JPH08205464A - エンジンへの補助機器取付構造 - Google Patents

エンジンへの補助機器取付構造

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JPH08205464A
JPH08205464A JP1036395A JP1036395A JPH08205464A JP H08205464 A JPH08205464 A JP H08205464A JP 1036395 A JP1036395 A JP 1036395A JP 1036395 A JP1036395 A JP 1036395A JP H08205464 A JPH08205464 A JP H08205464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plate
mounting
engine
auxiliary device
bolt
Prior art date
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Pending
Application number
JP1036395A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Odajima
光夫 小田嶋
Kazuo Horioka
和生 堀岡
Hideaki Kanbara
秀明 蒲原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH08205464A publication Critical patent/JPH08205464A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】支持板2と補助機器4の取付脚5,6の当接部
分の一部分に凹形状を形成し、さらに支持板2と補助機
器4の取付脚5,6のボルト締付前にできる空隙に角度
をもたせた。 【効果】支持板に発生する取付応力を大幅に低減でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに固定された
支持板に補助機器を取付ける際の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンクランク軸の回転がベルトを介
して伝達される補助機器のエンジンへの取付構造は、例
えば、実公昭62−2900号公報で開示された図1,図2に
示すように、エンジン1へ取付けられた支持板2及び支
持ブロック3に、補助機器4の2箇所の取付脚5,6を
ボルト7,8で締付け固定されている構造が一般的であ
り、この際、ベルト9の張りを調整できるようにする
為、支持板2のボルト締付部孔2aは長孔形状としてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のようなエンジン
への補助機器取付構造は、補助機器の二つの取付脚部を
支持板,支持ブロックに各々取付けている為、支持板,
支持ブロックの部品寸法のばらつき及び、部品を取付け
るエンジン固定部の寸法のばらつきがある為、補助機器
の取付脚部と支持板及び支持ブロックの当接面全てをボ
ルト締付け固定前に空隙ゼロで当接させることができな
い為、補助機器の取付脚と支持板との間にはあらかじめ
空隙ができるように許容しておいて、ボルト締付時の補
助機器取付脚部と,支持板の弾性変形を利用し、締付け
たあと補助機器の取付脚と支持板の空隙がゼロで当接さ
せるようになっている。
【0004】このようにボルト締付時、支持板を強制的
に変形させる為、支持板には大きな曲げ応力が発生す
る。エンジンが回転すると、取付応力に更に振動応力が
付加される為、補助機器を取付ける支持板は、それらの
外力に対し強度的に耐えられるような最適部品形状設計
が必要となり、又、支持板の曲げ応力を小さくする為、
エンジンの支持板取付部の寸法精度をきびしくおさえな
ければならない。本取付法では、補助機器と支持板の締
結応力が振動応力の平均応力として作用し、締結応力が
大きい場合は振動応力を著しく低減する必要があり、
又、支持板の形状はエンジンの取付制約やエンジン振動
の大小によって同一形状にはできない為、支持板とエン
ジンの組合せ強度確認をすることが必要となり、部品及
び管理費のコスト高を招いていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の従来の取
付構造の欠点を除去する為のもので、支持板と補助機器
取付脚の当接部分の一部分に凹形状を形成し、さらに支
持板と補助機器取付脚のボルト締付前にできる空隙に角
度をもたせたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記取付脚に凹形状と角度をもたせた空隙をも
うけることにより、ボルト締付時の支持板角変形によ
る、取付脚と当接したあとの支持板に発生する逆向きの
反力を小さくおさえることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0008】図3は補助機器が発電機の場合、本発明実
施例発電機を機関に組み付けた形態を示す側面部分の断
面図である。発電機の取付脚5,6a,6bはエンジン
に固定された支持板2,支持ブロック3にボルトで締付
け固定されている。取付脚6a,6bは支持ブロック3
を軸方向に挾み、ボルト8及びナット10により締付け
固定される。スライドブッシュ11は、発電機取付脚6
a,6bと支持ブロック3の軸方向空隙をなくす為に設
置されており、ボルト8及びナツト10で締付けた際、
スライドブッシュ11が軸方向に移動し、支持ブロック
3に当接される。一方の発電機取付脚5には、エンジン
に取付けられた支持板2が当接され、ボルト7,座金1
2により同様に締付け固定される。
【0009】図4は取付脚5と支持板2をボルト7で締
付け固定する前の形態を示したもので、支持ブロック
3,支持板2のエンジン側取付面の軸方向寸法のばらつ
きや、支持ブロック3,支持板2,発電機の取付脚5,
6自体の軸方向寸法のばらつきが集積され、取付脚5と
支持板2には空隙δができる。この空隙δは、一般的に
は最大でも1mm程度であり、ボルト7を締付けることに
より、支持板2が面外変形し、締付け固定後は空隙δは
ゼロとなる。取付脚5と支持板2の空隙δは、取付構成
部品の寸法精度や取付孔とボルト径のガタにより一様で
なく、図5,図6に示すように、支持板2の長孔2aの
上面2b,下面2c部に相対する空隙δ1,δ2 は、δ1
>δ2,δ1<δ2と、支持板長孔上下面部で大きくなっ
たり,小さくなったりする。
【0010】ボルト7締付時の支持板2に発生する曲げ
応力の実測例を図8に示す。支持板2には発電機の外径
部が接近しており、その制約から支持板2の長孔2aの
下面2cは、上面2bより幅が狭くなっている。
【0011】このように長孔2aに対し上下面の剛性が
異なる場合、ボルト7締付時支持板2は図7のように角
変形し、長孔2aの下面2cは面外変形が大きくなる。
このような変形が生ずると下面2c部には発電機の取付
脚5に当接したあと反力として逆向きの大きい力が作用
する為、凸変形となり図8に示すように+の大きい曲げ
応力が発生する。長孔の上面2bは剛性大の為変形が小
さく、大きい曲げ応力は発生しない。
【0012】又、前述の取付脚5と支持板2の空隙
δ1,δ2が、δ1<δ2,δ1>δ2各々の場合の支持板2
のA部に発生する応力を比較すると、δ1>δ2の場合の
方が角変形後、取付脚5で局部的に大きく押し出される
為、δ1<δ2の場合と比べ、図8に示すようにはるかに
大きな+応力が発生する。
【0013】上述の取付時に支持板2に発生する応力
は、支持板2の使用材料(鉄板が一般的)疲労限度領域
に極めて近い値となる。
【0014】図9は本発明の実施例の発電機取付脚5の
ボルト締付前の一部の縦断面図である。支持板2の長孔
2aの下面部2cに当接し、かつボルト7,座金12で
押される部分に相当する取付脚部には凹部5aが形成さ
れている。凹部5aの幅はボルト7で締結の際に用いる
座金12の径より大きくする。又、支持板2と当接する
取付脚5の平面はあらかじめ角度をもたせ、ボルト7の
締付前の支持板2と取付脚5のδ1,δ2がδ1<δ2とな
るようにしている。図10,図11に取付脚5に凹部5
aをもうけた取付脚平面と斜視図を示す。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ボルト7を締付けた場
合、剛性の小さい支持板2の長孔下面部2cは変形する
が、下面部2cに相対する取付脚5には凹部5aが形成
され、かつ締結前の支持板2と取付脚5との空隙δ2
大きい為、取付脚部からの逆向きの大きな力は作用せ
ず、剛性の大きい支持板2の長孔上面部2bとバランス
良く締付荷重を分担し、その結果支持板2の応力を図8
に示すように従来取付方法に比べ大幅に低減することが
できる。
【0016】本発明によれば、従来の補助機器と支持板
の取付けに比べ、支持板に発生する取付応力を大幅に低
減でき、その結果、補助機器を取付ける構成部品の寸法
精度を緩和でき、各部品の形状設計自由度の向上がはか
れ、支持板の強度信頼性の確保はもちろん取付部構成部
品のコストダウン及び取付部の取付精度管理工数の低減
をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のエンジンへ搭載される補助機器取付状態
の例を示す説明図。
【図2】支持板と補助機器取付脚の斜視図。
【図3】本発明の実施例の発電機をエンジンに組み付け
た状態を示す側面部分の断面図。
【図4】ボルト締付前の支持板と補助機器取付脚の状態
図。
【図5】ボルト締付前の支持板と補助機器取付脚の状態
図。
【図6】ボルト締付前の支持板と補助機器取付脚の状態
図。
【図7】ボルト締付時の支持板の変形図。
【図8】ボルト締付時支持板に発生する応力図。
【図9】本発明の実施例の補助機器取付脚の一部の断面
図。
【図10】本発明の実施例の補助機器取付脚の平面図。
【図11】その斜視図。
【符号の説明】
1…エンジン、2…支持板、3…支持ブロック、4…補
助機器、5,6…取付脚、7,8…ボルト、10…ナッ
ト、11…スライドブッシュ、12…座金。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンクランク軸の回転がベルトを介し
    て伝達される補助機器で、前記補助機器はエンジン本体
    に固定された支持板及び支持ブロックにボルトで締付け
    固定され、前記支持板の前記補助機器の取付部には孔が
    あけられており、ベルト掛けした前記補助機器の取付姿
    勢を変えることによりベルトの張りを調整できるように
    なっている構成において、前記孔で二分割された曲げ剛
    性大の上の面と剛性小の下の面と、それに相対して当接
    する前記補助機器の取付脚部のうち、前記支持板の二分
    割下の面に当接する前記補助機器の面を凹形状とし、前
    記支持板と前記補助機器の取付脚をボルト締付け固定す
    るまえに、当接面の一部に空隙をもうけたことを特徴と
    するエンジンへの補助機器取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、凹形状を前記支持板側
    にもうけ、前記補助機器の前記取付脚との間に空隙をも
    うけたエンジンへの補助機器取付構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記補助機器の取付脚
    を長孔で二分割された剛性大・剛性小の上下の二面をも
    つ前記支持板との空隙をδ1,δ2とした時、前記支持板
    の剛性小の面と相対する空隙が大きくなるようδ1<δ2
    の空隙角度をもたせたエンジンへの補助機器取付構造。
  4. 【請求項4】請求項1において、凹形状の幅はボルト締
    結の際に用いる座金の径より大きいエンジンへの補助機
    器取付構造。
JP1036395A 1995-01-26 1995-01-26 エンジンへの補助機器取付構造 Pending JPH08205464A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6324744B1 (en) * 2000-05-03 2001-12-04 Daimlerchrysler Corporation Method of mounting and axially aligning an engine accessory
EP1705777A2 (en) 2005-03-23 2006-09-27 Denso Corporation Automotive alternator having reliable mounting structure
JP2007016724A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のリフト可変動弁装置
JP2007032307A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Aichi Mach Ind Co Ltd 内燃機関

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