JP2758754B2 - プラズマエッチング方法 - Google Patents
プラズマエッチング方法Info
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Description
方法に関し、より詳しくは、シリコン酸化膜およびシリ
コン窒化膜をプラズマエッチングする方法に関する。
プラズマエッチングする場合は、エッチングガスとし
て、CHF3,CF4などのC−F系ガスをArガスで希釈
したものを用いてエッチングしている。また、シリコン
窒化膜(SiN系の膜)をプラズマエッチングする場合
は、エッチングガスとして、SF6ガスをHeガスで希釈
したものを用いてエッチングしている。このように、従
来は、シリコン酸化膜をエッチングする場合とシリコン
窒化膜をエッチングする場合とで全く異なるエッチング
ガスを用いることによって、それぞれ最適のエッチング
条件を求めていた。
来のプラズマエッチング方法では、シリコン酸化膜をエ
ッチングする場合とシリコン窒化膜をエッチングする場
合とで全く異なるエッチングガスを用いているので、積
層されたシリコン酸化膜とシリコン窒化膜をエッチング
するとき、各膜をエッチングする度毎にエッチング装置
(正確には、エッチングチャンバ)を替えねばならないと
いう問題がある。エッチングガスが全く異なるため、同
一のエッチング装置でもってエッチングガスを切り替え
て対応することが困難だからである。このため、従来の
プラズマエッチング方法では、スループットを高めるこ
とができなかった。
リコン酸化膜とシリコン窒化膜を同一のエッチング装置
で連続的にエッチングでき、スループットを高めること
ができるプラズマエッチング方法を提供することにあ
る。
め、この発明のプラズマエッチング方法は、積層された
シリコン酸化膜とシリコン窒化膜をエッチングするプラ
ズマエッチング方法であって、上記シリコン酸化膜をエ
ッチングするときエッチングガスとしてCHF3,CF4
およびArを用いる一方、上記シリコン窒化膜をエッチ
ングするときエッチングガスとしてCHF3,CF4,Ar
およびO2を用いることを特徴としている。
るとき、上記O2ガスのCHF3,CF4およびArガスに
対する流量比を20%以上に設定するのが望ましい。
グするとき、シリコン酸化膜のエッチングガス(CH
F3,CF4およびAr)に対してO2ガスを加えるだけであ
る。したがって、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との
エッチング条件を略同等に設定でき、同一のエッチング
装置でO2ガスの系統を開閉するだけでもって両方の膜
のエッチングが可能となる。したがって、積層されたシ
リコン酸化膜とシリコン窒化膜が、同一のエッチング装
置の同一のエッチングチャンバ内で連続的にエッチング
される。この結果、スループットが向上する。
CHF3,CF4およびArガスとの流量比(O2/(CHF3
+CF4+Ar))を0%から次第に増加させてゆくと、図
1に例示するように、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜
とのエッチングレートが逆転し、流量比20%ではエッ
チングレート比(SiN/SiO2)が約2となることを実
験で確認した。なお、図1中、破線BがSiNエッチン
グレートを示し、実線AがSiO2エッチングレートを示
している。したがって、シリコン酸化膜上のシリコン窒
化膜をエッチングする時に、上記流量比を20%以上に
設定する場合、下地のシリコン酸化膜がシリコン窒化膜
のエッチング条件でもって不用意にエッチングされるよ
うなことがない。なお、同図に示すように、シリコン酸
化膜のエッチング条件(O2ガス=0%)では、エッチン
グレート比(SiO2/SiN)は約2となっている。
実施例により詳細に説明する。
膜(厚さ600Å)2,SiN膜(厚さ1200Å)3および
SiO2膜(厚さ2500Å)4を積層してなる積層膜を、
選択的にエッチングする場合について説明する。
ポジ型レジストを用いて所定パターンのマスク5を形成
する。次に、アルミニウム電極を有する平行平板型マグ
ネトロンRIE(リアクティブ・イオン・エッチング)装
置のエッチングチャンバに上記基板1を入れる。そし
て、上記エッチングチャンバ内で、上記各膜4,3,2を
次のようにして連続的にエッチングする。
4およびArを用い、流量比CHF3:CF4:Ar=38:
5:57の条件で、SiO2膜(厚さ2500Å)4のうち
マスク5で覆われていない部分をエッチングして除去す
る。続いて、エッチングガスとしてO2ガスを加えて、
流量比CHF3:CF4:Ar:O2=38:5:37:20の条
件で、露出したSiN膜(厚さ1200Å)をエッチング
して除去する。この時、下地のSiO2膜2は約200Å
程度エッチングされる。続いて、O2ガスを停止し、エ
ッチングガスとして再びCHF3,CF4,Arだけを用
い、流量比CHF3:CF4:Ar=38:5:57の条件
で、残っているSiO2膜2をエッチングして除去する。
この時、下地のSi基板1がエッチングされる量は20
0Å以下である。形状は、垂直形状が得られている。
によれば、一つのエッチング装置の一つのエッチングチ
ャンバ内で、SiO2/SiN4/SiO2積層膜を連続的に
エッチングすることができる。したがって、従来に比し
て、スループットを約3倍に向上させることができる。
ラズマエッチング方法は、シリコン窒化膜をエッチング
するとき、シリコン酸化膜のエッチングガス(CHF3,
CF4およびAr)に対してO2ガスを加えるだけでエッチ
ングしている。したがって、シリコン酸化膜とシリコン
窒化膜とのエッチング条件を略同等に設定でき、同一の
エッチング装置(同一のエッチングチャンバ)でもって、
積層されたシリコン酸化膜とシリコン窒化膜を連続的に
エッチングすることができる。したがって、スループッ
トを向上させることができる。
るとき、上記O2ガスのCHF3,CF4およびArガスに
対する流量比(O2/CHF3+CF4+Ar)を20%以上
に設定する場合、エッチングレート比(SiN/SiO2)
を約2にすることができる。したがって、下地のシリコ
ン酸化膜がシリコン窒化膜のエッチング条件で不用意に
エッチングされるのを防止することができる。
との関係を示す図である。
積層膜を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 積層されたシリコン酸化膜とシリコン窒
化膜をエッチングするプラズマエッチング方法であっ
て、 上記シリコン酸化膜をエッチングするときエッチングガ
スとしてCHF3,CF4およびArを用いる一方、上記シ
リコン窒化膜をエッチングするときエッチングガスとし
てCHF3,CF4,ArおよびO2を用いることを特徴とす
るプラズマエッチング方法。 - 【請求項2】 上記シリコン窒化膜をエッチングすると
き、上記O2ガスのCHF3,CF4およびArガスに対す
る流量比を20%以上に設定することを特徴とする請求
項1に記載のプラズマエッチング方法。
Priority Applications (1)
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JP3321747A JP2758754B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | プラズマエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3321747A JP2758754B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | プラズマエッチング方法 |
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Family Applications (1)
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JP3321747A Expired - Lifetime JP2758754B2 (ja) | 1991-12-05 | 1991-12-05 | プラズマエッチング方法 |
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1991
- 1991-12-05 JP JP3321747A patent/JP2758754B2/ja not_active Expired - Lifetime
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