JP2759620B2 - 樹脂塗装金属板及びその製造方法 - Google Patents

樹脂塗装金属板及びその製造方法

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JP2759620B2 JP7014034A JP1403495A JP2759620B2 JP 2759620 B2 JP2759620 B2 JP 2759620B2 JP 7014034 A JP7014034 A JP 7014034A JP 1403495 A JP1403495 A JP 1403495A JP 2759620 B2 JP2759620 B2 JP 2759620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用電気製品や建材
等の用途に好適に用いることができる耐アブレージョン
性、加工性、加工時の耐黒化性、打ち抜き性、耐食性及
び塗装性にすぐれる樹脂塗装金属板、特に、樹脂塗装鋼
板と、そのような樹脂塗装金属板、特に、樹脂塗装鋼板
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用電気製品や建材用途に用い
られる金属板としては、アルミニウム板やステンレス鋼
板のほか、電気亜鉛めっき鋼板や溶融亜鉛めっき鋼板等
の表面処理鋼板が広く用いられている。そのなかでも、
亜鉛めっき系の表面処理鋼板については、従来、クロメ
ート処理やリン酸塩処理が施され、家庭用電気製品を中
心として、音響機器、コンピューター部品、電子レンジ
の底板等、種々の部材に広く用いられている。しかし、
近年、これらの表面処理鋼板に対するユーザ・ニーズ
は、益々高度化し、種々多様な被膜性能が要求されるに
至っている。
【0003】例えば、表面処理鋼板が裸使用される場合
には、耐食性、アース性、指紋が付着しても、目立ちに
くい耐指紋性、アルカリや溶剤等に対する耐薬品性、耐
汚染性等が要求される。また、プレス加工や打ち抜き加
工される場合には、潤滑性、耐疵付き性、深絞り加工
性、耐金型摩耗性、打ち抜き性、加工摺動面の耐黒化
性、プレス油、速乾性油等の耐油性等が要求される。
【0004】また、表面処理鋼板は、鋼板メーカーから
コイル又はシート材の状態で製品として出荷される場
合、通常、トラック等で輸送され、その際、輸送時の振
動等によって、コイルの場合にはとも擦れが発生し、シ
ート材の場合には梱包内で重なり合う鋼板同士が擦れた
り、鋼板表面に擦り疵が発生することがある。この擦り
疵は、その部分が黒く変色して見える欠陥となり、この
ような欠陥は、アブレージョン(摩損)と称され、表面
処理鋼板の商品価値を著しく劣化させ、ユーザーにおい
て商品として用い難いい言う問題が起こる。
【0005】このような種々のニーズに対して、従来の
クロメート処理やリン酸塩処理等の無機系の表面処理鋼
板では対応ができない。そこで、近年、以下に示すよう
な有機樹脂被膜を形成した樹脂塗装鋼板が多く提案され
ている。例えば、第1に、特開昭62−50480号公
報には、亜鉛めっき鋼板をクロメート処理した後、その
上にカルボキシル化ポリオレフィン系樹脂とエポキシ樹
脂とからなり、コロイダルシリカを含む有機被膜を形成
することによって、耐食性、塗装性、耐溶剤性、耐アル
カリ性及び耐指紋性の改善を図った亜鉛めっき鋼板が記
載されている。同様に、第2に、特開昭64−7308
3号公報には、コロイドゾルを含むエチレン−α,β−
不飽和カルボン酸共重合体樹脂の分散液に重合性エチレ
ン系不飽和化合物を加えて、乳化重合させ、重合終了の
後、更に重合体を架橋させた処理液を調製し、これをク
ロメート処理した亜鉛めっき鋼板に塗布して、密着性、
耐指紋性、耐コインスクラッチ性、耐食性等の向上を図
った表面処理鋼板が記載されている。
【0006】第3に、特公平5−54823号公報に
は、亜鉛めっき鋼板をクロメート処理した後、コロイダ
ルシリカを含むエチレン−エチレン不飽和カルボン酸共
重合体樹脂とアジリジニル基を有する有機物からなる樹
脂液を塗布し、乾燥させて、架橋被膜を形成することに
よって、塗装性、耐食性、耐薬品性及び耐疵付き性を改
善した樹脂塗装鋼板を得ることができることが記載され
ている。
【0007】また、第4に、特開平6−246229号
公報には、亜鉛めっき鋼板にクロメート処理を施し、そ
の上にエチレンとα,β−エチレン性不飽和カルボン酸
とを主成分とし、カルボキシ基の60〜80%をナトリ
ウムイオンで中和したエチレン系アイオノマー樹脂から
なる樹脂被膜を形成することによって、良好な耐食性を
維持しつつ、耐黒変性を改善した有機複合被覆鋼板を得
ることが記載されている。
【0008】更に、第5に、特公平5−13829号公
報には、アクリル化エポキシ樹脂を主体として、フッ素
粒子とシリカ粒子を含む樹脂被膜を亜鉛めっき鋼板上に
形成し、プレス成形性にすぐれる樹脂塗装鋼板を得るこ
とが記載されている。
【0009】上記第1から第3の先行技術は、耐食性、
塗装性、耐指紋性等のユーザーでの裸使用における要求
性能については、ある程度の改善が達成されている。ま
た、ユーザーでのハンドリングによる耐疵付き性につい
ても、ある程度の効果は認められる。しかしながら、こ
れらの樹脂塗装鋼板は、被膜が硬度と潤滑性とに劣るの
で、プレス加工、特に、折り曲げ加工と深絞り加工に際
して、樹脂塗装鋼板と金型との摺動によって、樹脂被膜
が鋼板から剥離し、更には、めっき層の剥離を生じて、
黒化物が発生し、製品に付着し、又は金型に蓄積すると
いう問題の解決には至っていない。同様に、耐アブレー
ジョン性についても、極圧下での振動による鋼板相互の
擦れによって発生する擦り疵防止は困難である。
【0010】第4の先行技術においては、カルボキシル
基を有するエチレン系樹脂をナトリウムイオンで中和
し、アイオノマー化することによって、樹脂被膜による
バリヤー効果を発現させて、耐食性を劣化させることな
く、腐食環境下における亜鉛めっきの黒変現象、即ち、
耐黒変性を向上させたものである。また、樹脂被膜にお
ける樹脂成分のアイオノマー化によって、被膜表面の耐
疵付き性は、若干改善できると推測されるが、プレス加
工時の耐黒化性と耐アブレージョン性の改善までには至
っていない。
【0011】第5の先行技術は、プレス加工性の向上を
目的とした潤滑鋼板に関する技術であり、プレス加工時
の黒化物とアブレージョン発生の抑制には著しい効果が
期待できる。しかし、潤滑材として用いているフッ素樹
脂粒子の表面が不活性であって、樹脂被膜の内部や表面
に化学的に結合させることが困難であるので、電着塗装
や粉体塗装等によって、処理表面に塗料を塗布した際の
塗膜密着性(塗装性)にる問題がある。また、潤滑材と
して、ワックス粒子を用いた場合、樹脂被膜の塗布乾燥
に際して、その加熱温度が高温であるとき、樹脂被膜中
のワックス粒子が軟化し、被膜表面に浮き出して固化す
るため、塗装性と耐食性が劣化する。従って、樹脂被膜
の乾燥造膜温度が用いたワックスの軟化点以下に制限さ
れるので、十分な被膜強度が得られない等の問題があ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の樹脂
塗装金属板、特に、樹脂塗装鋼板における上述したよう
な問題を解決するためになされたものであつて、耐アブ
レージョン性を有するのみならず、潤滑性、耐疵付き
性、打ち抜き性、加工時の耐黒化性等のプレス加工性と
打ち抜き加工性、更には、耐食性、塗装性、アース性等
にすぐれ、且つ、これらの性質のバランスがとれた樹脂
塗装金属板、特に、樹脂塗装鋼板と、そのような樹脂塗
装金属板、特に、樹脂塗装鋼板の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、イオン
クラスターによる分子間会合したポリオレフィン系共重
合体樹脂エマルジョンを主体として、固形分換算にて、
シリカ粒子5〜30重量%と球形ポリエチレンワックス
粒子0.5〜20重量%とアジリジニル基を有する有機化
合物1〜20重量%とを含む樹脂被膜が乾燥重量にて0.
2〜2.5g/m 2 の範囲の付着量にて金属板の表面に形
成されていることを特徴とする樹脂塗装金属板が提供さ
れる。
【0014】更に、本発明によれば、イオンクラスター
による分子間会合したポリオレフィン系共重合体樹脂エ
マルジョンを主体として、固形分換算にて、シリカ粒子
5〜30重量%と球形ポリエチレンワックス粒子0.5〜
20重量%とアジリジニル基を有する有機化合物1〜2
0重量%とを含む水性樹脂塗料を金属板の表面に塗布
し、金属板を加熱し、塗料を乾燥させて、被膜付着量0.
2〜2.5g/m2 にて樹脂被膜を金属板の表面に形成す
ることを特徴とする樹脂塗装金属板の製造方法が提供さ
れる。
【0015】以下、鋼板によって、金属板を代表させ
て、説明する。本発明においては、樹脂塗料における樹
脂成分として、イオンクラスターによる分子間会合した
ポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンが用いら
れ、ここに、このポリオレフィン系共重合体樹脂は、エ
チレン性不飽和カルボン酸成分を1〜40重量%の範囲
で含み、(メタ)アクリル酸エステル成分を含んでいて
もよいオレフィン−エチレン性不飽和カルボン酸共重合
体樹脂をアイオノマー化し、更に、架橋剤にて架橋して
高分子量化してなるポリオレフィン系共重合体樹脂であ
ることが好ましい。
【0016】上記イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンは、カル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体を製造す
る第1の工程と、かくして得られたポリオレフィン系共
重合体をアイオノマー化する第3の工程と、かくして得
られたアイオノマー樹脂を高分子量化する第3の工程を
経ることによって得ることができる。
【0017】このようにして得られるイオンクラスター
による分子間会合したポリオレフィン系共重合体樹脂エ
マルジョンは、これにそれぞれ所定量のシリカ粒子と球
形ポリエチレンワックス粒子とアジリジニル基を有する
有機化合物とを加えて、水性樹脂塗料とし、本発明にに
よれば、この水性樹脂塗料を金属板の表面に塗布し、金
属板を所定の板温度に加熱し、塗料を乾燥させて、樹脂
被膜を形成させることによって、目的とする耐アブレー
ション性を有するのみならず、加工性、加工時の耐黒化
性、打ち抜き性、耐食性、塗装性等のバランスにすぐれ
た被膜性能を有する樹脂塗装鋼板を得ることができる。
【0018】先ず、イオンクラスターによる分子間会合
したポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンの製造
において、第1工程である共重合体の製造工程について
説明する。 第1の単量体としてのオレフィンと、第2
の単量体としてのエチレン性不飽和カルボン酸1〜40
重量%とを含み、必要に応じて、その他の共重合可能な
第3の単量体成分からなる単量体混合物を水性分散媒中
で温度200〜300℃、圧力1000〜2000気圧
の条件下で共重合させて、カルボキシル基を有するポリ
オレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製する。
【0019】ここに、上記エチレン性不飽和カルボン酸
としては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、イタコン酸等を挙げることができるが、特
に、(メタ)アクリル酸が好ましく用いられる。なかで
も、(メタ)アクリル酸が好ましく用いられる。また、
上記オレフィンとしては、通常、エチレン、プロピレン
等の脂肪族α−オレフィンやスチレン等の芳香族ビニル
化合物が好ましく用いられる。 従って、本発明におい
て用いる好ましいポリオレフィン系共重合体樹脂とし
て、例えば、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体樹
脂、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体樹脂、エチ
レン−スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体樹脂等を
挙げることができる。
【0020】本発明においては、上記第1及び第2の単
量体に加えて、必要に応じて、第3の単量体として、例
えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル等の(メタ)アク
リル酸エステル、スチレン、ビニルトルエン、クロロス
チレン等のスチレン系単量体、(メタ)アクリル酸ヒド
ロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル
等の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル、N−メチ
ロール(メタ)アクリルアミド等のN−置換(メタ)ア
クリルアミド、(メタ)アクリル酸グリシジル等のエポ
キシ基含有(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アク
リロニトリル等の1種又は2種以上を用いることができ
る。
【0021】このようなポリオレフィン系共重合体樹脂
において、エチレン性不飽和カルボン酸成分が40重量
%よりも多いときは、その後の乳化アイオノマー工程と
高分子量化工程を経て得られるイオンクラスターによる
分子間会合したポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジ
ョンを被膜形成材料として用いても、得られる樹脂塗装
鋼板が耐食性において、尚十分でない。他方、ポリオレ
フィン系共重合体樹脂において、エチレン性不飽和カル
ボン酸成分が1重量%よりも少ないときは、得られるポ
リオレフィン系共重合体樹脂を水溶性又は水分散性とす
ることが困難であり、本発明の方法において用いるに適
しない。
【0022】上記水性分散媒としては、水又は水と親水
性有機溶剤との混合物が用いられる。親水性有機溶剤と
しては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノール等の低級脂肪族アルコールや、エチレングリコー
ルメチルエーテル等のグリコールエーテル、エチレング
リコールアセテート等のグリコールエステル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル、ジメチルホルム
アミド、ジアセトンアルコール等が用いられる。
【0023】第1の工程で得られたポリオレフィン系共
重合体樹脂は、次いで、乳化アイオノマー化される。こ
の乳化アイオノマー化は、通常、温度80〜300℃、
圧力1〜20気圧の条件下に適宜の陽イオンと、必要に
応じて、アンモニア水を用いて行なう。加圧下にアイオ
ノマー化する際には、アミン類を併用することが乳化性
及び樹脂性能の点から好ましい。
【0024】上記陽イオンとしては、金属イオンが好ま
しく、例えば、リチウム、カリウム、マグネシウム、亜
鉛、ナトリウム、カルシウム、鉄、アルミニウム等のイ
オンが好ましい。通常、ナトリウムイオンが特に好まし
く用いられる。
【0025】本発明に従って、鋼板の表面に耐アブレー
ジョン性と共に、加工性、加工時の耐黒化性、打ち抜き
性、耐食性、塗装性等のバランスにすぐれる樹脂被膜を
形成し得るためには、樹脂塗料中の樹脂成分を部分架橋
して、高分子量化を図ることが必要である。
【0026】そこて、本発明によれば、上記アイオノマ
ー化した樹脂を架橋剤によって更に部分架橋させて、イ
オンクラスターによる分子間会合したポリオレフィン系
共重合体樹脂を得ることができる。ここに、架橋剤とし
ては、樹脂の有するカルボキシル基を利用して架橋し得
るものであれば、特に、限定されることなく、任意の架
橋剤を用いることができる。従って、架橋剤としては、
例えば、メチロール系化合物、アミン系化合物、エポキ
シ化合物、チタン系化合物等を挙げることができる。こ
の架橋反応は、通常、温度30〜200℃、圧力は常圧
から20気圧程度の条件下で行なうことが好ましい。
【0027】本発明による樹脂塗装鋼板は、このように
して得られたイオンクラスターによる分子間会合したポ
リオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを主体とし
て、固形分換算にて、シリカ粒子5〜30重量%と球形
ポリエチレンワックス粒子0.5〜20重量%とアジリジ
ニル基を有する有機化合物1〜20重量%とを含有する
水性樹脂塗料を鋼板上に塗布し、所定の板温度に加熱
し、塗料を乾燥させて、乾燥後の樹脂被膜重量で0.2〜
2.5g/m2の範囲となるように、樹脂被膜を鋼板の表面
に形成させることによって得ることができる。
【0028】本発明において用いる水性樹脂塗料は、こ
のように、アジリジニル基を有する有機化合物を固形分
換算で1〜20重量%の範囲で含有しており、このアジ
リジニル基を有する有機化合物によって、樹脂塗料を鋼
板に塗布し、加熱乾燥する際に、樹脂成分であるイオン
クラスターによる分子間会合したポリオレフィン系共重
合体樹脂が架橋され、架橋密度の高い樹脂被膜が形成さ
れ、かくして、得られる樹脂被膜は、その硬さ、強靭性
及び耐熱性が著しく向上する。
【0029】本発明において用いるアジリジニル基を有
する有機化合物としては、例えば、次式
【0030】
【化1】
【0031】で表わされるトリメチロールプロパントリ
ス(β−アジリジニルプロピオネート)、次式
【0032】
【化2】
【0033】で表わされるトリス−2,4,6−(1−アジ
リジニル)−1,3,5−トリアジン、次式
【0034】
【化3】
【0035】で表わされるトリス〔1−(2−メチル)
アジリジニル〕ホスフィンオキシド等を挙げることがで
きる。このようなアジリジニル基を有する有機化合物
は、次式
【0036】
【化4】
【0037】に示すように、カルボキシル基を有する共
重合体樹脂と架橋反応を行なって、架橋密度の高い樹脂
被膜を形成させ、得られる樹脂被膜の硬度、強靭性及び
耐熱性を著しく向上させ、本発明の樹脂塗装鋼板のプレ
ス加工や打ち抜き加工の際に加わる金型との摺動による
衝撃や、金型の発熱による樹脂被膜の軟化を抑制する効
果を得ることができる。更に、耐食性と耐薬品性につい
ても、向上効果が得られる。
【0038】本発明に用いる樹脂塗料において、アジリ
ジニル基を有する有機化合物の量が塗料中、固形分換算
にて、1重量%よりも少ないときは、上述したような共
重合体樹脂中のカルボキシル基との架橋反応が不十分で
あるのみならず、そのカルボキシル基がプレス加工や打
ち抜き加工後の脱脂工程で用いられるアルカリ化合中の
ナトリウムイオンやカリウムイオンと反応して、被膜を
親水性とし、その耐食性や塗装性を著しく劣化させる。
他方、20重量%を超えるときは、被膜の架橋密度が過
度に高くなって、被膜硬度が過度に上昇し、その結果、
プレス加工等のよる加工変形によく追従することができ
ず、クラック等が発生して、耐食性及び塗装性を劣化さ
せる。特に、本発明においては、樹脂塗料におけるアジ
リジニル基を有する有機化合物の量は、固形分換算に
て、5〜10重量%の範囲が好ましい。
【0039】本発明において用いる樹脂塗料は、固形分
換算にて、シリカ粒子を5〜30重量%の範囲で含む。
シリカ粒子は、得られる樹脂被膜にすぐれた耐食性と塗
装性を与え、更には、樹脂被膜の硬度をより向上させ
て、輸送時の振動によるアブレージョンの発生、加工時
の被膜への疵付き、黒化現象の発生等を制御するのに効
果がある。しかし、樹脂塗料において、固形分換算に
て、シリカ粒子の量が5重量%よりも少ないときは、得
られる樹脂被膜の耐食性と塗装性の向上が不十分であ
り、更には、十分な被膜硬度が得られないので、耐アブ
レージョン性、加工時の被膜への疵付き、黒化現象の発
生等を制御することができない。他方、30重量%を超
えるときは、樹脂被膜の硬度は著しく向上するが、樹脂
被膜に占めるシリカ粒子の割合が過度に大きくなって、
樹脂被膜の造膜性が劣化し、被膜にクラックが発生し
て、耐食性が劣化する。
【0040】更には、シリカ粒子が増摩剤として作用す
るようになり、被膜の摩擦係数を高め、潤滑性を低下さ
せて、加工時における金型の摩耗を生じ、金型の寿命を
早めることとなる。特に、本発明においては、樹脂塗料
におけるシリカ粒子の量は、固形分換算にて、5〜20
重量%の範囲が好ましい。
【0041】上記のようなシリカ粒子の効果を最大限に
得るには、シリカ粒子は、その粒子径が1〜200nm
の範囲にあることが好ましい。シリカ粒子の粒子径が小
さくなるほど、被膜の耐食性が向上する。かかるシリカ
粒子の効果は、樹脂被膜を緻密で密着性にすぐれるもの
として、樹脂被膜の有する耐食性を一層高めることによ
るものとみられる。このような観点からは、用いるシリ
カ粒子は、粒子径が小さいほどよいが、しかし、極端に
微小な粒子を用いても、上記効果がそれに対応して、特
に、増強されるものでもないので、本発明においては、
シリカ粒子は、通常、粒子径が1nm以上であればよ
い。他方、シリカ粒子の粒子径が大きくなるほど、例え
ば、鎖状シリカ粒子として知られている粒子径40〜2
00nmのシリカ粒子を用いることによって、樹脂被膜
の塗装性は著しく向上する。しかし、200nmを超え
る場合は、被膜表面を粗くして、緻密な樹脂被膜を形成
することができず、更に、シリカ粒子が増摩剤としても
作用するので、加工性の劣化につながる。特に、本発明
においては、その要求被膜性能に応じて、例えば、耐食
性を重視する場合は、シリカ粒子の粒子径は4〜20n
mの範囲にあることが好ましく、塗装性を重視する場合
は、40〜200nmの範囲にあることが好ましい。
【0042】このようなシリカ粒子は、通常、コロイダ
ルシリカとして知られており、本発明においては、例え
ば、スノーテックスXS、SS、40、N、UP(日産
化学工業(株)製)等の市販品を好適に用いることがで
きる。
【0043】本発明において用いる樹脂塗料は、更に、
球形ポリエチレンワックス粒子を固形分換算にて、0.5
〜20重量%の範囲で含んでいる。この球形ポリエチレ
ンワックス粒子は、得られる樹脂被膜の潤滑性を向上さ
せ、耐アブレージョン性と耐疵付き性の向上に効果があ
る。更に、プレス加工や打ち抜き加工の際に必要な深絞
り性及び打ち抜き性、耐金型摩耗性、加工時における摺
動面の耐黒化性を向上させ、すぐれた加工性を付与する
ものである。
【0044】しかし、樹脂塗料において、球形ポリエチ
レンワックス粒子の量が固形分換算にて、0.5重量%よ
りも少ないときは、得られる樹脂被膜の潤滑性が不十分
となり、耐アブレージョン性と耐疵付き性の向上や、満
足すべき加工性を得ることができない。他方、20重量
%を超える場合は、得られる樹脂被膜は、潤滑性は十分
であるが、しかし、電着塗装や粉体塗装、又はシルク印
刷等による塗装が施された際の塗膜密着性に劣る。この
原因の一つとして、樹脂塗料を塗布し、焼付け、乾燥す
る際に、ワックスが軟化、液化し、樹脂被膜と塗膜の界
面に濃化するので、塗膜の密着性が劣化するためとみら
れる。特に、本発明においては、樹脂塗料における球形
ポリエチレンワックス粒子の量は、固形分換算で、1〜
10重量%の範囲が好ましい。
【0045】上記のような球形ポリエチレンワックス粒
子の効果を最大限に得るには、ワックス粒子は、粒子径
が0.1〜3μmの範囲にあることが好ましい。ワックス
粒子の粒子径が0.1μmよりも小さいときは、潤滑性に
すぐれる樹脂被膜を得ることができず、また、樹脂被膜
のみならず、被膜中のワックス粒子に基づく打ち抜き
性、耐金型摩耗性及び深絞り性の向上効果を得ることが
できない。
【0046】他方、ワックス粒子の粒子径が3μmを超
える場合には、樹脂塗料中に均一に分散させることが困
難となり、得られる樹脂被膜中にワックスを均一に分散
させることができず、被膜の鋼板への密着性が劣化す
る。更に、電着塗装、粉体塗装、シルク印刷等による塗
膜密着性も劣化する。特に、本発明においては、樹脂塗
料における球形ポリエチレンワックス粒子の粒子径は、
0.3〜1.0μmの範囲が好ましい。
【0047】本発明において、球形ポリエチレンワック
ス粒子の軟化点は、80〜140℃の範囲にあることが
好ましい。軟化点が80℃よりも低いときは、プレス加
工や打ち抜き加工の際に、金型温度の上昇に伴い、ワッ
クス粒子が軟化、液化することによって、樹脂塗装鋼板
と金型との摺動面において、液化したワックスの液切れ
現象が発生し、加工性が低下して、擦り疵や金型との焼
付きが生じ、また、摺動部に黒化物が付着して、製品外
観を著しく劣化させる。他方、軟化点が140℃を超え
るときは、ワックス粒子の潤滑性が十分でなく、打ち抜
き性、耐金型摩耗性、深絞り性等において向上が認めら
れず、すぐれた加工性を得ることができない。
【0048】本発明において、かかる球形ポリエチレン
ワックス粒子としては、例えば、ダイジェットE−17
(互応化学(株)製)、KUE−1、KUE−5、KU
E−8、(三洋化成工業(株)製)、ケミパールW−1
00、ケミパールW−200、ケミパールW−300、
ケミパールW−400、ケミパールW−500、ケミパ
ールW−640、ケミパールW−700、(三井石油化
学工業(株)製)、エレポンE−20(日華化学(株)
製)等のような市販品を好適に用いることができる。
【0049】本発明によれば、上述したような水性樹脂
塗料を鋼板の表面に塗布し、これを加熱乾燥させる際
に、上記球形ポリエチレンワックス粒子の軟化点よりも
低い板温度にて加熱乾燥させ、上記球形ポリエチレンワ
ックス粒子を樹脂被膜中に球形に保持しつつ、樹脂被膜
を形成させ、かくして得られる樹脂被膜の潤滑性を一層
高めることによって、得られる樹脂塗装鋼板のプレス加
工製と打ち抜き加工性を更に高めることができる。ま
た、上記球形ポリエチレンワックス粒子を樹脂被膜中に
球形に保持することによって、ワックス粒子を樹脂被膜
中により均一に分散させることが可能となり、更に、樹
脂被膜の表面においては、樹脂被膜から露出するワック
ス粒子の表面積の占める割合を少なくでき、且つ、樹脂
被膜で完全に覆うことが容易になるため、すぐれた耐食
性及び塗装性を得ることができる。
【0050】従来の熱硬化型樹脂被膜を鋼板の表面に形
成するためには、高温長時間の焼付け乾燥が必要である
が、本発明において用いる樹脂塗料は、金属板の表面に
塗布し、比較的低温での短時間の加熱乾燥によって、架
橋成膜して、三次元網状構造を有する樹脂被膜を形成
し、従来のような高温長時間の焼付け乾燥は不必要であ
る。従って、本発明によれば、簡単な乾燥設備にて架橋
樹脂塗装鋼板を製造することが可能であり、鋼板の製造
インラインにて容易に製造できる利点がある。
【0051】例えば、電気亜鉛めっき製造ラインにおい
て、ロールコーターで樹脂塗料を塗布し、簡単な乾燥設
備で短時間で乾燥して、樹脂塗装鋼板を製造することが
できる。このように、インライン化と安価な設備投資に
よる製造が可能であるので、大幅なコストダウンに寄与
することができる。
【0052】本発明においては、樹脂被膜の鋼板への付
着量は、乾燥被膜として、0.2〜2.5g/m2 の範囲が
好ましい。樹脂被膜の付着量が0.2g/m2 よりも少な
いときは、樹脂塗料を鋼板に均一に塗布することができ
ず、また、耐アブレージョン性と共に、加工性、耐黒化
性、耐食性、塗装性等、目的とするバランスのとれた被
膜性能を十分に発揮させることできない。他方、樹脂被
膜の付着量が2.5g/m2 よりも多いときは、例えば、
コンピューターケース等における要求特性の一つである
アース性、即ち、導電性が劣化する。更に、プレス加工
において、樹脂被膜の剥離量が多くなり、金型に剥離被
膜が付着蓄積し、プレス成形に支障を生じるほか、製造
費用を高くする。実用上の観点からは、特に、樹脂被膜
の付着量は、0.3〜1.0g/m2 の範囲が好ましい。
【0053】本発明による樹脂塗装金属板において、用
いる金属板素材は、特に、限定されるものではないが、
例えば、亜鉛又は亜鉛系めっき鋼板、アルミニウム板、
アルミニウム合金板、チタン板等を挙げることができ
る。また、亜鉛又は亜鉛系めっき鋼板、アルミニウム
板、アルミニウム合金板等ついては、耐食性の観点か
ら、クロメート処理やリン酸塩処理等の化成処理を行な
ったものが好ましいが、特に、クロメート処理を施した
ものが好ましい。クロメート処理としては、水洗型、
(反応型)クロメート処理、塗布型クロメート処理、電
解型クロメート処理がいずれも用いられる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、鋼板に
水性塗料を塗布し、比較的低温で短時間、加熱乾燥する
ことによって、架橋した樹脂被膜を有する樹脂塗装鋼板
を得ることができる。このようにして得られる樹脂塗装
鋼板は、特に、耐アブレージョン性にすぐれるのみなら
ず、潤滑性、耐疵付き性、打ち抜き性、加工時の耐黒化
性等のプレス加工と打ち抜き加工、更には、耐食性、塗
装性、アース性等にもすぐれており、しかも、これらの
性質にバランスがとれている。
【0055】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を説明する
が、これら実施例により何ら限定されるものではない。
以下において、金属板素材としては、各実施例間の相対
評価を可能とするために、クロメート処理を施した電気
亜鉛めっき鋼板(亜鉛付着量20g/m2 、クロム付着
量20mg/m2 )を用いた。
【0056】また、実施例における評価項目及び試験方
法は、次のとおりである。5段階評価において、5が最
もすぐれ、1が最も悪いことを示す。 (1) 耐食性 得られた樹脂塗装鋼板について、エッジシールした平板
材及びエリクセン加工材の塩水噴霧試験をJIS Z2
371に従って実施して、白錆が1%発生するまでの時
間にて評価した。エリクセン加工材のエリクセン押し出
し高さは6mmとした。 (2) 塗装性 得られた樹脂塗装鋼板にメラミン系塗料を膜厚20μm
にてスプレー塗布した後、150℃で30分間焼付け、
沸騰水に1時間浸漬した後、取出し、1時間経過後にカ
ッターナイフで1mm枡目の碁盤目100枡をいれ、こ
さにテープ剥離試験を実施して、塗膜の残存枡目数にて
塗膜密着性を評価した。
【0057】(3) 動摩擦係数 得られた樹脂塗装鋼板の潤滑性を評価するため、摺動試
験装置を用いて、加圧力150kgにおける摺動による
荷重を測定して、動摩擦係数を算出した。 (4) 打ち抜き性 得られた樹脂塗装鋼板の打ち抜き加工性を評価するた
め、連続打ち抜き試験装置を用いて、型材質SKD−1
1、型形状10mm角、クリアランス25%、打ち抜き
速度80枚/分、打ち抜き油使用なしの条件下に連続打
ち抜き試験を行ない、かえり高さが50μmに達するま
での打ち抜き数にて評価した。また、150万打ち抜き
後の金型摩耗の状況をビデオスコープにて観察し、耐金
型摩耗性を5段階評価した。
【0058】(5) 加工性 得られた樹脂塗装鋼板の深絞り性等のプレス加工性を評
価するため、80トンのクランクプレス装置を用いて、
単発のプレス試験を実施し、成形後の成形品の摺動面の
擦り疵、型かじり、耐黒化性を目視で5段階評価した。 (6) 被膜硬度 得られた樹脂塗装鋼板の表面にJIS K5400に準
じて鉛筆引っかき試験を実施し、樹脂塗装鋼板の表面の
樹脂被膜の硬度を鉛筆硬度で評価した。
【0059】(7) アース性 得られた樹脂塗装鋼板の表面にテスターの端子(+、
−)を軽く置き、摺動させたときの表面の抵抗値を測定
して、アース性を5段階評価した。 (8) 耐アブレージョン性 PWO型平面曲げ疲労試験装置を用いて、アブレージョ
ンを発生させ、目視にて耐アブレーション性を5段階評
価した。 (9) 樹脂被膜強度 樹脂塗料を用いて、膜厚40μmのフィルムを調製し、
引張り試験機にてフィルムの引張り荷重(フィルム幅1
5mm、チャック間50mm、20℃)を測定した。
【0060】実施例1 エチレン性不飽和カルボン酸成分を0.5〜50重量%の
範囲で有するカルボキシル基を有するポリオレフィン系
共重合体樹脂を水酸化ナトリウムにてアイオノマー化
し、更に、架橋剤にて高分子化して、イオンクラスター
による分子間会合したポリオレフィン系共重合体樹脂エ
マルジョンを調製した。
【0061】これに固形分換算にて粒子径10〜20n
mのシリカ粒子10重量%と軟化点100℃、粒子径0.
6μmの球形ポリエチレンワックス粒子5重量%とトリ
メチロールプロパントリス(βーアジリジニルプロピオ
ネート)10重量%とを加えて、水性樹脂塗料を調製し
た。この樹脂塗料を前記クロメート処理した電気亜鉛め
っき鋼板の表面に塗布し、板温90℃で加熱乾燥して、
付着量1g/m2 の樹脂被膜を有する樹脂塗装鋼板を得
た。このようにして得られた樹脂塗装鋼板の耐食性と塗
装性を表1に示す。
【0062】
【表1】
【0063】実施例2 エチレン性不飽和カルボン酸成分20重量%を含むカル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体樹脂を水
酸化ナトリウムにてアイオノマー化し、更に、架橋剤に
て高分子化して、イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製し
た。
【0064】これに固形分換算にて粒子径10〜20n
mのシリカ粒子10重量%と軟化点100℃、粒子径0.
6μmの球形ポリエチレンワックス粒子5重量%とトリ
メチロールプロパントリス(βーアジリジニルプロピオ
ネート)(TAZM)を0.5〜25重量%の範囲で加え
て、水性樹脂塗料を調製した。この樹脂塗料を前記クロ
メート処理した電気亜鉛めっき鋼板の表面に塗布し、温
度90℃で加熱乾燥して、付着量1g/m2 の樹脂被膜
を有する樹脂塗装鋼板を得た。このようにして得られた
樹脂塗装鋼板の耐食性と塗装性を表2に示す。
【0065】
【表2】
【0066】実施例3 エチレン性不飽和カルボン酸成分20重量%を含むカル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体樹脂を水
酸化ナトリウムにてアイオノマー化し、更に、架橋剤に
て高分子化して、イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製し
た。
【0067】これに固形分換算にて粒子径10〜20n
mのシリカ粒子を3〜35重量%の範囲にわたって加え
ると共に、軟化点100℃、粒子径0.6μmの球形ポリ
エチレンワックス粒子5重量%とトリメチロールプロパ
ントリス(βーアジリジニルプロピオネート)10重量
%とを加えて、水性樹脂塗料を調製した。この樹脂塗料
を前記クロメート処理した電気亜鉛めっき鋼板の表面に
塗布し、温度90℃で加熱乾燥して、付着量1g/m2
の樹脂被膜を有する樹脂塗装鋼板を得た。このようにし
て得られた樹脂塗装鋼板の耐食性と塗装性を表3に示
す。
【0068】
【表3】
【0069】実施例4 エチレン性不飽和カルボン酸成分20重量%を含むカル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体樹脂を水
酸化ナトリウムにてアイオノマー化し、更に、架橋剤に
て高分子化して、イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製し
た。
【0070】これに固形分換算にて粒子径が4〜400
nmの範囲にわたるシリカ粒子10重量%と軟化点10
0℃、粒子径0.6μmの球形ポリエチレンワックス粒子
5重量%とトリメチロールプロパントリス(βーアジリ
ジニルプロピオネート)10重量%とを加えて、水性樹
脂塗料を調製した。この樹脂塗料を前記クロメート処理
した電気亜鉛めっき鋼板の表面に塗布し、温度90℃で
加熱乾燥して、付着量1g/m2 の樹脂被膜を有する樹
脂塗装鋼板を得た。このようにして得られた樹脂塗装鋼
板の耐食性と塗装性を表4に示す。
【0071】
【表4】
【0072】実施例5 エチレン性不飽和カルボン酸成分20重量%を含むカル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体樹脂を水
酸化ナトリウムにてアイオノマー化し、更に、架橋剤に
て高分子化して、イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製し
た。
【0073】これに固形分換算にて粒子径10〜20n
mのシリカ粒子10重量%と軟化点100℃、粒子径0.
6μmの球形ポリエチレンワックス粒子を0.3〜25重
量%の範囲にわたって加えると共に、トリメチロールプ
ロパントリス(βーアジリジニルプロピオネート)10
重量%を加えて、水性樹脂塗料を調製した。この樹脂塗
料を前記クロメート処理した電気亜鉛めっき鋼板の表面
に塗布し、温度90℃で加熱乾燥して、付着量1g/m
2 の樹脂被膜を有する樹脂塗装鋼板を得た。このように
して得られた樹脂塗装鋼板の耐食性と塗装性を表5に示
す。
【0074】
【表5】
【0075】実施例6 エチレン性不飽和カルボン酸成分20重量%を含むカル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体樹脂を水
酸化ナトリウムにてアイオノマー化し、更に、架橋剤に
て高分子化して、イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製し
た。
【0076】これに固形分換算にて粒子径10〜20n
mのシリカ粒子10重量%と軟化点100℃、粒子径が
0.1〜3μmの範囲にわたる球形ポリエチレンワックス
粒子10重量%とトリメチロールプロパントリス(βー
アジリジニルプロピオネート)10重量%とを加えて、
水性樹脂塗料を調製した。この樹脂塗料を前記クロメー
ト処理した電気亜鉛めっき鋼板の表面に塗布し、温度9
0℃で加熱乾燥して、付着量1g/m2 の樹脂被膜を有
する樹脂塗装鋼板を得た。このようにして得られた樹脂
塗装鋼板の耐食性と塗装性を表6に示す。
【0077】
【表6】
【0078】実施例7 エチレン性不飽和カルボン酸成分20重量%を含むカル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体樹脂を水
酸化ナトリウムにてアイオノマー化し、更に、架橋剤に
て高分子化して、イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製し
た。
【0079】これに固形分換算にて粒子径10〜20n
mのシリカ粒子10重量%、軟化点が70〜150℃の
範囲にわたり、粒子径が0.6μmの球形ポリエチレンワ
ックス粒子10重量%とトリメチロールプロパントリス
(βーアジリジニルプロピオネート)10重量%とを加
えて、水性樹脂塗料を調製した。この樹脂塗料を前記ク
ロメート処理した電気亜鉛めっき鋼板の表面に塗布し、
温度90℃で加熱乾燥して、付着量1g/m2 の樹脂被
膜を有する樹脂塗装鋼板を得た。このようにして得られ
た樹脂塗装鋼板の耐食性と塗装性を表7に示す。
【0080】
【表7】
【0081】実施例8 エチレン性不飽和カルボン酸成分20重量%を含むカル
ボキシル基を有するポリオレフィン系共重合体樹脂を水
酸化ナトリウムにてアイオノマー化し、更に、架橋剤に
て高分子化して、イオンクラスターによる分子間会合し
たポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを調製し
た。
【0082】これに固形分換算にて粒子径10〜20n
mのシリカ粒子10重量%と軟化点100℃、粒子径0.
6μmの球形ポリエチレンワックス粒子10重量%とト
リメチロールプロパントリス(βーアジリジニルプロピ
オネート)10重量%とを加えて、水性樹脂塗料を調製
した。この樹脂塗料を前記クロメート処理した電気亜鉛
めっき鋼板の表面に塗布し、温度90℃で加熱乾燥し
て、付着量が0.2〜2.5g/m2 の範囲にわたる樹脂被
膜を有する樹脂塗装鋼板を得た。このようにして得られ
た樹脂塗装鋼板の耐食性と塗装性を表8に示す。
【0083】
【表8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B05D 7/24 301 B05D 7/24 301Q 302 302H 302J 302P (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 103 B05D 3/02 B05D 5/00 B05D 7/14 B05D 7/24 301 B05D 7/24 302

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオンクラスターによる分子間会合したポ
    リオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを主体とし
    て、固形分換算にて、シリカ粒子5〜30重量%と球形
    ポリエチレンワックス粒子0.5〜20重量%とアジリジ
    ニル基を有する有機化合物1〜20重量%とを含む樹脂
    被膜が乾燥重量にて0.2〜2.5g/m2 の範囲の付着量
    にて金属板の表面に形成されていることを特徴とする樹
    脂塗装金属板。
  2. 【請求項2】イオンクラスターによる分子間会合したポ
    リオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンがエチレン性
    不飽和カルボン酸成分を1〜40重量%の範囲で含み、
    (メタ)アクリル酸エステル成分を含んでいてもよいオ
    レフィン−エチレン性不飽和カルボン酸共重合体樹脂を
    アイオノマー化し、更に、架橋剤にて架橋して高分子量
    化してなるポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョン
    である請求項1記載の樹脂塗装金属板。
  3. 【請求項3】オレフィンがエチレン及びスチレンから選
    ばれる少なくとも1種である請求項2記載の樹脂塗装金
    属板。
  4. 【請求項4】シリカ粒子が1〜200nmの範囲の粒子
    径を有する請求項1記載の樹脂塗装金属板。
  5. 【請求項5】球形ポリエチレンワックス粒子が0.1〜3
    μmの範囲の粒子径を有する請求項1記載の樹脂塗装金
    属板。
  6. 【請求項6】球形ポリエチレンワックス粒子が80〜1
    40℃の範囲の軟化点を有する請求項1記載の樹脂塗装
    金属板。
  7. 【請求項7】イオンクラスターによる分子間会合したポ
    リオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンを主体とし
    て、固形分換算にて、シリカ粒子5〜30重量%と球形
    ポリエチレンワックス粒子0.5〜20重量%とアジリジ
    ニル基を有する有機化合物1〜20重量%とを含む水性
    樹脂塗料を金属板の表面に塗布し、金属板を加熱し、塗
    料を乾燥させて、被膜付着量0.2〜2.5g/m2 にて樹
    脂被膜を金属板の表面に形成することを特徴とする樹脂
    塗装金属板の製造方法。
  8. 【請求項8】イオンクラスターによる分子間会合したポ
    リオレフィン系共重合体樹脂エマルジョンがエチレン性
    不飽和カルボン酸成分を1〜40重量%の範囲で含み、
    (メタ)アクリル酸エステル成分を含んでいてもよいオ
    レフィン−エチレン性不飽和カルボン酸共重合体樹脂を
    アイオノマー化し、更に、架橋剤にて架橋して高分子量
    化してなるポリオレフィン系共重合体樹脂エマルジョン
    である請求項7記載の樹脂塗装金属板の製造方法。
  9. 【請求項9】オレフィンがエチレン及びスチレンから選
    ばれる少なくとも1種である請求項8記載の樹脂塗装金
    属板の製造方法。
  10. 【請求項10】シリカ粒子が1〜200nmの範囲の粒
    子径を有する請求項第7記載の樹脂塗装金属板の製造方
    法。
  11. 【請求項11】球形ポリエチレンワックス粒子が0.1〜
    3μmの範囲の粒子径を有する請求項7記載の樹脂塗装
    金属板の製造方法。
  12. 【請求項12】球形ポリエチレンワックス粒子の軟化点
    よりも低い温度にて、金属板を加熱して、球形ポリエチ
    レンワックス粒子を球形のまま、樹脂被膜中に保持させ
    る請求項7記載の樹脂塗装金属板の製造方法。
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