JP2755152B2 - 弁制御装置 - Google Patents

弁制御装置

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JP2755152B2 JP6013416A JP1341694A JP2755152B2 JP 2755152 B2 JP2755152 B2 JP 2755152B2 JP 6013416 A JP6013416 A JP 6013416A JP 1341694 A JP1341694 A JP 1341694A JP 2755152 B2 JP2755152 B2 JP 2755152B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステッピングモータを
用いた弁制御装置に係り、特に所要時期に弁体を弁開度
制御の基準となるゼロ点位置(全閉リミッタ位置または
全開リミッタ位置のいずれか一方)へ移動させるリセッ
ト処理を行うようにしているものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の弁制御装置は、例えば熱交換器
で加熱された湯とバイパス路を経由した水とを所要の分
配率で混合して所望温度の湯を給湯するバイパスミキシ
ング方式の給湯器などにおいて、熱交換器と並列に配置
されるバイパス路の途中にバイパス水量を可変設定する
ために用いられる。
【0003】ところで、一般的に、弁体駆動用のステッ
ピングモータへの電源電圧の一時的な低下や、弁体機構
部分へのゴミの噛み込み等が原因で、ステッピングモー
タが所期の弁開度通りに制御されなくなる現象(いわゆ
る脱調)が生じることがある。このような現象の発生を
考慮して、従来では、例えば給湯停止した後や電源のオ
ン・オフ時などに、脱調を回復させるための下記リセッ
ト処理を行うことにより、弁開度制御の信頼性向上を図
っている。
【0004】前述のリセット処理とは、弁体を現在開度
位置から、一旦、弁開度制御の基準となるゼロ点位置と
して例えば全閉リミッタ位置または全開リミッタ位置の
いずれか一方へ移動させることを言う。この場合、ステ
ッピングモータの駆動ステップ数は無制限としておき、
電気的または磁気的なスイッチやセンサなどの位置検出
手段を用いて前述のゼロ点位置を検出し、このゼロ点位
置の検出に基づいてステッピングモータを駆動停止させ
るように制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、リセ
ット処理においてゼロ点位置を検出するために、電気的
または磁気的な位置検出手段を用いる他、この位置検出
手段から出力される信号に基づいてステッピングモータ
を停止させるための制御を行っているので、弁制御装置
の製作コストが高くつくことが指摘される。
【0006】本発明は、このような事情に鑑み、弁体を
全閉リミッタ位置または全開リミッタ位置で機械的に強
制停止させるようにするとともに、リセット処理の実行
時におけるステッピングモータの駆動制御を簡易化し
て、製作コストの低減を図ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の弁制御装置は、
自由端に弁体が設けられかつ正逆方向に回転させられる
ことに伴い軸方向に進退変位するように支持される軸体
と、軸体を正逆方向に回転させるステッピングモータ
と、弁体が全閉リミッタ位置または全開リミッタ位置に
到達したときに前記軸体の回転を物理的に強制停止させ
る機械式リミッタと、弁体を弁開度制御の基準となるゼ
ロ点位置(全閉リミッタ位置または全開リミッタ位置の
いずれか一方)へ移動させるリセット処理時に、弁体を
その全閉リミッタ位置と全開リミッタ位置との間の片道
移動ストロークよりも長く移動させるようステッピング
モータを駆動する制御手段とを備え、かつ、前記機械式
リミッタは、前記軸体の外周に同心状に一体的に設けら
れるとともに外周の所要角度範囲に歯が設けられるロー
タと、ロータに対して偏心して配設されるとともに外周
にロータの歯と間欠的に噛合する間欠歯を有しかつロー
タにより間欠的に回転駆動させられるとともに正逆両回
転方向のそれぞれ所要角度位置で前記ロータを回転不可
能に拘束するゼネバ歯車とからなる
【0008】
【作用】本発明では、要するに、弁体を、弁開度制御の
基準となるゼロ点位置(全閉リミッタ位置または全開リ
ミッタ位置のいずれか一方)へ移動させるリセット処理
時に、現在位置によらずどの位置からでも前記ゼロ点位
置を通過させるのに必要なステップ数でもってステッピ
ングモータを駆動しておいて、弁体がゼロ点位置に到達
したときに、ここで機械式リミッタで物理的に強制停止
させるようにして、これ以後では未駆動ステップ数につ
いてステッピングモータを脱調させるようにして、ステ
ッピングモータを自動停止させるようにしている。
【0009】このように、弁体をゼロ点位置で停止させ
るのに機械式リミッタを用いているとともに、リセット
処理時にステッピングモータを所要ステップ数だけ駆動
させるだけでその停止制御を行わないようにして制御を
簡易化している。
【0010】
【0011】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1ないし図4に示す
実施例に基づいて説明する。図1ないし図3は本発明の
一実施例にかかり、図1は弁制御装置の構成図、図2は
機械式リミッタの分解斜視図、図3の(a)は機械式リ
ミッタの全閉リミッタ位置でのロック状態を示す下面
図、図3の(b)は機械式リミッタの全開リミッタ位置
でのロック状態を示す下面図である。
【0012】図中、1は流量調整弁、2は制御手段であ
り、これらで弁制御装置を構成している。まず、流量調
整弁1は、ステッピングモータ3と、ステッピングモー
タ3により正逆いずれかの方向に回転されるとともに軸
方向に進退変位される軸体4と、軸体4の自由端側に固
定されて流路7の開度を可変するための弁体5と、弁体
5が流路7を全閉にする全閉リミッタ位置および全開に
する全開リミッタ位置で軸体4の回転をそれぞれ物理
に強制停止させる機械式リミッタ6とを備えている。こ
れら各部の詳細は下記する。また、制御手段2は、ステ
ッピングモータ3を駆動制御するものであり、下記詳述
するような流量調整処理やリセット処理を実行する。
【0013】前述のステッピングモータ3は、有底円筒
形のケース31と、このケース31の開口部位に閉塞状
態に装着され中心に貫通孔を有する取付板32と、ケー
ス31の円筒形周壁の内面に固定装着されているステー
タ33と、非磁性材からなる円筒形ボスの外周数箇所に
永久磁石が櫛歯状に取り付けられてなりステータ33の
内周部位に非接触状態に同心状に嵌挿されるロータ34
と、一端がケース31の底壁内面の中心に固着されて同
心状に設けられる円筒形の雌ねじ部材35と、ロータ3
4と雌ねじ部材35との間に圧縮状態に介装されてロー
タ34を取付板32側へ弾発付勢するコイルバネ36
と、ステータ33と制御手段2とを接続する接続線37
とを備えている。ロータ34は、その中心に一端面から
他端面へ向けて大・中・小と3段階に縮径する貫通孔が
設けられているとともに、この貫通孔の中径孔部にはス
プライン歯341が設けられている。また、この貫通孔
の大径孔部には雌ねじ部材35の中間から他端部位が同
心状に遊嵌されている。
【0014】軸体4は、その基端側外周に雄ねじ41が
刻設されているとともに、中間部位外周にスプライン歯
42が刻設されている。この軸体4の雄ねじ41が雌ね
じ部材35に螺合され、軸体4の外周スプライン歯42
がロータ34の内周スプライン歯341にセレーション
嵌合され、自由端側がロータ34の小径孔部に軸方向ス
ライド自在に嵌合され、さらに、この軸体4の所要位置
が焼結金属からなるすべり軸受38を介して取付板32
の中心貫通孔に回動自在に支持されている。
【0015】弁体5は、ゴムなどの弾性体からなり、断
面ほぼ台形状に形成されている。この弁体5は、流路7
の入口と出口との中間に位置する連通路71に嵌入され
るもので、その小径部位が連通路71の出口側開口に位
置するときに全開状態となり、大径部位が連通路71の
出口側開口に当接するときに全閉状態となる。
【0016】機械式リミッタ6は、図2および図3に示
すように、ステッピングモータ3のロータ34の小径孔
部側外周に一体的に設けられるロータ61と、このロー
タ61により間欠的に回転駆動させられるとともに正逆
両回転方向のそれぞれ所要角度位置でロータ61を回転
不可能に拘束する偏平なゼネバ歯車62とからなり、ス
テッピングモータ3に内蔵されている。ロータ61は、
大径部61aと小径部61bとを有し、この外周の所要
角度範囲には大径部61aと小径部61bの双方にまた
がって単一の三角形歯61cが設けられており、大径部
61aの三角形歯61cの両側には三角形溝61d、6
1eが設けられている。ゼネバ歯車62は、2枚の偏平
円板62a、62bを重合したものからなり、第1円板
62aの外周6等配位置のうちの5箇所には矩形歯62
cが突設され、第2円板62bの外周6等配位置のうち
の4箇所には4つの三角形歯62e・・・が、また第2
円板62bの外周6等配位置のうちの残り2箇所を含む
扇形範囲には単一の矩形歯62dが突設されている。こ
のゼネバ歯車62の第1円板62aがロータ61の小径
部61bに、ゼネバ歯車62の第2円板62bがロータ
の大径部61aにそれぞれ噛合しうるように対向配置さ
れている。そして、この機械式リミッタ6の動作として
は、ロータ61が正逆方向にいずれも5回転するとゼネ
バ歯車62がその反対方向にほぼ1回転してロックする
ようになっている。例えば、ロータ61を時計方向に5
回転させると図3(a)に示すようにロータ61とゼネ
バ歯車62とがロックして弁体5を全閉リミッタ位置で
停止させる一方、ロータ61を反時計方向に5回転させ
ると図3(b)に示すようにロータ61とゼネバ歯車6
2とがロックして弁体5を全開リミッタ位置で停止させ
る。このように本実施例では、機械式リミッタ6をステ
ッピングモータ3に内蔵するだけでなく、機械式リミッ
タ6のロータ61を、ステッピングモータ3のロータ3
4の小径孔部側外周に一体に形成するとともに、偏平な
ゼネバ歯車62を用いることにより、流量調整弁1の軸
方向寸法をコンパクトに仕上げているが、機械式リミッ
6のロータ61を、ステッピングモータ3のロータ3
4と別体に形成してもよい。また、ゼネバ歯車62の第
1、第2円板は一体で形成してもよいし、さらに、矩形
歯62d、三角形歯62eは軸方向全幅にわたって形成
して強度アップを図るようにしてもよい。
【0017】このような流量調整弁1の動作を説明す
る。ステッピングモータ3のステータ33を励磁してロ
ータ34を所要回転方向に所要ステップずつ回すと、こ
れとセレーション嵌合する軸体4が同期して回ることに
なり、これに伴い、軸体4の雄ねじと雌ねじ部材35と
の螺合による送り作用でもって軸体4が軸方向不動のロ
ータ34に対して軸方向一方へと前記セレーション嵌合
部分に案内されて送り出されることになり、軸体4の自
由端に固定の弁体5と流路7の連通路71との相対位置
つまり開度が変化する。この変化量は、制御手段2に入
力される流量設定信号により決まる。
【0018】そして、制御手段2による流量調整処理お
よびリセット処理を説明する。流量調整処理では、入力
される流量設定信号に応じてステッピングモータ3の駆
動ステップ数を設定し、この駆動ステップ数に基づいて
ステッピングモータ3を駆動することにより、前述のよ
うな動作を行わせて弁体5による開度を調整することを
行う。
【0019】また、リセット処理では、例えば給湯停止
した時や電源をオン・オフした時などを検出して、弁体
5を現在位置から弁開度制御の基準となるゼロ点位置
(全閉リミッタ位置または全開リミッタ位置のいずれか
一方)へ移動させることを行う。このリセット処理時に
おけるステッピングモータ3の駆動ステップ数は、例え
ば全閉リミッタ位置と全開リミッタ位置との間の片道移
動ストローク以上の値に一義的に設定され、この駆動終
了時点でステッピングモータ3が自動停止する。つま
り、リセット処理が起動すると、制御手段2は前記駆動
ステップ数に対応する制御信号をステッピングモータ3
へ出力し、ステッピングモータ3を駆動すると、弁体5
の現在位置がどこであろうとも必ずゼロ点位置を通過す
ることになる。ゼロ点位置に到達すると、機械式リミッ
タ6が軸体4およびステッピングモータ3のロータ34
の回転を強制停止させることになり、弁体5をゼロ点位
置にとどめる。このために、ゼロ点位置に到達してもス
テッピングモータ3の駆動が継続されている場合には未
駆動ステップ数についてステッピングモータ3が脱調す
ることになり、予め設定される駆動ステップ数に対応す
る制御信号が出力され終わると自動停止する。
【0020】以上説明したように、本発明では、リセッ
ト処理において、弁体5の現在位置に関係なく必ずゼロ
点位置を通過させるのに必要な駆動ステップ数でもって
ステッピングモータ3を駆動させておいて、ゼロ点位置
に到達したときに機械式リミッタ6で弁体5を強制停止
させるようにして、それ以後においては未駆動ステップ
数についてステッピングモータ3を脱調させてから自動
停止するように工夫しており、従来例のようにゼロ点位
置への到達を検出して駆動停止させるといった制御を行
わない。つまり、本発明では、ステッピングモータ3の
駆動ステップ数を一義的に設定するだけの制御で済む
他、従来例の電気的または磁気的な位置検出手段に比べ
て安価な機械式リミッタ6を用いるだけで済むので、製
作コストを従来例に比べて削減できるようになる
【0021】図4は本発明の弁制御装置の他の実施例を
示している。この実施例の流量調整弁1Aは機械式リミ
ッタ6Aを内蔵しない一般的なステッピングモータ3A
を利用している。
【0022】この実施例の流量調整弁1Aにおいて図1
の流量調整弁1と異なる構成は、主として軸体4Aがス
テッピングモータ3Aの外部に配置されていることと、
機械式リミッタ6Aがステッピングモータ3Aの外部に
配置されていることである。詳しくは、ステッピングモ
ータ3Aのロータ(図示省略)と一体的に連結されてス
テッピングモータケース31Aから外部へ突出するカッ
プリング10Aを備えており、このカップリング10A
の凹部内周面にスプライン歯101Aが設けられてい
る。軸体4Aは、その上端外周にスプライン歯42A
が、また中間部分外周に雄ねじ41Aがそれぞれ設けら
れており、下端側自由端に弁体5Aが取り付けられてい
る。この軸体4Aの上端の外周スプライン歯42Aがカ
ップリング10Aの内周スプライン歯101Aにセレー
ション嵌合されている。軸体4Aの中間の雄ねじ41A
は、弁ケース11Aに設けられている雌ねじ部111A
に螺合されている。そして、弁ケース11Aのステッピ
ングモータ3A側に、機械式リミッタ6Aが設けられて
いる。この機械式リミッタ6Aは、基本的には上記実施
例のものと同じ構成であるが、ロータ61Aがカップリ
ング10Aの下端側外周に一体形成されている点が上記
実施例のものと異なる。
【0023】さらに、この例では、弁体5Aの上端にフ
ランジ51Aが形成されており、このフランジ51Aが
流路7Aの連通路71Aの壁面に当接して全閉状態にす
るようになっている。この構造では、リセット処理時の
ゼロ点位置を全閉リミッタ位置とする場合において、フ
ランジ51Aが連通路71Aの壁面に対して圧接するこ
とになって食い込むおそれがあるため、この全閉リミッ
タ位置から開側へ動作させるときに動きにくくなりやす
い。そこで、このようなことを考慮して、全閉リミッタ
位置から開側への動作時においてステッピングモータ3
Aへ与える励磁周波数(単位時間当たりのパルス数のこ
と)を、開側から全閉リミッタ位置側への動作時におい
てステッピングモータ3Aへ与える励磁周波数よりも小
さくするようにしている。これはつまり、励磁周波数と
作動トルクとが反比例の関係にあり、ステッピングモー
タ3Aへ与える励磁周波数を小さくすると作動トルクが
大きくなるという特性があることを利用している。具体
的に例えば、開側から全閉リミッタ位置側への動作時に
おいてステッピングモータ3Aへ与える励磁周波数を2
00(PPS)に設定し、全閉リミッタ位置側から開側
への動作時にはステッピングモータ3Aへ与える励磁周
波数を100(PPS)に設定する。
【0024】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ない。例えば、リセット処理により弁体5をゼロ点位置
へ移動させた後で、このゼロ点位置から適宜設定される
待機位置(例えば全閉リミッタ位置と全開リミッタ位置
との中間位置など)へ移動させるようにしてもよい。こ
の待機位置への移動においてステッピングモータ3の駆
動ステップ数は、ゼロ点位置から適宜設定される待機位
置までの移動に必要な値に一義的に設定される。また、
リセット処理時のステッピングモータ3の駆動ステップ
数は、駆動途中での万一の脱調発生を考慮して余裕を持
つように上述の最小限値よりも若干大きく設定するのが
好ましい。さらに、本発明の弁制御装置は例えばバイパ
スミキシング方式の給湯装置のバイパス弁や各種の湯水
混合装置などでの給湯量調整弁や給水量調整弁として用
いることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明では、弁体が全閉リミッタ位置お
よび全開リミッタ位置に到達した時点で機械式リミッタ
を用いて物理的に強制停止させるようにするとともに、
リセット処理時において弁体がどのような開度位置にあ
ろうとも必ずゼロ点位置(全閉リミッタ位置または全開
リミッタ位置のいずれか一方)を通過させるのに必要な
駆動ステップ数でもってステッピングモータを駆動させ
て、ゼロ点位置への到達後には未駆動ステップ数につい
てステッピングモータを脱調させて、自動停止させるよ
うにしている。このように、本発明では、従来のような
ゼロ点位置を検出するための電気的または磁気的な位置
検出手段を用いないようにするとともにこの位置検出手
段からの出力信号に基づいてステッピングモータの駆動
停止を制御することを行なわないようにしているから、
従来例に比べて製作コストを低減できるようになる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁制御装置の一実施例の構成図。
【図2】機械式リミッタの分解斜視図。
【図3】機械式リミッタの動作説明に用いる下面図で、
(a)は全閉リミッタ位置でのロック状態、(b)は全
開リミッタ位置でのロック状態である。
【図4】本発明の弁制御装置の他の実施例の構成図。
【符号の説明】 1 流量調整弁 2 制御手段 3 ステッピングモータ 4 軸体 5 弁体 6 機械式リミッタ 7 流路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−341567(JP,A) 特開 平7−119194(JP,A) 特開 平7−127758(JP,A) 特開 平4−357379(JP,A) 実公 昭63−14140(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自由端に弁体が設けられかつ正逆方向に
    回転させられることに伴い軸方向に進退変位するように
    支持される軸体と、 軸体を正逆方向に回転させるステッピングモータと、 弁体が全閉リミッタ位置または全開リミッタ位置に到達
    したときに前記軸体の回転を物理的に強制停止させる機
    械式リミッタと、 弁体を弁開度制御の基準となるゼロ点位置(全閉リミッ
    タ位置または全開リミッタ位置のいずれか一方)へ移動
    させるリセット処理時に、弁体をその全閉リミッタ位置
    と全開リミッタ位置との間の片道移動ストロークよりも
    長く移動させるようステッピングモータを駆動する制御
    手段とを備え、かつ、 前記機械式リミッタは、前記軸体の外周に同心状に一体
    的に設けられるとともに外周の所要角度範囲に歯が設け
    られるロータと、ロータに対して偏心して配設されると
    ともに外周にロータの歯と間欠的に噛合する間欠歯を有
    しかつロータにより間欠的に回転駆動させられるととも
    に正逆両回転方向のそれぞれ所要角度位置で前記ロータ
    を回転不可能に拘束するゼネバ歯車とからなる、 ことを
    特徴とする弁制御装置。
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