JP2765889B2 - クロマトデータ処理装置 - Google Patents

クロマトデータ処理装置

Info

Publication number
JP2765889B2
JP2765889B2 JP30785888A JP30785888A JP2765889B2 JP 2765889 B2 JP2765889 B2 JP 2765889B2 JP 30785888 A JP30785888 A JP 30785888A JP 30785888 A JP30785888 A JP 30785888A JP 2765889 B2 JP2765889 B2 JP 2765889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
baseline
chromatogram
time
conditions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30785888A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02154152A (ja
Inventor
良明 関
桃八 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Science Systems Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Measurement Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Measurement Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP30785888A priority Critical patent/JP2765889B2/ja
Publication of JPH02154152A publication Critical patent/JPH02154152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2765889B2 publication Critical patent/JP2765889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Recording Measured Values (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクロマトグラフ用データ処理装置に係り、特
にクロマト信号を実時間でモニタ記録した後、モニタク
ロマトグラム上にベースラインを記録するデータ処理装
置に関する。
〔従来の技術〕
クロマトグラフからのクロマト信号を実時間でチヤー
ト上にモニタ記録することは、ピークの保持時間やピー
クの形状あるいは、ピークの分離具合から、分析条件が
合つているか、分析装置が正常に動作しているか等を、
測定中に確認できるので有効である。さらに、測定終了
後このモニタクロマトグラム上にベースラインを重ねて
記録することは、ベースラインの処理の仕方(検出ピー
クのピーク立上り、立下りの検出点や不分離ピークのベ
ースラインの引き方の確認)の確認を特別な手段によら
ず、しかも速やかに行えるので非常に有効である。特に
測定が連続的に行われる場合は、これらの記録がそのま
ま報告書となるので、記録紙および記録時間が有効に使
われる点で効果が大きい。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、ガスクロマトグラフの昇温
分析等で、しばしば第1図(a)のようにベースライン
がドリフトしたクロマト信号がデータ処理装置に入力さ
れることがあり、記録の途中で記録紙のスケールをオー
バーしてしまい、モニタできなくなる。このような場合
のために、データ処理装置は、途中で記録レベルを移動
できる機能を有しているが、一方では、ベースラインは
始点と終点を結ぶ直線で引かれるため、途中で記録レベ
ルを移動したクロマトグラムとベースラインは合致しな
くなる。このようなクロマトグラム上にもベースライン
を正確な位置に記録できなければ、誤つたベースライン
を報告書として提出することになる。(第1図(b)) 上記の場合の他にも、モニタ記録の途中で信号状態に
より記録レンジの切替や記録紙送り速度の変更を行うこ
とがあり、その場合にはクロマトグラムの観察、記録を
優先し、ベースラインとの合致をあきらめねばならなか
つた。本発明は以上にかんがみ、実時間での記録途中で
記録条件を変更されたクロマトグラムの上にも、正しく
ベースラインを記録できる方式を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要点とするところは、クロマトグラム記録時
に、条件の変更内容を発生時間と共に記憶しておき、ベ
ースライン記録時に、条件を変更した時間の前後でそれ
ぞれの記録条件に合わせてベースラインを分割して記録
することにより、クロマトグラム記録途中の条件変更を
可能とし、かつ途中の条件変更によつてもクロマトグラ
ムとベースラインにずれが発生しないようにするもので
ある。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例について図によつて説明す
る。第2図は、本発明の一実施例のデータ処理装置の構
成図であり、測定が開始されるとガス・液体クロマトグ
ラフ等の分析機器1からのアナログ信号を、A/D変換器
2によりデイジタル信号に変換し、クロマト信号記憶メ
モリ3に記憶する。同時に、クロマト信号を用いて、ク
ロマト記録部5でクロマトグラムの記録、ピーク処理部
6でピークを検出し、保持時間、ピーク面積、含有量等
を求め、ピーク情報記憶メモリ61に記憶する。また、測
定の途中で記録条件を変更するには、操作部4から新し
い記録条件を入力する。そして操作部4から設定された
内容に基き、クロマト記録部5で条件を変更すると共
に、記録条件変更時間と変更内容とを、記録条件記憶メ
モリ51に記憶する。次に測定終了後、測定中に記録した
モニタクロマト上にベースライン記録部7において、記
録条件記憶メモリ51とピーク情報記憶メモリ61を参照
し、記録座標を切替ながらベースラインを記録し、報告
書印字部8で、ピーク情報記憶メモリ61の情報を報告書
の形式に合わせて印字する。
71〜73は、本発明に必要な主要部分を機能別にとり出
したものである。
ベースライン記録部7における記録座標の切替は次の
ように行われる。ピーク情報記憶メモリ61に記憶された
ピーク立上り時間、ピーク立下り時間(以下、ベースラ
イン時間と呼ぶ)と記録条件記憶メモリ51の条件変更時
間とを、ベースライン時間比較部71において比較し、ベ
ースライン時間が、条件変更時間をまたぐ時は、座標切
替部72へ切替指示を出す。座標切替部72では、現在の記
録座標における条件変更時間でのベースライン位置を算
出し、算出点までのベースラインを記録計制御部73で記
録する。次に記録条件の変更に基づいた新たな座標を設
定し、新たな座標におけるベースラインの始点と終点の
位置を算出し、その区間のベースラインを記録計制御部
73で記録する。この工程を全ベースライン時間が終了す
るまで繰返す。
以上の制御を行う事により、1つのベースライン内で
複数回記録条件を変更しても、モニタクロマトグラム上
でベースラインのずれがないデータを得ることができ
る。第1図(c)は本発明によつてモニタ記録の途中で
スケール切替が行われたクロマトグラム上へベースライ
ンを記録した例である。第1図(c)で明らかなよう
に、ベースラインが不連続に記録されることが、途中で
条件変更が発生したこと、およびそれに伴なつてクロマ
トグラムの形状の変形が起つていることを容易に解らせ
てくれている。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、レコ
ーダーと同様に、分析中にモニタ記録するクロマトグラ
ムの記録条件を自由に変更することができ、そのクロマ
トグラム上にベースラインがずれない様に記録できるこ
とで、モニタ記録したクロマトグラム1枚で、ピークの
検出状態とベースラインの引き方が判定できる記録デー
タを得ることができ、その効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はガスクロマトグラフでの昇温分析を行な
つた時の分析機器からのアナログ信号を示す図、(b)
は(a)のアナログ信号をデータ処理装置に入力し、途
中でスケール切替が行われたクロマトグラム上に従来方
式でベースラインを記録した例を示す図、(c)は本発
明によつて、(b)と同じ条件でモニタ記録されたクロ
マトグラム上へ、ベースライン記録をした例を示す図、
第2図は本発明の一実施例のクロマトデータ処理装置の
ブロツク図である。 1……分析機器、2……A/D変換器、3……クロマト信
号記憶メモリ、4……分析条件・記録条件を設定する操
作部、5……クロマトグラム記録部、6……ピーク処理
部、7……ベースライン記録部、8……報告書印字部、
51……記録条件記憶メモリ、61……ピーク情報記憶メモ
リ、71……ベースライン時間比較部、72……座標切替
部、73……記録計制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−501024(JP,A) 特開 昭46−24944(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 30/86

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロマトグラフからのクロマト信号を、実
    時間で処理しながらチヤート上にモニタ記録した後、ベ
    ースラインの位置を計算で求め、記録済みのクロマトグ
    ラム上に追加記録する機能を有するデータ処理装置にお
    いて、クロマトグラム記録中に発生した記録条件の変更
    内容を発生時間と共に記憶しておき、ベースライン記録
    時に、条件を変更した時間以前のベースラインと以後の
    ベースラインとをそれぞれの記録条件に合わせて記録す
    ることにより、クロマトグラム記録途中の条件変更を可
    能とし、かつ、途中の条件変更によつてもクロマトグラ
    ムとベースラインにずれが発生しないようにしたことを
    特徴とするクロマトデータ処理装置。
JP30785888A 1988-12-07 1988-12-07 クロマトデータ処理装置 Expired - Fee Related JP2765889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30785888A JP2765889B2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07 クロマトデータ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30785888A JP2765889B2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07 クロマトデータ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02154152A JPH02154152A (ja) 1990-06-13
JP2765889B2 true JP2765889B2 (ja) 1998-06-18

Family

ID=17974023

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30785888A Expired - Fee Related JP2765889B2 (ja) 1988-12-07 1988-12-07 クロマトデータ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2765889B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02154152A (ja) 1990-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4316249A (en) Automatic high speed Holter scanning system
JPS61145457A (ja) クロマトグラフ用データ処理方法
JP2765889B2 (ja) クロマトデータ処理装置
JP2910290B2 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置
JP3097571B2 (ja) クロマトデータ処理装置
JPH01191055A (ja) クロマトグラフ用データ処理装置
JP3348422B2 (ja) 測定データ収集装置
JP3413994B2 (ja) クロマトグラフ用データ処理装置
JPS5819509A (ja) 分析機器の出力信号の記録方法
JP2645437B2 (ja) ガスクロマトグラフ分析装置
JPH0217831B2 (ja)
JPH0413626Y2 (ja)
JPH05215841A (ja) 目標運動解析結果表示方式
JPH0124568Y2 (ja)
JPH06300888A (ja) 原子炉出力解析装置
JPS58144744A (ja) クロマトグラフデ−タ処理装置
JPH04328421A (ja) データ記録装置
JPH09134214A (ja) 記録再生装置
KR20030018889A (ko) 차량의 데이터 로그 방법
JPS6382321A (ja) モニタリング装置
JPS62217179A (ja) 放射線モニタシステム
JPS63157055A (ja) デ−タ処理装置
JPS58225412A (ja) 過渡現象記録・解析装置
JPH0544064B2 (ja)
JPH0731690B2 (ja) デ−タ収集装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees