JPH054055B2 - - Google Patents

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JPH054055B2
JPH054055B2 JP2124320A JP12432090A JPH054055B2 JP H054055 B2 JPH054055 B2 JP H054055B2 JP 2124320 A JP2124320 A JP 2124320A JP 12432090 A JP12432090 A JP 12432090A JP H054055 B2 JPH054055 B2 JP H054055B2
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JP
Japan
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fish
abdominal cavity
internal organs
abdominal
suction
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JP2124320A
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English (en)
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JPH02312539A (ja
Inventor
Yaanke Yoahimu
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Norudeitsusheru Mashiinenbau Ruudorufu Baaderu Unto Co KG GmbH
Original Assignee
Norudeitsusheru Mashiinenbau Ruudorufu Baaderu Unto Co KG GmbH
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Publication date
Application filed by Norudeitsusheru Mashiinenbau Ruudorufu Baaderu Unto Co KG GmbH filed Critical Norudeitsusheru Mashiinenbau Ruudorufu Baaderu Unto Co KG GmbH
Publication of JPH02312539A publication Critical patent/JPH02312539A/ja
Publication of JPH054055B2 publication Critical patent/JPH054055B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C25/00Processing fish ; Curing of fish; Stunning of fish by electric current; Investigating fish by optical means
    • A22C25/14Beheading, eviscerating, or cleaning fish
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C25/00Processing fish ; Curing of fish; Stunning of fish by electric current; Investigating fish by optical means
    • A22C25/14Beheading, eviscerating, or cleaning fish
    • A22C25/145Eviscerating fish
    • A22C25/147Eviscerating by means of vacuum or suction devices

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鱒等の養殖魚などの頭付き魚の内臓
を除去する方法であつて、肛門領域から腹部シー
ムに沿つて腹腔を囲む腹壁を切つて腹腔を開くこ
とにより内臓を除去する方法に関し、又、その方
法を実施するための装置であつて、該装置に、処
理対象の魚用の少なくとも1個の魚受け部を含む
コンベヤーが設けてあり、該魚受け部が上記魚を
少なくともその背部で支持してその尾を先頭にし
て押し、上記装置に、上記方法に従つて魚を処理
するために、魚の進路に対して制御されながら運
動できる処理手段が設けてあり、該処理手段が、
回転駆動されて肛門とえら腔との間の範囲で腹腔
を開く切断工具と、腹腔壁を拡開する拡開器と、
吸引効果により内臓を除去する内臓除去手段とを
備えている装置に関する。
特にこの種の魚の内臓を除去する場合、腹腔か
ら全ての内臓部分を除去し、又その場合に血流
(腎臓)も除去するように処理することが必要で
ある。その様な処理では、腹部の内壁をそのまま
にしておくことが特に重要である。更に、その処
理では、単純な方法により、えらを除去したり残
したりできることが必要となる。従つて、解剖学
的な魚体構造に基づくと、肛門から頭部側へ処理
を行うことが前提条件となる。
〔従来の技術〕
その様な原理で機能するいくつかの装置が既に
知られている。
例えば、DE−PS 28 32 259から公知の装置で
は、魚はトラフ(桶又は樋)付きチエーンによ
り、その背部を下にして頭部を押されながら尾を
先頭にして、処理工具の作動範囲を運搬される。
処理は、処理工具を魚の輸送進路内に制御しなが
ら運動させて行われる。この処理でも目的は同様
であり、腹壁を切つた後に、腹腔に水を注入して
内臓全体に膨れさせて、吸引ポンプで内臓を除去
する。吸引ポンプ工具の構造的理由により、えら
の除去は不可能であり、食道を完全に除去するこ
とも確実には行えない。
DS−OS 22 32 633による装置でも同じ結果と
なる。その装置では、魚の尾をコンベヤーが掴
み、この引つ張りにより魚が輸送される。
その様な形式の別の従来技術構成がDE−PS
33 43 789に記載されており、そこに示された装
置では、魚はえら蓋の裏側を掴まれ、頭を先頭に
して運ばれる。腹腔を開いた後、魚と共に移動す
る吸引ノズルがえら腔の領域において腹腔に挿入
され、両者が共に移動する間に、吸引ノズルに設
けられて制御状態で運動可能なナイフ要素によ
り、食道が切断される。
えらと内臓とを除去する装置はDE−OS 15 79
427に記載されている。この装置では、魚は頭を
先頭にしてそこを挾持されながら運ばれ、最初
に、運搬方向に対して横方向の2つの切り込みが
えら腔と下顎の領域に入れられる。その後に、え
ら腔の切り込みと肛門との間で腹腔が開かれ、え
ら腔の切り込みと下顎の切り込みとの間に位置す
る肉の橋状部(ブリツジ)がベンチ状工具で掴ま
れ、えらと内臓とがちぎり取られる。
DS−OS 25 30 013も類似した装置を示してい
る。
これらの装置では、正確な処理を行うには魚を
非常に正確に位置決めしなければならないが、当
然のこととして魚には寸法差があるので、正確な
位置決めを確実には行えないという不具当があ
る。更に、その機能的な理由により、一部の工具
は高価で破損しやすい。
〔発明の課題〕
本発明の主要な課題は、機械的な内臓除去技術
を改良し、種々の寸法の魚について、高能率で失
敗のない作業結果を得ることにある。
更に本発明の主要な課題は、上述の条件を考慮
した上で、内臓を除去する際に、単純な調節だけ
でえらを選択的に除去したり残したりできるよう
にすることにある。
〔発明の要旨〕
肛門領域から腹部シームに沿つて腹腔を囲む腹
壁を切つて腹腔を開き、内臓を肛門から頭部側へ
連続的に回収しながら吸引作用により内臓を除去
する方法において、上記課題を達成するために、
腹腔を開くのと同時に、肛門の領域で腸を腹壁か
ら外し、食道と、選択的にえらとを挾み付けて掴
み、口腔の領域でちぎり取るようになつている。
この方法を最適の形で実施するための装置に
は、処理対象の魚用の少なくとも1個の魚受け部
を含むコンベヤーが設けてあり、該魚受け部が上
記魚を少なくともその背部で支持してその尾を先
頭にして押し、上記装置に、上記方法に従つて魚
を処理するために、魚の進路に対して制御されな
がら運動できる処理手段が設けてあり、該処理手
段が、回転駆動されて肛門とえら腔との間の範囲
で腹腔を開く切断工具と、腹腔壁を拡開する拡開
器と、吸引効果により内臓を除去する内臓除去手
段とを備えており、その様な装置において、腹腔
開放用の切断工具が、円形ナイフと、その両側面
に併設されて円形ナイフの切断縁の近傍まで概ね
半径方向に延びるナイフ刃とを備え、内臓除去手
段が、魚の運搬方向と逆に向いた吸引開口を有す
る吸引ノズルを有しており、魚の血流を少なくと
も部分的に開放する掻き取り工具が切断工具と吸
引ノズルとの間に配置されている。
処理対象の魚の固定・位置決め・整列を行うた
めに、コンベヤーには個々に独立して互いに連続
して配置される複数のトラフを設け、トラフの先
頭端部に、魚の尾範囲用の制御型クランプ(締め
付け)機構を設け、その終端部に、魚の下顎に到
達する頭部ストツパーを設けることもできる。そ
の様なコンバヤートラフを使用すると、魚処理手
段の運動を制御するために、構造が簡単でコンベ
ヤーと同期して駆動される剛体カム駆動部又は機
構を使用でき、又、養殖魚のバツチ処理の際に通
常は魚の寸法が変化するが、そのような魚を容易
に取り扱つて処理するために、コンベヤーには寸
法の異なるコンベヤートラフを装備して、寸法の
異なる魚を受け取るようにできる。その様な実施
例では、魚受け取り用の運搬トラフの設計は、処
理対象の魚の寸法を基本にして、カム駆動部によ
り決定される制御状態の運動進路、特に、腹腔開
放用の切断工具の運動進路に対して相対的に決定
し、又、魚の背を支持するトラフ底部表面の高
さ、ならびに、頭部キヤツチ(ストツパー)の位
置を考慮することが好ましい。寸法の異なる魚を
寸法の異なるトラフへ簡単に供給するために、魚
トラフは寸法別に色分けしてもよい。
機能が確認されている腹腔開放用の切断工具と
しては、対称面取り部により切断縁を形成した円
形ナイフがある。円形ナイフの両側面に対して平
坦な状態でナイフ刃が設けてあり、そのナイフ刃
の、少なくとも円形ナイフの面取り部の範囲内へ
突出する部分の範囲には、円形ナイフの回転方向
での先頭側に、ナイフ刃面取り部で鋭利化された
少なくとも1個の縁が設けてあり、又、そのナイ
フ刃面取り部は円形ナイフの側面側を向くナイフ
刃の面に設けてある。血流はスクレーパー(掻き
取り器)で開くことができ、該スクレーパーは、
腹腔の断面に概ね対応する外部輪郭を有するへら
又は鋤形要素を備えており、該要素には、少なく
とも魚の腹腔の奥深くまで入り込む範囲に、鋭利
な輪郭縁が設けてあり、該縁がコンベヤートラフ
の運動方向に逆向きに位置している。
内臓を確実かつ正確に受け取るために、吸引ノ
ズルには、吸引開口を運搬トラフの運動方向と逆
向きに位置させて設けることができ、又、腹腔内
へ入る部分において腹腔の断面形状に概ね対応さ
せたハウジングを設けることができる。
これに関し、魚の腹腔に入る吸引ノズルの部分
に、シヤベル形付属部分又は突起を設けると特に
効果的である。魚にえらを残す場合、シヨベル形
付属部分の横包囲表面が、この先頭端からコンベ
ヤートラフの運動方向において上向きとなる片寄
り縁を形成するように構成した吸引ノズルを使用
することが好ましく、その場合、上記縁が、腹腔
から吸引ノズルの引き出す際に、えら器官を片寄
らせる。えらも除去するには、シヨベル形付属部
分が平坦なスプーン(匙)として形成されている
吸引ノズルを使用でき、その場合、付属部分をえ
ら器官の下側に係合させ、又、内臓を一時的に掴
むために独立して運動するクランプ装置をシヨベ
ル形突起に併設して、両者で内臓と共にえらをち
ぎり取る。
次に本発明を図示の実施例により更に詳細に説
明する。図面には、本発明の実施例とその原理、
及び、現時点でそれを適用した最良の形態と考え
られるものが示されている。本発明の範囲から逸
脱することなく、同一又は同等の原理を採用した
本発明の別の実施例も採用でき、又、必要に応じ
で構造的な変更を行うこともできる。
〔実施例〕
無端チエーンコンベヤー1は、適当かつ連続的
に駆動されて2個の方向変換ローラー2の回りを
回転し、又、魚処理機械の機械フレーム(図示せ
ず)に配置してある。コンベヤー1には処理対象
の魚を受け取るための魚受け部3が装備されてお
り、その受け部は、コンベヤーチエーン4に一定
の間隔で配置して取り付けたスレツド又はキヤリ
ヤー(図示せず)に固定されている。魚受け部3
は、基本的には、その対称中心面をチエーンコン
ベヤー1の運動方向(第1図の矢印方向)に向け
た上開きの運搬トラフ5(槽又は桶)で構成され
ている。各運搬トラフ5は、この終端側正面端部
7が閉鎖しており、そこに頭部ストツパー又はキ
ヤツチ8が設けてある。各運搬トラフ5の先頭側
端部9には、魚体(胴体)クランプで形成される
クランプ機構10が併設されている。上記クラン
プは椀状又は湾曲形状の2個の掴み脚部11を備
えている。両脚部11は内面が、例えば粗く仕上
げられて、確実な掴み動作を行えるようになつて
おり、運搬トラフ5の対称中心面6に対して、チ
エーンコンベヤー1の移動方向と平行な軸12を
中心にして互いに対称に旋回できるように取り付
けてある。掴み脚部11は、ばね15の力に抗し
て、フレームに固定した制御ガイド14を介して
それに連結したローラーレバー13により、開放
位置へ移動させることができる。
更に、カム駆動部16が図示されていないフレ
ームに配置されている。駆動部16は傘歯車17
により駆動され、歯車17は、一方の方向変換ロ
ーラー2に機能的に(動力を伝え得る状態で)連
結している。カム駆動部16には、それぞれ適当
な伝達ロツドに接続するカムデイスク18,1
9,20,21が設けてある。上記ロツドは、詳
細には図示されておらず、破線で示されているだ
けであるが、カムの運動に追従するとともに、工
具に機能的に連結している。該工具は運搬トラフ
5の進路の上方に取り付けてあり、この対称中心
面6内へ移動できる。複数の工具を作動順に説明
すると、それらの内の工具22は、第1カム18
により運動させられるとともに回転駆動され、円
形ナイフを有しており、その切断縁24は対称面
取り部で形成されている。円形ナイフ23は、そ
の両側面上に平坦に配置した状態でナイフ刃26
を有しており、それらのナイフ刃26は、上記円
形ナイフの切断縁24の近傍まで慨ね半径方向に
延びている。上記ナイフ刃の先頭縁27は、それ
ぞれ、面取り部25の領域において、面取り部2
8により鋭利化されている。面取り部28はナイ
フ刃26の円形ナイフ23側を向く側面に設けて
ある。ナイフ刃26は指形に分岐させて、その指
部の先頭縁を縁27と同様に鋭利にすることが好
ましい。
切断工具22の続いて拡開器29が設けてあ
る。拡開器29は、屋根形ブロツク30で形成さ
れており、その隆起縁部は運搬トラフ5側を向い
てその対称中心面6内にある。この装置では、拡
開器29は、後続のスクレーパー31(掻き取り
器)と共に、カムだけで制御されるユニツトを形
成し、第2カムデイスク19により運動させられ
るが、拡開器はばね力又は重力に抗して運搬トラ
フ5の進路外へ退避させることもできる。スクレ
ーパー31は、基本的には、へら又は鋤形要素3
2で構成されており、要素32は、対称中心面6
に対して横向きであり、その外周縁は運搬トラフ
5の運動方向と反対向きに位置するとともに、鋭
利な縁となつている。
次の工具は吸引ノズル33であり、ノズル33
は、第3カムデイスク20により制御されて、運
搬トラフ5の進路に対する高さを変えるように運
動できる。この吸引ノズル33は適当な吸引装置
(図示せず)に接続している。ノズル33はハウ
ジング34を有し、ハウジング34は、チユーブ
を4等分した円弧形状であつて、吸引装置用の上
向きに突出した連結スタツドを備えている。ハウ
ジング34は、その吸引開口35がチエーンコン
ベヤー1の運動方向に対して逆向きとなるように
並べてある。吸引開口35の下部範囲を囲むハウ
ジング34の壁は、前方に突出しており、横包囲
面37を有するシヨベル状付属部分36を形成し
ている。面37は、吸引開口35側へゆくにつれ
て、すなわち、運搬トラフ5の運動方向において
上昇する片寄り縁38を有している。そのすくい
面において付属部分36にはスロツト状開口39
が設けてあり、対応する断面形状の保持舌部40
をそこに挿入できるようになつている。このため
に、舌部40は吸引ノズル33用の取付部(図示
せず)に、ノズルの制御運動方向に移動できる状
態で配置してある。必要であれば、保持舌部40
を開口39の係合状態に保持するためのばね(図
示せず)を設ける。
第1図に示す吸引ノズル33の代わりに、第6
図の実施例のような吸引ノズル41を使用するこ
ともできる。このノズルに設けられる付属部分4
2は、平坦なスプーンで形成され、その前向き縁
は、間隙44によりフオーク状に形成されてい
る。吸引ノズル41を使用する場合、クランプ保
持器45を保持舌部40の代わりに使用し、その
場合、クランプ保持器はスプーン面と共にクラン
プ装置を構成できる。
工具例の最後には、回転駆動されるブラシ46
が、その位置を第4カムデイスク21で制御され
る状態で設けてある。
次に、装置の動作方法を、魚が装置各部を通過
する順序に従つて説明する。基本的な状態は第2
図〜第5図に示されている。
魚は、その背を下にし、尾を先頭にして運搬ト
ラフ5に入れる。頭部キヤツチ8を魚の下顎に係
合させることが重要である。トラフへ魚を入れる
作業は装置の供給範囲で行われ、その範囲では、
制御ガイド14により、運搬トラフ5の先頭縁9
に配置したクランプ機構10が開かれる。魚は全
長が運搬トラフ5と一致するように選択されてい
るので、魚の尾部分がクランプ機構の領域に入
る。このようにして魚を入れた運搬トラフ5は、
続いて工具の作業範囲へ前進させられる。工具
は、カム駆動部16の作用により、運搬トラフ5
の進路上に容易に保持できる。第1工具に到達す
る前に、クランプ機構10のローラーレバー13
が制御ガイド14から外れ、それにより、ばね1
5の作用で掴み脚部11が閉鎖でき、この時点で
魚は尾範囲でも保持される。
次に第2図の如く、切断工具22が制御されな
がら入れられる。この工程を制御する第1カムデ
イスク18は運搬トラフ5の終端側正面端部7の
位置に関連し、その輪郭は対応する魚寸法の解剖
学的構造に適合しているので、この時点で、破線
で示く如く、この工具の円形ナイフ23が魚の肛
門の部分で腹腔に入り、えら腔の領域において腹
腔から出る。このような処理において、腸を肛門
で外しておく必要があり、そうしなければ、内臓
を完全に除去することが不可能である。
この作業は、円形ナイフ23の両側面上に取り
付けたナイフ刃26で行われ、刃26は、鋭利な
縁27を備えているので、腸を完全に外す。
魚が更に前進すると、第3図の如く、拡開器2
9と鋤形要素32とを備えた制御ユニツトが第2
カムデイスク19上で運動させられて、運搬トラ
フ5の進路に入る。この工程では、拡開器29が
僅かに進み、開放状態の腹腔の腹部フラツプ(腹
壁)を拡開させてから、鋤形要素32がその腹腔
に入る。この処理では、この要素の侵入進路の寸
法は、要素がばねで付勢されて、背骨上にある血
流に当たり、鋭利な輪郭縁で上記血流を引き裂い
て開くように設定されている。
この処理の間、第4図の如く、第3カムデイス
ク20により制御されて運動させられた吸引ノズ
ル33が、運搬トラフ5の進路内へ下降し始め、
へら形要素32と拡開器29とで開放状態に保持
されたままの腹腔に侵入する。この時点で、これ
らの要素は腹腔の外へ移動し、同時に、吸引ノズ
ル33の吸引力が及ぼされる。第4図から明らか
なように、吸引ノズル33の下降中は、保持舌部
40は外れた状態にあり、又、その機能を果たす
ように、運搬トラフ5に取り付けた複数のガイド
レール(図示せず)の1つにより舌部40は支持
されている。吸引により、この段階で内臓は吸引
ノズル33へ引き入れられ、そこに集められる。
吸引ノズル33の腹腔からの引き出しは、概ねえ
ら腔の領域で行われるが、その動作よりも僅かに
前に、第5図に示く如く、保持舌部40が開放さ
れ、ばね力に助けられて舌部40が付属部分36
のシヤベル面(すくい表面)まで移動する。この
ようにして保持舌部40は開口39を貫通して、
食道と内臓とを積極的に挾持し、それにより、食
道や内臓は吸引ノズル33の引つ張り作用を受け
て腹腔から引きちぎられる。ほぼ同時に、ブラシ
46が第4のカムデイスク21により腹腔内へ移
動させられる。この侵入動作は、図示されていな
い拡開シート又はトレイにより容易に行える。
上述の処理手順では、正確に内臓を除去し、え
らを残した魚が得られる。このような処理は、吸
引ノズル33を腹腔から正確なタイミングで引き
出すことと、片寄り縁38付きの横包囲面を設け
た結果として、えら器官の下側での係合が不可能
であることとにより、確実に実現される。但し、
えら器官の除去が必要な場合、吸引ノズル33の
代わりに、第6図に示す吸引ノズル41を使用
し、又、保持舌部40の代わりに、クランプ保持
器45を使用する。更に、第3カムデイスク20
は、引き抜き動作を遅れさせることに対応させて
変更する必要がある。その様な変更は、第3カム
デイスク20を外して、別の適当なカムデイスク
を取り付けることにより行える。吸引ノズル41
は、最初は吸引ノズル33と同様に機能する。但
し、えら腔からの引き抜きよりも僅かに前に、ノ
ズルの突出付属部分42がえら器官の下側を移動
する。部分42は平坦又は浅いスプーン43で形
成され、上記移動中、えらの弓形部分と魚体との
連結点が間隙44(切り欠き)内に位置する。同
時に、ばねで付勢されたクランプ保持器45が上
記スプーン表面まで下降し、食道とえらがそこに
挾持される。これにより所望の結果が得られ、吸
引ノズル41を引き出すと、食道がちぎれ、えら
器官もちぎれて外れる。次のブラツシング処理で
は、多量の水を供給して作業が行われ、腹腔に残
留している全ての内臓及び血流が排除される。
本発明による装置は、養殖業で頻繁に見られる
ような、種々の寸法の魚をバツチ処理する場合に
特に適している。その理由は、特に、寸法の異な
る様々な運搬トラフ5をチエーンコンベヤー1に
装備できるためである。適当な寸法形状のトラフ
5を幾つか形成し、カム駆動部を変更せずに、そ
れぞれ対応する魚の処理を適切に行えるようにで
きる。確認しやすくするために、運搬トラフ5は
寸法別に色分けすると、魚に併せて選択する作業
が非常に簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は処理手段の作業範囲を装置の要部とし
て示す斜視略図、第2図は切断工具が腹腔に入つ
た時点での処理手段の作業範囲の縦断面図、第3
図は拡開器とスクレーパーの両方が腹腔に入つた
時点での第2図と同様の縦断面図、第4図は次に
吸引ノズルが腹腔に入つた時点での第2図と同様
の縦断面図、第5図は吸引ノズルが腹腔から引き
出された時点での縦断面図、第6図はえらと食道
とを除去するために設けられる吸引ノズルの斜視
図、第7図は切断工具をナイフ刃の方向において
垂直に見た断面平面図である。 1……チエーンコンベヤー、3……魚受け部、
5……運搬トラフ、7……終端正面端部、8……
キヤツチ、9……先頭端、10……クランプ機
構、16……カム駆動部、22……切断工具、2
3……円形ナイフ、24……切断縁、29……拡
開器、31……スクレーパー、33……吸引ノズ
ル、35……吸引開口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鱒等の養殖魚などの頭付き魚の内臓を除去す
    る方法であつて、肛門領域から腹部シームに沿つ
    て腹腔を囲む腹壁を切つて腹腔を開き、内臓を肛
    門から頭部側へ連続的に回収しながら吸引作用に
    より内臓を除去する方法において、腹腔を開くの
    と同時に、肛門の領域で腸を腹壁から外し、食道
    と、選択的にえらとを挾み付けて掴み、口腔の領
    域でちぎり取るようにしたことを特徴とする頭付
    き魚の内臓除去方法。 2 請求項1記載の方法を実施するための装置で
    あつて、該装置に、処理対象の魚用の少なくとも
    1個の魚受け部を含むコンベヤーが設けてあり、
    該魚受け部が上記魚を少なくともその背部で支持
    してその尾を先頭にして押し、上記装置に、上記
    方法に従つて魚を処理するために、魚の進路に対
    して制御されながら運動できる処理手段が設けて
    あり、該処理手段が、回転駆動されて肛門とえら
    腔との間の範囲で腹腔を開く切断工具と、腹腔壁
    を拡開する拡開器と、吸引効果により内臓を除去
    する内臓除去手段とを備えている装置において: 腹腔開放用の切断工具22が、円形ナイフ23
    と、その両側面に併設されて円形ナイフ23の切
    断縁24の近傍まで概ね半径方向に延びるナイフ
    刃26とを備え: 内臓除去手段が、魚の運搬方向と逆に向いた吸
    引開口35を有する吸引ノズル33を含んでお
    り; 魚の血流を少なくとも部分的に開放する掻き取
    り工具31が切断工具22と吸引ノズル33との
    間に配置されていることを特徴とする装置。
JP2124320A 1989-05-16 1990-05-16 頭付き魚の内臓除去方法及び装置 Granted JPH02312539A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3915815.2 1989-05-16
DE3915815A DE3915815C1 (ja) 1989-05-16 1989-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02312539A JPH02312539A (ja) 1990-12-27
JPH054055B2 true JPH054055B2 (ja) 1993-01-19

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ID=6380688

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