JP3126544B2 - ヘアーリンス剤組成物 - Google Patents

ヘアーリンス剤組成物

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JP3126544B2
JP3126544B2 JP05097266A JP9726693A JP3126544B2 JP 3126544 B2 JP3126544 B2 JP 3126544B2 JP 05097266 A JP05097266 A JP 05097266A JP 9726693 A JP9726693 A JP 9726693A JP 3126544 B2 JP3126544 B2 JP 3126544B2
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Inventor
龍雄 大島
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鐘紡株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘアーリンス剤に関
し、更に詳しくは、毛髪に対し、艶,なめらかさ及び仕
上がりのしっとり感を大幅に改善するとともに、その他
の毛髪コンディショニング効果にも優れたヘアーリンス
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】毛髪の
汚れを除去するために、アニオン界面活性剤を主成分と
するシャンプーで洗髪すると、毛髪の汚れのほか毛髪表
面を保護している油分も同時に除去され、艶のないくし
通りの悪い髪となり、毛髪の損傷、枝毛,切毛が発生し
易くなる。
【0003】そこで、これらの弊害を防ぐ目的で、カチ
オン界面活性剤である第4級アンモニウム塩を有効成分
とするヘアーリンス剤が使用されている。
【0004】これらのヘアーリンス剤は、毛髪にコンデ
ィショニング効果(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,
くし通り性,艶)を付与することを目的とするものであ
るが、第4級アンモニウム塩のみでは、艶,なめらかさ
及び仕上がりのしっとり感に関して充分な効果が得られ
ない。従って、従来のヘアーリンス剤にはこれらの欠点
を改善するために、高級アルコール,グリセライド,流
動パラフィン等の油脂類を配合することが提案されてい
る。また近年、毛髪の艶,なめらかさの改良を目的にシ
リコンガムを用いたヘアケア製品も提案されている。
【0005】しかしながら、これらのシリコンガムを用
いたヘアケア製品も、消費者が連用する過程で毛髪に付
着したシリコンガムが部分的に脱離するものであって、
なめらかさ,くし通り性,艶において満足のゆくものが
得られていないのが実情であった。
【0006】即ち本発明は、洗浄により適度な脱離性を
有すると共に、毛髪の艶,なめらかさ及び仕上がりのし
っとり感を大幅に改善するヘアーリンス剤を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のヘアーリンス剤組成物は、次のような構
成をとっている。即ち、(A)一般式(I)
【化4】 (式中、Rは炭素数12〜22の直鎖または分岐鎖アル
キル基を示す。)で表わされるビス(2−アルキル−N
−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両
性界面活性剤0.5〜6重量%と(B)一般式(II)
【化5】 {式中、R5 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
ル基(ただし、R5 の総数の90%以上はメチル基)、
6 はメチル基または水酸基を示す。またmは900〜
1300の整数を示す。}で表わされるシリコーンの一
種または二種以上0.3〜3重量%と(C)一般式(II
I)
【化6】 {式中、R5 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
ル基(ただし、R5 の総数の90%以上はメチル基)、
6 はメチル基または水酸基を示す。またnは100〜
300の整数を示す。}で表わされるシリコーンの一種
または二種以上1.0〜7重量%とを含有することを特
徴とするヘアーリンス剤組成物である。
【0008】本発明における前記一般式(I)で表わさ
れるビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤は公知の物質
であって、例えば、ビス(ドデシル−N−ヒドロキシエ
チルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、ビス(テトラデシ
ル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯
体、ビス(ヘキサデシル−N−ヒドロキシエチルイミダ
ゾリン)クロル酢酸錯体、ビス(オクタデシル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体、ビス
(ドコシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロ
ル酢酸錯体などが挙げられ、特に好ましいものは、ビス
(オクタデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)
クロル酢酸錯体である。
【0009】本発明のヘアーリンス剤組成物には、これ
らの両性界面活性剤が総量を基準として0.5〜6重量
%(以下wt%と略記する)好ましくは1〜4wt%配
合される。配合量が0.5wt%未満では、毛髪コンデ
ィショニング効果に良好な結果が得られず、6wt%を
超えると毛髪にべたつきが生じ好ましくない。
【0010】本発明における前記一般式(II)で表わさ
れるシリコーンとしては、例えばジメチルポリシロキサ
ン,メチルフェニルポリシロキサン,末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン,末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。
【0011】本発明で使用するシリコーンの平均重合度
mは900〜1300であり、好ましくは1000〜1
200である。平均重合度が900に満たないものは効
果がなく、平均重合度が1300を超えると毛髪のしっ
とり感が劣り好ましくない。
【0012】本発明のヘアーリンス剤組成物には、これ
らのシリコーンの一種または二種以上の混合物が総量を
基準として0.3〜3wt%好ましくは0.5〜2wt
%配合される。配合量が0.3wt%未満では、乾燥後
の毛髪のなめらかさ,しっとり感に良好な結果が得られ
ず、3wt%を超えると毛髪が重くなり好ましくない。
【0013】本発明における前記一般式(III) で表わさ
れるシリコーンとしては、例えばジメチルポリシロキサ
ン,メチルフェニルポリシロキサン,末端水酸基含有ジ
メチルポリシロキサン,末端水酸基含有メチルフェニル
ポリシロキサンなどが挙げられる。
【0014】本発明で使用するシリコーンの平均重合度
nは100〜300であり、好ましくは150〜250
である。平均重合度が100に満たないものは効果がな
く、平均重合度が300を超えるとなめらかさが劣り好
ましくない。
【0015】本発明のヘアーリンス剤組成物には、これ
らのシリコーンの一種または二種以上の混合物を総量を
基準として1〜7wt%好ましくは、1〜5wt%配合
される。配合量が1wt%未満では、乾燥後の毛髪のな
めらかさ,艶に良好な結果が得られず7wt%を超える
と毛髪にべたつきが生じ好ましくない。これらの
(B),(C)2成分の配合重量比は1:2〜1:6が
好ましい。
【0016】本発明のヘアーリンス剤組成物は、上述し
た3成分を必須の構成成分とするが、当該組成物には、
本発明の目的を達成する範囲で他の成分を適宜配合する
ことができる。
【0017】即ち、流動パラフィン,ワセリン,スクワ
ラン等の炭化水素,イソプロピルミリステート,イソプ
ロピルパルミテート等のエステル油,ツバキ油,オリー
ブ油,アボガド油等の植物油,ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の非イオン界面
活性剤,メチルセルロース,ヒドロキシエチルセルロー
ス,カチオン化セルロース等のセルロース誘導体,エチ
レングリコール,プロピレングリコール,グリセリン等
の保湿剤,ポリペプチド,その他殺菌剤,フケ取り剤,
キレート剤,紫外線吸収剤,着色剤,香料などが挙げら
れこれらの一種または二種以上を配合することができ
る。
【0018】
【実施例】次に実施例を挙げ本発明を説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、本実
施例中で用いた試験方法は、下記のとおりである。
【0019】(毛髪の艶,なめらかさ,くし通り性及び
仕上がりのしっとり感試験)各例における、毛髪の
「艶」,「なめらかさ」,「くし通り性」及び仕上がり
の「しっとり感」を女性20名の専門パネラーにて連用
後、官能的に比較し、下記基準で評価を行った。 ◎;良いと答えた人が18人以上の場合 ○;良いと答えた人が14〜17人の場合 △;良いと答えた人が8〜13人の場合 ×;良いと答えた人が7人以下の場合
【0020】実施例1〜3,比較例1〜3 表1の上段に示す配合組成のヘアーリンス剤を通常の方
法で調製し、上記試験を行い表1の下段にその結果を示
した。
【0021】
【表1】
【0022】実施例4〜6,比較例4〜10 表2に示す配合組成のヘアーリンス剤を通常の方法で調
製し、上記試験を行い表2の下段にその結果を示した。
【0023】
【表2】
【0024】実施例1〜6より明らかなように、本発明
のヘアーリンス剤組成物は、いずれも優れた性能を示し
た。一方、必須成分であるビス(2−アルキル−N−ヒ
ドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界
面活性剤,シリコーンのどちらかを欠いた場合(比較例
1〜3)、またはこれらの配合量およびシリコーンの平
均重合度(m,n)が本発明の範囲外の場合(比較例4
〜10)は、いずれも劣った性能を示し本発明の目的を
達成できなかった。
【0025】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明は毛髪に対
し、艶,なめらかさ,くし通り性及び仕上がりのしっと
り感に優れた有用なるヘアーリンス剤組成物を提供する
ことは明らかである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(I) 【化1】 (式中、Rは炭素数12〜22の直鎖または分岐鎖アル
    キル基を示す。)で表わされるビス(2−アルキル−N
    −ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両
    性界面活性剤0.5〜6重量%と(B)一般式(II) 【化2】 {式中、R5 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
    ル基(ただし、R5 の総数の90%以上はメチル基)、
    6 はメチル基または水酸基を示す。またmは900〜
    1300の整数を示す。}で表わされるシリコーンの一
    種または二種以上0.3〜3重量%と(C)一般式(II
    I) 【化3】 {式中、R5 は総てがメチル基またはその一部がフェニ
    ル基(ただし、R5 の総数の90%以上はメチル基)、
    6 はメチル基または水酸基を示す。またnは100〜
    300の整数を示す。}で表わされるシリコーンの一種
    または二種以上1〜7重量%とを含有することを特徴と
    するヘアーリンス剤組成物。
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