JP2619834B2 - ヘアーリンス剤組成物 - Google Patents

ヘアーリンス剤組成物

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘアーリンス剤に関し、更に詳しくは、毛
髪に対し、仕上がりの軽さ及びさらさら感を大幅に改善
するとともに、毛髪コンディショニング効果に優れたヘ
アーリンス剤組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
毛髪の汚れを除去するために、アニオン界面活性剤を
主成分とするシャンプーで洗髪すると、毛髪の汚れのほ
か毛髪表面を保護している油分も同時に除去され、毛髪
の柔軟性が失なわれ、艶のないくし通りの悪い髪とな
り、毛髪の損傷,枝毛,切毛が発生し易くなる。
これらの弊害を防ぐ目的で、カチオン界面活性剤であ
る第4級アンモニウム塩を有効成分とするヘアーリンス
剤が使用されている。
ヘアーリンス剤は、毛髪にコンディショニング効果
(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)を付
与することを目的とするものである。
しかし、第4級アンモニウム塩のみでは、柔軟性,な
めらかさに関し充分な効果が得られない。
従って、従来のヘアーリンス剤には、これらの欠点を
改善するために、高級アルコール,グリセライド,流動
パラフィン等の油脂類を配合することが提案されてい
る。また近年毛髪の艶,コンディショニング効果,耐性
(耐洗浄性)の改良を目的にシリコンガムを用いたヘア
ケア製品も提案されている。しかし、これらのヘアケア
製品も消費者が運用する過程で毛髪に吸着したシリコン
ガムが部分的に脱離し、なめらかさ,くし通り性,及び
仕上がりの毛髪の軽さにおいて満足するものではなかっ
た。
本発明は、洗浄により適度な脱離性を有するととも
に、優れた毛髪コンディショニング効果(柔軟性,しっ
とり感,なめらかさ,くし通り性)及び乾燥後の毛髪の
仕上がりの軽さ、さらさら感を大幅に改善するヘアーリ
ンス剤を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、 (A) アルキル基が炭素数11〜21の直鎖又は分岐鎖で
ある、ビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤0.5〜6.0重
量%と (B) 一般式 〔式中、R1,R2,R3及びR4の1〜2個は炭素数12〜24の直
鎖又は分岐鎖アルキル基を示し、残余は炭素数1〜3の
アルキル基,ベンジル基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。〕 で表わされる第4級アンモニウム塩0.3〜6.0重量%と (C) 一般式 〔式中、R5はメチル基またはフェニル基(ただし、R5
総数の90%以上はメチル基),R6はメチル基または水酸
基を示す。またnは900〜2500の整数を示す。〕 で表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上0.
1〜6.0重量%とを含有するヘアーリンス剤組成物であ
る。
本発明の(A)成分である、アルキル基が炭素数11〜
21の直鎖又は分岐鎖のビス(2−アルキル−N−ヒドロ
キシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活
性剤は、公知の物質である。
例えば、ビス(ドデシル−N−ヒドロキシエチルイミ
ダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス(テトラデシル−N−
ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス
(ヘキサデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)
クロル酢酸錯体,ビス(オクタデシル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体,ビス(ドコシル
−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯
体,などが挙げられ、特に好ましいものは、ビス(オク
タデシル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル
酢酸錯体である。
本発明のヘアーリンス剤組成物には、これらの両性界
面活性剤の一種または二種以上の混合物を総量を基準と
して、一般的には0.5〜6.0重量%(以下wt%と略記す
る)好ましくは、1.0〜4.0wt%配合される。配合量が0.
5wt%未満では、毛髪コンディショニング効果が不十分
となる傾向がみられ、6.0wt%を超えると毛髪にべたつ
きが生じ好ましくない。
本発明の(B)成分であるカチオン界面活性剤は、 次の一般式 〔式中、R1,R2,R3及びR4の1〜2個は炭素数12〜24の直
鎖又は分岐鎖アルキル基を示し、残余は炭素数1〜3の
アルキル基,ベンジル基を示し、Xはハロゲン原子を示
す。〕 で表わされる第4級アンモニウム塩の一種または二種以
上の混合物が適用され、通常のヘアーリンス剤等に配合
され得るすべてのものが使用される。
例えば、ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロラ
イド,オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライ
ド,ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド,ベン
ジルジメチルオクタデシルアンモニウムクロライド,ジ
ドデシルジメチルアンモニウムクロライド,ベンジルジ
エチルドデシルアンモニウムクロライド,ヘキサデシル
トリメチルアンモニウムクロライド,ドデシルトリメチ
ルアンモニウムブロミド,ドコシルトリメチルアンモニ
ウムクロライド,ジドデシルジメチルアンモニウムブロ
ミドなどが挙げられる。
これらのカチオン界面活性剤の一種または二種以上の
混合物を総量を基準として、0.3〜6.0wt%、好ましくは
0.5〜4.0wt%配合される。配合量が0.3wt%未満では、
毛髪コンディショニング効果に良好な結果が得られず、
6.0wt%を超えると毛髪にべたつきが生じ好ましくな
い。
本発明の(C)成分である高分子シリコーンは、次の
一般式 〔式中、R5はメチル基またはフェニル基(ただし、R5
総数の90%以上はメチル基),R6はメチル基または水酸
基を示す。またnは900〜2500の整数を示す。〕 で表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上の
混合物が適用される。
例えば、ジメチルポリシロキサン,メチルフェニルポ
リシロキサン,末端水酸基含有ジメチルポリシロキサ
ン,末端水酸基含有メチルフェニルポリシロキサンなど
が挙げられる。
式中のR5は総てメチル基かまたは一部がフェニル基で
あり、メチル基の割合は、R5の総数のうち90%以上であ
ることが必須である。
本発明のヘアーリンス剤組成物には、これらの高分子
シリコーンの一種または二種以上の混合物を総量を基準
として0.1〜6.0wt%、好ましくは0.3〜5.0wt%配合され
る。配合量が0.1wt%未満では、乾燥後のさらさら感に
良好な結果が得られず、6.0wt%を超えると毛髪にべた
つきが生じ好ましくない。
一方、本発明で使用する高分子シリコーンの平均重合
度(n)は900〜2500であり、好ましくは1000〜2000で
ある。平均重合度が900に満たないものが効果がなく、
平均重合度が2500を超えるものを使用すると連用した場
合なめらかさ,くし通り性が悪いので好ましくない。
本発明のヘアーリンス剤組成物は、上述した3成分を
必須の構成成分とするが、当該組成物には、本発明の目
的を達成する範囲で他の成分を適宜配合することができ
る。
即ち、ワセリン,スクワラン,低沸点イソパラフィ
ン,流動パラフィン等の炭化水素,イソプロピルミリス
テート,イソプロピルパルミテート等のエステル油,ツ
バキ油,オリーブ油,アボガド油等の植物油,低沸点シ
リコーン,環状シリコーン等のシリコン油,ポリグリセ
リン脂肪酸エステル,ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノラウレート等の非イオン界面活性剤,メチルセルロー
ス,ヒドロキシエチルセルロース,カチオン化セルロー
ス等のセルロース誘導体,エチレングリコール,プロピ
レングリコール,グリセリン等の保湿剤,ポリペプチ
ド,その他殺菌剤,着色剤,香料などが挙げられこれら
の一種または二種以上を配合することができる。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ本発明を説明するが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。
なお、本実施例中で用いた試験方法は、下記のとおり
である。
(毛髪コンディショニング効果並びに乾燥後の毛髪の仕
上がりの軽さ及びさらさら感試験) 各例におけるコンディショニング効果(「髪の柔軟
性」,「髪のしっとり感」,「髪のなめらかさ」,「く
し通り性」)、並びに乾燥後の毛髪の仕上がりの軽さ及
びさらさら感を女性20名の専門パネラーにて一週間連用
後、官能的に比較し、下記基準で評価を行なった。
◎;良いと答えた人が18人以上の場合 ○; 〃 が14〜17人の場合 △; 〃 が8〜13人の場合 ×; 〃 が7人以下の場合 実施例1〜3,比較例1〜3 第一表の上段に示す配合組成のヘアーリンス剤を通常
の方法で調製し、上記試験を行い第一表の下段にその結
果を示した。
実施例4〜7,比較例4〜9 第二表の上段に示す配合組成のヘアーリンス剤を通常
の方法で調製し、上記試験を行い第二表の下段にその結
果を示した。
(特性) 実施例1〜7より明らかなように、本発明のヘアーリ
ンス剤組成物は、いずれも優れた性能を示していた。
一方、必須成分であるビス(2−アルキル−N−ヒド
ロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面
活性剤,第4級アンモニウム塩,高分子シリコーンのど
れかを欠いた場合(比較例1〜3)又は、これらの配合
量および高分子シリコーンの平均重合度(n)が本発明
の範囲外の場合(比較例4〜9)はいずれも劣った性能
を示し本発明の目的を達成できなかった。
〔発明の効果〕
以上記載のごとく、本発明は毛髪コンディショニング
効果(柔軟性,しっとり感,なめらかさ,くし通り性)
及び乾燥後の毛髪の仕上がりの軽さ,さらさら感に優
れ、連用しても髪を傷めない有用なるヘアーリンス剤組
成物を提供することは明らかである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アルキル基が炭素数11〜21の直鎖又
    は分岐鎖である、ビス(2−アルキル−N−ヒドロキシ
    エチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤
    0.5〜6.0重量%と (B)一般式 〔式中、R1,R2,R3及びR4の1〜2個は炭素数12〜24の直
    鎖又は分岐鎖アルキル基を示し、残余は炭素数1〜3の
    アルキル基,ベンジル基を示し、Xはハロゲン原子を示
    す。〕 で表わされる第4級アンモニウム塩0.3〜6.0重量%と (C)一般式 〔式中、R5はメチル基またはフェニル基(ただし、R5
    総数の90%以上はメチル基),R6はメチル基または水酸
    基を示す。またnは900〜2500の整数を示す。〕 で表わされる高分子シリコーンの一種または二種以上0.
    1〜6.0重量%とを含有することを特徴とするヘアーリン
    ス剤組成物。
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