JP2756091B2 - ホルダ自動格納システム - Google Patents
ホルダ自動格納システムInfo
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Description
ード、書類を複数枚収容できるカルテホルダ等のホルダ
を台車から自動的に取り出して、収納棚ユニットに格納
するためのホルダの自動格納システムに関する。
1号公報、特公昭60−6244号公報及び特公昭60
−39602号公報、特公昭60−52961号公報等
にて、病院におけるカルテ等の多数のシートやカードを
分類して格納する手段として、これらのカード類を折り
畳み式のホルダ(下端にまち部を有し、左右一対のカバ
ー表紙の上端に張出補強体を固着した吊懸式のもの)に
一旦収納し、このホルダを、多数の吊支レール体が並列
して配置されたホルダの吊懸箇所を縦横マトリックス状
に設けて成る収納棚ユニットに、当該収納棚ユニットの
前面(間口)に沿って移動する搬送ユニットにて、自動
的に格納し、または取り出す装置を提案した。
3号において、ホルダを前記と同様に並設した吊支レー
ル体に吊懸した台車を、収納棚ユニットにおける入出庫
部に入れ、この台車から、搬送ユニットに取り込むと
き、当該搬送ユニットの前面に設けたサーチセンサに
て、ホルダが吊懸られた箇所を探索して取り込むことを
提案した。
内に収納された台車の停止基準位置(原点)(床からの
高さ方向及び収納棚ユニットの間口方向に沿う水平方向
の原点をいう)が不明瞭であると、搬送ユニットによる
入出庫部内におけるホルダの探索に手間取り、また探索
が失敗するという問題があった。
が発生するので、複数の台車を準備して、交互に入庫さ
せる作業を実行するときには、個別の台車ごとに前記原
点位置が異なることになり、前記原点位置の検索を搬送
ユニットに設けた位置感知センサの検出だけに任せる
と、台車毎の原点位置探索に手間取るという問題もあっ
た。
の台車に吊懸けて入庫すると、搬送ユニットによる吊懸
け箇所の探索にも手間取るから、ホルダの格納作業を迅
速にできないという問題があった。本発明は、これらの
問題を解決するためになされたものであり、ホルダ吊懸
式の台車を複数準備した場合に、迅速にホルダを収納棚
ユニットに対して格納できる格納システムを提供するこ
とを目的とするものである。
め、請求項1記載の発明のホルダの自動格納システム
は、 カルテホルダ等のホルダの吊懸箇所が並列状に配
置された収納棚ユニットと、該収納棚ユニットと同様に
ホルダの吊懸箇所を並列状に備えた複数の台車と、該台
車を出し入れできるように前記収納棚ユニットの一側に
設けた入出庫部と、該入出庫部に入庫された台車及び収
納棚ユニットの前面に沿って移動する搬送ユニットとを
備えてなるホルダ自動格納システムにおいて、前記各台
車には台車ごとの識別データを記録した記録部を設ける
一方、前記入出庫部には、前記記録部から識別データを
読取る読み取り装置を設け、前記識別データに基づい
て、入出庫部に対する搬送ユニットの基準停止位置を調
節するように制御する制御手段を備えたものである。
のホルダの自動格納システムにおいて、前記台車の記録
部には、ホルダの吊懸間隔のデータを記録させ、前記入
出庫部内の台車から前記吊懸間隔ごとに搬送ユニットを
移動させるように制御することを特徴とするものであ
る。
明する。図1は、自動格納装置の一部破断斜視図であ
り、この図1に示すように、自動格納装置は、病院等に
おけるカルテホルダ等のホルダ2を格納するための複数
の収納棚ユニット1と、該各収納棚ユニット1の一側に
設けた入出庫部13内の台車12の前面と収納棚ユニッ
ト1の前面とに沿って移動する搬送ユニット3と、台車
12とを備えている。
数段の棚板4を有し、各棚板4の下面側には、一定間隔
にて吊支レール体5を配設してあり、この隣接する2つ
の吊支レール体5,5間に、各ホルダ2の上端部である
張出補強部6を吊懸支持するものである(図1、図5及
び図6参照)。なお、ホルダ2は、図5及び図6に示す
ように、合成樹脂製または紙製の左右一対のカバー表紙
2a,2bを中途で折り畳んで底まち部を設け、前記左
右一対のカバー表紙2a,2bの上端には、前後長手の
合成樹脂製等の張出補強体6,6を接着剤等にて一体的
に固着したものである。この張出補強体6,6の前後部
位には、後に詳述する搬送ユニット3におけるホルダ移
送用の挟持爪体39,39が係脱するための係合孔7が
穿設されている。また、一方のカバー表紙2aには、当
該ホルダ2を特定するための特定コードの一種であるバ
ーコードを記入した紙片8aを収納するポケット部8を
備えており、ポケット部8には、後述するバーコード読
取機29からの検査用レーザ光がバーコード紙片の表面
に直接照射できるようにした透かし孔8bが穿設されて
いる(図5、図7参照)。
棚ユニット1,1間には、レールに沿って移動するスタ
ッカークレーン10を配置し、該スタッカークレーン1
0におけるコラム11に沿って搬送ユニット3が上下動
する。各収納棚ユニット1の前面側には、ホルダ2を収
納した台車12を入れるための入出庫部13が設けら
れ、少なくとも一方の収納棚ユニット1の前面にはホル
ダ2を1つづつ緊急に取り出しするための緊急出庫部1
4が設けられている。また、一方の収納棚ユニット1内
には、バーコード読み取り不良、厚み検出不能、格納不
良等のホルダ2を一時的に保管する臨時保管部16が設
けられている。
構成の吊支レール体5を適宜の吊懸間隔にて並設してあ
り、例えば、ホルダの厚さが15mm未満のものを収納
できる吊懸間隔(寸法P1)が狭い台車と、厚さが12
mm以上で20mm未満のものを収納できる吊懸間隔
(寸法P2)が中程度の台車と、厚さが18mm以上で
30mm未満のものを収納できる吊懸間隔(寸法P3)
が広い台車とを各々複数準備する。
ニット3の構成について説明する。搬送ユニット3は箱
型のケース17を備えており、この箱型のケース17の
前面は1つの出入口として開放されている。光反射式セ
ンサである台車位置確認センサ106は、搬送ユニット
3のケース17の出入口上部に設けられており、台車1
2の前面上部に設けた図示しない原点マークの位置を検
出する。
たスリット内側にアルミ反射箔等の光反射体5bを貼着
しておき、この光反射体5bに向けて同じくケース17
の出入口上部に設けられた光反射式の吊懸位置検出用セ
ンサ107によりホルダ2の吊懸すべき位置を検出する
ものである。図6に示すように、ホルダ2の上端部であ
る張出補強体6の係合孔7が形成されている一方、搬送
ユニット3のケース17には、図8に二点鎖線で示すよ
うに、前記ホルダ2の係合孔7に挟持係合する挟持搬送
手段18を、前記入出庫部13における台車12内また
は収納棚ユニット1における吊懸箇所に対して前後(矢
印A方向及びB方向)に移動するように設けている。
に設けた前後長手のレール32に摺動自在に載置され、
前記載置ガイドレール26,26と前記前ガイドレール
28,28との上方にわたって往復移動するものであ
る。すなわち、挟持搬送手段18における本体ブロック
の一側に設けた係止部(図示せず)を、図7に示すエン
ドレスのチエン34に固定し、このチェン34を、チェ
ンスプロケット35,35及び駆動モータ36の駆動チ
ェンスプロケット37に巻掛けて、駆動モータ36の正
回転及び逆回転にて、前進位置から後部の待機位置まで
移動移動するものである。図示していないが、本体ブロ
ックの前面側には、前記載置ガイドレール26,26及
び前ガイドレール28,28間の上方に沿って移動する
左右一対の案内固定爪と、その下方で狭拡回動する左右
一対の挟持爪体とが備えられている。
6を1つづつ吊懸支持するためのそれぞれ前面が開放さ
れた2つの収納箱19a,19bを並設し、この収納箱
19a,19bを、収納箱移動手段により、前記出入口
に対して前記挟持搬送手段18の移動方向と平面視で直
交するように、選択的に移動可能に構成している。本実
施例では、2つの収納箱19a,19bが一体として移
動するように連結され、ケース17の底面のレール2
2,22に摺動自在に載置され、ケース17後部に固定
された一方向回転する横移動用モータ23とリンク24
とからなる収納箱移動手段を介して矢印C方向及びD方
向に往復移動できるようにしている。なお、収納箱19
a,19bの移動を検出するための横移動センサ25
a,25bがケース17後部に配置されている。
ルダ2における張出補強体6が摺動載置できる左右一対
の載置ガイドレール26,26が設けられている。ケー
ス17の出入口には、左右一対のL字状のブラケット2
7,27に左右対の前ガイドレール28,28が固定さ
れており、ホルダ2が矢印C方向及びD方向に移動した
とき、各収納箱19a,19bにおける載置ガイドレー
ル26,26と前記前ガイドレール28,28との位相
が一致して、ホルダ2が通り抜け可能となるように構成
されている。
は、ホルダ特定判別手段であるバーコード読み取り機2
9を設けている。一方、図7及び図8に示すように、各
収納箱19a,19bの側面には、前記バーコード読み
取り機29から照射された検出用の光が透過する孔30
a,30bが穿設されており、孔30a,30bを介し
て、ホルダ2におけるバーコードが読取られる。さら
に、ケース17の左右両側に設けた光透過型センサ31
a,31bにてケース17内のホルダ2の有無を検出す
る(図8参照)。
ト1における吊懸箇所から搬送ユニット2内にホルダ2
を取り込むときには、バーコード読取り機29から遠い
側の収納箱19aに対して最初にホルダ2を収納し、次
いで近い側の収納箱19bに対して収納する。これによ
り、全てのホルダ2おけるバーコードを読取ることがで
きる。搬送ユニット2から外に排出(送り出し)すると
きには、前記バーコード読取り機29に近い側の収納箱
19bのホルダ2から開始する。換言すると、先入れ、
後出し形式となる。
収納箱19aまたは19bから吊懸箇所に対してホルダ
2を繰り出すとき、吊懸箇所における隣接するホルダ2
の上下中途部を横方向に偏位させて繰り出すべきホルダ
2の収納隙間を確保するための左右一対の差し込み板2
1,21からなるリストアガイド手段20を設けてい
る。
ド手段20は、ケース17内面に設けた前後長手の上下
及び左右対(合計4本)のコ字状ガイドレール50に沿
ってコロ52を介して移動する4本の移動梁51と、該
各移動梁51に枢軸53を介して左右回動するように取
付けられた4本のアーム54と、これらの右上下アーム
54及び左上下アーム54の各々先端に跨がって固着さ
れた左右対の差し込み板21,21とを備えており、下
側の左右の移動梁51,51は連結ブラケット55にて
剛性を有するように補強されている。
嵌した捩じりばねにて左右一対の差し込み板21,21
の先端側が閉じる方向に付勢され、且つ、移動梁51,
51に固定したストッパー片にて前記左右の差し込み板
21,21の先端の左右間隔が、ホルダ2の上部側の厚
みより若干大きい間隔で保持されるように規制されてい
る。また、ケース17に一端を係止した復帰ばね57に
て移動梁51を後退方向(矢印B方向、図8参照)に移
動するように付勢している。符号58はその後退位置を
規制し、その移動の衝撃力を緩和するためのダンパーで
ある。
ロックの一側には、横軸にて上下回動可能に支持された
側面視L字状のラッチレバーを設け、このラッチレバー
の先端には、リストアガイド手段20を一定距離L1だ
け前進させるための押圧ローラと、その押圧を解除する
ための案内ローラとが設けられており、両者は付勢ばね
にて下向き付勢されている。
待機位置から矢印A方向(図8参照)に前進するとき、
ラッチレバーの押圧ローラが一方の移動梁51の後端に
設けた係止ブロック59の垂直状後端面に当接して前方
に押し出すように構成している。そして、ケース17の
内面またはガイドレール50に固定した山形案内ブロッ
ク60に前記ラッチレバーの案内ローラが乗ると、当該
ラッチレバーは横軸を中心にして上向き回動し、押圧ロ
ーラと係止ブロック59との係合が解除されるので、差
し込み板21,21は距離L1だけ前進した後、復帰ば
ね57の力にて後退する(図8参照)。挟持搬送手段1
8の後退時に、ラッチレバーにおける押圧ローラが係止
ブロック59における後方に向けて高い傾斜状の前端面
に乗り上げることができるので、当該係止ブロック59
の後方に位置すれば、挟持爪体は前述の待機位置に戻る
ことができる。
対の差し込み板21,21と収納箱19a,19bとの
間の空間には、ホルダ2の厚みを検出するための厚み検
出手段61が配置されている。このリストアガイド手段
20は、支持ブラケット65に回動自在に支持された左
右一対の縦軸と一体的に左右回動可能に装着された縦長
のセンサ体63a,63bと、搬送挟持手段18により
吊懸箇所から収納箱方向にホルダ2を取り込むときこの
ホルダ2の左右両カバー表紙2a,2bに接触すること
により回動する両センサ体63a,63bのうちの一方
または双方の回動角度を検出するため、リンク70及び
73を介して回動するロータリエンコーダ64とからな
っており、ロータリエンコーダ64の検出値から、ホル
ダ2の左右両カバー表紙2a,2b間の間隔のうち最も
厚い部分の厚みを換算し検出するものである。
本発明のホルダの自動格納システムについて説明する。
図3及び図4に示すように、各台車12の裏面または側
面には外向きにデータ記録部90を設ける。この記録部
90には、台車ごとに付した台車番号のような台車の識
別データに関するマークが記録されている。この場合、
製作誤差のため、台車ごとに床面から各台車12の上側
の棚4における吊支レール体5までの高さ寸法が異なっ
ていることがあるので、入出庫部13内の基準位置に停
止するように入庫された台車12に対して、搬送ユニッ
ト3が基準停止位置(水平(X)方向及び高さ(Y)方
向とも)に対してどの程度ずれた位置で初期停止すべき
かを決定するために、前記識別データが必要となる。そ
のため、後述する搬送部コントローラ102における記
憶部(RAM等)には、台車番号(識別データ)と、当
該台車12の原点マーク(この原点マークの位置を台車
位置確認センサ106が検出して、初期停止位置を決め
る)の位置が前記基準停止位置の値(設計値)に対して
ずれた偏差値を記憶したデータテーブルを有する。
5,5の間隔、即ちホルダ2の吊懸間隔の種類別のデー
タを、バーコードマーク、または4ビットのON・OF
F信号に変換できるマーク等にて記録部90に記録す
る。例えば、台車12における吊懸間隔が12mmのも
のはマチの幅が8mm未満の厚さのホルダ2を収納し、
吊懸間隔が24mmのものはマチの幅が20mmのホル
ダ2を収納し、吊懸間隔が36mmのものはマチの幅が
30mmのホルダ2を収納するものとする。
90のデータに関するマークを読取るためのバーコード
読み取り機等の光式読み取り装置91を備える。図9
は、この自動格納管理制御装置の機能ブロック図を示
し、符号101は地上局中央処理装置(ホストコンピュ
ータ)で、前記スタッカークレーン10に搭載した搬送
部コントローラ102と光通信ユニット103a,10
3bを介して各種データ、指令信号等を互いに転送する
ようにしている。地上局中央処理装置101及び搬送部
コントローラ102には、各々中央演算装置(CP
U)、通信用インターフェイス(SIO)、制御プログ
ラムを記憶させた読み出し専用メモリ(ROM)、各種
データを記憶するための随時読み書き可能メモリ(RA
M)、及び入出力インターフェイス(I/O)等を備え
る。なお、搬送部コントローラ102には、電源を切っ
てもデータが消滅しないようにした半導体不揮発性メモ
リ(EEPROM)を備える。
用等のパーソナルコンピュータと接続し、キーボードや
表示装置(CRT)等の入出力装置、記憶手段としての
ハードディスクドライバー等のデータ記憶装置に接続さ
れている。また、前記台車12の入庫要求または出庫要
求を操作パネル15(図1参照)から指令し、その信号
を上位装置である地上局中央処理装置101を介して搬
送部コントローラ102に伝達する。入出庫部13に入
庫された台車12の記録部90のデータについてのマー
クは読取り装置91にて読取り、地上局中央処理装置1
01を介して搬送部コントローラ102に送られる。な
お、図3、図9で示すように、向かい合わせに配置した
1つの収納棚ユニット1ごとに入出庫部13を設けてい
るので、この向かい合わせの収納棚ユニット1,1のセ
ット数が複数あれば、読取り装置91をその設置数だけ
設ける。
力インターフェイスを介して前記バーコード読取機2
9、厚み検出手段のロータリエンコーダ64、台車位置
確認センサ106、吊懸位置検出用センサ107、収納
棚ユニット1の前面に沿って水平方向に一定間隔で付し
た水平位置マーク104(図2参照)を検出するX方向
アドレスセンサ108、原点からのスタッカークレーン
10のX方向(収納棚ユニット1の前面に沿って水平方
向)への走行距離を検出する走行用パルスゼネレータ1
09、原点からの搬送ユニット3のY方向(スタッカー
クレーン10の上下方向、垂直方向)の移動距離を検出
する昇降用パルスゼネレータ110、スタッカークレー
ン10の側面にその上下方向に沿って一定間隔で付した
垂直位置マーク(図示せず)を検出するY方向アドレス
センサ111の各入力信号(データ)を入力する。
力インターフェイスには、スタッカークレーン10の走
行モータ112、搬送ユニット3の昇降モータ113、
搬送ユニット3におけるケース17をその出入口が一方
の収納棚ユニット1を向いた姿勢と他方の収納棚ユニッ
ト1を向いた姿勢とに変更できるように180度水平旋
回させるためのターンモータ、搬送ユニット3における
収納箱19a,19bの横移動用モータ23、挟持搬送
手段18を前後移動させるための駆動モータ36、挟持
爪体39を開閉作動させる電磁ソレノイドの各駆動回路
が接続されていて所定の指令信号を出力する。
て、入庫時のホルダ格納管理制御について説明する。先
ず、台車12内のホルダ2を収納棚ユニット1に格納す
る管理手順として、台車12内の吊支レール体5,5間
に所定の厚さ範囲のホルダ2を吊り懸けて収納してお
く。次いで、台車12を入庫部13内に挿入し、操作パ
ネル15(この操作パネル15は収納棚ユニット1から
離れた箇所に設置しても良い)で入庫指令ボタンを押下
する。
なり、次いで、読取り装置91にて台車12の記録部9
0の台車の識別データ及び吊懸間隔データに関するマー
クを読取る(ステップS1)。次に読み取りマークのデ
ータを光通信にて搬送部コントローラ102に送り(ス
テップS2)、搬送部コントローラ102で受信する
(ステップS3)。
またはEEPROM内に記憶されたデータテーブルから
所定のデータを得る(ステップS4)。前記データテー
ブルには、台車12の識別データ、例えば台車番号と基
準停止位置に対する原点マークの位置の偏差値、及び台
車番号に対応する吊懸間隔のデータが記憶されている。
上記のデータに基づいて、入庫された台車12の原点位
置に搬送ユニット3を止め(ステップS5)、次に、得
られた吊懸間隔データに基づいて、吊懸位置検出センサ
107にて吊支レール体5,5の吊懸位置マークを検出
しながら台車12からホルダ2を取り込む作業を実行す
る(ステップS6)。
等にて記録されたそのIDコードをバーコード読取機2
9で読み取り、且つそのホルダの最大箇所の厚みを厚み
検出手段61にて検出し、良品は取り込み、検出、読み
取りが不能の場合、前述の臨時保管部16にホルダ2を
返却する。このように、高さ等の製作誤差のあり得る台
車12を複数使用するとき、台車ごとの識別データか
ら、当該台車の原点位置を予め知ることにより、入出庫
部13内に収納された台車12の停止基準位置(原点)
に向かって搬送ユニット3が迅速に移動でき、搬送ユニ
ット3による入出庫部13内におけるホルダの探索に手
間取り、また探索が失敗することを防止できる。
囲の厚さのホルダ2のみを吊懸するように、吊懸間隔を
決めてあるから、搬送ユニットによる吊懸け箇所の探索
が迅速に実行でき、ホルダの格納作業を迅速にできると
いう効果を奏する。ホルダの入庫(格納)作業において
は、搬送ユニット3が棚ユニット1,1における空の吊
懸箇所を検索し、その収納番地データと、ホルダの識別
コード(看者のIDコードに対応する)との対のデータ
を記憶し、そのデータは外部記憶装置に保管される。収
納棚ユニット1内の所定のホルダ2を取り出す(出庫す
る)ときには、受付等における端末機から看者の名前等
を入力する。すると、その看者のIDコードからホルダ
の収納番地データを検索して、そのデータを地上局中央
処理装置101を介して搬送部コントローラ102に伝
送するので、搬送ユニット3は所定の収納番地に移動
し、所定のホルダを取り出す。
ータと、吊懸間隔のデータとを記憶させていたが、1つ
の台車に厚さの異なるホルダをランダムに吊懸すること
ができるよう、吊懸間隔を小さくし、吊懸間隔のデータ
を記憶させることなく、前記吊懸位置検出センサ107
にて探索するようにしても良い。また、収納棚ユニット
1のセットごとに設けた操作パネル15の箇所には、前
記入庫作業及び出庫作業の終了、台車12が入出庫部1
3内に存在するか否か等を作業者に知らせるためのLE
Dランプ等の表示装置を備え、また、どの入出庫部箇所
で前記各作業が終了したかを音声にて作業者に知らせる
装置を有する。収納棚ユニット1のセットが複数並設さ
れているときには、地上局中央処理装置101側に前記
表示装置や音声発生装置を備えるようにして、入庫作業
終了、出庫作業終了、各入出庫部13内の台車の有無及
び台車番号等を知ることが出来るようにすることが望ま
しい。
明によれば、高さ等の製作誤差のあり得る台車を複数使
用するとき、台車ごとの識別データから、当該台車の停
止するための原点位置を予め知ることにより、入出庫部
内に収納された台車の停止基準位置(原点)に向かって
搬送ユニットが迅速に移動でき、このため、搬送ユニッ
トによる入出庫部内におけるホルダの探索に手間取った
り、また探索が失敗することを防止できるという効果を
奏する。
つの台車において、一定範囲の厚さのホルダのみを吊懸
するように吊懸間隔を決めてあるから、搬送ユニットに
よる吊懸け箇所の探索を迅速に実行でき、そのためホル
ダの格納作業を迅速にできるという効果を奏する。ま
た、台車から搬送ユニットへホルダを取り込む作業を、
全体として時間短縮することができるため、迅速な格納
管理作業を実現させることができるという効果を奏す
る。
図である。
面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】カルテホルダ等のホルダの吊懸箇所が並列
状に配置された収納棚ユニットと、該収納棚ユニットと
同様にホルダの吊懸箇所を並列状に備えた複数の台車
と、該台車を出し入れできるように前記収納棚ユニット
の一側に設けた入出庫部と、該入出庫部に入庫された台
車及び収納棚ユニットの前面に沿って移動する搬送ユニ
ットとを備えてなるホルダ自動格納システムにおいて、 前記各台車には台車ごとの識別データを記録した記録部
を設ける一方、前記入出庫部には、前記記録部から識別
データを読取る読み取り装置を設け、前記識別データに
基づいて、入出庫部に対する搬送ユニットの基準停止位
置を調節するように制御する制御手段を備えたことを特
徴とするホルダ自動格納システム。 - 【請求項2】前記台車の記録部には、ホルダの吊懸間隔
のデータを記録させ、前記入出庫部内の台車から前記吊
懸間隔ごとに搬送ユニットを移動させるように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載のホルダの自動格納シ
ステム。
Priority Applications (1)
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JP32498494A JP2756091B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | ホルダ自動格納システム |
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JP32498494A JP2756091B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | ホルダ自動格納システム |
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JPH08175619A JPH08175619A (ja) | 1996-07-09 |
JP2756091B2 true JP2756091B2 (ja) | 1998-05-25 |
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JP4716878B2 (ja) * | 2006-01-16 | 2011-07-06 | グローリー株式会社 | 物品保管庫 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP32498494A patent/JP2756091B2/ja not_active Expired - Fee Related
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