JPH1028520A - スライス肉片の折畳み装置 - Google Patents
スライス肉片の折畳み装置Info
- Publication number
- JPH1028520A JPH1028520A JP20897496A JP20897496A JPH1028520A JP H1028520 A JPH1028520 A JP H1028520A JP 20897496 A JP20897496 A JP 20897496A JP 20897496 A JP20897496 A JP 20897496A JP H1028520 A JPH1028520 A JP H1028520A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- meat
- folding
- slice
- sliced meat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
Abstract
において、組成に脂身等の堅い部分が含まれていても姿
勢を整えて折り畳むことができるようにする。 【解決手段】 前又は後に移動するコンベアと、該コン
ベア上にスライス肉片を拡げた状態で供給する供給装置
と、該コンベア上に供給されたスライス肉片を一方の端
部が他方の端部上に重なるように折曲げる折曲げ手段と
を具備するスライス肉片の折畳み装置において、折り曲
げられたスライス肉片の折曲げ線付近を上方から押圧す
る押圧具を出退可能に設けたことを特徴とするスライス
肉片の折畳み装置。
Description
肉、豚肉等を2〜3mmに薄切りしたスライス肉片を二
つに折畳むために使用するに適した折畳み装置に関する
ものである。
イス肉片を所定方向に搬送しつつ折畳む装置が種々開発
されている。この種の装置には、スライス肉片を二つに
折り畳むとき、折曲げ中心を定めるスラットを用いるも
のもある(例えば実公昭57−48382号公報参
照)。このスラットは、スライス肉片上に進出したと
き、その上面から浮き上がった位置で折曲げ中心を定
め、折曲げられたスライス肉片の一端をその上面に接触
させて退出するように構成されている。
肉に代えて、−2〜5℃の肉を2〜3mmの厚みにスラ
イスしたスライス肉片が好まれるようになった。このス
ライス肉片は、軟弱なうえ、接着性にとむ。そのため、
従来の装置では、凍結した固いスライス肉片や、ハムそ
の他に加工したスライス肉片を二つに折り曲げて揃える
ことができたが、現在好まれている上記の柔らかくて薄
い肉片を折畳んで揃えることができなかった。これは、
コンベア上に拡げた状態で供給されたスライス肉片に
は、中央部にシワがあったり、端部がまくれ状態となっ
ていたりするほか、スラットを退出させる時、その上面
に接触している肉片を引いて折曲げ中心部の肉片を引き
寄せるためである。
動するコンベアと、該コンベア上にスライス肉片を拡げ
た状態で供給する供給装置と、該コンベア上に供給され
たスライス肉片を一方の端部が他方の端部上に重なるよ
うに折曲げる折曲げ手段とを具備し、前記コンベアの横
方向からスライス肉片上の折曲げ中心部に進出下降して
そのスライス肉片の上面に接触し、該スライス肉片の折
曲げ中心を定める細棒状の案内棒を有する折畳み装置が
開発されている(特願平8−134254号)。この装
置では、前記案内棒は、スライス肉片が折曲げられた
後、スライス肉片上を滑るように移動して横方向に退出
するようになっている。
折り曲げられるスライス肉片の組成の違いによって折れ
曲がりの程度が異なるのが一般的である。例えば、豚肉
の場合、図11に示すように、脂身部分Fは赤身部分R
に比べて堅いので、曲りにくく、脂身のところだけが跳
ね上がった状態となり、姿勢が整わないという問題点が
ある。
などには、前記案内棒を用いてスライス肉片をコンベア
面に押し付けながら引き抜くようにしても、スライス肉
片のコンベア面への付着が十分ではなく、折角折り曲げ
て整列させたスライス肉片を退出方向に引き寄せて乱し
てしまうという問題点があった。本願発明は、これら従
来の装置の問題点を解決し、美麗な折曲げ状態を得るこ
とのできるスライス肉片の折畳み装置を提供することを
課題としている。
め、本発明は次のような構成を採用した。すなわち、本
発明にかかるスライス肉片の折畳み装置は、前又は後に
移動するコンベアと、該コンベア上にスライス肉片を拡
げた状態で供給する供給装置と、該コンベア上に供給さ
れたスライス肉片を一方の端部が他方の端部上に重なる
ように折曲げる折曲げ手段とを具備するスライス肉片の
折畳み装置において、折り曲げられたスライス肉片の折
曲げ線付近を上方から押圧する押圧具を出退可能に設け
たことを特徴としている。
するため、棒状または先端部が尖った平板状のような接
触面積が小さいものが好ましく、例えばステンレス鋼の
弾性体で棒状に形成したものが好ましい。
て図面を参照しつつ具体的に説明する。このスライス肉
片の折畳み装置Mは、−2〜5℃のブロック肉を2〜3
mmにスライスする薄切り装置Sに組み合わせて使用さ
れる。この薄切り装置Sは、機枠1を備え、筒状のホル
ダ2を保持する揺動枠3が該機枠の上部に設けた軸3a
によって前後(図1における左右方向)に揺動自在に支
持されている。
置であって、これが軸4a回りに回転することにより、
前記揺動枠3とホルダ2とが一体となって所定範囲で揺
動する。
に形成された上下に長い筒状体として形成されている。
奥側の壁面2aは、幅調節装置5によって図1の左右方
向に移動させることが可能となっている。そして、前記
奥側の壁面2aに対向する面が平面視凹面6aとして形
成された押圧具6が、ホルダ2に取り付けられたエアシ
リンダ10のロッドに取り付けられている。
駆動装置であり、これを伸縮させることにより押圧具6
が前後に移動する。なお、1台の揺動枠3に取り付ける
ホルダ2の数は、図示例では2台であり(図2参照)、
同時に2枚ずつスライスすることができるようになって
いるが、ホルダを1台だけ取り付けてもよく、3台以上
取り付けてもよい。このスライス装置は、後述の如く帯
状刃体を用いるので、複数のホルダを並設して同時に切
断することができる。
面視において下に凸な円弧状に形成されている。この円
弧状曲線の曲率半径は、ホルダ2の揺動半径と近似して
いる。そして、このホルダ下端部の曲線に沿うように上
に凹な曲面の受け板11が該ホルダの下端部との間に所
定の間隔tをおいて設けられている。この受け板11の
高さ(ホルダ下端部との間隔)を調節することにより、
切断されるスライス片の肉厚を調節することができる。
られている。この刃体8は環状に繋ぎ合わされた帯状の
刃体で、図2に示すように、機枠1の一方の側部に設け
られた駆動用モータ9の回転軸に取り付けられている駆
動ドラム22と、機枠の反対側の側部に設けられた従動
ドラム23との間に張架され、駆動用モータ9の回転に
よって所定の速度で一定方向に循環走行するようになっ
ている。帯状の刃体8の一方の側縁部には、全周にわた
って断面楔状の尖った刃先が形成されている。
の刃体8の位置を通過する時に、該ホルダの下側に突出
したブロック肉が該刃体によってスライスされるのであ
る。なお、刃体8は、少なくとも切り上がり部(図1に
おけるZ部)では、ホルダ2の下端部と実質的に接触
し、該ホルダ下端部との間の剪断効果により、繊維等を
切り離すようになっている。
位置では、刃物保持板12の端縁部に設けた溝に摺動自
在に嵌合した状態で案内される。このため、薄肉の帯状
刃体を用いても該刃体8が振れることなく、正確な切断
を行うことができる。この刃物保持板12の上面は、前
記受け板の場合と同様に、ホルダ2の揺動半径と近似し
た曲率半径の凹状曲面として形成されており、ホルダ2
は、該刃物保持板の直上部をその上面に沿って揺動す
る。
突起26,…を備えた複数の突起付き搬送帯(搬送体)
13a,…を有する受取装置13が設けられている。こ
の受取装置13の搬送帯13a,…は、互いに等しい間
隔をおいて平行に設けられ、それぞれが、上下のローラ
30,31に巻き掛けられている。
材15aが固着されており、これに受取装置用駆動装置
(図示例ではモータ)15が取り付けられている。この
モータ15のプーリ(またはスプロケット)と前記ロー
ラ31を固着したローラ軸14cの軸端に取り付けたプ
ーリ(またはスプロケット)との間にベルト(またはチ
ェーン)がかけられている。このモータ15の回転によ
り、複数の突起付き搬送帯13a,…が同時に矢印方向
に循環移動する。なお、搬送帯13a,…は、スライス
片を下向きに搬送する搬送体であるが、このような搬送
帯の代わりに、外周部に突起を植付けた回転ドラム等の
搬送体を用いることもできる。
a,…の内側には、折畳み装置Mへスライス肉片を広げ
た状態で供給する供給装置として、取り外し装置(はた
き装置)14が設けられている。はたき装置14は、図
2に示すように、前記突起付き搬送帯13a,…の間隔
部を通って内外に揺動する複数のはたき棒14a,…を
備え、該はたき棒の基部は、ローラ軸14cに遊嵌され
た取付具に固着され、櫛歯状に構成されている。前記取
付具には半径方向に突出するアーム14dが一体に設け
られ、これにエアシリンダ16のロッド先端部に取り付
けた連結具がピンで取り付けられている。エアシリンダ
16は、はたき装置駆動用手段であり、その伸縮によっ
て前記取付具が正逆回動し、これに取り付けられている
前記はたき棒14a…が突起付き搬送帯13a,…の間
隔部を通って内外に揺動する。
装置14の下側には、折畳み装置Mが設置されている。
この折畳み装置Mは、搬送装置であるベルトコンベア2
1と、該コンベアの上側に設けた折曲げ具である回転ロ
ータ70、折曲げ案内棒71、押圧具72および補助受
け具73を備えている。
レーム250がガイドレール251,251に沿ってス
ライド可能に取り付けられている。支持フレーム250
には、可動フレーム80がガイドレール81,81によ
ってスライド可能に支持されている。一方、支持フレー
ム250に設けた前後のブラケット76,76にねじ棒
79が前記コンベア21と平行に差し渡されており、こ
のねじ棒79に前記可動フレーム80のナット部材79
aが螺合している。ねじ棒79の端部には自在継手82
を介して前後位置調節ハンドル85が取り付けられてい
る。このハンドル85を回せば、その回転方向に応じて
可動フレーム80が前後に移動する。
の搬送面よりも上方へ突出する前後一対のブラケット8
7,87が設けられている。そして、これら前後のブラ
ケット87,87に左右一対のガイド棒89,89が支
持されており、さらに、該一対のガイド棒の左右中間部
やや下側には、下面側に歯列の切られたラック部材90
が支持されている。
部材93がスライドベアリングを介して取り付けられて
いる。また、このロータ支持部材93には、前記前側の
ブラケット87に取り付けられたエアシリンダ95のロ
ッド95aが連結されており、該シリンダ95の伸縮に
より、ロータ支持部材93がガイド棒89に沿って前後
に移動するようになっている。
搬送方向と直交する上下2本の回転軸96,97がそれ
ぞれの軸受によって回転自在に取り付けられている。上
側の回転軸96の中間部には、前記ラック部材90の歯
列90aに噛み合うピニオン98が取り付けられてい
る。また、上下の回転軸96,97の端部にはギヤ(プ
ーリ)96b,97bがそれぞれ取り付けられ、これら
にタイミングベルト99が掛けられている。このため、
ロータ支持部材93がロッド95aで押引きされると、
回転軸97と一体のロータ70が転がる方向に回転しな
がら前後に移動する。
タ70が、コンベア21の搬送面の上方に延びるように
一体に設けられている。このロータ70は、その軸方向
に沿って複数の溝70a,…を有する断面星形に形成さ
れている。実験によると、溝70aが深くて傾斜が急に
なると、スライス肉片の付着が少なくなってその折畳み
に好結果が得られた。なお、軸方向の溝を設ける代わり
に、円周方向の溝を設けておいてもよい。
100が設けられている。この支持フレーム100には
L字状の屈曲部が設けられており、この部分にモータ1
05が取り付けられている。モータ105は、折曲げ案
内棒71を回動させる回動手段であり、その回転軸に直
角方向に延びるアーム106が取り付けられている。こ
のアーム106には、折曲げ案内棒71をその軸方向に
前進、後退させるエアシリンダ107が取り付けられて
いる。
200が設けられ、これにモータ201が取り付けられ
ている。このモータ201の回転軸にはアーム202が
取り付けられ、該アーム202には押圧具72が取り付
けられている。押圧具72は、ステンレス鋼等の弾性体
で作るのが好ましく、その形状は、退避時にスライス肉
片が付着して持ち上げられるようなことがないよう、ス
ライス肉片との接触部の面積ができるだけ小さい棒状、
または図12に例示するように、先端部Eが刃物状に尖
った板状体とするのが好ましい。また、その長さは、ス
ライス肉片の幅一杯にわたる長さで、スライス肉片の幅
方向全体を一様に押圧するようにしてもよく、必要な箇
所(例えば脂身部分等)だけを部分的に押圧するように
してもよい。
記補助受け具73が設けられている。この補助受け具7
3は、棒状の枠材400に複数のアーム401,…を櫛
状に取り付けたもので、前記可動フレーム80に螺子4
02によって着脱可能に取り付けられている。この補助
受け具73を前記ロータ支持部材93に取り付けて、回
転ロータ70と一緒に移動するようにしてもよい。
21aの下側には、スライス肉片の受取り時にコンベア
と折曲げ具とを接近させる接近装置として、コンベアベ
ルト21aを前記折曲げ具(回転ロータ)70に向かっ
て局部的に押し上げる押上げ装置300が設けられてい
る。すなわち、前記支持フレーム250に設けた回動メ
タル301,301に支承された回動軸302にアーム
303,303が固着され、その先端部に円筒状の押上
具305が取り付けられている。
せた揺動アーム307には、前記回動軸の正逆回転によ
り押上具305を矢印P方向に揺動させるシリンダ30
4が設けられている。このシリンダ304が伸長する
と、押上具305が上動してコンベアベルト21aを押
し上げ(図7の鎖線で示す)、前記回転ロータ70と該
コンベアベルトとの間隔が狭くなる。逆に、シリンダ3
04が収縮すると、押上具305が下動してコンベアベ
ルト21aが通常の搬送レベルとなり、回転ロータとの
間に折り畳まれたスライス肉片が通過するに十分な間隔
が生じる。なお、このシリンダ304は、前記はたき装
置14の作動信号によって伸長する。308は、この押
上げ装置(接近装置)300とコンベアフレームとの相
対位置関係を調節するための調節螺子である。
スライス肉片の折畳み装置Mの動作について説明する。
まず、薄切り装置Sの受け板11の高さを所望のスライ
ス肉片の厚みとなるよう調節し、筒状のホルダ2内にブ
ロック肉25を入れる。この状態で各シリンダ、モータ
等の駆動手段を作動させると、ブロック肉25がその下
端部から順に薄く切断され、スライス肉片20が得られ
る。上記薄切り装置Sとスライス肉片の折畳み装置Mの
シリンダ、モータ等の動作は、図示を省略した制御装置
によって制御される。
で行われる。まず、ホルダ2が刃体8から後退した状態
でエアシリンダ10が収縮し、押圧具6によるブロック
肉25外周部への押圧が緩められる。すると、ブロック
肉25が自重で受け板11上に落下し、該受け板によっ
て位置決めされる。しかるのち、シリンダ10が再度伸
長して、押圧具6がブロック肉の外周面を押圧する。こ
れによりブロック肉25がホルダの他の壁面と押圧具6
との間で殆ど隙間なく締め付けられるとともに、肉塊が
幾分固化し肉自体の剛性が向上する。ブロック肉25
は、柔らかい生肉状態であるから変形し易く、ホルダ2
と押圧具6との間で殆ど隙間なく締め付けることができ
るのである。
によって循環走行している帯状の刃体8によって切断が
行われる。この時、切断によって垂れ下がった肉片は、
受取装置13の突起付き搬送帯13a,…の突起26,
…に突き刺されて該搬送帯13a,…の移動とともに下
方へ引き離される。このため、刃体8等への肉片の付着
が防止される。また、刃体8は、ホルダ2の側壁下端面
と殆ど接触する状態で該下端面に沿って相対移動するた
め、切断部における肉の変形や逃げ等が生じない。さら
に、切り上がり部(Z)では、刃体8がホルダ下端部
(特に内部側エッジ部)と実質的に接触し、鋏効果によ
り切り離しが行なわれるので、肉に繊維や脂身等があっ
てもうまく切り離される。
ると、ホルダ2は再度後退し、押圧具6が緩められてブ
ロック肉25が同寸法だけ受け板11上に繰り出され
る。切り離されたスライス肉片20は受取装置13の搬
送帯13a,…によって取り出し装置のコンベア21の
直上部まで運ばれる。すると、はたき装置14が作動
し、搬送帯13a,…の間隔部から突出したはたき棒1
4a,…がスライス肉片20を広げた状態で取り出し用
搬送帯(コンベアベルト)21aと折り曲げ具(回転ロ
ータ)70上にはたき落とすのである。
は、図13に示すように、コンベア21の搬送面の側端
部へ退避して上方に支持されており、ロータ70がコン
ベアベルト21aよりも上方でその前後移動範囲の前端
部付近に位置した待機状態となっている。さらに、前記
補助受け具73はロータ70の直前部にあって端部が該
ロータとほぼ接する状態で若干傾斜して保持され、前記
押圧具72はロータ70よりも後方に位置している。ま
た、前記はたき装置14の作動信号を受けてシリンダ3
04が伸長し、押上具305がコンベアベルト21aを
押し上げた状態となっている。
よりも若干高い位置に保持されているが、前記の通り押
上具305がコンベアベルト21aを押し上げているの
で、該コンベアベルト上面(搬送面)はロータ70に接
近しており、上記はたき装置14によってはたき落とさ
れた肉片20は、搬送方向前端部がロータ70と補助受
け具73上に打ち掛けられ、後端部はコンベア21上に
載った状態、すなわち、ロータ70とコンベア21上に
跨がった状態となる。コンベア21は間欠的に移動する
もので、この状態では停止している。
07が伸長し、折曲げ案内棒71が上方位置のままコン
ベア上に進出する。そして、図15に示すように、モー
タ105の所定量の回転により、折曲げ案内棒71が後
方下側に回動し、スライス肉片20の後端部付近をコン
ベア上に押さえ付ける。
が転がる方向に回転しながら搬送方向後向きに移動し
(ロッド95aで押されて後方に移動すると、ラック9
0aとピニオン98の咬合でロータ70が回転する)、
その上に打ち掛けられていた肉片の前端部を折曲げ案内
棒71で押さえ付けられている肉片の後端部上に重ね合
わせて、さらに後方へ移動する。
が前向きに回動して、折り畳まれたスライス肉片の所定
位置(折曲げ線付近)を上から押えつける。然る後、図
18に示すように、折曲げ案内棒71が肉片から引き抜
かれてコンベア搬送面の側部へ引っ込み、図19に示す
ように、押圧具72も後方へ回動してスライス肉片20
上から退出する。その後、図20に示すように、ロータ
70が前向きに移動して待機位置に復帰すると共に、押
上具305が下動してコンベアベルト21aを通常の搬
送レベルに復帰させ、コンベア21が所定量移動(矢印
K方向)する。この移動により、折畳まれた肉片20が
これらロータと補助受け具の下を通って1ピッチ分だけ
前向きに送られる。さらに、案内棒71が上向きに回動
し、図20に示すように、再度待機状態となる。
示すように、折曲げ部20aが前側に位置し、端部20
b,20cが後側に位置した状態で、順次重ね合わされ
た状態で、スライス肉片20,…がコンベア21上を運
ばれて行く。折曲げ部が上になり、凹凸のある端部が下
側になるので、見栄え良く並べられる。なお、コンベア
21の進行方向を逆向きにすれば、折り曲げ部を下側
に、端部を上側にして並べることもできる。
具との間隔を拡縮する装置として上記と異なる例を表す
もので、前記と同様な部材には同一記号を付している。
この装置では、回転ロータ70、案内棒71、押圧具7
2、補助受け具73等で構成される折曲げ装置が上下可
動フレーム500に取り付けられている。この上下可動
フレーム500は、ガイドロッド501,501によっ
て案内され、エアシリンダ503によって上下動する。
この例ではコンベアベルト21aは上下に移動しない
が、スライス肉片の受け取り時には、はたき装置14の
作動信号を受けてシリンダ503が収縮し、上記折曲げ
装置を支架する上下可動フレーム500が下降するの
で、折曲げ具であるロータ70等とコンベアベルト21
aとの間隔が小さくなる。受け取ったスライス肉片の折
畳みが終了すると、上下可動フレーム500が上昇し、
折曲げ具とコンベアベルトとの間隔が広くなるので、ス
ライス肉片の搬送の邪魔にならない。
では、案内棒71を中心としてロータ70が移動してス
ライス肉片20を折り曲げた後、押圧具72が待機位置
からモータにより回動させられてスライス肉片の折曲げ
部付近に進出してきて、スライス肉片を上方から押圧
し、折れ曲がり具合を一定に揃える。ついで、案内棒7
1が引き抜かれる間押圧具72が押圧状態を維持してお
けば、スライス肉片が案内棒71によってコンベアの側
方へ引き寄せられることが防止される。一連の折畳み動
作が完了すれば、押圧具72はスライス肉片の受取りの
邪魔にならない待機場所に戻される。
げられたスライス肉片20の上方から押し付けるので、
堅い肉でも確実に折り曲げられ、折曲げ程度が一定とな
って美麗な仕上がり状態が得られる。また、コンベア面
との付着性の弱いスライス肉片であっても、押圧具72
で押し付けたまま案内棒71を引き抜くことにより、折
り畳まれたスライス肉片が引き寄せられることを確実に
防止できる。
折曲げ案内棒71、補助受け具73等を併用して折り畳
んだが、場合によっては、このような部材を用いなくて
もうまく折り畳むことができる。また、図示例の装置で
は、スライス肉片の受取り時に折曲げ具とコンベアとを
接近させる接近装置が設けられているが、この種の装置
を設けない場合もある。さらに、折曲げ具としては、図
示例のような前後進する回転ロータを使用するものに限
らず、揺動して折り曲げる方式のもの等であってもよ
い。
にかかるスライス肉片の折畳み装置は、前又は後に移動
するコンベアと、該コンベア上にスライス肉片を拡げた
状態で供給する供給装置と、該コンベア上に供給された
スライス肉片を一方の端部が他方の端部上に重なるよう
に折曲げる折曲げ手段とを具備するスライス肉片の折畳
み装置において、折り曲げられたスライス肉片の折曲げ
線付近を上方から押圧する押圧具を出退可能に設けたの
で、堅い肉でも確実かつ均一に折り畳むことが可能とな
った。しかも、図示例のような案内棒を使用しても、そ
の退出時に押圧具でスライス肉片を押し付けておくこと
ができるので、該案内棒によってスライス肉片が引き寄
せられることがなく、整然と並べることが可能となる。
Claims (2)
- 【請求項1】 前又は後に移動するコンベアと、該コン
ベア上にスライス肉片を拡げた状態で供給する供給装置
と、該コンベア上に供給されたスライス肉片を一方の端
部が他方の端部上に重なるように折曲げる折曲げ手段と
を具備するスライス肉片の折畳み装置において、折り曲
げられたスライス肉片の折曲げ線付近を上方から押圧す
る押圧具を出退可能に設けたことを特徴とするスライス
肉片の折畳み装置。 - 【請求項2】 押圧具が棒状弾性体で作られている請求
項1に記載のスライス肉片の折畳み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20897496A JP3774748B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | スライス肉片の折畳み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20897496A JP3774748B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | スライス肉片の折畳み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1028520A true JPH1028520A (ja) | 1998-02-03 |
JP3774748B2 JP3774748B2 (ja) | 2006-05-17 |
Family
ID=16565251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20897496A Expired - Fee Related JP3774748B2 (ja) | 1996-07-19 | 1996-07-19 | スライス肉片の折畳み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3774748B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-19 JP JP20897496A patent/JP3774748B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3774748B2 (ja) | 2006-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4669150A (en) | Method of boning a dark meat of a chicken by a belt-shaped cutter and apparatus for implementing the method | |
EP0791441A1 (en) | Improved slice stacker for a slicing machine | |
JP2008221426A (ja) | 餅の切断方法と切断装置 | |
US3571845A (en) | Chicken-slaughtering mechanism | |
JPH1028520A (ja) | スライス肉片の折畳み装置 | |
CA2151091C (en) | Fish-beheading apparatus and process | |
JP4649579B2 (ja) | 食肉スライサーの運転方法 | |
JP3772199B2 (ja) | スライス肉片の折畳み装置 | |
JP3706886B2 (ja) | ブロック肉の薄切り装置 | |
JP3772200B2 (ja) | スライス肉片の折畳み装置 | |
JP3981752B2 (ja) | スライス肉片の折り畳み装置 | |
JP4224605B2 (ja) | ブロック肉の前後幅検出装置 | |
JP3706888B2 (ja) | スライス肉片の折畳み装置 | |
EP4061136A1 (en) | A slaughtered pig part processing plant with a pig part deskinner, and a slaughtered pig part deskinner unit | |
JPH1056951A (ja) | スライス肉片の折畳み装置 | |
JP3706887B2 (ja) | スライス肉片の折曲げ位置調節装置 | |
JP4231939B2 (ja) | スライサーの材料供給装置 | |
US5618231A (en) | Conveyor system for fish machine processing | |
JPH1056952A (ja) | スライス肉片の折畳み装置 | |
JP3074304B2 (ja) | ブロック肉の薄切り方法及びその装置 | |
JPH09295763A (ja) | スライス肉片の折畳み装置 | |
JP4264518B2 (ja) | スライス肉片の移送装置 | |
JPH11187809A (ja) | スライス肉片の折り畳み方法とその装置 | |
JPH1056953A (ja) | ブロック肉の薄切り装置 | |
JP2832679B2 (ja) | 長葱定寸切断機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040817 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041018 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050609 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090303 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100303 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110303 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120303 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130303 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140303 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |