JPH10148712A - カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ - Google Patents

カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ

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JPH10148712A
JPH10148712A JP30973696A JP30973696A JPH10148712A JP H10148712 A JPH10148712 A JP H10148712A JP 30973696 A JP30973696 A JP 30973696A JP 30973696 A JP30973696 A JP 30973696A JP H10148712 A JPH10148712 A JP H10148712A
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昭夫 羽田
Takeshi Itoi
健 糸井
Shinji Ito
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 諸耐性に優れた顔料を用いて染色法に匹敵す
る色純度を有するレッドのカラーフィルタ用着色組成物
およびカラーフィルタを提供すること。 【解決手段】 本発明のカラーフィルタ用着色組成物
は、透明樹脂に顔料を分散したものであって、該顔料と
して、C.I. Pigment Red 177と、
イエロー顔料と、さらに535〜555nmに最大吸収
を有する赤色有機顔料とを配合した顔料を用いることを
特徴とし、また、前記顔料として、顔料を水溶性の無機
塩および水溶性の有機溶剤とを含む混合物とともに機械
的に混練し、該無機塩および水溶性の有機溶剤とを除去
して得られた処理顔料を用いることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に透過型または
反射型カラー液晶ディスプレーに使用される光学的カラ
ーフィルタの製造を目的とする着色組成物およびこの着
色組成物を用いたカラーフィルタに関する。さらに詳し
くは、一般的にストライプフィルタまたはマトリックス
フィルタと称されるパターン部分を形成するためのカラ
ーフィルタ用着色組成物およびそれを用いたカラーフィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルタは、ガラス等の透明な基
板の表面に2種以上の異なる色相の微細な帯(ストライ
プ)を平行に配置したもの、あるいは微細な画素を縦横
一定の配列に配置したものからなっている。画素サイズ
は数10〜数100μmという微細な形状であり、しか
も色相毎に所定の順序で整然と配列される。このため、
カラーフィルタの製造法については、従来から種々の方
法が提案されている。
【0003】カラーフィルタは高い透明性が必要とされ
るため、一般に染色法と呼ばれる染料を用いて着色する
方法が行われている。例えば、被染色性の感光性物質を
ガラス等の基板に塗布し、続いて一つのフィルタ色のパ
ターン露光を行い、ついで未露光部を現像工程で洗い取
り、残ったパターン部を該フィルタ色の染料で染色する
といった操作を全フィルタ色について順次繰り返すこと
によりカラーフィルタを製造することができる。この方
法は染料を使用するため透過率が高く、カラーフィルタ
の光学特性は非常に優れていが、耐光性、耐熱性等に限
界があり、耐性に優れかつ透明性の高い色材が望まれて
いた。
【0004】そこで、染料のかわりに耐光性、耐熱性に
優れる有機顔料が用いられるようになったが、例えば透
明基板上にブルー、グリーン、レッドの光の3原色を配
列してなるカラーフィルタにおいては、一般に、単一の
顔料だけでは、それぞれカラーフィルタとしての分光ス
ペクトルを得るのは困難であり、顔料を2種以上用いて
調整することが必要とされる。すなわち、ブルーについ
ては一般に耐性に優れた銅フタロシアニンブルー顔料が
用いられているが、単一の銅フタロシアニンのみでは充
分なスペクトルが得にくいため、バイオレット顔料を混
合してスペクトルを調整している。また、グリーンにつ
いては、耐性に優れたフタロシアニングリーンが一般に
用いられているが、ブルーと同様に単一のグリーン顔料
のみでは充分な分光特性が得られないため、通常、イエ
ロー顔料を加えてスペクトルを調整している。
【0005】一方、レッドについても単一の顔料で40
0nmから600nmの広い波長域で充分な吸収を有す
るものが無いため、イエロー顔料を加えてスペクトルを
調整しているが、染色法のものと比べて色純度が劣り、
カラーディスプレーとしての色再現に限界があった。
【0006】また、顔料を用いたカラーフィルタでは染
料のような透明性を得ることは困難であるという問題が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
課題を解決し、顔料を用いたカラーフィルタに用いる最
適な顔料を、最適な配合比で用い、染料を用いたカラー
フィルタに匹敵する色純度と透明性とを有するカラーフ
ィルタ用着色組成物およびそれを用いたカラーフィルタ
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、レッドの
カラーフィルタ用着色組成物に用いる顔料の最適な組合
せを詳細に検討した結果、特にグリーン領域に強い吸収
を有する顔料を併用することにより、レッドの色純度が
向上することに着目し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明のカラーフィルタ用着色
組成物は、透明樹脂に顔料を分散したものであって、該
顔料として、C.I. Pigment Red 17
7と、イエロー顔料と、さらに535〜555nmに最
大吸収を有する赤色有機顔料とを配合した顔料を用いる
ことを特徴とし、また、前記顔料として、顔料を水溶性
の無機塩および水溶性の有機溶剤とを含む混合物ととも
に機械的に混練し、該無機塩および水溶性の有機溶剤と
を除去し、必要に応じ乾燥して得られた処理顔料を用い
ることを特徴としている。さらに、本発明の液晶ディス
プレー用カラーフィルタは、赤色画素に、上記カラーフ
ィルタ用着色組成物を用いて作製したものである。
【0010】本発明に用いるC.I. Pigment
Red 177は諸耐性に優れ、かつ着色力、透明性
にも優れているため、レッドのカラーフィルタ用顔料と
して用いられている。しかし、この顔料は500nm以
下の吸収が充分ではないため、一般にイエロー顔料を併
用してスペクトルを調整している。
【0011】本発明は、レッドの色純度を向上させるた
め、535〜555nmに最大吸収を有するレッド顔料
を併用したものである。すなわち、これはレッドの吸収
域である400nmから600nmの広い領域の中で、
特に500〜570nmの領域の光を充分にカットする
ことが、色純度の向上に最も効果的であることを見出し
た結果得られたものであり、535〜555nmに最大
吸収を有するレッド顔料を補色用レッド顔料として、約
560nmに最大吸収を有するC.I. Pigmen
t Red 177に配合することで、上記500〜5
70nmの領域の光を充分にカットすることにより色純
度を向上させたものである。
【0012】本発明に用いることができる補色用レッド
顔料をカラーインデックス(C.I.)ナンバーで示す
と、C.I. Pigment Red 5、9、1
0、17、48:1、48:2、48:3、48:4、
52:2、119、166、216、224、226な
どがあげられ、市販のものを利用することができる。
【0013】本発明で用いるC.I. Pigment
Red 177としては、例えば、チバガイギー社製
のクロモフタルレッドA2B(商品名)やクロモフタル
レッドA3B(商品名)などを用いることができる。
【0014】また、本発明で用いるイエロー顔料は、分
光特性を調整するため、上記のレッド顔料とともに用い
るもので、このようなイエロー顔料としては、C.I.
Pigment Yellow 1、3、12、1
3、14、16、17、24、55、60、65、7
3、74、81、83、93、95、97、98、10
0、101、104、106、108、109、11
0、113、114、116、117、119、12
0、126、127、128、129、138、13
9、150、151、152、153、154、15
6、175などがあり、例えば、ノバパームエローHR
(商品名、ヘキスト社製、C.I. PigmentY
ellow 83)やパリオトールエローD1819
(商品名、BASF社製、C.I. Pigment
Yellow 139)などの市販品や市販品をさらに
公知の方法で微細化処理した顔料を用いることができ
る。
【0015】本発明の着色組成物は、上述のC.I.
Pigment Red 177と補色用レッド顔料と
でレッド顔料を構成し、さらに、イエロー顔料を配合す
ることによりカラーフィルタの分光特性を調整したもの
である。各顔料の配合量は、用いる補色用レッド顔料や
イエロー顔料の種類や求められる分光特性によって変化
するが、一般に、顔料全体に対して、C.I. Pig
ment Red 177が、20〜80重量%、好ま
しくは30〜70重量%、補色用レッド顔料が、10〜
70重量%、好ましくは20〜60重量%、イエロー顔
料が、3〜30重量%、好ましくは5〜25重量%の範
囲である。補色用レッド顔料が、10重量%未満である
と添加効果が小さく色純度の向上が顕著ではなく、70
重量%を超えると主波長が短波長側に寄りすぎるため、
ブルー、グリーン、レッドの3色配列のカラーフィルタ
用のレッドの色相として要求される分光特性を示さない
ようになる傾向が認められる。また、C.I. Pig
ment Red 177が20重量%未満では、55
0〜570nm領域の吸収が不充分であり、80重量%
を超える場合には補色用レッド顔料の添加量が相対的に
少なくなり、結果として500〜550nm付近の吸収
が不充分となる傾向がみられる。さらに、イエロー顔料
が上記範囲を大幅に下回るか、または大幅に超えること
になると、要求される分光特性からずれを生じるように
なる。
【0016】さらに、本発明は、用いる顔料を微細化す
ることにより色純度をさらに向上させたものであり、用
いる顔料の微細化は下記の方法により行った。
【0017】すなわち、有機顔料を、水溶性の無機塩お
よび水溶性の無機塩を実質的に溶解しない水溶性有機溶
剤と混合し、この混合物を機械的に混練(以下、この工
程をソルトミリングと呼ぶ)した後、水溶性の無機塩お
よび水溶性有機溶剤とを除去することにより顔料の微細
化を行った。ソルトミリング時には、水溶性有機溶剤に
少なくとも一部溶解する樹脂、あるいは分散剤等を併用
することができ、このような処理によって得られた処理
顔料を用いることにより、より光学特性の優れたカラー
フィルタ用着色組成物およびカラーフィルタを得ること
ができる。
【0018】上記ソルトミリングについてさらに具体的
に説明すると、該方法は有機顔料と水溶性の無機塩
(A)との混合物に湿潤剤として少量の水溶性の有機溶
剤(B)を加え、ニーダー等で強く練り込んだ後、この
混合物を水中に投入し、ハイスピードミキサー等で攪拌
しスラリー状とする。次に、このスラリーを濾過、水洗
などにより無機塩と水溶性の有機溶剤とを除去し、必要
により乾燥することにより、微細化された顔料を得るも
のである。
【0019】また、ソルトミリングにより顔料粒子が磨
砕されると、磨砕面は非常に活性が高いため、顔料の種
類あるいはソルトミリング条件によっては、顔料の結晶
が成長する場合がある。結晶成長を抑え微細化を進める
には、活性な磨砕面に吸着し易いものを併用することが
有効である。従って、ソルトミリング時に上記有機溶剤
(B)に少なくとも一部可溶な樹脂(C)あるいは分散
剤を併用することにより、さらに微細でかつ乾燥時の顔
料の凝集の少ない処理顔料が得られる。
【0020】また、乾燥時の顔料凝集を防ぐ方法とし
て、上記スラリー中にアルカリ水溶液に溶解したアルカ
リ可溶性樹脂を添加し、充分攪拌混合した後に塩酸また
は硫酸等の酸性水溶液で中和して樹脂を顔料に沈着させ
るか、塩化カルシウムまたは塩化バリウム等の水溶性の
多価金属塩の水溶液を添加して樹脂を析出させて顔料に
沈着さることにより、乾燥凝集を防ぐことも可能であ
る。
【0021】なお、上記分散剤としては一般的に顔料分
散剤と称される化合物、例えば、界面活性剤、顔料誘導
体、樹脂型分散剤などを用いることができる。また、こ
の顔料微細化処理を行うに際し、上記の補色用レッド顔
料を単独にあるいは2種以上を混合してソルトミリング
処理を行ことができ、また、併用するC.I. Pig
ment Red 177あるいはイエロー顔料ととも
に混合して同時に処理することもできる。
【0022】上記処理に用いる無機塩(A)は水溶性で
あれば特に限定されないが、コストの点から食塩(塩化
ナトリウム)を用いるのが好ましい。顔料と無機塩との
比率は無機塩の比率が多くなると顔料の微細化効率はよ
くなるが、顔料の処理量が少なくなるため生産性は低下
する。従って、一般的には、顔料1重量部に対して無機
塩が1から20重量部、好ましくは2から10重量部程
度用いるのがよい。
【0023】また、上記湿潤剤は、顔料と無機塩とが均
一な固まりとなるように加えるもので、顔料と無機塩と
の配合比にもよるが、通常顔料に対して50重量%〜3
00重量%の範囲の量が用いられる。
【0024】湿潤剤としての有機溶剤(B)は、水溶性
でかつ無機塩(A)を溶解しないものであれば特に限定
されないが、ソルトミリング時に温度が上昇し、溶剤が
蒸発し易い状態になるため、安全性の点から高沸点溶剤
が好ましい。例えば、2−メトキシエタノール、2−ブ
トキシエタノール、2−(イソペンチルオキシ)エタノ
ール、2−(ヘキシルオキシ)エタノール、ジエチレン
グリコール、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリ
コール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、
液体ポリエチレングリコール、1−メトキシ−2−プロ
パノール、1−エトキシ−2−プロパノール、1−エト
キシ−2−プロパノール、ジプロピレングリコール、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノエチルエーテル、低分子量ポリプロピ
レングリコール等が用いられる。
【0025】樹脂(C)は、好ましくは室温で固体であ
り、水不溶性で、かつソルトミリング時の湿潤剤に用い
る水溶性有機溶剤(B)に少なくとも一部可溶であるこ
とが必要があり、天然樹脂、変性天然樹脂、合成樹脂、
天然樹脂で変性された合成樹脂等を用いることができ
る。乾燥した処理顔料とする場合には、用いる樹脂
(C)は室温で固体であることが好ましい。ただし、二
種類以上の樹脂を併用してソルトミリングする場合は、
一部液状の樹脂を用いても混合物が室温で固体であれ
ば、処理顔料を乾燥しても問題は生じない。
【0026】天然樹脂としてはロジンが代表的であり、
変性天然樹脂としては、ロジン誘導体、繊維素誘導体、
ゴム誘導体、タンパク誘導体およびそれらのオリゴマー
が挙げられる。合成樹脂としては、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂、マレイン酸樹脂、ブチラール樹脂、ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタ
ン樹脂等が挙げられる。天然樹脂で変性された合成樹脂
としては、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジン変性フェ
ノール樹脂等が挙げられる。
【0027】本発明のカラーフィルタ用着色組成物はイ
ンクや塗料としてカラーフィルタの製造に用いるばかり
でなく感光性着色樹脂組成物(着色レジスト剤)として
カラーフィルタの製造に用いることができる。すなわ
ち、顔料を光重合性あるいは光架橋性の媒体に分散し、
パターン露光して、未露光部を現像液で除去することに
よってカラーフィルタを製造する方法であり、現在広く
採用されているものであるが、この方式に用いる場合
は、現像液に不溶性の樹脂は現像に悪影響を与えるた
め、樹脂(C)の選択にあたっては、このことを考慮し
なければならず、この点から樹脂(C)は現像液に溶解
するものが好ましい。
【0028】最近は、環境問題から現像液として有機溶
剤を用いるのは稀で、一般にアルカリ現像液が用いられ
ている。アルカリに可溶な樹脂としては(メタ)アクリ
ル酸を含む(メタ)アクリル系樹脂、ロジン系樹脂ある
いはマレイン酸系樹脂等が用いられる。ただし、アルカ
リ不溶性の樹脂であっても、着色レジスト剤の不揮発分
中の10重量%以下、好ましくは5重量%以下となるよ
うに処理量を制限すれば、現像性に影響がないことが確
かめられている。
【0029】上記(メタ)アクリル樹脂とは、アクリル
酸やメタクリル酸と、それらのエステルの1種または2
種以上のモノマーとの共重合体であり、60モル%以下
のスチレン、酢酸ビニル、無水マレイン酸等のラジカル
重合性のモノマーと共重合したものも含まれる。しか
し、多官能モノマーとの共重合体のように、三次元架橋
されたポリマーは溶解性が劣るため、本発明では使用が
制限される場合がある。
【0030】用いられる(メタ)アクリル樹脂の酸価
は、20〜160のものが好ましく、アルカリ現像の場
合は、酸価40〜160が着色組成物としたときの現像
性から好ましく、分子量は、1000〜100000、
特に1000〜60000が現像液への溶解性の点で好
ましい結果を与える。
【0031】また、上記マレイン酸系樹脂としては、マ
レイン酸の重合体、そのロジン変性物などを用いること
ができ、これらは例えば、マルキード No.6、N
o.31、No.32、No.33、No.34、30
02(商品名、荒川化学工業社製)など市販のものを利
用することができる。マレイン酸系樹脂の酸価は20〜
300のものが好ましく、アルカリ現像の場合は酸価4
0〜300、特に80〜300が現像液への溶解性の点
で好ましい。
【0032】このようにして処理された顔料を、カラー
フィルタを形成するための透明樹脂および溶剤、必要に
応じ分散剤などの他の添加剤とともにサンドミル、3本
ロールミル等の通常の分散機で分散することにより、未
処理(ソルトミリングをしていない)顔料を用いた場合
に比べ、顔料が微細に分散されたカラーフィルタ用着色
組成物を短時間でかつ容易に得ることができる。
【0033】本発明の液晶ディスプレー用カラーフィル
タは、赤色画素に得られた上記着色組成物を用いて作製
するが、液晶ディスプレー用カラーフィルタとしては、
RGBタイプの3色型や、シアン、レッドの2色型のカ
ラーフィルタを、また、透過型もしくは反射型カラー液
晶ディスプレー用のいずれの型のカラーフィルタでも作
製することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明のカラーフィルタ用着色組
成物は、必要に応じて上記ソルトミリング処理を行った
顔料を透明樹脂および溶剤等とともに分散するか、ある
いは、顔料を予め透明樹脂と機械的に混練したのち溶剤
ないし樹脂溶液を加えて分散して製造する。顔料と透明
樹脂とは、固形分比において、1:4〜10:1の割合
で配合される。
【0035】顔料の透明樹脂への分散には、三本ロール
ミル、二本ロールミル、サンドミル、ニーダー等の各種
分散手段を使用できる。また、これらの分散を良好とす
るために、適宜、各種界面活性剤、顔料の誘導体等の分
散剤を添加できる。分散剤は、顔料の分散に優れ、分散
後の顔料の再凝集を防止する効果が大きいので透明性に
優れたカラーフィルタが得られる。この他、無機顔料の
ような体質顔料、また感光性着色組成物(着色レジスト
剤)とした場合のように貯蔵安定性を考慮する場合は、
重合禁止剤を少々加えてもよい。
【0036】透明樹脂は、可視光領域の400〜700
nmの全波長領域において透過率が80%以上、好まし
くは95%以上の樹脂である。これらの透明樹脂として
は、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、感光性樹脂や、放射
線照射により硬化して樹脂と同様の塗膜を形成するモノ
マー、オリゴマー等があり、これらを単独または2種以
上混合して用いることができる。紫外線照射により硬化
を行うときには、光開始剤等が用いられる。
【0037】しかしながら、カラー液晶モジュールの製
造工程において、高温加熱の処理が行われるため、加熱
処理においても耐性のよい樹脂を用いることが必要とさ
れる。また、カラーフィルタおよびモジュールの製造工
程において種々の溶剤や薬品による処理も行われるた
め、形成された画像の耐溶剤性や耐薬品性も必要とされ
る。
【0038】熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂としては、例
えば、ブチラール樹脂、スチレン−マレイン酸共重合
体、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢
酸ビニル、ポリウレタン系樹脂、フェノール樹脂、ポリ
エステル樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド樹脂、スチ
レン樹脂、ポリアミド樹脂、ゴム系樹脂、環化ゴム、エ
ポキシ樹脂、セルロース類、ポリブタジエン、ポリイミ
ド樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、メラミン樹脂、尿素樹
脂等が挙げられる。
【0039】感光性樹脂としては、水酸基、カルボキシ
ル基、アミノ基等の反応性の置換基を有する線状高分子
にイソシアネート基、アルデヒド基、エポキシ基等を介
して、(メタ)アクリル化合物、ケイヒ酸等の光架橋性
基を導入した樹脂が用いられる。スチレン−無水マレイ
ン酸共重合物やα−オレフィン−無水マレイン酸共重合
物等の酸無水物を含む線状高分子をヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アク
リル化合物によりハーフエステル化した重合物も用いら
れる。
【0040】上記着色レジスト剤は、一般に熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂または感光性樹脂とモノマーやオリゴ
マー、および光開始剤などを配合した組成物中に、顔料
を分散したものである。
【0041】上記着色レジスト剤に用いることができる
モノマー、オリゴマーとしては、(メタ)アクリル酸、
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、N−
ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミド、ポリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリ
トールトリ(メタ)アクリレート、スチレン、酢酸ビニ
ル、各種アクリル酸エステル、各種メタクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレートのカプロラクトン付加物のヘキサ(メタ)ア
クリレート、メラミン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレートプレポリマー等が挙げられる。
【0042】光開始剤としては、4−フェノキシジクロ
ロアセトフェノン、4−t−ブチル−ジクロロアセトフ
ェノン、ジエトキシアセトフェノン、1−(4−イソプ
ロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパ
ン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4
−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン等のアセ
トフェノン系光開始剤;ベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベン
ゾイン系光開始剤;ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香
酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフ
ェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、アクリル化ベンゾ
フェノン、4−ベンゾイル−4’−メチルジフェニルサ
ルファイド等のベンゾフェノン系光開始剤;チオキサン
ソン、2−クロルチオキサンソン、2−メチルチオキサ
ンソン、イソプロピルチオキサンソン、2,4−ジイソ
プロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系光開始
剤;2,4,6−トリクロロ−s−トリアジン、2−フ
ェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリ
アジン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−ト
リル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリ
アジン、2−ピペニル−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2,4−−ビス(トリクロロメ
チル)−6−スチリル−s−トリアジン、2−(ナフト
−1−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s
−トリアジン、2−(4−メトキシ−ナフト−1−イ
ル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2,4−トリクロロメチル−(ピペロニル)−6
−トリアジン、2,4−トリクロロメチル(4’−メト
キシスチリル)−6−トリアジン等のトリアジン系光開
始剤およびカルバゾール系光開始剤、イミダゾール系光
開始剤等の化合物がが用いられる。
【0043】また、上記光開始剤は単独あるいは2種以
上混合して用いるが、増感剤として、α−アシロキシム
エステル、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェ
ニルグリオキシレート、ベンジル、9,10−フェナン
スレンキノン、カンファーキノン、エチルアンスラキノ
ン、4,4’−ジエチルイソフタロフェノン、3,
3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボ
ニル)ベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベン
ゾフェノン等の化合物を併用することもできる。
【0044】カラーフィルタ用着色組成物には、着色剤
を充分に分散させるため、およびガラス基板上に0.5
〜3μmの膜厚となるように塗布するために、一般に溶
剤を用いて粘度を調整する。溶剤としては、例えばシク
ロヘキサノン、エチルセロソルブアセテート、ブチルセ
ロソルブアセテート、1−メトキシ−2−プロピルアセ
テート、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチ
ルベンゼン、エチレングリコールジエチルエーテル、キ
シレン、エチルセロソルブ、メチル−n−アミルケト
ン、プロピレングリコールモノメチルエーテルトルエ
ン、メチルエチルケトン、酢酸エチル、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソ
ブチルケトン、石油系溶剤等が挙げられ、これらを単独
にもしくは混合して用いることができる。
【0045】本発明のカラーフィルタ用着色組成物を用
いて、グラビアオフセット用印刷インキ、水無しオフセ
ット印刷インキ、シルクスクリーン印刷用インキ、溶剤
現像型あるいはアルカリ現像型着色レジスト剤等を製造
することもできる。
【0046】これらの印刷インキや着色レジスト剤等
は、遠心分離、焼結フィルタ、メンブレンフィルタ等の
手段にて5μ以上の粗大粒子、好ましくは1μ以上の粗
大粒子さらに好ましくは、0.5μm以上の粒子および
混入した塵の除去を行い製造する。
【0047】上記印刷インキは、印刷と乾燥を繰り返す
だけでパターン化ができるため、カラーフィルタの製造
法としては、低コストで量産性に優れている。さらに、
印刷技術の発展により高い寸法精度および平滑度を有す
る微細パターンの印刷を行うことができる。
【0048】印刷を行うためには、印刷の版上にて、あ
るいはブランケット上にてインキが乾燥、固化しないよ
うな組成とすることが好ましい。また、ブランケットの
膨潤、溶解等があると、それに伴うパターンの再現性の
低下や透明性の低下を招くので印刷インキの溶剤の選択
には、種々の注意を要する。さらに、印刷機上でのイン
キの流動性の制御も重要であり、分散剤や体質顔料によ
るインキ粘度の調整も行うことができる。
【0049】上記溶剤現像型あるいはアルカリ現像型着
色レジスト剤は、透明基板上に、スプレーコートやスピ
ンコート、ロールコート等の塗布方法により塗布され
る。必要により乾燥された膜は0.5〜3μmであり、
所定のパターンを有するマスクを接触あるいは非接触で
通して紫外線露光を行う。その後溶剤あるいはアルカリ
現像液に浸漬もしくはスプレーなどにより噴霧して未露
光部すなわち未硬化部を除去してパターン形成をした
後、同様の操作を他色について繰り返して、カラーフィ
ルタを製造する。更にレジスト剤の重合を促進するた
め、加熱を施すことも必要に応じ行える。
【0050】現像に際しては、アルカリ現像液として炭
酸ソーダ、苛性ソーダ等の水溶液が使用され、ジメチル
ベンジルアミン、トリエタノールアミン等の有機塩基を
用いることもできる。また、消泡剤や界面活性剤を添加
することもできる。
【0051】なお、紫外線露光感度を上げるために、上
記着色レジスト剤を塗布乾燥後、水溶性あるいはアルカ
リ水溶性樹脂、例えばポリビニルアルコールや水溶性ア
クリル樹脂等を塗布乾燥し酸素阻害を防止する膜を形成
した後、紫外線露光を行うこともできる。
【0052】
【実施例】次に、カラーフィルタの製造に広く用いられ
ている着色レジスト剤に本発明の着色組成物を適用した
場合を例として、実施例として以下に説明する。従っ
て、以下の実施例は本発明の権利範囲を何ら制限するも
のではない。なお、実施例における「部」は、「重量
部」を表す。また、顔料の記号はカラーインデックスナ
ンバーを示し、例えば、「P.Y.139」は「C.
I. Pigment Yellow 139」を、
「P.R.48:1」は「C.I. PigmentR
ed 48:1」を表す。
【0053】実施例に先立ち、発明の効果を確認するた
めに、顔料を分散するための樹脂溶液の製造例、顔料の
ソルトミリング処理例および顔料分散体の製造例を下記
に示す。
【0054】A.アクリル樹脂溶液製造例 反応容器にシクロヘキサノン800部を入れ、100℃
に加熱し、同温度で下記の表1に示すモノマーおよび熱
重合開始剤の混合物を1時間かけて滴下し、重合を行っ
た。
【0055】
【表1】 滴下後さらに100℃にて3時間反応を続けた後、アゾ
ビスイソブチロニトリル2.0部をシクロヘキサノン5
0部で溶解させたものを添加し、さらに1時間反応を続
け樹脂溶液を合成した。得られた樹脂の分子量はGPC
による測定で、47000であった。
【0056】次いで、樹脂溶液の一部をサンプリングし
て180℃、20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、不
揮発分が20%となるようにシクロヘキサノンを添加し
て「アクリル樹脂溶液」を調製した。
【0057】B.ソルトミリング処理顔料の製造例 イエロー顔料(BASF社製「パリオトールエローD1
819」:P.Y.139)250g、塩化ナトリウム
700g、マレイン酸樹脂(荒川化学社製「マルキード
No.3002」、酸価:100)107gおよびポ
リエチレングリコール300(東京化成社製)160g
をステンレス製1ガロンニーダー(井上製作所社製)に
仕込み、3時間混練した。次に、この混合物を約3リッ
トルの温水に投入し、約80℃に加熱しながらハイスピ
ードミキサーで約1時間撹拌してスラリー状とした後、
濾過、水洗して塩化ナトリウム及び溶剤を除き、60℃
の熱風オーブンで約24時間乾燥して「P.Y.139
ソルトミリング処理顔料」を得た。
【0058】C.レッド顔料分散体製造例 顔料などを下記の表2に示す組成で混合し、サンドミル
にて2時間分散して「P.R.177分散体」を作製し
た。
【0059】
【表2】 D.イエロー顔料分散体製造例 顔料などを下記の表3に示す組成で混合し、サンドミル
にて2時間分散して「P.Y.139ソルトミリング処
理品分散体」を作製した。
【0060】
【表3】 実施例1 (1)顔料分散体の作製 レッド顔料分散体製造例のクロモフタルレッドA2Bの
代わりにリオノールレッド 2B FG3300(東洋
インキ製造社製、P.R.48:1)を用いて、レッド
顔料分散体製造例と同様の方法で「P.R.48:1分
散体」を作製した。
【0061】(2)着色レジストの作製 得られた「P.R.48:1分散体」を用い、下記の表
4の組成となるように各成分を充分混合溶解し、1μの
フィルタで濾過して着色レジストを作製した。なお、顔
料分散体の混合比は、レジスト塗膜の透過光の主波長が
膜厚1μmで、607±5nmとなるように定めたもの
であり、以下に示す実施例および比較例においても同様
にして顔料分散体の混合比を定めた。
【0062】
【表4】 (3)レジスト塗膜の作製および評価 まず、得られた着色レジストを用いて塗膜を作製し、分
光特性の評価を行った。得られた着色レジストを厚み約
1mmのガラス板にスピンコーターを用いて、回転数を
変えて乾燥膜厚が1μm前後となるように3種類の膜厚
を有する塗膜を作製した。なお、塗膜の乾燥は70℃の
熱風オーブンで20分加熱することによって行った。次
いで、上記乾燥塗膜3点を顕微分光光度計(オリンパス
光学社製:OSP−SP100)を用いて、C光源にお
ける透過光の色度(x、y、Y)を測定した。次に、3
通りの測色値からY値が24.0となる(x、y)を算
出し、この値を用いて色刺激純度を算出した。その結果
を表16に示した。
【0063】次に、耐熱性、耐酸性、耐アルカリ性およ
び耐溶剤性の評価を行った。得られた着色レジストを、
4インチ角のガラス基板上に乾燥膜厚が1μmとなるよ
うにスピンコーターで塗布し、70℃の熱風オーブンで
20分間乾燥した。この塗膜面に、ラインアンドスペー
スが各100μmのパターンを有するフォトマスクを介
して、超高圧水銀灯を用いて、積算光量が200mJと
なるように紫外線を照射した後に、5%炭酸ナトリウム
水溶液に20秒間浸漬し、流水で洗浄して未露光部を洗
い流し、ストライプパターンを形成した。これを230
℃のオーブンで1時間ベークして赤色のカラーフィルタ
を作製した。
【0064】得られたカラーフィルタについて、下記の
耐性試験を行い、顕微分光光度計(オリンパス光学社
製:OSP−SP100)を用いて、試験の前後の測色
値からΔEを求めることにより評価を行った。試験は耐
熱性については、得られたカラーフィルタを250℃で
1時間加熱することにより行い、耐溶剤性の試験につい
ては、得られたカラーフィルタをN−メチル−2−ピロ
リドンに室温で30分浸漬後、アセトンで洗浄し、風乾
したものについて、その前後の測色値を求めることによ
って行った。結果を表16に示す。
【0065】実施例2 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにリオノールレッド 2B FG3
300(東洋インキ製造社製、P.R.48:1)を用
いて、ソルトミリング処理顔料の製造例と同様の方法で
「P.R.48:1ソルトミリング処理顔料」を作製し
た。
【0066】(2)顔料分散体の作製 得られた「P.R.48:1ソルトミリング処理顔料」
を用い、下記の表5に示すように各成分を混合し、サン
ドミルにて2時間分散して「P.R.48:1ソルトミ
リング処理品分散体」を作製した。
【0067】
【表5】 (3)着色レジストの作製 得られた「P.R.48:1ソルトミリング処理品分散
体」を用い、表6に示すように各成分を充分混合溶解
し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを作製し
た。
【0068】
【表6】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0069】実施例3 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにオリエンタルレッド FB Ne
w(東洋インキ製造社製、P.R.5)を用いて、ソル
トミリング処理顔料の製造例と同様の方法で「P.R.
5ソルトミリング処理顔料」を作製した。
【0070】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.5ソルトミリング処理顔料を用いて、
実施例2と同様の組成および方法で「P.R.5ソルト
ミリング処理品分散体」を作製した。
【0071】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.5ソルトミリング処理品分散体」を
用いて、下記の表7に示すように各成分を充分混合溶解
し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを作製し
た。
【0072】
【表7】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0073】実施例4 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにパリオゲンレッド L3530
(BASF社製、P.R.216)を用いて、ソルトミ
リング処理顔料の製造例と同様の方法で「P.R.21
6ソルトミリング処理顔料」を作製した。
【0074】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.216ソルトミリング処理顔料を用い
て、実施例2と同様の組成および方法で「P.R.21
6ソルトミリング処理品分散体」を作製した。
【0075】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.216ソルトミリング処理品分散
体」を用いて、下記の表8に示すように各成分を充分混
合溶解し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを作
製した。
【0076】
【表8】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0077】実施例5 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにNo. 1701 リオノールレ
ッド(東洋インキ製造社製、P.R.17)を用いて、
ソルトミリング処理顔料の製造例と同様の方法で「P.
R.17ソルトミリング処理顔料」を作製した。
【0078】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.17ソルトミリング処理顔料を用い
て、実施例2と同様の組成および方法で「P.R.17
ソルトミリング処理品分散体」を作製した。
【0079】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.17ソルトミリング処理品分散体」
を用いて、下記の表9に示すように各成分を充分混合溶
解し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを作製し
た。
【0080】
【表9】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0081】実施例6 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにリソールファーストマルーン L
−4760(BASF社製、P.R.52:2)を用い
て、ソルトミリング処理顔料の製造例と同様の方法で
「P.R.52:2ソルトミリング処理顔料」を作製し
た。
【0082】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.52:2ソルトミリング処理顔料を用
いて、実施例2と同様の組成および方法で「P.R.5
2:2ソルトミリング処理品分散体」を作製した。
【0083】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.52:2ソルトミリング処理品分散
体」を用いて、下記の表10に示すように各成分を充分
混合溶解し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを
作製した。
【0084】
【表10】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0085】実施例7 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにパリオゲンレッド L3340
(BASF社製、P.R.226)を用いて、ソルトミ
リング処理顔料の製造例と同様の方法で「P.R.22
6ソルトミリング処理顔料」を作製した。
【0086】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.226ソルトミリング処理顔料を用い
て、実施例2と同様の組成および方法で「P.R.22
6ソルトミリング処理品分散体」を作製した。
【0087】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.226ソルトミリング処理品分散
体」を用いて、下記の表11に示すように各成分を充分
混合溶解し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを
作製した。
【0088】
【表11】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0089】実施例8 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにイルガジンレッド BPT(チバ
ガイギー社製、P.R.224)を用いて、ソルトミリ
ング処理顔料の製造例と同様の方法で「P.R.224
ソルトミリング処理顔料」を作製した。
【0090】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.224ソルトミリング処理顔料を用い
て、実施例2と同様の組成および方法で「P.R.22
4ソルトミリング処理品分散体」を作製した。
【0091】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.224ソルトミリング処理品分散
体」を用いて、下記の表12に示すように各成分を充分
混合溶解し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを
作製した。
【0092】
【表12】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0093】実施例9 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにイルガライトレッド GR(チバ
ガイギー社製、P.R.52:2)を用いて、ソルトミ
リング処理顔料の製造例と同様の方法で「P.R.5
2:2ソルトミリング処理顔料」を作製した。
【0094】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.52:2ソルトミリング処理顔料を用
いて、実施例2と同様の組成および方法で「P.R.5
2:2ソルトミリング処理品分散体」を作製した。
【0095】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.52:2ソルトミリング処理品分散
体」を用いて、下記の表13に示すように各成分を充分
混合溶解し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを
作製した。
【0096】
【表13】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0097】実施例10 (1)ソルトミリング処理顔料の作製 ソルトミリング処理顔料の製造例のパリオトールエロー
D1819の代わりにクロモフタルスカーレット R
(チバガイギー社製、P.R.166)を用いて、ソル
トミリング処理顔料の製造例と同様の方法で「P.R.
166ソルトミリング処理顔料」を作製した。
【0098】(2)顔料分散体の作製 実施例2のP.R.48:1ソルトミリング処理顔料の
代わりにP.R.166ソルトミリング処理顔料を用い
て、実施例2と同様の組成および方法で「P.R.16
6ソルトミリング処理品分散体」を作製した。
【0099】(3)着色レジストの作製 得られた「P.R.166ソルトミリング処理品分散
体」を用いて、下記の表14に示すように各成分を充分
混合溶解し、1μのフィルタで濾過して着色レジストを
作製した。
【0100】
【表14】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0101】比較例1 (1)着色レジストの作製 顔料などを下記の表15に示す組成で充分混合溶解し、
1μのフィルタで濾過して着色レジストを作製した。
【0102】
【表15】 次いで得られた着色レジストを用いて、実施例1と同様
にしてカラーフィルタを作製し、評価を行った。結果を
表16に示す。
【0103】
【表16】 次に、本発明で得られた着色組成物で形成したカラーフ
ィルタと染色法で形成したカラーフィルタとを比較する
実験を行った。
【0104】染色法によるレッドフィルタの作製は、次
のようにして行った。すなわち、ガラス基板上に、可染
性の感光性樹脂(低分子量ゼラチンに重クロム酸アンモ
ニウムを加えて調製した感光性を付与した水溶液)をス
ピンコートし、膜厚1μmの塗膜を形成した。この塗膜
にフォトマスクを介して紫外線を照射し、水で現像して
レリーフパターンを作製する。つぎに、1%スミノール
ファーストレッドBコンク(住友化学工業社製)の60
℃水溶液に、上記塗布基板を2分間浸漬して染色を行っ
た。タンニン酸水溶液と吐酒石水溶液に浸漬する公知の
染料定着法を用いて、レッドのカラーフィルタを作製し
た。このカラーフィルタを実施例1と同様の方法で色度
を測定し、Yおよび色刺激純度を測定した結果、それぞ
れ20.0および87.9%という値を得た。
【0105】次に、染色法で得られたカラーフィルタと
同一のY値で本発明による着色レジストを比較する目的
で実施例2〜4および比較例1で得られた着色レジスト
を、実施例1と同様の方法で膜厚1.5μm前後の塗膜
を作製し、それぞれY値が20.0のときの色刺激純度
を測定した。結果を表17に示す。
【0106】
【表17】 表16によれば、本発明によりレッドのカラーフィルタ
の色純度が向上したことがわかる。ここで、色純度の数
%の向上は数値的に少ないように見えるが、現行の2成
分顔料系では数%の色純度の向上は極めて困難であり、
3成分顔料系とすることにより初めて達成することがで
きたものである。また、レッド、グリーン、ブルーを配
列してなるカラーフィルタは、各色の色度値(x、y)
をCIE色度図にプロットしたときの各点を結んだ三角
形の面積が広ければ広いほど色再現領域が広いものが得
られることから、この数%の向上により上記三角形の面
積は大きく拡大し、色純度が高く色再現領域が広いカラ
ーフィルタが得られることがわかる。なお、実施例なら
びに比較例からもわかるように顔料を用いた着色組成物
から作製したカラーフィルタは耐熱性や耐溶剤性に優れ
ていることもわかる。
【0107】また、表17によれば、本発明で得られた
カラーフィルタは、比較例の2成分顔料系のものや染色
法により得られたカラーフィルタよりも色刺激純度が高
く、染色法に比べて同等以上の色純度ならびに透明性を
達成することができ、光学特性に優れたカラーフィルタ
が得られることがわかる。
【0108】
【発明の効果】本発明に従い、染色法と同等以上の色純
度を有するレッドのカラーフィルタを製造することが可
能になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 克仁 東京都中央区京橋二丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 (72)発明者 羽田 昭夫 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 糸井 健 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 伊藤 慎次 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂に顔料を分散してなるカラーフ
    ィルタ用着色組成物であって、該顔料として、C.I.
    Pigment Red 177と、イエロー顔料
    と、さらに535〜555nmに最大吸収を有する赤色
    有機顔料とを配合した顔料を用いたカラーフィルタ用着
    色組成物。
  2. 【請求項2】 C.I. Pigment Red 1
    77の配合量が顔料全体の20〜80重量%であり、イ
    エロー顔料の配合量が顔料全体の3〜30重量%であ
    り、535〜555nmに最大吸収を有する赤色有機顔
    料の配合量が顔料全体の10〜70重量%である請求項
    1に記載のカラーフィルタ用着色組成物。
  3. 【請求項3】 前記顔料として、顔料を水溶性の無機塩
    および水溶性の有機溶剤とを含む混合物とともに機械的
    に混練し、該無機塩および水溶性の有機溶剤とを除去し
    て得られた処理顔料を用いた請求項1または請求項2に
    記載のカラーフィルタ用着色組成物。
  4. 【請求項4】 赤色画素に、請求項1〜3のいずれかに
    記載のカラーフィルタ用着色組成物を用いた液晶ディス
    プレー用カラーフィルタ。
JP30973696A 1996-11-20 1996-11-20 カラーフィルタ用着色組成物およびカラーフィルタ Expired - Lifetime JP3756594B2 (ja)

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