JPH08175619A - ホルダ自動格納システム - Google Patents

ホルダ自動格納システム

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JPH08175619A
JPH08175619A JP32498494A JP32498494A JPH08175619A JP H08175619 A JPH08175619 A JP H08175619A JP 32498494 A JP32498494 A JP 32498494A JP 32498494 A JP32498494 A JP 32498494A JP H08175619 A JPH08175619 A JP H08175619A
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浩司 畑村
Kakuo Yoshida
佳久男 吉田
Akito Yamashita
章人 山下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作誤差のある台車12を入出庫部13に入
れた時、台車12に吊懸たホルダ2の位置を迅速に探索
できるようにする。 【構成】 各台車12には台車番号と、ホルダ2の吊懸
間隔のデータとを記録した記録部90を備える一方、入
出庫部13に設けた読み取り装置91にて、前記記録部
からデータを読取り、前記データに基づいて、搬送部コ
ントローラ102にて入出庫部13における台車12に
対する搬送ユニット3の基準停止位置を調節し、且つ吊
懸間隔ごとに搬送ユニット3を移動させるように制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルテ等のシートやカ
ード、書類を複数枚収容できるカルテホルダ等のホルダ
を台車から自動的に取り出して、収納棚ユニットに格納
するためのホルダの自動格納システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に実公昭57−2318
1号公報、特公昭60−6244号公報及び特公昭60
−39602号公報、特公昭60−52961号公報等
にて、病院におけるカルテ等の多数のシートやカードを
分類して格納する場合、これらのカード類を折り畳み式
のホルダ(下端にまち部を有し、左右一対のカバー表紙
の上端に張出補強体を固着した吊懸式のもの)に一旦収
納し、多数の吊支レール体が並列して配置されたホルダ
の吊懸箇所が縦横マトリックス状に設けられた収納棚ユ
ニットの前面(間口)に沿って移動する搬送ユニットに
て、前記ホルダを収納棚ユニットにおける所定の収納箇
所に対して自動的に格納し、または取り出す装置を提案
した。
【0003】また、本出願人は先に特願平6−2720
3号において、ホルダを前記と同様に並設した吊支レー
ル体に吊懸した台車を、収納棚ユニットにおける入出庫
部に入れ、この台車から、搬送ユニットに取り込むと
き、当該搬送ユニットの前面に設けたサーチセンサに
て、ホルダが吊懸られた箇所を探索して取り込むことを
提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の場合、入出庫部
内に収納された台車の停止基準位置(原点)(床からの
高さ方向及び収納棚ユニットの間口方向に沿う水平方向
の原点をいう)が不明瞭であると、搬送ユニットによる
入出庫部内におけるホルダの探索に手間取り、また探索
が失敗するという問題があった。
【0005】また、台車の製作上高さ寸法等に製作誤差
が発生するので、複数の台車を準備して、交互に入庫さ
せる作業を実行するときには、個別の台車ごとに前記原
点位置が異なることになり、前記原点位置の検索を搬送
ユニットに設けた位置感知センサの検出だけに任せる
と、台車毎の原点位置探索に手間取るという問題もあっ
た。
【0006】さらに、厚さの異なる複数のホルダを一つ
の台車に吊懸けて入庫すると、搬送ユニットによる吊懸
け箇所の探索にも手間取るから、ホルダの格納作業を迅
速にできないという問題があった。本発明は、これらの
問題を解決するためになされたものであり、ホルダ吊懸
式の台車を複数準備した場合に、迅速にホルダを収納棚
ユニットに対して格納できる格納システムを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明のホルダの自動格納システム
は、カルテホルダ等のホルダの吊懸箇所が並列状に配置
された収納棚ユニットと、該収納棚ユニットにおける入
出庫部に出し入れ可能で、前記と同じく吊懸箇所を並列
状に備えた複数の台車と、入出庫部に入庫された台車及
び収納棚ユニットの前面に沿って移動する搬送ユニット
を備えてなるホルダ自動格納システムにおいて、前記各
台車には台車ごとの識別データを記録した記録部を備え
る一方、前記入出庫部には、前記記録部から識別データ
を読取る読み取り装置を備え、前記識別データに基づい
て、入出庫部に対する搬送ユニットの基準停止位置を調
節するように制御する制御手段を備えたものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のホルダの自動格納システムにおいて、前記台車の記録
部には、ホルダの吊懸間隔のデータを記録させ、前記入
出庫部内の台車から前記吊懸間隔ごとに搬送ユニットを
移動させるように制御することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明すると、図1は、病院等におけるカルテホルダ等のホ
ルダ2を格納するための複数の収納棚ユニット1と、該
各収納棚ユニット1の一側に設けた入出庫部13内の台
車12の前面と収納棚ユニット1の前面とに沿って移動
する搬送ユニット3とからなるファイルホルダの自動取
り出し格納装置の一部破断斜視図である。
【0010】各収納棚ユニット1及び台車12には上下
複数段の棚板4を有し、各棚板4の下面側には、一定間
隔にて吊支レール体5を配設してあり、この隣接する2
つの吊支レール体5,5間に、各ホルダ2の上端部であ
る張出補強部6を吊懸支持するものである(図1、図5
及び図6参照)。なお、ホルダ2は、合成樹脂製または
紙製の左右一対のカバー表紙2a,2bを中途で折り畳
んで底まち部を設け、前記左右一対のカバー表紙2a,
2bの上端には、前後長手の合成樹脂製等の張出補強体
6,6を接着剤等にて一体的に固着したものである。こ
の張出補強体6,6の前後部位には、後に詳述する搬送
ユニット3におけるホルダ移送用の挟持爪体39,39
が係脱するための係合孔7が穿設されている。また、一
方のカバー表紙2aには当該ホルダ2を特定するための
特定コードの一種であるバーコードを記入した紙片8a
を収納するポケット部8を備え、バーコードを後述する
バーコード読取機29からの検査用レーザ光がバーコー
ド紙片の表面に直接照射できるようにした透かし孔8b
が穿設されている(図5、図7参照)。
【0011】前記2つの収納棚ユニット1,1間には、
レールに沿って移動するスタッカークレーン10を配置
し、該スタッカークレーン10におけるコラム11に沿
って搬送ユニット3が上下動する。各収納棚ユニット1
の前面側には、ホルダ2を収納した台車12を入れるた
めの入出庫部13が設けられ、少なくとも一方の収納棚
ユニット1の前面にはホルダ2を1つづつ緊急に取り出
しするための緊急出庫部14が設けられている。また、
一方の収納棚ユニット1内には、バーコード読み取り不
良、厚み検出不能、格納不良等のホルダ2を一時的に保
管する臨時保管部16が設けられている。
【0012】図2〜図4に示す台車12にも前記と同じ
構成の吊支レール体5を適宜の吊懸間隔にて並設してあ
り、例えば、ホルダの厚さが15mm未満のものを収納
できる吊懸間隔(寸法P1)が狭い台車と、厚さが12
mm以上で20mm未満のものを収納できる吊懸間隔
(寸法P2)が中程度の台車と、厚さが18mm以上で
30mm未満のものを収納できる吊懸間隔(寸法P3)
が広い台車とを各々複数準備する。
【0013】次に、図7、図8を参照しながら、搬送ユ
ニット3の構成について説明すると、搬送ユニット3に
おける箱型のケース17の前面は1つの出入口として開
放されている。光反射式センサである台車位置確認セン
サ106は、搬送ユニット3のケース17の出入口上部
に設けられており、台車12の前面上部に設けた図示し
ない原点マークの位置を検出する。
【0014】吊支レール体5の前端面支持部5aに設け
たスリット内側にアルミ反射箔等の光反射体5bを貼着
しておき、この光反射体5bに向けて同じくケース17
の出入口上部に設けられた光反射式の吊懸位置検出用セ
ンサ107によりホルダ2の吊懸すべき位置を検出する
ものである。1つのホルダ2の上端部である張出補強体
6の係合孔7に挟持係合する挟持搬送手段18を、前記
入出庫部13における台車12内または収納棚ユニット
1における吊懸箇所に対して前後(矢印A方向及びB方
向)に移動するように、前記出入口とケース17内とに
わたって設ける。
【0015】挟持搬送手段18は、ケース17内の上部
に設けた前後長手のレール32に摺動自在に載置され、
前記載置ガイドレール26,26と前記前ガイドレール
28,28との上方にわたって往復移動するものであ
る。挟持搬送手段18における本体ブロックの一側に設
けた係止部に固定したチェン34はチェンスプロケット
35,35及び駆動モータ36の駆動チェンスプロケッ
ト37に巻掛けられ、駆動モータ36の正回転及び逆回
転にて、前進位置から後部の待機位置まで移動可能であ
り、本体ブロックの前面側には、前記載置ガイドレール
26,26及び前ガイドレール28,28間の上方に沿
って移動する左右一対の案内固定爪とその下方で狭拡回
動する左右一対の挟持爪体とが備えられている。
【0016】ケース17内には、ホルダ2の張出補強体
6を1つづつ吊懸支持するためのそれぞれ前面が開放さ
れた2つの収納箱19a,19bを並設し、この収納箱
19a,19bを前記出入口に対して前記挟持搬送手段
18の移動方向と平面視で直交するように、収納箱移動
手段にて選択的に移動可能に構成する。本実施例では、
2つの収納箱19a,19bが一体として移動するよう
に連結され、ケース17の底面のレール22,22に摺
動自在に載置され、ケース17後部に固定された一方向
回転する横移動用モータ23とリンク24とからなる収
納箱移動手段を介して矢印C方向及びD方向に往復移動
できる空間がある。なお、この移動を検出するための横
移動センサ25a,25bがケース17後部に配置され
ている。
【0017】各収納箱19a,19bの上端には、各ホ
ルダ2における張出補強体6が摺動載置できる左右一対
の載置ガイドレール26,26が設けられている。ケー
ス17の出入口には、左右一対のL字状のブラケット2
7,27に左右対の前ガイドレール28,28が固定さ
れており、ホルダ2が矢印C方向及びD方向に移動した
とき各収納箱19a,19bにおける載置ガイドレール
26,26と前記前ガイドレール28,28との位相が
一致して、ホルダ2が通り抜け可能となるように構成さ
れている。
【0018】また、ケース17の一側に設けたホルダ特
定判別手段であるバーコード読み取り機29からの検出
用の光は各収納箱19a,19bの側面に穿設された孔
30a,30bを通過して各収納箱19a,19b内の
ホルダ2におけるバーコードを読取るのに用いられる。
さらに、ケース17の左右両側に設けた光透過型センサ
31a,31bにてケース17内のホルダ2の有無を検
出する。
【0019】本実施例では、台車12及び収納棚ユニッ
ト1における吊懸箇所から搬送ユニット2内にホルダ2
を取り込むときには、バーコード読取り機29から遠い
側の収納箱19aに対して最初にホルダ2を収納し、次
いで近い側の収納箱19bに対して収納する。これによ
り、全てのホルダ2おけるバーコードを読取ることがで
きる。搬送ユニット2から外に排出(送り出し)すると
きには、前記バーコード読取り機29に近い側の収納箱
19bのホルダ2から開始する。換言すると、先入れ、
後出し形式となる。
【0020】さらに、ケース17における出入口には、
収納箱19aまたは19bから吊懸箇所に対してホルダ
2を繰り出すとき、吊懸箇所における隣接するホルダ2
の上下中途部を横方向に偏位させて繰り出すべきホルダ
2の収納隙間を確保するための左右一対の差し込み板2
1,21からなるリストアガイド手段20を設ける。図
7及び図8から理解できるように、リストアガイド手段
20は前記出入口近傍に配置し、該リストアガイド手段
20は、ケース17内面に設けた前後長手の上下及び左
右対(合計4本)のコ字状ガイドレール50に沿ってコ
ロ52を介して移動する4本の移動梁51と、該各移動
梁51に枢軸53を介して左右回動する4本のアーム5
4と、これらの右上下アーム54及び左上下アーム54
の各々先端に跨がって固着された左右対の差し込み板2
1,21とからなり、下側の左右の移動梁51,51は
連結ブラケット55にて剛性を有するように補強されて
いる。そして、各アーム54は枢軸53箇所に遊嵌した
捩じりばねにて左右一対の差し込み板21,21の先端
側が閉じる方向に付勢され、且つ、移動梁51,51に
固定したストッパー片にて前記左右の差し込み板21,
21の先端の左右間隔が、ホルダ2の上部側の厚みより
若干大きい間隔で保持されるように規制されている。ま
た、ケース17に一端を係止した復帰ばね57にて移動
梁51を後退方向(矢印B方向、図8参照)に移動する
ように付勢されている。符号58はその後退位置を規制
し、その移動の衝撃力を緩和するためのダンパーであ
る。
【0021】さらに、挟持搬送手段18における本体ブ
ロックの一側には、横軸にて上下回動可能に支持された
側面視L字状のラッチレバーの先端には、リストアガイ
ド手段20を一定距離L1だけ前進させるための押圧ロ
ーラ47と、その押圧を解除するための案内ローラ48
とが設けられており、付勢ばねにて下向き付勢されてい
る。
【0022】前記挟持搬送手段18は、挟持爪体が後端
待機位置から矢印A方向(図8参照)に前進するとき、
ラッチレバーの押圧ローラが一方の移動梁51の後端に
設けた係止ブロック59の垂直状後端面に当接して前方
に押し出す。そして、ケース17の内面またはガイドレ
ール50に固定した山形案内ブロック60に前記ラッチ
レバーの案内ローラが乗ると、当該ラッチレバーは横軸
を中心にして上向き回動し、押圧ローラと係止ブロック
59との係合が解除されるので、差し込み板21,21
は距離L1だけ前進した後、復帰ばね57の力にて後退
する(図8参照)。挟持搬送手段18の後退時に、ラッ
チレバーにおける押圧ローラが係止ブロック59におけ
る後方に向けて高い傾斜状の前端面に乗り上げることが
できるので、当該係止ブロック59の後方に位置すれ
ば、挟持爪体は前述の待機位置に戻ることができる。
【0023】ホルダ2の厚みを検出するための厚み検出
手段61は、前記リストアガイド手段20における左右
対の差し込み板21,21と収納箱19a,19bとの
間の空間に配置されるものであって、支持ブラケット6
5に回動自在に支持された左右一対の縦軸と一体的に左
右回動可能に装着された縦長のセンサ体63a,63b
と、搬送挟持手段18により吊懸箇所から収納箱方向に
ホルダ2を取り込むときこのホルダ2の左右両カバー表
紙2a,2bに接触することにより回動する両センサ体
63a,63bのうちの一方または双方の回動角度を検
出するため、リンク70及び73を介して回動するロー
タリエンコーダ64とからなる。ロータリエンコーダ6
4の検出値からホルダ2の左右両カバー表紙2a,2b
間の間隔のうち最も厚い部分の厚みを換算し検出するも
のである。
【0024】次に、図3、図4及び図9を参照しながら
本発明のホルダの自動格納システムについて説明する。
図3及び図4に示すように、各台車12の裏面または側
面には外向きにデータ記録部90を設ける。この記録部
90には、台車ごとに付した台車番号のような台車の識
別データに関するマークが記録されている。この場合、
製作誤差のため、台車ごとに床面から各台車12の上側
の棚4における吊支レール体5までの高さ寸法が異なっ
ていることがあるので、入出庫部13内の基準位置に停
止するように入庫された台車12に対して、搬送ユニッ
ト3が基準停止位置(水平(X)方向及び高さ(Y)方
向とも)に対してどの程度ずれた位置で初期停止すべき
かを決定するために、前記識別データが必要となる。そ
のため、後述する搬送部コントローラ102における記
憶部(RAM等)には、台車番号(識別データ)と、当
該台車12の原点マーク(この原点マークの位置を台車
位置確認センサ106が検出して、初期停止位置を決め
る)の位置が前記基準停止位置の値(設計値)に対して
ずれた偏差値を記憶したデータテーブルを有する。
【0025】また、台車12ごとに異なる吊支レール体
5,5の間隔、即ちホルダ2の吊懸間隔の種類別のデー
タを、バーコードマーク、または4ビットのON・OF
F信号に変換できるマーク等にて記録部90に記録され
るものである。例えば、台車12における吊懸間隔が1
2mmのものはマチの幅が8mm未満の厚さのホルダ2
を収納し、吊懸間隔が24mmのものはマチの幅が20
mmのホルダ2を収納し、吊懸間隔が36mmのものは
マチの幅が30mmのホルダ2を収納するものとする。
【0026】他方、前記入出庫部13には、前記記録部
90のデータに関するマークを読取るためのバーコード
読み取り機等の光式読み取り装置91を備える。図9
は、この自動格納管理制御装置の機能ブロック図を示
し、符号101は地上局中央処理装置(ホストコンピュ
ータ)で、前記スタッカークレーン10に搭載した搬送
部コントローラ102と光通信ユニット103a,10
3bを介して各種データ、指令信号等を互いに転送する
ようにしている。地上局中央処理装置101及び搬送部
コントローラ102には、各々中央演算装置(CP
U)、通信用インターフェイス(SIO)、制御プログ
ラムを記憶させた読み出し専用メモリ(ROM)、各種
データを記憶するための随時読み書き可能メモリ(RA
M)、及び入出力インターフェイス(I/O)等を備え
る。なお、搬送部コントローラ102に電源を切っても
データが消滅しないようにした半導体不揮発性メモリ
(EEPROM)を備える。
【0027】地上局中央処理装置101は、病院の受付
用等のパーソナルコンピュータと接続し、キーボードや
表示装置(CRT)等の入出力装置、記憶手段としての
ハードディスクドライバー等のデータ記憶装置に接続さ
れている。また、前記台車12の入庫要求または出庫要
求を操作パネル15(図1参照)から指令し、その信号
を上位装置である地上局中央処理装置101を介して搬
送部コントローラ102に伝達する。入出庫部13に入
庫された台車12の記録部90のデータについてのマー
クは読取り装置91にて読取り、地上局中央処理装置1
01を介して搬送部コントローラ102に送られる。な
お、図3、図9で示すように、向かい合わせに配置した
1つの収納棚ユニット1ごとに入出庫部13を設けてい
るので、この向かい合わせの収納棚ユニット1,1のセ
ット数が複数あれば、読取り装置91をその設置数だけ
設ける。
【0028】搬送部コントローラ(MCU)102の入
力インターフェイスを介して前記バーコード読取機2
9、厚み検出手段のロータリエンコーダ64、台車位置
確認センサ106、吊懸位置検出用センサ107、収納
棚ユニット1の前面に沿って水平方向に一定間隔で付し
た水平位置マーク104(図2参照)を検出するX方向
アドレスセンサ108、原点からのスタッカークレーン
10のX方向(収納棚ユニット1の前面に沿って水平方
向)への走行距離を検出する走行用パルスゼネレータ1
09、原点からの搬送ユニット3のY方向(スタッカー
クレーン10の上下方向、垂直方向)の移動距離を検出
する昇降用パルスゼネレータ110、スタッカークレー
ン10の側面にその上下方向に沿って一定間隔で付した
垂直位置マーク(図示せず)を検出するY方向アドレス
センサ111の各入力信号(データ)を入力する。
【0029】搬送部コントローラ(MCU)102の出
力インターフェイスには、スタッカークレーン10の走
行モータ112、搬送ユニット3の昇降モータ113、
搬送ユニット3のケース17の出入口の向きを180度
旋回させるためのターンモータ、搬送ユニット3におけ
る収納箱19a,19bの横移動用モータ23、挟持搬
送手段18を前後移動させるための駆動モータ36、挟
持爪体39を開閉作動させる電磁ソレノイドの各駆動回
路に接続して所定の指令信号を出力する。
【0030】次に、図10に示すフローチャートに従っ
て、入庫時のホルダ格納管理制御について説明する。先
ず台車12内のホルダ2を収納棚ユニット1に格納する
管理手順として、台車12内の吊支レール体5,5間に
所定の厚さ範囲のホルダ2を吊り懸けて収納しておく。
次いで、台車12を入庫部13内に挿入し、操作パネル
15(この操作パネル15は収納棚ユニット1から離れ
た箇所に設置しても良い)で入庫指令ボタンを押下す
る。
【0031】これにより、入庫(格納)処理スタートと
なり、次いで、読取り装置91にて台車12の記録部9
0の台車の識別データ及び吊懸間隔データに関するマー
クを読取る(ステップS1)。次に読み取りマークのデ
ータを光通信にて搬送部コントローラ102に送り(ス
テップS2)、搬送部コントローラ102で受信する
(ステップS3)。
【0032】次に搬送部コントローラ102のRAMま
たはEEPROM内に記憶されたデータテーブルから所
定のデータを得る(ステップS4)。前記データテーブ
ルには、台車の識別データ、例えば台車番号と基準停止
位置に対する原点マークの位置の偏差値、及び台車番号
に対応する吊懸間隔のデータが記憶されている。上記の
データに基づいて、入庫された台車12の原点位置に搬
送ユニット3を止め(ステップS5)、次に、得られた
吊懸間隔データに基づいて、吊懸位置検出センサ107
にて吊支レール体5,5の吊懸位置マークを検出しなが
ら台車12からホルダ2を取り込む作業を実行する(ス
テップS6)。
【0033】このとき、そのホルダ2ごとにバーコード
等にて記録されたそのIDコードをバーコード読取機2
9で読み取り、且つそのホルダの最大箇所の厚みを厚み
検出手段61にて検出し、良品は取り込み、検出、読み
取りが不能の場合、前述の臨時保管部16にホルダ2を
返却する。このように、高さ等の製作誤差のあり得る台
車12を複数使用するとき、台車ごとの識別データか
ら、当該台車の原点位置を予め知ることにより、入出庫
部13内に収納された台車12の停止基準位置(原点)
に向かって搬送ユニット3が迅速に移動でき、搬送ユニ
ット3による入出庫部13内におけるホルダの探索に手
間取り、また探索が失敗することを防止できる。
【0034】さらに、1つの台車12おいて、一定範囲
の厚さのホルダ2のみを吊懸するように、吊懸間隔を決
めあるから、搬送ユニットによる吊懸け箇所の探索が迅
速に実行でき、ホルダの格納作業を迅速にできるという
効果を奏する。ホルダの入庫(格納)作業においては、
搬送ユニット3が空の吊懸箇所を検索し、その収納番地
データと、ホルダの識別コード(看者のIDコードに対
応する)との対のデータを記憶し、そのデータは外部記
憶装置に保管される。収納棚ユニット1内の所定のホル
ダ2を取り出す(出庫する)ときには、受付等における
端末機から看者の名前等を入力すると、その看者のID
コードからホルダの収納番地データを検索して、そのデ
ータを地上局中央処理装置101を介して搬送部コント
ローラ102に伝送するので、搬送ユニット3は所定の
収納番地に移動し、所定のホルダを取り出す。
【0035】なお、前記実施例では、台車ごとの識別デ
ータと、吊懸間隔のデータとを記憶させていたが、1つ
の台車に厚さの異なるホルダをランダムに吊懸すること
ができるよう、吊懸間隔を小さくし、吊懸間隔のデータ
を記憶させることなく、前記吊懸位置検出センサ107
にて探索するようにしても良い。また、収納棚ユニット
1のセットごとに設けた操作パネル15の箇所には、前
記入庫作業及び出庫作業の終了、台車12が入出庫部1
3内に存在するか否か等を作業者に知らせるためのLE
Dランプ等の表示装置を備え、また、どの入出庫部箇所
で前記各作業が終了したかを音声にて作業者に知らせる
装置を有する。収納棚ユニット1のセットが複数並設さ
れているときには、地上局中央処理装置101側に前記
表示装置や音声発生装置を備えるようにして、入庫作業
終了、出庫作業終了、各入出庫部13内の台車の有無及
び台車番号等を知ることが出来るようにすることが望ま
しい。
【0036】
【発明の作用・効果】前述したように、請求項1記載の
発明によれば、請求項1記載の発明のホルダの自動格納
システムは、カルテホルダ等のホルダの吊懸箇所が並列
状に配置された収納棚ユニットと、該収納棚ユニットに
おける入出庫部に出し入れ可能で、前記と同じく吊懸箇
所を並列状に備えた複数の台車と、入出庫部に入庫され
た台車及び収納棚ユニットの前面に沿って移動する搬送
ユニットを備えてなるホルダ自動格納システムにおい
て、前記各台車には台車ごとの識別データを記録した記
録部を備える一方、前記入出庫部には、前記記録部から
識別データを読取る読み取り装置を備え、前記識別デー
タに基づいて、入出庫部に対する搬送ユニットの基準停
止位置を調節するように制御する制御手段を備えたもの
である。
【0037】従って、高さ等の製作誤差のあり得る台車
を複数使用するとき、台車ごとの識別データから、当該
台車の停止するための原点位置を予め知ることにより、
入出庫部内に収納された台車の停止基準位置(原点)に
向かって搬送ユニットが迅速に移動でき、搬送ユニット
による入出庫部内におけるホルダの探索に手間取った
り、また探索が失敗することを防止できるという効果を
奏する。
【0038】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のホルダの自動格納システムにおいて、前記台車の記録
部には、ホルダの吊懸間隔のデータを記録させ、前記入
出庫部内の台車から前記吊懸間隔ごとに搬送ユニットを
移動させるように制御することを特徴とするものであ
る。従って、1つの台車おいて、一定範囲の厚さのホル
ダのみを吊懸するように、吊懸間隔を決めあるから、搬
送ユニットによる吊懸け箇所の探索が迅速に実行でき、
ホルダの格納作業を迅速にできるという効果を奏する。
台車から搬送ユニットへホルダを取り込む作業を、全体
として時間短縮することができ、迅速な格納管理作業を
実現させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホルダの自動取り出し格納装置の一部破断斜視
図である。
【図2】収納棚ユニットの正面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視断面図である。
【図4】台車及び読取り装置の斜視図である。
【図5】ホルダの吊懸箇所の側断面図である。
【図6】ホルダ及び吊支レール体の斜視図である。
【図7】図8のVII −VII 矢視で示す搬送ユニットの断
面図である。
【図8】図7の VIII −VIII矢視断面図である。
【図9】ホルダ自動格納管理制御装置の機能ブロック図
である。
【図10】制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1 収納棚ユニット 2 ホルダ 3 搬送ユニット 5,5 吊支レール体 10 スタッカークレーン 12 台車 13 入出庫部 90 記録部 91 読取り装置 101 地上局中央処理装置 102 搬送部コントローラ 106 台車位置確認センサ 107 吊懸位置検出用センサ 108 X方向アドレスセンサ 109 走行用パルスゼネレータ 110 昇降用パルスゼネレータ 111 Y方向アドレスセンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルテホルダ等のホルダの吊懸箇所が並
    列状に配置された収納棚ユニットと、該収納棚ユニット
    における入出庫部に出し入れ可能で、前記と同じく吊懸
    箇所を並列状に備えた複数の台車と、入出庫部に入庫さ
    れた台車及び収納棚ユニットの前面に沿って移動する搬
    送ユニットを備えてなるホルダ自動格納システムにおい
    て、前記各台車には台車ごとの識別データを記録した記
    録部を備える一方、前記入出庫部には、前記記録部から
    識別データを読取る読み取り装置を備え、前記識別デー
    タに基づいて、入出庫部に対する搬送ユニットの基準停
    止位置を調節するように制御する制御手段を備えたこと
    を特徴とするホルダ自動格納システム。
  2. 【請求項2】 前記台車の記録部には、ホルダの吊懸間
    隔のデータを記録させ、前記入出庫部内の台車から前記
    吊懸間隔ごとに搬送ユニットを移動させるように制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載のホルダの自動格納
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007186949A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Glory Ltd 物品保管庫

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