JPH0319244Y2 - - Google Patents

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JPH0319244Y2
JPH0319244Y2 JP9853984U JP9853984U JPH0319244Y2 JP H0319244 Y2 JPH0319244 Y2 JP H0319244Y2 JP 9853984 U JP9853984 U JP 9853984U JP 9853984 U JP9853984 U JP 9853984U JP H0319244 Y2 JPH0319244 Y2 JP H0319244Y2
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panel
pin
movable shaft
frame
tip
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JP9853984U
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JPS6115776U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は操作卓等におけるパネル開閉構造に関
するものである。
(従来の技術) 従来、操作卓等におけるパネルは、美的観念上
から、操作に必要な最小限の部品等を配置するに
とどめ、ネジ頭、取手などは露出せしめない構造
が要求されており、装置の調整、整備時において
は、裏面の部品及び配線等を見る必要がある。こ
のため、パネルの後方から操作員が近付けるよう
にするか、パネルを回転して裏面を開くことが出
来る構造が考えられている。このうち、後者の場
合、美観上からパネルとその周辺のフレームを同
一平面にする必要があり、このため、パネルを回
転する時に手をかける場所がなく、回転の手掛り
がない。そこで、パネルを下面からバネ等により
押し上げることが考えられてきた。このような従
来のパネル開閉構造を第2図を用いて説明する。
図中、1はパネルで、パネル1の裏面には部品
2が取付けられており、部品2からの配線3が図
示されていない他の部品に接続されている。4
a,4bはフレームでパネル1と同一平面に配設
され、パネル上端縁はフレーム4aと蝶番6によ
つて開閉自在に枢支されそして下端縁はフレーム
4bとネジ7によつて係止されている。8はパネ
ル1の裏側をほこりなどから避けるため設けられ
た底部カバーで、このため下側からパネル1の裏
面に取付けられている部品2及び配線3等の調
整、整備が妨げられている。9はパネル1を上方
に開口するためのバネで、底部カバー8に立設さ
れた底部にフランジ11を有する中空円筒状の支
持体12に嵌着され、この支持体12の内部を案
内され摺動するストツパ13を有する押上げ軸1
4があり、支持体12外部に突出した部分にバネ
9を押えるフランジ15があり、押し上げ軸14
の突出端がパネル1の裏面に接触している。
以上のように構成されているから、調整、整備
時はパネル裏面を見るために、次のように操作す
る。
まず、ネジ7を外すと、予め圧縮されていたバ
ネ9は伸張してフランジ15を図示のX方向に押
し上げ、これと一体のストツパ13と共に押し上
げ軸14によつてパネル1は押し上げられ、上端
縁は蝶番5によつて枢軸16を中心として回転を
始める。動き出したフランジ15はストツパ13
が支持体12の上部12aに衝き当り、動きを止
める。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、パネル1には通常多数の部品等
が取付けられているため重くなつているから、こ
の重量に対応してバネ19の形状も大きくなり、
パネルの実装空間を減縮させる欠点があつた。
又、動き始めた押し上げ軸が支持体に急激に止
められるため、慣性によつてパネル面がバウンド
し振動と衝撃が加わるのみならず異常な打撃音を
発生する欠点があつた。
本考案は前記従来技術が有する問題点を解決し
たパネル構造を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、フレームに対して、開閉自在に枢支
された上端縁と、係止された下端縁とを有し、下
面に揚力付与手段を有するパネルをフレームとの
係止を解除することによりその係止端より開口せ
しめるパネル構造であつて、フレームと一体に設
けられたパネル底部カバーに立設された軸受部
と、この軸受部に支承され圧縮バネにより移動可
能ならしめられかつ先端部にピンを植立した可動
軸と、中央部が枢支され一端がパネル裏面に当接
しかつ他端部に前記ピンと係合するカム孔を有す
るく字状クランクと、前記可動軸先端と接し同軸
上に対設されたダンピングユニツトとから成る揚
力付与手段を有するパネル構造である。
(作用) 本考案によれば、以上のようなパネル構造とし
たので、可動軸の動きを規制するダンピング・ユ
ニツトによつて従来構造のパネルが有するパネル
開口終了時に発生する振動、衝撃、異常音を防止
することが出来、可動軸によりパネルを直接押し
上げずに挺子によつて作用点とバネ部との間隔を
離し、パネル面の実装効率を上げるなど、前記問
題点を除去できるものである。
以下実施例について本考案を具体的に説明す
る。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示す説明図であ
る。同図において、21はパネル面で蝶番22に
より上端縁がフレーム23aに開閉自在に枢支さ
れて下端縁はネジ24によつてフレーム23bに
係止されている。
又、パネル21の裏側はパネル底部カバー25
によつて覆われており、このカバー25には軸受
部26となるL金具26a,26bが立設され、
それぞれ軸受用の丸孔が明けられており、この丸
孔に嵌合して可動軸27が挿入されている。この
可動軸27にはフランジ部28とピン29が固着
されており、フランジ部28とL金具36の間に
可動軸27に嵌着された圧縮バネ30が挾着され
ている。可動軸27の先端部31に接し同軸上に
ダンピング・ユニツト33が取付金具34によつ
てカバー25に固定されている。
又、可動軸27のピン29と係合するガイド用
カム孔35を一方の腕36aにもつたクランク3
6は枢軸37の反対側に腕36bを有し、この腕
36bの先端がパネル21の下面に接している。
以上のように構成されているので、調整、整備
時にパネル裏面を見たい時は、ネジ24を外す
と、圧縮バネ30はフランジ部28をZ方向に押
し、可動軸37に取り付けられたピン29により
クランク36を回転軸27を中心として回動させ
る。回動したクランク36は腕36bの先端によ
つて、パネル面21を図示Y方向に押し上げる。
従つて、パネル面21は蝶番22において回動す
る。又、Z方向に移動した可動軸27は先端によ
つてダンピング・ユニツト33を押す。このこと
により、可動軸27の移動速度に対応した力をダ
ンピング・ユニツト33は受けるため、可動軸の
移動速度は漸減する。このため、押し上げられY
方向に慣性力を持つパネル21はバウンドせず、
振動、衝撃も加わらず静止することが出来る。
さらに、クランク36により、バネ部分及びダ
ンピングユニツト部分をパネル面から離すことが
できるため、パネル面21の実装効率を高めるこ
とができる。即ち、パネル面での占有空間はクラ
ンク先端36bが当る部分を確保すれば目的が達
成できるパネル構造であり、他の空間はすべて部
品等の他の部分のスペースに活用することができ
る。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案によればパ
ネル開閉機構にクランクを利用してパネル面と圧
縮バネ及びダンピング・ユニツト部を離したこと
により、パネル面の実装効率を上げることができ
るとともに、ダンピング・ユニツトの作用点を容
易に移動できるようにしたため、バネの能力を最
大限に発揮でき、かつパネル面への振動、衝撃等
を防止することができる。従つて、美観的にも有
利なかつ効率の良い操作卓を提供できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は従来のパネル開閉機構を示す説明図である。 1,21……パネル、4a,4b,23a,2
3b……フレーム、6,22……蝶番、8,25
……底部カバー、9,30……圧縮バネ、26
a,26b……軸受L金具、27……可動軸、2
9……ピン、33……ダンピング・ユニツト、3
4……取付け金具、35……カム孔、36……ク
ランク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フレームに対して、開閉自在に枢支された上端
    縁と、係止された下端縁とを有し、かつ、下面に
    揚力を付与されているパネルをフレームとの係止
    を解除することによりその係止端より開口せしめ
    るパネル構造において、フレームと一体に設けら
    れたパネル底部カバーに立設された軸受部と、こ
    の軸受部に支承され圧縮バネにより移動可能なら
    しめられかつ先端部にピンを植立した可動軸と、
    中央部が枢支され一端がパネル裏面に当接しかつ
    他端部には前記ピンと係合するカム孔を有するく
    字状クランクと、前記可動軸先端と接し同軸上に
    対設されたダンピング・ユニツトとから成るパネ
    ル構造。
JP9853984U 1984-07-02 1984-07-02 パネル構造 Granted JPS6115776U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9853984U JPS6115776U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 パネル構造

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JP9853984U JPS6115776U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 パネル構造

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Publication Number Publication Date
JPS6115776U JPS6115776U (ja) 1986-01-29
JPH0319244Y2 true JPH0319244Y2 (ja) 1991-04-23

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ID=30658078

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JP9853984U Granted JPS6115776U (ja) 1984-07-02 1984-07-02 パネル構造

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JPS6115776U (ja) 1986-01-29

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