機構と、前記制御軸を機関の運転状態に応じて回転制御するアクチュエータと、を備えている。
前記アクチュエータは、シリンダヘッドの後端部に取り付けられ、内部に潤滑油が貯留されたハウジングと、該ハウジング内において両端部がそれぞれ通常のボールベアリングによって回転自在に支持されて、電動モータによって正逆回転されるボール螺子軸と、該ボール螺子軸の外周面に形成された雄ねじ部に内周の雌ねじが螺合して軸方向へ移動可能なボールナットと、二股状の一端部が前記ボールナットの両側部にピンを介して揺動自在に連係されたリンク部材と、基端部が前記制御軸の一端部に固定される一方、突出端が前記リンク部材の他端部に回転自在に連係された連結アームと、を備えている。
かかる構成から、前記電動モータの正逆回転駆動に伴って前記ボール螺子軸が正逆回転して前記ボールナットが軸方向へ移動することにより、前記リンク部材を介して前記制御軸の回転位置が制御される。これによって、前記偏心制御カムが前記ロッカアームの揺動支点を変化させることとなり、かかる揺動支点の変化に基づき前記吸気弁のバルブリフト特性を変化させるようになっている。
特開2005−180035号公報
しかしながら、前記従来のアクチュエータにあっては、シリンダヘッドの後端部に突出するように、つまり該シリンダヘッドの後端部からオーバーハングした状態で取り付けられていることから、電動モータにシリンダヘッドの振動が増幅されて伝達されてしまう。このため、電動モータ内のコイルに悪影響を与え、場合によっては断線やショートなどの不具合が生じてしまうおそれがあった。
本発明は、このような技術的課題に着目して案出されたものであって、シリンダヘッドの端部から突出した状態で取り付けられても、電動モータのコイルの破損等を防止し得る可変動弁装置のアクチュエータを提供するものである。
本発明は、シリンダヘッドの端部に外方へ突出するように固設され、機関運転状態に応じて電動モータの駆動力に基づき減速機構を介して制御部材を駆動することにより、機関弁の作動特性を変更するアクチュエータであって、前記減速機構を収容するハウジングと、該ハウジングに取り付けられ、内部に前記電動モータの回転駆動要素を収容するモータヨーク及び該モータヨークと前記ハウジングとの間に介装される取付ブラケットを有するモータケーシングと、を備え、前記ハウジングの端面前記取付ブラケットの取付面との間に、金属材料からなる板部材の両端面に弾性体を固定してなる弾性部材を挟持すると共に、前記モータヨークの取付面と前記取付ブラケットの取付面との間にも、金属材料からなる板部材の両端面に弾性体を固定してなる第2の弾性部材を挟持することによって構成されることを特徴としている。
この発明によれば、減速機構のハウジングと電動モータのモータケーシングの間に弾性部材を介装したことから、該弾性部材の弾性によってハウジングを介して伝達されるシリンダヘッドの振動を減衰させることが可能となる。これにより、本アクチュエータがシリンダヘッドの端部に外方へ突出するように設けられる場合でも、シリンダヘッドから発振された振動は弾性部材を介して減衰されてモータケーシングへと伝達されることとなり、前記シリンダヘッドの振動による電動モータの故障を防止することができる。
以下、本発明に係るアクチュエータを内燃機関の可変動弁装置に適用した実施の形態を図面に基づいて詳述する。なお、この実施の形態では、図7に示すように、可変動弁装置をV型6気筒内燃機関の吸気側に適用したものであって、左右バンク(RHバンク、LHバンク)のシリンダヘッド1,1にそれぞれ設けられている。
便宜上、右バンク側の可変動弁装置について説明すれば、図8〜図10に示すように、図外のバルブガイドを介して摺動自在に設けられて、バルブスプリング3,3によって閉方向に付勢された一対の吸気弁2,2と、該各吸気弁2,2のバルブリフト量を可変制御する可変機構4と、該可変機構4の作動位置を制御する制御機構5と、該制御機構5を回転駆動するアクチュエータ6と、を備えている。
前記可変機構4は、シリンダヘッド1の上部に有する軸受14に回転自在に支持された中空状の駆動軸13と、該駆動軸13に圧入等により固設された駆動カム15と、駆動軸13の外周面に揺動自在に支持されて、各吸気弁2,2の上端部に配設されたバルブリフター16,16の上面に摺接して各吸気弁2,2を開作動させる2つの揺動カム17,17と、前記駆動カム15と揺動カム17,17との間に連係されて、駆動カム15の回転力を揺動運動に変換して揺動カム17,17に揺動力として伝達する伝達手段と、を備えている。
前記駆動軸13は、機関前後方向に沿って配置されていると共に、一端部に設けられた図外の従動スプロケットや、該従動スプロケットに巻装されたタイミングチェーン等を介して機関のクランクシャフトから回転駆動力が伝達されており、この回転方向は図12中、時計方向(矢印方向)に設定されている。
前記軸受14は、図13Aに示すように、シリンダヘッド1の上端部に設けられて駆動軸13の上部を支持するメインブラケット14aと、該メインブラケット14aの上端部に設けられて、後述する制御軸32を回転自在に支持するサブブラケット14bとを有し、両ブラケット14a,14bが一対のボルト14c,14cによって上方から共締め固定されている。
前記駆動カム15は、ほぼリング状を呈し、円環状のカム本体と、該カム本体の外端面に一体に設けられた筒状部と、からなり、内部軸方向に駆動軸挿通孔が貫通形成されていると共に、カム本体の軸心Yが駆動軸13の軸心Xから径方向へ所定量だけオフセットしている。
前記両揺動カム17は、同一形状のほぼ雨滴状を呈し、円環状のカムシャフト20の両端部に一体的に設けられていると共に、該カムシャフト20が駆動軸13に回転自在に支持されている。また、先端部のカムノーズ部21側にピン孔が貫通形成されていると共に、下面には各バルブリフター16に摺接するカム面22がそれぞれ形成されている。このカム面22は、カムシャフト20側の基円面と、該基円面からカムノーズ部21側に円弧状に延びるランプ面と、該ランプ面からカムノーズ部21の先端側に有する最大リフトの頂面に連なるリフト面が形成されており、該基円面とランプ面及びリフト面が揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフター16の上面の所定位置に当接するようになっている。
前記伝達手段は、駆動軸13の上方に配置されたロッカアーム23と、該ロッカアーム23の一端部23aと駆動カム15とを連係するリンクアーム24と、ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17とを連係するリンクロッド25と、を備えている。
前記ロッカアーム23は、中央に有する筒状の基部が支持孔を介して後述する制御カム33に回転自在に支持されている。また、筒状基部の外端部に突設された前記一端部23aには、ピン26が嵌入するピン孔が貫通形成されている一方、基部の内端部に突設された前記他端部23bには、リンクロッド25の一端部と連結するピン27が嵌入するピン孔が形成されている。
前記リンクアーム24は、比較的大径な円環状の基部24aと、該基部24aの外周面所定位置に突設された突出端24bとを備え、基部24aの中央位置には、前記駆動カム15のカム本体が回転自在に嵌合する嵌合孔24cが形成されている一方、突出端24bには、前記ピン26が回転自在に挿通するピン孔が貫通形成されている。
前記リンクロッド25は、ロッカアーム23側が凹状のほぼく字形状に形成され、両端部25a,25bには前記ロッカアーム23の他端部23bと揺動カム17のカムノーズ部21の各ピン孔に挿入した各ピン27,28の端部が回転自在に挿通するピン挿通孔が貫通形成されている。
なお、前記各ピン26,27,28の一端部には、リンクアーム24やリンクロッド25の軸方向の移動を規制するスナップリングがそれぞれ設けられている。
前記制御機構19は、駆動軸13の上方位置に同じ軸受14に回転自在に支持された制御軸32と、該制御軸32の外周に固定されてロッカアーム23の支持孔に摺動自在に嵌入されて、ロッカアーム23の揺動支点となる制御カム33と、を備えている。
前記制御軸32は、駆動軸13と並行に機関前後方向に配設されていると共に、所定位置のジャーナル部が前記軸受14のメインブラケット14aとサブブラケット14bとの間に回転自在に軸受されている。
前記制御カム33は、円筒状を呈し、軸心P2位置が制御軸32の軸心P1から所定分だけ偏倚している。
前記各アクチュエータ6,6は、図1〜図12に示すように構成されており、それぞれのシリンダヘッド1,1に対する配置は、図11に示すように、右バンク(RHバンク)側が水平線Qとほぼ平行に取り付け配置されているのに対し、左バンク(LHバンク)側が水平線Qから所定の傾斜角度θをもって取り付けられている。
まず、右バンク側のアクチュエータ6について説明すれば、図6〜図8に示すように、シリンダヘッド1の後端部に取り付けられたハウジング35と、該ハウジング35内部に収容され、前記制御軸32に連係された減速機構であるボール螺子機構36と、前記ハウジング35の一端部に固定され、前記ボール螺子機構36を介して前記制御軸32に回転駆動力を付与する電動モータ37と、から構成されている。
前記ハウジング35は、アルミ合金材料などによって一体に形成され、内部に前記制御軸32の軸方向とほぼ直角方向に沿って配置されて、ボール螺子機構36が収容配置される細長い収容室35aと、該収容室35aの上端部中央に上方へ突出して、内部に前記制御軸32の一端部32aが臨む膨出室35bが形成されている。
さらに、前記収容室35aは、軸方向の一端部に円形状の開口部35cが形成されていると共に、他端部側が端壁35dによって閉塞されている。一方、前記膨出室35bは、シリンダヘッド1側の開口端がこのシリンダヘッド1の内部に連通している。
前記ボール螺子機構36は、前記ハウジング35の収容室35a内に前記電動モータ37の駆動シャフト57と同軸上に配置された出力軸であるボール螺子軸40と、該ボール螺子軸40の外周に螺合する移動ナットであるボールナット41と、前記膨出室35b内で前記制御軸32の一端部32aに軸方向から連結された連係アーム42と、該連係アーム42と前記ボールナット41を連係するリンク部材43と、から主として構成されていると共に、この連係アーム42とリンク部材43によってリンク機構が構成されている。
前記ボール螺子軸40は、両端部を除いた外周面全体に所定幅のねじ部であるボール循環溝44が螺旋状に連続して形成されていると共に、前記収容室35aの一端開口部35cと他端部の小径部内にそれぞれ臨んだ両端部40a,40bが第1、第2ボールベアリング45,46によって回転自在に軸受けされている。
前記電動モータ37側の第1ボールベアリング45は、1列のボール溝に複数のボールが転動自在に設けられて、アウターレースの外周面が一端開口部35cの内側に圧入固定されていると共に、ベアリングキャップ47によって軸方向に位置決め固定されている。
つまり、このベアリングキャップ47は、ほぼ円筒状に形成されていると共に、電動モータ37側の後端部外周面に前記開口部35cの内周面に形成された雌ねじ部に螺合する雄ねじ部が形成されて、前記雌ねじ部にねじ込まれつつ前端縁で前記第1ボールベアリング45の比較的肉厚なアウターレース45aの一側面を押圧して対向する段差面との間で第1ボールベアリング45を軸方向へ位置決め固定するようになっている。
一方、先端側の第2ボールベアリング46は、前記第1ボールベアリング45とほぼ同じ構造であって、1列のボール溝に複数のボールが転動自在に設けられ、アウターレースの外周面が他端壁35dの小径部内に圧入固定されている。
さらに、ボール螺子軸40は、一端部40aの先端の六角軸と電動モータ37の駆動シャフト57の先端部が円筒状の連結部材48によって同軸上において軸方向移動可能に、かつ、相互に屈折変位不能に結合され、かかる結合によって電動モータ37の回転駆動力を前記ボール螺子軸40に伝達すると共に、ボール螺子軸40の軸方向の僅かな移動を許容している。
前記ボールナット41は、ほぼ円筒状に形成され、内周面に前記ボール循環溝44と共同して複数のボール49を転動自在に保持するガイド溝が螺旋状に連続して形成されていると共に、複数のボール49の循環列をボールナット41の軸方向の前後二箇所に設定された2つのディフレクタが設けられている。つまり、このディフレクタは、前記ボール循環溝44とガイド溝の間を転動する前記複数のボール49を同一溝内に循環させるべく同循環列内に再び戻すようにボール49を案内するものであって、この循環列を軸方向の前後二箇所に設けたものである。
前記ボールナット41は、前記各ボール49を介してボール螺子軸40の回転運動をボールナット41の直線運動に変換しつつ軸方向の移動力が付与されるようになっている。また、このボールナット41は、軸方向ほぼ中央位置に前記リンク部材43の一端部が枢支ピン50によって回転自在に連結されている。
前記連係アーム42は、ほぼ異形状に形成され、ほぼ菱形の基部が制御軸32の一端部32aに軸方向から一体的に固定されていると共に、前記基部の一端側に突設された突部に前記リンク部材43の他端部が枢支ピン51によって回転自在に連結されている。そして、前記連係アーム42の突部に、前記リンク部材43の他端部が前記枢支ピン51を介して回転自在に連結されている。
なお、前記両枢支ピン50,51は、その両外側端部にかしめ加工が施され、これによって前記リンク部材43の両端部がボールナット41及び連係アーム42にそれぞれ連結されている。
このようにして、前記リンク部材43は、前記ボールナット41の移動に伴い前記各ピン50,51を介して傾動可能になっており、完全に傾倒した姿勢では、内側の空間部が前記ボール螺子軸40の上端部に嵌入し、該ボール螺子軸40の軸線とほぼ平行となるまで傾倒可能になっている。
また、前記ボールナット41の軸方向一端部に設けられたスプリングリテーナ52と第2ボールベアリング46側に有する保持溝底面との間には、前記ボールナット41を電動モータ37方向へ付勢するコイルスプリング53が弾装されている。
前記電動モータ37は、いわゆる比例型のDCモータによって構成され、図1に示すように、ほぼ有底円筒状に形成されて内部に後述するアーマチュア58や永久磁石62などからなる回転駆動要素を収容するモータヨーク54並びに該モータヨーク54をハウジング35に取り付けるための取付ブラケット55からなるモータケーシング56と、該モータケーシング56の内部中央にその軸線に沿って収容配置された駆動シャフト57と、該駆動シャフト57の外周部に相対回転不能に外嵌固定されたほぼ円筒状のアーマチュア58と、該アーマチュア58の外周部にそれぞれ巻回された複数のコイル59と、前記駆動シャフト57の先端側外周に外嵌され、前記各コイル59の両端が接続される整流子60と、図外の電源に接続され、前記整流子60を介して各コイル59に電力を供給する一対のブラシ61,61と、前記アーマチュア58の外周側に前記駆動シャフト57を挟んで径方向に対向配置され、互いに対極の磁極を有する一対の永久磁石62,62と、を備えている。
前記モータケーシング56のモータヨーク54は、プレス成形してなり、内部軸方向に沿ってほぼ円筒状の収容空間54aを有し、該収容空間54aの軸方向一端部には円形状の開口部54bが形成されている。そして、このモータヨーク54の一端開口部54bの周縁には、該モータヨーク54の周壁と連続するほぼ矩形状のフランジ部54cが折曲形成されている。一方、前記収容空間54aの他端部側は端壁54dによって閉塞され、該端壁54dには軸方向に沿って内側から外側へ突出する突出部が形成されていると共に、該突出部の内周には、後述する第3ボールベアリング73が嵌着保持される凹状の軸受保持部63が形成されている。
前記フランジ部54cには、その四隅に、モータヨーク54と取付ブラケット55とを結合するためのボルト70が挿通するボルト挿通孔54eがそれぞれ軸方向に沿って貫通形成されていると共に、該フランジ部54cの前記取付ブラケット55との対向端面には、平坦状の取付面54fが形成されている。
前記取付ブラケット55は、異形筒状に形成され、軸方向一端部には前記ハウジング35の一端開口部35cの内径とほぼ同じ外径に設定され、該一端開口部35c内に圧入される段差縮径状のハウジング側嵌合突部55aが形成されている一方、他端部にも前記モータヨーク54の一端開口部54b内に嵌挿される段差縮径状のヨーク側嵌合突部55bが突出形成されている。
そして、かかる両嵌合突部55a,55bの間には、モータヨーク54のフランジ部54cとほぼ同じ外形状に形成された大径部55cが設けられており、該大径部55cの両端面には、いずれも平坦状をなすハウジング側取付面55d及びヨーク側取付面55eがそれぞれ形成されていると共に、前記ヨーク側取付面55eには、前記モータヨーク54の各ボルト挿通孔54eに対応する位置に、前記各ボルト70が螺着する四つのねじ穴55fが形成されている。
前記ハウジング側嵌合突部55aの外周面には、周方向に沿ってシール溝55gが切欠形成されており、該シール溝55g内にはハウジング35の一端開口部35cの内周面に圧接するシール部材71が嵌着されている。これにより、ハウジング35の収容室35a内を循環する潤滑油の液密性が確保されている。
また、前記取付ブラケット55の内周には、軸方向中間位置よりも前記ハウジング側嵌合突部55a側に若干偏倚した位置に段差縮径状の縮径部が形成されており、該縮径部のハウジング35側の開口端部の内周には凹状のシール嵌着部55hが形成されている。このシール嵌着部55hには周知のメカニカルシール72が嵌着され、このメカニカルシール72によって取付ブラケット55の一端開口部側を前記駆動シャフト57を介してシールして、ハウジング35内を循環する潤滑油のモータヨーク54内への流入防止が図られている。一方、前記縮径部のヨーク側の開口端部の内周には、後述する第4ボールベアリング74が嵌着保持される凹状の軸受保持部64が形成されている。
さらに、前記取付ブラケット55の縮径部における前記モータヨーク54側の端面には、前記各ブラシ61,61の先端が前記整流子60に接触するように、該ブラシ61,61がビスによってそれぞれ固定されている。
そして、この取付ブラケット55の取付面とハウジング35の一端開口部35cの端面35eとの間には、第1の弾性部材(端面に弾性体を有する板部材)である第1ガスケット65が挟持状態に介装されている。
この第1ガスケット65は、図4に示すように、芯金となる金属材料からなるほぼ矩形状の板部材65aの両端面にゴム材料によって形成された弾性体であるラバープレート65b,65bが加硫接着などによって固定されたものである。そして、この第1ガスケット65には、図2に示すように、その中央位置に前記取付ブラケット55のハウジング側嵌合突部55aが挿通する貫通孔65cが貫通形成されていると共に、四隅には、この第1ガスケット65を前記ハウジング35の一端面35eに固定するための図外のボルトが挿通するボルト挿通孔65dが貫通形成されている。
また、前記第1ガスケット65の外周縁の所定位置には、図2及び図3に示すように、前記板部材65aの一部を垂直方向へ折曲形成してなる突起部65eが設けられていて、この突起部65eは、図1に示すように、前記取付ブラケット55の大径部55cの一端側外周縁においてこれに対応する位置に切欠形成された係止溝55iに係止することにより、第1ガスケット65をハウジング35にボルト締結するときの回り止めとして機能するものである。これにより、第1ガスケット65をハウジング35に固定する際の組付作業性の向上が図られている。
同じように、前記モータヨーク54のフランジ部54cの取付面54fと前記取付ブラケット55のヨーク側取付面55eの間にも、前記第1ガスケット65とほぼ同じ構成を有する第2の弾性部材である第2ガスケット66が挟持状態に介装されており、前記モータヨーク54と取付ブラケット55と一緒に前記各ボルト70によって共締め固定されている。
この第2ガスケット66は、中央位置に形成されて前記取付ブラケット55のヨーク側嵌合突部55bが挿通する貫通孔66aの内径が異なるのみで、その他の部分については前記第1ガスケット65と同じ構成を有している。なお、この第2ガスケット66の突起部66eは、前記モータヨーク54のフランジ部54cの外周面の所定位置に切欠形成された切欠溝54gに係止するようになっている。
また、前記駆動シャフト57は、後端部が前記モータヨーク54内の軸受保持部63に嵌着された第3ボールベアリング73によって回転自在に支持されている一方、先端部が前記取付ブラケット55内部の軸受保持部64に嵌着された第4ボールベアリング74によって回転自在支持されている。
これら第3、第4ボールベアリング73,74は、いずれも同じ構成を有する軸受であるため、便宜上、第3ボールベアリング73についてのみ説明すると、この第3ボールベアリング73は、図5に示すように、内部にグリスが封入され、両側面が金属製のシールドによって閉止されたものであり、アウターレース73aの外周面には縦断面ほぼ矩形状となる環状溝67が少なくとも一つ切欠形成されていて、該環状溝67には周知のOリング75が嵌着されている。なお、図5に示す本実施の形態では、アウターレース73aの軸方向両端側に二つ環状溝67が形成してある。
この環状溝67は、少なくとも一つが軸方向内側、つまりそのベアリングが軸支する側を一端側とすれば他端側の端部近傍となる軸方向の所定位置に設けられている。なお、この環状溝67は、前述した軸方向内側の端部により接近した位置に設けることが望ましい。
また、前記環状溝67の溝深さDは、Oリング75が環状溝67に嵌着された状態においてOリング75の外周側がこの環状溝67の径方向外側に若干突出するように設けられている。なお、通常は、前記溝深さDがOリング75の線径よりも若干小さくなるように設定されている。換言すれば、この第3ボールベアリング73を軸受保持部63に嵌着した状態において、Oリング75の外周側の面が軸受保持部63の内周面に弾接するようになっている。
上記構成に基づき前記電動モ−タ37は、図12に示すように、機関運転状態を検出するコントロールユニット68からの制御電流に基づいて回転駆動するようになっている。なお、このコントロールユニット68は、図外のクランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ及び駆動軸回転角センサ、並びに制御軸32の回転位置を検出するポテンショメータ69などの各種のセンサからの検出信号をフィードバックして現在の機関の運転状態を演算するなどして、電動モータ37に制御電流を出力している。
なお、左バンク側のアクチュエータ6については、図9、図10に示すように、前記右バンク側のアクチュエータ6に対して上下反対に配置される点において異なっているが、構造的には右バンク側のアクチュエータ6とほぼ同一になっているため、具体的な説明は省略するものとする。
以下、本実施の形態に係るアクチュエータ6(便宜上、右バンク側のみ)の作動を簡単に説明すれば、まず、例えば、機関のアイドリング運転時を含む低回転運転領域では、コントロールユニット68から出力された制御電流によって電動モータ37が回転してこの回転トルクによりボール螺子軸40が回転する。そうすると、この回転に伴って各ボール49がボール循環溝44とガイド溝との間を転動しながらボールナット41を図6の最大左方向へ直線状に移動させる。これにより、制御軸32は、リンク部材43と連係アーム42とによって時計方向に回転駆動される。
この結果、制御カム33は、図13A、Bに示すように、軸心P2が制御軸32の軸心P1の回りを同一半径で回転し、肉厚部が駆動軸13から上方向に離間移動する。これにより、ロッカアーム23の他端部23bとリンクロッド25の枢支点は駆動軸13に対して上方向へ移動することになるため、各揺動カム17は、リンクロッド25を介してカムノーズ部21側が強制的に引き上げられて全体が時計方向へ回動する。
よって、駆動カム15が回転してリンクアーム24を介してロッカアーム23の一端部23aを押し上げると、そのバルブリフト量がリンクロッド25を介して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達されるが、そのリフト量は充分小さくなる。
したがって、かかる機関の低回転領域では、バルブリフト量L1が図15に示すように最も小さくなるため、前記各吸気弁2の開時期が遅くなり、排気弁とのバルブオーバラップが小さくなる。このため、燃費の向上と機関の安定した回転が得られる。
また、機関高回転領域に移行した場合には、コントロールユニット68からの制御電流によって電動モータ37が逆回転して、この回転トルクがボール螺子軸40に伝達されて回転する。そうすると、この回転に伴ってボールナット41が各ボール49を介して図6の右方向へと直線移動する。
この結果、制御軸32は、制御カム33を図13に示す位置から時計方向へ回転させることにより、図14A、Bに示すように軸心P2を下方向へ回動させる。これにより、ロッカアーム23は、今度は全体が駆動軸13方向寄りに移動して他端部23bが揺動カム17のカムノーズ部21をリンクロッド25を介して下方へ押圧することになり、該揺動カム17全体を所定量だけ反時計方向へ回動させる。
よって、駆動カム15が回転してリンクアーム24を介してロッカアーム23の一端部23aが押し上げられることから、そのバルブリフト量がリンクロッド25を介して揺動カム17及びバルブリフター16に伝達されるが、そのリフト量L2は大きくなる。
よって、かかる高回転領域では、各吸気弁2のバルブリフト量L2が図15に示すように、最も大きくなり、該各吸気弁2の開時期が早くなると共に、閉時期が遅くなる。この結果、吸気充填効率が向上し、十分な出力が確保できる。
また、前記ボール螺子軸40の回転力をボール循環溝44とガイド溝との間で各ボール49がほぼ転がり接触状態で転動することによってボールナット41に伝達するようになっていることから、各部間の摩擦抵抗が極めて小さくなり、ボールナット41の移動が円滑になると共に移動応答性が向上する。この結果、機関運転状態の変化に応じて制御軸32による前記各吸気弁2のバルブリフト制御応答性も良好になる。
また、前記ボールナット41は、コイルスプリング62のばね力によって電動モータ37側へ付勢されていることから、ガイド溝とボール循環溝44との間のバックラッシが低減され、ボールナット41の移動時、特に移動変換時における前記ガイド溝とボール循環溝44の歯部間の打音の発生が効果的に防止される。
また、とりわけ、この実施の形態では、前記ボール螺子機構36のハウジング35と電動モータ37のモータケーシング38との間、つまり、前記ハウジング35の一端面35eと前記取付ブラケット55のハウジング側取付面55dとの間に前記第1ガスケット65を介装したことから、本実施の形態のようにアクチュエータ6をシリンダヘッド1の端部に外方へ突出するように配置する場合でも、機関運転中にハウジング35を介して伝達されるシリンダヘッド1の振動を、第1ガスケット65のラバープレート65bの弾性によって減衰させることが可能となっている。これにより、前記ハウジング35を介して伝達されるシリンダヘッド1の振動がモータケーシング38に伝達され難くなっている。
しかも、前記第1ガスケット65には、その両端面にラバープレート65b,65bが設けられていることから、該両ラバープレート65b,65bの弾性に基づく二重の減衰作用により、前記ハウジング35を介して伝達されるシリンダヘッド1の振動をより充分に減衰することが可能となっている。
さらに、前記モータケーシング38にも、前記モータヨーク54の取付面54fと取付ブラケット55のヨーク側取付面55eとの間に、前記第1ガスケット65と同一の構成を有する前記第2ガスケット66が介装されていることから、第1ガスケット65により減衰しきれなかった前記シリンダヘッド1の振動を、第2ガスケット66のラバープレート66b,66bの弾性によってさらに減衰させることが可能となっている。
しかも、このとき、前記取付ブラケット55によって直接保持された前記第4ボールベアリング74のアウターレース74aの外周面には、取付ブラケット55の軸受保持部64の内周面に弾接する前記Oリング75が嵌着されており、該Oリング75の弾性によっても取付ブラケット55の振動を減衰させることが可能となっている。これにより、前記ハウジング35から取付ブラケット55に伝達された前記シリンダヘッド1の振動が第4ボールベアリング74を介して駆動シャフト57に直接伝達されないようになっている。
そして、さらに前記モータヨーク54に直接保持される第3ボールベアリング73のアウターレース73aの外周面にも前記Oリング75が嵌着されていることから、前記第1ガスケット65及び第2ガスケット66の両減衰作用によっても前記シリンダヘッド1からの振動を充分に減衰させることができず、該振動が取付ブラケット55からモータヨーク54へと伝達されてしまった場合でも、該モータヨーク54に伝達された振動は前記第3ボールベアリング73に嵌着されたOリング75の弾性によってさらに減衰させることが可能となっている。換言すれば、前記シリンダヘッド1の振動がモータヨーク54まで及んでも、該振動は前記Oリング75の減衰作用によっても減衰されることから、第3ボールベアリング73を介して駆動シャフト57に伝達される前記シリンダヘッド1の振動を最小限に抑えることができる。
したがって、この実施の形態によれば、ハウジング35とモータケーシング38の各対向端面間に介装された第1ガスケット65の弾性によって前記ハウジング35を介して伝達される前記シリンダヘッド1の振動を減衰させることが可能となり、アクチュエータ6をシリンダヘッド1の端部に外方へ突出するように配置する場合でも、前記シリンダヘッドの振動による電動モータ37の故障を防止することができる。
さらに、前記モータヨーク54の取付面54fと取付ブラケット55のヨーク側取付面55eの間にも前記第2ガスケット66を介装したことにより、ハウジング35を介して伝達される前記シリンダヘッド1の振動を一層減衰させることが可能になり、該シリンダヘッド1の振動による電動モータ37の故障リスクをより低減することができる。
そして、特に前記第3、第4ボールベアリング73,74の各アウターレース73a,74aの外周面に各Oリング75,75をそれぞれ嵌着することにより、モータヨーク54及び取付ブラケット55の各軸受保持部63,64に内に前記各ボールベアリング73,74をそれぞれ弾性保持する構成を採用したことから、前記アーマチュア58と一体的に構成されて前記コイル59に密接に連係する駆動シャフト57に対し、モータヨーク54や取付ブラケット55に伝達された前記シリンダヘッド1の振動が前記各ボールベアリング73,74を介して直接伝達されるおそれがない。これにより、振動によって最も影響の受けやすく故障の原因となりやすい前記コイル59の断線やショートをより効果的に防止でき、かかる振動による電動モータ37の故障リスクのより一層の低減化が図れる。
また、このとき、前記各Oリング75,75を、第3、第4ボールベアリング73,74に対して軸方向内側の端部近傍に設けたことによって、該各Oリング75,75のシール作用により、前記各ボールベアリング73,74のアウターレース73a,74aの外周面と前記各軸受保持部63,64の内周面との間に形成されるそれぞれの隙間内への粉塵など(コンタミ)の侵入を抑制することが可能となると共に、前記各隙間内におけるコンタミの堆積空間を最小限に抑えることが可能となる。この結果、前記各ボールベアリング73,74の軸受機能の適正化や耐久性の向上が図れることは勿論、前記各隙間内にコンタミが堆積することによる前記各Oリング75,75の減衰(振動吸収)作用の低下を防止することができる。よって、かかる効果は、前記各Oリング75,75を前記ボールベアリング73,74の軸方向内側の端部により近づけて配置することによって、一層有効となる。
本発明は、前記実施の形態の構成に限定されるものではなく、例えば、前記各ガスケット65,66のラバープレート65b,66bは該各ガスケット65,66の一端面にのみ設けることも可能であり、この場合には、各ガスケット65,66による減衰作用は小さくなるものの、各ガスケット65,66の製造コストの低廉化を図ることができる。
また、前記第1、第2ガスケット65,66は必ずしも両方設ける必要はなく、前記第1ガスケット65のみを設けることとしてもよい。つまり、これらのガスケットの数量や厚み(層数)は、前記電動モータ37に伝達される前記シリンダヘッド1の振動の大きさなどによって適宜設計変更可能である。
さらに、前記実施の形態では、前記第3、第4ボールベアリング73,74に対して前記各Oリング75,75を一つずつ設けることとしたが、各ボールベアリング73,74に設ける各Oリング75,75の数量は、前記シリンダヘッド1の振動の大きさに応じて適宜設計変更可能である。
また、ボール螺子の循環列を形成する例として、ディフレクタを示したが、チューブなどを用いて循環列を形成する方式であってもよい。また、出力軸と移動ナットとは、ボール49を用いずにボルトとナットの関係のみによって直接噛合させることも可能である。
そして、本発明は、吸気弁側の他に排気弁側あるいは両方の弁側に適用することが可能である。
本発明に係るアクチュエータに用いられる電動モータの半断面図であり、本発明の要部を説明する要部拡大図である。 本発明に係るアクチュエータに用いる電動モータの取付ブラケットと減速機構のハウジングとの間に介装される第1(第2)ガスケットの縦断面図である。 図2のC方向からみた矢視図である。 図2のB−B線断面図である。 図1のA部拡大図である。 本発明に係る右バンク側のアクチュエータの一部縦断面図である。 同アクチュエータのシリンダヘッドに取り付けられる側の側面図である。 図4のD−D線断面図である。 左バンク側のアクチュエータの一部縦断面図である。 同アクチュエータのシリンダヘッドに取り付けられる側の側面図である。 本発明に係るアクチュエータがV型内燃機関に取り付けられた状態を示す概略図である。 本発明に係るアクチュエータ装置と可変機構との相関関係を示す斜視図である。 Aは可変動弁装置における最小リフト制御時の閉弁作用を示す図12のA矢視図、Bは同最小リフト制御時の開弁作用を示す図12のA矢視図である。 Aは可変動弁装置における最大リフト制御時の閉弁作用を示す図12のA矢視図、Bは同最大リフト制御時の開弁作用を示す図12のA矢視図である。 本実施の形態の可変動弁装置による各吸気弁のバルブリフト特性図である。
符号の説明
1…シリンダヘッド
2…吸気弁(機関弁)
6…アクチュエータ
32…制御軸(制御部材)
35…ハウジング
36…ボール螺子機構(減速機構)
37…電動モータ
38…モータケーシング
54…モータヨーク
55…取付ブラケット
65…第1ガスケット(弾性部材)
66…第2ガスケット(第2の弾性部材)
67…環状溝
73…第3ボールベアリング(弾性部材)
74…第4ボールベアリング(第2の弾性部材)
75…Oリング

Claims (8)

  1. シリンダヘッドの端部に外方へ突出するように固設され、機関運転状態に応じて電動モータの駆動力に基づき減速機構を介して制御部材を駆動することにより、機関弁の作動特性を変更するアクチュエータであって、
    前記減速機構を収容するハウジングと、
    該ハウジングに取り付けられ、内部に前記電動モータの回転駆動要素を収容するモータヨーク及び該モータヨークと前記ハウジングとの間に介装される取付ブラケットを有するモータケーシングと、を備え、
    前記ハウジングの端面前記取付ブラケットの取付面との間に、金属材料からなる板部材の両端面に弾性体を固定してなる弾性部材を挟持状態に介装すると共に、前記モータヨークの取付面と前記取付ブラケットの取付面との間にも、金属材料からなる板部材の両端面に弾性体を固定してなる第2の弾性部材を挟持状態に介装したことを特徴とする可変動弁装置のアクチュエータ。
  2. 前記電動モータの駆動シャフトを前記モータケーシングの内部に収容配置された複数の軸受によって回転自在に支持すると共に、
    該複数の軸受のうち少なくとも一つの軸受と前記モータケーシングとの間に第3の弾性部材を介装したことを特徴とする請求項1に記載の可変動弁装置のアクチュエータ。
  3. 前記第3の弾性部材を、前記軸受の外周面とモータケーシングの内周面の間に介装し、かつ、前記軸受の外周面において前記回転駆動要素に近接する側の軸方向位置に配設したことを特徴とする請求項に記載の可変動弁装置のアクチュエータ。
  4. 前記電動モータの駆動シャフトを、前記減速機構に対し屈折変位しないように構成したことを特徴とする請求項に記載の可変動弁装置のアクチュエータ。
  5. 前記制御部材は、前記電動モータの回転駆動力に基づいて回転駆動することによって機関弁の作動特性を変更する一方、
    前記減速機構は、前記ハウジング内に配設された複数の軸受を介して回転自在に収容され、外周にねじ部が形成された出力軸と、
    該出力軸のねじ山に噛み合って、該出力軸の回転に伴い軸方向へ移動する移動ナットと、
    該移動ナットの直線運動を回転運動に変換し、この回転運動を前記制御部材に伝達するリンク機構と、
    前記出力軸と前記電動モータの駆動シャフトとを連結して、該電動モータの回転駆動力を前記出力軸に伝達する連結部材と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の可変動弁装置のアクチュエータ。
  6. 前記連結部材は、前記出力軸と前記電動モータの駆動シャフトとが相互に屈折変位しないように両者を連結することを特徴とする請求項に記載の可変動弁装置のアクチュエータ。
  7. 前記電動モータの駆動シャフトを、前記モータケーシングの内部に収容配置された複数の軸受によって回転自在に支持すると共に、
    該複数の軸受のうち少なくとも一つの軸受の外周に環状溝を形成して、該環状溝に環状弾性部材を嵌着させたことを特徴とする請求項に記載の可変動弁装置のアクチュエータ。
  8. 前記環状溝を、前記電動モータの回転駆動要素に近接する側の軸方向位置に形成したことを特徴とする請求項に記載の可変動弁装置のアクチュエータ。
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