JP3241795B2 - シャンプー組成物 - Google Patents

シャンプー組成物

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なシャンプー組成
物、さらに詳しくは、洗髪時の手ぐし通りが良好で、か
つ毛髪乾燥後のパサつきがない上、分散安定性に優れた
シャンプー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪の洗浄においては、洗浄剤と
仕上げ剤とを順次別個に使用するという洗髪行動が主流
であった。しかしながら、近年、洗浄効果と仕上げ効果
を併わせもつ組成物の開発により、洗浄するのみで仕上
げ効果を得ることができるようになり、洗髪行動の合理
化が図られるようになった。このため、洗浄効果と仕上
げ効果を有する組成物が、これまでに種々提案されてい
るが、これらの組成物の多くは、洗浄剤に仕上げ効果を
有する特定の成分を添加することによって、洗浄効果と
仕上げ効果の両方を得ようとするものであり、このよう
な仕上げ効果を付与する成分として、水不溶性のシリコ
ーン油が用いられている。
【0003】このシリコーン油は水不溶性のため、組成
物に配合すると油滴となって存在するが、経時的に油滴
が凝集して、組成物の不均一化をもたらすという欠点を
有している。したがって、このような欠点を改良するた
めに、例えばエチレングリコールモノステアレート又は
ジステアレートなどの懸濁剤を分散安定化のために用い
る方法が提案されている(特開昭62−77311号公
報)。
【0004】しかしながら、このような方法によって
も、水不溶性のシリコーン油の分散安定化について、必
ずしも十分に満足しうる結果が得られない上、洗髪時の
手ぐし通りや毛髪乾燥後のパサつきなどの性能におい
て、いまだ消費者の要望を十分に満たしているとはいえ
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、洗髪時の手ぐし通りが良好で、かつ毛髪
乾燥後のパサつきがない上、水不溶性シリコーン油の分
散安定性に優れたシャンプー組成物を提供することを目
的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水不溶性
のシリコーンを含むシャンプー組成物がもつ欠点を克服
するために鋭意研究を重ねた結果、洗浄剤成分ととも
に、水不溶性シリコーン油の1種であるジメチルポリシ
ロキサン又はそのエマルションと特定のグルコース誘導
体とを併用することにより、これら成分が相乗的に作用
し、洗髪時の手ぐし通りが改善され、かつ毛髪乾燥後の
パサつきが抑制されるとともに、シリコーン油の分散安
定性が著しく向上することを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、界面活性剤を洗浄用
成分とするシャンプーに、(A)ジメチルポリシロキサ
ン又はそのエマルションの中から選ばれた少なくとも1
種と、(B)一般式
【化2】 (式中のR1は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル
基、R2及びR3はそれぞれ炭素数9〜21のアルキル基
又はアルケニル基であり、x及びyはそれぞれオキシエ
チレン基の重合度を示し、それらの合計は50〜250
の整数である) で表わされるグルコース誘導体の中から選ばれた少なく
とも1種とを含有させたことを特徴とするシャンプー組
成物を提供するものである。
【0008】本発明のシャンプー組成物は、一般に知ら
れているシャンプーと同様、界面活性剤を洗浄用成分と
するものであるが、このような界面活性剤としては特に
制限はなく、これまでシャンプーに慣用されているもの
の中から任意に選ぶことができる。
【0009】このような界面活性剤の例としては、α‐
オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル
硫酸塩、パラフィンスルホン酸塩、アミノ酸系アニオン
性界面活性剤、スルホコハク酸系アニオン性界面活性剤
などのアニオン性界面活性剤、アルキルベタイン、イミ
ダゾリニウムベタイン、スルホベタイン、アミドプロピ
ルベタインなどの両性界面活性剤、アルキルグルコシ
ド、糖エステル系界面活性剤、脂肪酸アルカノールアミ
ドなどのノニオン性界面活性剤、さらには、各種カチオ
ン性界面活性剤などが挙げられる。
【0010】次に、本発明組成物においては、(A)成
分としてジメチルポリシロキサン(高重合ジメチルポリ
シロキサン、シリコーンゴムを含む)が用いられる。こ
のジメチルポリシロキサンは、適当な方法で界面活性剤
により乳化し、エマルション化したものであってもよ
い。このジメチルポリシロキサンとしては、一般式 (CH33SiO〔(CH32SiO〕nSi(CH33 (II) (式中のnは0又は1以上の整数である) で表わされ、温度25℃における粘度が5〜1,00
0,000センチストークス程度のジメチルポリシロキ
サンが好適である。
【0011】一方、(B)成分としては、前記一般式
(I)で表わされるグルコース誘導体が用いられる。こ
のグルコース誘導体は、例えばメチルグルコースやエチ
ルグルコースなどの糖骨格にイソステアリン酸やオレイ
ン酸などの高級脂肪酸がエステル結合したもののエチレ
ンオキシド付加物であり、このようなものの具体例とし
ては、ポリオキシエチレン(150モル)ジイソステア
リン酸メチルグルコシド、ポリオキシエチレン(120
モル)ジイソステアリン酸メチルグルコシド、ポリオキ
シエチレン(120モル)ジオレイン酸メチルグルコシ
ドなどが挙げられるが、これらの中で特にポリオキシエ
チレン(120モル)ジオレイン酸メチルグルコシド
(商品名グルカメートDOE‐120、アマコール社
製)が好適である。また、前記グルコース誘導体は1種
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0012】本発明のシャンプー組成物には、前記洗浄
用成分、(A)成分及び(B)成分以外に、所望に応
じ、従来シャンプー組成物に慣用されている添加成分、
例えばカチオン化セルロースなどのカチオン性高分子化
合物、水、グリセリン、プロピレングリコールなどの保
湿剤、エタノール、ヘキシレングリコール、ヒドロキシ
エチルセルロース、メチルセルロースなどの粘度調整
剤、クエン酸などのpH調整剤、キレート剤、酢酸トコ
フェロールなどの抗酸化剤、安息香酸やサリチル酸塩な
どの抗菌剤、ジンクピリチオンやピロクトンオラミンな
どのフケ止め剤、さらには、香料、タンパク誘導体、動
植物エキス、色素などを添加することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のシャンプー組成物は、水不溶性
シリコーン油としてジメチルポリシロキサン又はそのエ
マルションと特定のグルコース誘導体とを含有するもの
であって、洗髪時の手ぐし通りが良好で、かつ毛髪乾燥
後のパサつきがない上、分散安定性に優れているなどの
特徴を有している。
【0014】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0015】なお、シャンプー組成物の性能と分散安定
性は次のようにして評価した。 (1)洗髪時の手ぐし通り 標準試料としてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫
酸ナトリウム(p=3)15wt%、ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド3wt%、無水硫酸ナトリウム1wt
%、クエン酸・1水塩適量(pH6.0調整量)及び精
製水残部から成るものを調製した。
【0016】頭髪を左右に分け、片方に前記標準試料3
gを、もう一方に試験試料3gを施して洗髪し、洗髪時
の手ぐし通りを10名の被験者の申告により、次のよう
に評価し、被験者10名の評点の合計を算出し、以下の
記号に従って評価した。 評点;+3点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通り
が非常によい +2点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りがよい +1点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りがやや
よい 0点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りが同等 −1点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りがやや
悪い −2点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りが悪い −3点:標準試料に比較して洗髪時の手ぐし通りが非常
に悪い 評定;◎:30〜20点 ○:19〜10点 △:9〜−10点 ×:−11〜−30点
【0017】(2)毛髪乾燥後のパサつき 頭髪を左右に分け、片方に前記標準試料3gを、もう一
方に試験試料3gを施し、洗髪し、毛髪を乾燥後、毛髪
のパサつきを10名の被験者の申告により、次のように
評価し、被験者10名の評点の合計を算出し、以下の記
号に従って評価した。
【0018】 評点;+3点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつ
きのなさが非常によい +2点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さがよい +1点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さがややよい 0点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのなさ
が同等 −1点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さがやや悪い −2点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さが悪い −3点:標準試料に比較して毛髪乾燥後のパサつきのな
さが非常に悪い 評定;◎:30〜20点 ○:19〜10点 △:9〜−10点 ×:−11〜−30点
【0019】(3)分散安定性 調整したシャンプー組成物を45℃で1週間保存し、目
視あるいは顕微鏡により観察し、判定した。判定基準は
以下のとおりである。 ○:均一分散している △:合一はないが、分離している ×:合一、分離している
【0020】実施例1〜15、比較例1〜6 表1及び表2に示す組成のシャンプー組成物を調製し、
その性能を評価した。結果を表1及び表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】 注1)商品名グルカメートDOE‐120(アマコール
社製)
【0023】
【表2】
【0024】 注1):商品名グルカメートDOE‐120(アマコー
ル社製) 2):ジメチルポリシロキサン(100,000cs)
40wt%をポリオキ シエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸とポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテルで乳化したエマルシ
ョン 3):レオガードGP[ライオン(株)製] 4):マーコート550(メルク社製) 5):オクトピロックス(ヘキスト社製)
【0025】表1及び表2から明らかなように、ジメチ
ルポリシロキサンと前記一般式(I)で表わされるグル
コース誘導体を配合したシャンプー組成物(本発明品)
は分散安定性に優れ、洗髪時の手ぐし通り、毛髪乾燥後
のパサつきのなさの点で優れていることが認められた。
これに対し、ジメチルポリシロキサンのみ(比較例1〜
3)及びグルコース誘導体のみ(比較例4〜6)の一方
しか配合されていない組成物は各評価項目いずれもが劣
っており、本発明の目的を達成しえないものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/075 C11D 1/72

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 界面活性剤を洗浄用成分とするシャンプ
    ーに、(A)ジメチルポリシロキサン又はそのエマルシ
    ョンと、(B)一般式 【化1】 (式中のR1は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル
    基、R2及びR3はそれぞれ炭素数9〜21のアルキル基
    又はアルケニル基であり、x及びyはそれぞれオキシエ
    チレン基の重合度を示し、それらの合計は50〜250
    の整数である) で表わされるグルコース誘導体の中から選ばれた少なく
    とも1種とを含有させたことを特徴とするシャンプー組
    成物。
  2. 【請求項2】 (B)成分がポリオキシエチレンジオレ
    イン酸メチルグルコシドである請求項1記載のシャンプ
    ー組成物。
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