JP2760779B2 - 車両のドアのアウトサイドハンドルの自動ロッキング装置 - Google Patents

車両のドアのアウトサイドハンドルの自動ロッキング装置

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JP2760779B2
JP2760779B2 JP16893996A JP16893996A JP2760779B2 JP 2760779 B2 JP2760779 B2 JP 2760779B2 JP 16893996 A JP16893996 A JP 16893996A JP 16893996 A JP16893996 A JP 16893996A JP 2760779 B2 JP2760779 B2 JP 2760779B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のドアのアウト
サイドハンドルに関し、特に、側面衝突の際に自動的に
ロッキング状態に維持されるようにした車両のドアのア
ウトサイドハンドルの自動ロッキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のドアのアウトサイドハンドルアセ
ンブリーにおいては、図1に示すように、ハウジング2
の上部両側に立設される支持台4にアウトサイドハンド
ル6の両側に立設されるレバー8がヒンジ軸10を介し
て回転可能に支持される。
【0003】そして、ヒンジ軸10の一側にはねじりコ
イルスプリングのような弾性部材12が設置され、その
一側自由端はアウトサイドハンドル6の一側のレバー8
の上端部に弾性的に支持され、他側自由端はハウジング
2に弾性的に支持されて、常時アウトサイドハンドル6
の下端部がハウジング2内の凹入部に位置するようにし
ている。
【0004】従って、ドアを開けて搭乗しようとする場
合に運転者または搭乗者がアウトサイドハンドル6を引
き上げると、このアウトサイドハンドル6がヒンジ軸1
0の周りを回転するとともにアウトサイドハンドルロッ
ドを動作させることによって、ドアラッチのロッキング
状態を解除してドアの開閉が可能になる。
【0005】そして、前述のような車両のドアのアウト
サイドハンドルアセンブリーは、側面衝突の際にドアが
開かないようにすることによって、運転者及び搭乗者の
安全を図るためのロッキング手段を備える。
【0006】従来のロッキング手段では、前述のアウト
サイドハンドルのレバー部上側にアウトサイドハンドル
の重さ中心を維持させることが可能なバランスウエイト
を装着することによって、側面からドアに衝撃が加えら
れた場合にアウトサイドハンドルが任意に回転してドア
が開くことを防止していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来のロッキング手段においては、アウトサイド
ハンドルの任意の回転をバランスウエイトのみに依存す
るため、その回転範囲が不正確となり、確実な安全性を
期待できないという問題点があった。また、バランスウ
エイトを装着するために、その回転を考慮して所定の大
きな空間を確保しなければならないという問題があっ
た。
【0008】そこで、本発明は上記問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、側面衝突の際
に自動的にロッキング状態に堅固に維持されるようにし
て運転者及び搭乗者の安全を図り、ロッキング手段の装
着空間を最小化して空間利用率を高めた車両のドアのア
ウトサイドハンドルの自動ロッキング装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に基づく車両のドアのアウトサイドハンドル
の自動ロッキング装置は、ハウジングの上部両側に立設
された支持台にアウトサイドハンドルの両側に立設され
たレバーがヒンジ軸により回転可能に支持されると共
に、前記アウトサイドハンドルを初期状態に維持させる
弾性力を付与するために前記ヒンジ軸に設けられた弾性
部材を備えた車両のドアのアウトサイドハンドルアセン
ブリーの自動ロッキング装置であって、側面からの所定
の衝撃力が加えられた際に回転するように前記レバーの
所定位置に配置された回転部材と、前記回転部材の近傍
に配置されて、前記回転部材が所定角度以上回転したと
き該回転部材を保持する係止部とを含むことを特徴とす
る。
【0010】なお、回転部材は、その外周面に歯部を有
し、ドアに一定値以上の衝撃力が加えられた場合に回転
できるように所定の質量を有してなることが好ましい。
また、係止部は、アウトサイドハンドルを支持している
支持台の内側面に設置され、回転部材の歯部に対応する
歯として形成される。さらに、レバーの回転部材の上側
の位置には、回転部材の回転を制限する制限手段が形成
される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に基づく車両のドア
のアウトサイドハンドルの自動ロッキング装置の好まし
い実施形態を添付の図面を参照しながら詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明が適用される車両のドアの
アウトサイドハンドルアセンブリーを示す背面図であっ
て、このアウトサイドハンドルアセンブリーにおいて
は、ハウジング2の上部両側に立設される支持台4にア
ウトサイドハンドル6の両側に立設されるレバー8がヒ
ンジ軸10により回転可能に支持される。
【0013】そして、ヒンジ軸10の一側にはねじりコ
イルスプリングのような弾性部材12が設置され、その
一側自由端はアウトサイドハンドル6の一側のレバー8
の上端部に弾性的に支持され、他側自由端はハウジング
2に弾性的に支持されて、常時アウトサイドハンドル6
の下端部がハウジング2内の凹入部に位置するようにし
ている。アウトサイドハンドル6を引き上げると、アウ
トサイドハンドル6がヒンジ軸10を中心に回転して、
アウトサイドハンドルロッドを動作させることによっ
て、ドアが開かれる。
【0014】このようなアウトサイドハンドルアセンブ
リーは、図2及び図3に示すように、一側のレバー8と
該レバー8を支持する支持台4にロッキング手段を備え
る。すなわち、本発明に基づくロッキング手段は、レバ
ー8の中間部の一側に上端部が回転可能に支持された回
転部材14と、該回転部材14が外側に回転する際これ
を保持してアウトサイドハンドル6が任意に回転するの
を防止する係止部16とを含む。
【0015】回転部材14は所定の質量を有する扇形で
あり、その外周面には歯部18が形成されている。この
回転部材14の質量は適用車両またはロッキング手段の
作動範囲に応じて設定されるが、好ましい実施形態では
ドアに加えられる衝撃力が2〜5G(2〜5×9.8k
g・m/sec2)で加えられた時回転できるように設
定した。もちろん、この数値はこれに限定されるもので
はなく、車種及び必要な作動範囲に応じて大きく変更す
ることができる。
【0016】そして、回転部材14の回転の際にこれを
保持する係止部16は該回転部材の回転の際にこれと対
応する支持台4の所定の部位に形成されるが、別途の係
止部材として形成することもできる。図示の例では、係
止部16はアウトサイドハンドル6を支持している支持
台4の内側面に回転部材14の歯部8に対応する歯とし
て形成されている。従って、回転部材14が外側すなわ
ち図面において時計回り方向に回転すると、回転部材1
4の歯部18と係止部16とが係合する。
【0017】また、レバー8の回転部材14の上側の位
置には、回転部材14の回転を制限する制限手段が形成
されている。図示の例では、この制限手段として弧形状
突起20を設置している。この弧形状突起20は車両の
走行振動に伴う回転部材14の逆回転を防止するための
ものであって、その長さを必要に応じて調整可能に弾性
体により形成されている。
【0018】前述のように構成された本発明のロッキン
グ装置は、正常な状態では、図4に示すように回転部材
14が自然に下方に垂れている状態に維持されているの
で、アウトサイドハンドル6を作動してドアを開閉する
のに何等の妨害要素として作用することはない。
【0019】このような正常な状態において側面衝突に
よりドアに所定の衝撃力が加えられると、図5に示すよ
うに、慣性により所定の質量を有する回転部材14が時
計回り方向に回転すると同時に、図6に示すようにアウ
トサイドハンドル6が時計回り方向に回転する。
【0020】そうすると、回転部材14の歯部18が支
持台4の係止部16に係合することによって、アウトサ
イドハンドル6の回転はこれ以上行われないように制限
され、その結果、ドアが開くことはない。すなわち、側
面から衝撃が加えられると、回転部材14が受け台のよ
うな役割を遂行するので、アウトサイドハンドル6の回
転は防止できる。
【0021】また、前述の動作過程において、回転部材
14は衝撃力が大きい場合でも制限手段である弧形状突
起20により回転が制限されるので、完全に回転するこ
とはなく、従って、その歯部18が係止部16に容易に
係合されるともに、その結合状態を堅固に維持すること
ができる。
【0022】さらに、回転部材14の上下長さを設定す
る場合において、アウトサイドハンドル6の回転範囲を
考慮すると、アウトサイドハンドル6が8°以上回転し
ないように設定することが好ましい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
側面衝突の際にアウトサイドハンドルが自動的にロッキ
ングされ、このロッキング状態が堅固に維持されるよう
にしているので、運転者及び搭乗者の安全を図ることが
できる。また、回転部材の作動範囲は小さくその装着空
間を最小にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロッキング手段を備えた車両のドアの
アウトサイドハンドルアセンブリーを示す背面図であ
る。
【図2】本発明のロッキング手段を示す要部拡大図であ
る。
【図3】図1に示すアウトサイドハンドルアセンブリー
の側断面図である。
【図4】本発明のロッキング手段の作動状態を説明する
ための図であって、ロッキング手段が係合する前の状態
を示す。
【図5】本発明のロッキング手段の作動状態を説明する
ための図であって、側面から衝撃が加えられてロッキン
グ手段が係合する直前の状態を示す。
【図6】本発明のロッキング手段の作動状態を説明する
ための図であって、側面から衝撃が加えられてロッキン
グ手段が係合した状態を示す。
【符号の説明】
2 ハウジング 4 支持台 6 アウトサイドハンドル 8 レバー 10 ヒンジ軸 12 弾性部材 14 回転部材 16 係止部 18 回転部材の歯部 20 弧形状突起

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの上部両側に立設された支持
    台にアウトサイドハンドルの両側に立設されたレバーが
    ヒンジ軸により回転可能に支持されると共に、前記アウ
    トサイドハンドルを初期状態に維持させる弾性力を付与
    するために前記ヒンジ軸に設けられた弾性部材を備えた
    車両のドアのアウトサイドハンドルアセンブリーの自動
    ロッキング装置であって、 側面からの所定の衝撃力が加えられた際に回転するよう
    に前記レバーの所定位置に配置された回転部材と、 前記回転部材の近傍に配置されて、前記回転部材が所定
    角度以上回転したとき該回転部材を保持する係止部と、
    を含むことを特徴とする自動ロッキング装置。
  2. 【請求項2】 前記回転部材は、その外周面に歯部を有
    し、ドアに一定値以上の衝撃力が加えられた場合に回転
    できるように所定の質量を有してなることを特徴とする
    請求項1に記載の自動ロッキング装置。
  3. 【請求項3】 前記回転部材の長さは、側面衝突の際に
    アウトサイドハンドルがドアのロッキング状態を維持す
    る範囲内で設定されることを特徴とする請求項1に記載
    の自動ロッキング装置。
  4. 【請求項4】 前記係止部は、アウトサイドハンドルを
    支持している支持台の内側面に設置され、回転部材の歯
    部に対応する歯として形成されたことを特徴とする請求
    項1に記載の自動ロッキング装置。
  5. 【請求項5】 前記レバーの前記回転部材の上側の位置
    には、該回転部材の回転を制限する制限手段が形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の自動ロッキング装
    置。
  6. 【請求項6】 前記制限手段はその長さを必要に応じて
    調整できるように弾性体から形成したことを特徴とする
    請求項5に記載の自動ロッキング装置。
JP16893996A 1996-06-28 1996-06-28 車両のドアのアウトサイドハンドルの自動ロッキング装置 Expired - Lifetime JP2760779B2 (ja)

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JPH1018664A JPH1018664A (ja) 1998-01-20
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JP4717662B2 (ja) * 2006-02-28 2011-07-06 株式会社アルファ 自動車用ドアハンドル装置
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