JPWO2006098261A1 - 処理顔料及びその用途 - Google Patents
処理顔料及びその用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2006098261A1 JPWO2006098261A1 JP2007508117A JP2007508117A JPWO2006098261A1 JP WO2006098261 A1 JPWO2006098261 A1 JP WO2006098261A1 JP 2007508117 A JP2007508117 A JP 2007508117A JP 2007508117 A JP2007508117 A JP 2007508117A JP WO2006098261 A1 JPWO2006098261 A1 JP WO2006098261A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pigment
- inorganic salt
- stirring
- tank
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C1/00—Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
- C09C1/44—Carbon
- C09C1/48—Carbon black
- C09C1/56—Treatment of carbon black ; Purification
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0001—Post-treatment of organic pigments or dyes
- C09B67/0002—Grinding; Milling with solid grinding or milling assistants
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F27/00—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
- B01F27/80—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
- B01F27/95—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with stirrers having planetary motion, i.e. rotating about their own axis and about a sun axis
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B67/00—Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
- C09B67/0001—Post-treatment of organic pigments or dyes
- C09B67/0022—Wet grinding of pigments
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09C—TREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
- C09C3/00—Treatment in general of inorganic materials, other than fibrous fillers, to enhance their pigmenting or filling properties
- C09C3/06—Treatment with inorganic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D11/00—Inks
- C09D11/30—Inkjet printing inks
- C09D11/32—Inkjet printing inks characterised by colouring agents
- C09D11/322—Pigment inks
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D17/00—Pigment pastes, e.g. for mixing in paints
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2004/00—Particle morphology
- C01P2004/51—Particles with a specific particle size distribution
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C01—INORGANIC CHEMISTRY
- C01P—INDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
- C01P2004/00—Particle morphology
- C01P2004/60—Particles characterised by their size
- C01P2004/61—Micrometer sized, i.e. from 1-100 micrometer
Abstract
本発明の目的は、顔料の一次粒子をさらに微細かつ均一に分散させることにより、顔料として有機顔料を使用した場合には、高い透明性や高いコントラスト比が要求される分野に使用できる処理顔料を提供することである。本発明は、3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて、顔料を無機塩で摩砕処理して得られることを特徴とする処理顔料である。
Description
本発明は、処理顔料及びその用途に関する。より詳しくは、各種印刷インキ、塗料はもとより、液晶カラーフィルター用顔料分散レジスト組成物、インクジェット用インキ、液体現像剤等の中で特に透明性やコントラスト比を求められる着色組成物としての利用を目的とした処理顔料に関する。また、その用途として、高い透明性及び高いコントラスト比を有するカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物に関する。
各種印刷インキや塗料はもとより、最近ではカラーフィルターやインクジェット用インクといった高い透明性や高いコントラスト比が求められる分野においても、着色剤として有機顔料が利用されはじめている。
近年、より高い透明性や高いコントラスト比が要求されており、その実現のために有機顔料の粒子径をより微細化することが必要となる。
有機顔料の粒子径を微細化する方法としては、3本ロールミル、サンドミル、ボールミル等の通常の分散機で顔料を微細化する方法がある。
この方法では、主に有機顔料の二次粒子を一次粒子にするだけであり、一次粒子をさらに細かくして高い透明性を得るには限界があった。
この問題点を解決するために、有機顔料と食塩等の水溶性無機塩の混合物を、水溶性無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤で湿潤させ、ニーダー等で強く練り込んだ後、水溶性無機塩及び水溶性有機溶剤を水洗により除去し、乾燥して有機顔料を微細化する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この方法では、有機顔料を一次粒子よりさらに細かくすることは可能であるが、粒子径を均一にすることが難しく、透明性やコントラスト比を向上させるには限界があった。
特開平08−179111号公報
近年、より高い透明性や高いコントラスト比が要求されており、その実現のために有機顔料の粒子径をより微細化することが必要となる。
有機顔料の粒子径を微細化する方法としては、3本ロールミル、サンドミル、ボールミル等の通常の分散機で顔料を微細化する方法がある。
この方法では、主に有機顔料の二次粒子を一次粒子にするだけであり、一次粒子をさらに細かくして高い透明性を得るには限界があった。
この問題点を解決するために、有機顔料と食塩等の水溶性無機塩の混合物を、水溶性無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤で湿潤させ、ニーダー等で強く練り込んだ後、水溶性無機塩及び水溶性有機溶剤を水洗により除去し、乾燥して有機顔料を微細化する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この方法では、有機顔料を一次粒子よりさらに細かくすることは可能であるが、粒子径を均一にすることが難しく、透明性やコントラスト比を向上させるには限界があった。
本発明が解決しようとする課題は、顔料の一次粒子をさらに微細かつ均一になるように処理して分散させることにより、顔料として有機顔料を使用した場合、高い透明性や高いコントラスト比が要求される分野に使用できる処理顔料を提供することにある。さらに、従来のものと比較して、透明性とコントラスト比がより高いレベルにあるカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記の課題を解決するために鋭意検討した結果、顔料、無機塩、無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を含有する混合物を、3本の攪拌ブレードが特定の運動をする3軸型の垂直軸型混練装置で混練した後、無機塩及び分散媒体を除去して得られる処理顔料を使用することにより、上記課題を全て解決し得ることを見いだし、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は、(1)3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて、顔料を無機塩で摩砕処理して得られることを特徴とする処理顔料に関する。
また、本発明は、(2)タンク内に顔料、無機塩、および上記無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を仕込み、3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて混練処理した後、無機塩及び無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を除去することを特徴とする処理顔料の製造方法に関する。
また、本発明は、(3)上記無機塩が水溶性無機塩であり、上記分散媒体が水溶性有機溶剤であって、混練処理後、水溶性無機塩及び水溶性有機溶剤を水洗除去する上記(2)項記載の処理顔料の製造方法に関する。
また、本発明は、(4)上記混練装置として、攪拌ヘッドに支持筒を設け、該支持筒に駆動軸を挿通し、該駆動軸に回転板を固定し、該回転板に上記駆動軸を取り囲んで各軸が平面からみて正三角形の頂点に位置するよう3本の攪拌ブレード軸を軸着し、該攪拌ブレード軸の先端に遊星歯車を設け、該遊星歯車を上記支持筒に支持した太陽歯車に係合し、上記各攪拌ブレード軸の下端に一側がタンクの内壁に近接し他側がタンクの中心に延びる径を有する攪拌ブレードを設け、さらにタンクの中心に上記攪拌ブレードが近接して運動するよう柱状体を形成した垂直軸型混練装置を用いる上記(2)項または(3)項記載の処理顔料の製造方法に関する。
また、本発明は、(5)上記(1)項記載の処理顔料、顔料分散剤、及び分散媒体を含有することを特徴とする顔料分散組成物に関する。
また、本発明は、(6)上記(5)項記載の顔料分散組成物を含有することを特徴とするカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物に関する。
すなわち、本発明は、(1)3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて、顔料を無機塩で摩砕処理して得られることを特徴とする処理顔料に関する。
また、本発明は、(2)タンク内に顔料、無機塩、および上記無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を仕込み、3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて混練処理した後、無機塩及び無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を除去することを特徴とする処理顔料の製造方法に関する。
また、本発明は、(3)上記無機塩が水溶性無機塩であり、上記分散媒体が水溶性有機溶剤であって、混練処理後、水溶性無機塩及び水溶性有機溶剤を水洗除去する上記(2)項記載の処理顔料の製造方法に関する。
また、本発明は、(4)上記混練装置として、攪拌ヘッドに支持筒を設け、該支持筒に駆動軸を挿通し、該駆動軸に回転板を固定し、該回転板に上記駆動軸を取り囲んで各軸が平面からみて正三角形の頂点に位置するよう3本の攪拌ブレード軸を軸着し、該攪拌ブレード軸の先端に遊星歯車を設け、該遊星歯車を上記支持筒に支持した太陽歯車に係合し、上記各攪拌ブレード軸の下端に一側がタンクの内壁に近接し他側がタンクの中心に延びる径を有する攪拌ブレードを設け、さらにタンクの中心に上記攪拌ブレードが近接して運動するよう柱状体を形成した垂直軸型混練装置を用いる上記(2)項または(3)項記載の処理顔料の製造方法に関する。
また、本発明は、(5)上記(1)項記載の処理顔料、顔料分散剤、及び分散媒体を含有することを特徴とする顔料分散組成物に関する。
また、本発明は、(6)上記(5)項記載の顔料分散組成物を含有することを特徴とするカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物に関する。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明の処理顔料は、3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて、顔料を無機塩で摩砕処理して得られるものである。
本発明は、顔料、無機塩、および上記無機塩を実質的に溶解しない分散媒体、特に、顔料と、水溶性の無機塩および水溶性の無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤を含有する混合物を、3本の攪拌ブレードが特定の運動をする3軸型垂直軸型混練装置で混練した後、水溶性の無機塩及び水溶性有機溶剤を除去して得られる処理顔料を使用するものである。
本発明では、混練装置として、3枚の攪拌ブレードが遊星運動、すなわち、自転運動しながら公転運動するものを用いることにより、攪拌ブレード相互間及び攪拌ブレードと装置内面のデッドスペースが非常に少なくなり、より強力で均一なせん断力が得られるものである。そのせん断力のもとで、無機塩により摩砕処理された顔料の粒子径は、一次粒子径よりも微細かつ均一になり、この処理顔料を含有する顔料分散組成物、顔料分散レジスト組成物は、顔料として有機顔料を使用した場合には、透明性やコントラスト比が従来のものより高いものとなる。
本発明の処理顔料は、3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて、顔料を無機塩で摩砕処理して得られるものである。
本発明は、顔料、無機塩、および上記無機塩を実質的に溶解しない分散媒体、特に、顔料と、水溶性の無機塩および水溶性の無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤を含有する混合物を、3本の攪拌ブレードが特定の運動をする3軸型垂直軸型混練装置で混練した後、水溶性の無機塩及び水溶性有機溶剤を除去して得られる処理顔料を使用するものである。
本発明では、混練装置として、3枚の攪拌ブレードが遊星運動、すなわち、自転運動しながら公転運動するものを用いることにより、攪拌ブレード相互間及び攪拌ブレードと装置内面のデッドスペースが非常に少なくなり、より強力で均一なせん断力が得られるものである。そのせん断力のもとで、無機塩により摩砕処理された顔料の粒子径は、一次粒子径よりも微細かつ均一になり、この処理顔料を含有する顔料分散組成物、顔料分散レジスト組成物は、顔料として有機顔料を使用した場合には、透明性やコントラスト比が従来のものより高いものとなる。
次に、本発明の処理顔料の製造方法について説明する。
本発明の処理顔料を得るために、顔料を無機塩で摩砕する方法は一般にソルトミリングと呼ばれており、タンク内に上記材料とさらに無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を仕込んで混練する湿式の処理方法が利用可能である。無機塩を実質的に溶解しない分散媒体としては、当業者がソルトミリングに通常用いるものを利用することができる。そして、通常、無機塩と分散媒体には、水溶性の無機塩と、水溶性の無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤が好ましく用いられる。
本発明の処理顔料を得るために、顔料を無機塩で摩砕する方法は一般にソルトミリングと呼ばれており、タンク内に上記材料とさらに無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を仕込んで混練する湿式の処理方法が利用可能である。無機塩を実質的に溶解しない分散媒体としては、当業者がソルトミリングに通常用いるものを利用することができる。そして、通常、無機塩と分散媒体には、水溶性の無機塩と、水溶性の無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤が好ましく用いられる。
顔料としては従来から使用されている公知の無機顔料や有機顔料が使用できる。
無機顔料としては、例えば、カーボンブラック等が挙げられる。
有機顔料としては、例えば、染料レーキ顔料、アゾ系、ベンズイミダゾロン系、フタロシアニン系、キナクリドン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジコ系、ペリレン系、ペリノン系、ジケトピロロピロール系、イソインドリノン系、ニトロ系、ニトロソ系、アンスラキノン系、フラバンスロン系、キノフタロン系、ピランスロン系、インダンスロン系等が挙げられる。
具体例としては、赤色系顔料としてC.I.ピグメントレッド(C.I.Pigment Red)9、19、38、43、88、122、123、144、149、155、166、168、177、178、179、180、188、190、202、207、208、209、216、217、220、224、226、242、254、264等;青色系顔料としてC.I.ピグメントブルー(C.I.Pigment Blue)15、15:1、15:3、15:4、15:6、16、22、29、60、64、80等;緑色系顔料としてC.I.ピグメントグリーン(C.I.Pigment Green)7、10、36、37、全ブロム化したC.I.ピグメントグリーン(C.I.Pigment Green)36(C.I.ピグメントグリーン 36のベンゼン環には、塩素原子と臭素原子が結合しているが、これらのうちの塩素原子をすべて臭素原子で置換した化学構造のものをいう);黄色系顔料としてC.I.ピグメントイエロー(C.I.Pigment Yellow)17、20、24、74、81、83、93、95、97、108、109、110、117、120、123、125、128、129、137、138、139、147、150、151、153、154、155、166、168、180、181、185、191、214等;紫色系顔料としてC.I.ピグメントバイオレット(C.I.Pigment Violet)19、23、29、30、31、37、50、88等;橙色系顔料として、C.I.ピグメントオレンジ(C.I.Pigment Orange)31、38、40、43、48、61、64、71等が挙げられる。
また、無機塩としては、水溶性のものが好ましく、例えば、食塩(塩化ナトリウム)、塩化カリウム、芒硝等が挙げられるが、無機塩の硬さ及びコストの点から食塩(塩化ナトリウム)を用いるのが好ましい。また、顔料の粒子径を一次粒子径よりもより微細かつ均一にできる点から、無機塩の粒子径は好ましくは200μm以下、より好ましくは50μm以下である。
無機顔料としては、例えば、カーボンブラック等が挙げられる。
有機顔料としては、例えば、染料レーキ顔料、アゾ系、ベンズイミダゾロン系、フタロシアニン系、キナクリドン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、インジゴ系、チオインジコ系、ペリレン系、ペリノン系、ジケトピロロピロール系、イソインドリノン系、ニトロ系、ニトロソ系、アンスラキノン系、フラバンスロン系、キノフタロン系、ピランスロン系、インダンスロン系等が挙げられる。
具体例としては、赤色系顔料としてC.I.ピグメントレッド(C.I.Pigment Red)9、19、38、43、88、122、123、144、149、155、166、168、177、178、179、180、188、190、202、207、208、209、216、217、220、224、226、242、254、264等;青色系顔料としてC.I.ピグメントブルー(C.I.Pigment Blue)15、15:1、15:3、15:4、15:6、16、22、29、60、64、80等;緑色系顔料としてC.I.ピグメントグリーン(C.I.Pigment Green)7、10、36、37、全ブロム化したC.I.ピグメントグリーン(C.I.Pigment Green)36(C.I.ピグメントグリーン 36のベンゼン環には、塩素原子と臭素原子が結合しているが、これらのうちの塩素原子をすべて臭素原子で置換した化学構造のものをいう);黄色系顔料としてC.I.ピグメントイエロー(C.I.Pigment Yellow)17、20、24、74、81、83、93、95、97、108、109、110、117、120、123、125、128、129、137、138、139、147、150、151、153、154、155、166、168、180、181、185、191、214等;紫色系顔料としてC.I.ピグメントバイオレット(C.I.Pigment Violet)19、23、29、30、31、37、50、88等;橙色系顔料として、C.I.ピグメントオレンジ(C.I.Pigment Orange)31、38、40、43、48、61、64、71等が挙げられる。
また、無機塩としては、水溶性のものが好ましく、例えば、食塩(塩化ナトリウム)、塩化カリウム、芒硝等が挙げられるが、無機塩の硬さ及びコストの点から食塩(塩化ナトリウム)を用いるのが好ましい。また、顔料の粒子径を一次粒子径よりもより微細かつ均一にできる点から、無機塩の粒子径は好ましくは200μm以下、より好ましくは50μm以下である。
さらに、無機塩を実質的に溶解しない分散媒体として用いられる、無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶剤としては、水溶性であることと無機塩を溶解しないことの両方の条件を有するものであれば特に限定されないが、ソルトミリング時に温度が上昇し、溶剤が蒸発し易い状態になるため、安全性の点から沸点が120℃以上の高沸点溶剤が好ましい。
このような水溶性有機溶剤としては、例えば、2−メトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール等のアルコキシアルコール類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、液体ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、低分子量ポリプロピレングリコール等のグリコール類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類等が用いられる。
なお、本発明の処理顔料を得るための材料には、必要に応じて、顔料分散剤、顔料誘導体を使用することもできる。
このような水溶性有機溶剤としては、例えば、2−メトキシエタノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノール等のアルコキシアルコール類;ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、液体ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、低分子量ポリプロピレングリコール等のグリコール類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類等が用いられる。
なお、本発明の処理顔料を得るための材料には、必要に応じて、顔料分散剤、顔料誘導体を使用することもできる。
本発明の処理顔料を得るための混練装置としては、3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を利用する。従来、ソルトミリングで利用されていたニーダーなどと比較して、上記の特徴を有する混練装置を利用すると、より均一な攪拌力が付加されることになり、それによって顔料粒子の粒子径もより均一なものが得られることになる。なお、ここで「公転運動」とは、攪拌ブレードがタンク内で周回する運動をいい、「攪拌ブレードを公転運動させる混練装置」とは、本来、攪拌ブレード自体を移動させてタンク内を周回運動させる混練装置を言うが、本発明においては、タンクと攪拌ブレードの相対運動が同じであれば(例えば、タンクを回転させるなど)、その混練装置も「攪拌ブレードを公転運動させる混練装置」に含まれる。
さらに、混練装置の構造としては、3本の攪拌ブレードの自転軸と直交する平面に対して、3本の自転軸が交わる点を頂点として得られる三角形が正三角形であり、その正三角形の重心の位置に公転軸が交わる条件を満足することが好ましい。また、攪拌ブレードは、タンクの底部から液面にまで及ぶ長さと、タンクの内壁から中心まで程度の幅を有していることが好ましい。
さらに、混練装置の構造としては、3本の攪拌ブレードの自転軸と直交する平面に対して、3本の自転軸が交わる点を頂点として得られる三角形が正三角形であり、その正三角形の重心の位置に公転軸が交わる条件を満足することが好ましい。また、攪拌ブレードは、タンクの底部から液面にまで及ぶ長さと、タンクの内壁から中心まで程度の幅を有していることが好ましい。
この様な混練装置としては、例えば、トリミックス(井上製作所社製)等が挙げられる。トリミックスは、図1〜3に示されるように、攪拌ヘッド3に支持筒11を設け、その支持筒11に駆動軸6を挿通し、該駆動軸6に回転板14を固定し、該回転板14に上記駆動軸6を取り囲んで各軸が平面からみて正三角形の頂点に位置するよう3本の攪拌ブレード軸17を軸着し、その攪拌ブレード軸17の先端に遊星歯車20を設け、その遊星歯車20を上記支持筒11に支持した太陽歯車22に係合し、上記各ブレード軸17の下端に一側がタンク2の内壁に近接し他側がタンク2の中心に延びる径を有する柱状体の攪拌ブレード23を設けた構造を有する垂直軸型混練装置1である。そして、混練する材料を仕込んだタンク2に対して、攪拌ブレード23は一側がタンク2の内壁に近接し、他側がタンク2の中心に近接する運動をしながら、攪拌ヘッド3が回転し、攪拌ブレード23が公転運動する。さらに3本の攪拌ブレード23における相互の間隔が狭くなるように設計されており、より良好な混練結果が得られるようになっている。
一方、利用するタンクとしては、混練装置の攪拌ブレードが自転運動と公転運動する関係から、あまり複雑な形状のものは好ましくなく、円筒形の壁部と、平面状であってさらに内壁に対して垂直をなす底部を有するものが好ましい。
以上の材料と装置を用いて、本発明の処理顔料を製造する方法としては、上記顔料、無機塩および無機塩を実質的に溶解しない分散媒体をタンク内に仕込み、混練装置の3本の攪拌ブレードを自転運動させながら公転運動させて、顔料を無機塩で摩砕処理した後、温水を加えスラリー状としたものをろ過し、水洗により残存している無機塩と分散媒体を除去する方法等が利用できる。この顔料の摩砕処理においては、混練のための応力が十分にかかるように、材料の仕込み量(粘度)やタンクの内径などを適宜調節することが好ましく、例えば、上記のトリミックスを用いて処理する場合、負荷アンペアがモーターの定格電流値の50%〜85%の範囲となるように配合して処理することが好ましい。
以上の材料と装置を用いて、本発明の処理顔料を製造する方法としては、上記顔料、無機塩および無機塩を実質的に溶解しない分散媒体をタンク内に仕込み、混練装置の3本の攪拌ブレードを自転運動させながら公転運動させて、顔料を無機塩で摩砕処理した後、温水を加えスラリー状としたものをろ過し、水洗により残存している無機塩と分散媒体を除去する方法等が利用できる。この顔料の摩砕処理においては、混練のための応力が十分にかかるように、材料の仕込み量(粘度)やタンクの内径などを適宜調節することが好ましく、例えば、上記のトリミックスを用いて処理する場合、負荷アンペアがモーターの定格電流値の50%〜85%の範囲となるように配合して処理することが好ましい。
次に、本発明の顔料分散組成物について説明する。
本発明の顔料分散組成物は、上記処理顔料を顔料分散剤を用いて分散媒体に分散させたものである。
本発明を構成する顔料分散剤としては、上記処理顔料を分散する効果があればよく、従来から使用されている公知のものが使用できる。例えば、ポリエステル系高分子顔料分散剤、アクリル系高分子顔料分散剤、ポリウレタン系高分子顔料分散剤、顔料誘導体、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カルボジイミド系顔料分散剤等が挙げられる。これらの顔料分散剤は、顔料の種類、顔料分散組成物に使用する分散媒体等に応じて、適宜選択される。また、これらの顔料分散剤は、単独で用いてもよく、また、2種類以上組み合わせて用いてもよい。
上記顔料分散組成物における処理顔料の使用量は、顔料分散組成物中の全固形分に対して質量分率で、5〜97質量%であることが好ましい。
顔料分散剤の使用量は、処理顔料100質量部(使用顔料の合計)に対して、3質量部以上、また、100質量部以下が好ましい。
本発明の顔料分散組成物は、上記処理顔料を顔料分散剤を用いて分散媒体に分散させたものである。
本発明を構成する顔料分散剤としては、上記処理顔料を分散する効果があればよく、従来から使用されている公知のものが使用できる。例えば、ポリエステル系高分子顔料分散剤、アクリル系高分子顔料分散剤、ポリウレタン系高分子顔料分散剤、顔料誘導体、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カルボジイミド系顔料分散剤等が挙げられる。これらの顔料分散剤は、顔料の種類、顔料分散組成物に使用する分散媒体等に応じて、適宜選択される。また、これらの顔料分散剤は、単独で用いてもよく、また、2種類以上組み合わせて用いてもよい。
上記顔料分散組成物における処理顔料の使用量は、顔料分散組成物中の全固形分に対して質量分率で、5〜97質量%であることが好ましい。
顔料分散剤の使用量は、処理顔料100質量部(使用顔料の合計)に対して、3質量部以上、また、100質量部以下が好ましい。
本発明の顔料分散組成物を構成する分散媒体としては、有機系分散媒体、水性媒体が挙げられる。有機系分散媒体として、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等のケトン類;2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル等の乳酸アルキルエステル類;2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、プロピオン酸n−ブチル、アセト酢酸メチル、蟻酸n−アミル、ピルビン酸エチル等のエステル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;n−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等のアミド類;イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコール等のアルコール類等が挙げられる。なお、これらの有機系分散媒体は、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
また、水性媒体としては、水のみであってもよく、水混和性の有機系分散媒体との併用であってもよい。
また、水性媒体としては、水のみであってもよく、水混和性の有機系分散媒体との併用であってもよい。
本発明の顔料分散組成物の製造法としては、例えば、上記処理顔料、顔料分散剤、分散媒体、必用に応じてその他の添加剤等からなる混合物をロールミル、ニーダー、高速攪拌装置ビーズミル、ボールミル、サンドミル、超音波分散機、高圧分散機等を用いて混練し、分散処理することにより顔料分散組成物を得ることができるが、この製造方法は、本発明の好ましい形態の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
最後に、本発明の処理顔料の一用途であるカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物について説明する。
本発明のカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物は、上記顔料分散組成物を含有するものである。
本発明のカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物は、活性エネルギー線硬化性を有し、アルカリ現像可能なレジスト組成物であり、処理顔料、顔料分散剤、皮膜形成樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤、溶剤から主として構成され、必要に応じて増感剤、重合禁止剤等の各種添加剤を適宜含有されているものである。本発明のカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物は、上記顔料分散組成物に、目的に応じ、皮膜形成樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤、溶剤、増感剤、重合禁止剤等の各種添加剤を加えて得られるものである。
カラーフィルター用顔料分散レジスト組成物に使用する処理顔料としては、鮮明な色相を有する皮膜を形成するために、高級有機顔料の処理顔料を利用することが好ましい。
上記処理顔料の使用量は、顔料分散レジスト組成物中の全固形分に対して質量分率で、5〜80%であることが好ましい。
本発明の顔料分散レジスト組成物を構成する皮膜形成樹脂としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノアルキルエステル、シトラコン酸、無水シトラコン酸、シトラコン酸モノアルキルエステル等のカルボキシル基含有不飽和単量体と、スチレン、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、グリセロールモノアクリレート、グリセロールメタクリレート、N−フェニルマレイミド、ポリスチレンマクロモノマー及びポリメチルメタクリレートマクロモノマーからなる群より選択される少なくとも1種とを反応させて得られる共重合体であるカルボキシル基を有するアルカリ可溶性樹脂が例示でき、これらは単独又は2種以上を併用して用いることができる。
本発明のカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物は、上記顔料分散組成物を含有するものである。
本発明のカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物は、活性エネルギー線硬化性を有し、アルカリ現像可能なレジスト組成物であり、処理顔料、顔料分散剤、皮膜形成樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤、溶剤から主として構成され、必要に応じて増感剤、重合禁止剤等の各種添加剤を適宜含有されているものである。本発明のカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物は、上記顔料分散組成物に、目的に応じ、皮膜形成樹脂、光重合性化合物、光重合開始剤、溶剤、増感剤、重合禁止剤等の各種添加剤を加えて得られるものである。
カラーフィルター用顔料分散レジスト組成物に使用する処理顔料としては、鮮明な色相を有する皮膜を形成するために、高級有機顔料の処理顔料を利用することが好ましい。
上記処理顔料の使用量は、顔料分散レジスト組成物中の全固形分に対して質量分率で、5〜80%であることが好ましい。
本発明の顔料分散レジスト組成物を構成する皮膜形成樹脂としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、マレイン酸モノアルキルエステル、シトラコン酸、無水シトラコン酸、シトラコン酸モノアルキルエステル等のカルボキシル基含有不飽和単量体と、スチレン、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、アリルアクリレート、アリルメタクリレート、ベンジルアクリレート、ベンジルメタクリレート、グリセロールモノアクリレート、グリセロールメタクリレート、N−フェニルマレイミド、ポリスチレンマクロモノマー及びポリメチルメタクリレートマクロモノマーからなる群より選択される少なくとも1種とを反応させて得られる共重合体であるカルボキシル基を有するアルカリ可溶性樹脂が例示でき、これらは単独又は2種以上を併用して用いることができる。
本発明の顔料分散レジスト組成物を構成する光重合性化合物としては、光重合性不飽和結合を有するモノマー、オリゴマー等が挙げられる。
具体的には、光重合性不飽和結合を分子内に1個有するモノマーとしては、例えば、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等のアルキルメタクリレート又はアクリレート;ベンジルメタクリレート、ベンジルアクリレート等のアラルキルメタクリレート又はアクリレート;ブトキシエチルメタクリレート、ブトキシエチルアクリレート等のアルコキシアルキルメタクリレート又はアクリレート;N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート等のアミノアルキルメタクリレート又はアクリレート;ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルのメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル;ヘキサエチレングリコールモノフェニルエーテル等のポリアルキレングリコールモノアリールエーテルのメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル;イソボニルメタクリレート又はアクリレート;グリセロールメタクリレート又はアクリレート;2−ヒドロキシエチルメタクリレート又はアクリレート等が例示できる。
具体的には、光重合性不飽和結合を分子内に1個有するモノマーとしては、例えば、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、メチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート等のアルキルメタクリレート又はアクリレート;ベンジルメタクリレート、ベンジルアクリレート等のアラルキルメタクリレート又はアクリレート;ブトキシエチルメタクリレート、ブトキシエチルアクリレート等のアルコキシアルキルメタクリレート又はアクリレート;N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート等のアミノアルキルメタクリレート又はアクリレート;ジエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のポリアルキレングリコールモノアルキルエーテルのメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル;ヘキサエチレングリコールモノフェニルエーテル等のポリアルキレングリコールモノアリールエーテルのメタクリル酸エステル又はアクリル酸エステル;イソボニルメタクリレート又はアクリレート;グリセロールメタクリレート又はアクリレート;2−ヒドロキシエチルメタクリレート又はアクリレート等が例示できる。
光重合性不飽和結合を分子内に2個以上有するモノマーとしては、例えば、ビスフェノールAジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、グリセロールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプロピレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタアリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ビスフェノールAジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,3−ブチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、グリセロールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタアリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等が例示できる。
上記光重合性不飽和結合を有するオリゴマーとしては、上記モノマーを適宜重合させて得られたものを用いることができる。
これらの光重合性化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の顔料分散レジスト組成物を構成する光重合開始剤としては特に限定されないが、例えば、ベンゾフェノン、N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、ベンジル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、t−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキノン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、1,2−ベンゾアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、トリアジン系光重合開始剤等が挙げられる。これらは単独又は2種以上を併用して用いることができる。
これらの光重合性化合物は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の顔料分散レジスト組成物を構成する光重合開始剤としては特に限定されないが、例えば、ベンゾフェノン、N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン、ベンジル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、t−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2,3−ジクロロアントラキノン、3−クロル−2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、1,4−ナフトキノン、1,2−ベンゾアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、2−フェニルアントラキノン、トリアジン系光重合開始剤等が挙げられる。これらは単独又は2種以上を併用して用いることができる。
本発明の顔料分散レジスト組成物を構成する溶剤としては、上記に挙げた顔料分散組成物の調製に用いる分散媒体と同様であるが、好ましくは、常圧(1.013×102kPa)における沸点が100〜220℃のエステル系有機溶剤、エーテル系有機溶剤、エーテルエステル系有機溶剤、ケトン系有機溶剤、含窒素系有機溶剤等である。沸点が220℃を超える溶剤を多量に含有していると、塗布形成された塗膜をプレベークする際に溶剤が充分に蒸発せずに乾燥塗膜内に残存し、乾燥塗膜の耐熱性が低下するおそれがある。また、沸点100℃未満の溶剤を多量に含有していると、ムラなく均一に塗布することが困難になり、表面平滑性に優れた塗膜が得られなくなるおそれがある。
このような溶剤としては、具体的には、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル等のエーテル系有機溶剤;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のエーテルエステル系有機溶剤;メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、δ−ブチロラクトン等のケトン系有機溶剤;2−ヒドロキシプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、ギ酸n−アミル等のエステル系有機溶剤;N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等の含窒素系有機溶剤等を例示でき、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
これらの有機溶剤の中でも、溶解性、分散性、塗布性等の点で、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、ギ酸n−アミル等が好ましく、より好ましくは、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートである。
これらの有機溶剤の中でも、溶解性、分散性、塗布性等の点で、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、ギ酸n−アミル等が好ましく、より好ましくは、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートである。
更に、これらの溶剤は、2種以上用いる場合、上記アルカリ可溶性樹脂の溶解性、顔料分散性、塗布性等の点から、上記顔料分散レジスト組成物に使用される全溶剤中、上記好ましい溶剤が50質量%以上であることが好ましく、70質量%以上含有させることがより好ましい。
本発明の顔料分散レジスト組成物としてはまた、必要に応じて、上述したもの以外のその他の光重合性化合物、熱重合禁止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤を適宜使用することができる。
本発明の顔料分散レジスト組成物としてはまた、必要に応じて、上述したもの以外のその他の光重合性化合物、熱重合禁止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤を適宜使用することができる。
以上の構成材料を用いて本発明の顔料分散レジスト組成物を製造する方法としては、例えば、顔料分散組成物に、目的に応じて、光重合性化合物、光重合開始剤、皮膜形成用樹脂、有機溶剤、その他添加剤を加え、攪拌装置等を用いて攪拌混合する方法が利用できるが、この製造方法は、本発明の好ましい形態の一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明の方法によって、粒子径が一次粒子より小さく、かつ均一である処理顔料を得ることが可能となり、顔料として有機顔料を使用した場合、このような処理顔料をカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物等に用いると、従来と比較して透明性やコントラスト比を向上させることができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味するものとする。
<処理有機顔料>
(実施例1)
トリミックスTX−15(商品名、井上製作所社製)のタンクに、ピグメントレッド254を750質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム7500質量部、ジエチレングリコール1800質量部を投入し、定格電流値9.3Aの70%となる範囲で、且つ45℃で3時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の実施例1の顔料を得た。
<処理有機顔料>
(実施例1)
トリミックスTX−15(商品名、井上製作所社製)のタンクに、ピグメントレッド254を750質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム7500質量部、ジエチレングリコール1800質量部を投入し、定格電流値9.3Aの70%となる範囲で、且つ45℃で3時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の実施例1の顔料を得た。
(実施例2)
トリミックスTX−15のタンクに、ピグメントブルー15:6を750質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム7500質量部、ジエチレングリコール1800質量部を投入し、定格電流値9.3Aの70%となる範囲で、且つ45℃で8時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の実施例2の顔料を得た。
トリミックスTX−15のタンクに、ピグメントブルー15:6を750質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム7500質量部、ジエチレングリコール1800質量部を投入し、定格電流値9.3Aの70%となる範囲で、且つ45℃で8時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の実施例2の顔料を得た。
(比較例1)
ニーダー(商品名:KHD−2、井上製作所社製)のタンクに、ピグメントレッド254を100質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム1000質量部、ジエチレングリコール240質量部を投入し、75℃で10時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の比較例1の顔料を得た。
ニーダー(商品名:KHD−2、井上製作所社製)のタンクに、ピグメントレッド254を100質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム1000質量部、ジエチレングリコール240質量部を投入し、75℃で10時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の比較例1の顔料を得た。
(比較例2)
ニーダー(商品名:KHD−2、井上製作所社製)のタンクに、ピグメントブルー15:6を100質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム1000質量部、ジエチレングリコール240質量部を投入し、75℃で10時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の比較例2の顔料を得た。
ニーダー(商品名:KHD−2、井上製作所社製)のタンクに、ピグメントブルー15:6を100質量部、粒子径20μmの塩化ナトリウム1000質量部、ジエチレングリコール240質量部を投入し、75℃で10時間混練しソルトミリングを行った。次に得られた混練物1300質量部を3リットルの温水に投入し、70℃に加熱しながら1時間攪拌してスラリー状とし、ろ過、水洗を繰り返し塩化ナトリウム及びジエチレングリコールを除いた後、40℃にて一昼夜乾燥し、95質量部の比較例2の顔料を得た。
(実施例3、4及び比較例3〜6)
<顔料分散組成物>
表1の組成で、ビーズミルで一昼夜、60℃の温度で混練し、実施例3、4、比較例3〜6の顔料分散組成物を調製した。なお、表1で単に「PR254」「PB15:6」とあるのは、ソルトミリングを行っていない未処理の顔料を示す。
なお、組成を表す数値の単位は、「質量部」である。
<顔料分散組成物>
表1の組成で、ビーズミルで一昼夜、60℃の温度で混練し、実施例3、4、比較例3〜6の顔料分散組成物を調製した。なお、表1で単に「PR254」「PB15:6」とあるのは、ソルトミリングを行っていない未処理の顔料を示す。
なお、組成を表す数値の単位は、「質量部」である。
(実施例5、6及び比較例7〜10)
<カラーフィルター用顔料分散レジスト組成物>
上記実施例3、4、比較例3〜6の顔料分散組成物と他の材料とを表2の組成になるように高速攪拌機を用いて均一に混合した後、孔径3μmのフィルターでろ過し、実施例5、6、比較例7〜10の顔料分散レジスト組成物を得た。なお、組成を表す数値の単位は、「質量部」である。
<カラーフィルター用顔料分散レジスト組成物>
上記実施例3、4、比較例3〜6の顔料分散組成物と他の材料とを表2の組成になるように高速攪拌機を用いて均一に混合した後、孔径3μmのフィルターでろ過し、実施例5、6、比較例7〜10の顔料分散レジスト組成物を得た。なお、組成を表す数値の単位は、「質量部」である。
<評価>
(顔料分散組成物中の処理有機顔料の粒度分布)
実施例3、4、比較例3〜6の顔料分散組成物をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈し、マイクロトラック粒径測定装置(UPA 150、9230UPA;LEED&NORTHRUP COMPANY社製)を用いて測定した。その結果を表1に示した。表1の「d10」「d50」「d90」は、累積重量が10%、50%、90%となる粒子径を表す。
(顔料分散組成物中の処理有機顔料の粒度分布)
実施例3、4、比較例3〜6の顔料分散組成物をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈し、マイクロトラック粒径測定装置(UPA 150、9230UPA;LEED&NORTHRUP COMPANY社製)を用いて測定した。その結果を表1に示した。表1の「d10」「d50」「d90」は、累積重量が10%、50%、90%となる粒子径を表す。
(顔料分散レジスト組成物のコントラスト)
実施例5、6及び比較例7〜10の顔料分散レジスト組成物を、スピンコーターを用いて膜厚1μmになるようにガラス基板上に塗布し、100℃で3分間プレベークした後、高圧水銀灯で露光し、更に230℃で30分間ポストベークした。得られたレジストのコントラストを色彩輝度計 BM−5A(商品名、トプコン社製)を用いて測定した。その結果を表2に示した。
実施例5、6及び比較例7〜10の顔料分散レジスト組成物を、スピンコーターを用いて膜厚1μmになるようにガラス基板上に塗布し、100℃で3分間プレベークした後、高圧水銀灯で露光し、更に230℃で30分間ポストベークした。得られたレジストのコントラストを色彩輝度計 BM−5A(商品名、トプコン社製)を用いて測定した。その結果を表2に示した。
上記表1及び2において、「BMA/MAA共重合体」とは、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体を表し、「PGMEA」は、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを表す。
上記表1において、「PR254」はピグメントレッド254を表し、「PB15:6」はピグメントブルー15:6を表し、「PB−821」は味の素社製顔料分散剤を表す。
上記表2において、「DPEHA」は、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを表し、「イルガキュア907」は、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オンの商品名を表す。
上記表1において、「PR254」はピグメントレッド254を表し、「PB15:6」はピグメントブルー15:6を表し、「PB−821」は味の素社製顔料分散剤を表す。
上記表2において、「DPEHA」は、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを表し、「イルガキュア907」は、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ社製2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オンの商品名を表す。
1垂直軸型混練装置
2タンク
3攪拌ヘッド
6駆動軸
11支持筒
14回転板
17攪拌ブレード軸
20遊星歯車
22太陽歯車
23攪拌ブレード
2タンク
3攪拌ヘッド
6駆動軸
11支持筒
14回転板
17攪拌ブレード軸
20遊星歯車
22太陽歯車
23攪拌ブレード
Claims (6)
- 3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて、顔料を無機塩で摩砕処理して得られることを特徴とする処理顔料。
- タンク内に顔料、無機塩、および前記無機塩を実質的に溶解しない分散媒体を仕込み、3本の攪拌ブレードをそれぞれ自転運動させながら公転運動させる混練装置を用いて混練処理した後、前記無機塩及び分散媒体を除去することを特徴とする処理顔料の製造方法。
- 前記無機塩が水溶性無機塩であり、前記分散媒体が水溶性有機溶剤であって、混練処理後、前記水溶性無機塩及び水溶性有機溶剤を水洗除去する請求項2記載の処理顔料の製造方法。
- 前記混練装置として、攪拌ヘッドに支持筒を設け、該支持筒に駆動軸を挿通し、該駆動軸に回転板を固定し、該回転板に前記駆動軸を取り囲んで各軸が平面からみて正三角形の頂点に位置するよう3本の攪拌ブレード軸を軸着し、該攪拌ブレード軸の先端に遊星歯車を設け、該遊星歯車を前記支持筒に支持した太陽歯車に係合し、前記各攪拌ブレード軸の下端に一側がタンクの内壁に近接し他側がタンクの中心に延びる径を有する攪拌ブレードを設け、さらにタンクの中心に前記攪拌ブレードが近接して運動するよう柱状体を形成した垂直軸型混練装置を用いる請求項2または3記載の処理顔料の製造方法。
- 請求項1記載の処理顔料、顔料分散剤、及び分散媒体を含有することを特徴とする顔料分散組成物。
- 請求項5記載の顔料分散組成物を含有することを特徴とするカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005070812 | 2005-03-14 | ||
JP2005070812 | 2005-03-14 | ||
PCT/JP2006/304878 WO2006098261A1 (ja) | 2005-03-14 | 2006-03-13 | 処理顔料及びその用途 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2006098261A1 true JPWO2006098261A1 (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=36991603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007508117A Pending JPWO2006098261A1 (ja) | 2005-03-14 | 2006-03-13 | 処理顔料及びその用途 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20090007820A1 (ja) |
EP (1) | EP1860157A1 (ja) |
JP (1) | JPWO2006098261A1 (ja) |
KR (1) | KR20070118119A (ja) |
CN (2) | CN101142286B (ja) |
TW (1) | TW200642865A (ja) |
WO (1) | WO2006098261A1 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007021870A1 (de) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Clariant International Limited | Wässrige Pigmentpräparationen |
DE102007021867A1 (de) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Clariant International Limited | Pigmentpräparationen auf Wasserbasis |
DE102007039783A1 (de) * | 2007-08-23 | 2009-02-26 | Clariant International Ltd. | Wässrige Pigmentpräparationen mit anionischen Additiven auf Allyl- und Vinyletherbasis |
DE102007039781A1 (de) * | 2007-08-23 | 2009-02-26 | Clariant International Ltd. | Wässrige Pigmentpräparationen mit nichtionischen Additiven auf Allyl- und Vinyletherbasis |
JP5543210B2 (ja) * | 2007-09-27 | 2014-07-09 | サカタインクス株式会社 | 顔料分散助剤、それを含有する顔料分散物及びその用途 |
DE102008037973A1 (de) * | 2008-08-16 | 2010-02-18 | Clariant International Limited | Trockene Pigmentpräparationen mit anionischen Additiven |
JP2010099553A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Inoue Mfg Inc | プラネタリーミキサー |
CN101837257B (zh) * | 2010-05-20 | 2012-07-18 | 钟荣华 | 一种流体搅拌桨 |
CN101954255B (zh) * | 2010-09-21 | 2012-09-05 | 华中科技大学 | 一种三桨立式捏合机桨叶 |
JP5808540B2 (ja) * | 2011-01-14 | 2015-11-10 | 浜松ホトニクス株式会社 | 分光装置 |
JP5978558B2 (ja) * | 2011-02-24 | 2016-08-24 | 栗田工業株式会社 | 撹拌槽 |
JP2014012261A (ja) * | 2012-07-05 | 2014-01-23 | Inoue Mfg Inc | プラネタリーミキサー |
GB2508883B (en) * | 2012-12-14 | 2017-05-31 | Kenwood Ltd | Food mixing arrangement |
JP6520091B2 (ja) * | 2013-12-16 | 2019-05-29 | Jsr株式会社 | 着色組成物、着色硬化膜及び表示素子 |
CN103816833A (zh) * | 2014-02-27 | 2014-05-28 | 温州市博奥机械制造有限公司 | 一种具有公转和自转功能的磁力搅拌器 |
CN104437190A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-03-25 | 罗斯(无锡)设备有限公司 | 一种分散搅拌机 |
JP6457832B2 (ja) * | 2015-02-12 | 2019-01-23 | 株式会社井上製作所 | フラッシング方法及びその装置 |
KR102151070B1 (ko) * | 2015-11-27 | 2020-09-02 | 주식회사 엘지화학 | 슬러리 혼합기 |
US20180216869A1 (en) * | 2017-02-01 | 2018-08-02 | Nathan Allan Lipinski | Defrost indicator |
CN106621904A (zh) * | 2017-02-07 | 2017-05-10 | 顾聪 | 一种旋转式物料成型机 |
CN111362382B (zh) * | 2020-01-20 | 2022-04-08 | 陕西容大天盛混凝土有限公司 | 一种搅拌站污水处理系统 |
CN114958031A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-08-30 | 山东凯瑞尔光电科技有限公司 | 一种用于光刻胶的黄色颜料捏合工艺后处理方法 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0347031A (ja) * | 1989-03-01 | 1991-02-28 | Taiyo Fishery Co Ltd | 魚体の内臓除去方法及び装置 |
JPH05271562A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-10-19 | Sumika Color Kk | 顆粒状易分散性顔料、その製法及びそれを用いた インキ |
JPH08179111A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-07-12 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ |
JPH10148712A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-02 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ |
JP2001335715A (ja) * | 2000-05-30 | 2001-12-04 | Dainippon Ink & Chem Inc | 金属フタロシアニン顔料の製造方法 |
JP2003089756A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-03-28 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 微細化顔料および着色用組成物 |
JP2004026927A (ja) * | 2002-06-24 | 2004-01-29 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液とこれを用いたインク組成物の製造方法 |
JP2004041903A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Inoue Mfg Inc | プラネタリーミキサー |
JP2006111752A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Dainippon Ink & Chem Inc | カラーフィルター用顔料分散組成物及びその製造方法、並びにカラーフィルター用顔料分散液の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100510815B1 (ko) * | 1997-05-07 | 2005-10-24 | 제이에스알 가부시끼가이샤 | 무기입자의 수성분산체 및 그의 제조방법 |
JP3950743B2 (ja) * | 2002-06-03 | 2007-08-01 | キヤノン株式会社 | トナー粒子の製造方法 |
WO2004010172A1 (ja) * | 2002-07-24 | 2004-01-29 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | カラーフィルター用緑色顔料、緑色顔料分散体、感光性着色組成物、カラーフィルター、及び、液晶パネル |
US6951704B2 (en) * | 2002-11-08 | 2005-10-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Process for producing toner particles |
US7426948B2 (en) * | 2004-10-08 | 2008-09-23 | Phibrowood, Llc | Milled submicron organic biocides with narrow particle size distribution, and uses thereof |
-
2006
- 2006-03-13 CN CN2006800083934A patent/CN101142286B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2006-03-13 EP EP06715601A patent/EP1860157A1/en not_active Withdrawn
- 2006-03-13 TW TW095108344A patent/TW200642865A/zh unknown
- 2006-03-13 KR KR1020077023273A patent/KR20070118119A/ko not_active Application Discontinuation
- 2006-03-13 CN CN2010102292909A patent/CN101914307A/zh active Pending
- 2006-03-13 WO PCT/JP2006/304878 patent/WO2006098261A1/ja active Application Filing
- 2006-03-13 US US11/908,719 patent/US20090007820A1/en not_active Abandoned
- 2006-03-13 JP JP2007508117A patent/JPWO2006098261A1/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0347031A (ja) * | 1989-03-01 | 1991-02-28 | Taiyo Fishery Co Ltd | 魚体の内臓除去方法及び装置 |
JPH05271562A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-10-19 | Sumika Color Kk | 顆粒状易分散性顔料、その製法及びそれを用いた インキ |
JPH08179111A (ja) * | 1994-12-22 | 1996-07-12 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ |
JPH10148712A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-02 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ |
JP2001335715A (ja) * | 2000-05-30 | 2001-12-04 | Dainippon Ink & Chem Inc | 金属フタロシアニン顔料の製造方法 |
JP2003089756A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-03-28 | Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd | 微細化顔料および着色用組成物 |
JP2004026927A (ja) * | 2002-06-24 | 2004-01-29 | Dainippon Ink & Chem Inc | 水性顔料分散液とこれを用いたインク組成物の製造方法 |
JP2004041903A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Inoue Mfg Inc | プラネタリーミキサー |
JP2006111752A (ja) * | 2004-10-15 | 2006-04-27 | Dainippon Ink & Chem Inc | カラーフィルター用顔料分散組成物及びその製造方法、並びにカラーフィルター用顔料分散液の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101142286B (zh) | 2010-12-15 |
US20090007820A1 (en) | 2009-01-08 |
WO2006098261A1 (ja) | 2006-09-21 |
TW200642865A (en) | 2006-12-16 |
CN101914307A (zh) | 2010-12-15 |
EP1860157A1 (en) | 2007-11-28 |
CN101142286A (zh) | 2008-03-12 |
KR20070118119A (ko) | 2007-12-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2006098261A1 (ja) | 処理顔料及びその用途 | |
JP5662034B2 (ja) | カラーフィルター用赤色顔料分散物、その製造方法及びそれを含有するカラーフィルター用顔料分散レジスト組成物 | |
TWI442179B (zh) | 著色硬化性組成物、著色圖案及使用它之彩色濾光片 | |
KR101555723B1 (ko) | 안료 분산 보조제, 그것을 함유하는 안료 분산물 및 그 용도 | |
KR102254115B1 (ko) | 컬러필터용 적색 안료 분산 레지스트 조성물 | |
JP2007314681A (ja) | 顔料組成物の製造方法 | |
WO2010117013A1 (ja) | 画素形成インク用着色組成物、顔料分散液、画素形成用インク、カラーフィルターおよびそれらの製造方法 | |
JP2007224177A (ja) | 微細ジケトピロロピロール顔料、その製造方法及びそれを用いた着色組成物 | |
JPWO2007142293A1 (ja) | カラーフィルター用赤色着色組成物 | |
KR102397914B1 (ko) | 컬러필터용 적색 안료 분산 레지스트 조성물 | |
JP5307361B2 (ja) | 処理有機顔料及びその用途 | |
JP6519835B2 (ja) | 水性顔料分散体及び水性顔料分散体の製造方法 | |
JP2007112934A (ja) | 微細顔料、その製造方法及びそれを用いた着色組成物 | |
JP5086699B2 (ja) | 混合顔料の製造方法 | |
KR20210018102A (ko) | 컬러필터용 안료 분산 조성물 및 컬러필터용 안료 분산 레지스트 조성물 | |
JP2009280741A (ja) | 赤色顔料分散物、及びそれを含有するカラーフィルター用赤色顔料分散レジスト組成物 | |
JP2005275052A (ja) | カラーフィルター用青色顔料組成物及びカラーフィルター | |
JP4604544B2 (ja) | カラーフィルター用緑色顔料組成物およびそれを緑色画素部に含有してなるカラーフィルター | |
JP4705882B2 (ja) | カラーフィルター用着色組成物の製造方法およびカラーフィルターの製造方法 | |
KR101617444B1 (ko) | 안료 분산 보조제, 안료 분산물 및 컬러 필터용 안료 분산 레지스트 조성물 | |
KR20120045508A (ko) | 내화학약품성이 우수한 컬러필터용 안료 분산 조성물 및 그의 제조방법 | |
JP2010163501A (ja) | ε型銅フタロシアニン顔料の製造方法、該方法で製造されるε型銅フタロシアニン顔料、およびそれを用いた着色組成物 | |
JP2008285532A (ja) | 微細ポリハロゲン化フタロシアニン顔料、その製造方法及びそれを用いた着色組成物 | |
JP5540551B2 (ja) | 顔料分散体の製造方法、及び顔料分散体 | |
JP2009161690A (ja) | カラーフィルター用赤色有機顔料の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090227 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120522 |