JP3454717B2 - 縦型回転式圧縮機の支持装置 - Google Patents

縦型回転式圧縮機の支持装置

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JP3454717B2
JP3454717B2 JP19065998A JP19065998A JP3454717B2 JP 3454717 B2 JP3454717 B2 JP 3454717B2 JP 19065998 A JP19065998 A JP 19065998A JP 19065998 A JP19065998 A JP 19065998A JP 3454717 B2 JP3454717 B2 JP 3454717B2
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武 加藤
務 森
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一彦 三原
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリー圧縮機
やスクロール圧縮機などの縦型回転式圧縮機を支持する
支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータリー圧縮機やスクロール圧縮機な
どの縦型回転式圧縮機を支持する支持装置は例えば、特
開平8−338366号公報に記載されたものがある。
この公報に記載されたものは、圧縮機本体から放射状に
脚部が延出するように形成されており、更にこの脚部の
両側を下向きに曲げた支持片が形成されている。そし
て、この両支持片が、クッションゴムに当たることによ
り、圧縮機が回転しようとする力を低減させようとする
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た圧縮機の支持装置では、クッションゴムの硬度を硬く
すると、台板に振動が直接伝わりやすく、ゴムの硬度を
柔らかくすると、圧縮機につながれている管を振動させ
るので、管のつなぎ目(例えば、熔接部分)に力が加わ
って、つなぎ目が損傷する恐れがある。特に、圧縮機の
始動時には、運転時よりも大きな力が加わるので、この
力を低減させるために、金属板などのストッパを別途配
置した前記公報に記載のものでは、別部材を設けるの
で、それだけ支持装置を複雑化させると共に、組立てコ
ストの上昇につながる。この発明は、組立てコストの安
い支持装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで上記課題を解決す
るため、請求項1に記載の発明は、内部に回転式圧縮部
が設けられている圧縮機本体の脚部と台板との間に弾性
部材を配置することにより、圧縮機本体を台板上に支持
する支持装置であって、前記脚部は前記本体から複数放
射状に延びており、この脚部の両側には下向きに延出し
た支持片が設けられている縦型回転式圧縮機の支持装置
において、前記弾性部材には、2つの立上り片が形成さ
れると共に、この立上り片が前記支持片に対向するする
ように配置される断面略U字状の支持部材と、この支持
部材の少なくとも前記立上り片を覆う弾性材とを設けた
ものである。また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の支持装置において、前記支持部材の立上り片に
は貫通孔を設けたものである。更に、請求項3に記載の
発明は、請求項1または2に記載の支持装置において、
前記支持部材と前記弾性材とを一体に形成したものであ
る。
【0005】また、請求項4に記載の発明によれば、請
求項1または2あるいは3に記載の縦型回転式圧縮機の
支持装置において、前記支持部材を金属材としたもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を、図面に基
づき説明する。図1において、1はロータリー圧縮機、
あるいはスクロール圧縮機等の圧縮機本体を示してい
る。この圧縮機本体1には、矢印Aの方向に回転する回
転式圧縮部(図示せず)が内蔵されている。圧縮機本体
1には脚部2が設けられ、この脚部2には弾性部材3が
装着されており、更にボルト4で台板5に止められてい
る。脚部3は、図2に示すように、複数、具体的には4
つ、放射状に延びるように形成されている。図3、図
4、図5には、弾性部材を示す図面で、この弾性部材3
は、主に、略U字状の支持部材6とこの支持部材を覆う
弾性材7とで構成されている。支持部材6は、金属材で
形成されており、弾性材7は、硬度50度(約40〜6
0度の硬度であれば良いと考えられる)で、引張り強さ
100Kg/cm2のクッションゴムを使用している。
【0007】6Aは貫通孔で、立上り片6Bの夫々に形
成されており、この貫通孔には弾性材が充填されてい
る。この貫通孔6Bに弾性材が充填されているので、弾
性材が支持部材6から外れないようになっている。6C
は貫通孔で、ボルトが貫通するためのものである。6D
は貫通孔で、型枠にセットする際に位置あわせと方向を
定めるためのものである。7はワッシャー、8は板状の
弾性材(例えば、クッションゴム)である。7Aは支持
片2Aと立上り片6Bとの間に位置する弾性材で、約3
mmの厚みに設定されており、7Bは立上り片6Bとボル
ト4との間に位置する弾性材で、約8mmの厚みに設定さ
れている。このため、厚みの小さな弾性材7Aは最初に
弾性変形して振動を吸収し、厚みの大きな弾性材7Bは
弾性材7Aの変形後、弾性変形して比較的大きな振動を
吸収するものである。このように構成された弾性部材3
は次のようにして一体形成される。まず支持部材6を型
枠に入れ、この型枠に加熱されて熔解したゴム材を流し
込み、冷えた後、型枠から取出せば、支持部材6と弾性
材7とが一体に形成されるものである。尚、このとき、
貫通孔6Aに弾性材が充填されているので、支持部材6
と弾性材7とはバラバラにはならないようになってい
る。このため、組立て易くなっている。
【0008】また、このように構成された防振部材は、
防振材で覆っているので支持具がどの方向にあるのか判
りにくい。また、持具の立上り片6Bと支持片2Aとが
対向しないように配置された場合は、防振効果をほとん
ど期待できないので、立上り片と支持片とは対向するよ
うに配置しなければならない。この防振部材3は、立方
体や直方体の形状ではなく、図5に示すように傾斜部7
Cを備えた略台形の形状であるため、組み立てる際に方
向を間違えにくく、支持装置の組立てを容易にできるよ
うになっている。このように構成された支持装置では、
その圧縮機が回転しようとする力を、支持片と立上り片
6Bとの間の弾性材7Aで最初に低減させると共に、立
上り片6Bとボルト4との間の弾性材7Bで次に低減さ
せるものである。このように、一つの弾性材を複数の部
分に分け、これらの各部分で振動を低減をする力が違う
ので、振動を効率よく低減させることができる。また、
支持部材が弾性材の変形を防止する働きがあるので、比
較的柔らかい弾性材を用いても、その極端な変形を防止
でき、弾性材の損傷を防止することもできるものであ
る。.この支持装置では、立上り片6Bの上端と脚部2
との間に、弾性材が位置するように構成されて、また、
弾性材8を備えているので、上下に加わる振動も低減さ
せることができるようになっている。
【0009】尚、この実施例では、支持部材を金属製の
ものとして説明したが、ある程度の堅さや強度があれ
ば、例えば、FRP(繊維強化プラスチック)のような
非金属材料でも構わない。しかし、コストや加工性を検
討した場合、金属材料を用いるのが最適と考えられる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、支持部材の立上り片と支持片との間の弾性材
で圧縮機本体が回転しようとする力を最初に低減させる
と共に、支持部材とボルトとの間の弾性材とで、圧縮機
本体が回転しようとする力を次に低減させるので、複数
の部分で効率よく振動を低減できるだけではなく、防振
部材を一つの部材として扱えるため、組立てが簡単であ
り、組立てコストを抑えることができる。また、請求項
2に記載の発明では、貫通孔に弾性材を位置させると、
支持部材と弾性体とが外れ難いので、流れ作業などで組
立てる際に、効率よく組立てることができ、組立てコス
トを抑えることができる。更に、請求項3に記載の発明
によれば、弾性材と支持部材とが一体に形成されて弾性
部材を構成しているので、弾性部材を完全な一つの部品
として扱うことができるので、請求項2に記載のものと
同様に、流れ作業などで組立てる際に、効率よく組立て
ることができ、組立てコストを抑えることができる。請
求項4に記載の発明では、支持部材が金属材料であるの
で、大きな力が加わった場合においても、破損しにく
く、支持装置を丈夫なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す縦型回転式圧縮機の
支持装置の一実施形態を示す正面図である。
【図2】同支持装置の平面図である。
【図3】同支持装置の弾性部材を示す平面図でる。
【図4】同弾性部材の正面側を示す半断面図である。
【図5】同弾性部材の側面図である。
【図6】同弾性部材と脚部とを組付けた状態を示す半断
面図である
【図7】同弾性部材と脚部とを組付けた状態を示す断面
図である。
【図8】同弾性部材と脚部とを組付けた状態を側面図か
ら示す断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 2 脚部 3 弾性部材 4 ボルト 5 台板 6 支持部材 6A 貫通孔 6B 立上り片 7 弾性材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三原 一彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−338366(JP,A) 特開 平5−272590(JP,A) 特開 昭63−30622(JP,A) 実開 昭58−191454(JP,U) 実開 昭62−63439(JP,U) 実開 平3−73683(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 39/00 102 F04B 41/00 F16F 15/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に回転式圧縮部が設けられている圧
    縮機本体の脚部と台板との間に弾性部材を配置すること
    により、圧縮機本体を台板上にボルトにて支持する支持
    装置であって、前記脚部は前記本体から放射状に複数延
    びており、この脚部の両側には下向きに延出した支持片
    が設けられている縦型回転式圧縮機の支持装置におい
    て、前記弾性部材には、2つの立上り片が形成されると
    共に、この立上り片が前記支持片に対向するするように
    配置される断面略U字状の支持部材と、この支持部材の
    少なくとも前記立上り片を覆う弾性材とを設けたことを
    特徴とする縦型回転式圧縮機の支持装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の立上り片には貫通孔が設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の縦型回
    転式圧縮機の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材と前記弾性材とは一体に形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の縦型回転式圧縮機の支持装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は金属材であることを特徴
    とする請求項1または2あるいは3に記載の縦型回転式
    圧縮機の支持装置。
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