JP2766917B2 - 魚体の内臓除去方法及び装置 - Google Patents
魚体の内臓除去方法及び装置Info
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- squeezing
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スケトウ鱈などの魚体からその魚肉をスリ
身用原料として採取するための加工工程に供給する前処
理として魚体を屈曲しない状態で頭部を切除すると共に
内臓を除去する方法及び装置に関するものである。
身用原料として採取するための加工工程に供給する前処
理として魚体を屈曲しない状態で頭部を切除すると共に
内臓を除去する方法及び装置に関するものである。
スケトウ鱈などの漁獲された魚体からその魚肉をスリ
身用原料として採取するための加工工程に供給するに
は、先ず漁獲された魚体は頭部を切除され且つ内臓を除
去された状態に加工された後、通常第15図の骨部除去装
置を簡略に示す説明正面図及び第16図の第15図における
(イ)A−A線端面図,(ロ)B−B線端面図,(ハ)
C−C線端面図に示す如く、脊髄骨等骨部を除去する装
置12(以下、単に骨部除去装置と言う)に供給されて主
な骨を除去された魚肉部に加工されるのである。前記骨
部除去装置12は、頭部を切除され且つ内臓を除去された
魚体をその腹部を下方にして左右両側をベルト12aで挟
持した状態で移送しつつ、腹部切開カツタ12bにより腹
部を切り開き[第16図(イ)参照]、左右両側下方に設
置されて回転駆動している骨部除去カツタ12cで助骨を
切断除去し[第16図(ロ)参照]、次いで同じく左右両
側下方に設置されて回転駆動している骨部除去カツタ12
dで脊髄骨を切断除去する[第16図(ハ)参照]のであ
る。従つて骨部除去装置12では脊髄骨が移送方向と平行
な状態となるように魚体を挟持しなければならない。
身用原料として採取するための加工工程に供給するに
は、先ず漁獲された魚体は頭部を切除され且つ内臓を除
去された状態に加工された後、通常第15図の骨部除去装
置を簡略に示す説明正面図及び第16図の第15図における
(イ)A−A線端面図,(ロ)B−B線端面図,(ハ)
C−C線端面図に示す如く、脊髄骨等骨部を除去する装
置12(以下、単に骨部除去装置と言う)に供給されて主
な骨を除去された魚肉部に加工されるのである。前記骨
部除去装置12は、頭部を切除され且つ内臓を除去された
魚体をその腹部を下方にして左右両側をベルト12aで挟
持した状態で移送しつつ、腹部切開カツタ12bにより腹
部を切り開き[第16図(イ)参照]、左右両側下方に設
置されて回転駆動している骨部除去カツタ12cで助骨を
切断除去し[第16図(ロ)参照]、次いで同じく左右両
側下方に設置されて回転駆動している骨部除去カツタ12
dで脊髄骨を切断除去する[第16図(ハ)参照]のであ
る。従つて骨部除去装置12では脊髄骨が移送方向と平行
な状態となるように魚体を挟持しなければならない。
従来、このような骨部除去装置12に供給される魚体の
内臓除去は、特にスケトウ鱈などの場合に内臓に隣接し
て高価な「たらこ」が存在しているために人手により行
われていたのであるが、近年例えば特公昭59−26257号
「たら子採取装置」の如く機械的に頭部を切除した後に
内臓と共にたら子を魚体の腹部から絞り出す装置が開発
されて人件費及び処理時間の軽減が図られるようになつ
た。
内臓除去は、特にスケトウ鱈などの場合に内臓に隣接し
て高価な「たらこ」が存在しているために人手により行
われていたのであるが、近年例えば特公昭59−26257号
「たら子採取装置」の如く機械的に頭部を切除した後に
内臓と共にたら子を魚体の腹部から絞り出す装置が開発
されて人件費及び処理時間の軽減が図られるようになつ
た。
しかしながらこのたら子採取装置は、移送ベルトと移
送チエーンとから成る移送装置により魚体の胴部後側部
分及び尾部を挟持して魚体を吊り下げた状態で頭部を切
除した後に腹腔部を押圧して内臓及びたら子を絞り出す
ものであり、主としてたら子の採取を目的とする装置で
あつて魚体の採取を目的としていないためにこの装置で
腹腔部を押圧してたら子と共に内臓を絞り出すと挟持さ
れている魚体に前記挟持部分を中心にモーメントが働い
て魚体が屈曲してしまう欠点があつた。すなわち、この
ように魚体が屈曲した状態となると、そのまま前記した
骨部除去装置12に供給すると魚体を挟持できないことが
あり、また挟持できたとしても脊髄骨と魚体の移送方向
とが平行でないので脊髄骨が魚体に残る等の弊害を生じ
るために、屈曲した魚体を元の屈曲していない形に戻す
ためには人手又はかなり大掛かりな装置を必要とし、そ
の結果魚肉をスリ身用原料として採取するための加工工
程にそのまま魚体を供給することができなかつたのであ
る。
送チエーンとから成る移送装置により魚体の胴部後側部
分及び尾部を挟持して魚体を吊り下げた状態で頭部を切
除した後に腹腔部を押圧して内臓及びたら子を絞り出す
ものであり、主としてたら子の採取を目的とする装置で
あつて魚体の採取を目的としていないためにこの装置で
腹腔部を押圧してたら子と共に内臓を絞り出すと挟持さ
れている魚体に前記挟持部分を中心にモーメントが働い
て魚体が屈曲してしまう欠点があつた。すなわち、この
ように魚体が屈曲した状態となると、そのまま前記した
骨部除去装置12に供給すると魚体を挟持できないことが
あり、また挟持できたとしても脊髄骨と魚体の移送方向
とが平行でないので脊髄骨が魚体に残る等の弊害を生じ
るために、屈曲した魚体を元の屈曲していない形に戻す
ためには人手又はかなり大掛かりな装置を必要とし、そ
の結果魚肉をスリ身用原料として採取するための加工工
程にそのまま魚体を供給することができなかつたのであ
る。
そしてこの欠点は、このたら子採取装置に連続して前
記骨部除去装置12を配置することができないことを意味
しているので、前記骨部除去装置12の前に魚体の屈曲を
修正する場所を必要とするため、漁獲した魚体を直ちに
処理する比較的狭い空間しか存在しない船上にこのよう
な装置を設置する大きな障害となつて処理能力が制限さ
れ、特に漁獲高の高い時にこの弊害は顕著に現われてい
たのである。
記骨部除去装置12を配置することができないことを意味
しているので、前記骨部除去装置12の前に魚体の屈曲を
修正する場所を必要とするため、漁獲した魚体を直ちに
処理する比較的狭い空間しか存在しない船上にこのよう
な装置を設置する大きな障害となつて処理能力が制限さ
れ、特に漁獲高の高い時にこの弊害は顕著に現われてい
たのである。
本発明は上記従来技術の欠点を解消し、魚体の頭部を
切除し内臓を絞り出す際に魚体が屈曲することがなく、
その結果魚体の頭部を切除し内臓を絞り出した魚体を直
ちにスリ身用原料として魚肉を採取するための加工工程
に供給することができて処理能力を向上させることので
きる魚体の内臓除去方法及び装置を提供することを課題
とする。
切除し内臓を絞り出す際に魚体が屈曲することがなく、
その結果魚体の頭部を切除し内臓を絞り出した魚体を直
ちにスリ身用原料として魚肉を採取するための加工工程
に供給することができて処理能力を向上させることので
きる魚体の内臓除去方法及び装置を提供することを課題
とする。
本発明者らは上記した如き課題を解決すべく鋭意研究
の結果、従来の装置は魚体の内臓を絞り出す位置に魚体
を移送するための移送装置が魚体胴部後側部分や尾部の
み挟持した状態であるために、内臓を絞り出す部材が腹
部を押圧摺動すると魚体腹部に進行方向と逆向きに力が
働くために挟持されている魚体胴部後側部分や尾部を中
心にモーメントが働いて魚体が屈曲するのであるから、
魚体を吊り下げておくのではなく魚体をコンベア上に載
置せしめておいて内臓を絞り出す部材が魚体の腹部を押
圧摺動する際に魚体の背肉部をスプリングの作用によつ
てコンベア上に押圧板で押圧せしめておくと共に頭部を
除去した魚体の頭部切口面の背肉側を固定ガイド板に当
接せしめておけば魚体が屈曲しない状態で内臓を絞り出
すことができることを究明して本発明を完成したのであ
る。
の結果、従来の装置は魚体の内臓を絞り出す位置に魚体
を移送するための移送装置が魚体胴部後側部分や尾部の
み挟持した状態であるために、内臓を絞り出す部材が腹
部を押圧摺動すると魚体腹部に進行方向と逆向きに力が
働くために挟持されている魚体胴部後側部分や尾部を中
心にモーメントが働いて魚体が屈曲するのであるから、
魚体を吊り下げておくのではなく魚体をコンベア上に載
置せしめておいて内臓を絞り出す部材が魚体の腹部を押
圧摺動する際に魚体の背肉部をスプリングの作用によつ
てコンベア上に押圧板で押圧せしめておくと共に頭部を
除去した魚体の頭部切口面の背肉側を固定ガイド板に当
接せしめておけば魚体が屈曲しない状態で内臓を絞り出
すことができることを究明して本発明を完成したのであ
る。
以下、図面により本発明に係る魚体の内臓除去方法及
び装置について詳細に説明する。
び装置について詳細に説明する。
第1図は本発明に係る魚体の内臓除去方法の実施に使
用される装置の1実施例を示す平面図、第2図は同正面
図、第3図は第1図において魚体の頭部を切除する状態
を示す要部説明平面図、第4図は第2図において魚体の
内臓を絞り出す状態を示す要部説明正面図、第5図
(イ)及び(ロ)はそれぞれ絞出部材の弾性体の形状例
を示す拡大斜視図、第6図はコンベアの区画部の形状を
示す拡大斜視図、第7図は内臓絞出装置の他の態様を示
す正面図、第8図は第7図の内臓絞出装置をコンベアの
下流側から上流方向に見た側面図、第9図は第8図中の
一部拡大説明図、第10図は同じく一部拡大斜視図、第11
図は内臓絞出装置の更に他の態様を示す正面説明図、第
12図は第11図の内臓絞出装置の側面説明図、第13図は第
11図の内臓絞出装置をその付属装置と併わせて示す斜視
説明図、第14図は内臓を除去される魚体の形状を示す正
面図である。
用される装置の1実施例を示す平面図、第2図は同正面
図、第3図は第1図において魚体の頭部を切除する状態
を示す要部説明平面図、第4図は第2図において魚体の
内臓を絞り出す状態を示す要部説明正面図、第5図
(イ)及び(ロ)はそれぞれ絞出部材の弾性体の形状例
を示す拡大斜視図、第6図はコンベアの区画部の形状を
示す拡大斜視図、第7図は内臓絞出装置の他の態様を示
す正面図、第8図は第7図の内臓絞出装置をコンベアの
下流側から上流方向に見た側面図、第9図は第8図中の
一部拡大説明図、第10図は同じく一部拡大斜視図、第11
図は内臓絞出装置の更に他の態様を示す正面説明図、第
12図は第11図の内臓絞出装置の側面説明図、第13図は第
11図の内臓絞出装置をその付属装置と併わせて示す斜視
説明図、第14図は内臓を除去される魚体の形状を示す正
面図である。
図面中、1は一定方向に所定速度で回転するコンベア
であり、進行方向に対してほぼ直角方向に所定間隔毎に
区画された区画部1aを多数有している。このコンベア1
の区画部1aは、第6図及び第2図に示す如く進行方向側
の側壁を上方に傾斜せしめた断面略コの字状に形成され
ていると、魚体14の腹部14bが区画部1aの進行方向側の
内壁に支持されることにより上下にブレたり回転したり
することなく腹部14bの位置が常にコンベア1内の定位
置に位置することになつて好ましい。2は頭部移送コン
ベアであつて、コンベア1の区画部1a内に第3図に示す
如く腹部14bを進行方向に向け且つ頭部14aを突出させた
状態に供給される魚体14の頭部14aを安定に載置するた
めにコンベア1の側方に魚体14の頭部切断部位近傍を含
んで隙間を残して位置せしめられていてコンベア1と平
行に且つ同速で回動する。そのためには、頭部移送コン
ベア2がコンベア1の回転軸に連動している構造とする
ことが好ましい。頭部移送コンベア2は魚体14の頭部14
aが移送途上において切除され終わるまでの頭部を安定
に載置するためのものであるから、少なくとも魚体14の
供給される位置から魚体14の頭部14aが切除される位置
まで設置されていれば良い。この頭部移送コンベア2の
設置は好ましいが、必ずしも必要という訳でなく、これ
がなくても頭部14aの切除は通常支障なく実施できる。
3は前記コンベア1の端縁位置で回転駆動されるカツタ
である。このカツタ3により魚体14の頭部14aを切除す
る際にカツタ3により付与される力により魚体14が移動
することを防止するために、頭部14aを切除される魚体1
4を保持する保持具7が必要である。この保持具7とし
ては、コンベア1の上方に位置せしめられていて、例え
ば第2図に示す如くスプリング10の作用によつて第3図
に示す如く魚体14の背肉部14c及び尾部14dで魚体14をコ
ンベア1上に押圧する構造のものが好ましく使用され
る。4は前記カツタ3により頭部14aを切除された魚体1
4の腹部14b上を肛門14eから頭部切口面14g側に向けて押
圧摺動するへら状やローラ状の絞出部材4aを装着した内
臓絞出装置であり、この絞出部材4aは魚体14の腹部14b
上を押圧摺動する際に魚体14の表皮を破壊しないことが
必要であるから、或る程度の硬さを有しているゴムや合
成樹脂などの弾性体4aaが少なくとも魚体14との接触部
分に使用されている。内臓絞出装置4は絞出部材4aが第
1図及び第2図に示した如くコンベア1の駆動軸と連動
して回転する回転軸15に固定されているものであつて
も、コンベア1の進行方向に対して直角方向に回動する
ベルトやチエーン等に固定されたものであつても、コン
ベア1の進行方向に対して直角方向に往復運動せしめら
れるエアシリンダー等に固定されたものであつても良
い。内臓絞出装置4の種々な態様については後に説明す
る。5は頭部14aを切除された魚体14の背肉部14cをスプ
リング11の作用によつてコンベア1上に押圧せしめる押
圧板である。6は押圧板5により背肉部14cを押圧され
ている魚体14の頭部切口面14gの背肉側に当接する位置
に固設されてい固定ガイド板であり、内臓絞出装置4の
絞出部材4aを魚体14の腹部14bに沿つて押圧摺動させた
際に押圧板5により押圧されている魚体14がコンベア1
上からはみ出したり脱落したりするのを確実に防止する
ためのものである。従つてコンベア1の回動によつて魚
体14の頭部切口面14gの背肉側が固定ガイド板6から外
れないうちに、絞出部材4aが魚体14の腹部14b上を押圧
摺動し終るように両者の速度が調整されているのが原則
である。8は頭部14aを切除された魚体14の腹部14b上を
絞出部材4aが押圧摺動することによつて絞り出された内
臓14fを受けて所定位置に案内する内臓案内ガイド、9
は魚体14から切除された頭部14aを受けて所定位置に案
内する頭部案内ガイド、13は移送されてきた魚体14の腹
部14bに絞出部材4aをタイミング良く一致させて押圧摺
動せしめるためのタンミング装置であり、このタイミン
グ装置13はコンベア1の回動速度と連動して内臓絞出装
置4を上記のように駆動せしめている。
であり、進行方向に対してほぼ直角方向に所定間隔毎に
区画された区画部1aを多数有している。このコンベア1
の区画部1aは、第6図及び第2図に示す如く進行方向側
の側壁を上方に傾斜せしめた断面略コの字状に形成され
ていると、魚体14の腹部14bが区画部1aの進行方向側の
内壁に支持されることにより上下にブレたり回転したり
することなく腹部14bの位置が常にコンベア1内の定位
置に位置することになつて好ましい。2は頭部移送コン
ベアであつて、コンベア1の区画部1a内に第3図に示す
如く腹部14bを進行方向に向け且つ頭部14aを突出させた
状態に供給される魚体14の頭部14aを安定に載置するた
めにコンベア1の側方に魚体14の頭部切断部位近傍を含
んで隙間を残して位置せしめられていてコンベア1と平
行に且つ同速で回動する。そのためには、頭部移送コン
ベア2がコンベア1の回転軸に連動している構造とする
ことが好ましい。頭部移送コンベア2は魚体14の頭部14
aが移送途上において切除され終わるまでの頭部を安定
に載置するためのものであるから、少なくとも魚体14の
供給される位置から魚体14の頭部14aが切除される位置
まで設置されていれば良い。この頭部移送コンベア2の
設置は好ましいが、必ずしも必要という訳でなく、これ
がなくても頭部14aの切除は通常支障なく実施できる。
3は前記コンベア1の端縁位置で回転駆動されるカツタ
である。このカツタ3により魚体14の頭部14aを切除す
る際にカツタ3により付与される力により魚体14が移動
することを防止するために、頭部14aを切除される魚体1
4を保持する保持具7が必要である。この保持具7とし
ては、コンベア1の上方に位置せしめられていて、例え
ば第2図に示す如くスプリング10の作用によつて第3図
に示す如く魚体14の背肉部14c及び尾部14dで魚体14をコ
ンベア1上に押圧する構造のものが好ましく使用され
る。4は前記カツタ3により頭部14aを切除された魚体1
4の腹部14b上を肛門14eから頭部切口面14g側に向けて押
圧摺動するへら状やローラ状の絞出部材4aを装着した内
臓絞出装置であり、この絞出部材4aは魚体14の腹部14b
上を押圧摺動する際に魚体14の表皮を破壊しないことが
必要であるから、或る程度の硬さを有しているゴムや合
成樹脂などの弾性体4aaが少なくとも魚体14との接触部
分に使用されている。内臓絞出装置4は絞出部材4aが第
1図及び第2図に示した如くコンベア1の駆動軸と連動
して回転する回転軸15に固定されているものであつて
も、コンベア1の進行方向に対して直角方向に回動する
ベルトやチエーン等に固定されたものであつても、コン
ベア1の進行方向に対して直角方向に往復運動せしめら
れるエアシリンダー等に固定されたものであつても良
い。内臓絞出装置4の種々な態様については後に説明す
る。5は頭部14aを切除された魚体14の背肉部14cをスプ
リング11の作用によつてコンベア1上に押圧せしめる押
圧板である。6は押圧板5により背肉部14cを押圧され
ている魚体14の頭部切口面14gの背肉側に当接する位置
に固設されてい固定ガイド板であり、内臓絞出装置4の
絞出部材4aを魚体14の腹部14bに沿つて押圧摺動させた
際に押圧板5により押圧されている魚体14がコンベア1
上からはみ出したり脱落したりするのを確実に防止する
ためのものである。従つてコンベア1の回動によつて魚
体14の頭部切口面14gの背肉側が固定ガイド板6から外
れないうちに、絞出部材4aが魚体14の腹部14b上を押圧
摺動し終るように両者の速度が調整されているのが原則
である。8は頭部14aを切除された魚体14の腹部14b上を
絞出部材4aが押圧摺動することによつて絞り出された内
臓14fを受けて所定位置に案内する内臓案内ガイド、9
は魚体14から切除された頭部14aを受けて所定位置に案
内する頭部案内ガイド、13は移送されてきた魚体14の腹
部14bに絞出部材4aをタイミング良く一致させて押圧摺
動せしめるためのタンミング装置であり、このタイミン
グ装置13はコンベア1の回動速度と連動して内臓絞出装
置4を上記のように駆動せしめている。
次に、内臓絞出装置4の種々な態様について説明す
る。内臓絞出装置4には、前記したように少なくとも魚
体14との接触部分が弾性体4aaから成る絞出部材4aが装
着されている。この絞出部材4aとして、弾性体4aaが例
えば第5図(イ)に示すようなへら状に形成されたも
の、また弾性状4aaが第5図(ロ)に示すようなローラ
状に形成されて先端部に回転自在に装着されたものが示
される。以下に示す内臓絞出装置4の態様にはこれらい
ずれの絞出部材4aも同じように装着され得るものである
が、第5図(イ)のようにへら状に形成された弾性体4a
aを少なくとも先端部に有する絞出部材4aを装着したも
のについて図面により説明する。図例のへらの先端部の
形状は、絞出時の魚体14のほぼ偏平になる腹部14bと厚
さがそのまま残る背肉部14cとに密着し易い形状とした
ものである。
る。内臓絞出装置4には、前記したように少なくとも魚
体14との接触部分が弾性体4aaから成る絞出部材4aが装
着されている。この絞出部材4aとして、弾性体4aaが例
えば第5図(イ)に示すようなへら状に形成されたも
の、また弾性状4aaが第5図(ロ)に示すようなローラ
状に形成されて先端部に回転自在に装着されたものが示
される。以下に示す内臓絞出装置4の態様にはこれらい
ずれの絞出部材4aも同じように装着され得るものである
が、第5図(イ)のようにへら状に形成された弾性体4a
aを少なくとも先端部に有する絞出部材4aを装着したも
のについて図面により説明する。図例のへらの先端部の
形状は、絞出時の魚体14のほぼ偏平になる腹部14bと厚
さがそのまま残る背肉部14cとに密着し易い形状とした
ものである。
第1の態様は、第4図に示すように、内臓絞出装置4
がコンベア1の進行方向と平行な回転軸15に1個以上
(図例は2個)の絞出部材4aが半径方向に取外し可能に
取り付けられて成つているものである。絞出部材4aが複
数個の場合は等角度間隔に放射状に取り付けられる。絞
出部材4aの取付け状態を取外し可能とするのは、魚体14
の大小等によつて取付個数を変更したいことがあり、ま
た当然ながら老化,破損等により取替の必要もあるから
である。取付状態の1例は第5図に示されており、取外
しはボルトの着脱により行うことができる。この第1の
態様は比較的小形の魚体14の場合に適している。
がコンベア1の進行方向と平行な回転軸15に1個以上
(図例は2個)の絞出部材4aが半径方向に取外し可能に
取り付けられて成つているものである。絞出部材4aが複
数個の場合は等角度間隔に放射状に取り付けられる。絞
出部材4aの取付け状態を取外し可能とするのは、魚体14
の大小等によつて取付個数を変更したいことがあり、ま
た当然ながら老化,破損等により取替の必要もあるから
である。取付状態の1例は第5図に示されており、取外
しはボルトの着脱により行うことができる。この第1の
態様は比較的小形の魚体14の場合に適している。
第2の態様は、第1の態様を比較的大形の魚体14に適
するように改良したものである。第7図に示すように、
内臓絞出装置4の絞出部材4aが回転軸15に放射状に取り
付けられている点は第1の態様と同じであるが、弾性体
4aaが長さ方向にスライド自在に回転軸15に装着されて
いる。そして絞出部材4aの回転面に沿つてカム16が固設
されていて、そのカム溝16aの形状が第8図に示すよう
にコンベア1の面にほぼ平行でほぼ直線状の下弦部分16
aaと、その他の部分を成す回転軸15を中心とするほぼ円
周形状の部分16abとの2つの部分から成つており、そし
てこのカム溝16aに上記絞出部材4aに設けられたカムフ
オロア4abが第7図に示すように係合している。従つて
回転軸15が回転するときは、絞出部材4aが長さ方向にス
ライド自在で第9図に示すようにカムフオロア4abがカ
ム溝16aに係合した状態で回転するため絞出部材4aの魚
体14との接触部(図例の場合、へら状の弾性体4aaの先
端部)がコンベア1面の近傍においてこの面とほぼ平行
に水平移動する構造となつている。カム溝16aの下弦部
分16aaを僅かに上方に凸状に湾曲した形状にしたもの
は、弾性体4aaの先端部の水平移動を一層完全にする点
で好ましい。ほぼ円周形状の部分16abは必ずしも真円で
ある必要はない。絞出部材4aの長さ方向にスライド自在
な取付構造の1例は第10図に示されている。すなわち、
絞出部材4aは基部4acと本体4adとから成つており、基部
4acは回転軸15に固定されており、本体4adの先端部では
弾性体保持具4adaに弾性体4aaが保持されている。本体4
adの基部側と基部4acの本体側とはスライド自在に重ね
られていて、本体4adの両側にスライドガイド4adbが設
けられており(基部4acに設けても良い)、本体4adが過
度にスライドして外れるのを防止するために長穴4acaと
ストツパー4adcとがそれぞれ基部4acと本体4adとに設け
られている(これらも互いに上記と反対側に設けても良
い)。この場合、カムフオロア4abは本体4adに取り付け
られている。このような構造により図例の絞出部材4aは
長さ方向にスライド自在である。カム16は魚体14の内臓
14fの絞出しに必要な水平移動距離を魚種により腹部14b
の長さに合わせることができるように、取替可能に設け
られている。
するように改良したものである。第7図に示すように、
内臓絞出装置4の絞出部材4aが回転軸15に放射状に取り
付けられている点は第1の態様と同じであるが、弾性体
4aaが長さ方向にスライド自在に回転軸15に装着されて
いる。そして絞出部材4aの回転面に沿つてカム16が固設
されていて、そのカム溝16aの形状が第8図に示すよう
にコンベア1の面にほぼ平行でほぼ直線状の下弦部分16
aaと、その他の部分を成す回転軸15を中心とするほぼ円
周形状の部分16abとの2つの部分から成つており、そし
てこのカム溝16aに上記絞出部材4aに設けられたカムフ
オロア4abが第7図に示すように係合している。従つて
回転軸15が回転するときは、絞出部材4aが長さ方向にス
ライド自在で第9図に示すようにカムフオロア4abがカ
ム溝16aに係合した状態で回転するため絞出部材4aの魚
体14との接触部(図例の場合、へら状の弾性体4aaの先
端部)がコンベア1面の近傍においてこの面とほぼ平行
に水平移動する構造となつている。カム溝16aの下弦部
分16aaを僅かに上方に凸状に湾曲した形状にしたもの
は、弾性体4aaの先端部の水平移動を一層完全にする点
で好ましい。ほぼ円周形状の部分16abは必ずしも真円で
ある必要はない。絞出部材4aの長さ方向にスライド自在
な取付構造の1例は第10図に示されている。すなわち、
絞出部材4aは基部4acと本体4adとから成つており、基部
4acは回転軸15に固定されており、本体4adの先端部では
弾性体保持具4adaに弾性体4aaが保持されている。本体4
adの基部側と基部4acの本体側とはスライド自在に重ね
られていて、本体4adの両側にスライドガイド4adbが設
けられており(基部4acに設けても良い)、本体4adが過
度にスライドして外れるのを防止するために長穴4acaと
ストツパー4adcとがそれぞれ基部4acと本体4adとに設け
られている(これらも互いに上記と反対側に設けても良
い)。この場合、カムフオロア4abは本体4adに取り付け
られている。このような構造により図例の絞出部材4aは
長さ方向にスライド自在である。カム16は魚体14の内臓
14fの絞出しに必要な水平移動距離を魚種により腹部14b
の長さに合わせることができるように、取替可能に設け
られている。
第3の態様は、内臓絞出装置4が第11図及び第12図に
示すように、コンベア1の進行方向と直角に回転する平
行な2本のエンドレスなチエーン17,17に跨つて1本以
上の絞出部材4aが着脱可能に取り付けられて成つている
ものである。図例におけるチエーン17の張設構造は次の
ようになつている。すなわち、それぞれに2つのスプロ
ケツト18,18を取り付けた2本の回転軸19,20をコンベア
1の上方にコンベア1の進行方向と平行に架台21上に軸
受22により取り付け、それに2本のチエーン17,17を張
つた状態に係合させる。更に張力弛緩を矯正し張力を維
持するために、第13図に示すように回動する各チエーン
17の上方側走行路にスプリング23により常時上方に向う
押圧力を可動レール架台24を介して与えられている上下
動可能なチエーン張りレール25が設けられている。また
各チエーン17の下方側走行路にチエーン17の走行を安定
にさせるためのチエーンレール26を設けておくのが好ま
しい。これらのレール25,26の設置には第13図によう
に、両側の架台21にレール用架台27を跨設してこれを利
用するのが良い。また、チエーン張りレール25とチエー
ンレール26とを上,下の位置を互いに交換して設置して
も良い。2本の回転軸19,20のうち例えば回転軸19に回
転力が伝達される。絞出部材4aのチエーン17への着脱可
能な取付状態の1例は第13図中に示されているが、更に
第12図に示すように補強部材28を付設するのが好まし
い。この絞出部材4aの取付けを着脱可能とするのは、魚
種によりその腹部14bの長さの長短によつて絞出部材4a
の取付間隔を調整するためである。絞出部材4aがチエー
ン17の下方側走行路を進行するときにその先端部が魚体
14の腹部14bを押圧摺動するように各部の寸法が調整さ
れている。この態様の場合、上記構造から絞出部材4aの
先端はチエーン17の下方側走行路の水平部分の長い長さ
を水平移動することになる。
示すように、コンベア1の進行方向と直角に回転する平
行な2本のエンドレスなチエーン17,17に跨つて1本以
上の絞出部材4aが着脱可能に取り付けられて成つている
ものである。図例におけるチエーン17の張設構造は次の
ようになつている。すなわち、それぞれに2つのスプロ
ケツト18,18を取り付けた2本の回転軸19,20をコンベア
1の上方にコンベア1の進行方向と平行に架台21上に軸
受22により取り付け、それに2本のチエーン17,17を張
つた状態に係合させる。更に張力弛緩を矯正し張力を維
持するために、第13図に示すように回動する各チエーン
17の上方側走行路にスプリング23により常時上方に向う
押圧力を可動レール架台24を介して与えられている上下
動可能なチエーン張りレール25が設けられている。また
各チエーン17の下方側走行路にチエーン17の走行を安定
にさせるためのチエーンレール26を設けておくのが好ま
しい。これらのレール25,26の設置には第13図によう
に、両側の架台21にレール用架台27を跨設してこれを利
用するのが良い。また、チエーン張りレール25とチエー
ンレール26とを上,下の位置を互いに交換して設置して
も良い。2本の回転軸19,20のうち例えば回転軸19に回
転力が伝達される。絞出部材4aのチエーン17への着脱可
能な取付状態の1例は第13図中に示されているが、更に
第12図に示すように補強部材28を付設するのが好まし
い。この絞出部材4aの取付けを着脱可能とするのは、魚
種によりその腹部14bの長さの長短によつて絞出部材4a
の取付間隔を調整するためである。絞出部材4aがチエー
ン17の下方側走行路を進行するときにその先端部が魚体
14の腹部14bを押圧摺動するように各部の寸法が調整さ
れている。この態様の場合、上記構造から絞出部材4aの
先端はチエーン17の下方側走行路の水平部分の長い長さ
を水平移動することになる。
第4の態様は、内臓絞出装置4が絞出部材4aの先端側
が魚体14から受ける接触圧によりコンベア1の進行方向
に折曲可能に且つ復元力を常時与えられている状態に構
成させたものである。この態様は上記第1〜3の態様は
勿論、本発明装置のすべてに適用可能である。ここに上
記第2の態様に適用された場合を例として説明する。第
7図〜第10図は第2の態様を示すと共に、第4の態様が
適用された状態をも示している。第7図において、頭部
14aを切除された魚体14はコンベア1に載置されて矢印
X方向に進み、所定の位置すなわち第4図に示すように
頭部切口面14gの背肉側が固定ガイド板6に接触する位
置に達したとき、絞出部材4aaの先端部が肛門14eから押
圧摺動し始め、頭部切口面14gの背肉側が固定ガイド板
6から外れないうちに摺動し終るように、コンベア1の
進行速度と絞出部材4aの先端部の移動速度とが調整され
ているのが前記したように原則である。しかしながら、
ほぼ同寸として取り扱う魚群でも必ずしも厳密には同寸
でなくまたコンベア1の区画部1a内における魚体14の載
置位置にも若干のバラツキはあり、更に内臓の絞出しを
効果的に行うにはできれば絞出部材4aの先端部が進行し
つつある魚体14の全腹長に亘つて背肉部14cとの境界に
沿つて、すなわち絞出部材4aの先端部がコンベア1の進
行方向に対しこれと直角に移動するのでなく多少進行方
向にずれながら斜めに移動するのが好ましい。このよう
に現実に起こる様々なバラツキと効果的な内臓絞出しに
対処したのがこの第4の態様である。この態様の具体例
を図面よつて説明する。第10図に示すように、絞出部材
4aは弾性体4aaを含む先端側4aeと基部側4afとの2部分
から成る(第7図の如く第2の態様に適用された場合
は、絞出部材4aの本体4adが上記のように2部分から成
ることになる)。この2部分はそれぞれそれらの境界に
互いに密着する端板4ag,4ahを有しておりそして先端側4
aeがこの境界からコンベア1の進行方向に折曲可能なよ
うに上記端板4ag,4ahがコンベア1の進行方向側でヒン
ヂ4aiにより連結されていると共に、復元力を常時与え
るためのスプリング4ajが取り付けられている。
が魚体14から受ける接触圧によりコンベア1の進行方向
に折曲可能に且つ復元力を常時与えられている状態に構
成させたものである。この態様は上記第1〜3の態様は
勿論、本発明装置のすべてに適用可能である。ここに上
記第2の態様に適用された場合を例として説明する。第
7図〜第10図は第2の態様を示すと共に、第4の態様が
適用された状態をも示している。第7図において、頭部
14aを切除された魚体14はコンベア1に載置されて矢印
X方向に進み、所定の位置すなわち第4図に示すように
頭部切口面14gの背肉側が固定ガイド板6に接触する位
置に達したとき、絞出部材4aaの先端部が肛門14eから押
圧摺動し始め、頭部切口面14gの背肉側が固定ガイド板
6から外れないうちに摺動し終るように、コンベア1の
進行速度と絞出部材4aの先端部の移動速度とが調整され
ているのが前記したように原則である。しかしながら、
ほぼ同寸として取り扱う魚群でも必ずしも厳密には同寸
でなくまたコンベア1の区画部1a内における魚体14の載
置位置にも若干のバラツキはあり、更に内臓の絞出しを
効果的に行うにはできれば絞出部材4aの先端部が進行し
つつある魚体14の全腹長に亘つて背肉部14cとの境界に
沿つて、すなわち絞出部材4aの先端部がコンベア1の進
行方向に対しこれと直角に移動するのでなく多少進行方
向にずれながら斜めに移動するのが好ましい。このよう
に現実に起こる様々なバラツキと効果的な内臓絞出しに
対処したのがこの第4の態様である。この態様の具体例
を図面よつて説明する。第10図に示すように、絞出部材
4aは弾性体4aaを含む先端側4aeと基部側4afとの2部分
から成る(第7図の如く第2の態様に適用された場合
は、絞出部材4aの本体4adが上記のように2部分から成
ることになる)。この2部分はそれぞれそれらの境界に
互いに密着する端板4ag,4ahを有しておりそして先端側4
aeがこの境界からコンベア1の進行方向に折曲可能なよ
うに上記端板4ag,4ahがコンベア1の進行方向側でヒン
ヂ4aiにより連結されていると共に、復元力を常時与え
るためのスプリング4ajが取り付けられている。
第5の態様は、絞出部材4aの先端側4aeが基部側4afに
対しその長さ方向を回転軸とする回転可能に且つ任意の
位置で基部側4afに固定可能に構成されたものである。
絞出部材4aはその魚体14との接触部分を成す弾性体4aa
が、図例のようなヘラ状でも第5図(ロ)のようなロー
ラ状でも更にはその他の形状のものでも、魚体14の体型
によつてその方向を調整するのが好ましい場合がある。
そのため第10図に示すように、上記先端側4aeの先端と
反対側の端部に固着した弾性体角度調整板4akを上記端
板4agに回転可能に且つ円周状長穴4alとセツトボルト4a
mとで任意の角度位置で固定し得る構造を採用するのが
好ましい。この回転は第10図についていえば端板4agと4
ahとをその中心に回転軸を設けてその回りに回転する構
造としてもよいが、回転軸を設けなくても適切に設けた
複数個の円周状長穴4alによるだけでも可能である(な
おこの第5の態様は第10図だけに示し、第10図の関連す
る第7図〜第9図には煩鎖を避けて示していない)。こ
の弾性体角度調整構造は第4の態様とは独立に本発明装
置のすべてに適用可能である。
対しその長さ方向を回転軸とする回転可能に且つ任意の
位置で基部側4afに固定可能に構成されたものである。
絞出部材4aはその魚体14との接触部分を成す弾性体4aa
が、図例のようなヘラ状でも第5図(ロ)のようなロー
ラ状でも更にはその他の形状のものでも、魚体14の体型
によつてその方向を調整するのが好ましい場合がある。
そのため第10図に示すように、上記先端側4aeの先端と
反対側の端部に固着した弾性体角度調整板4akを上記端
板4agに回転可能に且つ円周状長穴4alとセツトボルト4a
mとで任意の角度位置で固定し得る構造を採用するのが
好ましい。この回転は第10図についていえば端板4agと4
ahとをその中心に回転軸を設けてその回りに回転する構
造としてもよいが、回転軸を設けなくても適切に設けた
複数個の円周状長穴4alによるだけでも可能である(な
おこの第5の態様は第10図だけに示し、第10図の関連す
る第7図〜第9図には煩鎖を避けて示していない)。こ
の弾性体角度調整構造は第4の態様とは独立に本発明装
置のすべてに適用可能である。
上記した如く構成されている本発明に係る魚体の内臓
除去装置を使用して本発明に係る魚体の内臓除去方法を
実施する操作について次に説明する。
除去装置を使用して本発明に係る魚体の内臓除去方法を
実施する操作について次に説明する。
漁獲された魚体14は、第3図に示すように腹部14bを
進行方向に向け且つ頭部14aがコンベア1の端縁より突
出した状態でコンベア1上に載置移送される。このとき
頭部移送コンベア2が設置されていると、コンベア1の
端縁より突出している魚体14の頭部14aを支持できるの
で安定した状態で魚体14が移送される。次いで、魚体14
は保持具7により確実に保持された状態でその頭部14a
をカツタ3により切除され、更にコンベア1により移動
せしめられ、押圧板5によりコンベア1上に押圧された
状態で絞出部材4aが腹部14bを押圧摺動される。この
際、固設されている固定ガイド板6に魚体14の頭部切口
面14gの背肉部14cが当接して魚体14が絞出部材4aの摺動
方向へコンベア1上からはみ出すことや脱落することが
防止され、また押圧板5が魚体14の背肉部14cをコンベ
ア1上に押圧しているので内臓絞出部材4により腹部14
b上を押圧摺動されて進行方向後方に屈曲しようとする
魚体14は真直ぐな状態に維持されるのである。また魚体
14に接触してその腹部14bを押圧摺動する絞出部材4aの
先端部が弾性体4aaより成つているので、魚体14を損傷
することはない。
進行方向に向け且つ頭部14aがコンベア1の端縁より突
出した状態でコンベア1上に載置移送される。このとき
頭部移送コンベア2が設置されていると、コンベア1の
端縁より突出している魚体14の頭部14aを支持できるの
で安定した状態で魚体14が移送される。次いで、魚体14
は保持具7により確実に保持された状態でその頭部14a
をカツタ3により切除され、更にコンベア1により移動
せしめられ、押圧板5によりコンベア1上に押圧された
状態で絞出部材4aが腹部14bを押圧摺動される。この
際、固設されている固定ガイド板6に魚体14の頭部切口
面14gの背肉部14cが当接して魚体14が絞出部材4aの摺動
方向へコンベア1上からはみ出すことや脱落することが
防止され、また押圧板5が魚体14の背肉部14cをコンベ
ア1上に押圧しているので内臓絞出部材4により腹部14
b上を押圧摺動されて進行方向後方に屈曲しようとする
魚体14は真直ぐな状態に維持されるのである。また魚体
14に接触してその腹部14bを押圧摺動する絞出部材4aの
先端部が弾性体4aaより成つているので、魚体14を損傷
することはない。
次に内臓絞出装置4の各態様の作用を説明する。
第1の態様によると、絞出部材4aの先端部は回転軸15
を中心とする円軌道がコンベア1上の魚体14と重なる部
分でだけ押圧摺動作用をするので、弾性体4aaの弾性に
よる撓みを考慮してもその作用をする距離は短く比較的
小形の魚体14に適し、装置費用は少なく済む。
を中心とする円軌道がコンベア1上の魚体14と重なる部
分でだけ押圧摺動作用をするので、弾性体4aaの弾性に
よる撓みを考慮してもその作用をする距離は短く比較的
小形の魚体14に適し、装置費用は少なく済む。
第2の態様によると、回転軸15の回転により絞出部材
4aのカムフオロア4abがカム溝16aの下弦部分16aaを通過
する時の絞出部材4aの先端部の水平移動によつて魚体腹
部14bの押圧摺動作用をする。従つて大形の魚体に適す
る。この水平移動距離はカム16の取替によつて変え得る
が、カム16の大きさや絞出部材4aの本体4adのスライド
距離に設計上の限界があるので、適用可能な魚体14の大
きさにも或る程度の限界がある。
4aのカムフオロア4abがカム溝16aの下弦部分16aaを通過
する時の絞出部材4aの先端部の水平移動によつて魚体腹
部14bの押圧摺動作用をする。従つて大形の魚体に適す
る。この水平移動距離はカム16の取替によつて変え得る
が、カム16の大きさや絞出部材4aの本体4adのスライド
距離に設計上の限界があるので、適用可能な魚体14の大
きさにも或る程度の限界がある。
第3の態様によると、絞出部材4aは完全に水平移動す
る。そして回転軸19,20間の距離を長くとることによ
り、絞出部材4aの水平移動距離に制限はないから、大形
を含めどのような大きさの魚体にも適用可能に構成でき
る。
る。そして回転軸19,20間の距離を長くとることによ
り、絞出部材4aの水平移動距離に制限はないから、大形
を含めどのような大きさの魚体にも適用可能に構成でき
る。
第4の態様によると、内臓絞出し時に絞出部材4aの先
端部が未だ頭部切口面14gに達しないうちに魚体14の背
肉部14cによりコンベア1の進行方向に接触圧を受けて
も、その先端側4aeがスプリング4ajによる復元力を与え
られながら接触圧方向に折曲するので、背肉部14cに沿
つて腹部14bを押圧摺動する。従つて絞出開始点におけ
る絞出部材4aの先端部の位置を正規の位置よりもやゝ背
肉部14c寄りに設定しておくことにより、魚体14の寸
法,区画部1a内の載置位置等に若干のバラツキがあつて
も、その内臓を効果的に絞り出すことができる。
端部が未だ頭部切口面14gに達しないうちに魚体14の背
肉部14cによりコンベア1の進行方向に接触圧を受けて
も、その先端側4aeがスプリング4ajによる復元力を与え
られながら接触圧方向に折曲するので、背肉部14cに沿
つて腹部14bを押圧摺動する。従つて絞出開始点におけ
る絞出部材4aの先端部の位置を正規の位置よりもやゝ背
肉部14c寄りに設定しておくことにより、魚体14の寸
法,区画部1a内の載置位置等に若干のバラツキがあつて
も、その内臓を効果的に絞り出すことができる。
第5の態様によると、絞出部材4aの先端部を魚体14の
体形に合わせて最適の角度に調整して効果的な内臓絞出
しを可能とさせる。
体形に合わせて最適の角度に調整して効果的な内臓絞出
しを可能とさせる。
かくして絞り出される魚体14の内臓14fは卵巣や白子
等の食用に利用される他、内臓14fから抽出される油も
利用されるので内臓案内ガイド8が設けられていると内
臓14fの処理を容易に行うことができる。
等の食用に利用される他、内臓14fから抽出される油も
利用されるので内臓案内ガイド8が設けられていると内
臓14fの処理を容易に行うことができる。
以上詳述した如き本発明に係る魚体の内臓除去方法を
実施した魚体の内臓除去装置は、頭部の切除された魚体
からその魚体を屈曲させることなく内臓を絞り出すこと
ができる。また、様々な態様を魚体の大きさや体形に合
わせて選択することにより、内臓の絞出しを最も効果的
に行うことを可能とさせ、それに伴つて隣合う魚体同士
の間隔を狭くして装置の高速化を図ることができるので
処理能力が大幅に向上する。また骨部除去装置に魚体を
供給する際に魚体の修正が必要でないから人手が不要で
あり人件費が削減され経済性に優れているのである。
実施した魚体の内臓除去装置は、頭部の切除された魚体
からその魚体を屈曲させることなく内臓を絞り出すこと
ができる。また、様々な態様を魚体の大きさや体形に合
わせて選択することにより、内臓の絞出しを最も効果的
に行うことを可能とさせ、それに伴つて隣合う魚体同士
の間隔を狭くして装置の高速化を図ることができるので
処理能力が大幅に向上する。また骨部除去装置に魚体を
供給する際に魚体の修正が必要でないから人手が不要で
あり人件費が削減され経済性に優れているのである。
更に頭部を切除する際に保持板でコンベア上に魚体を
押圧しているので頭部をスムーズに切除をでき、また内
臓を絞り出す際に魚体腹部を押圧摺動するものが弾性体
であるので魚体に与える影響が少ないと共に絞り出され
る内臓を損傷することも無く、更に内臓案内ガイドや頭
部案内ガイドが設けられている場合には内臓や頭部を回
収して卵巣等を食用にしたり頭部を飼料にしたりして魚
体全てを無駄なく利用することができる等種々の利点を
有しており、その工業的価値は非常に大きなものであ
る。
押圧しているので頭部をスムーズに切除をでき、また内
臓を絞り出す際に魚体腹部を押圧摺動するものが弾性体
であるので魚体に与える影響が少ないと共に絞り出され
る内臓を損傷することも無く、更に内臓案内ガイドや頭
部案内ガイドが設けられている場合には内臓や頭部を回
収して卵巣等を食用にしたり頭部を飼料にしたりして魚
体全てを無駄なく利用することができる等種々の利点を
有しており、その工業的価値は非常に大きなものであ
る。
第1図は本発明に係る魚体の内臓除去方法の実施に使用
される装置の1実施例を示す平面図、第2図は同正面
図、第3図は第1図において魚体の頭部を切除する状態
を示す要部説明平面図、第4図は第2図において魚体の
内臓を絞り出す状態を示す要部説明正面図、第5図
(イ)及び(ロ)はそれぞれ絞出部材の弾性体の形状例
を示す拡大斜視図、第6図はコンベアの区画部の形状を
示す拡大斜視図、第7図は内臓絞出装置の他の態様を示
す正面図、第8図は第7図の内臓絞出装置のコンベアの
下流側がら上流方向に見た側面図、第9図は第8図中の
一部拡大説明図、第10図は同じく一部拡大斜視図、第11
図は内臓絞出装置の更に他の態様を示す正面説明図、第
12図は第11図の内臓絞出装置の側面説明図、第13図は第
11図の内臓絞出装置をその付属装置と併わせて示す斜視
説明図、第14図は内臓を除去される魚体の形状を示す正
面図、第15図は骨部除去装置を簡略に示す説明正面図、
第16図は第15図における(イ)A−A線端面図,(ロ)
B−B線端面図,(ハ)C−C線端面図である。 図面中、 1……コンベア 1a……区画部 2……頭部移送コンベア 3……カツタ 4……内臓絞出装置 4a……絞出部材 4aa……弾性体 4ab……カムフオロア 4ac……基部 4aca……長穴 4ad……本体 4ada……弾性体保具 4adb……スライドガイド 4adc……ストツパー 4ae……先端側 4af……基部側 4ag……端板 4ah……端板 4ai……ヒンヂ 4aj……スプリング 4ak……弾性体角度調整板 4al……円周状長穴 4am……セツトボルト 5……押圧板 6……固定ガイド板 7……保持具 8……内臓案内ガイド 9……頭部案内ガイド 10……スプリング(保持具用) 11……スプリング(押圧板用) 12……骨部除去装置 12a……ベルト 12b……腹部切開カツタ 12c,12d……骨部除去カツタ 13……タイミング装置 14……魚体 14a……頭部 14b……腹部 14c……背肉部 14d……尾部 14e……肛門 14f……内臓 14g……頭部切口面 15……回転軸 16……カム 16a……カム溝 16aa……下弦部分 16ab……円周形状の部分 17……チエーン 18……スプロケツト 19……回転軸 20……回転軸 21……架台 22……軸受 23……スプリング 24……可動レール架台 25……チエーン張りレール 26……チエーンレール 27……レール用架台 28……補強部材
される装置の1実施例を示す平面図、第2図は同正面
図、第3図は第1図において魚体の頭部を切除する状態
を示す要部説明平面図、第4図は第2図において魚体の
内臓を絞り出す状態を示す要部説明正面図、第5図
(イ)及び(ロ)はそれぞれ絞出部材の弾性体の形状例
を示す拡大斜視図、第6図はコンベアの区画部の形状を
示す拡大斜視図、第7図は内臓絞出装置の他の態様を示
す正面図、第8図は第7図の内臓絞出装置のコンベアの
下流側がら上流方向に見た側面図、第9図は第8図中の
一部拡大説明図、第10図は同じく一部拡大斜視図、第11
図は内臓絞出装置の更に他の態様を示す正面説明図、第
12図は第11図の内臓絞出装置の側面説明図、第13図は第
11図の内臓絞出装置をその付属装置と併わせて示す斜視
説明図、第14図は内臓を除去される魚体の形状を示す正
面図、第15図は骨部除去装置を簡略に示す説明正面図、
第16図は第15図における(イ)A−A線端面図,(ロ)
B−B線端面図,(ハ)C−C線端面図である。 図面中、 1……コンベア 1a……区画部 2……頭部移送コンベア 3……カツタ 4……内臓絞出装置 4a……絞出部材 4aa……弾性体 4ab……カムフオロア 4ac……基部 4aca……長穴 4ad……本体 4ada……弾性体保具 4adb……スライドガイド 4adc……ストツパー 4ae……先端側 4af……基部側 4ag……端板 4ah……端板 4ai……ヒンヂ 4aj……スプリング 4ak……弾性体角度調整板 4al……円周状長穴 4am……セツトボルト 5……押圧板 6……固定ガイド板 7……保持具 8……内臓案内ガイド 9……頭部案内ガイド 10……スプリング(保持具用) 11……スプリング(押圧板用) 12……骨部除去装置 12a……ベルト 12b……腹部切開カツタ 12c,12d……骨部除去カツタ 13……タイミング装置 14……魚体 14a……頭部 14b……腹部 14c……背肉部 14d……尾部 14e……肛門 14f……内臓 14g……頭部切口面 15……回転軸 16……カム 16a……カム溝 16aa……下弦部分 16ab……円周形状の部分 17……チエーン 18……スプロケツト 19……回転軸 20……回転軸 21……架台 22……軸受 23……スプリング 24……可動レール架台 25……チエーン張りレール 26……チエーンレール 27……レール用架台 28……補強部材
Claims (14)
- 【請求項1】進行方向に対してほぼ直角方向に所定間隔
毎に多数の区画部に区画されており一定速度で所定方向
に回動するコンベア上に腹部を進行方向に向け且つ頭部
をコンベア端縁から突出させた状態に供給した魚体の頭
部を前記コンベアの端縁位置でカツタにより切除した後
に、該魚体の背肉部を前記コンベア上に押圧すると共に
該魚体の頭部切口面の背肉側が固定ガイド板に当接した
際に該魚体腹部上を肛門から頭部切口面側に向けて弾性
体を押圧摺動させることにより内臓を絞り出すことを特
徴とする魚体の内臓除去方法。 - 【請求項2】コンベアとして進行方向側の側壁を上方に
傾斜せしめた断面略コの字状に形成されている各区画部
を有するコンベアを使用する請求項1に記載の魚体の内
臓除去方法。 - 【請求項3】進行方向に対してほぼ直角方向に所定間隔
毎に多数の区画部(1a)に区画されており一定方向に所
定速度で回動するコンベア(1)と、該コンベア(1)
の区画部(1a)内に腹部(14b)を進行方向に向け且つ
頭部(14a)を該コンベア(1)の端縁から突出した状
態で載置移送される魚体(14)の頭部(14a)を該コン
ベア(1)の端縁位置で切除するための回転駆動される
カツタ(3)と、該カツタ(3)で頭部(14a)を切除
される魚体(14)を保持する保持具(7)と、頭部(14
a)を切除された魚体(14)の背肉部(14c)をスプリン
グ(11)の作用によつてコンベア(1)上に押圧せしめ
る押圧板(5)と、該押圧板(5)により背肉部(14
c)を押圧されている魚体(14)の頭部切口面(14g)が
当接する位置に固設されている固定ガイド板(6)と、
前記押圧板(5)により背肉部(14c)が押圧されてい
ると共に上記固定ガイド板(6)に頭部切口面(14g)
の背肉側が当接した状態にある魚体(14)の腹部(14
b)上を肛門(14e)から頭部切口面(14g)側に向けて
押圧摺動して内臓を絞り出すための少なくとも魚体(1
4)との接触部分が弾性体(4aa)から成る絞出部材(4
a)を装着された内臓絞出装置(4)を備えていること
を特徴とする魚体の内臓除去装置。 - 【請求項4】頭部(14a)をコンベア(1)の端縁から
突出した状態で載置移送される魚体(14)の頭部(14
a)が載置され上記コンベア(1)の進行方向と平行に
且つ同速度で回動する頭部移送コンベア(2)が設けら
れている請求項3に記載の魚体の内臓除去装置。 - 【請求項5】コンベア(1)の区画部(1a)がその進行
方向側の側壁を上方に傾斜せしめた断面略コの字状に形
成されている請求項3又は4に記載の魚体の内臓除去装
置。 - 【請求項6】内臓絞出装置(4)により絞り出された内
臓(14f)を受ける内臓案内ガイド(8)が設けられて
いる請求項3から5までのいずれか1項に記載の魚体の
内臓除去装置。 - 【請求項7】魚体(14)の切除された頭部(14a)を受
ける頭部案内ガイド(9)が設けられている請求項3か
ら6までのいずれか1項に記載の魚体の内臓除去装置。 - 【請求項8】絞出部材(4a)の弾性体(4aa)がへら状
に形成されたものである請求項3から7までのいずれか
1項に記載の魚体の内臓除去装置。 - 【請求項9】絞出部材(4a)の弾性体(4aa)がローラ
状に形成されたものである請求項3から7までのいずれ
か1項に記載の魚体の内臓除去装置。 - 【請求項10】内臓絞出装置(4)が、コンベア(1)
の進行方向と平行な回転軸(15)に1個以上の絞出部材
(4a)が半径方向に取外し可能に取り付けられたもので
ある請求項8又は9に記載の魚体の内臓除去装置。 - 【請求項11】内臓絞出装置(4)の絞出部材(4a)が
長さ方向にスライド自在に回転軸(15)に装着されてお
り、絞出部材(4a)の回転面に沿つてカム(16)が取替
可能に固設されていてそのカム溝(16a)の形状がコン
ベア面にほぼ平行な直線状の下弦部分(16aa)とその他
の部分を成す回転軸(15)を中心とするほぼ円周形状の
部分(16ab)とから成つており、該カム溝(16a)に上
記絞出部材(4a)に設けられたカムフオロア(4ab)が
係合していて回転軸(15)の回転により絞出部材(4a)
の魚体(14)との接触部がコンベア面の近傍においては
該面とほぼ平行に水平移動する構造の請求項10に記載の
魚体の内臓除去装置。 - 【請求項12】内臓絞出装置(4)が、コンベア(1)
の進行方向と直角に回動する2本のエンドレスなチエー
ン(17)に跨つて1本以上の絞出部材(4a)が着脱可能
に取り付けられて成る請求項8又は9に記載の魚体の内
臓除去装置。 - 【請求項13】絞出部材(4a)の先端側(4ae)が魚体
(14)から受ける接触圧によりコンベア(1)の進行方
向に折曲可能で且つ復元力を常時与えられている状態に
構成された請求項3から12までのいずれか1項に記載の
魚体の内臓除去装置。 - 【請求項14】絞出部材(4a)の先端側(4ae)が基部
側(4af)に対し長さ方向を回転軸として回転可能に且
つ任意の位置で基部側(4af)に固定可能に構成されて
いる請求項3から13までのいずれか1項に記載の魚体の
内臓除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2045892A JP2766917B2 (ja) | 1989-03-01 | 1990-02-28 | 魚体の内臓除去方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-46481 | 1989-03-01 | ||
JP4648189 | 1989-03-01 | ||
JP2045892A JP2766917B2 (ja) | 1989-03-01 | 1990-02-28 | 魚体の内臓除去方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0347031A JPH0347031A (ja) | 1991-02-28 |
JP2766917B2 true JP2766917B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=26385983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2045892A Expired - Lifetime JP2766917B2 (ja) | 1989-03-01 | 1990-02-28 | 魚体の内臓除去方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2766917B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100437675B1 (ko) * | 2002-07-22 | 2004-06-30 | 유봉덕 | 멸치 내장 제거장치 |
JPWO2006098261A1 (ja) * | 2005-03-14 | 2008-08-21 | サカタインクス株式会社 | 処理顔料及びその用途 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP2045892A patent/JP2766917B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0347031A (ja) | 1991-02-28 |
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