JP2744519B2 - ヘアーリンス剤組成物 - Google Patents
ヘアーリンス剤組成物Info
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Description
髪に対し、さらさら感を大幅に改善するとともに、毛髪
コンディショニング効果に優れたヘアーリンス剤組成物
に関する。
主成分とするシャンプーで洗髪すると、毛髪の汚れのほ
か毛髪表面を保護している油分も同時に除去され、毛髪
の柔軟性が失なわれ、艶のないくし通りの悪い髪とな
り、毛髪の損傷,枝毛,切毛が発生し易くなる。
る第4級アンモニウム塩を有効成分とするヘアーリンス
剤が使用されている。
(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)を付
与することを目的とするものである。しかし、第4級ア
ンモニウム塩のみでは、柔軟性,なめらかさに関し充分
な効果が得られない。
改善するために、高級アルコール,グリセライド,流動
パラフィン等の油脂類を配合することが提案されてい
る。また近年毛髪の艶・コンディショニング効果,耐性
(耐洗浄性)の改良を目的にシリコンガムを用いたヘア
ケア製品も提案されている。しかし、これらのヘアケア
製品も消費者が連用する過程で毛髪に吸着したシリコン
ガムが部分的に脱離し、さらさら感において満足するも
のではなかった。
に、優れた毛髪コンディショニング効果(柔軟性,しっ
とり感,なめらかさ,くし通り性)及び乾燥後の毛髪の
さらさら感を大幅に改善するヘアーリンス剤を提供する
ことを目的としている。
ル基を示し、残余は炭素数1〜3のアルキル基又はベン
ジル基を示し、Xはハロゲン原子を表す。〕 で表わされる第4級アンモニウム塩0.3〜6.0重量%と (B) 一般式 〔式中、R5はラノリン脂肪酸残基、R6,R7,R8,R9は炭素
数1〜4のアルキル基、lは2〜5の整数である。〕で
表わされるラノリン系4級アンモニウム塩の一種または
二種以上0.1〜4.0重量%と (C) 一般式 〔式中、R10はメチル基またはフェニル基(ただし、R10
の総数の90%以上はメチル基),R11はメチル基または水
酸基を示す。またnは900〜2500の整数を示す。〕 で表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上0.
1〜6.0重量%とを含有することを特徴とするヘアーリン
ス剤組成物である。
の一般式 〔式中、R1〜R4の1〜2個は炭素数12〜24の直鎖アルキ
ル基を示し、残余は炭素数1〜3のアルキル基又はベン
ジル基を示し、Xはハロゲン原子を表す。〕 で表わされる第4級アンモニウム塩の一種または二種以
上の混合物が適用され、通常のヘアーリンス剤等に配合
され得るすべてのものが使用される。
イド,オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド,ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド,ベン
ジルジメチルオクタデシルアンモニウムクロライド,ジ
ドデシルジメチルアンモニウムクロライド,ベンジルジ
エチルドデシルアンモニウムクロライド,ヘキサデシル
トリメチルアンモニウムクロライド,ドデシルトリメチ
ルアンモニウムブロミド,ドコシルトリメチルアンモニ
ウムクロライド,ジドデシルジメチルアンモニウムブロ
ミドなどが挙げられる。
ン界面活性剤の一種または二種以上の混合物を総量を基
準として、0.3〜6.0重量%(以下wt%と略記する)好ま
しくは0.5〜4.0wt%配合される。また配合量が0.3wt%
未満では、毛髪コンディショニング効果に良好な結果が
得られず、6.0wt%を超えると毛髪にべたつきが生じ好
ましくない。
ム塩は、公知の物質であって、例えば、エチル硫酸ラノ
リン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウ
ム,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリエチル
アンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチル
ジエチルメチルアンモニウム,エチル硫酸ラノリン脂肪
酸アミノエチルトリメチルアンモニウム,エチル硫酸ラ
ノリン脂肪酸アミノプロピルトリエチルアンモニウム,
メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノエチルトリメチルアン
モニウム,メチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムなどが挙げられ、特に好まし
いものは、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエ
チルジメチルアンモニウムである。
級アンモニウム塩の一種または二種以上の混合物を総量
を基準として0.1〜4.0wt%、好ましくは0.3〜3.0wt%配
合される。また配合量が0.1wt%未満では、毛髪コンデ
ィショニング効果に良好な結果が得られず、4.0wt%を
超えると、毛髪にべたつきと、重い仕上がりとなり好ま
しくない。
の一般式 〔式中、R10はメチル基またはフェニル基(ただし、R10
の総数の90%以上はメチル基),R11はメチル基または水
酸基を示す。またnは900〜2500の整数を示す。〕 で表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上の
混合物が適用される。
リシロキサン,末端水酸基含有ジメチルポリシロキサ
ン,末端水酸基含有メチルフェニルポリシロキサンなど
が挙げられる。
であり、メチル基の割合は、R10の総数のうち90%以上
であることが必須である。
シリコーンの一種または二種以上の混合物を総量を基準
として0.1〜6.0wt%、好ましくは0.3〜5.0wt%配合され
る。配合量が0.1wt%未満では、乾燥後のさらさら感に
良好な結果が得られず、6.0wt%を超えると毛髪にべた
つきが生じ好ましくない。
度(n)は900〜2500であり、好ましくは1000〜2000で
ある。平均重合度が900に満たないものは効果がなく、
平均重合度が2500を超えるものを使用すると連用した場
合なめらかさ,くし通り性が悪いので好ましくない。
必須の構成成分とするが、当該組成物には、本発明の目
的を達成する範囲で他の成分を適宜配合することができ
る。
ン,流動パラフィン等の炭化水素,イソプロピルミリス
テート,イソプロピルパルミテート等のエステル油,ツ
バキ油,オリーブ油,アボガド油等の植物油,低沸点シ
リコーン,環状シリコーン等のシリコン油,ポリグリセ
リン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノラウレート等の非イオン界面活性剤,メチルセルロー
ス,ヒドロキシエチルセルロース,カチオン化セルロー
ス等のセルロース誘導体,エチレングリコール,プロピ
レングリコール,グリセリン等の保湿剤,ポリペプチ
ド,その他殺菌剤,フケ取り剤,キレート剤,紫外線吸
収剤,着色剤,香料などが挙げられこれらの一種または
二種以上を配合することができる。
ら実施例に限定されるものではない。
である。
さら感試験) 各例におけるコンディショニング効果(「髪の柔軟
性」,「髪のしっとり感」,「髪のなめらかさ」,「く
し通り性」)及び乾燥後の髪のさらさら感を女性20名の
専門パネラーにて一週間連用後、官能的に比較し、下記
基準で評価を行なった。
の方法で調製し、上記試験を行い第1表の下段にその結
果を示した。
の方法で調製し、上記試験を行ない第2表の下段にその
結果を示した。
ンス剤組成物は、いずれも優れた性能を示した。
リン系4級アンモニウム塩,高分子シリコーンのどれか
を欠いた場合(比較列1〜3)及び、これらの配合量又
は高分子シリコーンの平均重合度(n)が本発明の範囲
外の場合(比較列4〜9)はいずれも劣った性能を示し
本発明の目的を達成できなかった。
効果(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)
及び乾燥後の毛髪のさらさら感に優れ、連用しても髪を
傷めない有用なるヘアーリンス剤組成物を提供すること
は明らかである。
Claims (1)
- 【請求項1】(A) 一般式 〔式中、R1〜R4の1〜2個は炭素数12〜24の長鎖アルキ
ル基を示し、残余は炭素数1〜3のアルキル基又はベン
ジル基を示し、Xはハロゲン原子を表す。〕 で表わされる第4級アンモニウム塩0.3〜6.0重量%と (B) 一般式 〔式中、R5はラノリン脂肪酸残基、R6,R7,R8,R9は炭素
数1〜4のアルキル基、lは2〜5の整数である。〕で
表わされるラノリン系4級アンモニウム塩の一種または
二種以上0.1〜4.0重量%と (C) 一般式 〔式中、R10はメチル基またはフェニル基(ただし、R10
の総数の90%以上はメチル基),R11はメチル基または水
酸基を示す。またnは900〜2500の整数を示す。〕 で表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上0.
1〜6.0重量%とを含有することを特徴とするヘアーリン
ス剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25378390A JP2744519B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | ヘアーリンス剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25378390A JP2744519B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | ヘアーリンス剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04134020A JPH04134020A (ja) | 1992-05-07 |
JP2744519B2 true JP2744519B2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17256091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25378390A Expired - Fee Related JP2744519B2 (ja) | 1990-09-21 | 1990-09-21 | ヘアーリンス剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2744519B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19904359A1 (de) * | 1999-02-04 | 2000-08-10 | Wella Ag | Haarpflegemittel |
JP5582735B2 (ja) * | 2009-06-29 | 2014-09-03 | 株式会社ミルボン | 毛髪用化粧料 |
-
1990
- 1990-09-21 JP JP25378390A patent/JP2744519B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04134020A (ja) | 1992-05-07 |
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