JP2763820B2 - ヘアーリンス剤組成物 - Google Patents
ヘアーリンス剤組成物Info
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- JP2763820B2 JP2763820B2 JP17551490A JP17551490A JP2763820B2 JP 2763820 B2 JP2763820 B2 JP 2763820B2 JP 17551490 A JP17551490 A JP 17551490A JP 17551490 A JP17551490 A JP 17551490A JP 2763820 B2 JP2763820 B2 JP 2763820B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘアーリンス剤に関し、更に詳しくは、毛
髪コンディショニング効果に優れたヘアーリンス剤組成
物に関する。
髪コンディショニング効果に優れたヘアーリンス剤組成
物に関する。
毛髪の汚れを除去するためにアニオン界面活性剤を主
成分とするシャンプーで洗髪すると、毛髪の汚れのほか
毛髪表面を保護している油分も同時に除去され、毛髪の
柔軟性が失なわれ、艶のないくし通りの悪い髪となり、
毛髪の損傷,枝毛,切毛が発生し易くなる。
成分とするシャンプーで洗髪すると、毛髪の汚れのほか
毛髪表面を保護している油分も同時に除去され、毛髪の
柔軟性が失なわれ、艶のないくし通りの悪い髪となり、
毛髪の損傷,枝毛,切毛が発生し易くなる。
これらの弊害を防ぐ目的で、カチオン界面活性剤であ
る第4級アンモニウム塩を有効成分とするヘアーリンス
剤が使用されている。ヘアーリンス剤は、毛髪にコンデ
ィショニング効果(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,
くし通り性)を付与することを目的とするものである。
しかし、第4級アンモニウム塩のみでは柔軟性,なめら
かさに関し充分な効果が得られない。従って、従来のヘ
アーリンス剤にはこれらの欠点を改善するために、高級
アルコール,グリセライド,流動パラフィン等の油脂類
を配合することが提案されている。しかし、これらの方
法も未だ満足のゆくものは得られず、特に毛髪のなめら
かさ,柔軟性については不充分であった。
る第4級アンモニウム塩を有効成分とするヘアーリンス
剤が使用されている。ヘアーリンス剤は、毛髪にコンデ
ィショニング効果(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,
くし通り性)を付与することを目的とするものである。
しかし、第4級アンモニウム塩のみでは柔軟性,なめら
かさに関し充分な効果が得られない。従って、従来のヘ
アーリンス剤にはこれらの欠点を改善するために、高級
アルコール,グリセライド,流動パラフィン等の油脂類
を配合することが提案されている。しかし、これらの方
法も未だ満足のゆくものは得られず、特に毛髪のなめら
かさ,柔軟性については不充分であった。
本発明は、優れた毛髪コンディショニング効果(柔軟
性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)及び、特に
乾燥後の毛髪のなめらかな仕上がりを有するヘアーリン
ス剤を提供することを目的としている。
性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)及び、特に
乾燥後の毛髪のなめらかな仕上がりを有するヘアーリン
ス剤を提供することを目的としている。
本発明は、 ビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤0.5〜6.0重量%
(ここで、アルキル基は炭素数11〜21の直鎖または分岐
鎖である。)と (B)一般式 〔式中、R1はラノリン脂肪酸残基、R2,R3,R4,R5は炭素
数1〜4のアルキル基、lは2〜5の整数である。〕で
表されるラノリン系4級アンモニウム塩の一種または二
種以上0.1〜4.0重量%を含有するヘアーリンス剤組成物
である。
ン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤0.5〜6.0重量%
(ここで、アルキル基は炭素数11〜21の直鎖または分岐
鎖である。)と (B)一般式 〔式中、R1はラノリン脂肪酸残基、R2,R3,R4,R5は炭素
数1〜4のアルキル基、lは2〜5の整数である。〕で
表されるラノリン系4級アンモニウム塩の一種または二
種以上0.1〜4.0重量%を含有するヘアーリンス剤組成物
である。
本発明の(A)成分は、公知の物質であって、例え
ば、ビス(ドデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ン)クロル酢酸錯体,ビス(テトラデシル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス(ヘキ
サデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル
酢酸錯体,ビス(オクタデシル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス(ドコシル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体などが
挙げられ、特に好ましいものは、ビス(オクタデシル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体で
ある。
ば、ビス(ドデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ン)クロル酢酸錯体,ビス(テトラデシル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス(ヘキ
サデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル
酢酸錯体,ビス(オクタデシル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス(ドコシル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体などが
挙げられ、特に好ましいものは、ビス(オクタデシル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体で
ある。
本発明のヘアーリンス剤組成物には、これらの両性界
面活性剤の一種または二種以上の混合物を総量を基準と
して、一般的には0.5〜6.0重量%(以下wt%と略記す
る)好ましくは、1.0〜4.0wt%配合される。配合量が0.
5wt%未満では、毛髪コンディショニング効果が不十分
となる傾向がみられ、6.0wt%を超えると毛髪にべたつ
きが生じ好ましくない。
面活性剤の一種または二種以上の混合物を総量を基準と
して、一般的には0.5〜6.0重量%(以下wt%と略記す
る)好ましくは、1.0〜4.0wt%配合される。配合量が0.
5wt%未満では、毛髪コンディショニング効果が不十分
となる傾向がみられ、6.0wt%を超えると毛髪にべたつ
きが生じ好ましくない。
本発明の(B)成分であるラノリン系4級アンモニウ
ム塩は、公知の物質であって、例えば、エチル硫酸ラノ
リン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウ
ム,エチル酢酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリエチル
アンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチル
ジエチルメチルアンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪
酸アミノエチルトリメチルアンモニウム,エチル硫酸ラ
ノリン脂肪酸アミノプロピルトリエチルアンモニウム,
メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリメチルアン
モニウム,メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムなどが挙げられ、特に好まし
いものは、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムである。
ム塩は、公知の物質であって、例えば、エチル硫酸ラノ
リン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウ
ム,エチル酢酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリエチル
アンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチル
ジエチルメチルアンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪
酸アミノエチルトリメチルアンモニウム,エチル硫酸ラ
ノリン脂肪酸アミノプロピルトリエチルアンモニウム,
メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリメチルアン
モニウム,メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムなどが挙げられ、特に好まし
いものは、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムである。
本発明のヘアーリンス剤には、これらのラノリン系4
級アンモニウム塩の一種または二種以上の混合物を総量
を基準として0.1〜4.0wt%、好ましくは0.3〜3.0wt%配
合される。また配合量が0.1wt%未満では、毛髪コンデ
ィショニング効果に良好な結果が得られず、4.0wt%を
超えると、毛髪にべたつきと、重い仕上がりとなり好ま
しくない。
級アンモニウム塩の一種または二種以上の混合物を総量
を基準として0.1〜4.0wt%、好ましくは0.3〜3.0wt%配
合される。また配合量が0.1wt%未満では、毛髪コンデ
ィショニング効果に良好な結果が得られず、4.0wt%を
超えると、毛髪にべたつきと、重い仕上がりとなり好ま
しくない。
本発明のヘアーリンス剤組成物は、上述した2成分を
必須の構成成分とするが、これらの(A),(B)2成
分の配合重量比は、(A):(B)=1:4〜6:1が好まし
く、更に2:1〜5:1が特に好ましい。また、当該組成物に
は、本発明の目的を達成する範囲で、他の成分を適宜配
合することができる。
必須の構成成分とするが、これらの(A),(B)2成
分の配合重量比は、(A):(B)=1:4〜6:1が好まし
く、更に2:1〜5:1が特に好ましい。また、当該組成物に
は、本発明の目的を達成する範囲で、他の成分を適宜配
合することができる。
即ち、流動パラフィン,ワセリン,スクワラン等の炭
化水素,イソプロピルミリステート,イソプロピルパル
ミテート等のエステル油、ツバキ油,オリーブ油,アボ
ガド油等の植物油、ポリグリセリン脂肪酸エステル,ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン
ソルビタンモノラウレート等の非イオン界面活性剤、メ
チルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,カチオ
ン化セルロース等のセルロース誘導体、エチレングリコ
ール,プロピレングリコール,グリセリン等の保湿剤、
ポリペプチド,その他殺菌剤,フケ取り剤,クレート
剤,紫外線吸収剤,着色剤,香料などが挙げられこれら
の一種または二種以上を配合することができる。
化水素,イソプロピルミリステート,イソプロピルパル
ミテート等のエステル油、ツバキ油,オリーブ油,アボ
ガド油等の植物油、ポリグリセリン脂肪酸エステル,ポ
リオキシエチレン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン
ソルビタンモノラウレート等の非イオン界面活性剤、メ
チルセルロース,ヒドロキシエチルセルロース,カチオ
ン化セルロース等のセルロース誘導体、エチレングリコ
ール,プロピレングリコール,グリセリン等の保湿剤、
ポリペプチド,その他殺菌剤,フケ取り剤,クレート
剤,紫外線吸収剤,着色剤,香料などが挙げられこれら
の一種または二種以上を配合することができる。
次に実施例を挙げ、本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例に限定されるものではない。なお、本発明実
施例中で用いた試験方法は、下記のとおりである。
れら実施例に限定されるものではない。なお、本発明実
施例中で用いた試験方法は、下記のとおりである。
(1) 毛髪コンディショニング効果 各例における「髪の柔軟性」,「髪のしっとり感」,
「髪のなめらかさ」,「くし通り性」を女性20名の専門
パネラーにより官能的に比較し、下記基準で評価を行な
った。
「髪のなめらかさ」,「くし通り性」を女性20名の専門
パネラーにより官能的に比較し、下記基準で評価を行な
った。
◎;良いと答えた人が18人以上の場合 ○; 〃 が14〜17人の場合 △; 〃 が8〜13人の場合 ×; 〃 が7人以下の場合 実施例1〜3,比較例1〜2 第一表に示す配合組成のヘアーリンス剤を通常の方法
で調製し、各必須成分の効果を調べ第一表の下段にその
結果を示す。
で調製し、各必須成分の効果を調べ第一表の下段にその
結果を示す。
実施例4〜7,比較例3〜5 第二表に示す配合組成のヘアーリンス剤を通常の方法
で調製し、各必須成分の効果を調べ第二表の下段にその
結果を示す。
で調製し、各必須成分の効果を調べ第二表の下段にその
結果を示す。
〔特性〕 実施例1〜7より明らかなように、本発明のヘアーリ
ンス剤組成物は、いずれも優れた性能を示している。
ンス剤組成物は、いずれも優れた性能を示している。
これに対し、ビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤の
単独或いはラノリン系4級アンモニウム塩の単独(比較
例1〜2)、またはこれらの配合量が本発明の範囲外の
場合(比較例3〜5)等々はいずれも劣った性能を示
し、本発明の目的を達成できなかった。
チルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤の
単独或いはラノリン系4級アンモニウム塩の単独(比較
例1〜2)、またはこれらの配合量が本発明の範囲外の
場合(比較例3〜5)等々はいずれも劣った性能を示
し、本発明の目的を達成できなかった。
以上記載のごとく、本発明は毛髪コンディショニング
効果(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)
に優れた有用なるヘアーリンス剤組成物を提供すること
は明らかである。
効果(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)
に優れた有用なるヘアーリンス剤組成物を提供すること
は明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)ビス(2−アルキル−N−ヒドロキ
シエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性
剤0.5〜6.0重量%(ここで、アルキル基は炭素数11〜21
の直鎖または分岐鎖である。)と (B)一般式 〔式中、R1はラノリン脂肪酸残基、R2、R3、R4、R5は炭
素数1〜4のアルキル基、lは2〜5の整数である。〕
で表されるラノリン系4級アンモニウム塩の一種または
二種以上0.1〜4.0重量%を含有することを特徴とするヘ
アーリンス剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17551490A JP2763820B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | ヘアーリンス剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17551490A JP2763820B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | ヘアーリンス剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466521A JPH0466521A (ja) | 1992-03-02 |
JP2763820B2 true JP2763820B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=15997385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17551490A Expired - Fee Related JP2763820B2 (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | ヘアーリンス剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2763820B2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP17551490A patent/JP2763820B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466521A (ja) | 1992-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |